2005-10-01(土) [長年日記]
■ どうも日記のレスポンスが悪いと思ったら
例の「ジャーナリストが謝罪に訪れた人物の本名と写真をブログで晒す」事件のまとめWikiがうちのFarmにできていたという。アクセスログがえらいことになってるし。おら知らねー。というか、とばっちりを受けている第一tDiary.Netのみなさんは、嵐が過ぎるまでしばらくお待ちください。
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■ 三浦半島
かみさんが「海が見たい」というので、一ヶ月点検を済ませたばかりのR1で三浦海岸へ。
先週行ったばかりやんけ! というツッコミがあるかと思うが、実は裏の目的が……。
総務省関東総合通信局
それは、先週見逃したパラボラである。11mと5mってことでサイズこそ小さいが、なかなか個性的なデザインで楽しませてくれる。
というか、パラボラ初体験のかみさんに「かっこいいね」とまで言わせたぜ。だろ? パラボラアンテナってぇのは、鑑賞に堪えうるオブジェなんだよ! みんな、パラボラ鑑賞をまっとうな趣味と認めてくれよ!
2005-10-02(日) [長年日記]
■ エコラン@もてぎ
毎年トップを独走しているスギヤマさん、モーターサイクリストの取材を受けております。今年のマシンもレギュレーションぎりぎり。ン連覇なるか(すでに数える気力もない)。
追記
途中でクラス変更したり参加しなかったりしてるので、「ン連覇」ってほどではないらしい。
で、結果は約20km/L差で惜しくも2位! でも1位も同じチームの長田さんで、スギヤマ・スペシャルパーツを組み込んでいることに変わりはないので、悔しさも半分というところ? ドライバーのミナトさんはマジで悔しそうだったけど。来年リベンジしましょう。
昼食に出るところで、今日のカブイベント(オーバルコースを自分のカブで走れる)に向かうカブ集団とすれ違う。窓から手を振ったけど、我々だと気づいた人たちはいたんだろうか。
で、16:00ごろ帰途に着く。コレクションホールに寄り忘れたのを思い出したのは、常磐道に乗ってからであった……_| ̄|○ それはそうと、首都高3号線って、他の路線より道幅が狭い気がするんだけどどうよ? あそこだけ妙にすり抜けがしづらい。
■ 国勢調査
前回の調査では、調査員と用紙の受け渡しで何度も何度もすれ違いがあり、申し訳ない思いをしたが、今回は用紙受け取りは一発で、提出時の受け渡しも2回目で無事に完了した。
今回から封筒に入れて封をして出せるようになったが、封筒の糊がポストイット状態なのであまり意味がないような気がする。まぁ、いいけどさ。
◆ satot [首都高3号線、狭い気がします。さらに轍が深いのですり抜けするとフラフラしますですよ]
2005-10-03(月) [長年日記]
■ highlightプラグインのルーツはtDiaryではない
昨日おれが遊びほうけている間に、id:naoyaさんがなにやらこそばゆいエントリを書いていたことに今朝になって気づく。このエントリの真の意味は、
- はてなが開発言語をPerlからRubyに変更する
- id:naoyaさんがtDiaryの開発に加わる
のいずれかでしょう(誇大妄想)。
それはさておき、「該当部分のタイトルの背景が黄色になる」機能はtDiaryのhighlightプラグインだが、発明の栄誉はきちんと発明者に行くべきだと思うので、解説しつつTrackBackしておこう。
開発の経緯は、tDiary-users wikiのFAQにある(文末のあたり)。発明者はtDiaryとは無関係のあづみさんで、もう4年も前の出来ごと。Web日記文化から必然的に生まれる不満を解消する、秀逸なアイデアである。
それから色が黄色なのはtDiary-devel MLの該当スレッドを見ればわかるように、なおこさんのアイデアで、元ネタはGoogleのキャッシュ機能。ラインマーカーの色使いからのインスパイアだと思うが、目立ちつつ邪魔にならない良い選択だと思う。
■ レフティマウス、入手できず
先日書いた、コクヨの左利き専用マウス、今日が発売日ということで、鼻息も荒く町田のヨドバシに寄ったのだが。ない。そもそもコクヨの製品がない。
店員に聞いたら、詳しそうな人にいろいろ聞いてまわったあげく「発売は確かに今日なんですが、まだ入荷してません」という、得体の知れない回答。やい、コクヨ! ロゴを改悪してる暇があったら流通をなんとかしろよ!(以前のロゴのほうが絶対にいいよな)
で、「水曜に入荷するかも知れません。もしかすると金曜かも」というファジーなお告げもいただいたので、水曜に再チャレンジの予定。
にしても、町田ヨドバシって大きいわりにはけっこう品揃え悪いよな。例えば、われら「スイバル式以外のデジカメは認めん派」の希望の星(というか常時市場に1機種しかない細々と続くスイバル系譜の末裔)であるCOOLPIX S4が置いてない。新製品なのに。
◆ yoosee [Script-Fu で自動生成できそうなデザインだ... > KOKUYO]
◆ 風晶 [左利きマウスとか、左右スクロールマウスとかみんな騒いだりしてますがなぜ http://www.logicool.co..]
◆ ただただし [左右対称の製品などマウスでも珍しくありません。「左利き専用製品が欲しい」という話の流れで、ユニバーサルデザインのトラ..]
◆ wtnabe [左利き専用ってやっぱ欲しくなるんですか? 私は右利きですが、右手で使うことが前提になっている形のマウスとか気持ち悪..]
◆ TrackBack [http://sho.tdiary.net/20051006.html#p02 ただのにっき レフティマウス、まだ入..]
◆ coke [ロジクール、左利き用の多機能レーザーコードレスマウス http://www.rbbtoday.com/news/20..]
2005-10-04(火) [長年日記]
■ ディアスポラ (ハヤカワ文庫 SF)(グレッグ・イーガン)
読んでる最中、ずーっと「試されてる」という感じが抜けず。何を試されてるかというと、理系度というか、「おまえ、本当に物理専攻だったんか」と問われているような。すみません、数学は落ちこぼれでした(大汗)。
解説で本書で一番難解なのは出だしの部分と書かれているが、大嘘である。日ごろからコンピュータに接していれば、理屈はわからなくてもイメージするのはチョロいっしょ? この、ソフトウェアが自我を確立するまでの過程の事細かな描写で、まずグイっと引き込まれる(か、人によっては投げ出すだろう)。が、そのあとに延々と続く、5次元とか6次元とか12次元とか無限次元とかの幾何学を文字だけで語るにおいては、もう、どうにもついていけん。マニアックすぎる。傑作中篇だった「ワンの絨毯」とか、ワームホールとたんぱく質の類似性とか、トランスミューターの遺物とか、個々のアイデアはメチャメチャ面白いんだけど。
そう、この本、小説としての体をなしてないんじゃないか。SFらしい壮大なストーリーはあるんだけど(終盤の猛烈なスピード感はすごい!)、イーガンはそこにはぜんぜん重きを置いていないような気がする。各章は基本的に独立していて、それぞれが長編一本分のアイデアをぶち込んだイーガンの実験室だ。読者は章が変わるたびにまったく違う舞台装置に放り込まれる。小説を読んでいるというよりは、ゲームをプレイしているという感覚が近い。
というわけで、「SFやっててよかったよ〜」と心底思えるヨロコビはある。そういう意味では五つ星。でも、小説としてどうよという疑問はぬぐいきれないし、当然ながら、こんなに読み手を選ぶ本を、人様にオススメできるわけがない。わかったふりをして絶賛する気には(まだ)なれない。自分の責任においてのみ、手に取るべき本である。
■ tDiary: リファラの検索キーワードをはてなブックマークのタグ一覧ぽく見せるプラグイン
わはは、ウケた。スタイルシートもちゃんとadd_headerで挿入してるところとか、芸が細かい。
2005-10-05(水) [長年日記]
■ Sleipnir2 RC1
RC1が出たので、Sleipnir2を常用することにした。とは言うものの、まだ1.66からの未実装機能が山ほどあるのに、これでRelease Candidateとか言っていいのだろうか?
つーかおれ、「お気に入り」の主要な用途がBookmarklet実行なんだけど、メニュー項目にニモニックが付かないから使い勝手がかなり悪化だ。実装予定みたいだけど。
■ linkcheckフィルタを入れ忘れた
自分の日記だけ2.1系に移行してからいろいろポカが出ているわけだが、言及リンクのないTrackBackをはじくlinkcheckフィルタを入れ忘れていたことにいまごろ気づいた。というのも、いつの間にかTrackBack spamが記録されていたからなんだが(おれは言及リンクのないTrackBackは無条件でspam呼ばわりしている←エチケットペーパー)。
というか、そもそもTrackBack受信のお知らせメールが来ないじゃないか。→要調査。
で、面白かったのが、新しくなったフローマップに、そのスパマーの活動成果がきっちり記録されていたことである。記念にキャプチャしておいた。トラフィックの流入がこうして視覚化されると、実に面白いねぇ。
追記
TrackBack受信でツッコミメールが流れないのは、2.1.3付属のtb-showプラグインのバグ。正確にはcomment_mail-*プラグインの機能アップとの合わせ技。修正。
■ 第4回ドコモ・モバイル・サイエンス賞
優秀賞、増井俊之。わー、すげー。こんどおごってもらわなきゃ!
