1999-12-15(水)
■ IMAP
Webを漁っていたら、IMAP FAQを見つけた。ラッキー。それによると、メールボックス以外のファイルも見えてしまうのはUW IMAPの仕様なので、設定ファイルに回避策を指定するものらしい。/etc/c-client.conf
に以下のように書き、
I accept the risk for IMAP toolkit 4.1. set black-box-directory /var/spool/folders
続いて以下のようにすればいいらしい。
# mkdir /var/spool/folders/$USER # ln -s /var/spool/mail/$USER /var/spool/folders/$USER/INBOX
なるほど、これで$HOMEにファイルができることはなくなった模様。昨日と同様にmail
コマンドでメールを送ってみても、ちゃんと動作している。こんどは$HOME
直下にファイルがごろごろすることもない。はぁ、これで少しはメドがたったかな。あとはfetchmail
でプロバイダからメールを取って来れるようにしないといけないんだけど、これは実験用のアカウントを作らないとだめだな。また今度にしよう。
2001-12-15(土) 2367歩
■ 検索……
検索の結果が複数ページになる場合に次ページに行けませんでした……。あぅ〜。どうも、namazu.rb
の29行目にある、
$0 = (ENV['PATH_TRANSLATED'] or ENV['SCRIPT_FILENAME'] or $0)
がうまく動いてないようなんだが……なんでだかわからん。ここをコメントにしたら動いた。$0
にnamazu.rb
のパスが正しく入ってくる環境なら問題ないと思うけどね。
■ 「今日のリンク元」の仕様
「今日のリンク元」が記録されるタイミングですが。文書化されてないので知られてないんだな。いやいや。ソースがドキュメントじゃぁ(笑)。
Refererが来ると、もしそのアクセスが特定の日付を指していた場合には、その日のリンク元と最新日のリンク元の両方に記録されます。つまり、過去を参照してもそこへの直接のリンク元が見られるし、常に最新日を監視していても過去へのリンクをキャッチできます。だから日記のオーナーは、とりあえず常に最新日のリンク元だけを見ていれば良いことになります。
2002-12-15(日)
■ piccolo(2)
箱の中のCD-ROMドライブが入っているはずのスペースが空っぽで、愕然というか腰が抜けたゆうべの続き。
店でDVD-ROM仕様と指し比べて、「こっちはCD-ROMが付いてるだけの違いですよね?」と聞いたり、CPU/メモリ/HDDを揃えてから「これで動くモノが作れますよね?」と聞いて、どちらもYESと言っていたので、付属してないのが普通というわけではないと思う。欠品だろう。そうでなくても店の手落ちなのは間違いない。つーか、Plat'Homeで買えばよかったのかも?
朝(というか昼だが)、起き出してすぐにコムサテライトに電話を入れる。まだ店長が出て来ていないのと、代理店が休みなので判断できないらしい。が、アキバに出るのは面倒だから送れと伝えて切る。都内に勤めてるなら出向くのもかまわないんだが、相模原と新横浜を往復している身としては、それくらいしてもらわないとかなわない。
というわけで、ひさびさのPC組み立てはまだお預けである。とほほ。またネタができてしまったよ。
■ 天皇杯
けっきょく今週も泳ぎに行かず、天皇杯の中継を見てしまった。やはり今日の注目は「磐田vs国見高校」だろう。磐田はほとんど手を抜かない布陣(しかもホーム)だったにもかかわらず、国見のがんばりはすごかったと思う。結果は2-0だったけど、勝ちに等しい負けだったんじゃないか。もっとボロ負けすると予想してたもんなぁ。
一方で、(まだJ2の)大分にボロ負けしてしまった(いちおうJ1の)某チームについては何も述べまい……。そう言えば、川崎(J2)も神戸(J1)に勝ったのに、どこもテレビカメラを持ち込んでなかったみたいだなぁ。まったくもー。
