2000-10-12(木)
■ サンマ
かみさんの実家(釧路)から、生サンマが21匹も送られてきて大変に困る。いや、嬉しいんだけど、なんで21匹も。とりあえず両隣に強制おすそ分け。それでもかなり手元に残るので、ほとんどはピチットにくるんで冷凍庫へ。もったいないけど。これがまたちょうどいいタイミングで親父の実家からすだちが箱ごと送られてきているので、この秋はサンマにゃ不自由しなくなったな。なんか今年は高いみたいだし。
それにしてもなんで21匹なのか。7人家族が毎食たべると1日で完食。3人家族で毎晩食べたら1週間(飽きるって)。うーむ。義母によればこれが最小の箱らしいんだが。まぁいいか。今日はサンマの相手ですべてが終わった……と思ったら、VMware上のWindows 98がハングったぁ。どこに載せても死ぬんだなぁ、やっぱ >98
2001-10-12(金) 9956歩
■ 丸一日セミナーだと
何も書くことがないな。
赤プリの中でけっこう歩き回ったんだけど、いつもよりちょっと歩数が少ない。目標1万歩のところ、上の歩数で「おしい」と思ったら、StepKeeperに「いけるいける。でも手で振っちゃダメだよ!」と言われてしまった……読まれてーら。
2002-10-12(土) 8826歩
■ tDiary: 本日のハンティング
AIRPORTのトレカとパームな日々を捕獲しました。検索キーワードの文字化けをなくすには、disp_referrerプラグインを入れるのです。tDiary.Netではちょっと古いのを使っていたから対応できていなかっただけなので、自前設置の人はdisp_referrerを入れればOK。
#ただ、導入がちょっと難しいけど:-)
■ tDiary: HEAD
ApacheのErrorDocumentを使ったYYYYMMDD.html形式URLをサポートするための改造(いわゆるYADA方式)。……と思ったら、先っぽに移行したYADAさん本人によるパッチがすでに……。いや、手元にはあったんだけど、最近の大改造の影響を見極めていたので、commitしてなかったんですよ……。
これはいずれ1.4にも適用して、1.4.4としてリリースすることにしよう。これに関連してプラグインにyyyymmdd.rbを追加(ひどいファイル名)。
あと、「この日記を隠す」機能が正しく動いていなかったのを修正。キャッシュが効いている時にしか有効になってなかったよ。とほほ。
2003-10-12(日)
■ おとなり日記一時停止
ありゃ、残念。この機能は、はてなダイアリーの独自にして最大の特徴だと思っているので、がんばって復活して欲しいものだ。
正直なところ、文中キーワードのリンク機能はうるさいだけで勘弁して欲しいと今でも思っているのだが(いくらCSSで工夫してもw3mで見ていては区別がつかない)、この「おとなり日記」は本文の邪魔にならないところにありつつ、「全自動"関心空間"」みたいに働いていて面白かった。興味深い記事を読んだあとは、よくこれをクリックしたものだ。
そういえば以前、「もしかすると関連するかもプラグイン」に「site:tdiary.net」をつけてオープンな「おとなり日記」を実現しようというネタ(?)があったけど、はてなからキーワード一覧を持ってきて利用してしまえば、「おとなり日記をはてなで見つける」のが可能になるな。50音順索引を使ってqueryを工夫すれば、1回のHTTP GETで全キーワードリストが取れちゃうし(ぉぃ)。
■ 第五tDiary.Net
やっと第五が稼働開始。最近忙しくて、なかなか「ありえない時間」に作業ができなかった。稼働しちゃえばこっちのモンよ。
あと、ぼちぼち第一→第三への移住を募集開始の予定。今回は集まりが悪ければこっちから「移住しませんかメール」を送りつけるつもりである。もうええかげん軽くしないと、第一は死んでしまいます。
2005-10-12(水)
■ Last.fm
Last.fmから、「あんた、友だちリストに加えられたよ!」というメールが来てビビる。最近はもう、ぜんぜん使ってないのになー(笑)。
せっかくなので(お返しにリストに加えてから)、最新のクライアントを入れてみたら、いつのまにかProxyに対応していたよ。おぉ、これは使えるかも!? ……と思って適当なstationを選択してみたけど、ずーっと
Connecting to station, please wait...
