2003-12-01(月) [長年日記]
■ TungstenE(10)
昨日買ったスタイラス、案の定自宅に忘れてきた _| ̄|○
BackupMan、QLauncher購入
$10.00と$12.50。今まではPalmGearを使っていたけど、どうも手続きが煩雑なので(いや、Webサイトがゴチャゴチャしていて嫌いなので、かも)、今回からHandangoを使うことにした。
ずーっと以前、Palmにオープンソースソフトウェア(やフリーソフトウェア)が少ないのは単一アーキテクチャのせいだろう……なんて書いたけど、それにしてもシェアウェアの比率が高い。別に、良いソフトウェアに代金を支払うのに不満はないが、なんでこんなにシェアウェアが多いんだろう。
……と考えて、ごく当たり前のことに気づいた。そうか、Palmにはパッケージソフトウェアの市場がほぼ皆無だから、代わりにシェアウェアなのか。たしかにこのサイズでこの値段のソフトを箱に入れて売ってたら、ペイするわけないもんなぁ。
ただ、おかげでオンラインで支払うためのインフラ整備が早く進んだため、従来だったらフリーソフトにするはずだった作者まで、シェアウェア化をするようになったということはあるかも知れない。
テキストファイルを読む
Cygwin用のw3mをちゃんと入れたので、Windowsだけで完結した環境を作れるようになった。一昨日のスクリプトも、拡張しやすく一般化して、scripts:PalmTextとして残した。おいおい別のサイト用のフィルタも書こう。
そうそう、KaniEditは勝手にFEPをONにしてくれるところが不満だったんだけど(これではコードが書けんじゃないか←書くんかい)、読むだけならDOCビューアでも対応しているものが多いことに気づいた。愛用しているPookも、ちゃんと/Palm/Programs/Textの下を見てくれる。ふむ、これでいこう。
HotSyncが面倒な話
どうせ充電するんだからついでに同期すればいいのに、と思ってしまうんだけど。
そもそもPCの電源を入れるのがまず面倒、でしょう(笑)。あと、TungstenEを始め、最近のPalmOne社のエントリーモデルは、クレードルじゃなくてただのUSBケーブル接続なので、お手軽さはだいぶ低下している。これはつまり、Palmはとうの昔に、常時PCの電源が入っている人ばかりを相手にしたデバイスじゃなくなっているということだと思う。
あと、HotSyncという仕掛けは、Palmが非力で、ペンで入力するのが困難だったり、ネットワークにつなげられなかったりという状況下では輝いて見えたけど、今はキーボード付きモデルもあるし、POBoxもあるし、自力でネットワーク接続もする。HotSyncだけが外界とのインタフェースだった頃とは環境が違っているんだから、HotSync抜きのPalmというのはおおいにアリだと思うんだな。
■ 日本ブレイク工業「社歌」公式WEBサイト
えぇぇ〜。本人かよ(笑)。日記まであるし。
2003-12-02(火) [長年日記]
■ TungstenE(11)
今日はちゃんとスタイラスを持ってきた。が、気がつくと付属のスタイラスを手に持っているという。意味ないじゃん……。
■ Amazonの「おすすめ」が変(6)
11月27日の続き、そして完結編。
こんどは2日で返事が来た。『「おすすめ商品」の評価後、「保存」ボタンをクリックした際、本来であれば正常に情報が経由されるべきところ、情報が途中で止まっていることが確認できました』とのこと。そしてしばらく使い続けてみたが、あれ以来今日まで問題は発生していない。
ふぅん……。わざと意地の悪い想像をしてみると:
- おれからの最初のメールで問題を発見し、こっそり直した(この修正のため返事が遅れた)
- 他に苦情は来てないから、しらばっくれて、再現しないと返事を書こう
- ところがまさか、おれが問題のページをちゃんと保存していたとは思わなかった
- 証拠を突き付けられてしまったので、問題があったことは認めよう
- でももう発生しないから、うやむやにできるだろう(←実際まだ「ブラウザのせいじゃないの」とか言いがかりをつけている)
いや、もちろん違うかも知れないけどさ。最近、Amazonには疑心暗鬼になってるしなー、どうしても懐疑の目で見ちゃうよね。
■ tDiary: amazon.rb
Amazonつながりというわけでもないが、最近amazonプラグインのパッチをもらって、久々に進化している。書影のサイズを選べたり(もちろん設定画面で)、書影が見つからない時にデフォルトイメージを出すようになったり。いい感じ。
まぁなんだ、リクエストを出しておくと対応したパッチを作ってもらえるというのは、実に幸せなことだ。特にこう忙しい時には。
2003-12-03(水) [長年日記]
■ トリビア(2)
なんでわざわざ「2、3年寝かす」と書いたのか理解してもらえなくて悲しい……と思っていたが、現在形で書いていればそうとられて当然である。過去形で書くつもりだったのに、なぜ。がっくし。
■ IBM ThinkPad X40
最薄部20.6mm、1.23〜1.24kg、12.1V型XGAディスプレイ採用の薄型・軽量ボディー
おしい。おしいなー。あと200g軽くしてくれれば。まぁ、これ以上削るとThinkPadのウリである堅牢性が損なわれちゃうんだろうけど、持ち歩くおれの方はそれに耐えられるほど堅牢じゃないのだ……。
それにしても、おれにとってのBest of ThinkPadが、いまだに220だというのはどうよ。
■ 冬モード
すっかり寒くなったので、自宅サーバを冬モードに切替え。CPUファンの回転数を落しただけだけど。これで年中運転できるといいんだがなぁ。
2003-12-05(金) [長年日記]
■ またサーバダウン(か?)
自宅サーバの応答がない。またか。やっぱ、あのサイズのマシンで無停止運用は無理があるということ?
