2000-10-13(金)
■ サイアス廃刊
仕事しないでふらふらしてたら、こんな話が。うーむ、ぜんぜん知らなかった。アンテナ低すぎだ >おれ
科学朝日は学生の頃に1、2回買ったことがある程度けど(おれは怪しげなOMNI派だったので[笑])、ああいう地味で固めの雑誌は存在自体が重要だと思ってもいたので残念だ。日経新聞の前は朝日新聞を取ってたんだけど(かみさんが朝日嫌いなので乗り換え)、科学面の充実が魅力だった。科学朝日も同じ人たちが作ってたんだろう(か?)。Net上には立花隆は甘いとか、赤字なら潰れてとーぜん、みたいな論調も見受けられるけど、それもなんかなぁ。
今の科学教育の低調ぶりは親の世代が科学に興味をなくしたせいなので(たぶん)、親抜きで科学に興味を持った貴重な子供たちを育てる場として、上から下までバランスよく雑誌が出ている状況があって欲しいと思う。サイアスがつぶれてしまうと、ニュートンの上がなくてステップアップができないという悲しい状況になってしまう。本気で科学技術立国したいなら、今は赤字でも残しておくべきだったと思いますよ、朝日さん。ま、定期購読もしてなかったヤツが文句言うなっつーのは正論なのでこれ以上は何も言いまへんが。日経サイエンスでも取るかな。
OMNIで思い出したが、おれはあそこがまだ面白かった頃に始めた5ヶ年計画のコンテストの第1回優勝者なのだ。
毎年違ったテーマで5回、いろんなコンテストをやって、5人の優勝者の中から1人を宇宙旅行に招待するという太っ腹企画。第1回のテーマは小説だった。小松左京に誉められたのが人生最大の勲章かも(今となっては読み返すのも恥ずかしいけど)。もっともその時想定していた個人向け宇宙旅行会社はもうないような気がする……2001年に単段式ロケットで個人向け宇宙旅行なんて無茶な計画だったよなぁ。
そのOMNI、編集長が糸川英夫に変わったらコンテスト自体がなかったことにされてしまって、雑誌自体もどんどん面白くなくなって、あげくの果てに廃刊だ。というわけで糸川英夫にはひとかたならぬ恨みを持っているのであった。いくらロケットが好きでも糸川だけは許さぬ。つーわけで、おれはまだおたくの金で宇宙旅行に行かせてもらう権利を持ってると認識してますので(笑) >旺文社
2001-10-13(土) 0歩(付け忘れ)
■ 今日もだらだら
日記をつけるほどのこともせず。エグザスで少し泳いだ程度。
そのあとはゲーム三昧。Opposing ForceのDifficultモードをやっとクリア。いやぁ、あまりにキツくて死ぬかと思った。つーか、何度死んだことか……。
明日からは「シリアスサム」にしようかどうしようか。実は新しいプラモもあるのだが。イングラム3号機。ガンプラはやらんけど、パトレイバーはOKだ。出淵メカはカッコイイからな。#RuBBSはどうしたというツッコミが来そうだが(^^;
■ 散財自慢
オープンにしたら、けっこう知らない人が散財を記録していくようになった。中でもすごい(つーか「とんでもない」)のが、2ヶ月で200万円以上散財している「としあき」なる人物である。うちのトップのsuzuneが半年で200万だから、3倍速で追い上げている。シャアなのか。
でも、SCSIでRAID組むならもっと高いカード使って欲しいよな、とか、ビデオ編集システムならケーブル類が計上されてないのはおかしい、とか、どうもリアリティがないという声もアリ。
こういうのを質問したりツッコミしたりするために掲示板を併設しようかなんて話もあったけど、やめた。むしろ「この人はどうしてこんなに自由になる金があるんだろう」とか、見ている方が勝手に想像できた方が楽しい(笑)。
2002-10-13(日) 13000歩くらい
■ 川崎vsC大阪@等々力競技場
浦和がまさかの単独首位というJ1も面白いが、今は昇格争いが四つどもえのJ2の方が面白い。今日の等々力は、その4位、微妙な勝ち点差で追い上げ中の川崎が首位のC大阪とあたるということで、なんとほぼ満員の2万人超の入り。まさか等々力に、厚別よりたくさん人が入るなんて考えたこともなかったよ。まぁ、子供は無料だったり、川崎在住の富士通社員に動員がかかっているという噂もあるが……ごにょごにょ。
でもまぁ、去年、一昨年とはうって変わって、ずいぶんサッカーらしくなったね、川崎。プレイに安定感があって、基本練習をみっちりやってる感じがする。なんと言っても応援している方のチームが勝つのは楽しい!!(笑) それが、89分に決勝点が入るような試合とあっては、なおさらである。あー、面白かった(そう、2-1で勝ったのである)。