と言ったきりだんまりに。うーん、昼休みはウチのネットワーク自体が異常に重いとはいえ、やっぱりダメじゃん? >Last.fm
■ とりあえずMicrosoftの中の人に読んで欲しい
Jakob Nielsen博士のAlertboxから2005年 ウェブ・デザインの間違いトップ10。
フォントに関する問題点が、2位に約2倍の差をつけて圧倒的勝利となった。投票してくれた人の約2/3は、フォントサイズが小さいことやフォントサイズが固定になっていることに不満を漏らした。約1/3は、テキストと背景とのコントラストが弱い点を不満とした。
このことを知った上で、まだ字を小さくしたがるデザイナや、それを許可するマネージャは、もはやどこかがおかしいとしか言いようがない。とりあえず、好むと好まざるとにかかわらず読む機会の多い、Microsoftのサイトは真っ先に改善して欲しいよな。ページよっては、ゴマ粒くらいの字になってるし。いったいどんな環境で作ってるんだ、あいつら。
あとIBMも小さめだよなー。developerWorksは、いつも120%くらいに拡大して読んでるよ、おれ(←老眼?)。
追記
ウェブログはさ、もうRSSでしか読まないと決めれば、どんな腐ったデザインでもいいんだもう……と思っていたら大間違い! なんとMicrosoftの日本のセキュリティチームのBlogは、feedの中まで字が小さい!! 呆れたことに、FONTタグ使ってるよ。あんたらアホかいっ。
■ Sleipnir 2.0正式版
ありゃ。出てしまった。うーん、もっと完成度を上げてくると思ってたのになー。
とりあえず入れてみたが、以前取り上げたカスタマイズのうち、ツールバーのサイズ変更が効かなくなってる。以前は以下のようになっていたuser.iniを:
[ToolBarButtonManager] ToolBarButtonSize="24"
以下のようにとすれば良かったものが:
[ToolBarButtonManager] ToolBarButtonSize="16"
今度は項目が増えてこんな感じになっていたので:
[ToolBarButtonManager] ToolBarButtonSize="16" ToolBarButtonWidth="24" ToolBarButtonHeight="24"
以下のようにしてみたが、ボタンがデカいままだった:
[ToolBarButtonManager] ToolBarButtonSize="16" ToolBarButtonWidth="16" ToolBarButtonHeight="16"
困ったな。もっとも、すでに開いているページのURLがクリップボードに入ってきてもダブって開くようなことがなくなったので(おれがバグレポートしたので直ったと思われ)、とりあえずこっちを使うが。
■ category_to_tagプラグイン(3)
さらに昨日の続き。
思いのほか使ってみたという人がいたので、セクション単位にタグ情報を出せるよう、section_enter_procとsection_leave_procを本体に実装してみた(2.1.3.20051012)。ついでに対応版のcategory_to_tagはcontribパッケージに入れてしまった。
これで日記モードでも正しい位置にタグリストが出るようになったはずである。おれも今日からタグを打ってみることにした。
それにしても、TDiary::Pluginクラスに「hoge_proc」が増えすぎて、ソースが汚い。似たようなコードなんだからまとめて定義できないもんかなぁ。それぞれ、ちょっとずつ引数が違っていたりするからなー。
■ rbl.bulkfeeds.jpを利用したspamフィルタ
ブックマーク上でさりげなくつぶやいておくと、誰かがそれをリストアップしてくれて、それを見た人が実装してくれるという。なんという素晴らしい連係プレイでありましょうか。
つーわけで、とりあえずcontribに入れましょうや >えろぺおさん
■ section_enter_procの使い道
category_to_tagプラグインのためだけにあるフックというのも癪にさわるので、他にもっと使い道がないのか考えてみる。
最初、Google AdSenseのセクションターゲットにいいじゃん、と思ったのだが、こんなのはセクション単位にする必然性はないので、body_enter_procを使えばいいだけなのであった。せっかくなので対応しておいた。
他には、RSSの各itemの末尾に「ツッコミを入れる」のリンクを付け加えるのはどうだろうと思った。これは名案。RSS経由の読者はおそらく、ツッコミのモチベーションが下がっているはずなので、誘導はあった方がいい(かも知れない)。そう思っていじり始めたが、RSS生成時にはsection_enter_procが呼ばれない作りになっていたのだった……。うーむ、考え直さねば。
◆ kayakaya [Slepinir -> Sleipnirですね(^^;)。]
◆ ただただし [あひゃ。直します。]
◆ TrackBack [http://sho.tdiary.net/20051013.html#p01 ただのにっき category_to..]