■ 某サイト
明日テスト公開というのに、バタバタと問題が上がってくるのでてんてこ舞い。ErrorDocumentを使ってYYYYMMDD.html形式を実現すると、error_logにわらわらと404が記録されてしまうなんて、知らなかったよ。これじゃぁ推奨できんなぁ。どうしよう。
上の問題はけっきょく、mod_rewriteを使って回避。というか、こっちが正統。
ほかにもCSSのチューンとか、ナビゲーションとか、ちょこちょこ仕込んで準備完了。アナウンス分も日英用意して、あとは明日の公開を待つばかりとなった。ふー、やれやれ。
2003-12-15(月)
■ トヨタカップ: 原違い
日テレがゲストに原辰徳を呼んだのは、実は原博美を呼ぶつもりが間違ったという説が我が家では有力である。ほら、最近も福岡で「秋山違い」という事例があったことだし。
だとすれば、サッカーなんて3年前に見たっきり……という原辰徳が、けなげに受け答えをしていたのは、よくがんばった、と誉めてやっても良いのではないか(←イヤミ)。
■ TungstenE: DateBk3
そう言えば昨日、忘年会のスケジュールをかみさんのザウルスA300にビームしようとして、DateBk3にその機能がないことに気づく。標準出力のcalendarにはちゃんとある。がびーん。
OS5上でも不都合なく使えていたDateBk3だが、こんな落とし穴があったとは。やはりDateBk5を買うべきなのか? うーん……。
2004-12-15(水)
■ 走った! ASIMOが走った!(ハイジの声で)
か〜わ〜ゆ〜い〜〜。萌え〜(でれでれ)。
手元に何個もあるASIMOのモデルといろいろ比べてみてるわけですが、すげぇ変わってますな。ランドセルがグッと小さくなって、腰周りがすっきり。胸のあたりも丸みを帯びていて、全体的にさらに小さくなった感じ。脚の形もずいぶん変わってる。
一番大きいのは腰関節の追加だろう。走ってるときに動きがじつにいい感じになってる。以前は股関節の動きで腰関節がないことをカバーしていて、それはアリだと思ってたんだけど、これを見てしまうと、やはり腰関節は必須だと認識を改めざるを得ない。
でも萌え要素としては、なんと言っても首の自由度追加が大きいよなー。なんで、よりによって「小首を傾げる」なんて動作を追加したんだ。障害物回避の時の首の動きが、すげぇ人間くさくて、うわ、ホントに道探してるよ、って思えるもんな。やるな、ホンダ。たまらんですヨ、これは。
■ tDiary: blogmap
blogmapのURLが変わったようなので、blogmap.rbプラグインを修正。
最初、なんで「1470」なのかさっぱりわからんかったよ。こういうバリエーションが持てる名前って、便利(?)でええなぁ。
2005-12-15(木)
■ Ruby関係忘年会@東京
まつもとさんが上京するということで急遽開催された忘年会に参加。やっぱ、新百合ヶ丘勤務になって一番良かったのは、都内に出やすくなったことだなぁ。
それはそうと、主賓の到着を待っていたら、今回はじめてこういう場に出てきたと思われる、何人かのRubyコミュニティでは見かけない顔の中に、ひとりの外人さんがいて、にもかかわらず、ものすごく既視感のある人なのだ。人の名前と顔が一致しないことにかけては右に出るものがいない自信だけはあるおれなので、きっと何かの勘違いだと思っていたのだが。
自己紹介を聞いてぎょっとした。つい先日、仕事で伺った会社で、技術的な解説を担当していた人ではないか。その時はRubyのルの字も出なかったし、こっちもまさか、Ruby関連の宴会で仕事の関係者に出会うとは想定していなかったので、両者がまったく一致しなかったのだ。いわゆる人工知能におけるフレーム問題である(←違うと思います)。
ともあれ、Rubyを使っているというだけで、彼の会社の株が(おれの中で)数段上がったのは言うまでもない。つーか、Rubyで8万行のCMSって、それだけで世界的にも最大規模のプロジェクトだよなぁ。すごいや!
