2004-01-01(木) [長年日記]
■ あけおめ
年賀画像とか作ろうかと思ってたけど、いいや……。去年は最後の最後になって「新巻鮭のぬいぐるみ」という強烈なグッズを入手できたので、それで(新年早々の妥協)。もっときれいな写真を撮りたかったが、去年は結局、新しいのを買えなかったしな。今年は買おう(抱負)。
天皇杯、我が家では大久保が新年早々レッドカードという予想で一致していたのだが、予想に反してけっこういい活躍。しかし、中山隊長のいるジュビロの敵ではないのだよ。わっはっは。……悪くない試合でした。
他はほぼ寝正月で。
2004-01-02(金) [長年日記]
■ メールすら書かぬ正月
巡回してると、元旦そうそうハックに励んでいる人もいるようだ。偉いなぁ。おれも年末には、tDiaryのコーディングを進めようとか考えてもいたんだけど、年が明けてみるとぜんぜんそんな気分にならない。メールすらロクに読んでないのだ(もちろん返事も書いてない)。IRCにも入ってないし。
やっぱフリーソフトウェアの開発というのは、本業がそこそこ忙しくて、プレッシャーのある状態の方が進むものなのかも知れないねぇ。本業が忙しすぎると止まっちゃうけど。収入を保証されつつ、適度な閑職についている、というのが理想だな(笑)。
今日は実家に顔出し。明日は初詣などなどの予定。初ハックは(順調に行けば)明後日かな。
2004-01-03(土) [長年日記]
■ ミッション・クレオパトラ
そのあと、初めて六本木ヒルズへ。ヒルズ自体にはまったく興味がないのだが、ここのVirginでしか上映しない映画があるという、たいへん腹立たしい状況なのである。
というわけで『ミッション・クレオパトラ』。予告編を見て、これはぜったい面白いと思っていたんだが、ネット上の評判はどちらかというと「面白くない」という方が優勢。やや不安だったが、おれ的にはOKだったな。けっこう笑いながら観た。
パロディが多いので気を抜けないのと、笑いのツボが日本とだいぶ違うから、波に乗れないと楽しめないかもしれない。おれは『600万ドルの男』(もしくは『バイオニックジェミー』)のパロディがあっただけで許せちゃったけど(それはそれで極端な評価ではあるが……)。『KILL BILL』みたいに、ネタ元一覧が欲しいなぁ。
2004-01-04(日) [長年日記]
■ 新巻鮭のぬいぐるみ続報
そう言えば昨日、また新宿に行ったので店員に聞いてみたら、あれを作ったのは大坂の「錦」という会社(?)だそうだ。中国から輸入した布地でああいった感じのものを製作しているらしい。他の作品は、串に刺した焼き魚、干し大根、たまねぎなど。
でもGoogleで検索してもまったくひっかからない。オンラインには存在しない会社のようだ(←言いすぎ)。
2004-01-05(月) [長年日記]
■ 過酷な仕事始め
いつもどおりに出社したら、日記にはとても書けないような異常事態が待ち構えていたのであった。
おかげで予定していた仕事はすべてキャンセルして、ひたすら日記には書けないような作業に没頭。今日中になんとかしたかったけど、けっきょく明日まで持ち越し。くそぅ。
そうそう、新横浜の夜の大戸屋は、若い女の子でいっぱいですよ。アリーナでジャニーズ系のコンサートがあった日だけ。
2004-01-06(火) [長年日記]
■ 過酷な仕事始め(2)
だいたい、何ヶ月もかけて構築したシステムを、たった2日で、それも当時の担当抜きで再構築できるわけないやんかっ。やったけど。死ぬかと思った。まぁ、おかげでFreeBSDを捨ててDebianに総入れ替えできちゃったけどな(笑)。
いちばんキツいのが、こんだけがんばっても「まだできないのか」って顔をする物分かりの悪い上司たちである。システム管理者の地位は低い。
◆ なおこ [年始早々、お疲れさまでした(;;)]
2004-01-07(水) [長年日記]
■ 過酷な仕事始め(3)
今日はMLが稼動。復活の呪文はsuExec。
しかしなんだ、帰ったら何もする気がしないので、少なくとも週末までは溜まった(プライベートの)メールの返事なんて書けそうにない。もちろん、こま犬の更新なんてもってのほか。
◆ reno [日記が書けるのならまだ大丈夫ですよ。]
2004-01-08(木) [長年日記]
■ 神戸出張中
こんな時に出張を命じなくてもいいと思うんだが……。日帰りの予定だけど、まだ神戸にいるしな(18:00)。
2004-01-09(金) [長年日記]
■ iPod: 野望潰える
iPodは再生ボタンの長押しで停止すると、それまで再生していた曲を忘れて下さるので、いつもpause状態にしてauto offさせていた。こうするとサスペンド状態になるので、次回起動時にはちゃんとレジュームしてくれる。つまりこれを続けていると、iPod内の曲をすべて、最初から最後まで重複なしで聴くことができる。ただし、途中でsyncさせたり、電源を落としたりしないようにしなければならない。