しかし残念なことに、川崎の応援から、あのカッコいいスネアドラムがなくなっていた。あれがあると勇壮感が出てよかったんだがなー。どうしちゃったんだろう。
■ 調布市花火大会
等々力から電車で一本ということもあって、サポ仲間のポンさんに連れられて、調布市の花火大会に。といっても、対岸からのタダ見だ。
おれ、暑いわ、蚊に食われるわ、人が多いわ……という真夏の花火大会にはどうしても行く気になれなかったんだけど、この時期ならいいね。ちょっと寒いけど。予算的に厳しいという話もあるようだが、ぜひこのシーズンに続けて欲しい。巡回先でもけっこう行った人がいたようだ(こことかここ)。
出だしから、地表近くで大きいのが暴発(?)するという派手な演出(演出ちゃうわ)があって盛り上がる。あれって、アニメとかである爆発シーンとおんなじやね。おれが思い浮かべたのは、ガメラ2の仙台消滅のシーンだけど。しかし、何事もなかったかのように大会は続行するのであった。現場は火事になっていたけど……。
中盤、ハート型やスマイルマーク、ドラえもんの顔(!)なんていう変わり花火が上がるようになると、「『キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!』なんてのが打ち上がったら面白いよね」「『2ちゃんねる提供のキターマインです』なんちて」とか話が出て、ネット住人ならではのダメっぷり増大。
帰りが混まないうちに早めに退散。帰りは牛角に寄って、なんだか充実した休日であった。
■ StepKeeper壊れる
今日のデータを吸い出し中にfatal errorでお亡くなりに。挿し直しても認識しないし。困ったなー。
2003-10-13(月)
■ 豪雨
小雨の中をコナミ(さすがにエグザスとは言いづらくなってきたが、これだとゲーセンと区別がつかんな)に出かけて、少し泳いでマッサージチェアにまで座っている間に、外はとんでもないことに。
コナミの入り口は2Fにあるのに、その前が2、3cmの深さの水浸し。強い風と大粒の雨で、前も見えない。とは言え、自宅までたかだが歩いて5分である。えいやっ、と飛び出したが、吹き付ける雨ですぐに膝から下がびしょ濡れに。
けっきょく、途中の道はくるぶしまで冠水しているところが数カ所あって、上から下までぐっしょり。服を全部脱がないと家に上がれなかったよ。なんで玄関先で裸にならにゃならんのだ!! 何年もここに暮らしているけど、こんなこと初めてだ。
で、乾いた姿になってぐったりしていたら、すぐに青空が見えてきたし。なんだよ、くそー。
2005-10-13(木)
■ category_to_tagプラグイン(4)
TrackBackでツッコミも来ているが、RSSのtitleにタグが含まれちゃうんだな。他の人のfeedを見ていても気にならなかったのは、ラベルが短くて数が少なかったせいか。おれみたいに長いのをたくさんつけると、とたんに目立つと。
これはmakerss.rbの方で対処すべきなんだが、昨日書いたようにちょっと問題があるので悩むところ。ただ、現状のRSSにもタグ(カテゴリ)はすでにdc:subject要素に含まれているので、category_to_tag.rbを使っているかどうかに関係なく、ばっさり削除しちゃっていいシロモノではある。
ということで、とりあえず応急処置的にタグ(カテゴリ)指定は削る方向でmakerss.rbを修正。ついでにmy-ex.rbが付け加えるtitle要素からも削除。さらに、BlogKitのwhatsnew-list.rbがdc:subjectをサポートしていなかったので対応。
■ WikiばなVol.5
もう明後日だけど、まだ定員に達してないのか。でもまぁ、30人前後が適正人数という気がするので、これくらいがいいかもなー。今回のポジションペーパーはフォーマットを決められてしまったので、遊びはなしです(笑)。
問題は懇親会だ。まだ禁酒中で食事制限つきなので、ふつーの宴会は食うもんがないんだよなぁ。
◆ にじむ [宴会ですが、たださんの分はコースを頼まないという選択肢ではいかがでしょうか。たださんに懇親会も出ていただけるのでした..]
◆ ただただし [うーん、そこまで言われたら参加しないわけにはいかないですね(笑)]
◆ にじむ [飲み放題分だけは注文してくれ、とのことですが、料理は別注文でOK取れました〜。こんな感じですが、大丈夫でしょうか? ..]