pingは返ってくるけどサービスにはつながらないので、前回のようにディスクがコケているのとは違うようだ。pingを返しているのはルータだから、つまりサーバは完璧に死んでると。定期的に生存報告をする仕掛けを仕込んであるんだけど、最後の報告は今朝7:01。その時間は家にいたのになー。
それはそうと、第四tDiary.Netも応答がないんだけど……(追記: こっちは10:45ごろ復旧)。
■ またサーバダウン(か?)(2)
なんと、コケていたのはサーバじゃなくてルータだった。外からのpingには答えるけど、内側へのルーティングをしてくれない状態だったようだ。危ない危ない、かみさんに「サーバのリセットしてくれ」って頼んじゃうところだったよ。
それにしても第四が落ちてたのもルータが原因だそうで、ちょっと時間はずれているけど、なんか関連があるんだろうか。気味が悪いなぁ。まぁ、うちのルータは安っぽいからDoSなんか食らったらすぐに落ちそうだけどね……。
■ 儀礼的無関心反応リンク集
誰かがlinklinkに入れてくれたので、ざっと読んでみた。元記事。
まず最初に驚くのは、今どきこの手の話題でこんなに盛り上がるのか!と言うこと(笑)。いやはや、世代交代の激しいことよ(←古参日記者のふり←実はかなり新参者)。でもいいかげん、「リンクフリー」って言葉はやめようよ……。
それはそれとして、おれはこの話、元からAさんのサイトを読んでいた人たち(仮にTさんとしよう)が一番キモチ悪いんだけど、ほとんどの人はAさんやBさんばかりに興味があるようだ。Tさんがしたことに言及している人はごく少数なんだね(otsuneさんとか)。
このキモチ悪さを際立たせるために、せっかく電車の例が出ているので、わざと思いっきり悪意のある方向に振った設定にしてみよう。
- ミニスカートなのに脚を広げて寝こけてしまっている若い女性A
- Aさんを起してあげた品のいい初老の紳士B
- よけいな真似をするなとBさんにからむ若い男T
Aさんは確かに恥しい思いをしたが、終点まで気がつかなかったよりはましだ、今後は電車の中で寝る時は気をつけようと思う。Bさんがうっかり大きな声で起してしまったせいで、Aさんは別のCさんにまでパンツを見られてしまったが、少なくともBさんはヒーローである。
そしてこの設定におけるTは、単なる覗き屋の下衆野郎である。元記事では抑制の効いた理知的な立場にいたTだが、ちょっと設定をいじるだけで、かなりひどい人物になってしまう。しかしどちらの設定でも、Tがやっているのは自分だけが知っている面白いこと(サイト)という「既得権」を守ることである点は変わらない。結局「儀礼的無関心」というのは、自分の後ろ暗い部分を正当化するためのツールとして持ち出されたに過ぎないのである。
しかしながら、おれはこのTの立場も支持したい。誰もが自分だけのひそかな楽しみを持つ権利があると思うからだ。ただ、それは「ちょっと悪趣味な楽しみ」だということを忘れてはいけないのではないか。無理に正当化するのはカッコ悪い。
◆ myoko [はじめまして。いつも楽しく読ませていただいています。儀礼的無関心の話ですが、単に「面白い深夜番組をゴールデンタイムに..]
◆ ただただし [「電車の例が気にいらない」など、どこにも書いておりませんし、最後にはTの立場を支持しています。誤読もほどほどに願いま..]
◆ コージ [亀太郎のKでもいいかも>覗き屋の役名 しょっぱい茶々ですみません。]
◆ shachi [現実だとあまりBさん居ないよね。前に自分自身が電車内でBさんやったらにらまれた。(Aに..)...おいらじゃないよぉ..]
◆ ななし [いま論ぜられてることがヲチを対象にしてることはわかるものの、この書き方ではただ氏が「サイトを見てもなんら反応をしない..]
◆ myoko [誤解でしたか。不快な思いをさせてすみませんでした。]
2003-12-06(土) [長年日記]
■ ruby 1.8.1 preview3
油断してたら出ていた。まさかOpen Source Way 2003の会場からリリースされるとは。焼肉屋でリリースした風博士といい勝負じゃなかろうか。
で、そういえばKnoppixにしてからrubyのビルドってしたことなかったな……と思ってやってみたら、さすがCeleron 2GHzは速い速い。あっというまに終ってしまった(今ごろ何を言うておるのだ)。
tDiaryはいちおう問題なく動いているもよう。
2003-12-07(日) [長年日記]
■ 天皇杯: 川崎 7-1 国見高校
TV観戦。リーグ戦にはぜんぜん行かなかったflipperは、やっと等々力に行ったらしい。いいのか、そんなことで。
で、開始3分でいきなり国見に先制されて「やっぱ外人いないとダメなのか、おまえら〜」と案じたが、その後は怒涛の7得点。わはは、圧倒的じゃないか!!……ってあたりまえだよなぁ。このまま国立まで行って欲しいよ。
■ 驚異の大恐竜博
新聞で見かけた。半年以上先の話だが、また大きな恐竜イベントがあるようだ。こんどは中国メインらしい。例によって夏休み明けの平日あたりに行く方向で。
しかし「kyoryu.jp」なんてドメインは、こんなイベント専用に消費するんじゃなくて、「日本の恐竜情報のポータルにする!」くらいの気概を持って作って欲しいなぁ。
■ DiAPREX
昨日の話。冬用のコートを買った。内部の温度を一定に保ってくれるDiAPLEXという新素材でできているそうだ。スポーツウェアに使われているのは知っていたが、こっち方面にも降りてきたか。
こういう新素材は好きだけど、「知性を持つ素材」なんてトンデモな売り文句は勘弁して欲しいなぁ。
■ Naver、また新型bot?
また新しいbotを開発したようだ。懲りないヤツらだなぁ。調べてみると、先月末あたりから徘徊していたらしい。ちなみにこれ↓
Cowbot-0.1.1 (NHN Corp. / +82-2-3011-1954 / nhnbot@naver.com)
IPアドレスは、61.78.61.*を使っている模様。やれやれ。
2003-12-08(月) [長年日記]
■ Naver、また新型bot?(2)
自宅サーバのログも調べたら、先月の上旬から襲来していた。なんだ、気づかなかっただけか。IPアドレスも61.78.61系だけでなく、220.73.165系や218.145.25系といった他のNaver所有アドレスも少ないながら使っている模様。
いちおうrobots.txtを見ているようだけど、もう信じないもんね。NaverからのアクセスはIPアドレスでさくっと弾くのが吉。
■ Dino Club
昨日教えてもらったこのページを見ていて、昼休みを吹っ飛ばしそうになる。いかんいかん。昼休みはこま犬画像の整理をするのだ。あとでじっくり読もう。
ちなみに昨日書いたのは「kyoryu.jpなんて一般的なドメインを取るならもうちょっと気合い入れんかい」という意図であって、別に「ポータルを作れ」と言っているわけではありません。
■ Re: 同好の士だけが見てくれるWebサイト
ごく単純化すると、「常連さんだけ大切にしたい」ってことじゃないかと思うんだよね。「一見さんにはうろちょろして欲しくない」というか。馴れ合いの場じゃないと落ち着けない人たちというのは、確かにいる。
だとしたら技術でカバーできる。
最初のアクセスでセッションIDを発行して、クッキーに保存。そのIDのアクセス数(のようなもの。ポイントみたいな数値)をサーバに保存しておく。で、ポイントがある程度たまった人にだけ、新しい記事や人気のある記事を読ませてあげたり、インタラクティブなコンテンツへのアクセスを許可する。知合いにはあらかじめ、多めにポイントをあげてもいいだろう。
外部からの操作ではポイントを簡単には加算できない仕組みにすれば、「F5攻撃」で一気に高ポイントを取られる心配もないだろう。セッションIDの盗難には気をつけないといけないかな。
ユーザIDを発行したりする手間がないから、敷居が低くて誰でも使える(設置さえできれば)。「儀礼的無関心」とやらが必要とされているようなサイトって、こういう場のことじゃないのかね?
