1999-12-08(水)
■ sudo
……とかいいながら、今日はsudo
を入れた。Vineの時に入れてみたら便利だったので。CD-ROMからsudo-1.5.9p1.intl-1.i586.rpm
を入れて、/etc/sudoers
を編集。rootにさえも書き込み属性が付いていないので注意。ファイルの中身はこんな感じ。別に外部から侵入される可能性のあるマシンじゃないから中身を公開してもよかんべぇ。
# Host alias specification Host_Alias TREETOP=spc01 # User alias specification # Cmnd alias specification Cmnd_Alias MOUNT=/bin/mount,/bin/umount Cmnd_Alias SHUTDOWN=/usr/bin/shutdown # User privilege specification root ALL=(ALL) ALL sho TREETOP=ALL
雑誌か何かで読んで真似したものなので、はっきりいってどういう意味なのか完全にはわかってないのであった(笑)。
■ カット・アンド・ペースト
それにしてもなんだ、rxvt
からkedit
にカット・アンド・ペーストできるんだねぇ。こういうことって、KDE専用のアプリ間でしかできないんだと(根拠もなく)思いこんでたわ。ちなみに、rxvt
ではマウスの左ドラッグで文字列を選択すると、その領域がクリップボードに入るらしい。そして、中ボタンで好きなアプリにペーストができる。へー、ふ〜ん。おかげでけっこう便利になったよ。でもなんで逆はダメなの?
2000-12-08(金)
■ mozilla
mozilla 0.6が出たもんで、もしかしたらNetscape 6よりはマシかも〜、と思って持ってくる。とりあえず会社のマシンにバイナリインストールをトライ。ふだんこのマシンは、Windowsからtelnetで入って使っているので、Xは動かしていない。runlevel 3なのだ。で、ひさびさにstartx
したら、日本語が化け化け。なんだこりゃ。寄り道してる暇はなかったので、とりあえずインストール開始。簡単に終了。起動してみると、Netscapeの設定を変換してからちゃんとウィンドウが開く。なんか、Netscape 6よりずいぶん軽い感じ。他のウィンドウで化けまくっている日本語も、ちゃんと出ている。クリックしても死なない。ひゃっほ〜。さすがmozilla♪
日本語化け問題はよくわからないので(たぶん、mph-get upgrade
の影響か[?])、リブートしてみると、直った(←こういう真似はよろしくありません)。で、もっかいmozillaを起動してみると……う、クリック&フリーズ病が復活してる(泣)。さっきとの違いは……あ、もしかして。「VJE-OFF」とか書かれたウィンドウがある。さっきは日本語表示できないばかりか日本語入力もできなかったけど、今はどっちも可能になってるから、もしかするとVJEとの相性か。そこで、LANG=C
して実行してみたら、ビンゴ。なんと、VJEが悪さをしていたというオチだ。なんてこったい。
Webで検索してみると、Bugzilla-jpの中にそのものズバリの報告を発見。にゃるほど、mozillaはon the spotに対応してないのか(な?)。しかしこのバグ、すでにM18で発見、11/16には直ってると書いてある。半月たったmozilla 0.6で入っていないはずがない。いや、「MN6」ってキーワードが見えるな。Netscape 6のブランチのことか。「MN6には入らなかった」ってことは、mozilla 0.6はMN6のブランチから生まれたってこときゃ? 本家Bugzillaの方ではまだopen中だ。ちゅーことは、自分でパッチ当ててビルドしないとダメじゃんか。うちのマシン遅いから、何時間もかかるのにぃ(笑)。Mtrunkから持ってくるのもアリかな。こっちはfixされている? Netscapeのフライングのせいでややこしいことになってるなぁ。
いや、まてまて。整理しよう。Ntrunkの方にはパッチが取り込まれている。MN6のブランチには取り込まれていない。で、mozilla 0.6はMN6のブランチだ。でも、Nightly Buildは? こっちはパッチが取り込まれてんじゃないのか。よろしい、やってみよう。Nightly Buildはバイナリ配布しているみたいだし。って、Buildつーからには当たり前だ。こっちのインストーラは全部入りじゃなくてネットから必要なコンポーネントを取り込むタイプみたいだから、社内からは防火壁が邪魔で使えない。で、tar.gz版(20001207)を持ってきて展開。package
というディレクトリの下に、ファイルがたくさんできた。なんじゃこら。これをどうすればいいんだ?