というわけで、「自分のiPodの曲を全部聴くぞ」という地味なチャレンジをやっていたのだ。なにしろ通勤時間にしか聴かないので数ヶ月かかる計算。何度か挫折したあと、ついに昨日、あと100曲!! という状態にまでたどり着いた。ゴールは間近である。
だがしかし、思わぬところに落とし穴が。想定外の神戸出張のため、新幹線での連続再生がたたり、帰りの横浜線の中で突然音が消えたのである。えぇ〜〜っ。電池切れかよ…… _| ̄|○がっくし
悔しいからウィッシュリストにあるCD、全部買ったるかな(←関連不明)。
■ ネットの脆弱さに警鐘
やっと一息つけるようになった感じ。ぼちぼちメールの返事も書こう。それにしても、ほんの数日間でもネット上には数々の話題が通りすぎていってしまうのだなぁ。いまさらだけど、このネタだけ。
officeさんに関しては、以前モラル的な問題を指摘したことがあった。あの時は反省しているようなメールをもらったが、やっぱ本心は懲りてなかったのかなぁ。本質的には同じことだもんな。いつかこういうメに遭うのは必然かと。その志は間違ってないのだから、もうちょっと慎重さを身につけて欲しいものである。これはエール。
リンク集にあるネタの中で、「hoshikuzu|stardustの書斎」にある「Webアプリミシュラン」の話(1、2)。「ミシュラン」と言う言葉から受ける印象からは、脆弱性を羅列するんじゃなくて、むしろ「良いサイト(旨い店)」を集める方向が好ましいんじゃないか。例えば、
- 長期間脆弱性が見つかっていなければ★
- さらにアクセシビリティに対する配慮が高ければ★★
- その上ユーザビリティにも優れていれば★★★
とか(そのサイトの持つ「価値」そのものの評価もあるべきだが、難しいのであえて入れず)。これでも十分「このサイトに載ることが名誉」になるし、載ってなければセキュリティ的に危ういということを示すことにもなる。
脆弱性を集めるようになると今回のようなトラブルが発生しやすくなるから、自発的な組織よりも強制力のある公的な組織の方が好ましいと思う。もちろん腐敗しないことが条件だが。それに、人の欠点をあげつらうよりも、誉めることの方が楽しくて長続きするからね:-)
2004-01-11(日) [長年日記]
■ 代官山メガネ大祭
やることいっぱいあるのに、ついつい恐がり - 模倣犯を震源とした代官山メガネ大祭をめぐってしまう。えぇ、メガネ好きですよ。かみさんもメガネかけてるし。って別にメガネと結婚したわけじゃないけど。アキュビューのCMを見るたびに拳をぶるぶる震わせて「本当のおまえはそっちじゃないだろ」とツッコミを入れずにいられないですよ。ちなみにマイ・フェイバリットな有名人のメガネは、長谷川京子のプライベートメガネだね。宝物なので見せてあげない。何書いてんだ、おれ。
■ やること……
ちなみに「やることいっぱい」の内訳は(tDiaryの開発は言うまでもなく)、こま犬の写真整理と、tmlやhowmの試用。
tmlは念願のRuby製MLなので(QuickMLは除く)、これは使わずにはおれんだろう。そういえば以前、誰かが作ると宣言していたような……。ちなみに「tml」という名称はもし自分で作ることになったら使おうと思っていた名前なので、もうおれが作ることはないだろう(←そういう問題か?)。
howmはUNIX User誌を立ち読みしていたらvim版もあると知ったため。「分類はしない」って方針は琴線に触れるよね。もっとも、職場のMicrosoft Office依存環境から脱却しないと、一人で使ってもあまり意味がないかも知れないので、思案のしどころではある。でももう、雑多なWordファイルの山から必要な文書を探すという不毛な作業はイヤなんだよ。
2004-01-12(月) [長年日記]
■ BitChannel
あおきさん、こんなものを作っていたのか。ポリシーにはかなり共感するところがあるね。例えばこんなところ。
- 削除や凍結がない
- プラグインがない
- ページ目次もない
- サイドバー否定
- メニューの中身や並び順
あと、名前にWikiを連想させる部分がないところとか!(笑)
やっぱ、Wikiエンジンはちょっとストイックな方がいいな。KoBitもそういう方向を目指してたんだけど、カンペキに開発が止まってるからなぁ。何か画期的なアイデアでも思いつかない限り、再開はなさそう。
◆ yamk [アウトソースリンクからえらい飛んできてびっくり。いちおう書いたけど。]
2004-01-13(火) [長年日記]
■ iPod: プレイリスト
こないだの野望が潰えた時に、咳さんからスマートプレイリストを使う技を知ったんだけど、「それってどうせ新しいiPodでしか使えないデショ」と思い込んでいた。というのも、MusicMATCHでは、プレイリストはPC上のライブラリでしか作れなくて、おれみたいにiPodと同期させてない使い方をしている時にはプレイリストは作れなかったのだ。