携帯端末での文字入力インタフェースに予測入力手法を取り入れ入力の簡易化・高速化をはかり、またメールを利用したオープンな簡易メーリングリストシステムを構築した。
ってことは、POBoxとQuickMLが対象なわけだ。うむ。納得。
2005-10-06(木) [長年日記]
■ Slepinir 2.00カスタマイズまとめ
うわ、めちゃめちゃ嬉しい情報だ。この中の半分くらいは採用だな。特に無駄にデカいツールバーのアイコンと邪魔なテキスト、タスクバーのセキュリティ関連アイコンの不足は不満が大きかったので助かった。これでずいぶん操作性が改善されたよ。注意点として、user.iniはSleipnirが終了時に上書きしてしまうので、起動中に書き換えても無駄。
ついでに色気を出して、メニューの「お気に入り」のニモニックが「A」に変更されていたのを「B」に戻そうと思い、\resources\languages\japanese\default\MainMenu.xmlを編集したけど、反映されない。何が足りないんだろう。
■ レフティマウス、まだ入手できず
水曜に再チャレンジと書いたが、昨日行ったらまだ入荷してなかった。というか、「入荷フラグは立ってるんですがまだ倉庫にあるようで」とかわけわからん説明すな! >ヨドバシ 仕方がないので、入ったら連絡をもらえるようにして店を出た。やれやれ。果たして今週中に入手できるのやら。
ところで、ツッコミで左利き専用ってやっぱ欲しくなるんですか?という質問があったが、もちろんである。考えてもみてほしい。wtnabeさんは実際に右利き専用のマウスを使ってみて、自分には合わないという判断をしたわけだが、左利きの人にはそのチャンスすらないのである。存在しないものを試すことはできない。右利きの人は、自分がどんなに恵まれているか、よく覚えておいて欲しい。
そもそも、国内メーカーがある程度複雑な機械製品で左利き専用版を販売したケースはほとんどないのだ。記憶を遡っても、京セラが銀塩カメラ「SAMURAI」で左利き専用を出していたのが思い浮かぶくらい(1989年という太古の昔)。あとは、時おり左竜頭の腕時計が出たりする(そしてすぐに市場から消える)程度。
マウスだと輸入品のVertical Mouseなんてモノがたぶん現行製品だけど、さすがにこれはイロモノだよなぁ。左右対称のユニバーサルデザインも増えてきたけど、マウスにおいてはハイエンド機種はほぼ必ず右利き専用というひどい状況が続いている。今回のレフティマウスはハイエンドではないけれど、極めて貴重な左利き専用品ということで、注目しないわけにはいかないのだ。
ちなみに、おれは人に自分のハサミを貸して、その人が戸惑う顔を見るのが大好きである。貸し出すハサミはもちろん、PLUSの165Lである。はなはだ性格が悪い。
■ ddo.jpのIPアドレス登録が失敗する件の犯人はrun-parts
およそ1ヵ月前に、ddo.jpのドメインが抹消された話を書いたが、また抹消されそうになった(今回はちゃんと警告のメールが来たので事なきを得たが)。
毎時cronで更新してるはずなのに、なんでかなぁ……と思ってイロイロ調べてみたら、更新スクリプト自体がまったく実行されていないことが判明。ちなみに、cron.hourlyディレクトリにスクリプトを突っ込んで、crontab上ではrun-partsコマンドにディレクトリを指定してある。
同じディレクトリに入ってる他のスクリプトは実行されているし、それらとパーミッションは同じだ。違いがあるとすれば、ファイル名に「.(ピリオド)」が含まれているくらい……? じゃあ、ってんで、ピリオドを削ってみたら動きやんの。
ちなみに犯人はrun-parts。manにはこう書いてあった:
If the --lsbsysinit option is not given then the names must consist entirely of upper and lower case letters, digits, underscores, and hyphens.
ひでぇ仕様だなぁ、おい。
■ 「レフティマウス」使用レポート
別件でヨドバシに寄ったら、ばっちり売り場に並んでましたよ。もちろん、連絡なんてありゃしません。今回の一連の対応からして、ヨドバシ不信は最高潮だな。いま持ってるポイントを使い切ったら、新横浜のビックカメラに乗り換えるぞ、マジで。
それはさておき、さっそくつなぎました。PCの電源入れました。光りました(!)。あー、びっくりした。ホイール部分がオレンジ色に光っております。周囲から光が漏れて、なにげに安っぽいです。よせばいいのに……。
質感や手触りなどは、普通の3000円相当のマウスと変わらずで値段相応。ただ、親指がかかる部分はマットな材質になっていて、なでるとちょっと気持ちいい。これは左利き専用機でないと実現できなかった部分なのでGood。
おれは指が長いのでもうちょっと大きかったらジャストフィットなのだが、それでも想像していたほど違和感はない。「左利き専用」としての使い勝手は、もうちょっと使い込んでみないとわからないかな。感度の調整もまだしっくりこないし。つーか、Webブラウジング程度でわかったつもりにはなるまい。ゲームで敵を倒しまくって初めてその真価がわかろうというものだ(そうか?)。今週末のQuake大会に持ち込むぜ。
笑っちゃったのが、デフォルトで左右のボタンが入れ替わっていること。当然、以前のマウスでボタンを入れ替えて使っていた人はコンパネで設定を解除しなければならないのだが、ここは喜ぶべきところだろう。よくぞやってくれた。でも、ここまでやるなら、CD-ROMを添付して、左右逆転したマウスカーソルを入れるべきだと思うが、どうか。聞くところによるとLogitechのマウスには反転カーソルが付属しているらしいよ。おれは自作してるからいいけど。
というわけで、使い込んでからじゃないとマウスとしての評価はできないけど、現時点では満足。「ここに左利き専用の道具があるというヨロコビ」は、何物にも変えがたい。つーか、これで念願のマウスの左利きシフトが完成である。不満があろうはずがない。
※「マウスの左利きシフト」とは!?
- 左利き専用マウスを
- キーボードの左側に置き
- カーソルが右上を向いている状態のこと
◆ おでん田中 [「お気に入り」で grep してみたところ、何箇所か見つかりました。 \resources\languages\ja..]
◆ ただただし [ありゃ。ホントだ。なんでdefaultじゃないんだ〜 ありがとうございました。]
◆ にじむ [ひかってる!! 私は今日も電気屋には行けなさそうです。こうなったらレポを読んでから買う買わないを決めます(笑)]
◆ TrackBack [http://www.goinkyo.jp/isaoa/archives/2005/10/06-233517.php..]
◆ TrackBack [http://bm.que.ne.jp/log/20051018.html#p01 Mint Julep [mono..]
◆ TrackBack [http://oden-t.no-ip.org/tdiary/?date=20060310#p03 odenの裏日記..]