◆ ただただし [最近の居酒屋はヘルシー系メニューもあるので、たぶん大丈夫でしょう。ありがとうございました、参加します:-)]
◆ TrackBack [http://generative.info/daily/20051016.html generative.info..]
◆ mtakeshi [category_to_tagプラグインですが、携帯端末からみるとi.category.rhtmlが無いためにエラー..]
2006-10-13(金)
■ Remember The Milkのリストを自動でバックアップ(2)
昨日のツッコミでOutlookを使ったらというアドバイスをいただいた。が、おれもOutlookを使うのは負けだと考えているので、それはないかな。つーか、それ以前にOutlookなんて持ってないし!
とはいうものの、AtomよりもiCalendar形式の方がちゃんとメタデータが活きているようなので、そっちを使うべきだね。おまけに設定画面内に全リストのURLがあるという指摘もあり(相変わらずマヌケすぎる>おれ)、昨日作った「全部入りスマートリスト」は破棄。
さらに上のページ内で言及されていたMozilla Sunbirdというのは知らなかったので(マジで存在すら知らんかったよ)、入れてみた。RTMのiCalデータにはカレンダーサービスとイベントサービスの2種類があり、Sunbird上ではカレンダーサービスがいわゆるタスクリスト、イベントサービスがカレンダーに反映されるようだ。というわけで、両方入手して読み込ませれば、急場のしのぎに使えるということになる。
あとは(今は使わないけど)RubyからiCalをいじるためのvpimというライブラリも見つけたので、覚えておこう。Sunbirdではちょっと使い勝手が悪いし重過ぎるので、軽い「RTMビューア」みたいなのが作れればバックアップとしては万全だろう(そんな暇はないけど)。
というわけで、バックアップ用のスクリプトは以下のような感じに:
#!/bin/sh id=【YOUR_ID】 pw=【YOUR_PASSWD】 ical=rememberthemilk.ical events=rememberthemilk.events.ical cd $HOME/var/backup wget -O $ical --http-user=$id --http-passwd=$pw https://www.rememberthemilk.com/icalendar/$id/ wget -O $events --http-user=$id --http-passwd=$pw https://www.rememberthemilk.com/icalendar/$id/events/ svn ci -m 'automatic update' $ical $events
2007-10-13(土)
■ BPLAYの思い出
【注意:年寄りの回顧記事です】
ニコニコ動画(RC2)発表会に行ってきますという記事の中で、初音ミクに関して:
相変わらず新規作品が毎日100以上掲載される(アイマスのデータ集によると、アイマスですら100/日を超えたのは数回しかないということなのでまさに驚異的)という勢い
という記述があったけど、あんた、(入手困難とはいえ)1万ちょっとのソフトと楽譜さえあれば参入可能なジャンルと、XBOX360+ゲームソフト+ビデオ編集ソフトが必要なジャンルを比べてどうするよ*1。でもまぁ、参入障壁が低いのは素晴らしいことだ。アイマスMADなんて、最近は高度になりすぎて、もはや自分で作ってみようなんて気はさらさら起きないし。
音楽つながりだが、先日はてなダイアリーが導入したMML記法、あまりの懐かしさに腰が抜けた。今を去ること20年ほど前、BPLAYというソフトウェアにハマっていた時期があったからだ。まだVectorで入手できるんだなぁ。おれが作った周辺ソフトもこのへんに残っている。もう手元には残してないから、Vectorが潰れたら消滅だな。
BPLAYは、「うっぱち屋」を名乗る二人組が開発した、NECのPC-9801シリーズ上のMS-DOSで動作する音楽再生ソフトで、98シリーズの内蔵スピーカを使う。常駐ソフトなので、MS-DOSなのに作業中にも音楽が流せる……んだけど、なにしろビープ音なので、音質は果てしなくチープなのは想像するまでもない。
当時、パソコンでDTMをしようと思ったら、X68000(あとはMac?)みたいなもっとマシなハードを使うか、98でもMIDIボードを入れるのが普通だったけれど、とうぜん追加投資が必要なわけで、やっぱりそれなりに好きな人たちによる趣味の世界だった。
BPLAYはチープなビープ音ではあるものの、当時もっとも普及していたハードの標準機能しか使わないこともあり、またMML記法の単純さも手伝って、けっこうふつーの人たちにも愛されていたと思う。ここでさっきの参入障壁の話につながるわけだが、これ以上とくに続かない(笑)。
どんなにチープな世界でも、なんとか高度化してしまう人たちは必ずいるもので、BPLAYの世界も技法が発達していく。長い2音を短く分割してトレモロのように交互に鳴らすことで、擬似的な和音が生み出せることがわかると、その進化は加速。特にこの日記にもときどきツッコミを入れてくれる、のぶくにさんは突出した技術を持った人で、最終的には五重奏までやったように記憶している。