ところで、まつもとさんと同じ宴会に出るのはすでに何度か目なんだが、いまだにちゃんと話したことがない。どうよそれって。
■ 献本2冊
Sleipnir 2 完全攻略ガイド
インプレス
¥932
以前意外な方面から執筆依頼がと書いたヤツ。「Sleipnirのヘビーユーザとしてエッセイを」との依頼だったので、「おれがヘビーユーザかぁ?」とは思いつつ、快諾したものである。ちなみにもうひとりのエッセイ担当はなんと、百式の田口さんだった。彼もSleipnirユーザだったのか。
Sleipnir2の操作法からカスタマイズまで、一通り載っているので、実用度は高そうである(といっても読むのはこれから)。
Joel on Software
オーム社
¥836
こっちは何もしていないのにいただいた。レビューアの一人が(まだ日記でカミングアウトしていないので名前を出さない方がいいのかな?)、「ただに読ませるといいぞ」と入れ知恵してくれたらしく。涙が出るほどありがてぇっす、貧乏なので……じゃなくて、Joel on Softwareはとても好きなサイトなので。
今年は『ハッカーと画家』とか、ネット発の良書が収穫の年でしたな。あ、『電車男』や『生協の白石さん』もね(←つけたし)。
2006-12-15(金)
■ 図書館戦争(有川 浩)
ma2さんが激奨していたので買ってみた。うん、面白かった!!
目次を見ると、なんだか目次にはそぐわない硬い項目が並んでいて、「なんじゃこら」と思ってページをめくると、まったく同じ文章が再掲されていてタイトルが「図書館の自由に関する宣言」。1954年に採択された実在する文章である。この勇ましい宣言をネタに、この作品のような設定を思いついたのが50年間一人もいなかったなんて信じられんよ。本文に入る前に仕込まれたこの仕掛けに、グイっと胸倉をつかんで作品世界に引き込まれた感じ。ヤラレタ。だいたい、読書の自由を守るために文字通り体を張って戦う、という話に(とくに主人公の動機に)、本好きが共感しないわけがない。
スタイルはラノベだが、骨格は完全にSFなので安心だ(おれが)。文人の園である図書館を武人が闊歩する風景になじめるかどうかは、読者がSF慣れしてるかどうかに依存しそうだが、わかってしまえばテンポはいいし、硬軟のコントラストが効いた文章は作品の雰囲気をうまく盛り上げている。
唯一の難点は、(この作品は三人称なのだが)ときどき一人称の心象が地の文に混じることがあるのだ。なんの説明もないので誰の独白かわからないし、せっかくのテンポが台無しになる。新手のテクのつもりかも知れないが(ただの推敲漏れだろうけど)、読者が混乱するからやめたほうがいいと思う。
なお、続編が出ているが完結していないそうなので、今のところは買わない。別に続編はなくても単体で十分に面白いし。
2007-12-15(土)
■ tDiary 2.2.0リリース、実に3年半ぶりの新しい安定系列
15日の日記に書いてしまうけど、日付上では16日、tDiaryの新しい安定系列である2.2をリリースした*1。いっしょに脆弱性情報も公開(とほほ)。
いやもう、3年半もダラダラダラダラ開発してるなんて、今どきのFOSSじゃありえんよな。のんびりしすぎにもほどがある。とはいえ、25年の寿命を目指す以上、無理は禁物ってことで、たぶんこれからものんびり行きますよ。
なお、SF.netへの公開は明日以降、暇ができたらやります。最近はどーせ日本人しか使ってないし、問題ないでしょう。
*1 奇しくも関東Ruby忘年会と同じ日程である。関係ないけど。
2008-12-15(月)
■ Body Acoustic(Lauper, Cyndi)
こないだスカパーのMTVで80年代の全米ヒットみたいな番組をやっていて、かみさんと見ていたのだけど(なんか久々にサッカー以外でTVを見たような)、日本ではほとんど聴いたこともないような曲がランクインしていて面白かった。番組作りも、当時のアーティストや評論家の談話を短くカットしてテンポ良くつなげてあって、最後まで飽きなかった。
まぁ2人とも視聴者として想定されている世代に完全にマッチしていたわけで、面白くないわけがない。これを日本のTV局が作ったらどんなひどいものになるか……という妄想で一本書けそうだけど、そういうことは書かない(笑)。