ところが、iTunesではiPod上のライブラリに対して独立したプレイリストを作れるんだな!! こりゃびっくり。つーかできて当然という気もするが……MusicMATCHはダメすぎ。というわけで、無事に「再生回数0回」のプレイリストを生成して、これを実行することにした。途中で挫折しても、こんどはプレイリストを作り直すだけでいいから気が楽だ。チャレンジ精神は失われてしまったが……。
■ iPod: プレイリスト(2)
どうやらおれのiPodは、そういう賢い動作はしてくれないもよう。最新のファームにしてるんだけどなぁ。たぶん、本体だけでプレイリストを作れる機種じゃないとダメなんじゃないか。
でも、iTunesにつないだだけで、今日聴いた曲はリストから外れたようなので、これでよしとしよう。
そして、野望が潰えた時に買ったCDが届く。『新作』というプレイリストを作った。
〈ANIMEX 1200シリーズ〉(1) 交響詩 銀河鉄道999(熊谷弘)
「惑星メーテル」聴きたさに。実はかつて、LPで同じアルバムを持っていたので別なのを買っても良かったんだけど、なんかオリジナル音源らしいし、ちゃんとストーリーに則った編成なので、もう一度これをチョイス。買って良かった。懐かしくて涙出てきちゃうよ。こういうノスタルジーに浸ってしまうのは、歳をとった証拠かも知れないが。
はじめの日(久米小百合)
久保田早紀こと久米小百合のアルバム。気に入るといいんだが(まだ聴いてない)。
十三の魔王(山本正之) / B0000677MU
最近買ってなかった山本正之をまとめ買い。ってまだ買ってないの何枚もあるなぁ。
2004-01-14(水) [長年日記]
■ BitChannel(2)
あおきにっきつっこみつきより:
たださんのポリシーとかなり一致するのは偶然でもなんでもなく、そのへんの仕様は全部たださんの意見を参考にして決定されたからです。12月に「ただのにっき」でKoBitを検索しまくっていたのはわたしだ!
どうりで、自分で決めた仕様に思えてしかたがなかったはずだよ……。じゃあ、ますますKoBitはいらないな(笑)。
■ iPod: ケース壊れる
なんかiPodネタが続いているような。
実はあの評判の悪い付属のケースを使っていたんだけど(胸ポケットがTungstenEに奪われたため)、これがちょっとひねったらクリップ部分が壊れた。なんか覚えある体験だな……Visorのベルトクリップか! まったく、蝶番にプラスチックを使うなと小一時間(略)
うーん、代わりのケースを探さないと……。
2004-01-15(木) [長年日記]
■ Efficeon大研究
大部だったので、帰りの新幹線で読んだ。
やっぱTransmetaのCPUはおもしれぇ〜。一筋縄では行かないけど、なんとなく使ってみたい気分になる。やっぱ、次のノートもTransmetaにするかなぁ。
◆ epi [ワタシいつも近くを通るたびに疑問に思っておりました<java group]
2004-01-16(金) [長年日記]
■ tDiary: キャッシュ不要論
あおきさんがキャッシュは悪だと言ったのを受けて、きたがキャッシュを生成しない方法を公開したら、何人か導入してみた人がいるようだ。速度的には前と変わらないなんて報告も。
えぇっ!? あんなに苦労して性能改善したのに、効果がないなんて、そんなはずはねぇだろう……と考えて、ふと気づく。おれが普段使ってる開発環境、PantiumII 266MHzなんだよ(職場のLinuxマシン)。たぶん、tDiaryを動かしている最低レベルのマシンに違いない。コイツで使える性能を出そうと思ったら、キャッシュ使わないわけにはいかんよなぁ(肯定かよ)。まぁ、ちゃんと計測した結果の導入なので、効果はあるはずなのである。マシンが速すぎて埋もれてしまうことも出てきたというだけのこと。
#キャッシュレスtDiaryに関する情報のまとめはこちら
2004-01-17(土) [長年日記]
■ ruby-lang.orgのtDiaryをアップデート
雪のせいで何もする気になれないこともあり、溜めていた作業にとりかかる。まずはruby-lang.orgのtDiaryをアップデート。今までは1.5.4だったので、日英両サイトを運営するのは面倒だったのだが、最新にしたおかげでプラグインまわりがずいぶんすっきり。って、面倒だからといってHEADにしてしまうのはどうか(笑)。
あとは第五tDiary.Netの新規募集開始とか、第一の1.5系への移行なんかもやりたいのだが、さて……。
2004-01-19(月) [長年日記]
■ tDiary.Netの新規ユーザにマメにリンクしてみる週間
たぶん数日で挫折すると思われるが……。
tDiary.Netは個人情報を聞かない。だって、個人情報を聞いたらそれを保管しなくちゃいけなくて、そしたらそれを盗まれないように苦心しなくちゃいけなくて……面倒なことこの上ないのである。連絡のためにメールアドレスだけは聞くけど、他の情報なんて怖くて聞けないよ(笑)。何かあったら、アクセスログから本人特定することだってできるわけだし、聞く必要もないしね。
カテゴリ分けは、設定画面のプラグイン選択から、category.rbを選ぶ必要がある。その後は、サブタイトルの先頭に「[」と「]」で囲んでカテゴリキーワードを入れるだけ。