すでにインストール済みの0.6と比べてみると、単にインストール済みイメージを固めただけみたいだな。てことは、そのままごそっと移動して終わりだ。実行。「VJE-OFF」のウィンドウが出ている。おそるおそる、リンクをクリック……おー。死なない。すばらしい。これでいいじゃん。Nightly Build恐るるに足らず。わっはっは(さっきの自信のなさはどうした)。これでXHTMLなページもチェックできるよー。うれしー。
で、自宅に戻って、いきなりNightly Buildを入れたら、ダメ。プラグインの設定をしてるあたり(?)で止まる。じゃあ、ってんで0.6を入れて、LANG=C
で起動して、設定を全部済ましてからNightly Buildで上書きしたら、動いた。変なの。なんか、妙なコツがいるなぁ。動いたからいいけど。フォントはまだしっくりこないですな。日本語フォントは、大きくはできるけど小さいのが出ない。まぁ、おかげで無駄に小さいフォントを指定してるページが読めないことがなくていいが(笑)。
2002-12-08(日)
■ ほとんどなにもしない1日であった。買い出しに行った他は、ずーっと「Wiki Way」を読んでいた。読んでも読んでも減らない。しかも次にはもっと厚い「Ruby Way」が待っているという。「道」は長いな、文字通り。
ところで、猫が脚の上で寝ていると、股間が蒸れます。
2003-12-08(月)
■ Naver、また新型bot?(2)
自宅サーバのログも調べたら、先月の上旬から襲来していた。なんだ、気づかなかっただけか。IPアドレスも61.78.61系だけでなく、220.73.165系や218.145.25系といった他のNaver所有アドレスも少ないながら使っている模様。
いちおうrobots.txtを見ているようだけど、もう信じないもんね。NaverからのアクセスはIPアドレスでさくっと弾くのが吉。
■ Dino Club
昨日教えてもらったこのページを見ていて、昼休みを吹っ飛ばしそうになる。いかんいかん。昼休みはこま犬画像の整理をするのだ。あとでじっくり読もう。
ちなみに昨日書いたのは「kyoryu.jpなんて一般的なドメインを取るならもうちょっと気合い入れんかい」という意図であって、別に「ポータルを作れ」と言っているわけではありません。
■ Re: 同好の士だけが見てくれるWebサイト
ごく単純化すると、「常連さんだけ大切にしたい」ってことじゃないかと思うんだよね。「一見さんにはうろちょろして欲しくない」というか。馴れ合いの場じゃないと落ち着けない人たちというのは、確かにいる。
だとしたら技術でカバーできる。
最初のアクセスでセッションIDを発行して、クッキーに保存。そのIDのアクセス数(のようなもの。ポイントみたいな数値)をサーバに保存しておく。で、ポイントがある程度たまった人にだけ、新しい記事や人気のある記事を読ませてあげたり、インタラクティブなコンテンツへのアクセスを許可する。知合いにはあらかじめ、多めにポイントをあげてもいいだろう。
外部からの操作ではポイントを簡単には加算できない仕組みにすれば、「F5攻撃」で一気に高ポイントを取られる心配もないだろう。セッションIDの盗難には気をつけないといけないかな。
ユーザIDを発行したりする手間がないから、敷居が低くて誰でも使える(設置さえできれば)。「儀礼的無関心」とやらが必要とされているようなサイトって、こういう場のことじゃないのかね?
2004-12-08(水)
■ 食べたグラコロを淡々と記録するよ
昼食をとれたのが17:30で、21:00ごろやっと腹が減ったのでグラコロですよ。って、大戸屋行けばよかった。
で、23:00現在、まだ会社。もーいや、こんな生活!!
ごちそうさまでした!
2005-12-08(木)
■ PinGoo!に登録してみた
RSS検索サイトでエゴサーチをしても自分のサイトが引っかからないことがあって、「たぶんpingをさぼっているからだろう」とは思っていたが、いちいちping先のURLを調べるのも面倒で(どこまで不精なんだ)、特に対策は打たずにおいた。で、代わりにどっさりpingしてくれるPinGoo!というサイトができたそうなので、使ってみることに。
ping先サイト一覧を見てみたが、なんでTechnoratiがないんだろうね。謎だ。まぁいいけど。
待てど暮らせど新着に上がってこないなぁ。受信されてない? つーかこのリスト、ほんとどアサマシ系のサイトしかないよ。すげーな、こりゃ。
2006-12-08(金)
■ グラコロ同盟活動
みんながクーポンをくれるので、使わないわけにいかないじゃないか。これは罠か。
2007-12-08(土)
■ 新しいPCが欲しいんだが、エプソンST110はどうだろう
最近、動画を保存するようになってからディスクの残量がかなりヤバいし、そもそもCPUがショボすぎて弾幕がスムーズに流れないし、iPod touch向けのエンコードも実時間の何倍もかかることもあり、いいかげん新しいPCが欲しくなってきた(PCの更新まで「ニコ動ドリヴン」かよ)。つーか、今のマシンを組んだのは2003年の6月だから、4年半も前じゃないか。物持ち良すぎだ!!