Windowsが登場して、98シリーズに代わってPC互換機が主流になり、音もPCMが鳴るのが当たり前になると、BPLAYは廃れていく。でも当時のBPLAYコミュニティの熱気は、今のニコニコ動画に通じるものがあったなぁ。
まぁとにかく、想像するよりかなりびっくりする作品が、いくつもあったのよ。はてなダイアリー上でもすでにいろんな作品が公開されているようだけど、たぶんどんどん高度化していくんだろう。まさかこの世界が、20年の時を経て復活するとは思わなかったよ。歳はとってみるもんだ。
*1 まぁ、人の撮影した素材だけ使う「借り物P」なんて人たちもいるけれど。
2008-10-13(月)
■ 西伊豆スカイライン & 伊豆スカイライン
この連休は一人遊びな感じなので、今日も走りに。前日にしたくをしておけば、4:00に起きて4:10に出発できる。
先月kitajが西伊豆スカイラン~県道411~仁科峠までのワインディングの快適さは異常と言っていたのを思い出し、行ってみることに。そういえばこっちの方面には、しばらく来てないよなぁ。というか、前回来たのはDUCATI乗ってる頃か? ひょっとするとSRX4の頃かも知れん。
で、行ってみればたしかに、最高に気持ちのいいワインディングだ。走りなれた道ばかり走ってちゃダメだなぁ。西伊豆スカイラインに入ったのは7時前なので、対向車もなければ前を邪魔する四輪もない、完全に独り占めだった。楽しくて思わず1.5往復もしてしまったわ。ツーリングは早起きに限る。
……とかいいつつ、帰りは走り慣れた伊豆スカだったり。
そう言えば、Xactiの液晶を開いたままにするなら右サイドにも設置できる場所があることを発見し、今日の撮影はこんな感じで。液晶画面が3枚もある、変なコックピットになってしまった。
2009-10-13(火)
■ 岩本隆史さんの技術者魂に心が震えた
幸か不幸か、PHPに関わることは(今のところ)ないので、最近話題になっていた岩本隆史さんの「htmlspecialcharsに関する残念なお知らせ」については周辺の話題を軽く眺める程度だった。が、今日になってコメント欄がえらことになっていると聞いて、読んでみたらなかなか面白い展開になっていた。
いや、本人はキレ気味なので、面白いと言っては申し訳ないのだが、なんというか、技術者の本質が垣間見えるので、もし「技術者がなに考えてるのかさっぱりわかんない!」という人がいたら、ちょっと読んでみるといいかも知れない。2009/10/10 14:23のA-xtuさんによるコメントからの一連のやりとりである*1。ちょっと感情的になっているから、喧嘩腰で言葉遣いが乱暴な点には目をつぶって読むこと。
(ちょっと脱線)
数年前(いや十数年前か?)、Palmコミュニティで「一筆啓上」という運動が盛り上がったことがあってだね。Palm向けのソフトウェアを作って公開している作者に、感謝のメールを送ろうという運動だったのだが、おれはもう、これが気持ち悪くて気持ち悪くて。それ以来、Palmコミュニティにはあんまり深入りしないようにしていたくらい。
わざわざ腹の足しにもならないメールなんて書いてる暇があったら、もっと世の中を豊かにするために有意義なことをしてくれ、と本気で思ってたね。というか今でも思ってるし、その手のメールが来たら実際そんな返事を書いてた。最近はさすがにないけど。
特にメールでの感謝なんて、本人と作者の間でしかやりとりされないから、作者の自尊心をほんのちょっと持ち上げるだけで何の役にも立ちゃしない。そんなにそのソフトが気に入ったなら、バグレポートを送ったり、活用法を集めたWebサイトでも作ったほうが何倍もいいよ。
(脱線おしまい)
技術者にとっての(金銭以外の)報酬は、自分の働きで世の中が少しでも良くなったことを目にすることだし、他の人にもそういう行動を求めているのだ。だから、バグトラッキングシステムでチケットがクローズされたあとにコメントできなくても何の問題もないし、まして第三者から感謝のメールを出せなんていわれたら怒って当然。
そりゃぁ「ありがとう」はコミュニケーションの潤滑油だし、ないよりはあった方がいいには違いないが、Twitterやブクマコメでひと言投げるくらいならまだしも、わざわざメールを書く時間を(私のために費やすのは)無駄だ。……と考える技術者がいても、ちーっとも不思議じゃないのである。
岩本さんの最後の発言「私には、もっと大きな使命があるんだよ。」は、下手をするとすごく尊大に見えちゃうかも知れないけど、これには「あなたはあなたの使命をなせ」という意味が隠されていることをわかって読まないといけない。
そしてこれこそは、ホンモノの技術者*2の本音である。そういう意味で、今日これを読んだおれの心は震えたよ。ひさびさに技術者の熱い心情を読んだ(そして自分の使命を思い出した*3)。
2011-10-13(木)
■ Dennis Ritchie死去
なんだかIT業界有名人の訃報が続いているが、個人的にはこれは悲しいなぁ。ちなみに第一報はGoogle+上のRob Pikeの投稿:
I just heard that, after a long illness, Dennis Ritchie (dmr) died at home this weekend. I have no more information.