そうじゃなくて、番組中にシンディ・ローパーが登場したとき、おれが「シンディ・ローパー好きなんだよね」と漏らしたら「えーっ!?」と驚かれたという。結婚して15年にもなるのに好みのアーティストを教えてないというのはどうかと思うぞ、おれ(笑)。「好き」とかいいつつCDの1枚も持ってないから、知られようもないんだが。
で、昨日になってかみさんが、3年書庫で眠っていたというこのCDを掘り出してきてくれた。シンディ自身が自身の曲をアコースティック・アレンジで歌うという。参加アーティストが豪華。おまけに(よりによって最後の曲に)Puffyまで参加してるという。マジでメジャーなんだなー、Puffy。
シンディがインタビューか何かで言っているのを聞いたんだけど(たぶんこれも10年以上前の話)、子供の頃から自分の声がすごくコンプレックスだったんだけど、その「unusual voice」が歌手として武器になることに気づいて成功することができた、みたいなことを言っていた。人と違うことが自信に繋がったといういかにもアメリカらしい逸話だが、まさにシンディの魅力はそのunusual voiceにあって、おれが彼女を好きなのもそこだ。このCDでは演奏がアコースティックのおかげでその声の魅力が特に際立つ。"Money Changes Everything"のシャウトなんて最高だね。今朝からずっと繰り返し中。
ちなみにアイドルマスターで律子の声が好きなのも、彼女の声がunusualだからだ。基本的にユニゾンしかないアイマス曲だが、トリオに律子が入るだけで曲の表情がぐっと豊かになるのは、その声の特性によるものだと言えるだろう。というか、まさかこの話をアイマスで落とすとは思わなかっただろう、わっはっは。
2010-12-15(水)
■ 自炊画像を使ってmobiファイルを作ってみた
なんとなしにmobiファイル(Kindle特有の電子書籍フォーマット)の作り方を探っていたら(参考にしたのは「電子書籍の作り方 (Kindlegen)」とか)、なんだかずいぶん簡単なことがわかった。ようするにHTMLにメタ情報を与えるだけじゃないか。ePUBと同じなんだな。てことは、画像を埋め込んだHTMLを作れば、自炊本もmobiにできるってことか。
ということで、ちょっと作ってみたのだ。pdf2kindleで余白をカットしたPNGを生成してあるので、それらすべてをimgタグに挿入したHTMLを生成。上のリンクを参考に、画像ごとに改ページを示す特殊のタグを挿し込んでやれば、1画像1ページになる。メタ情報opfファイルも作成して、Linux用kindlegenに食わせたら、けっこうあっさりできた。サイズはPDFとさほど変わらない(少し大きいかも)。ImageMagicでPDFを生成するのに比べると、1/100くらいの時間でできた。作るという観点だけから言えば、こっちがいいなぁ。
で、さっそくKindle3に読ませてみたわけだが、結論から言うとダメだこりゃ(笑)。
まず、上の方に妙な余白がある。上のスクリーンショットを見ればわかるが(左がPDF、右がmobi)、なぜか純正フォーマットであるはずのmobiの方が表示面積が狭い。たとえ文庫本でもできるだけ大きな字で読みたいので、これは良くないなぁ。まぁ、画像だけからなるファイルは想定外なんだろうけど*1
あと、PDF表示ではできるコントラスト調節がmobi表示ではできない。それから、Kindleを横持ちにしたときに表示が「Fit to width」相当にならない!(Fit to heightのみ) これはつまり、縦長の画像からなるページは小さく縮小されて端に寄せて表示されるだけ、拡大されない。mobi表示は本当にちゃんとテキストからなる専用書籍のための機能なんだなぁ。
というわけで、自炊本のためにはPDFが最適だということを確認したにすぎないのであった。まぁ、TEXTやHTMLで長いテキストを入手した時には自分でmobiが作れるようになっておくのはいいことなので、それはそれでいいのだけど。でもまぁ、メモリが潤沢なPDF生成環境は欲しいやねぇ。そのためにVPSを一個借りるか(ぇ
*1 Kindleには画像ファイルをzipで固めるとそれを「書籍」として扱う機能がある。マンガなんかはこれがいいんだけど、全画面表示にバグがあってちょっと扱いに難がある。
2011-12-15(木)
■ グラコロ同盟2011、終了です
というわけで、本日をもって2011年のグラコロは終了、同時にグラコロ同盟の活動もフィニッシュとなります。みなさんお疲れさまでした。トマコロ、美味しかったですね!