■ Windows: CapsLockをCtrlにする
自宅のKnoppixは、CapsLockがCtrlになるようにしてあって、ようやくそのレイアウトにも慣れてきたので、職場のWindowsもそうしたい。でも、CapsLockとCtrlを入れ替えるソフトはあっても、置き換えてくれるソフトが見つからなかった(Windows2000)。
Googleしてみると、レジストリを書き換えることで実現できるようだ。試してみたらできたので、メモっておく。知ってる人には常識レベルの話だな、これ。
\HKEY_LOCAL_MACHINE \SYSTEM \CurrentControlSet \Control \Keyboard Layout \Scancode Map (バイナリ)
上記のキーに、下記の値を設定。
00 00 00 00 00 00 00 00 02 00 00 00 1D 00 3A 00 00 00 00 00
設定後、リブートが必要。
■ WORM_BAGLE.A
まさに今、蔓延中の新種ワームらしい。
Subjectが「Hi」で添付ファイル名もランダム(アイコンは電卓)という、こんなのにひっかかるヤツがいまだにいる(IT業界内にも!!)というのが信じられんが、とにかくいるのである。くわっ
■ tDiary.Netの新規ユーザにマメにリンクしてみる週間(2)
自前で運営していた人が挫折(?)して、tDiary.Netを頼ってくるというルートがあるらしい。へぇ。そんな場合の過去のデータは、info@tdiary.netあたりにzipなりtar.gzなりで固めて送ってくれれば、マージしてあげられます。1.4系だとつらいけど、1.5系ならOK。って、BioRubyの中の人ではないですか……。
Wikiスタイルで書きたい。第二ではスタイルを選べるようになってるんだっけ? 他のサーバでもやりますかね?
読まれているのかと思ってドキドキ。読んでますが(笑)。少なくとも、新規の人はしばらくは読ませてもらうことにしてます。
次の目標は。第四の管理人、本人は北海道に飛んでしまったんだけど、サーバは都内にあるんだよな。こういう場合は北海道と名乗ってはいけないか。
2004-01-20(火) [長年日記]
■ tDiary.Netの新規ユーザにマメにリンクしてみる週間(3)
……今朝はリンクするようなネタがなかった。
なお、ゆうべ取り上げたスタイル選択の件、さっそく対応されたもよう。寝ているあいだに事態が動いたようである。油断も隙もない(^^; マメな管理人さんが多くて助かる。
それから、夕べ異常に重かったのは、第一の過負荷状態が長く続いたせいだと思われる。ちょっと原因不明。bot襲来とかではなかったようだ。たぶん、新人さんがいっせいにテーマを漁ったせいじゃないかと思う。サムネイルだけでも外部サーバに置いたら、改善されるかな……。
■ 記憶汚染 (ハヤカワ文庫JA)(林 譲治)
作者のテーマがどこにあるのか、よくわからない。物語の大枠を見れば、半村良系の伝奇SFの手法である。しかし、舞台を近未来に設定したせいか、新しいガジェットが登場するたびに地の文で解説が続き、読者が物語世界に入り込めない。こういう話は、舞台装置の中に自分も入り込んで、世界が変容していくのを感じながら読むのがいいのだ。でも本書は読んでいてもぜんぜん臨場感がないので、エンターテイメントとしては失格である。
巻末の解説にあるように、アイデンティティをテーマにしているともとれる。しかし脳にコンピュータを埋め込めるほどの時代に、個人認証を"ワーコン"という身体から分離可能なデバイスのみに頼るのは、リアリティがない。そんな危ない世界が登場してしまう背景説明が浅い。アイデンティティ・テーマのSFであれば近年ではイーガンの作品が出色だが、あれに比べるとお粗末だ。
では、作者お得意の組織論がテーマかと言えば、書いてあることは同じ作者の『ウロボロスの波動』とさして代わり映えがしない。オープンソース論では欠かせない『伽藍とバザール』を読んでいれば、目新しいことでもないので、何をいまさらという感じである。
結果として、どこに焦点があるのかさっぱりわからない小説で、しかも結末で一気に話の片を付けているため、前半の物語が弱い。どうにもすっきりしない読後感であった。『ウロボロスの波動』は面白かったけど、あれはワンテーマの短編だから、よけいな枝葉がなくてよかったのだろう。長編になると欲張りすぎて、まとまりが感じられない。
■ tDiary.Netの新規ユーザにマメにリンクしてみる週間(4)
面倒なのでリンクしないが(すでにタイトルから乖離してきたな……)、第五でスタイル選択を可能にしたことへの評判がすこぶる良い。今回の募集ではなぜかXREA(の自前設置)やはてなダイアリーからの移行組が多いからかも知れないが、こんなにもWikiスタイルやRDスタイルへの反響があるとは思わなかった。
もしかして記述スタイルが選べることって、tDiaryを選ぶ理由のかなりの割合を占めてる?