2003-12-09(火) [長年日記]
■ 眠い眠い
うっかりU-20の日韓戦を最後まで見てしまった上に、早朝から猫に起こされてしまったので、今日はひじょ〜に眠い。でも今日は、「夕方開始で何時までかかるかわからない会議」というイヤ〜なスケジュールが待っているのであった。しくしく。
■ Re: 技術的解法
わはは、幽霊みたいなサイトだ。これはいいなぁ。
「儀礼的無関心」とやらが実は儀礼でもなんでもないという点で、正直なところ今回の議論から得るものはほとんどなかったんだけど、このネタが読めただけでもいいや。もしかすると、すでに誰かが実装しているかも知れないけど。
#実装もなにも、Apacheの設定をちょっといじるだけか。
■ 同好の士だけが見てくれるWebサイト(2)
元ネタのタイトルを引っ張ってきたからこう書いているけど、昨日のアイデアからはもはや「常連さんご贔屓システム」と化しているので、「同好の士」ばかりがターゲットではないんだけど、まぁいいか。
つーか、おれはどっちかというと@ parallel mindsに書かれている「気楽にやるための重装備」感が強くて、こんなシステム作る気にもならんのだけど、ishinaoさんは真面目に考えちゃうんだねぇ。面白い。
ただ、「認証」とか「権限」とか言い出すと重たくなっちゃうから、もっと軽〜く考えてしまっていいんじゃないのか。おれはそういうざっくりした、いい加減な実装が好きなんだけど(笑)。極端な話、サイトオーナーですら誰が何ポイント持っているかわからないくらいでいい。求められているのは認証の仕組みではなく、「常連度の数値化」なのだ。
それより大事なのは、そういう仕掛けを使っていることしすら気づかせない自然さの演出だろう。たとえば、ある人には読めないページはその存在すら明かさないように、文中のリンクも隠すとか。常連しか知らない裏メニューみたいな感じで。となると、システム的にはWikiライクなCMSが必須だなぁ……あぁ、やっぱ重装備すぎ。
2003-12-10(水) [長年日記]
■ w3mmee
職場のDebianを久しぶりにdist-upgradeしたら、w3mmeeがアップデートされていた。試してみたら今度はちゃんと起動する(今までは起動すらしなかったのである)。
四苦八苦しながら日本語が表示できるようにしたけど、まだ表示が乱れることがある。特にリンクをポイントすると表示が右に1文字分ずれちゃうし。なんじゃこら。TeraTermのせいだろうか。設定をいじろうにも、設定項目が多岐にわたりすぎていてわけがわからない。典型的な高機能病にかかってるね、これは……。
というわけで、メインとして使うにはちとつらい。w3mの第二ブラウザとして設定して、UTF-8なページにぶちあたった時にだけ起動することにしよう。それでもたいした改善だ。今まではSleipnirに持っていかないと読めなかったんだから(笑)。
■ tDiary: spam対策
ツッコミやTrackBackのspam対策に手をつける。とりあえずはプラグインになっていて楽勝のtb-show.rb、Botによるアクセスの時だけは、リンクを生成しないようにした。これでspamerのPageRankを上げずに済む。
問題はツッコミの方である。こっちはプラグインではないので、本体に手を入れなくてはならない。しかし、DiaryBase#eval_rhtmlにbot情報を渡すのが面倒になって「いっそ@confを渡してしまえ!!」と思っていじり出したらはまった。まさか、スタイルにまで影響が及んでいるとは(って「まさか」じゃねーだろ)。
@confの持ち回りは長年の課題だし、大手術になるけどやっちゃった方がいいかなぁ……。
2003-12-11(木) [長年日記]
■ 不動の4番打者(キャッシュ・分岐予測の重要性)
たるさんのパソコンフィールドの最新記事。自他ともに認めるハードウェア音痴であるおれでもけっこう理解しながら読めるので、最近楽しみにしている。PC Watchの後藤記事を半分以上すっ飛ばしているのに比べると、驚くべきことである。実証主義なのがいいんだな、きっと。
で、今日のはまた実感に即していて、うなずくことしきりである。おれも、ふと気がつくとCeleron 2GHzマシンからC3 800MHzのサーバにsshしてなんでもやってるという状況なので、「いったいこのマシンは何のためにあるのか」と自問することが多い。まぁ、rubyをコンパイルする時なんかはありがたいんだけど、そういう時だけどっかからCPU資源を借りて来れればいいんだよなぁ……というのがSONYのCell思想か。いや、SONYじゃ困るんだが(何がだ)。
■ Migemo導入
そう言えば、昨日のw3mmeeつながりでw3mの設定をいじっていたら、いつのまにかMigemo対応版になっていたので(気づくのがえらく遅い)、さっそくapt-getしてみた。……が、職場のLinuxマシンはPentiumII 266MHzなので、検索を開始してから数秒間、うんうん考え込んでからやっとカーソルが飛ぶアリサマ。
うっ、うっ……便利だけどイマイチ使えない……。実装方法が実に富豪だからなぁ。やっぱCPUは速いにこしたことはない(前セクションで言ってたことをもう忘れたもよう)。
■ tDiary: spam対策(2)
けっきょく、もっとも手数の少ない方法で対応してしまった……ダメすぎ。最近なんか、複雑なことを考えられなくなってるんだけど、なんなんだろう。老化?
でも、squeeze.rbに入れた改造はちょっとcoolかもと思った。自分で。
◆ こ〜りん [>まぁ、rubyをコンパイルする時なんかはありがたいんだけど、そういう時だけどっかからCPU資源を借りて来れればいい..]
◆ ただただし [distccは知ってるけど、「誰に」CPU資源を借りるかという問題は解決してくれないのよ(笑)]
◆ こ〜りん [C3 800MHzのサーバでビルドする時に、Celeron 2GHzマシンも働かせる、って話かと思ったのですけど、そ..]