2005-10-07(金) [長年日記]
■ 電磁誘導の充電器って別に珍しくないよな
ケーブルレスで複数機器に充電できるSplashpower(PC Watch)
以前使ってたPHSは電磁誘導だったし(今はどうだか知らないが)、いま使ってる電動歯ブラシだってそうだ。Splashpowerがこれらと違うのは、汎用なことと、多少のインテリジェント? だとしたらレシーバー1000円、充電パッドが3000円ってぇのは、ぼったくりじゃねぇの? 少なくともこの記事は持ち上げすぎだろー。
関係ないけど、かみさんがCEATECに行ってきたはずなのに、何の土産話も聞いてないことを思い出した。
■ 日本オンライン・コミュニティ協会はどこへ
長年日記を読んでいたら、2年前の今日、日本オンライン・コミュニティ協会発足、という記事があった。でも、発足直後からまったくなんの活動もしていないようだ。blogも更新されてないし。
archive.orgによると、1年くらいは微妙な更新をしていたようだが……。これ、会費払っちゃったりした気の毒な企業とか、あるんだろうか。
■ ヨドバシだめだめ
わざわざ予約注文をしていたにもかかわらず、連絡も入れずに店頭に商品(レフティマウス)を並べていたヨドバシ町田店だが、なんと今朝になってから呑気に入荷の連絡をよこした(留守電に対応させてしまったのが悔やまれる)。昨日、レジで予約票を出して、「なんで連絡くれないんですか」とネチネチ苦情を言ったのに、まったく伝達されてねぇ。
つーか、予約客を後回しって、どういう神経だ。ポイント使い切ったら、火急の用件でもない限り、二度と使わねーっ。
2005-10-08(土) [長年日記]
■ マウスに紅茶飲ませた……
もちろん買ったばかりのレフティマウス(やっとAmazonに出た)。ヨドバシを罵った罰か_| ̄|○
それにしてもこのメッセージはひどいな >Windows 日本語になってねぇぞ。
■ 二代目
二代目は精悍な黒。ちなみに黒のホイールに使われているのは青色LEDで、光の漏れも少ないので、白にこだわりがあるのでない限り、買うなら黒をオススメする。
で、先代も分解してきれいに拭いたら、復活してしまった。寿命は縮んだと思うが、こっちは会社で使おう。
■ Google Reader
ちょこっと使ってみた。OPMLを読んでくれるので、FEEDBRINGERのデータをすぐにインポートできた。でも、個々のfeedの登録方法はちょっと(というかかなり)わかりづらい。どうもAutoDiscoveryにも対応してないっぽいし。
JavaScriptの使い方は、さすが一日の長がある。キーアサインはGmailを踏襲していて覚えやすい。FEEDBRINGERもこれくらい使い勝手がよければなぁ。
feed単位のタグ(Google用語ではlabel)付けもGoogle文化を踏襲。これはいいよなぁ。OPMLが階層構造になっている場合、その親要素のテキストがlabelとして扱われるようだ(とすると、exportは困難か?)。階層構造とかジャンル分けとか、旧態依然の分類方法しか思いつかないサービスはちょっと見習って欲しいよね。
完全にitem単位でずらっと並ぶのにはちょっと驚き。feed単位にもはや意味はない。いわゆるblogばかりが対象ならこれもありだが、ニュースのfeedからタイトルだけ流し読みしたい場合には面倒だ。このデザインには一長一短がある。
全体的に、操作がわかりにくいところがあって、ちょっとGoogleらしからぬ感じ。たぶん考え方が従来のRSS Readerと違いすぎるせいだとは思うけど。ソートが新しい順だとか、おれの使い方には合わないかなぁ。つーか、これ以上Googleに依存するのはヤバいので使わない方向で(笑)。
2005-10-09(日) [長年日記]
■ Quake部
ン年かぶりに、職場の連中と集まって、Quake部活動。今回は総計6人(houkou、small、fever7、okafumi、suzune、sho)。QuakeIIIすら過去のゲームというこの時代に、いまだに1st Quakeで遊ぶ我々。まぁ、1stガンダムみたいなもんですから(←?)。
今回からhoukouに機材を借りるのはやめて(といいつつUSBキーボードは借り物だが)、自前のノートに外付けマウス&キーボードという装備に。昔のゲームなので、これでもぜんぜん余裕のスペックである。いい時代になったものだ。
ただ、結果はもう、散々で。相変わらずkill数はトップクラスなんだが、killedも盛大に多い。おかげでバカ面ばかりが好成績に。それより、okafumiが腕を上げていてイヤになる。あんまり付け上がらせちゃいかんな。
■ FEEDBRINGERのUIが改善
8/31に「FEEDBRINGERは画面の使い方が富豪」という記事を書いたが、そこで取り上げた画面デザインの無駄が、今日のメンテで解消されたようだ。すばらしい! まるで開発陣がこの日記を読んでいるかのようである(読んでるんだろうけど)。
これで、横に長いpre要素で構成されたサイト(「バカが往く」とか)を読むときに、横スクロールしなくてよくなったよ。嬉しいなぁ。そういえばGoogle Readerで「バカが往く」を読むと、全文1行になっちゃってすごいことになってたな。
あとは、キーボードからの操作性がよくなれば、カンペキだなー。
2005-10-10(月) [長年日記]
■ 雨の3連休
せっかくの3連休なのに雨ばかりで、バイクにぜんぜん乗れなかった。まぁ、雨でも乗っていいんだけどさ。
仕方がないので、こま犬ライブラリの、手書きのHTMLで作成されていた旧コンテンツをtDiary上に移す作業をした。今日は神奈川県。機械的にできるかと思ったけど、けっこう作成年代によってフォーマットが違うので、ちまちまと手作業になってしまった。
旧コンテンツは検索もできないし、コメントもTrackBackも受けられないので、とっとと移行しなきゃいけないんだが、まだまだ残ってるなぁ。それにしても古い神社はデジカメがショボい頃なので、写真が実に粗くて小さい(なんとQV-10で撮った写真まである!)。撮りなおしに行きたいなー、こりゃ。
■ category_to_tagプラグイン
百式経由で、Tagyuを知る。MM/Memoでも自動抽出タグは便利に使っているので、日本語が通れば便利だろうなぁ。WebサービスなAPIもあるようだし。つーか、MM/Memoのタグ抽出もAPIになってればいいのに(とかいう)。
もっとも、自動抽出されたようなタグばかり使っていてはいかんとは思うが。未来の自分が思わず「ハッ」とするような、いかれたタグをつけるようにしたいものである(→参考: 大事なのは三ゲッター)。そして自分でも使い道のないタグがゴロゴロする罠。
そんなことが書きたいのではなかった。「カテゴリ」とか「ジャンル」とか、旧世代分類手法は大嫌いなおれではあるが、タギングなら許容できる。たとえ両者の違いが紙一重であろうとも。だから、tDiaryのcategoryプラグインには可能な限り近づかないようにしていたのだが、タギングに応用できるなら使うのもやぶさかではない。
……というわけで、users:category_to_tag.rbなるものを作ってみた。title_procやsubtitle_procを使っているので、対象は2.1系以降。この手のプラグインにしては画期的な、日記/BlogKit両モードで利用可能。tDiary.orgにも使ってみたよ。カテゴリの表示方法を変えただけじゃんか、というツッコミはなしである。これは、使う側の「意識」を変えるプラグインなのだ。
◆ TrackBack [http://diary.yuco.net/20051011.html#p01 diary.yuco.net [tD..]
◆ TrackBack [http://tdiary.ishinao.net/20051011.html#p01 いしなお! [MM][タグ]..]
◆ TrackBack [http://sho.tdiary.net/20051011.html#p03 ただのにっき tDiary: cat..]
◆ TrackBack [http://tnat.net/diary/20051011.html#p01 Kosaka Diary [tDia..]
◆ TrackBack [http://www.u-1.net/t/20051013.html#p03 今日も今日とて category_to..]
◆ TrackBack [http://generative.info/daily/20051016.html generative.info..]
2005-10-11(火) [長年日記]
■ るびま0010号
とりあえず軽めの記事だけ読んだ。次号が出るまでに全部読めるだろうか……。
ebanさんのインタビュー、いい意味で投げやりっぽいのがいいなぁ。これくらいクールじゃないと、物事は長続きしないんじゃないかね。
■ これからどんどん訃報を目にすることになる
「history.comでなんでもコマンドラインから派」だったおれは、FDに限らずビジュアルなファイラーはほとんど使ってなかったから(どうしても必要なときはVzでやってたような)、出射さん個人にはあまり思い入れはない。しかし、「ついに始まったか」的なショックはある。
おれが「パソ通」やってた頃は20代前半だったから、当時すでに"フリーウェア"活動をしていた人たちはもうちょっと上の世代だとすると、今はもう、そろそろ50〜60代にさしかかろうというところだろう。平均寿命が70〜80歳とはいえ、この世代からも亡くなる人が出始める。これからどんどん、DOS時代に一世を風靡した人たちが逝去しはじめるはずだ。もちろんおれも、だんだんそのあたりに足を突っ込み始めるわけで。へこむなぁ。
でもまぁ、そんなとき、出射さんのように「××の○○さん」という呼ばれ方をされるのであれば、いちおう満足ではあるかな。いま死ねば「tDiaryのたださん」と呼んでもらえるのは間違いないだろうが、10年後、20年後にもそう呼んでもらえる保証はない。もうちょっと何か作らないとな。
■ category_to_tagプラグイン(2)
昨日の続き。
こういうプラグインがすぐに書けるのも、categoryプラグインが単純なカテゴライズ用ではなく、複数のラベルを付ける仕様(まさしくタギング)になっていたことが大きい。リスペクトは忘れないようにしないとな。以前にも書いたが、Hikiにもタギングの機能があったし、ずっと前からこの手の実装はあったのだ。Ajaxと同じで、名前が付いたというだけの話である。
yucoさんが指摘しているように、日記の場合はその日の最後にタグがまとめられてしまうので、セクションの意味が失われてしまう。現仕様だと、BlogKitの方が使いやすい。users:2.1系開発項目にある、section_enter_procとsection_leave_procを実装すればセクション単位にいろいろ埋め込めるようにはなるんだけど、これだけのためにフックを増やすのもなぁ。他の使い道のアイデアがあればすぐ実装するかも。
あと、TrackBackでカテゴリ指定文字列が送られてしまうのは、どっちかというとtb-sendプラグインの手抜きだったので、そっちで直しておいた。
自動タグ抽出APIについてはishinaoさんから反応。でもそのAPIだと、すでに公開されているテキストしか対象にできないんだよね。TagyuのAPIは、URLだけじゃなくテキストも与えられる(それもRESTなGETで!)という大胆仕様なので、編集中のエントリをその場で解析させられる可能性がある。こうじゃないと、ウェブログ向けのタグ抽出には使いづらい(まぁ、それっぽいゲイトウェイを書けばいいんだが)。
追記
TrackBackしてから20分で実装されてしまった_| ̄|○
これを利用するにはAjax使わないといけないんだよな。誰か書いてケロ。
2005-10-12(水) [長年日記]
■ Last.fm
Last.fmから、「あんた、友だちリストに加えられたよ!」というメールが来てビビる。最近はもう、ぜんぜん使ってないのになー(笑)。
せっかくなので(お返しにリストに加えてから)、最新のクライアントを入れてみたら、いつのまにかProxyに対応していたよ。おぉ、これは使えるかも!? ……と思って適当なstationを選択してみたけど、ずーっと
Connecting to station, please wait...