■ tDiary.Netの新規ユーザにマメにリンクしてみる週間(5)
Wikiスタイルでの「改行」。基本的にそういう書き方を許容しないのがWikiスタイルの"いいところ"なんだけど、tDiaryの場合はプラグインの実装がプリミティブなので、こういう技が使える。
{{'<br>'}}
2004-01-21(水) [長年日記]
■ tDiary.Netの新規ユーザにマメにリンクしてみる週間(6)
今朝までの第五登録ユーザは44人。あと6人で〆切。
w3mで開けばemacsで書けるのは確かにそうなんだけど、Emacs使いならtdiary-modeを使ってみたら。tDiary配布パッケージの、misc/tdiary-modeの下に入っています。ちなみにおれは、「w3mで開けばvimで書ける」の人。
Thinテーマの不具合。修正。div.sidebarがあるのにdiv.mainがないという妙な状態であった……。第五がHEADに追従すれば直ります。こういうバグ報告は、掲示板なりMLなりでしてもらった方がありがたいです。というか、通常はそれ以外のルートでは修正されないことになっているので。
■ tDiary: HEAD追従
念願のrecent_trackback3.rbがcommitされたそうなので、久々にHEADに追従。引数じゃなくて@optionsで設定するようにしたのか。じゃあ、設定ページを作らないと(笑)。
■ 書評Wiki
リンク元からたどって、こういうサイトが存在することを知った。
まぁ、言及リンク集がけっこう有用で、リンク集作成にWikiがうまく使えるということがだいぶ浸透してきたのはわかっている。だから、こういうアプローチはアリだろう。だが、おれとしては、書評集はblogmapの利用を推進したい。
言及リンク集は一種の「祭」状態の元で作られるから、短期間に大勢の手によって有用なリンクが集まる。いっぽう書評は、(ベストセラーでもない限り)比較的長い期間にわたって収集される傾向があるし、今後はウェブログを使って書評を書く人が増えてくることを考えると、すでにそこにページがあって、TrackBackするだけで書評集に追加できるインタフェースは有効だと思うからだ。
Wikiで書評リンクを作ろうと思ったら、まず該当する書籍のページを探して(しかもどんなページ名がついているかわからない)、なければ新規に作って、やっとリンクを作成するという手間がかかる。心理的ハードルがけっこう高い。blogmapだとISBNで検索すれば、存在しないページでも勝手に作成されて(書影とGoogleの検索結果付き)、あとはTrackBackを待つばかりの状態になる。このハードルの低さはすばらしい。
……ということで、手抜きながらblogmapの書評ページへのリンクを生成するusers:blogmap.rbを書いた。amazon.rbの拡張プラグインになっているので、入れるだけで今まで書いた書評のリンクすべてにblogmapへのリンクが追加される。例えばこんな感じ。
2004-01-22(木) [長年日記]
■ tDiary.Netの新規ユーザにマメにリンクしてみる週間(7)
ヲタと言えばtDiary。え……えぇ〜!? そうなの?
なお第五の新規募集は、ゆうべ定数の50人に達したため、〆切ました。相変わらずの狭き門なので、みなさんぜひ、長く続けてください。
■ CONTAX SL300R T*(-)
blogmap.rbのせいで、こんな品物でもblogmapにリンクがはられてしまう罠。まぁ、TrackBackはしないでおこう。
というわけで、念願のデジカメ・グレードアップ計画を発動。「お前にT*なんて、豚に真珠だ」という声も聞こえてきそうだが、いいのだ。PCだって、初心者には最新マシンを、と言うではないか。まともなカメラを持っておけば、下手な写真を撮ったらすべて自分のせいにできる。でも、設定項目がたくさんあって、使いこなせる自信がすでにない……。
QV-10からDimageVと、レンズが回って俯瞰が撮れるデジカメを使ってきたが、その後DSC-110に浮気したせいで、こま犬写真が微妙にローアングルばかりになってしまっていた。これでようやく、元の状態に戻れるわけだ。起動も早いし、薄くて小さいし、TV CMのとおり連写機能はかなりイイ。現時点では理想にもっとも近いデジカメだな。
■ Re: 書評Wiki
みんなが同じツール、例えばTrackback機能を実装した、そういうツールを使ってくれればいいんですが、現時点ではそんな状況にはありませんし