あとはまぁ、最近やたらとかみさんが散財していて、先週に液晶ディスプレイをグレードアップしたと思ったら今日なんてデジカメまで新しいの買っちゃって、散財が伝染った! こうなったらもう、散財するまで治らない。
さすがにもう自作する気は失せたので、メーカー品でも見てみるか……と、ヨドバシに行ったついでにデスクトップ売り場をぶらぶらしたけど、もうね、ダサすぎてまったく買う気になれない。一昔前の、「ただの事務機器でござい」って風情の無骨でクリーム色のPCなら、それはそれでいいんだが、家庭向けに下手なデザインをするようになってからのPCは、醜悪以外の何モノでもない。なるほど、Macに客が流れる理由がよくわかったよ。おれは流れないけど。
で、ぱらぱらと見ていた週アスに出ていた、エプソンのST110に惹かれた。明らかにMac miniのパクりだけど、小さくてシンプルなのはいいなぁ。なんでおれ、こういう小さいPCが好きなんだろ。
というわけで、とりあえずBTOで見積もり出してみたら、17万円。Core2 Duo 2.4GHz、メモリ3GB、ディスク120GB、OSはVista Ultimateでこの値段が高いのか安いのか、さっぱりわからん。ノートPC向けのパーツを使っているから割高なのは確かだろうが、ショップブランドあたりだと半分くらいになったりするのか知らん? でもどうせまた4年くらい使うんだし、そう考えれば安いよな。HDDは2.5インチだから、耐久性に不安があるけど。
で、買っちゃおうと思ったら、注文開始は12月中旬からだって! ぐは。
◆ しばた [http://www.acer.co.jp/products/desktop/asl5100/spec_asl510..]
◆ ただただし [あ、それはヨドバシで見て「このデザインならぎりぎりセーフかなぁ」と思ったヤツですな。でもメモリが最大2GBなので×で..]
◆ しばた [なるほどなー。省スペースPCでメモリ3Gはなかなかハードルが高そうだ。]
◆ えっと [ThinkCentre A61e Ultra Smallはいかが?]
◆ ただただし [lenovoか〜。そう言えば以前A61に目を付けていたのを思い出しました。確かにメモリは4GBまでいけるし、HDDも..]
◆ なぎさっち [後輩が一個前の使ってますが、バカでかいACアダプタがついてきますよ、エプソンの。]
2008-12-08(月)
■ ヘッドフォンが断線
iPodにつなげて使っているヘッドフォンが断線。えーと、このDENON AH-C551-Kを買ったのは去年の9月末なので、寿命は約14ヶ月。歴代の中でもっとも短い。しっかりしてくれ、DENON。というか、なぜ人類はいまだ断線しないヘッドフォンケーブルを開発できないのか。
というわけで、次のヘッドフォンを買うことにして、コイツは切れた左側を切り落として、Bluetoothレシーバをつなげ、ナビ専用に。どうせ音楽を聴くにしても高速道路で眠気覚ましに流す程度だから、片耳で十分なので。
■ ヘッドフォン買った
……というわけで、根性なしのDENONの代わりになるヘッドフォンを買う。持ち歩き用のヘッドフォンは消耗品と割り切って、上限1万円で選択。というか、実は次のは決めてあったんだ。SHUREのSE102。
SHUREは前から使ってみたいと思っていたんだけど、ケーブルが1.2mもあって話ならなかった。胸ポケットに入れたiPodで使うなら50cmだろJK。予算的にも合わなかったし。ところが、最近やっとケーブルが50cmに短くなったばかりか、7000円台の製品も出てきた! これは買うしか。
ところがSHUREは、耳の後ろにケーブルをまわす特殊な装着方法をとるので、実際のケーブル長は40cm以下相当になってしまう。ヨドバシで試着してみたら、胸ポケットに入れた状態で右を向くとケーブルがひっぱられる。あと10~15cmくらい長ければちょうどいいのに。こんな中途半端な長さでどうしろと言うんだ! SHUREの開発陣、利用シーンを考えないで他社に追従しただけちゃうか?
「うーん」と悩んでいたら、店員から30cmの延長ケーブルを使ってはどうかというソリューションを提示され、30cmじゃなくて15cmだったらいいのに……と思いつつ、乗ってみることにした。ちょっと好みよりは余る感じだけど、ギリギリ邪魔にならない長さかなぁ。ま、しばらく使えば慣れるか。
音はね、さすがに大満足ですよ。音がよくなったというよりは遮音性が高まったせいだと思うけど、今まで気づかなかったような音まで聴こえてきたのにはびっくりした。楽器の分離もくっきりして、粒度が高まった感じがする。ちょっと低音が弱い感じだけど、イコライザーでBass Boostにすればちょうどいいし、そこまでしなくても疲れないバランスの良い音質だ。エージングすれば改善するかもしれないし。
ただ、ひとつだけ残念なことがある。良い音楽がより良く聞こえるようになったのはいいんだが、逆に悪い音はさらに悪く聴こえるようになってしまったのである。ビットレートの低いMP3ファイルは、従来はなんとか聴けたんだけど、SHUREになったらもう、耐え難いほど歪んだ感じに。
以前、「(MP3のような)不可逆圧縮された音楽は聴くに堪えない」なんていう人をみて、「なまじ耳が良いのも考えものだね」とか思っていたんだが、まさか自分も同じメに遭うとは。もちろん(たいして良い耳を持ってるわけじゃないので)普通のビットレートのファイルは問題ないんだけど、64kbpsなんてのはもう聴けない知れん。もったいない(?)なー。
2009-12-08(火)
■ ON/OFFがカスタマイズできるようになったので、Google日本語入力に乗り換えてみた(ただし32bit環境のみ)
数日前に公開されたGoogle日本語入力beta、面白そうだから即日入手してみたものの、IME自体のON/OFFをカスタマイズできないのですぐにネをあげてしまった。MS-IMEに限らず、VJEを使っていた昔から、IMEのON/OFFは「変換」キーによるトグルと決めていたので、いまさら他のキーに順応できない(ゆえに日本語JISキーボードしか使えない)。