◆ TrackBack [http://taka.no32.tk/diary/20051013.html#p09 32nd diary [Di..]
◆ TrackBack [http://taka.no32.tk/diary/20051015.html#p03 32nd diary [Di..]
◆ TrackBack [http://sho.tdiary.net/20051207.html#p01 ただのにっき RSSに「ツッコミを入..]
2006-10-12(木)
■ Remember The Milkのリストを自動でバックアップ
※この記事の内容は古くなっているので翌日の記事を参照すべきです。
昨日の事件(?)を受け、さらに吉田有子さんからバックアップくらいとれごるぁと言われたような気もするので、Tech総研の方にネットサービスのバックアップ、とってますか?という記事を書いた。
あっちには具体的なことまでは書かなかったが、Remember The Milkに関してはこんな手順でいいと思う。
- RTM上で検索キーワードなしで検索をする。これですべての項目が一堂に会する
- それを「保存」してスマートリストにする。名前は「全部入り」とかご自由に
- 右のメニューにAtomへのリンクができるので、そのURLを取得
- あとは、cronあたりにwgetでそのファイルを取得するようにすればいい
おれの場合はこんな感じで、ついでに他のバックアップ対象ファイルと一緒にsvnに放り込んでおくことにした:
#!/bin/sh cd $HOME/var/backup wget -O rtm.xml --http-user=【YOUR_ID】 --http-passwd=【YOUR_PW】 【AtomのURL】 svn ci -m 'automatic backup' rtm.xml
svnに放り込むんじゃなくてfeed readerに入れちゃえばという話もあるが、のちのちの再利用のことを考えると、ファイルとして保存しておいたほうがよさそうだ。
とはいえ、取得したAtom feedを見るとめまいがするんだけどな。なんだよこの、構造化のかけらもないファイルは! XMLが泣くよ。とほほ。
■ アイの物語(山本 弘)
語り手の女性型アンドロイドが、赤毛でゴーグル状のカメラアイをかけているという設定を読んで、すぐにバスターマシン7号を思い浮かべてしまい、最後までそのイメージを引きずってしまったよ。まぁ、おかげで声まで想像できたけど。それはさておき。
読み始めは、あちこちに発表した短編を短いエピソードでつなげただけのありがちな構成の本だと思った。が、後半2編の書き下ろしによって、一本芯の通ったテーマが浮かび上がり、ヒトとAIの関係を深く考察したものになった。なかなかの手腕。特に『詩音の来た日』は秀逸。この一編のために本書を買ってもいいくらい。
SFとしてはまぁ、オールドファッションというか、叙情系というか。つーか、<シンギュラリティ(特異点)>という合理的だが夢のない未来を知ってしまった今となっては、こういうヒトとAIが仲良く共存する世界というのは想像しづらいわな。そういう意味で、2006年発行にも関わらず(よくも悪くも)「おとぎ噺」になってしまったのがちょっと残念。まぁ、これは読み手の問題だが。
2007-10-12(金)
■ ミュージックプレイヤーとしてのiPod touch
2、3日使ってみたので、インプレッション。
画面の付いたiPodを所有するのは2G以来だが(その後は初代・2代目shuffleなので画面なし)、これらに比べると、touchのミュージックプレイヤーとしての使い勝手はイマイチだと思う。
このサイズでこの容量だと、とうぜん移動中に音楽を聴くのが主たる使い方になると思うけど(もっと容量があれば据え置きという使い方も視野に入るだろう)、そうなると画面を見ないと何もできないというのが最大のネックになる。