詳しくはグラコロ同盟のサイトを見ていただくとして、とりあえずリザルトだけ載せておきます。トップは@naritamasahiroさんが、前回(2009年)に続いて防衛、なんと84個ものグラコロを平らげました。次に続く@ppoiさんの77個と合わせて、この2人はちょっとおかしいです(笑)。良い子は真似しちゃダメだお。
合計266名の方に参加いただき、全部でなんと944個ものグラコロが我々同盟員の胃袋に収まりました。公式サイトの方も、おいおいメンテナンスモードに移行します。ではまた来年!
2012-12-15(土)
■ グスタフ、ワクチン接種で今年もお漏らし(1年ぶり3回目)
去年、一昨年と毎度大騒ぎになる年末恒例のワクチン接種、今年も同様でした。以上おわり。朝からすでに一日分の仕事を終えたような疲労感。そのくせ、帰宅して1時間もたてば何ごともなかったかのようにけろっとして、宅配便のおばちゃんに愛想を振りまきに玄関まで出向いたりしてるんだからもう。
しかし、獣医のセンセイには毎年ご迷惑をおかけして申し訳ないったらありゃしない。次回からは自分でティッシュ一箱と回収用のビニール袋を持参すべきというメモを残しておこう。
■ 天皇杯: 大宮 4-3 川崎@NACK5スタジアム
天皇杯の試合を観に、えっちらおっちら大宮まで。(本当に川崎に住んでいる)フロンターレサポーターなら、武蔵小杉から大宮まで湘南新宿ライン一本なので実は行きやすいのかも知れない。上の写真を見ればわかるが、ゴール裏なんて空席の目立つ大宮に対して川崎側は満席。これで勝てなきゃ嘘でしょう!
フロンターレというチームは、ケンゴが目立っているときはたぶんダメなんだよね。ケンゴの周辺の選手が目立っているときがいい。今日は特に、稲本や大島がすばらしくよかった。で、前半だけで3得点。みんなよく走ってるし、こりゃもう勝てるでしょ、と余裕をかましていた。前半までは。
で、後半になると全体的に運動量が落ちて、前半のような圧倒的な感じはなくなり、さらに電池の切れた稲本に代わってご子息投入。結果は4-3の大逆転負け。ご子息入っただけでザルみたいなチームになっちまってさ、これ、戦犯は監督以外のなにものでもないだろ。まったく、シーズン最後の試合が今季を象徴するサイアクの展開だよ。どうすんのこれ。
2015-12-15(火)
■ OSS Gateの立ち上げに行ってきた
今日は各地(?)でRubyKaigiの後夜祭的なイベントが行われているようだけど、おれは以前から予定に入れてあったOSS Gate を立ち上げようへ。「OSS Gateとはなんぞや?」という話はOSS開発に参加する人を増やす取り組み「OSS Gate」を開始を参照。ようするにSEゼミでOSS開発へ参加する方法をレクチャーしてみたら、軽く背中を押すだけでよいのがわかったし、楽しいということを知ってもらえたので、この手法を継続的に実施していきたい、という話。
年をとって老い先短くなってくると、ひとつの権利とひとつの義務を意識するようになってきた。権利の方は「(いつ死ぬかわかんないんだから)もう好きなことしかしたくない」ってことで、プログラミングに関して言えば、やりたくもないコードはもう書かないよ、という権利主張だ。まぁこれは以前からだけど(笑)。
いっぽう義務の方はというと、後進の育成……というと硬いけど、若い人をもっと引っ張りあげないとなぁ、という漠然とした内なるプレッシャーを感じていて。たとえばRubyの高速化や数値演算ライブラリの整備なんて自分にできる仕事とはまったく考えてないけど、そういうことができる人を増やすのはおれの仕事だろうとは思うわけだ。もちろんこれまでも、ことあるごとにOSSプログラマの誕生や成長に手を貸してきたけど、もっと組織的にできるならそれに越したことはないわけで、OSS Gateはそのベースとしてうってつけかな、と思う。
というわけで、いろーんな立場の人たちが30人くらいで集まって、グループディスカッションなどを経た上で、近いうちにSEゼミのビギナー向けOSS講座をいっぺんなぞってみましょう、ということになった。早ければ来年早々にやる方向で。
2017-12-15(金)
■ wslttyのテーマを(正しく)設定する