そんな悩みは、実は即日解決していたそうで、今日になって「Google 日本語入力で変換キーをIMEオンに、無変換キーをIMEオフに割り当てる方法」という記事を知ったので、さっそく応用してみた。といっても、件の記事にある「Muhenkan」を「Henkan」に読み替えるだけである。これで慣れた環境に近づいたのでちゃんと使えるようになった。
どうも日本語IMEを作ってる人たちは、ON/OFFを頻繁に切り替える状況を想定していないんじゃないかと以前から感じていた。そうでなきゃ、「半角/全角」なんて変態キーをON/OFFに割り当てたりしないだろうし。おそらく、英単語や数字、記号の入力にもIMEの機能を使って欲しいと思ってるんじゃないかなぁ。でも、実際の場面ではIMEの機能が邪魔になることの方がまだまだ多いし、プログラムなんてダイレクトに入力できなきゃやってられない。だからON/OFFのカスタマイズは必須機能だと思うんだけど。
閑話休題。
さすがネットで鍛えた辞書というだけあって、固有名詞じゃジャーゴンにはとても強い。でも「ただただし」はなかった。固有名詞として認識されてないらしい。まつもとさんの名前も本名は変換されてたけど、ひらがなは補完されなかったしな。
一方、普通に文章を入力しているときは単語に助詞などを補ってはくれないので、実はサジェスチョンが使える場面はそんなにない感じ。単語のたびに確定していたら、複文節変換の意味がないもんな。このあたりはまだまだチューニングが必要な気がする。
あと、上で書いたように「変換」キーでON/OFFをトグルするようにしたものの、どうも「今どのモードにあるのか」が予想通りになってないことがある。モードの初期値がおかしいのかなぁ。「変換」でON、「無変換」でOFFにした方がいいのか知らん。……とはいえ、いまさら新しいキーバインドに慣れるのはちょっと……。
でもまぁ、MS-IMEよりはだいぶ賢いようなので、このまま常用してしまおう。……と思ったが、Windows用はまだ32bit版しかないんだよね! ノートはWindows7 64bitにしちゃったし、デスクトップ用のWindows7も今日、Amazonに注文したところなので、Google IMEを使う場面はまだ来なさそう。
◆ osatu [ホントにそう思います。 私は、ねこまねきで、変換=あ、ひらがな=a、と設定で、大変重宝してましたが、win7で使えな..]
2010-12-08(水)
■ 金星探査機「あかつき」、(1回目の)軌道投入に失敗
昨日の朝に実施された「あかつき」金星軌道投入の逆噴射を固唾を飲んで見守っていたのだけれど(いや、仕事はしてたよ!)、可視になっても通信が回復せず、その後LGA (Low Gain Antenna)での通信回復、自動でセーフモード入りしていたことの発覚などなど、わが町相模原がこれほどテレビに映った日はないんじゃないかと思うくらい激動の1日だったのだが、けっきょく周回軌道には乗っておらず、今回の軌道投入は失敗ということになったようだ*1。
今は自慢のフェイズドアレイアンテナによるハイゲインな通信ができているようなので、探査機自体は元気、姿勢制御などにも問題はないようだけど、肝心のセラミックスラスターが無事なのかどうかはわかっていないようだ。いやはや、惑星探査は難しいねぇ。
普通、惑星探査で軌道投入に失敗したら、それで探査計画はオシマイになるものだけど、「はやぶさ」以来の強運がここでもISASを救ったのか、太陽を周回する軌道に乗った「あかつき」は6年後にもう一度金星と邂逅するということで、再チャレンジできるらしい。だから「1回目」の失敗。
って、いやいや、マジかよ! 6年なんて探査機の設計寿命は終わってるし、しかも金星よりも内側の軌道に入っているから温度も高い。だいたい、6年間もプロジェクトを維持するって大変だぞ。……と、不安要素はたっぷりだけど、あの「はやぶさ」を帰還させたISASのこと、きっとやってくれるに違いないという、なんというか、不条理な期待を抱いてしまう。こうしてハードルはどんどん上がっていくのだなぁ。いっしょに予算も上がればいいのにね……。
上の図は、Twitterの「宇宙クラスタ」で作られた応援ワッペン。「あかつき」の次の6年間にたどる新しい軌道が描かれている。元画像はこちらなんとか成功して欲しいものです。
*1 臼田の可視が終わったあと、地球局がNASAのDSNマドリッドに引き継がれたと聞いて、「あの70mがいま『あかつき』を追っている!」と想像したら、それだけで鼻息が荒くなったよ。
2011-12-08(木)
■ 16階調グレースケール画像でKindlizerを最適化したらファイルサイズが激減
最近、かずひこがいろいろと良いアドバイスをくれるものだから、Kindlizerの最適化が一気に進んだ。
最初、Debian squeezeでImageMagick(のconvertコマンド)に「-depth 4」を指定したらなんだか白抜き文字みたいなひどいシロモノができてしまったので「ダメだこりゃ」と思ったのだが、ふと思いついてcygwinのImageMagickを使ってみたらちゃんと4bitのPNG画像ができた。調べてみるとlennyに入っているバージョンにはそのものズバリのバグがあるのだった。おーのー。
まぁこういうのは時間が解決してくれるので、とりあえずはImageMagickの最新版を野良ビルドして、あらためて「-depth 4」を指定したら、元ファイルの半分位のサイズになった。これはすごい。しかもクオリティには変化がないか、むしろきれいだし。
これでいこう! とは思うものの、明らかに動作しない環境があることを知ってしまった以上は標準で使うわけにはいかないので、Kindlizerの方には「KINDLIZER_PHASE2_OPT」という環境変数を指定できるようにした。問題を抱えていないImageMagickを使える場合にはここに「-depth 4」を指定すれば良い。
ついでに過去にKindlizeしたPDFをこんな感じのスクリプトで一気に変換してみたところ、大半の本が25MB以内に収まった。25MBというとGmailの添付ファイルサイズの上限なわけで、つまり自炊本の多くをPersonal Documents送りにできるということだ。電子書店で購入したものだけでなく、自炊した本までクラウドで管理できる。夢の未来がここに!