例えばスタバに入って店員と会話するにしても、従来のiPodなら手探りで一時停止ボタンを押せば一瞬で音が消せて、もう一度押せば直前の状態から復帰できる。touchだと、本体を取り出してホームボタンをダブルクリックし、画面に現れるアイコンを目で確認して押さないと停止できない。ヘッドフォンを外すというアクションも取れるけど、そのあいだ音楽が流れっぱなしというのもね。
屋外を行動中、一時的に音を消したい場面はかなりあるので、この手間は正直うっとおしい。たしかにtouchのタッチパネルは触っていて楽しいけど、実用性を重視する音楽主体の人なら、nanoを買うべきだろう。おれもshufleを併用するつもり。
■ ビデオプレイヤーとしてのiPod touch
2、3日使ってみたので、インプレッション。ちなみにビデオ機能内蔵のiPodを所有するのは初めて。
ことビデオ機能に関しては、古川亨さんがブログでかなり苦言を呈しているのを読んでいて(1、2、3、4)、そんなにひどいのかと思っていたが、確かに、用途によってはかなりキツい。
ミュージックプレイヤーは、プレイリスト、アーティスト、曲、アルバムと、さまざまな切り口でソートできて、しかも画面右端にアルファベットのインデックスがオーバーレイされるから、検索性も高い(日本語が多いと役に立たないのが残念だが)。特にこのインデックスは、従来のiPodにあったホイールを代替する意味で重要な機能だ。
一方、ビデオに関しては、タイトルでソートされたたった一種類のリストしか提供されておらず、しかも検索できない。設定画面に、ビデオを最初から再生するか続きを再生するか選択できるようになっていることからして、iPodのビデオ機能は映画やドラマのような長尺なコンテンツを少数、かつ一時的に転送して、見たらすぐ消すという使い方しか想定していないっぽい。
だからおれみたいに、2〜3分のビデオを100本以上溜め込んで消す気もない場合には、検索性が悪くて仕方がない。自分の使い方はターゲットとして想定されていないんだろうから仕方ないが、がっかりではある。なんでミュージックプレイヤーと同じにできないのか不思議だ。
もちろん、これだけの大画面で、好きなビデオ作品をいつでもどこでも楽しめるというのは大きいけどね。おれも今まで、iPodにビデオ機能はいらないだろと思ってたけど、あえてその気になって使ってみたら、けっこう楽しいもんだ。……というか、アイマスMADばかり100本も入ってるおれのtouchは、はたから見たらかなりキモい! キモすぎる!
ちなみに、現在ニコニコ動画からビデオ作品をダウンロードしてtouchに転送するのに使っているのはCraving Explorer。画質にこだわったいくつかの手法も試してみたけど(おかげでおれのPCにはいま、複数のffmpegがゴロゴロしているわけだが)、どれもこれも面倒でやってられない。Craving ExplorerはWebブラウザ一体型で、今見ているビデオや、そのページからリンクされているビデオを、クリック二つで好きなフォーマットに落とせる。このラクチンさはグレイト。ソフトウェアたるもの、こうありたい。おまけにブラウザ内蔵ということで、いちどIEのキャッシュに入ったFLVファイルはそのまま使われるため、ニコ動サーバに負担もかけない良い仕掛け。
他には、ニコ動のマイリストを監視して自動的に変換してくれる(らしい)ニコニコPodderもラクチンっぽい上に画質もある程度コントロールできるみたい。が、おれはもう、マイリストがパンパンなので、このために空けられる場所はないのだった。
■ ネット端末としてのiPod touch
2、3日使ってみたので、インプレッション。ちなみにW-ZERO3(WS004SH)を所有、日常的に活用しているが、内蔵のIEは機能的にショボすぎるし、Operaなんて遅くて使い物にならないのでなんとかしてクレと思っている。というか、WindowsMobileそのものをなんとかしてクレ!