I trust there are people here who will appreciate the reach of his contributions and mourn his passing appropriately.
He was a quiet and mostly private man, but he was also my friend, colleague, and collaborator, and the world has lost a truly great mind.
C言語の開発者であり、UNIXの開発者でもあるデニスはもう70歳、この先さらに新しい何かを産み出してくれるようなことは期待できないわけで、彼のいない未来から何かが欠けるわけではないだろう。ただ、彼の残したものに対する尊敬というか感謝……うん、そうだ、感謝だな。それはもう、計り知れないわけで。
(ポケコンのBASICを除けば)最初に学んだプログラミング言語はPascalで、次に覚えたのがCだった。Pascalは基礎を学ぶには良い言語だったが、「これならなんでも書ける!」という多くのプログラマが感じるある種の「全能感」はまさにC言語によって与えられた*1。その後はエディタのマクロやAWKを除けば、Javaに触れるようになるまでほとんどCだけを使っていた記憶がある。さすがにもう、C言語は役目を終えたと思うが、それでもインターネットがCで支えられている事実はまだしばらく揺るがないだろう。
ネット上の追悼メッセージをみていると、
free(dmr);
とか、
dmr = (void *)0;
とか、
printf("goodbye world\n");
とか、「おまえらわかってんなぁ」というのが目について、いっそう悲しみに拍車がかかるのである。
彼なくして、今日の世界はけっしてなかった。R.I.P.
*1 この全能感はのちにRubyによってさらにブーストされるわけだけど、それはまた別の話。
2012-10-13(土)
■ Nexus7、設定中(2)
先日の続き。
通知エリアの活用
設定画面に飛ばなくても各種モードを変更できるのがAndroidの良いところ。とりあえず従来のOne Step Settingで一括設定変更をしつつ、個別の設定変更はSettings Extendedを併用。Android 4.xから、通知エリアにいろいろ押し込めるようになっていて、これもそのひとつ。これは楽でいい! バッテリ残量も%表示してくれるし。
その他、通知エリアにはDayWeekBar 日本語版で日付と曜日を表示。あんまりごちゃごちゃさせてもアレなのでとりあえずこんなもんで。でもタブレットは通知エリアも広いから、もっといろいろ入れられるな。
読書
EPUBを直接読むためにHimawari Readerを導入。「Gene Mapper」が縦書きで読める! (縦書きの小説なら明朝体でしょ、ということで当然Himawari +IPAex明朝も)。
PDF & コミックのためにPerfect Viewerも入れてみた。余白の残るテキストはこっちがいいかなぁ。てかやっぱりKindleの方がいいな。まぁ、緊急避難用に。
sshクライアント?