とはいえAmazonのストレージはたった5GBなので、これまで自炊した本のごく一部を送りつけただけでもう10%以上消費してしまった。自分の書庫を全部入れるには明らかに容量も機能も不足なので、Amazonさんには有料でもいいので追加サービスして欲しいなぁ。
■ 青い星まで飛んでいけ (ハヤカワ文庫 JA オ 6-14)(小川 一水)
解説が坂村健で「どひゃー」となり、その中で小川一水をクラークと比べて評価しているのにいちおうの同意をしつつ、本書がいまいち面白くなかったのはやはりその「クラーク的」部分のせいだろう。
特に巻末の表題作、「オーバーロード」が登場しただけでもう拒否症状が出てしまう。宇宙に人類よりも進んだ知性が存在するのはいい。しかし、彼らが我々を導いてくれる存在であるというおめでたい前提が大嫌いだ。彼らは人類を超越しているがゆえに理解不能であるべきじゃないのか。あからさまなスペオペならまだしも、こういう「いかにもSF」な作品でこれはないよなぁと思うのだよ。
もちろん全部ダメってわけじゃなくて、「都市彗星のサエ」なんていい感じのオールドSF & 良質のボーイミーツガールだし、他にも佳作はあるのだけど。やっぱ『老ヴォールの惑星』は傑作だったのだよなぁ。
2012-12-08(土)
■ RejectTokyoRubyKaigi10でしゃべってきた
来年の東京Ruby会議10のスピーカーに応募したらなんとRejectされてしまったので、同じように落ちた人たちが傷をなめあうリベンジをする「RejectTokyoRubyKaigi10」に行ってきた。蓋をあけてみたら20人の発表者中、本当にRejectされたのは6、7人だったのだけど、まぁそれはそれ。飲食物持ち込み、アルコールOKといういわゆる「Tokyuスタイル」なので、各自10分の持ち時間で和気あいあいと楽しくプレゼン。いいものですね。
発表資料は以下。最近のRubyKaigiは仕事がらみの発表ばかりになってきているところ、少し揺り戻しの兆しがみえてもいるので、その波に乗ってプライベートなプログラミングというテーマで(ようするに自作アプリの紹介である)*1:
それにしてもPreziは、先日のLLでは右側が切れ、今日は下側が切れと、なんだかプロジェクタへの出力がどうにもうまくいかない。テストではちゃんと出たりするからたちが悪い。使うのやめようかなぁと思いつつ、このスタイルは全体を俯瞰できていいから手放せないんだよなぁ。
会場のドリコムには初めて行ったけど、ゆったりしたソファーの並ぶ広い会議室(?)は、とくにTokyuスタイルのイベントにはすごく合っていてよかった。目黒駅からのものすごい坂道にはまいったけど(笑)。ドリコム社員は足腰が鍛えられていそう。
*1 毎度おなじみのアイマスネタはポケP協力のおかげで無事にノルマ達成。
2014-12-08(月)
■ docomoからIIJのみおふぉんにMNPした
docomoの新プランではやっていけないと決心したのがちょうど2年契約の切れる月だったので、いそいそとMNPしようとしたらdocomoの切り替えは翌月なんだってね。そんなわけでジリジリと1ヶ月ほど待って手続きした。移転先はIIJのみおふぉん。ファミリーシェアプランだと音声通話できるSIMを交えて3枚まで発行してもらえて、上限7GB/月、それでも主要キャリアよりはるかに安いので(もちろん電話はめったにかけないという前提)、これにした。GalaxyTabとXperia SXにもデータSIMを挿して使う予定。なお追加のデータSIMはまだ届いていない。
で、たしか5日に申し込んで、手続きを待っていたら昨日の昼ごろいきなり通信できなくなってびっくり。いや、実際は前夜にメールが来ていたのを見逃していただけでちゃんと案内はきていたんだけど。あるていどタイムラグがあるとは聞いていたが、メールによれば新しいSIMが届くまで2~3日かかるとか。実際は翌日には届いたので30時間くらいだったけど、まさかこのご時世に携帯を使えない期間を取られるとはなぁ。いろんな制約やコスト面での課題があるのは承知のうえで言うが「くそくらえ」だ。BIC SIMを店頭で買うというのが良いらしいが、通販より店頭手続きの方がサービスが上という時点で21世紀とは思えないひどい話。そんなことだからAppleやGoogleみたいな効率的な会社に蹂躙されるんじゃないの。
それはさておき、Z1fはdocomoの正規端末だから、SIMを挿し替えてAPNを書き換えるだけで基本的にはノントラブルで切り替えできた。最初はなぜかLTEにつながらなかったんだけど、なんかごちゃごちゃいじってたらいつの間にかつながるようになっていた。まぁ、携帯まわりによくあるオカルト現象なんだろう。
2015-12-08(火)
■ Mackerelの通知をPushbulletにも送るようにした