◆ ただただし [いや、コンパイルさえなければCeleron 2GHzはいらないんじゃないか、という話。]
◆ 杉野 [今更ですが、cmigemoとかいかがでしょうか? (自分は使ってないのですが)]
◆ ただただし [cmigemo、存在は知ってるんだけどコンパイルがめんど(ry]
2003-12-12(金) [長年日記]
■ おれがdistccを知ってた理由
昨日のリンク元を見ていて、けっこうdistccの存在を知らない人って多いのかしらん、と思った。
じゃあ、自分でぜんぜんコンパイルとかしたがらない、おれみたいなヘタレユーザがなんで知ってるんだろう……と考えてみたら、身の回りにMomongaやGentooのユーザが多いからだと思い当たる。にゃるほど。
■ msnbot
へぇ、msnbotはrefererを送らないようになったのか。ログを見てみると、たしかにrefererは付いていない。それなら問題はあるまい。別にMicrosoftに恨みがあるわけでもないし。あるけど。かなりあるけど。
ということで弾くのをやめようかと思い、もう一度ログを見ると、403が返ってない……200じゃん。で、httpd.confを見ると「MSNBOT」(大文字)を弾いていた。ログの方は「msnbot」(小文字)。なんだ、名前まで変えてたのかよ!
しかしなんだね。クロールしたデータは、検索エンジン各社で共有してもらえないもんかね。ログを見ていると、日によっては人間のアクセスの方が少ないなんてこともあって(そんなのはNaver襲来の時くらいだが)、かなりがっかりするんだけどな。
■ IEにURLを偽装できるパッチ未公開の脆弱性
「圏外からのひとこと」の文系クラッカーの脅威を読んで、「よーし、おれは文系でもスーパーハカーでもないけど、思いっきり"恐いストーリー"を考えてみるぞー」とない知恵絞っていたら、こういうネタを見てしまって一気に脱力。負けた……。
そうだよ。こんな間抜けなセキュリティホール、笑い飛ばすしかないじゃん!!
◆ コージ [「嘘を嘘と見抜ける人でないと(IEを使うのは)難しい」ですな。]
2003-12-13(土) [長年日記]
■ snowyテーマ
今日は、巡回先の日記が3つ連続してsnowyだった……。
■ ヴィッセル神戸が再生法申請を発表
楽天は東京Vに広告を出してたはずだけど、どうするのかな。まぁ、それはそれとして、これを期に神戸にはJ2からやりなおしてもらってですな、代わりに川崎をJ1に繰り上げるというのは……ダメ?
それにしても、これが去年ワールドカップを開催した国のお寒い現状である。どーしょもないジーコ・ジャパンの応援してる暇があったらJリーグ見にいけよ、と。
■ マトリックス・レボリューションズ
やっと観てきた。これくらいほとぼりが冷めてからの方がいいだろう(そうか?)。もうネタバレ書いても怒られそうにないし(笑)。
うぅむ……これについて、なにか裏を読みとったかのような感想を書くのは、ニューウェーブSFをわかったかのように語るのに近い恥ずかしさがあるような。はっきり言って、広げすぎた伏線を、かなり捨てまくってなんとか収拾つけました、というのが正体ではなかろうか。だいいち、機械が人間を搾取しているという根本的な問題はまったく解決してないので、それも失敗しているとしか。
それでも、タルいだけの「リローデッド」よりはずいぶんマシだった。とくにミフネ船長ひきいるドックの攻防は見ごたえがあって、ハリウッド映画の面目躍如。スミスは相変わらずいい味出してたし(もっと出番が欲しかった)。もっともネオとの対決シーンは「AKIRA」と「ガメラ」を足して2で割ったようなシロモノだったが。たぶん続編の2作は、まとめて1本にした方がよっぽどいい作品になったと思う。
2003-12-14(日) [長年日記]
■ 天皇杯: 横浜FM 2(4)-(1)2 市立船橋
TV観戦。いやー、横浜のレギュラーがかなり欠けているとは言え、まさかこんな展開になるはね。しかも船橋は途中から10人だし。カレン・ロバートもよかったけど、田中はもっとよかった。面白い試合だった。横浜サポのブーイングはもっともだなぁ。
■ トヨタカップ: ボカ・ジュニアーズ 1(3)-1(1) ACミラン
TV観戦。今日はPK戦デーらしい……。とりあえず、トマソンの得点が見られたのは良しとする?
2003-12-15(月) [長年日記]
■ トヨタカップ: 原違い
日テレがゲストに原辰徳を呼んだのは、実は原博美を呼ぶつもりが間違ったという説が我が家では有力である。ほら、最近も福岡で「秋山違い」という事例があったことだし。
だとすれば、サッカーなんて3年前に見たっきり……という原辰徳が、けなげに受け答えをしていたのは、よくがんばった、と誉めてやっても良いのではないか(←イヤミ)。
■ TungstenE: DateBk3
そう言えば昨日、忘年会のスケジュールをかみさんのザウルスA300にビームしようとして、DateBk3にその機能がないことに気づく。標準出力のcalendarにはちゃんとある。がびーん。
OS5上でも不都合なく使えていたDateBk3だが、こんな落とし穴があったとは。やはりDateBk5を買うべきなのか? うーん……。
2003-12-16(火) [長年日記]
■ TungstenE: Agendus 7.0
というわけで、DateBk5を入れてみたわけだが。もうね。典型的を通りすぎて壊滅的なくらいにひどい「機能追加病」にかかっている。メニューは整理されてないは、不必要なまでに細かい設定ができるわ。これは悲惨だなー。ファンは少なくないようだが、おれにはとても使えない。
というわけで代わりを探す。DateBkシリーズを手放せない理由として「Float」の存在がある。チェックボックス付きのスケジュールというか、当日になるまで登場しないTodoというか、とにかく便利なのだ。本の発売日なんかはこれでないとやってられない。というわけで、Float相当の機能が必須条件になる。
昨日ツッコミで教えてもらったたこスケや、KsDatebookなんかも見てみたけど、Floatに相当する機能はなさげ。で、CLIEユーザのカズタカ君(仮名)がAgendusのTodoはそれっぽいことができると言うので入れてみた。最新の7.0。
AgendusのTodoは、締切の何日前からカレンダーに登場させるかを選べるので、これを「None」にすれば、Floatライクな運用が可能なようだ。これをスケジュールに変換できれば最高なんだが(追記: できることが判明)、いちおう条件クリア。なにより、DateBkみたいに各エントリに変なNoteを付加しないので、他のソフトとの相互運用がスムーズなのもいい。プログラムサイズはDateBk5とほぼ同等だが、機能の刈り込みのセンスがいいので、直感的に使える。高機能とPalmらしさの間でうまくバランスを取っている感じ。小さいフォントも選べるし、デザインセンスもDateBkとは雲泥の差。しばらく使ってみるか。
唯一の問題は、Todoのカテゴリを変更しようとすると確実にFatal Errorということなんだけど(笑)。原因はどこだ〜。いずれ直るならいいんだがなー。
■ オープンソースビジネスは成立するか?