せっかく画面が大きいのだから開発も……と思ってsshクライアントを試してみているけど、基本的にキーボードを付けて使うのが前提っぽいので、ペンディング。Bluetoothのキーボードを買えばいいんだけど、それを持ち歩くかと言えばちょっと躊躇してしまうなぁ。
カメラ(というか写真)
Nexus7にはインカメラしかないので、これで写真撮影というセンはない。引き続きDesireで撮るわけだけど、それをNexus7でいじりたい。自動でアップロードさせる技は(Picasaユーザとして)Google+を使うのがもっともスジがいいんだけど、いかんせんデカすぎてDesireに入らない(笑)。しかたがないのでDropboxを使うことにした。Dropboxもだいぶデカいんだけど、なんとか入った(そしてまたメモリ欠乏症に……)。Dropboxクライアントは最近「Photo」ビューが入ったのでいろいろ捗る。
2013-10-13(日)
■ 「情報セキュリティワークショップ in 越後湯沢」に参加してきた(3)
昨日に続いてワークショップ3日目……ではなく(ワークショップは昨日で終わり)、フェアウェルパーティーまで出てると帰れなくなるので後泊である。まぁ、ちょっと観光でもして帰るかね。
ちょっと調べてみると、近くに大きなロープウェイがある。さらに歩くと「雪国」の舞台になった諏訪神社があるとのこと。じゃあこのセンで。涼しいし、いい天気なのでハイキングにはいいでしょう。
と思って歩き始めたらすぐに暑くなって、着ていたパーカーを脱ぐ。民家の玄関が例外なく引き戸だったり、場合によっては2Fが玄関だったりすることから本格的な雪国だとわかるけど、なんかもう、10月なのにこの暑さはどうかしてる。歩いてる人はまぁ、少ない。スキーシーズンには賑わうのかなぁ。
まずはロープウェイの駅まで来たけど、片道7分で往復1500円と聞いてやめた。そのまま歩いて諏訪神社へ。新幹線の高架をくぐって裏側から境内に入る。複数の社があるもののそんなに大きくない、わりと普通の神社。
入ってきたのと反対側に、参道を挟んでこま犬がいたので、正面から撮ろうと思って近づいたらなんと参道に金属製の柵がある。向こう側は崖で、下には上越本線。さらに向こうには鳥居も見えるので、本来は階段かなにかでここまで上がってくる参道があったのだろう。なんとまぁ、前は在来線、後ろは新幹線にぶった切られた、なんとも気の毒な神社なのだった。
「雪国」に登場するこま犬は苔が生えているそうだけど、このこま犬には生えてない。建立年が彫られてないのでわからないが、比較的新しい気がする。本殿前にいるこま犬は明治28年の作なので、もしかすると後の時代に移設されてしまったのかも知れない。その明治のこま犬はなかなか味のあるデザイン。
その後、境内の奥に伸びる細い山道も「雪国」に登場するというのでちょっと歩いてみたが、傾斜を登り切るとなんと新幹線のトンネルの上を通る道路に出るのだった。なんか、開発が進んでしまったあとになってから「雪国」ゆかりの地だと気づいたかのような感じですなぁ。その後別のルートを歩いて戻り(片道20分くらい)、Maxの2F席で帰った。
2014-10-13(月)
■ 「THE IDOLM@STER LIVE THE@TER HARMONY 03,04発売記念イベント」へ行ってきた
なんとLTH03・04イベントに当選してしまったので、大型台風が接近する中、下北沢まで行ってきた。
ミリオンライブのCDシリーズは発売直後にそのCDに登場しているアイドル(の中の人)を集めてミニライブを行う。ミリオンライブでは765プロがAKB48のような固定の劇場を所有しているという設定なので*1、こういう小規模なライブを頻繁に行うというのは世界観にマッチしていてすごくいいと思う。とはいうものの、実際は地下アイドルの規模ではないアイマスのこと、400人規模の箱で2回公演とLTPのときより大きくなってだいぶ緩和されたとはいえ狭き門には違いない。応募した時もまさか当たるとは思ってなかったのでびっくりだ。もっともこの人数を無料招待というんだから、ランティスも太っ腹だよなぁ。
しかも! LTH03には天ちゃん演じる志保が入っていて今回のライブにも登場するというのだからもう、これで行かなかったら天罰が下るというものだ。九州に上陸して日本列島を縦断中の大型台風19号が、深夜から明け方にかけて関東に最接近するという予報の中、19時からの夜の部に参加。帰れなくなる覚悟の上である。
会場の下北沢GARDENは普通のライブハウスなので外に広いスペースもなく、大雨なので客は地下のロビー的な場所にいったん集められ、そこで物販(Tシャツ・タオルは昼の部の時点でもうSOLD OUT)列とともに入場待機列を作るというだいぶ無茶な状況。400人のプロデューサーがあげる熱気でムンムンしていてこれだけでもう死にそうになる。列の中には小柄な女性Pもいて「この人たち、ぜったいステージ見えないよな」と気の毒になる。機械的な整理番号じゃなくて、身長順とかにしてあげればいいのに(と無茶をいう)。