先日Mackerel+IFTTTで運用担当者がアラートに絶対に気づく仕組みを作るという記事をみかけたので「これは応用できそう」と思って真似してみることにした。そういえば日記には書いてなかったけど、IDCFクラウド上で運用してるサーバはMackerelで監視しているのだ。ただ、Mackerelがサポートしている通知メディアのうち自分が使っているのはメールだけなので、ちょっと通知に気づきにくいのが難点だったんだよね。Pushbulletが使えるなら(いまのところ)それがベスト。
で、上の記事に当初書かれていた:
Mackerel → IFTTT(Maker) → Pushbullet
という流れがうまく動かなくて、ブクマにメモっておいたら気づいてもらえて、いまの記事にあるように間にreflector.ioを挟むようにしたらうまくいった:
Mackerel → reflector.io → IFTTT(Maker) → Pushbullet
もっともMakerが求めてるJSONをMackerelが投げてくれるわけではないので、このままだと単に「何か発生した」ってことしかわからない。せっかく間にreflector.ioをかましているのでここでJSONを加工する。reflector.ioはPipelineという仕組みでこの変換メソッドをJavaScriptで記述できる。
とりあえずMackerelでテスト用のイベントを発火させてみると、こんなJSONが出ていることがわかった:
{"event":"sample","message":"Sample Notification from Mackerel"}
ので、reflector.ioのPipelineはこんな感じ:
var src = JSON.parse(request.body); request.body = JSON.stringify({ value1: src.event, value2: src.message }); return request;
これを通ると、IFTTTのMakerチャンネルに届くJSONはこうなる:
{"value1":"sample","value2":"Sample Notification from Mackerel"}
この「value1」はPushbulletチャンネルでは大文字始まりの「Value1」として参照できるので(2、3も同様)、好きなようにメッセージを組み立てればよろしい。できたレシピがこんな感じ:
実際の通知で使われるJSONはまた違うので、Pipelineを書き換えないといけないのだけど、MackerelのヘルプにあるWebhookにアラートを通知するには通知されるJSONは以下のような内容を含んでいますと書いてあるだけで……「ような」ってなんだよ! 仕様書けよ!!(笑) まったくもー、Web屋はほんと仕様を書かないよな……。
というわけで、実際にアラートが出るまで実用的なPipelineが書けないのだった(という話をMackerel Advent Calendar 2015に書けばいいのでは?)。安定してるからめったに通知来ないけど。
もっとも、こんなに多段にサービスを経由してたら、どこか途中のサービスが落ちてるだけで通知を受け取れなくなってしまうわけで「絶対に気づく仕組み」とはとうてい言えないよなぁ。やっぱMackerel自身がPushbulletをサポートしてくれるのが一番なんだけど(リクエストは行ってるらしい)。
というかですね、この過程でPushbulletがOAuth2に準拠してることに気づいたのだけど、宅配トラッカーでAPIトークンを設定させてるの超ダサいじゃん!! 余裕ができたらOAuth2サポートしよう……。
2016-12-08(木)
■ 「超グラコロ」のプレス発表会に招待されてきた
新しいグラコロの超先行試食会から2週間あまり、ようやく「超グラコロ」の存在が公式にあきらかになる日がやってきた。試食会のアンケート結果をプレス資料に入れるんだと言っていたが、いい結果が出るかどうかわからないという博打なので(笑)、どうなりますやら。いや、内々で聞いている同盟員からの感想はどれもポジティブなものなので心配無用だし、じっさいかなりの高評価が出たようだが(→リリース)。
で、今日は朝早くからそのプレス会場へ。「グラコロ同盟の盟主」として招待されてのことである。もうひとりのゲスト、洋食屋「たいめいけん」のシェフ*1も交えての台本すり合わせ*2、会場での立ち位置調整などを経て、11:30から発表会。
(前半は超グラコロに関するプレス向けの説明などがあって)いよいよ登壇。MCの女性と対話しながら、グラコロの魅力、同盟の成り立ちなどをトーク。人前で話すのは慣れているから、こういう場でもビタイチ緊張しないのは自分のことながら助かる。もっともカメラが多すぎてどこ見ていいのかわからんのはまいったが。