via Matzにっき
Web Publisherって、最近プロモーションが激しいなー、と思っていたが、こういう考え方の人が作っていたのか。「作者がオープンソース関連ビジネスをしなきゃダメ」ってのは、同意はできないけど面白いスタンスだねぇ。
開発者として、オープンソースだけでメシが食っていけるならそれに越したことはない。おれもつい先日、某誌から受けたインタビューで「できることならそうしたい」と言ったし。Linux KernelやRuby、それからWeb Publisherのようなインフラに近いプロダクトは寿命が長いので、うまくすれば継続して収入をもたらしてくれる可能性は高い。逆にアプリケーションは寿命が短いので、そのプロダクトだけで食っていくのは難しいだろう。
しかし新陳代謝の激しい業界である。いくら寿命の長いソフトを作っても、いずれは使われなくなる時が来る。その時のことまで考えたライフプランニングはあるのか。例えば単一のソフトウェアプロダクトを元に興されたベンチャー企業が、製品寿命を越えて生き延びるために買収や合併を繰り返すのと同様、オープンソースの作者だって(それで食っていくなら)より長く生き延びる方法を考えなくては。
しかし、残念ながら個人が一生の間に複数の「ヒット作」を生み出すことは稀である。ということは、企業に雇用されて開発を続けられる環境を得ても、いずれはお払い箱になる。元ネタの文書では、立ち上げ時の困難には触れているが、終焉の時については考慮していない。その時、別の仕事につけるだけの、プロダクトに依存しないスキルが身についているだろうか。ここに「作者みずからがオープンソースの開発で食っていく」という立場の危うさがあるように思う。「プロダクト・ドリヴン」な生き方は、けっこう度胸が必要な生き方ではないか。
……なんてことを考えるのは、年を取った証拠かも知れないなぁ。
2003-12-17(水) [長年日記]
■ tDiary: referer_scheme.rb
zundaさんがまた面白いプラグインを書いてくれたので、プラグイン集に収録。
従来、リンク元置換でtDiaryな日記をちゃんと置換しようとすると、最低でも以下の4行は必要だっ た:
http://sho.tdiary.net/(\d{4})(\d\d)(\d\d).* ただのにっき(\1-\2-\3) http://sho.tdiary.net/(\d{4})(\d\d).* ただのにっき(\1-\2) http://sho.tdiary.net/(\d\d)(\d\d).* ただのにっき(\1-\2) http://sho.tdiary.net/.* ただのにっき
それが、このプラグインを入れるだけでこの1行で済むのである!
tdiary:http://sho.tdiary.net/ ただのにっき
これはありがたい。しかも、「tdiary:」の部分は拡張可能で(といってもコードがいるけど)、現在は「tdiarynet:」と「hatena:」が提供済みである。こんなことまでプラグインで実装できるとは、思ってもみなかったなぁ(←お前が言うか)。
■ tDiary: referer_scheme.rb(2)
昼過ぎから第一tDiary.Netが過負荷状態になり、ものすごく重かった。日記の更新をしようにも、タイムアウトになる始末。
原因を調査しようとログを見るも、集中アクセスがあるわけでもなく、よくわからない。もう一度……と思って日記を更新してみたら、update.rbがぐんぐんメモリを食いつぶして、swapがなくなるまで走りっぱなし。おれが原因かよ!!
昨日のデータにすると問題がない。今日のデータに少しずつ戻してみると、refererのデータがあるとダメ。それも更新時のみ。データファイルの更新を済ましてから死んでいる。で、今日になって変わった点と言えば、referer_scheme.rbだよなぁ……と思って外してみたらビンゴだった。なぜだ!?
ちょっと原因を究明している暇がないので、とりあえずプラグインを外した状態にしておこう。うーん、いつ時間ができるんだろう……。
■ tDiary: referer_scheme.rb(3)
squeeze.rbやmakelirs.rbと一緒に使うと怪しいことになる……というオチだったようだ。環境依存じゃなくてよかった〜。
というわけで、zundaさんが直してくれました。Revision 1.3。
◆ ただただし [うーん、わけわからん……とツッコミのテスト]
2003-12-18(木) [長年日記]
■ TungstenE: KsDatebook
なんと、KsDatebookにはfloatがあったのか。うーん、見逃しだ。面目ない。
KsDatebookは、OS4の標準アプリDatebookを、変な機能拡張病に陥ることなくバランス良く拡張してあるので、かなりいいソフトだと思う。OS5の機能も積極的に取り込んであるので、Tungstenで使いやすいのもGood。おまけにタダだし(笑)。
ただ、おれのニーズにはもうひとつなんだよなぁ。FloatとToDoは違うものなので、「Dayビュー」でもToDoが表示されないと困る(KsDatebookはリストビューでしか混在表示されない)。今でこそダメダメな感じのDateBkだが、この「予定とToDoの混在」というビューを持っていたのは画期的だと思う。というわけで、今のところAgendusが一歩リードという状況は変わらず。
■ QRIOが走った! ソニーが進化したQRIOを披露
おー、やるもんだねー。やっぱ、小型ロボットは身軽だ。これを等身大でやろうと思ったら、えらい大変なことになるだろうし。
で、あれだ。マンションでQRIOを飼うと、階下から「ドタバタとうるさい!」って怒鳴り込まれたりするわけやね?
■ 日本ブレイク工業 社歌(萬Z(量産型))
せっかく新星堂からオンラインで予約したので、駅で受けとれる@stationというのにしてみた。新横浜駅のホームにあるコンビニ(?)で名前を告げると、商品の名前を連呼されるという羞恥プレイをさせられる……といったハプニングもなく、あっさり受理。予約番号すら言わなかった。運用にセキュリティホールがあるんじゃないの、これ。
それはそうと、なんかナレーションが入ってて、妙なアレンジなんですが(笑)。まぁいいけど。おまけに入ってるもう1曲は、なんだか普通でした。
※オリコンのデイリーランキングでなんと7位であった。すげぇ。
■ ドラマ
「TRICK3」も「マンハッタン」も終っちゃって、もうしばらく日本のドラマは見ないだろうなぁ。いや、ひょっとすると「エースをねらえ!」は面白い可能性があるけど。
2003-12-19(金) [長年日記]
■ calendar2jphotoモジュール
はてなダイアリーの新モジュール。
カレンダーのような「機能部品」をFlashで作るとアクセシビリティの大幅な低下をもたらすので、おれは受け入れられないなぁ。「お遊び部品」ならいいんだけど(カレンダーは実は機能部品ではないという意見もあろう)。でも、zphotoとカレンダーの連携みたいで、発想は面白いわな。
それはそれとしてこのFlash、CPUを100%食って下さるんだが……。
■ 日本ブレイク工業社歌(2)
某さくらのように「独唱」版と「合唱」版があったりするのですか?