と言ったきりだんまりに。うーん、昼休みはウチのネットワーク自体が異常に重いとはいえ、やっぱりダメじゃん? >Last.fm
■ とりあえずMicrosoftの中の人に読んで欲しい
Jakob Nielsen博士のAlertboxから2005年 ウェブ・デザインの間違いトップ10。
フォントに関する問題点が、2位に約2倍の差をつけて圧倒的勝利となった。投票してくれた人の約2/3は、フォントサイズが小さいことやフォントサイズが固定になっていることに不満を漏らした。約1/3は、テキストと背景とのコントラストが弱い点を不満とした。
このことを知った上で、まだ字を小さくしたがるデザイナや、それを許可するマネージャは、もはやどこかがおかしいとしか言いようがない。とりあえず、好むと好まざるとにかかわらず読む機会の多い、Microsoftのサイトは真っ先に改善して欲しいよな。ページよっては、ゴマ粒くらいの字になってるし。いったいどんな環境で作ってるんだ、あいつら。
あとIBMも小さめだよなー。developerWorksは、いつも120%くらいに拡大して読んでるよ、おれ(←老眼?)。
追記
ウェブログはさ、もうRSSでしか読まないと決めれば、どんな腐ったデザインでもいいんだもう……と思っていたら大間違い! なんとMicrosoftの日本のセキュリティチームのBlogは、feedの中まで字が小さい!! 呆れたことに、FONTタグ使ってるよ。あんたらアホかいっ。
■ Sleipnir 2.0正式版
ありゃ。出てしまった。うーん、もっと完成度を上げてくると思ってたのになー。
とりあえず入れてみたが、以前取り上げたカスタマイズのうち、ツールバーのサイズ変更が効かなくなってる。以前は以下のようになっていたuser.iniを:
[ToolBarButtonManager] ToolBarButtonSize="24"
以下のようにとすれば良かったものが:
[ToolBarButtonManager] ToolBarButtonSize="16"
今度は項目が増えてこんな感じになっていたので:
[ToolBarButtonManager] ToolBarButtonSize="16" ToolBarButtonWidth="24" ToolBarButtonHeight="24"
以下のようにしてみたが、ボタンがデカいままだった:
[ToolBarButtonManager] ToolBarButtonSize="16" ToolBarButtonWidth="16" ToolBarButtonHeight="16"
困ったな。もっとも、すでに開いているページのURLがクリップボードに入ってきてもダブって開くようなことがなくなったので(おれがバグレポートしたので直ったと思われ)、とりあえずこっちを使うが。
■ category_to_tagプラグイン(3)
さらに昨日の続き。
思いのほか使ってみたという人がいたので、セクション単位にタグ情報を出せるよう、section_enter_procとsection_leave_procを本体に実装してみた(2.1.3.20051012)。ついでに対応版のcategory_to_tagはcontribパッケージに入れてしまった。
これで日記モードでも正しい位置にタグリストが出るようになったはずである。おれも今日からタグを打ってみることにした。
それにしても、TDiary::Pluginクラスに「hoge_proc」が増えすぎて、ソースが汚い。似たようなコードなんだからまとめて定義できないもんかなぁ。それぞれ、ちょっとずつ引数が違っていたりするからなー。
■ rbl.bulkfeeds.jpを利用したspamフィルタ
ブックマーク上でさりげなくつぶやいておくと、誰かがそれをリストアップしてくれて、それを見た人が実装してくれるという。なんという素晴らしい連係プレイでありましょうか。
つーわけで、とりあえずcontribに入れましょうや >えろぺおさん
■ section_enter_procの使い道
category_to_tagプラグインのためだけにあるフックというのも癪にさわるので、他にもっと使い道がないのか考えてみる。
最初、Google AdSenseのセクションターゲットにいいじゃん、と思ったのだが、こんなのはセクション単位にする必然性はないので、body_enter_procを使えばいいだけなのであった。せっかくなので対応しておいた。
他には、RSSの各itemの末尾に「ツッコミを入れる」のリンクを付け加えるのはどうだろうと思った。これは名案。RSS経由の読者はおそらく、ツッコミのモチベーションが下がっているはずなので、誘導はあった方がいい(かも知れない)。そう思っていじり始めたが、RSS生成時にはsection_enter_procが呼ばれない作りになっていたのだった……。うーむ、考え直さねば。
◆ kayakaya [Slepinir -> Sleipnirですね(^^;)。]
◆ ただただし [あひゃ。直します。]
◆ TrackBack [http://sho.tdiary.net/20051013.html#p01 ただのにっき category_to..]
◆ TrackBack [http://taka.no32.tk/diary/20051013.html#p09 32nd diary [Di..]
◆ TrackBack [http://taka.no32.tk/diary/20051015.html#p03 32nd diary [Di..]
◆ TrackBack [http://sho.tdiary.net/20051207.html#p01 ただのにっき RSSに「ツッコミを入..]
2005-10-13(木) [長年日記]
■ category_to_tagプラグイン(4)
TrackBackでツッコミも来ているが、RSSのtitleにタグが含まれちゃうんだな。他の人のfeedを見ていても気にならなかったのは、ラベルが短くて数が少なかったせいか。おれみたいに長いのをたくさんつけると、とたんに目立つと。
これはmakerss.rbの方で対処すべきなんだが、昨日書いたようにちょっと問題があるので悩むところ。ただ、現状のRSSにもタグ(カテゴリ)はすでにdc:subject要素に含まれているので、category_to_tag.rbを使っているかどうかに関係なく、ばっさり削除しちゃっていいシロモノではある。
ということで、とりあえず応急処置的にタグ(カテゴリ)指定は削る方向でmakerss.rbを修正。ついでにmy-ex.rbが付け加えるtitle要素からも削除。さらに、BlogKitのwhatsnew-list.rbがdc:subjectをサポートしていなかったので対応。
■ WikiばなVol.5
もう明後日だけど、まだ定員に達してないのか。でもまぁ、30人前後が適正人数という気がするので、これくらいがいいかもなー。今回のポジションペーパーはフォーマットを決められてしまったので、遊びはなしです(笑)。
問題は懇親会だ。まだ禁酒中で食事制限つきなので、ふつーの宴会は食うもんがないんだよなぁ。
◆ にじむ [宴会ですが、たださんの分はコースを頼まないという選択肢ではいかがでしょうか。たださんに懇親会も出ていただけるのでした..]
◆ ただただし [うーん、そこまで言われたら参加しないわけにはいかないですね(笑)]
◆ にじむ [飲み放題分だけは注文してくれ、とのことですが、料理は別注文でOK取れました〜。こんな感じですが、大丈夫でしょうか? ..]
◆ ただただし [最近の居酒屋はヘルシー系メニューもあるので、たぶん大丈夫でしょう。ありがとうございました、参加します:-)]
◆ TrackBack [http://generative.info/daily/20051016.html generative.info..]
◆ mtakeshi [category_to_tagプラグインですが、携帯端末からみるとi.category.rhtmlが無いためにエラー..]
2005-10-14(金) [長年日記]
■ ruby-devのselector namespace動議を読んで
「前田さん、まつもとさんがいない間にクーデターか!」と思ったが(←かなり誇張)、前田さんも渡米してるんだっけ?
最近みんな、どこにいてもonlineだから困るよ。いや、困りはしないけど。
■ 久々にハンドアックスを投げる
毎年恒例、11月上旬に青山のウェルカムプラザでカブをいっぱい集めるイベント「カフェカブミーティング」が、カブMLでアナウンスされた。今年から参加車両からモンキーなどの派生車種を排除して、純粋にカブのイベントにしたらしいのだが、排除された車両に郵政カブが含まれている。あれは立派なカブの仲間のはずなので、カブ乗りなら誰もが首を傾げるところだ。
で、アナウンスをsupercub.netに掲載したら、案の定、妙なコメントが次々とつき始めた。どれもこれも、情報源に問いたださない、単なる妄想の羅列である。誰も事務局に直接聞こうっていうMD(郵政カブのこと)乗りはいねぇのか?