そしていよいよドナルド登場。感謝状をくれるとは聞いていたけど、想像以上にデカくて立派なのには驚いた*3。というか、長いこと生きてきたけど、さすがにドナルドから感謝状を渡される日が来るとは想像してなかったね。13年前の自分に教えたら笑い飛ばしていただろう。二人並んで写真になってるはずだけど、誰か送ってくれないかしら。
それからシェフも登壇して、公開試食会……のはずなんだけど、シェフの分しか出てこないの。おれもいっしょに食べるんだと思ってたよ(笑)。人がグラコロを食べてるのをとなりで見てるだけというのはなかなかの拷問だ。とはいえ冷静にコメントを挟んだりしつつ、好評価のうちに試食を終え、最後に関係者で並んで写真撮影。
なお、そのあとの記者向け試食会といっしょに、ぶじおれにも新旧グラコロが供された。正式販売開始以前に4個も食べられるのは役得ですなぁ。
あちこちで既報のとおり、バター風味と生クリームが配合されたバンズの香りが、これでぜんぶ吹き飛んでしまうのではと思うほどすごい。しかし強化された2種類のソースによってバランスは保たれていて、ちゃんと全体として「超」の名にふさわしい味になっているのはさすが。コロッケには手が入っていないそうだけど、これらの改良のおかげでコロッケまで美味しくなってる気がしてくる。
シェフと「バターの香りが(想像以上に)強い」という点について「たぶんデミコロの方が合うと思うんですよね、このバンズ」「なるほど」なんて立ち話をしたり。今日はノマコロだけの試食だったけど、このバンズでデミコロを食べるのも楽しみ。
なお、バンズが大きく変わったということで、試食会のときに「テイクアウトしてもふにゃふにゃにならなくなりましたか?」と聞いたら、それは変わってないそうなので「イートインのみ」という「グラコロ同盟鉄の掟」はそのままです(笑)。
あと、いっしょに発売になるトマトクリーム味のシャカシャカポテトも食べさせてもらったけど、これも美味しかった*4。
そうそう、当日は先方から提供された「衣装」を着て出たのだ。人呼んで「グラタンコロッケパーカー」。世界に一着の非売品。だいぶ恥ずかしい感じのデザインだけど、隣はちゃんとコックの服装をしたシェフなわけだし、まぁ見た目のバラエティ感は揃っていたんじゃないでしょうか。
2017-12-08(金)
■ 今シーズンのグラコロ同盟は12月13日0時から!
昨日既報のとおり、今シーズンのグラコロ販売開始が13日からとなった:
- マクドナルドの冬の風物詩『グラコロ』「どっちも本命!」な2つのグラコロが登場!!(archive.org)
- 【開発者秘話】大人気の『超グラコロ』。この冬は“2つのごちそう”を組み合わせた『熟グラコロ ビーフシチュー』が新登場!!
昨日公開になった上の2つに加えて、先日の試食会のようすを記事にしたもの:
を加え、バーガーラブのトップはグラコロ一色! やー、めでたいめでたい*1。というわけでグラコロ同盟も準備を始めているんだけど、ヘッダ画像をなんとかしたいのでテスト運用開始までもうちょっと待ってね。
今シーズンから朝マックでもグラコロを売ることになったので、当日5時が公式のオープン時刻なんだけど*2、寝坊するのが怖いので、同盟サイトの正式オープンは0時にします。
2018-12-08(土)
■ グスタフ、今年はワクチンでお漏らし「なし」
毎冬恒例、(大騒ぎの)グスタフのワクチン接種の日なんだが、朝グスタフに向かって「今日は注射に行くから、(漏らさないように)今のうちにウンチしておきなよ」と声をかけたら、踵を返してトイレに向かい、言われたとおりに用を足しはじめたんだけど、どういうこと……!? 猫ってこれくらい生きれば人語を解すようになるの?
そんなわけで予告(?)が効いたのか、キャリーに入れるのに少し手間取ったり、いつもより大声で鳴かれたりはしたものの、注射じたいは順調で、一滴も漏らすことなくイベント終了。重くて大変だから疲れはしたものの、後始末がなくてだいぶ助かった。毎年こうだといいのに。
写真は数日前、人間が起きたあとの布団から生えている猫(の下半身)。
2019-12-08(日)
■ ミリシタイベント プラチナスターシアター「瞳の中のシリウス」
シリウスは大々々好きなので、やっとミリシタに登場してくれて本当に嬉しい。イベントカードもとても良い。MMixでも易しいので初見フルコンできるか……? と思ったが「流れ星」の表現で笑ってしまってミスった(笑)。いやあれは笑うだろ。衣装も雰囲気出てるから、これは全員分そろえないとなぁ。
コミュも良かった。この中では曲調的に一番違和感のある海美にフォーカスをあてるのは当然とはいえ、すぐに離れ離れの姉妹という文脈で貴音を巻き込んでストーリーに深みが出てる。なかなかやるねぇ。
THE IDOLM@STER LIVE THE@TER PERFORMANCE 10 アイドルマスター ミリオンライブ!