そうそう、オーケストラアレンジで、バックに少年少女合唱隊のコーラスを従えたバージョンが(ないない)。お約束のカラオケバージョンが入ってるだけです。
でも、TVでも取り上げられたみたい。今ならNEWSLinksのマルチメディアコーナーにキャプチャされたAVIファイルへのリンクが。
■ 東プレ Realforce89
FIELDが平日なのにアキバに行くというので、Realforce89を見かけたら買ってきてくれるように頼んだ。ツクモで最後の一個があったらしい。というわけで、やっとGET。
JIS配列でテンキーレスという、おれ的に理想の配列で、しかも「あの」Realforceというのは、なんだか夢のような話である。軽いのにカッチリとしたキータッチ、どっしりとデスクに張り付いたかのような重量感。すでに病みつきです。ぽわわ〜ん。
■ 忘年会
今年唯一の忘年会かも。といってもS.P.C.のメンバー4名。地理的に離れた人が多いから、集まるのも大変になりつつある。
会場にした焼肉屋、安いのはいいけど注文してから肉が出てくるまでの時間が異常に長い。でも「1時間前に注文したレバーがまだ来てないんだけど!」とか言うとすぐに出てくるので、単にスケジューラが腐っているということか。カーネルアップデートしろよ。2.6出てるぞ(意味不明)。
2003-12-20(土) [長年日記]
■ ウェブログ・ハンドブック―ブログの作成と運営に関する実践的なアドバイス(レベッカ ブラッド)
Amazonの方に書いた書評がやっと載ったので、こっちにも書いておこう。Amazonの書評欄って、ふとしたはずみで改行が消え失せてくれるからたまらん。最近は検閲も厳しいみたいで、ちょっと悪いこと書くと掲載してもらえなかったりするし。やっぱ売る側が書評サイトを運営するのは、倫理的に問題があるよな。
というわけで、日記には好き勝手が書けるわけだが、本書の場合はけなすところがほとんどないのであった。
さて、最近、Weblogの動向が激しくなっている。さまざまなサービスが目白押しで、ニュースのない日がないほどだ。当然ながら「Weblogとは何なのか」を解説した文書が多く目に付くことになるが、「Weblogで儲ける」ことを意識したその手の文書は、多くの場合、書き手の都合の良いようにねじ曲げられがちだ。そんなとき、その真偽を確かめる方法として、「その文書が本書をベースにしているかどうか」をあげたい。「レベッカ・ブラッドがこう言っているので……」とか「ブラッドはこう書いているが……」とか、論旨が賛否いずれの場合でも、少なくとも本書を読んだ上で議論を展開しない論説は、眉につばして読むべきである。
今後Weblogについて語るなら、まず本書を読んで、その歴史と位置づけを理解してからにすべきだ。こうして優れた翻訳が出た今、それやらないのは怠慢である。例えば、GoF本を読んでない人とデザインパターンの話をするのは勘弁して欲しいというのと、似たような話である(よくわからん例えだな)。
Weblogムーブメントの初期からその歴史を体験し、あくまで一人のWebloggerとして活動し続けている著者の言説は、決して読者を都合の良い方向に誘導することなく、客観的で、それでいて当事者としての熱意を併せ持っている。これは本書のもっとも特徴的なところだ。Web上でよく見かけるWeblog論は、自分は部外者のふりをして他人事のように書くか、逆に思いっきり当事者になって熱い思いを吐き出しているかどちらかである。前者は読者の共感を得にくいし、後者は論理が破綻していることが多い。本書はこのバランスが非常に優れている。
もちろん、これからWeblogを始めようとする人、すでに始めてしまった人にも、強くお勧めできる。単なるツールの使い方ではない、Weblogを続ける上でもっとも大切なことが、本書にはぎっしり詰まっている。なによりも毎日書くのが大切であることを説いている箇所など、「長く続けられること」を狙ってtDiaryを開発した身としては共感するところが大きい。とにかく、これさえ読んでおけば、Weblogコミュニティに踏み出す最初の一歩が、とても楽になるだろう。まったく、本書が日本で最初のWeblog本でないのが不満でならない。
それにしても驚くのは、日本のWeb日記やテキストサイトがたどった歴史を、Weblogがみごとなまでに同じようにたどったという点だ。適切に選び抜かれた訳語(「デザイン厨」とか出てくるし……)のせいで、最初から日本語で、Web日記について書かれたのではないかと錯覚してしまうほどだ(「TRICK」ネタや、ヘルシングのテンプレが出てきたときはズッコケたけど)。
日本の状況については訳者によるあとがきで明らかになっているが、国境のないインターネットで、ここまで同じことが長いこと交わることなく進行していたというのは、にわかには信じ難いほどだ。そして今、日本のテキストサイトとアメリカのWeblogは、その文化を交える段階に進んでいる。実に心踊る時代ではないか。
最後に少しだけ苦言を。訳者のサインがある本を持っているおれに言う資格はないかも知れないが(献本してもらったのである)、Weblogをするすべての人に読んで欲しい本であるからこそ、この値付けはどうかと思う。デザインに凝るのはいいが、「ハンドブック」というからには、もっと手軽に買えて手軽に読める、軽装本にすべきだったのではないか。
■ 出社。
Realforceに触れていたくて、休日出勤(この文の前半は嘘です)。夕方から歯医者にも行かなきゃいけないし、19:00にジュンク堂なんて無理だよ。って、福岡店か。全国の支店に人が集まったらおかしいな。
で、仕事なんであるが、最近どうも手に余るくらい複雑なスケジュール管理が必要な仕事を割り当てられたので(といっても世間の基準から言えば楽だと思う。おれが苦手なだけ)、ちゃんと工程管理ができるソフトウェアが必要だと思ったわけよ。そのせいで土曜に出勤しているわけで。
そこで、はりせんかましで紹介されていたToDo Chartを使ってみた。シンプルで使いやすく、けっこう気に入った。TDC昆布も入手したので、これでバッチリ(になるといいなぁ……)。
■ 天皇杯: 川崎 0-5 市原
え……えぇ〜!? がっくし。
2003-12-21(日) [長年日記]
■ 無線LAN導入
……のつもりでいろいろ買ってきたので、しばらくうちのサーバにアクセスできないかも。
うまく導入できれば家中どこにいてもアクセスできるので、まだ2ページしか書けてない原稿も進みやすくなるかも……。嗚呼、あと4ページ。
2003-12-22(月) [長年日記]
■ 無線LAN導入(2)
どんな構成つっても、ごくオーソドックスというか。何を買ったかは散財自慢を参照してもらうとして、狙いどころはこの程度。
- 従来あった有線環境はそのまま使えるようにする(ハブ内蔵が必須)
- 無線化のターゲットはノート(2台)
- 今ならもう、11aか11gか悩む必要はない(11gでいく)
- WAN側のスループットはそれほど求めない(光対応は高いので)
使い始めて「しまった」と思ったのは、このルータ、内部から自宅サーバにアクセスできない。アドレス変換機能を使って80番ポートをサーバに転送するようにしておいて、外部から参照できる名前(komainu.zive.netとか)で内部からアクセスしようとすると、ルータの設定ページが出てきてしまう。内部からのアクセスに関しては、アドレス変換をしてくれていないようだ。
前のルータでは問題なかったので、ちょっと困る。とりあえず/etc/hostsに書くことでごまかしたけど、設定でなんとかなるのかな。まだメニューをぜんぜん探検していないのだ。
■ 無線LAN導入(3)
自分が自宅にいながら自宅のWebサーバに外からと同じURLにアクセスしたいのには、2つの目的があるんだと思う:
- コンテンツを自宅からする更新/閲覧する
- 外からちゃんとWebサーバが見えてるかどうか確認する
内部DNSやポート番号の変更でごまかせるのは最初の目的だけで、2番目の目的を達成するにはルータの手助けが必要なんじゃないかなぁ。
って、いろいろ試したいんだけど、なんだかとっても忙しいよ! ホントに今週で仕事納めなのか!?