こういうムラ社会的状況は、我慢がならねぇ。事務局のAQUAさんは知人だし、きっと裏事情があるに違いないが、MD乗りの友人だって大勢いる。白黒はっきりつけてもらおうじゃねぇの。
……ということで、MLで公開質問という名のハンドアックスを投げてみた。さて、どうなるかな〜(←ただの燃料投下?)。
2005-10-15(土) [長年日記]
■ WikiばなVol.5@高縄高輪福祉会館
前回、前々回と不参加だったので、ひさびさのWikiばなだ。もっとも最近は、チーム仕事じゃなくなったこともあって職場では使ってないんだけど。以下、セッション中に取ったメモ。時間がたつと意味不明になると思うが:
- Wikiは「引越し」に合う(→明確なミッションがあると盛り上がる)
- Wiki利用スキルによって使える機能や見栄えが変わるWikiはどうか(参入障壁を下げるため)
- タブレットで使えるWiki端末。NDS用ゲームとして
- 小人さんはモヒカン族だ
- モヒカン向けページとムラ人向けページ
- ページを書き換えるときは証拠の残らないメディアを使って相談せよ(炎上防止)
- Wiki記法の話はもういいよ。Wiki記法イコール悪
小人さんのオーソリティ(って何)にされてしまった。
■ WikiばなVol.5懇親会
- 『インターフェイスの街角』にサインをせしめる
- テーブルの隅に偶然左利きが4人固まる
- レフティマウスはブラックに限る
- AsOさんとは15年ぶりくらいの再会(?)
- otsuneさん衝撃の青春時代
- 親の世代にPCを使わせるには
◆ otsune [s/高縄/高輪/]
◆ wtnabe [一点だけ。Wiki記法イコール悪というのは、記法の存在は常に悪であり、多くの Wiki は悪を内包している(必要悪?..]
◆ ただただし [前者です。この期に及んでWikiを使えない人をも(コラボレーションの場に)引き込むには、完全なWYSIWYGか、まっ..]
◆ i [記法が悪いんじゃなくて、記法を押し付ける人がウザいだけでしょ]
◆ ただただし [なんで「押し付ける」なんて発想をするのかなー。初めてWikiに触れる人が、編集しようと思って開いたテキストに高度な記..]
◆ wtnabe [http://demo.wikiwyg.net/wikiwyg/demo/standalone/ なんかがうまく組み..]
2005-10-16(日) [長年日記]
■ RubyConf2005
サンディエゴで開催中(ということくらいしか知らない)RubyConf2005だが、今年はmputさんが日記で、セッションのリアルタイム(?)実況翻訳をしてくれている(15日分から始まってまだ続いている)。Great Job!
英語の講演を技術的内容を理解しながら、(通訳のプロでもないのに)同時翻訳するなんて、よほど頭の回転が速くないとできない作業だ。想像するだけで気が遠くなる。めちゃめちゃ面白いし、読んでるだけでも会場の雰囲気が伝わってきてエキサイトしてしまう。あと1日がんばって!
■ Slepinirの検索バーがFenrir & Co.のアフィリエイトID込みになっている件
なんか、問題になっているようだ。騒ぐほどのことではないと思うが、わざわざ隠すほどのことでもないわけで、最初から明らかにしておけばなんの問題もなかっただろう。
Sleipnirを無償で提供し続けるためには、あらゆるところから収入を得なければいけないわけで、企業として当然の行動だと思う。アマゾンギフトは用途無制限の現金じゃないけど、IT系企業としてはエレクトロニクスが買えるのが大きいよなぁ。
……なんて考えていたら、tDiary 2.1系に入れた新しいamazon.rbは、デフォルトでおれのアソシエイトIDが入るようになっていることを思い出した。どしぇ〜。
いや、実はだな、最初はアソシエイトIDを省略して実装してみたんだが、なんとエラーになるんだよ、Amazon ECSが。ので、無指定の場合は手近にあったおれのIDが入るようになっている、と。単なるエラー回避策であって、まったく他意はない。まぁ、隠すほどのことでもないから、ドキュメントと設定画面には書いておこう。
2005-10-17(月) [長年日記]
■ 実は夏休み
会社からは2日間、夏休み用の特別休日が与えられていて、好きな日にとっていいことになってるんだが、なかなかチャンスがなくて消化締め切りギリギリになってしまった。というわけで、実は金曜から4連休なのだが。
雨ばっかりで(Wikiばなを除いて)どこにも行けなかったよ〜。むかー。
まぁ、遊びに行かないなら行かないで、溜まってる趣味の作業を進められるのだが。とりあえず、supercub.netのtDiaryを開発版にあげた。でもWikiばな懇親会でotsuneさんからじきじきに受けた「ML検索がエラーになる」という指摘はまだ直してない(←優先順位付けが間違ってる)。
■ Videntity.orgのために新しいID作っちゃダメだよ
なんか、ここ数日で急にOpenIDの話を目にするようになったなぁ。ここギコ!が震源か? tDiary界隈だとyucoさんからKosaka Diary? せっかくなのでTech総研でネタにさせてもらった。
でもみんな、わざわざVidentity.org上でアカウントを取ってたら、OpenIDの意味がないじゃん(といいつ、おれも勢いでうっかり取得してしまったのだが)。最近はTypeKeyのID持ってる人も多い(MM/Memoユーザは確実に持ってる)んだから、Videntity.orgもそっちを使って認証させないとOpenIDの面白みがわからないぞ。
ということで、おれはTypeKeyのOpenID認証を使ってVidentity.orgのページを作り直した。参考文献はUse TypeKey as your OpenID server(英語)。この日記のHTMLヘッダを見れば何をしてるかわかる。というか、汎用のOpenIDプラグインを作るべきだね。今夜中にやろう。
追記
contrib/pluginに、openidプラグインを追加。知ってるOpenID認証サービスがTypeKeyとVidentityしかないから選択肢がその2つしかないけど、他にあったら教えてください。追加します。まぁ、任意のサービスも追加できるようにすべきだけど、まぁいいか。
◆ otsune [単に「自分のID.identity.org」をあらかじめスクワットしておきたいだけで、このサービスを積極的に使用した..]
◆ TrackBack [http://www.otsune.com/diary/2005/10/17/3.html#200510173S1 ..]
◆ ただただし [そういう側面はあるかもしれないけど、ここギコ!の解説がVidentityのIDを取得するのを前提に書いてるのが最大の..]
◆ ねね [いえ、一応TypeKeyでも使えるよと申し訳程度に書いてるんですけど…。 あと、LiveJournalのアカウントも..]
◆ ただただし [いや、それは理解してます。でもあの記事だけ独立して読んだ人には、その方法はさっぱり想像がつかないだろうなー、ってこと..]
2005-10-18(火) [長年日記]
■ openid.rbプラグイン
LiveJournalサーバにも対応。でも正しいかどうかよくわからん。どうもOpenID関係は、いい感じの教科書が見つからないことが多いなぁ。
それ以前に、tDiaryユーザでかつLiveJournalのアカウントをOpenIDに使っている人がいるとは思えないが……。
それはそうと、Videntity.orgのデザインは、IEとFirefoxで天と地ほどもデザインに差があるなぁ。つーかFirefoxじゃないと見れたもんじゃない(と、SleipnirのGeckoエンジンを使いつつ)。
■ Software Design 2005/11
「Wikiつまみぐい」を立ち読み(すまん)していたら、案の定妙なところでおれの名前が載っていてヘナヘナになる。嗚呼、これで(おれの)歴史にまた新たな1ページが。
2005-10-19(水) [長年日記]
■ 新百合ヶ丘
勤務地が新百合ヶ丘になる気配なので、駅前を軽く散策してみる。商業施設は新横浜より充実してて(意外)、住み良いかも。大戸屋も前払いだし!(笑) 帰りに映画も見られるし!
ただ、ドトールが見つからず、悲しい。コーヒーショップはむしろ多いんだが、ロイヤルミルクティーを出す店がない。追記: エクセルシオールで代用できるのか。エクセルシオールがドトールの傘下とは知らなかった。
文教堂もないなぁ。株主優待で本が買えなくなってしまうと、リアル書店を利用する意義が消え失せるぞ。
ビックカメラもない! 帰りに町田のヨドバシに寄るしかないじゃないか。うーん、ヨドバシとは縁を切ることができないのか?