ランティス
¥1,691
■ デレステイベントLive Parade 「Sun! High! Gold!」
総選挙5人曲。Lv.27でめっちゃ難しい。まぁParadeはイベント曲をプレイしなくてもいいので良かったけど。というか忙しくてイベントそのものをほとんどプレイできていないのだ。いちおうイベント報酬は2枚ずつ取ってるけど、なんか楽しんでる暇がないなぁ。
コミュは冒頭、りあむをいじりつつ進むから、そっちにフォーカスをあてるのかと思ったら、中盤からは未央の悩みに話が移ってなんだか焦点の定まらない、いつものデレステクオリティになってしまった。いや、いつもよりはだいぶマシではあったけど。さすがに第8代シンデレラガールを中心に据えないわけにはいかないもんな。でもだったらもっと徹底的に主人公にしてやってくれよ、まったく。
2020-12-08(火)
■ デレステイベントLIVE Groove Vocal burst 「Never ends」
総選挙上位5人ユニットによる新曲なんだけど、わりと顔ぶれが固定化しつつあって、ちょっと面白味に欠けるユニットかなぁ。今年は奈緒が入っているけど。あと、とうとうシンデレラガールになった加蓮がセンターなので、曲のきらびやかさはアップしてるかな。とはいえこの形のガチな総選挙は、そろそろ潮時なんじゃなかろうか。そういえば来年は第10回か*1。
ゲーム内世界には新型コロナウィルスはないはずなのに、なぜかそれっぽい理由をつけて配信ライブをやったりする。そういえばシャニマスでもリモート配信的な話があった。
そのためにアイドルたちはVRやARを学ぶんだけど、このイベントは24magicのあとなので、プレイヤーはあれを想像しながらコミュを見ことができて、いい感じにリアルと絡んでいる。とはいえ、実際は翌月さらに進化したステージをHappy New Yell (HNY)で目にすることになるわけで(くどいようだがこれを書いているのは翌年4月)、なかなかのトラップだと思う(笑)。
THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER Never ends & Brand new!
日本コロムビア
¥1,126
*1 これ書いてるのは4月だから実は総選挙真っ盛りだけど。
2021-12-08(水)
■ 映画『アイの歌声を聴かせて』を観てきた
午後の会議が消えてしまったので、明日で公開が終わってしまうこれを観てきた。なにせ周囲の評判がめっちゃ良かったからね。実際とても楽しめた。「大傑作」というと違う気がするけど(一般向けには良くできているけど観る側にパラダイムシフトが起きるほどではない)。
なんといっても舞台設定が良い。
将来AGI(強いAI)を生み出すのはほぼ間違いなくベンチャー企業になるので、この作品のように大企業の出る幕はないはずだ。革命を起こすのに同じチーム内で足の引っ張り合いをしてる暇なんてないはずだからな。じゃあ大企業ならではのアレコレを出したい場合どうするか。それを「特区」という形で表現したのがまず上手い。こういう行政を巻き込む大規模実験をするなら、大企業の出番なので(トヨタが街をひとつ作るのと同じ)。
こういうちょびっと未来な感じのテクノロジーが存在する時代に、田植えをする人型ロボットなんて馬鹿げた実験ができる環境だからこそ、法律スレスレのヒューマノイドを秘密裏に学校に送り込むなんて実験が通るわけですよ。こういう一定の説得力のある舞台設定が大好きなおれに対しては、それだけで成功が約束されたようなものである。ちなみにラストで経営者が大胆な指示をするのもリアリティがある。「敵役」が冒険を好まない小役人タイプなのが、本当にあるある。
このAGIの登場を怖れる(畏れる?)小役人と、能天気な推進派の衝突は、現実のAIをとりまく社会問題の縮図なわけだけど、そこをあまり深刻に掘り下げないのは、視点があくまで高校生だからなんだろうな。終盤重い流れになるものの、基本的に軽快で楽しい作品になるのは、若者たちらしい無責任な未来観を大事にしたいからなんじゃないかなーと思った。そしてそれはこの作品を成功させる大きな要素になっている。
学習過程にいまどきの機械学習の知見がかなり投入されているのは当然として、AIが生まれ育つ環境がインターネットそのもので、そんな環境でAGIが生まれるために「(いかにも人間っぽい)強い動機」があるのは、まぁオールドファッションSFとしても手垢がついてるくらいには常套手段だし、一般向けにも分かりやすくていいんじゃないでしょうか。
なぜかストーリーに触れてないけど、青春群像劇として十分に佳作だし、個人的にはむしろそっちに好みの要素が多いくらいだが(ショートヘアのヒロインとかさ)、こういうのは観てのお楽しみだからアレコレ書くことはしない。
◆ kao [はじめまして。dearfriends.orgのkaoです。tdiaryには大変お世話になっております。 負けました。..]
◆ しんちゃん [沖縄には数名tDiaryユーザーがいますよね?OFFですか?(笑)]
◆ うえち [南の島というにはちと気温が低いですが。 オフ会いいですねぇ。とうふよう御馳走しますよ (笑]
◆ suzune [いいなぁ、バカンス。私も撃ちっ放しに行きたいなぁ…]