2005-08-31(水) [長年日記]
■ FEEDBRINGERは画面の使い方が富豪
FEEDBRINGERのUIが予告(?)からかなりの短期間で変更されたわけだが、Web上の評価を読んでいると、賛否両論あるようだ。
フレーム化(実際はフレームじゃないんだけど)によって、左側のリスト(以降「サイドバー」と呼ぶ)が見えなくなっちゃうことがなくなったのは良い。これは要望どおり。ただ、画面の使い方がもったいないというか、富豪というか。肝心の本文領域を狭くしすぎているので、一覧性がガクっと落ちてしまっている。ここは改善の余地があるんじゃないか。
具体的にどこがもったいないかを図示してみた。デザイン上やむを得ない部分もあるが、デザインよりも「どんなサービスを提供しているのか」を真剣に考えて優先付けを変えるべきだろう。せっかくいいサービスなのにもったいない。
まず、上のバナーとメニューの領域が広すぎる。特にメニューは、以前はサイドバーにあったものをわざわざ邪魔な位置に移動してしまった。この領域は以前のデザインではスクロールすると消えてくれた領域だが、現在のレイアウトではずっとこの位置に留まったままなので、永遠に邪魔である。画面下側の領域も同様。スクロールとともに消えてくれるよう、右か左に固めたほうがいい(このあたり、デザイン面でBloglinesに学ぶべきところは多い)。というか、そもそもこれらのメニュー項目は使用頻度がとても低いのに威張りすぎである。
画面右端には、謎の空白領域があってこれも無駄。IEでもFirefoxでも出るんだけど、なんだろう、これ。スクロールバーの亡霊?
あとは、サイドバーの幅が広すぎて、図のように広大な空白地帯ができてしまっている。FEEDBRINGERがどれくらいの大きさのウィンドウを想定してデザインされているのかわからないが、これも非常にもったいない空間である。おまけに固定幅だし。