■ ruby1.8 1.8.2-7sarge2
あ、なんか久々に上がってる。これはもしかして、例のアレか?(「例のアレ」ではなんのことやらさっぱりであろう)
2005-10-20(木) [長年日記]
■ Streamripperその後
先月仕掛けたStreamripperだが、ほったらかしにしておいたらこんなことに:
% du -h ~/var/mp3 8.7G /home/sho/var/mp3 % df Filesystem 1K-ブロック 使用 使用可 使用% マウント位置 /dev/hda1 38811816 31140276 7671540 81% /
ぎゃ、もう10GB目前じゃん。RadioioJazzは64kbpsなので、128kbps換算にすると17GB相当である。ぜんぶ聴くのに何日かかるやら。つーかディスクの使用量が80%を超えてしまったので、しばらく休もう。
■ OpenID認証の仕組み(想像)
今日のパワポ仕事に飽きたので、余勢で1枚。
なんとなく盛り上がっていることを察してVidentiry.org上にページを確保したのはいいが、何が面白いのかさっぱりわからない人は、OpenIDの仕組みがわかってないのかも知れない。
- ユーザはVidentity.orgのlogin画面で、IDの代わりに自サイトのURLを入れる。このときパスワードは入力しない(図の[1])
- IDの代わりにURLを受け取ったVidentityのサーバは、それをOpenIDと見なして、指定されたURLからHTMLを取得する(図の[2]〜[3])
- 取得したHTMLの中に<link rel="openid.server"...>なる要素を見つけたVidentityのサーバは、実際の認証がそのサーバで行われることを知る(うちの場合TypeKeyのサーバ)
- さらに<link rel="openid.delegate"...>なる要素もある場合は、入力されたURLではなく、そこに指定されたURLが認証サーバ上における本当のIDだということになる
- Videntityのサーバは、TypeKeyのサーバ(openid.serverの値)に対して、本当のID(openid.delegate)を伝え、「コイツを認証してくれ」と依頼する(図の[4])。実際にはけっこうややこしいやり取りがあるが省略
- OpenIDを受け取ったTypeKeyサーバは、ユーザにTypeKeyのパスワード入力を促すページを返し(図の[5])、認証をする(図の[6])。ここもページ遷移にいろいろと工夫があるが詳細省略。重要なのは、ユーザはVidentity.orgではなくTypeKeyにパスワードを渡しているという点
- TypeKeyサーバはVidentityに認証の結果を返す(図の[7])
- Videntityは、(ユーザのパスワードを知ることなく)そのOpenIDが正しいものかどうかを確認できたので、ログインを許可する
ちなみに仕様書とかぜんぜん読まずに書いているので(ぉぃ)、ウソかもしんない。で、これがわかっても、現時点で面白いのはたぶん技術者だけ(笑)。
◆ otsune [ユーザーからは(1)と(6)だけが見えるので、そこだけ矢印を色替えすると良いのかも? あと(5)ってMM/memo使..]
◆ ぴろ [4で対応サービスと認証サーバの間でHMAC-SHA1の共有鍵が交換された後(事前に取得してexpireしていない共有..]
◆ TrackBack [http://sho.tdiary.net/20051021.html#p01 ただのにっき OpenID認証の仕組..]
◆ yamk [streamripper、1週間で諦めましたorz。もう1ヶ月以上経つのに 1/3 くらいしか聴けてない。(160k..]
◆ TrackBack [http://sun.blog1.fc2.com/blog-entry-6.html 陽が当たるひととき。 Open..]
2005-10-21(金) [長年日記]
■ OpenID認証の仕組み(2)
otsuneさんの提案に従い、ちょっとだけ図を更新。スクリーンショットは面倒なのでパス(^^;
実際にサービス提供者と認証サーバの間で行われるやり取りについてはぴろさんのツッコミを参照。いちおうOpenID仕様書(日本語訳)は流し読みしたんだけど、実はよくわかんなかったんだよね……。こういう、「てきとーなことを書いておいてあとはツッコミで訂正されるのを待つ」手法には何か名前をつけてもいいのではないか。NDOメソッド派生で。
図を描いて改めて認識したのは、あんまり強固な認証手段じゃないということ。図の[2][3]にMan-in-the-Middle攻撃をされたらひとたまりもないので、大事な情報には使わないほうがよろしい。一方、IDはそのままで認証サーバを簡単に変えられるのはメリットかも。うちも今、どうもTypeKeyの認証サーバがうまく動いてくれないので、夕べからVidentity.orgのサーバを使うようにしてある。プラグインでさくっと切り替えるだけ。
■ 意外な方面から執筆依頼が
ゆうべ、思いもよらぬ執筆依頼が飛び込んできて、ちょっとウケた。日記は書いておくもんだねぇ。
バイクのローンの足しになるならなんでもしますよ!……というわけでもないが、快諾。詳細後日。
◆ TrackBack [http://www.machu.jp/diary/20051021.html#p01 まちゅダイアリー [memo..]
◆ せざーる [ホームズの言っていたこととも似ていますね。 http://www.noguchi.co.jp/NL/bbs/book..]
◆ cavorite [>てきとーなことを書いておいてあとはツッコミで訂正されるのを待つ fj時代に、鬼塚メソッドと呼ばれていましたね。 不..]
◆ ただただし [鬼塚メソッドというのは初耳です。ぐぐっても2chで1件しかひっかからない。ホームズメソッドかシャーロックメソッドの方..]
◆ otsune [刑事コロンボメソッドか。]
◆ wtnabe [それはあれですか。"かみさん"モジュールが組み込まれていないと使えないメソッドですか?]
2005-10-22(土) [長年日記]
■ いまごろGoogle Mapsを使ってみるの巻
登場当初から、おれのためにあるようなサービスだと思ってはいたのだ。何って、Google Maps API。なにしろウチには数百もの地理に結びついたコンテンツがあるのだから、これをGoogle Maps上にマップしないでどうしろというのか。
というわけで、最近は地図のアップデートはすっかりあきらめて、Mapionへのリンクだけ生成してお茶を濁していたこま犬ライブラリのデータを、Google Maps上に載せてみる。いまごろGoogle Mapsかよ、と言われそうだが、いいのだ。おれ、アルファギークじゃないもん。
こま犬ライブラリはtDiary BlogKitで作られているので、できればGoogle Mapsもプラグインとして実装したい。で、あれこれやってみたのだが、どうしても表示されない。そこで、試しに静的HTMLに保存して、文字コードをUTF-8にしてみたらあっさり出てきた。なんてこった。UTF-8前提という噂は聞いていたが、ここまで頑固だとは。これじゃぁ、tDiary上で動かすのはムリだねぇ。
というわけで、本体は静的HTMLにして、Javascript部分を別ファイルにして、各こま犬のページに埋め込んだmap_linkプラグインからデータだけ自動抽出するという方向に転換。そうしてできたのがコレである。うーん、こりゃラクチンだ。手動でクリッカブルマップを作るなんて、アホらしいね。
ともあれ、全国地図はこれでいいとして、都道府県別はtDiary上に作りたいな。これがUTF-8化のモチベーションになるか?
■ 涼亭茶話会
ただの飲み会になってる風味。あと、鯉の餌付け会。
2005-10-23(日) [長年日記]
■ いい天気
なので、箱根まで。寒い。
■ いちおう投票
参院の補欠選挙だそうで、いちおう行ってきた。これほど投票のモチベーションが上がらない選挙もないだろうとは思ったが、案の定ひどい投票率だ。こんなの見たことない。
2005-10-24(月) [長年日記]
■ 新百合ヶ丘初日
オフィスのネットワークポリシーが、DHCPしか認めていないというのを知って愕然とする。サーバが立てられないではないか。というわけで、午後になってもcoLinuxは未起動状態。w3mもvimも使えないと、両腕をもがれたような気分だな。つーかximapdが動かないと、メールも読めないじゃん!