先日、あわよくばVirtualBoxで運用しているLinuxをなくして……などと書いたせいか、自宅で日常的に使っているVirtualBox上のDebianのディスクイメージがぶっこわれてしまい*1、本気でWSL上に開発環境を構築せねばならない状況になった。とはいえDockerの導入はめんどうなので先送りにして、まずはターミナルの環境整備から……(←本質から目をそらして小手先の作業に手を出すダメなパターンである)。
wsltty(というかその派生元であるmintty)のテーマ設定についてググると、けっこうな割合で「ESCシーケンスを発行するechoコマンドを羅列したシェルスクリプトをログイン時に実行する」とか「テーマファイルの中身を.minttyにコピペする」というノウハウがひっかかるが、そんな原始的な方法がオフィシャルに推奨されているとはとても思えないので、しっかり公式ドキュメントなどを読むべきである。
で、「themes」ってディレクトリがあるよってことがわかるので、それを探すと……ないわけよ(笑)。でも、インストール先をたぐってみるとそれっぽい場所が見つかるので*2、そこに「themes」ってディレクトリを掘ってからテーマファイルを入れると、ちゃんと出た:
ほれみろ、これが公式なやり方だよ。……と書いたところで(この日記の日付は12/15だが書いているのは12/18である)、wslttyの1.8.2が出て、ちゃんとmintty由来のテーマファイルがこのディレクトリに入るようになった*3。
とはいえ付属のテーマはあまり数もないので、自分の好きなのをネットで探してきて入れると良いと思います。このへんは先人たるminttyユーザがたくさん整備してくれているのでありがたく利用させてもらう:
base16シリーズは人気のある配色を移植したものかな。個人的には mintty-color-xoria256-rc が気に入ったのでこれにした。
2019-12-15(日)
■ CloudGarageからさくらのVPSに引越し
VPSを借りているCloudGarageからサービス終了の案内がきたのはだいぶ前のことなんだけど、引越し先の選定も含めてなかなか動くことができず、なんと今日(!)がその終了予定日である。ひどい(笑)。
まぁまぁ。引越し先は少しまえにさくらのVPSに決めてあって*1、1台すでに確保済みなのだ。CloudGarageでは1GBメモリのホストを2台借りていたけど、運用実績からして1台に集約しても大丈夫そうだったので。無償枠でディスク容量も倍増させたので、これでいけるはず。サービスはすべてDocker上での運用になってるから、引越し自体は簡単なはずなのだ。
はずでした! いや実際、昔に比べればそうとう楽にはなったなぁ。ほんといい時代だ。ひっかかったのはこの程度:
- 2台に分かれていたAnsible playbookを1台にまとめるのがちょっと難航。自分で書いたplaybookの解読から入るといういつものパターン
- tDiary.Net用のreverse proxy設定をHeroku側に反映し忘れてしばらく日記が見えなかった。Anasibleで個々のホストはセットアップできるけど、クラウドサービスをまたぐ場合には役に立たない
- Mackerelの新しいkeyの取得と設定を忘れていて新旧ホストのデータが混じった(笑)
たいした問題じゃないですね。コンテナ万歳!
なお、CloudGarageは即日死ぬなんてことはなくて、翌々日になってから下図のようにバツンと切れた。お世話になりました。
にしてもCloudGarage、別サービスに完全移行だから、せっかく作ったAPIのrubyバインディングもほとんど使うことがなかったし、そもそも使い始めが1月だから1年足らずしか稼働してない。もったいねぇ。
*1 ちなみにこれを書いてる時点(翌年1/9)ではだいぶ鎮火してるけど、ちょっと前までさくらは数年前のカスタマーサポートのひどい振る舞いが暴露されて絶賛炎上中。まぁおれはそんなメにあったことないから気にしないけど。
◆ doggie [何を転送したのかと思いました。 転*倒*ですね。 XD]
◆ ただただし [ぐふっ]
◆ ょゎ [某サイトとは関係無いかもしれませんが、1.4.4 だと、 ErrorDocument 経由 YYYYMMDD.htm..]
◆ ただただし [たしかに。バグです。直しておきました。 ただ、これをやってもerror_logに404が記録されてしまうので、やはり..]
◆ suzune [愛らしい寝姿にコーヒー吹いちゃったぢゃないですか(^^;]