でtouchは、ブラウザの機能的にはSafari内蔵ということでほぼ文句なしだが、WiFiのみという接続性が日本国内では微妙ということで、買う前にはあまり使えないだろうと考えていた。が、ZEROProxyが登場してしまったので、W-ZERO3と連携させればどこでもネットにつなげることができるようになってしまった。touchをネット端末として使おうという人は、W-ZERO3やEM-ONEのような、WiFiと同時に他の回線に接続できるWindowsMobile端末が必須でしょう。
ZEROProxyも、もうちょっと使い勝手が向上すると楽になるんだけど(あとhttps対応とか)、これの登場以前には実は同様の目的に使えるPocketPCProxyというさらに使い勝手の悪いソフトしかなかったので(なにしろGUIがない)、これはもう、手放しで喜ぶべきところですよ。まぁ、WiFiは電池の消耗が激しいので、携帯電話ほど手軽に使えるかというと微妙なとことなんだが。
2007-10-16追記: ZEROProxyはVersion 0.4でhttpsに対応。おまけにWiFiの自動ONやら自動ダイヤルアップもしてくれるので、本当に起動するだけで使えるようになった。グレイト。
で、実際に64kbpsなWILLCOM回線を使って移動中に接続したりしている。マルチタッチのスクリーンとSafariの相性はすばらしく、テキスト主体の素直なサイトはかなり快適に読める。ただ、あまり大きなテキストを読んでいると、裏で演奏中のミュージックプレイヤーが落ちるんだよね。メモリ不足? あと、Safari自身もかなり頻繁に落ちる。安定性はまだまだという感じ。
ただ、いくら拡大縮小が自由自在と言っても、絶対的に画面が小さいというのは逃れようのない事実で、例えばGmailがPCと同じように使えるかというとぜんぜんそんなわきゃないわけで、touchを買って「これでGmailもバリバリ使えます!」とか書いてる人の言うことは信じちゃダメ。なにしろフォーム以外ではキー入力ができないから、Ajaxバリバリなサイトでは使い勝手はかなり落ちる。あと、TEXTAREAでは実質的に編集ができないので、長文の入力もかなりの根気が必要になる。基本的に閲覧専用機、たまに入力もできるよ、という用途向けだろう。
とはいえ、その日本語入力はMasuiBox(仮称←名前がないから勝手に名づけた)なわけで*1、これはこれで感動なわけだけど。そのへんの携帯に乗ってるエセ予測変換とはレベルが違いますよ。
*1 ただし候補が多い場合にレスポンスがかなり低下するのでチューニングの余地あり。
2009-10-12(月)
■ Google Waveに招待してもらった
先日、Twitterをぼーっと眺めていたら、プレビュー公開と同時にGoogle Wave入門記事(とは名ばかりの相当詳しい記事)を公開した郷田まり子さんが、招待枠が余ってるとつぶやいた。すかさず手を上げたら間に合ったので、招待してもらってしまった。もっとふさわしい人が大勢いるような気がするけど、こういうものは遠慮したら負けである。
で、ちょっと時間があいて、実際に使えるようになったのが一昨日のこと。この週末はなにかと忙しいので、遊んでる暇はなかったんだけど、近いタイミングでアカウントをもらった知人といっしょに、少しいじってみた。
チャットと標準のExtension 2つ(Google Mapsと投票機能)を軽く使ってみただけなので、開発者向け機能についてはまだ何も言えないが、たしかに現時点ではなんとも言えない感じのプラットフォームだ。一番困るのが、最初になにをしたらいいかわからないところだろうなぁ。
もちろん、初期画面には目立つところに「New Wave」*1というリンクがあるから、新しい「Wave」を作るのは簡単だ。でもなんのために?