ライブ会場に入ったら入ったで当然オールスタンディング、1ドリンク付きとはいえもうぎゅうぎゅう詰めで飲み食いなんてできる状況ではない。立ったまま数十分の開演待ち。前説にえいちPが出てきて、前に鉄製の柵があって危ないから前に出ないで上に向かって盛り上がって下さいと言ったあと、ぼそっと「1、2、3、4、せーのでジャンプ」とつぶやいたら、Pたちが瞬時に反応してコールで応じて爆笑してしまった。ほんとおまえら良く訓練されてるな(もちろん自分も含め)。
そんなこんなでキャスト陣登場。今回はLTH03(クレッシェンドブルー)から志保(天ちゃん)、星梨花(もちょ)、麗花(ぴらみ)、LTH04(エターナルハーモニー)からまつり(諏訪ちゃん)、エミリー(ゆうちゃ)、風花(すーじー)の計6人。どっちもリーダー不在かーと思ったら第一声がもちょで、MCを回す役がもちょらしいとわかって、Pたちの間からこの先を心配するようなとまどい気味の歓声があがる(笑)。もっとも、諏訪ちゃんがフォローに入ってちゃんと進行していたので諏訪ちゃんはできる子(と思ったが比較対象がもちょだからかも知れない……)。
トークパートはお題の問いに各自で答え、ユニット内で答えが揃ったら得点というクイズ。一問目は「相手チームで一番頼りになる人は?」で、「千早」と「志保」で全員が揃って30ptずつ。というか、クレッシェンドブルーは静香じゃないのかよ(笑)。二問目は「アイドルに一番必要なものは?」で、エターナルハーモニー側が3人とも「笑顔」で30pt。一方クレッシェンドブルーは天ちゃんとぴらみが「笑」でもちょが「礼」。ここで天ちゃんがもちょをいじるというトラハモ的展開で(われわれに)ご褒美だったのだけど、賞品のご褒美スイーツは和三盆を使ったお菓子だったのに麗花(ぴらみ)のいる側に渡らなかったというオチ。
その後ライブパート。
トップバッターの諏訪ちゃん、まつり姫に合わせてミニ浴衣風の衣装ですばらしくかわいい。LTP/LTHはキャスト陣の自前衣装なのにこのこだわりはすごい。「カーニヴァル・ジャパネスク」はまつり姫らしい賑やかでアップテンポな曲だから、振りも大きいしコールも決まって楽しいことこの上ない。またもやミリオンの飛び道具がこの人の手に渡ったかという感じ。
ぴらみ「サマ☆トリ ~Summer trip~」、CDで聴いて上手い人だなーと思っていたけどライブでも弾けてすごくいい。コールも入れやすい曲なのですごい盛り上がった。麗花はそれほど興味のあるキャラじゃなかったけど、中の人がいいパフォーマンスをすると急に好感度が上がっちゃう。
もちょの「夢色トレイン」も、まぁ解説不要のかわいらしさだよね。元気いっぱいに跳ねまわってた。上に伸ばした腕をくるくる回すところ、しだいにPたちが振りコピするようになったので定着しそう。歌ったあとのMCはあいかわらずシュール。
すーじー、風花の私服に似たワンピースで雰囲気出てた。「bitter sweet」はLTH04の中では出色のうまさだったんだけど、ライブ初体験ということでかなり硬かった。これからもっとライブに出て、実力発揮できるようになって欲しいなー。
ゆうちゃ「君だけの欠片」すばらしかったね!! 自分から「成長した」って言ってたけどほんとそう。硬さがなくて曲の雰囲気がよく出てた。振付もエミリーっぽくてかわいい。
天ちゃん「絵本」。神々しかった。もう別格。バラードで歌詞も重めだから思いっきり感情を込めていたし、それでいて押し付けがましい熱唱ではないという、素なのか計算ずくなのかわからないけどオーディエンスにちゃんと真剣に向き合ってる感じがしてすごくいい。歌手デビューするというのはこういうことかと思った。
で、残念ながらユニット曲はなくて、最後に「Welcome!!」。最初からコールポイントが入っていて初心者にも優しいアイマスらしい全員曲。こういう狭い箱だと客の一体感もあって盛り上がるのなんのって。これは今後のライブでも楽しいことになりそう。そういえばセリフのところは5人分しか枠がないのに6人でどうやって歌うのかと心配していたら、そもそもCDのとおりには歌わなくて、どうもライブのたびに別のセリフを入れてくるみたいだぞ。今回も「わさんぼーん」はなかったし、最後に2人で同時に叫ぶことで数を合わせていた。
台風で電車が止まるのがなにより怖かったので、ドリンクチケットはペットボトルの水にさくっと交換して、ダッシュで外に出た。ぶじに最寄り駅まで帰れたけど、外はとんでもない土砂降りで、ゴアテックスのブーツを履いていなかったら死んでたわ。いやー、なかなかハードな体験だった。でも今日は風邪ぎみで調子が悪かったのに、ライブで声出して暖まったら治ったよ。
THE IDOLM@STER LIVE THE@TER HARMONY 03 アイドルマスター ミリオンライブ!
ランティス
¥2,091
THE IDOLM@STER LIVE THE@TER HARMONY 04 アイドルマスター ミリオンライブ!