去年(あれ、もう一昨年?)のblog論争の頃、「TrackBackで中央サーバを介さないコミュニケーションができる!」みたいな夢が語られて、そのネットワークを可視化するツールなんかも出てきたわけだけど、結局それは一次元のリストじゃなくて、ツリーやネットワーク構造で表現されてしまうので、読みづらいことこの上ない。話題を追うためのリンク集なら時系列に読みやすいので、Wiki上に作られた言及リンク集はとても人間的だと思う。もちろん、TrackBackをたどってリスト状の言及リンク集を作ることだってできるわけだが、たぶんそんなことをする人はいない(笑)。
一方、書評リンクは、ネタになる書籍が常に起点になるので、構造が単純なリストになる(書評間の言及がなければ)。TrackBackを使ってもリンク構造が複雑にならないので、これはTrackBackアプリケーションのいい例になると、以前から考えていた。で、自作しようかと思ってたんだけど、すでにblogmapがあったわけだ。
で、冒頭の引用に関して言えば、blogmapにはTrackBackという口がある、というだけで、コメント用のフォームもあるし、Googleで書名を検索したリストもある。TrackBackを使えない人のための口もちゃんと用意されているのだから、それを使えばいいのでは。TrackBackを送るだけの外部ツールだってあるし。
■ TrackBackと言えば
そういや、以前ココログの人にTrackBackを送ったら、リンクしたそのエントリから「お返しTrackBack(?)」のようなものが返ってきてびっくりした。こっちからはすでにリンクしてるんだから、同じエントリからTrackBackするのは意味がないんだけど。
もしかして、ココログには早くもそんなおかしな文化が生まれているのだろうか? で、「NIF者ならやりかねん」とか思っている、パソコン通信世代のおれ。
2004-01-23(金) [長年日記]
■ tDiary.Netの新規ユーザにマメにリンクしてみる週間(8)
週間と言いながらたぶん今日あたりで終わり。
CSSいじれるんかな、選んだテーマのスタイルシートを修正しながら、自分の好みの見栄えを作ることはできますか?。自作テーマはよそのサイトに置いてもらってそれを指定してもらうのがtDiary.Netの基本方針。ただ、第五ではappend-cssプラグインを選択できるので、これを選べば設定画面からCSSを入れることができる。お気に入りのテーマを選んだあと、気に入らない部分を上書きできるわけだ。
なお、自作のCSSをtDiary.Netにアップロードする手段は用意していないけど、作ったテーマをテーマ集に入れて公開することはできる。続きはtDiary-themeメーリングリストにて(笑)。
■ tDiary: CVSがおかしい
すでにあちらこちらで取り上げられているようだが、SF.netのCVSがおかしい。さっき、職場の環境でcvs updateしたら、1.5.5.20031010まで巻き戻されてしまった!! どひぇ〜。
慌ててSF.netが公開しているレポジトリのNighly BackupをGETしてみたら、こっちは最新状態だった。ので、何かが失われることはなさそう。CVS版で運用してる人は、事態が安定するまでcvs upは厳禁だよん。
■ オープンソースソフトウェア協会
「設立の趣意」「入会のお誘い」という肝心かなめのページの字が小さくて、読む気がしない。一番読ませたいはずじゃないのか。それとも、実は読んで欲しくないのか。……と思って、わざわざCSSを見てみたら、font-sizeの指定はすべてちゃんと1.0以上。ただし単位がemだった。あぁ。IEのバグか……。
オープンソースの協会だけあって、さてはMozillaでしかチェックしてないね(笑)。ていうか、おれは老眼か?
で、一文がやたらと長くて読みづらい文章の典型なんだけど、なんとか理解。おれにはあまり関係なさそうだった……。
2004-01-24(土) [長年日記]
■ カメラテスト
朝から5歳の女の子とチャットをしながら、SL300Rで試し撮りした写真整理。クリックすると拡大するが、それでもだいぶ縮小したのであまり参考にはなるまい。
平日の日中は外に出る時間が少ないし、新横浜は夜景がきれいなわけでもない。昨日、昼休みに見上げたら空がきれいに映っていたのでパシャ。少なくとも、今まで使っていたデジカメとは雲泥の差だ。当たり前だが。
まず、猫はかならず撮るでしょう。ただ、茶々はカメラを向けると目をそむけたり、シャッターを切る間もなくグングン接近してきたりするので、ぜんぜんまともに撮れない。やっと「にくきゅうなめなめ」を撮影。
このカメラ、接写は弱いらしい。でも、寄れなくても300万画素もあるんだから、トリミングすればいいんだよな。というわけで、朝の光の中で光iPod。もっとも薄曇りなのでイマイチ。つーか、手前の角のあたりにピントを合わせたつもりなんだが……。やっぱ、カメラがよくなっても腕前は上がらないということか。
2004-01-25(日) [長年日記]
■ iPod: 私は見た!!