なんというか、「誰かと何かをコラボレートしたい」という強い欲求がないと、新しいWaveを作ろうという意識が芽生えない。これがWikiなんかだと、「別に自分だけで書いてもいいや」という感じで気楽に始められるけど、「一人Wave」ほど寂しいものもないわけで、そこが一番ハードル高い気がする。
そういうハードルを感じさせない、生々しい「プラットフォームらしさ」を失って初めて、Waveは使い物になるんじゃないかなー、と予想。
時間ができたら、いろんなExtensionを使ってみたい。もちろん自作も(できるかなぁ……)。
*1 Waveのネーミングをした人はこれがやりたかっただけなんじゃなかろうか(笑)。
2010-10-12(火)
■ 最近のfacebookの盛り上がりは児玉太郎支社長暗躍の成果(たぶん)
ここ数日、毎日のようにfacebookへの友だち申請がガンガン来るようになっていて、けっこう鬱陶しい賑やかなんだけど、どうやら日本のソフトウェア技術者コミュニティに、本格的に普及し始めたようだ。
起爆剤になった記事は「フェイスブックがはじまりそうな件」だと思うのだけど、実はGoogleトレンドなんかでは9月ごろから動きが見え始めていたし、実際の仕込みはもっと前にあったはずだ。1ヶ月も前にfacebookを本格的に使い始めたおれが言うんだから間違いない(笑)。
で、おれのきっかけというのが上の記事でも書いているとおり、都内某所で行われたセミナーなのだけど、ここでfacebookの紹介をしたのが日本支社country growth managerの児玉太郎氏だ。これまでも何度かfacebookに関する紹介は見たけれど、どれも「できること」しか説明しないダメプレゼンの典型だった。しかし児玉氏は違っていて、「なぜ楽しいのか」「どうやって儲けるのか(広告系のイベントだったため)」と、ちゃんとオーディエンスの琴線に触れるタームを使って、ちゃんと「面白いプレゼン」をしていた。
たぶんあれを聞いた人たちは間違いなくfacebookをやってみたいと思っただろうし、実際に帰宅してからログインし、以前とはずいぶん変わったUIをいじり、ファンページを開設してみたことだろう。いまの爆発的な盛り上がりは、すでにそういう人たちによる下地が出来上がっていたからだ。いつもなら真っ先に食いついていたはずのギークたちが、facebookに限ってはアーリーアダプタですらないというのは面白い。
件のセミナーは、中継禁止な上に主催団体のサイトにも案内・報告がないというシークレットぶりで、たぶん他にも似たようなセミナーはいくつも開催されていたのだろう。どうやら児玉氏は水面下で活動することにしていたようだ。
それが、9月のなかばあたりから急に露出が増え始める(Googleトレンドにまで動きが見えるほど)。mixiやGREEのような国産SNSがオープン化に向けて本格的な活動を開始し始めた時期と合致するが、実際はじっくり下地を作った上で露出を開始したように見える。何もないところに「facebookへどうぞ」と言ったところで、mixiやGREE(そしてTwitter)から客を引き込むことはできないからね。
そう考えると、この時期の盛り上がりは、周到に計算されていたタイミングなんじゃなかろうか。以前はYahoo!で手腕を振るっていた児玉氏、facebookに移って半年あまりでこの成果。たいしたものだなぁ。
そういえば以前、『ソーシャルウェブは「ポストOS」なのか』という記事を書いたけど、あれから1年半、いよいよ舶来OS(facebook) vs 国産OS(mixi)の戦いの火蓋が切って落とされたというところか。いや、身の回りだけ見てると勝負はすでについてるという感じだけどね……。
2011-10-12(水)
■ WEB+DB PRESS 総集編 [Vol.1~60](森田 創)
なんでも編集後記でこの日記を引用したからという理由で献本していただいた。ありがとうございます。読んでみたら2006年の記事から、ほんの数行である(律儀だなぁ!):