◆ やまぐち [同じ事象にあって周囲に聞くと、「普通、内部用DNSサーバでしょ」と一蹴されました。 それ以来、ルータはlinksys..]
◆ やぢを [自宅サーバのhttpdのlistenポートを80番以外にして、外からの80番をそちらに転送するというのはどうでしょう..]
◆ arton [1番簡単なのはオープンプロクシに1回リクエストを転送することかなぁ。]
◆ きた [うちも色々試した挙句結局hostsで解決することにしちゃったよ.]
◆ smbd [うちは、内部にDNS建ててます 外から見えるかどうかは、他人からのエラー報告頼り(苦笑]
◆ Takachin [外からだったら、imodeとかの携帯電話からアクセスするとかどうでしょう?簡単ですよ〜。って見当違いだったらすみませ..]
2003-12-23(火) [長年日記]
■ どうして膳場アナは呼び捨てなのか(挨拶)
おはよう日本のキャスターが美鈴さんじゃなくて膳場だったので、風邪でもひいたのかと心配したが、今日は休日シフトか! ……出勤日だけどね(泣)。
朝のTV放送では欠かせない、画面隅のデジタル時計が、天皇の映像の時だけ出ていないということに初めて気づいた。あれがないと困る国民は大勢いるはずなので、この事実を知ったら天皇は眉をしかめるんじゃないかな。眉をしかめた天皇の顔も想像できないが。
■ 37歳アマラオ、湘南へ移籍
先日は最後のアマラオ@味スタを見に来いと誘われたけど、なんだ、来年からはふつーに等々力で見られるじゃん(笑)。しかし37歳かー。いくつまでやる気だ。J2はキツいだろうに。
■ XREAではnph-にするとエラーにならない
ふむ。これって、誰か検証した人いないかな。tDiaryは必要なヘッダはだいたい自力で出しているから、nph-つけてもあまり問題ないと思うんだけど。
追記: 効果なしという報告アリ。
■ 無線LAN導入(4)
もはや無線LANとは何の関係もない話になってしまっているので話を元に戻すと、今まで使っていたのはUSB 1.1用のNICだったので上限が11Mbps。今度は11.gな無線にしたので最大54Mbps。なんだ、無線にした方が速かったのか(もちろん体感はあまり変わらない。そもそもマシンが遅いから)。
それはさておきサーバ問題だが、昨日上げた2つの目的は、同時に満たされてこそ意味があるので(別々のタイミングで実行するなら手はいくらでもある)、proxyを通すくらいしか解決手段がないというのは、artonさんの仰る通りなのであります。
けっきょく、外からちゃんと見えるかどうかのチェックは、ぜんぜん別の仕掛けを使って自動化しろってことだな。外に置いてあるサーバは何台もあるんだから、そいつらに監視させればいいってことだ。なんかしゃくにさわるが、そういう線で行こうと思う。
でもやっぱ、なんかムカつく。メルコBUFFALOの社内には、自宅サーバ立ててる技術者はおらんのか。
■ Terminal Emurator Guevara
初期のリリースの頃に試してみて、端末エミュレータとしての出来が悪くて使い物にならず、捨ててあったんだけど、最新版を使ってみたらこんどはけっこう使えてる。おぉ。これでおれも、SSH1を捨てられそう!?
というわけで、左右2ペインに分割して、ウィンドウを最大化して使っている。なんのためのWindowsだか、さっぱりわからんデスクトップだな。まだちょっと画面書き換えで崩れたりすることもあるけど、十分に実用的だ。タブの切り替えがCtrl+TAB / Ctrl+Shift+TABでできないのはイマイチ。
あと、アイコンがちょっとなー。ゲバラを見ると、ULTRASを思い出しちゃうんだけど……。
■ 擬態?
クリスマスケーキを売るサンタさんに、さりげなくADSLを売る人たちが混じっていて紛らわしい冬の宵であることよ。
◆ Yuyang [Ho!ho!ho!こっちのサンタはYahoo!hoo!]
2003-12-24(水) [長年日記]
■ XREAではnph-にするとエラーにならない(2)
あぁ、そうか、Statusが出力されてないわけね。だったら自分で吐き出す必要はないみたい。index.rbの122行目あたりに以下のように「nph => true,」ってのを挟めばいい。
head = { 'nph' => true, 'type' => 'text/html', 'Vary' => 'User-Agent' }
これで問題がなくなれば、XREAユーザにとっては朗報では?
■ tDiary: 最近思うこと
「どうしてみんな、そんなに隠したがるんだ!!」
2003-12-25(木) [長年日記]
■ tDiary: 最近思うこと(2)
mputさんは誤解しているようなので補足しておくと、最近-devel MLやusers掲示板で妙に立て続けに「この日の日記を隠す」機能に関する話題が多かったので、「なんでみんなあの機能をそんなに使ってるんだろう」と不思議に思った、ということ。別にプライベートな日記を書くことについては何も言っていない。
tDiaryを選んだ時点で、その人は日記を公開する気満々と見なしていいだろう。しかし、公開した時点でそれを「日記」と呼んでいいのかどうか、その疑問は常にあった。以前「(Weblogという)名前は重要」と書いたように、「公開されたコミュニケーション指向の日記」には「日記」とは別の名前があった方が好ましい。今となっては、それが「Weblog」という言葉で呼ばれるようになってもいいとおれは思う。いまだに「日本のWeb日記は内向きで、Weblogは外向きで……」なんて比較論が書かれていて、いいかげんにしろよって思うし。ぜんぶまとめて「Weblog」にしちまえば、変な比較もしようがないだろ。
……なんて「Web日記論」や「Weblog論」は、もうダサいのでやめようと思っていたんだが(笑)。
■ tDiary: tb-send.rb
むぅ。mputさんトコにTrackBackしたら、こんなエラーが出た。でも追っかけてる暇がねぇ。
TDiary::PluginError Plugin error in '01sp.rb'. (eval):174:in `instance_eval': Plugin error in 'tb-send.rb'. (eval):66:in `instance_eval': undefined method `[]' for nil
■ tDiary: tb-send.rb(2)
エラーはtb-sendのエラー処理に問題があったせいだとわかったけど、どっかでエラーが起きているということもまた間違いないのである。その送付先のサイトから返ってきたエラーメッセージとは:
`instance_eval': when sending TrackBack Ping: incompatible marshal file format (can't be read) format version 4.6 required; 4.8 given
だそうですぜ >mput なんだこれ? tb.rbだけ使ってるrubyのバージョンが違うとか?