電源が切れているiPodが、人が見ていないときにこっそり起動して、何かをやってる。夕べ、触れてもいないのにバックライトがしばらく点灯して、何もなかったかのように消えた。液晶には何も表示されてないけど、何かやっていたに違いない。
Appleめ、いったい何を企んでいるんだ!?(←陰謀説)
■ tDiary: 2chなテーマ
mput'sちゃんねる。ワラた。
以前にも2chなテーマを作った人がいたような覚えがあるんだけど、誰だったかな。mput版はテーマだけじゃなくてプラグインもいろいろいじってあるようで、再現度はかなり高い。
そういえば、次のトピックにSF.netのCVSが復活したって書いてあるので、試してみたけどsshがあかん。どうなってんねん。
% cvs -n up cvs update: inflate: incorrect header check cvs [update aborted]: reading from server: Input/output error
■ tDiary: CVS復活
何度かトライしてみたら、やっと使えるようになった。どうやら、復活したとたんに過負荷になって、アクセスしづらかったということか? レポジトリがタイムトラベルすることもなく、ちゃんと最新版になったようだ。あぁ、よかった。
■ Debianふたたび
とらねこの生きる道で、SargeインストールCDのハードウェア認識がいいと知り、試してみた。2004-01-24版。Xな環境はあとから入れればいいやと思い、とりあえずほとんどなにもしないでインストールしたら、ちゃんとオンボードNICを認識してくれた! これでやっと、Debian乗り換え計画が進展するぜ。もっとも、日本語でインストールしたらstage 2で化けちゃって、英語で入れ直したというオチはあるが。
そうそう、ツッコミにもある通り、インストーラ起動時の入力を
boot: linux DEBCONF_PRIORITY=medium
にしたら、念願(?)のgrubも入れられたよ。めでたい。
もっとも、このあとどうしたらいいのかよくわからないんだけどね……。いちおうx-window-systemは入れたものの、例によって質問事項が細かすぎてよくわかんねーし。KDEを入れたいだけなんだが、「apt-get install kde」だとなんかエラーが。いろいろ調べないと先に進めそうにない。
というわけで、当面は殺風景な「login: 」が出ているだけの状況に。まぁいいんだけどな。最近は、無線環境になったノート(Windows2000)からsshして使うというパターンが一番多いし。やっぱクライアントOSとしては使いやすいよ、Windows。
2004-01-26(月) [長年日記]
■ eBook
「新・闘わないプログラマ」の新作、「eBookはひどい」という話。
でも、紙媒体でも買える本なら救いがあるのだ。CUB ME TENDERなんて、eBookでしか買えないからな。試しに最初のリリースを買ってみたけど、eBookの(アクティベーションを含めた)インタフェースの悪さは、「もう二度と買うもんか」という気にさせるには十分だった。おださんには悪いんだけど、コンテンツに罪はない。
音楽業界のCCCDといい、出版業界のeBookといい、消費者をバカにしすぎだ。日本はサービスに秀でた国じゃなかったんかい。
■ adulau's diary
ベルギーのtDiaryユーザ。tDiary-usersの方に自ら宣伝をするという強者だ。ドキュメントがなかなか整備されないせいもあって、海外ユーザはちっとも増えませんな……。
You can write English documents by yourself, Adulau:-)
■ Debian GNU/Linux スレッドテンプレ
わぁ、ありがと〜。
最初にやるべき「dpkg-reconfigure locales」なんてさ、(たしか雑誌で知って)2、3度やってるはずなのにすぐ忘れてしまう、典型的なバッドノウハウでしょ。とうぜん今回も忘れてたわけよ。一度やればもう忘れちゃっていい情報は、こういった感じで簡潔にまとまっているとありがたい。
ところでKDEは、「apt-get insall kde」でもtaskselでも、パッケージが壊れているという困ったメッセージが出るので放置。久々にGNOMEに戻るかなぁ。それとも、もっと軽いのを試してみるか。いやその前に、Xが立ち上がらないのをなんとかしないと(笑)。
■ シャワートイレ・ハッキング
出先で入ったトイレ、INAXのシャワートイレだったんだけど、便座の温度と水温の設定ボタンに「メンテナンス用 使用者の方は操作できません」と書いてある。いつもだったら「あぁ、たしかに、いたずらで高温に設定するバカがいるもんなぁ」と感心して終わりなんだが、今日はなぜだかハックの神が降りてきてしまった。
ざっと見た感じ、管理者用のスイッチや鍵穴のような、機械的なロック機構があるわけでもなさそう。じゃあキーコンビネーションでしょうとあたりをつけて、試しに「便座ボタン」と「温水ボタン」を同時に長押ししてみたら、5秒ほどで全LEDが点滅、すべての操作が可能になってしまった。ちょ、ちょろすぎる……。
これって、不正アクセス?
2004-01-27(火) [長年日記]
■ W32.Novarg.A@mm
また、新種が侵入してきたらしい。さすがに今回は、添付ファイルを開くヤツはいないだろう(と思いたい)。
で、さっき「あんたウィルス入りメールを受け取ったでしょ」という確認のメールが来たんだけど、そんな記憶はない。探してみたら、_spam_フォルダに入っていた。spamフィルタに捨てられちゃう時点で、ワームとして負けじゃないのか。
■ Pentium M対応マザー
うーん。そそる。ちと高いが。
Pentium Mか、Efficeon搭載の自作ファンレスPCってのは、ちょっと夢見ちゃうよねぇ。いやいや、今年はもう、PCは買わない予定だったんだ。ノートは買うかも知れないが、これ以上デスクトップを増やしても、置く場所ないし……。