執筆陣が豪勢だと評判なので、買ってみた。たしかに豪勢だ。ただ、昔の雑誌の「その道の大家を連れてきました」的な豪勢っぷりとちょっと違う気がする。編集者がちゃんとネットにアンテナを張って、いま「旬」な技術者を見つけてきている感じ。
これが32号のときの話で、この総集編にはそれを含む1号から60号までのすべての記事がPDF化されて入ってたったの2,700円。「1冊あたり云々……」という計算は誰かがやっていたから省くが、たいへんな大盤振る舞いには違いない。また、今回で3冊目になる総集編ながら、ちゃんと1号から再録してるところも真面目だよなー。
さて、上で引用したように、旬のソフトウェア技術者を見つけ出してきてその専門分野について語ってもらうというのがWEB+DBの本領なわけだが、あれから5年、読み手であるおれはWebアクセス解析の道へ踏み出し、開発の一線からはちょっと外れた位置にいるものの、60号においても執筆陣の何割かは知人・友人だったりする。この割合は5年前とさほど変わっていない(むしろ最近の方が増えている感じ)。
これが、相変わらず開発者コミュニティとのつながりを保ち続けているおれの成果なのか、それともWEB+DBが硬直化しているサインなのかはわからない(まぁたぶん前者)。ひとつ確実なのは、引き続き移り変わりの激しいWeb業界でありながらも、トップエンジニアたちがその流れに押し流されることなく先頭を走り続けているということと、それを押しのけるように若い力も台頭してきているということだ。
総集編の記念エッセイに名を連ねている11人の「Topエンジニア」たちは一部を除いてさすがにみなベテラン揃いだが、さらに5年後、この顔ぶれがどのように変わっているのかも楽しみである。
2012-10-12(金)
■ アクセシビリティキャンプ東京#3
アクセシビリティキャンプ東京、予定どおりの3回目……なんだけど、今回も直前までバタバタしてしまって、参加者のみなさんには迷惑をかけてしまった。申しわけない……。
そのせいもあってか参加人数はやや少なめの20人くらい? いつもの分科会方式にするには少ないということで2つのセッションをシリアルでやることに。
最初のセッションは事前アンケートにあった「アクセシブルなミーティング」。これが調べてみるとなんとJISがある! が、どうもすごくフォーマルな会議向けの規格のようで、しっくりこない。そこで参加者のプロフィールに合わせてテクノロジを使ってアクセシビリティを向上するにはみたいな流れになった。例によって結論めいたものは出なかったのだけれど、チャンネルを絞ることを考えないといけないという話は昨今のIT系イベントの目指している方向とは逆向きなので悩ましいと思った。
次のセッションは「みんなJIS対応どうしてる?」的な話(モデレータはおれ)。時間が少なかったので主に既存サイトの試験に絞ったんだけど、1ページチェックするのに30分〜1時間、40ページの標準的サンプル数をこなすのに5人日(!)ということが判明したのが有意義だったような。やっぱ手間がかかりすぎてるよなぁ。
その後の懇親会では辻さん中根さんによる最新JAWSのデモ。スクリーンリーダーとしての機能から逸脱しつつあるこのツールはこれからどこに向かうのだろうか。
アクセシビリティキャンプ東京、次回は来年1月の予定です。次はもうちょっと早めに動きたいところ。
2013-10-12(土)
■ 「情報セキュリティワークショップ in 越後湯沢」に参加してきた(2)
昨日に続いて2日目。昨日はせっかく涼しいところにやってきたというのに夏日でがっくりきたけど、今日は朝からかなり涼しい。雨だけど。
宿泊はホテルバレ・ヴィラージュという(スキー客がターゲットの)ビジネスホテル。公式サイトから案内されている観光協会経由の申し込み方法に素直に従ったけど、サービスレベルは最低ラインかなー。朝食に降りていったらなんの席への案内もされず、ライスはセルフだという説明すらされず、早朝から出しっぱなしで冷えきった膳を食べさせられた。貧乏学生ならまだしも、いい大人が泊まるもんじゃない気がする。来年も来るならもうちょっとマシな宿を探そう。