昼はひとりで食べられるメシ屋調査。とか言って大戸屋に入っていては意味がないような。ここの大戸屋は先払い方式だが、席に案内してくれた店員に食券を手渡しする方式。ほんと、大戸屋って、店ごとに運用が違うんだな。出てきた料理に使われてる材料まで違ってるし。ほんとにフランチャイズかよ。いいけど。
■ @niftyのOutbound Port25 Blocking対策
うちが使っている@niftyがOutbound Port25 Blockingをするとのことなので、ちょっと気が早いが忘れないうちに対応しておく。
以前、ezweb.ne.jpだけ転送するようにしておいたんだけど、送信先の区別なく転送するならrelayhostを使えばいいので、transportは不要である。それから、@niftyのSMTPサーバはsmtp.nifty.comらしいので、そっちを使うことに。
% cat /etc/postfix/main.cf : : relayhost = [smtp.nifty.com] : #transport_maps = hash:/etc/postfix/transport :
以上。なんとなく悔しい(?)けど、これも時代というものだろう。
最初、「relayhost = smtp.nifty.com」とやってしまったらメールが送れなくなってしまい、ログを見たら「mail.nifty.com」にアクセスしてTimeoutになっていた。これってつまり、smtp.nifty.comのMXを引いたらmail.nifty.comが返ってきたからってことか? というわけで、ここはMXを引かずにダイレクトにそのホストにアクセスさせるため、「[smtp.nifty.com]」とカギカッコで囲む必要がある(らしい)。
2005-10-25(火) [長年日記]
■ 新百合ヶ丘2日目
通勤時間が30分程度になったのはいいが、困ったのは読書時間もそれにともなって減ったことである。もう、『啓示空間』を持ち歩くのはイヤなんですけど!(あと100ページだけど)
あー、ということは、新宿までほんの30分になったってことだよなぁ。Wiki小話とかも行けちゃうね。どうしようかな。
さて、ネットワークのことだが、前のオフィスはまぁ、職権を乱用できる立場だったこともあり、1台のマシンに2つの固定IPをもらうという横暴(というほどでもないが)ができたわけだが、こっちではまだ新参者なので、わがままを言うのは少し抑え気味で行こうと思うわけよ。昨日のツッコミにあったように、DHCPでも予約してもらえば固定IPと同等だというのは承知の上で。
というわけで、従来のブリッジ接続はやめ、図のようにTAP32ドライバを使ったNATに変更した。Windows内に192.168.0.0/24の仮想的なネットワークを組んだわけだ。いつも持ち歩いているLet'snoteと同じ構成。
ただ、これだとcoLinux上で動かしているApacheとximapdが外から見えないので、出張先からメールを読んだりできない。そこで、すでに他の目的で活用しているZebedeeを使って、22(ssh)、80(Apache)と10143(ximapd)のポートを転送することにした(図の赤線)。あとはWindowsが獲得したIPアドレスをDNSに入れてもらえばいい(と思ったら担当者が休みだよ!)。
ともあれ、これでサービスの質を低下させることなく、従来とほぼ同等のサービスを受けられることになった。しばらくこれで。
追記
そういえば、25番ポートは空けていない。さすがにDHCPなホストに無造作にメールを投げるのはヤバそうなので。内部に送り付けたいメールは、sshでも使ってポーリングするか。
追記2
メモ→新百合ヶ丘.com。RSS吐いてくれないかなぁ。
■ 啓示空間 (ハヤカワ文庫SF)(アレステア レナルズ)
ライトSFとして読めば、ふつーに面白いと思う。だが、帯にあった「今年度ベスト1のSF」というコピーには同意しかねる。だいたい、『ディアスポラ』の直後にこんなコピーを付けた本を出版するハヤカワは、厚顔というより、誠実さに欠けるんじゃない?
解説によれば作者は元科学者なので考証もばっちりということらしいが、その考証に本当っぽさを感じないのだ。SFである以上、どうせ書いてあることの大半がウソなのは了解事項なんだから、あとはいかにウソをホントらしく見せるかが作家の腕の見せ所である。元科学者だからハードSFが書けるとは限らない。だいたい、こんな未来に喫煙習慣が残ってるって時点で考証もへったくれもない。根本的なイマジネーションが不足だっつーの!
あと、1000ページもあるからか、話の動きがトロい。200ページくらいからやっと物語が始まる。200ページつったら、短めの長編ならもうクライマックスだよ。おまけに種明かしは900ページを過ぎてから。もっと圧縮して、500ページくらいにしてくれれば、よくできたスペオペになっていたかも知れないのに。
ハードSFと呼ぶには骨太さが足らないし、本格SFかといえば重厚感に欠ける。だから、「ライトSF」。「今年度ベスト」とか変な期待をあおらないで欲しいよな。肩の力を抜いて軽い気持ちで読めば、やや格の落ちるスペオペっぽく楽しめる。もっとも力を抜こうにも、1000ページを越えるこの厚さでは肩の方が凝ってしまうのだが。
◆ teny [やはりご承知の上ということで、大変失礼しました。 ブリッジから NAT に変更したのは、ネットワークから見えるインタ..]
2005-10-26(水) [長年日記]
■ 古川さんは老眼知らずなのか?
こないだMicrosoftセキュリティチームのBlogはfeedの中まで字が小さいと指摘したが、FEEDBRINGERに出てきた今日のエントリは字が小さくなかった。feedを確認してみるとまだfontタグは使われているので、どうやらFEEDBRINGERの方でfontタグを落とすようにしたみたい。本質的な解決じゃないけど、とりあえずGJ!
Microsoftといえば、MSN Spacesの古川享ブログも字が小さい(ので読んでいない。そもそもMSN Spacesは典型的な豆粒文字サイトなのでひとつも購読していない)。feedの中でも「font-size: 9pt」とかがっちり書いてあるし(FEEDBRINGERもこっちには未対応だ)、Microsoftのユーザビリティに関する意識って、全体的にこんなレベルなんですな。
しかし、古川さんは50歳超えてるのに、こんな豆粒みたいな字が読めるのか? すごいな。
■ +17
kosakaさんが一気に自作のテーマを17個、commitしてくれたので、ついつい(?)記事にしてしまったよ。クオリティ高いなぁ。CVSリポジトリをえらいことにしてくれたのは、見なかったことにしましょう:-)
◆ こさか [記事ありがとうございました。 3年溜めてた甲斐があります。 やり方を忘れないうちにまたコミットさせてもらいます。 リ..]
◆ TrackBack [http://sho.tdiary.net/20051027.html#p01 ただのにっき 古川さんは老眼知らずな..]
◆ cc [ここの「投稿」ボタンだってサイズ固定じゃん。 何故フォントサイズだけにこだわるのだろう・・・ 単にブラウザでzoom..]
◆ ただただし [「私は」投稿ボタンにサイズ固定の指定などしていませんが? IEで文字サイズに追従しないのは、IEのバグでしょうね。 ..]
◆ TrackBack [http://taro.airs.jp/d/20051028.html#p02 やれやれ日記 古川 亨氏のブログ t..]
◆ TrackBack [http://atanaka.biz/blog/archives/2005/11/post_44.html TANA..]
2005-10-27(木) [長年日記]
■ 古川さんは老眼知らずなのか?(2)
昨日の話の続き。
つーか、リンクしただけでTrackBackもしてないのに、まさかご本人が降臨するとは思いもよらないわけで。MSN Spacesってrefererチェックもできるのか? 油断できんなー。今日はちゃんとTrackBackしておこう。
だいたい古川さんと言えば、おれらDOS時代を生きてきた人間にすればヒーローの一人なわけよ。おまけにかみさんが元アスキーの人だから、古川さんの武勇伝(?)を伝え聞く機会も多かったわけで、リスペクトする気持ちは大きい。ハンドアックスを投げるにしても、刃先を少しくらい鈍らせても罰は当たるまいよ。
で、今日のエントリは予告どおり10.5ポイントにしてくれたようだ。だいぶ読みやすくなったので、晴れて購読リスト行きにできた。でも、過去の記事はそのまま……って、ホントに記事ごとに文字サイズ指定できるのか。MSN Spacesの開発者は何を考えているのか小一時間(以下略)。
右の画像は、ブラウザ(IE)の文字サイズを「中」にした場合の字の大きさ。比較のためにおれの日記で同じ文章を入力したものを右半分に置いてみた。「MS Pゴシック」が指定されているので見た目はだいぶ違うが(特別な目的がないのならフォントも指定すべきではない)、ほぼ同じ大きさで見やすくなった。あとは行間を空けてくれればなー(日本語フォントは行間をある程度空けないととても読みづらいのである)。
でもね、もし目がすごく悪くて、ブラウザの文字サイズを「最大」にして使っている人が見たら、フォントサイズを「10.5ポイント」に固定されたページはやっぱり読みづらいでしょ、だから絶対指定はしちゃいけないんです……というのを証明して見せようと、IEの文字サイズを「最大」にしてみたのが右の画像。……ん? 大きくなってるじゃん。そんなバカな。
HTMLソースを見てみた。以下は、昨日までのHTMLに埋め込まれたspan要素。なんでこんなことをするのか、開発者の頭の中を見てみたいものだが(コンテンツとデザインを分離するのはウェブログの重要な要素のはずでは?)、それはそれとして、style属性で「9pt」と指定してある。論外。
<span style="font-size:9pt;color:black;font-family:'MS Pゴシック'">
で、今日のHTMLはこんな感じになっていた:
<span style="font-family:'MS Pゴシック'"><font size=3>
……。
10.5ポイントになんかなってません。相対指定なのはいいとして、よりによってfont要素を使うことはないじゃないか。どうなってんの、これ。これを古川さんが明示的に指定したのでなく、MSNの開発者が実装したのだとしたら、軽蔑しますな。常軌を逸してる。
実際、MSN Spacesの吐き出すHTMLを見ていると、くらくらしてくる。Web2.0どころか、Web0.7くらいだよなぁ、これ。勘弁して欲しいよ。21世紀のHTMLじゃないよ。つーわけで、明日の古川ブログが文字サイズ指定をしなくなったら、どんなHTMLを吐くようになるのか、ある意味楽しみである。
では、(文字サイズにうるさい)ただただしでした
■ 晴れちゃった
出張に出たら、雲ひとつないよ。傘がマヌケだ。
■ 新横浜駅前に消防車大集合
ケータイで消防車を撮るとこうなるんだ〜。
何があったんだろう。ケータイから見られるニュースには何も出てないなぁ。
追記
地下鉄で火事があったようだ(→Yahoo!ニュース)。横浜線がぎゅうぎゅうでまいったよ。たまに出張するとこれだ。
◆ TrackBack [http://www.hsbt.org/diary/20051028.html#p01 HsbtDiary MSN ..]