■ ウォシュレット・ハッキング
職場のトイレはTOTOなのだ。昨日停止長押しで自己診断モードというのを教わったので、やってみた。最初は何も起こらず、未対応製品かと思ったが、根気よく10秒くらい押し続けたらすべてのLEDが点滅し始めた。ふむ。これくらい長い時間が必要だと、昨日のような「うっかりハッカー(?)」は出てきにくいだろう。
しかし、このあと何ができるのかわからないので、INAXほどの興奮はなく(トイレで興奮すんなよ)、適当にボタンを押して終了。思えば、昨日は自分の頭で考えてハックしたのに対し、今日のは最初から回答が与えられていたんだもんな。そう考えると、スクリプト・キディたちは何が楽しくてクラックをしてるんだろう。さっぱりわからん。
■ bk1にTrackBack
ネット書店へTrackBack(StarCharLog)経由で急募、ウェイトレス(smashmedia)。smashmediaって、bk1の中の人なのか。
へぇ、ついにAmazonに先んじるか、bk1。書評をTrackBackできるようになるなら(そして変な検閲を入れないなら)、Amazonから乗り換えてもいいくらいだな。以前から、bk1のサービス内容自体には、Amazonよりいいところが多いと感じていたし。
もっともbk1は、Amazonと違ってISBNをキーにしたプラグインを作りづらいのが難点。ブリーダープログラムにおける書影の扱いも不透明だし(mt-bk1.plによると使っちゃっていいみたいだが)。ツールを作る側からすると、Amazonよりも格段にサービスが悪い。Webサービスもやってくれないかのぅ……と思ったら、mt-bk1.plのソースを見ると書籍情報をXMLで取得する仕掛けがあるようだ(というかmt-bk1.plのために作ったようだ。ズルい)。まぁ、これなら簡単に作れそうだなぁ。xml.cgiの存続性に不安があるけど。
2004-01-28(水) [長年日記]
■ 二十面相の娘 2 (MFコミックス)(小原 愼司)
連載はチェックしていないので、まさかちゃんと続いていて、こんなに早く二巻が出るなんて、想像もしてなかった。つーか、ちゃんと「オススメ」しろよ! >Amazona
#感想じゃなくてスマン。
■ モバイル系 巻き取り式
デジカメがUSB、iPodがIEEE1394ということで、50cm〜1mくらいのケーブルを持ち歩いていたんだけど、もっとコンパクトなのが欲しくなり、昨日買ってきた。エレコムのUSB-RLM508とIE-RLL4608。1394の方、なんかすごい定価がついてるけど、ヨドバシでは1,980円だった。
全長数十cmだけど伸縮自在で場所を取らないので、いい感じ。リール部分がコンパクトなのがいい。これで、ヘッドフォンを加えた3つの「モバイルケーブルもの」が「巻き取り式」になったぞ。これからは巻き取りの時代だ!……と言いたいところだが、今の悩みは巻き取り式のLANケーブルによさげなのがないこと。リール部分が無駄にでかいんだよなぁ。
2004-01-30(金) [長年日記]
■ 岡山
昨日は風邪で休んで、今日は岡山日帰り出張である。なんか、ぜんぜん仕事してない感じ。車内で仕事しようしようにも、久しぶりに立ち上げたAnHTTPDでCGIがうまく動かないし。って、それは仕事ではないだろう……。
それはそうと、そういう方向性はどうかと思うぞ、桃太郎。
■ ウォシュレット・ハッキング(2)
おれはいつからトイレハッカーに!?
某所でメンテナンスモードの付いたウォシュレットを見つけた。が、INAXよりもっとチョロくて悲しい。「設定」ボタンを5秒間、押し続けるだけ。
だいたい「長押し」ってインタフェースは、以前はずっとマイナーだった。ミニコンポの時刻設定とか、一度使ったら忘れていいような機能に割り当てられていた。でも今は携帯電話のせいでポピュラーになちゃったんだから、こういうセキュリティにからむような場所に使うのはマヌケだよな。
■ 416317480X
古い本だが、かみさんが蔵書を整理していたら出てきたので、そのままもらって読んでみた。実は読んだことがなかったのだ。けっこう話題になったのにね。人工知能とE-mailで会話する……という文体なので、「あっ」と言う間に読めてしまう。まるで短編。
我々はソースコードには人権を認めつつあるが、実行中のプログラムが知性を発揮し始めたとき、そこに人権を認められるだろうか……とまとめていいだろうか。エドガーの人格を認めざるを得なくなるに従って、アリスがどんどん壊れていくというのが、人間以外に人権を認めたくないという葛藤を表現しているようで、妙にリアル。一方、NSAの対応はステレオタイプすぎて面白くないが、本書の背景となる文書がそれを相殺しているか。
エドガーをロボットにするとSFでよくある設定だが、身体を持たず、テキストしか理解できない人工知能という設定にしたことで、ぐっと「ありそうな話」になっている。日常的にインターネット上で生活している身としては、けっこう感情移入できた。
◆ Yuyang [トイレにカメラ落とさないように気をつけて!]
2004-01-31(土) [長年日記]
■ 携帯キャリア変更
かみさんがauに乗り換えたいと言うので、H"端末の電池もへたってきたことだし、夫婦そろってキャリア変更することにした。これもすべて、DDIポケットがいつまでたってもAirH" Phoneのカメラ付きモデルを出さないからいけないのである。
というわけで、おれはWIN端末のW11H(角ばってない方)、かみさんはINFOBARの錦鯉に。
いやぁ、WIN端末は熱いよ。比喩でもなんでもなく熱い。しばらく使ってると、持ってられないくらい熱い(笑)。でも、いくらつかっても定額ってぇのはいい。というか、これ以外は考えられない。
◆ きた [tDiaryがらみの宿題,まだ全然手つけてないよ…]
◆ ほそのひでとも [> 収入を保証されつつ、適度な閑職についている、というのが理想 かもしれんですねー。 あと、単純に時間が空いているだ..]