昼の部については特に付け加えることはなし。SNSの話(守屋英一さん)はスライドの字も大きく、楽しい話術でベストプレゼン賞(賞品はありません)。もっとも内容的には初歩的で、セキュリティ専門のカンファレンスでやる内容かというと疑問。内容ではフォレンジックの話をされた岩井博樹さんの講演がとても参考になった。たぶんフォレンジックの専門家からすると基本的な内容だと思うのだけど、あまり普段触れない技術なので目新しいことが多かった。
……とまぁ、そういうことなんだよな。「セキュリティ」というくくりは大きすぎるので、シングルセッションのカンファレンスではどうしても聴衆の平均レベルを意識してしまい、内容的に濃いものにできないというジレンマがある。それゆえに分科会形式になる夜の車座会議が面白くなるわけで。個人的には昼の部も思いっきり濃い話題をバリエーション豊かに並べてもらって、専門家以外は置いてけぼりという状況にしちゃってもいいと思うけど。専門外の話を聞くのって、理解できなくても楽しいし刺激になるじゃんね? 白浜・湯沢・道後にはそういう刺激をちゃんと喜べる人たちが集まってるはず。
というわけで、今夜はふたたびニューオータニに戻ってフェアウェルパーティー(ようするに懇親会)。立食パーティー形式なのに鍋が出るという衝撃(笑)。
ここでも大勢の方と名刺交換、議論ができた。というか、うちのグループ会社から大勢来すぎだろう。スポンサーでもないのに。これはなんとかしたいよなぁ。
2014-10-12(日)
■ 【ナビスコ】川崎 3-2 G大阪@等々力陸上競技場
準決勝2戦目。先のアウェイでは3点先行されてから1点を返すという展開だったので、まぁ3点差つけて勝てばいいわけですね(棒)。
……とか言ってたら前半で2点も取られて「あちゃー」。いやまぁこのチームは後半だけでふつーに3点取ったりするからさ。取れなかったわけだが。うーん、ガンバは強かったね。しかしシルバーコレクターなのに決勝に進めないとは……。はー、がっくり。
前半に目の前でプレイしていたせいもあるけど、重戦車みたいなパトリックを小柄な登里がだいたい止めてたのが素晴らしかったね。最近個人的に登里株が上昇中。
2015-10-12(月)
■ 箱根周遊
昨日、御殿場でみた富士山に雪が積もっていて「やっぱ富士山は雪がないとね」みたいなのんきな会話をしていたんだけど、あれ、今年初冠雪だったそうで(笑)。今朝は雨もあがって路面は乾いてるし、空にはうろこ雲で秋模様、バイクのベストシーズン始まりだ(で、うっかり薄着で出てしまって寒いという毎年のパターン)。
今日はなんとなく箱根にした。箱根にはめったに来なくて、というのも道路は狭くて混みがちで、おまけに歩行者が多くて危ないし。とはいえそういう欠点も早起きすればあまり問題にならないのと、最近はGoogle Mapsのナビがいい感じに面白いルートを提案してくれて、そういう道はあまり路面は良くないけど空いていて景色が良かったりして悪くない。
というわけで、R1で上まで登ったあとは、芦ノ湖の東岸沿いに走りつつ桃源台から仙石原へと回ってだいたい一周してきた。日が昇ると寒くもなく暑くもなくほんとに気持ちがよかった。仙石原のススキがちょうどいい時期だった↓
◆ しんちゃん [非表示にはしてたんだけど、オリジナルtdiary.confでいじっていたのでわからなかったという・・・(^^;]
◆ UmaShika [修正確認しました。しかし、リンク元非表示にすると寂しいすね。]
◆ prin_cafe [しょうちゃん・・・あんてなサンクスなのですが、prin_case diary ぢゃなくてですねぇprin_cafe ..]
◆ ただただし [すまぬー。直しておきました。なんでcaseになっちゃうか、プログラマならわかってくれよう(^^;]