◆ 石田 [なぜかトラバできないので、別視点からの意見としてURL上げさせていただきます。 http://cfgoon.blo..]
◆ Ryuichi [実際にアカウントを作って試してみました。 編集画面はワードパッドみたいなツールバーがあってフォントやサイズを指定で..]
◆ にじむ [石田さんは普段はたださんの日記をご覧になってないのですね。 過去の記事を見れば分かると思いますが、言及なし(&リンク..]
◆ Ryuichi [書き忘れてました。 myspaceでは、入力画面でHTMLを確認できるのですが、Wordからコピーしてきたものはす..]
◆ 石田 [にじむさん、ご指摘ありがとうございます。 たださんの日記を読んでなかったです。どうも失礼しました。 でも、なぜかって..]
2005-10-28(金) [長年日記]
■ 午後からビッグサイト
WPC EXPOじゃなくて、こっちに来たんだよ。ホントだよ。
■ ハイブリッド―新種 (ハヤカワ文庫SF)(ロバート・J. ソウヤー)
問: 前作『ヒューマン-人類-』から今までの間に我々が得た重要な知見をひとつあげよ
答: それは「モヒカン族の発見」です
いやもう、読み始めてすぐこれに気づいてしまったときは、思わず「あっ」とか声を上げてしまったよ。つまり、このシリーズにおけるネアンデルタールたちは、まんまモヒカン族なんである。徹底した合理精神、問題解決には技術を持ってのぞむその姿勢、どこから見てもモヒカン族だ。なるほど、読んでいてネアンデルタール人社会にどうしようもなく惹かれるわけがわかったよ。
さらに作者はホモ・サピエンスのムラ人っぷりをわざと強調して描いているので、その対比はさらに明確になっている。典型的なムラ人であるジョック・クリーガーの描写はまさにそれ。結果的に、ネアンデルタール人描写にちっとも新鮮味がなくなってしまった上に、話の流れがたいへん読みやすくなってしまい、読書の面白さが減ってしまったのである。翻訳を待っている間に新しい科学的発見があって、設定自体が台無しになってしまうSFは少なくないが、まさかこっち方面から攻められるとは思いもしなかった。これはもう、otsuneさんに責任とってもらわないと!
もちろん、小説としての面白さは残るわけだが。前作で明かされた「人類存亡の危機」は、まさかという形で利用され、エピローグとあわせて、なかなか楽しく笑えるオチがつく。後半語られるかなりムチャなフェミニズム思想もそうだが、実はこれ、ソウヤーはギャグ小説として書いてたんじゃないかと勘ぐってしまう。モヒカン族はそのムーブメント自体が「ネタ」なわけで、そう考えると相乗効果を楽しめる余地もあるかもしれない。
こんな書評、Amazonにあげるわけにいかないよなぁ。でもあんなにいい加減な『銀河ヒッチハイク・ガイド 』の書評が「31人中、26人の方が、このレビューが参考になった」とか言ってる世界だし、ためしにこのままいってみる?
2005-10-29(土) [長年日記]
■ トミカのR1
ヨーカドーをうろうろしていたら、トミカ売り場があったので、前から存在は知っていたSUBARU R1をGETした。ちょうどうちのと同じ赤なので好都合である。
そういえばウチにはカブのトミカもあるので、並べて撮ろう……と思ったら、クルマとバイクじゃぜんぜん縮尺が違うのな。というわけで、縮尺が近い(ように見える)缶コーヒーのオマケのC100と並べて撮った。
2005-10-31(月) [長年日記]
■ Wordを使ってもMSN Spacesで読みやすいレイアウトにしてみる
古川享ブログをなんとかしよう問題(違)の流れで、MSN Spacesが無駄に凄いのはようするに「Microsoft WordとContentEditableなtextareaのあわせ技」であることが判明したわけだが、だからといって「あー、Wordの吐き出すHTMLは変態だからねぇ」で済ませてしまっては、おれが古川さんにイチャモンをつけただけで終わってしまうではないか。それは良くない。そもそも、字は大きくなったが行間が狭いから、読みづらいことに変わりはないのだ。
というわけで、おれもMSN Spaceのアカウントを取ってみたので、Wordを使っていてもMSN Spacesでまともなレイアウトを作るにはどうしたらいいか、いろいろトライしてみた。
ネタテキスト
Word上で簡単なテキストを書いた。フォントなどはデフォルトのまま。
そのまま貼り付ける
MSN Spaces上の編集画面で素直にコピペしてみる。WYSIWYGモードなので、Word上と見栄えは近い。
これをそのまま登録すると、Word上とほぼ同じ見栄えにはなるが、ソースを見てみれば泣きたくなるような、いかにも「Wordが吐きました」というHTMLである。おまけに行間が狭くて読みづらい。これじゃちょっとねー。
HTMLモードにしてみる
WYSIWYGモードを使うから、Wordの変態HTMLがそのまま流し込まれてしまうのだ。編集画面のツールバーには「<HTML>」というボタンがあるが、これをクリックするとWYSIWYGモードが解除され、タグがそのまま見えるモードになる。HTMLが直接書ける。
ただし、これをそのまま登録すると、改行が消えてしまう(タグが入力されていないのであたりまえ)。おまけにMSN Spacesの標準スタイルが適用されてしまうので、豆粒文字に逆戻りだ。これでは話にならない。
さらに編集を加える
HTMLモードでコピペしたあとに、再度「<HTML>」ボタンを押してみると、案の定改行が消えてすべて1行になってしまうのだが、ここはあきらめて、改行を手入力してみる。
さらにもう一度「<HTML>」ボタンを押すと、改行の結果が<p>タグになって表現される。あとは文字サイズと行間を調整すればいい。そこで、テキストの先頭に「<div style="font-size: medium; line-height: 150%">」、末尾に「</div>」を付け加えた。
それってHTML的にどうよという気がしなくもないが、そもそもMNS Spacesの標準テンプレートがグチャグチャなのだから、もうValidなHTMLを求めるのはあきらめた方がよろしい、と割り切ることにする(笑)。
これを登録すると、やっと読みやすい本文を生成させることができた。めでたしめでたし。
というわけで古川さん、もうちょっと手間をかけると、さらに読者に優しいサイトになると思います。まぁ、こんな苦労をするくらいなら、もっと使いやすいブログツールはゴマンとあるんですけどね。tDiaryとか(←最後は宣伝かよ!)。
蛇足
一連の話の反応を見ていると、急に字が大きくなってとまどっている人よりも、読みやすくなったことを感謝する声の方がはるかに多い。これを期に、古川さんのテキストの面白さを知った人も少なくないわけで、よかったなぁ、と思う。これも古川さんが人のいうことに耳を傾けることができる、論理的な思考の持ち主だったから故の結果だろう。
腹立たしいのは、おれのような第三者が指摘するまで、誰も古川さんに「字が小さくて読みづらいですよ」と言ってあげなかったことだ。こういうのって、身近な人が真っ先に指摘すべきことじゃないかね。失礼な話だよ、まったく。あれだけ上質なテキストを毎日生み出しているのに、字が小さいというだけで敬遠されているなんて、もったいないじゃないか。
◆ otsune [>こういうのって、身近な人が真っ先に指摘すべきことじゃないかね。失礼な話だよ、まったく。 古川氏のビジネス界隈では「..]
◆ 古川享(サム本人) [詳細に渡る調査と具体的な提案を頂きまして、本当にありがとうございます。 編集のリズムから使い慣れてしまったWordを..]
◆ ただただし [あ、すでにメモ帳を経由してらしたんですね。それも提案しようと思ったんですが、今度はMSN Spacesが付け加えるタ..]
◆ N [> 人のいうことに耳を傾けることができる、論理的な思考の持ち主 ネアンデルタール人(byソウヤー)かもしれない。素晴..]
◆ su [<div> に line-height を指定するのでしたら、子孫に算出値を継承するパーセントではなく、指定値を継承..]
◆ ゆっきー [嗚呼、私の無知なコメントのために古川さんのブログが少々荒れてしまったようで、もうしわけないです。 本音を言えば、「そ..]
◆ Lefty [>パラボラ初体験 え?そうなんですか?ちょっとびっくりです。 あと、パラボラは一度間近で実物を見てみないとよさは分か..]