■ TrackBackによる書評サイト
以前にも書いたが、Amazonの書評にはおおいに不満がある。いままで投稿した書評の採用率は6割程度である。採用基準がよくわからない。ネタバレの有無に限らず、低い評価の書評は採用されにくいような気がする。
書評は自分の日記やblogに書くのが一番自然なんだから、AmazonがTrackBackを受け付ければ万事解決なんだが、そうなる可能性は今のところ低そうだ。だったら、TrackBackベースで書評を集めるだけのサイトがあればいいじゃん。作るか……と思ったが、すでにあった。blogmapである。ここはいろんな情報が詰め込まれているので気づかなかったが、ISBNをベースにした立派な書評サイトとして見ることもできる(好みからすると、ちょっと画面がゴチャゴチャしすぎてるんだけど:-)。
残念ながら現在は、各記事にTrackBackされているのはサイトオーナーのishinaoさんの記事ばかりだが、いろんな人がここにTrackBackするようになったら、けっこう使えそう。tDiary向けに、そういうプラグインを書けばいいんだよな。ISBNを指定したら日記の内容をblogmapにTrackBackしてくれるような。
つーわけで、原稿仕上げたらこれ作ろう。ただひとつ残念なのは、これでまたAmazon Webサービスを使うチャンスを逃したってことか……。
2003-12-26(金) [長年日記]
■ 謎めき系上等
TrackBackのあった日本人は内向きでと、さらにTrackBackをたどって書かれたものの信頼性とライティングの謙虚さ。特に後者の方は、このエントリ自体がリンクも引用もしない、まさに文中で批判している「砦」そのものになっているという、すばらしい反面教師っぷりが目を引く。意図的なんだろう、たぶん。……まぁ、そんなことはどうでもいいのだ。
正直、おれがたまに謎めいた一言を書いたくらいでガタガタ言われても面食ってしまう。レベッカたんも書いているようにWeblogの最初のオーディエンスは筆者自身である(個人的にはみやのさんの「未来の自分に発信している」という表現の方が好き)。もし自分以外のオーディエンスを想定しているとしても、記事によっては筆者を中心としたターゲットの円が大きくなったり小さくなったりするだろう。ターゲットの円が小さい時は、そこからはみ出るオーディエンスは必ず出てくる。そんな記事に出会ったオーディエンスは、単に「あ、自分はターゲットじゃないんだな」と考えてスルーすればいいだけの話である。常時自分をターゲットに含めて欲しいと期待するなど、過大な要求である。
ちょっと世間を見渡してみれば、個別マーケティング花盛りである。多品種少生産で、一部の人にダイレクトに届く商品や情報を生み出そうというのが、ごく当たり前になりつつある。Weblogだって「特定の情報を持った一部の人たち」に向けて鋭いことを書くのは、おかしくもなんともない。逆に、万人に理解してもらおうとすればするほど、本当に届いて欲しい相手にとっては論点がぼやけて価値が下がってしまう可能性もある。
おれは基本的に「説明過剰」なタイプの人間だから、この日記も必要以上に書いてしまう傾向がある。でも、たまにはグっとターゲットを絞った記事だって書くんだよ。おれのストーカーでもない限り(うへっ)、すべての記事を理解しようなどと、考えないことだ。基本的に、ターゲットの円はできるだけ大きくしようと努力はしてるんだから。
◆ TrackBack [http://kotonoha.main.jp/2004/12/13kimura-golog.html 絵文録ことの..]
2003-12-27(土) [長年日記]
■ スキージャンプ・ペア オフィシャルDVD(真島理一郎)
24日になにげなくAmazonのウィッシュリストに入れたら、目ざといサンタさんが即座に気づいてくれたらしく、即日発送してくれたようだ。ありがとう、サンタさん!! 頼んだ覚えのないものが届いたので、マジでびっくりしました。で、包みを開いたら激しく脱力しました(笑)。
というわけで、以前からオフィシャルサイトを見ていたから新鮮な驚きはなかったわけだけど、一本の作品としてまとまってると、また別の面白みがあるねぇ。つーか、ナレーションおかしすぎ。お正月には欠かせない一本って感じ(なんだそりゃ)。
2003-12-28(日) [長年日記]
■ 第一tDiary.Netの引越し
いやー、小田原駅があんなにきれいになってたなんて、知らんかったよ。なんだか現代的でかっこよかった。
で、伊東まで南下して第一サーバの移転。今まであったカラオケ屋のサーバルームから、美容院のサーバルームへ。伊東の商店には、もれなくサーバルームがあるのか。恐ろしい街だ。
IPアドレスが変わるだけだったのに、なんだかいろいろ手間取ってしまって、tDiaryのバージョンアップまでは手が回らず。(できれば)正月にやろう。
2003-12-29(月) [長年日記]
■ 大掃除
車、窓ガラス、換気扇、PCまわり。以上、本日分。うーん、道は遠い。
◆ ポソ [自分は未だに大掃除が終わっていません(汗)色々とひっくり返している色々な物が出て来てしまい、それらを見ているうちに時..]
2003-12-31(水) [長年日記]
■ 大掃除(2)
昨日は出かけたり風邪をひいたりで一回休み。新宿の小田急で、つい新巻鮭(ぬいぐるみ)を買ってしまう。ホンモノよりもややこぶりだが、裂かれた腹のサーモンピンクが妙にリアル。荒縄でぶら下げられるようになっている。
こんなものを作って売ろうという発想はどうかしてる(←褒め)が、うっかり買ってしまう客がいるんだからアリなんだろう。ホンモノと違って腐らないしな!
本日の成果: すす払い、床ワックスがけ、風呂場
◆ nakam [Plucker(というかNewsClip)は、Palm単体でデータをダウンロードできますよ。 http://www...]
◆ ただただし [AirH"が使えない状況でその選択肢はちょっと……]