ランティス
¥2,040
*1 この世界には秋元康もAKBもいないのでこれは高木社長の発明である。
2015-10-13(火)
■ Google Play Musicを使ってみる(1)
いまさら感が強いが、先日から日本でも使えるようになったGoogle Play Musicを使ってみることにした。これまで音楽データはBoxに同期してどこからでも参照できるようにしてあったけど、同期アルゴリズムが腐っているのかときおり不調になる上に、Boxを利用できるストリーミング音楽プレイヤーがどれもいまいちで難儀していたので代替になるかと思い。
それにしても、Appleのヤツそうだけど、いったいどういう契機でクラウド上に自分の音楽データを置いていいことになったのやら。違法じゃなかったのか。
最初に一ヶ月無料だけど支払いの登録だけしろと言われて、促されるままに登録したらGoogle Playの支払いシーケンスを普通に通らされて課金されたっぽい画面になったので焦ったけど、あとで届いたメールによれば請求金額は0円だった。こういうの焦るからやめて欲しい……数百円くらいかまわんけど。
大元のデータはこれまでどおり自宅のWindowsマシンでMusicBeeを使って管理するとして、音楽フォルダをブラウザ上から指定して同期!……と、夕べ設定してそのまま寝たら、朝になっても転送ゼロ(笑)。ぜんぜんダメじゃん。そういう話はすでにけっこう目にしていたので、専用のミュージックマネージャをダウンロードして動かした。これは順調に動いているようなので、そのままにして仕事へ。
6千数百曲のデータの転送は帰宅するとほぼ終わっていて、なかなか順調。これでついに音楽の趣味までGoogle様に筒抜けになったぞ。もっとも170曲ばかり「未対応フォーマット」扱いされて転送に失敗しているのが謎だ。ただの.m4aファイルだぞ? どうすればいいんだろう、これ。手元で.mp3に変換してやればいいのかしらん?
最大の問題はプレイリストもレートもインポートしてくれないってことで、たんなる数千個のファイルの固まりを前にして呆然とするしかない。とりあえず、いくつかのライブのセトリでプレイリストを作ってみたけど*1、これはかったるい。手元の.m3uファイルをインポートできんのか。もしくはプレイリストを作るAPIとか。
無料で聴けるストリーミングサービスの試用についてはまたあとで。まぁ、例によって聴きたい曲はどうせほとんどないんだろうけどさ。
*1 こないだ入手したライブ音源を混ぜたら雰囲気出ていい感じ。やっぱライブCD出してほしいなぁ、コロムビアさんとランティスさん。
2017-10-13(金)
■ Xperia Z5 CompactにようやくBlueBorne対策アップデートが降ってきた
数日前に公開された、Xperia Z5 Compactの最新OSがOTAで今朝降ってきたので、即座に入れた。BlueBorne脆弱性が公表されてから、実にひと月半である。なんでもっと早くできねーかなー。Android最大の欠点が、いまだに解消されてないの、ほんと困るわ。
BlueBorne Scannerも無事「You Are Safe!」と出すようになった……が、これは単にパッチレベルの日付が9月1日以降かどうかを見ているだけということが判明しているので、本当に脆弱性が直っているかどうかは実はわからんのである。SONYが件のパッチだけ適用していなくても判別できない。わざわざそんなことをする理由はないと思うけど。
実のところ、同じパッチがあたっている同僚のZ5cにリモートスキャンをかけてみると、いまだに「High Risk」と言われたりするのである。もっともAndroidのアプリレベルからこの脆弱性をつくパケットなんて出せないだろ、という指摘もあって、このスキャナの機能自体に疑問符がついているのだが。
なので、ユーザとしてはシステム情報のパッチレベルを信じるしかないのであった。まぁ、信じて今日からBluetooth解禁にするよ。
今回の更新にはおそらくバッテリ消費の対策なんかも入っているようだが、まだ実感はない。それよりスクリーンショット用のフォルダでサイズゼロのtmpファイルを生成し続ける謎のプロセスが走ってるんだけど、なんだよこれ! 消しても消しても生成されるぞ(消さなければ増えないようなので当面は放置して様子をみてる)。
◆ 白い奥様 [等々力に補足:試合後、ゴール裏で岡山選手、2万人入ったことに対するお礼と喜びそして、「だったら、何で最初から来てくれ..]
◆ ほそのひでとも [7年前、稲田堤から調布の花火見ました。夕立で浴衣姿の女子が見るも憐れだった…。:D]
◆ a.k [OMRON Walking styleだぁ〜〜(笑)]