1999-12-26(日)
■ bash
bash
がおかしかったのは、プロンプトを変な風にいじって遊んでいたためらしい。rxvtのタイトルバーにカレントディレクトリを表示させるようにエスケープシーケンスを使ったんだが、bash
はそれも含めてプロンプトだと思ってしまうので、1行の長さを勘違いするというわけ。タイトルバー表示をあきらめたらちゃんと出るようになった。1行の長さの勘違いと言えば、Cannaも1行の長さを勘違いしてくれる。vim
を100桁くらいのウィンドウで使っていると、Cannaの変換位置が80桁あたりで左端に移動してしまうのだ。Cannaのせいなのか、kinput2とかいうヤツのせいなのかわかんないけど、不便なのはたしか。はやくVJEを入れよう。
■ samba
sambaを入れた。これは以前、Vineで予行練習しておいたので、そんなに難しいことはない。つーか、今はSWATがあるから楽ですな。ちなみに(sambaのパッケージを入れておけば)、inetd.confのswatの行のコメントをはずして、あとはブラウザでlocalhost:901にアクセスすればいいだけだ。あとは、linuxconfでsmbサービスをアクティブにしておくのを忘れないように。……が、どうも別のWindowsマシンからマシンが見えない。IP的には見えているのでsambaの設定が悪いんだと思うけど、Vineの時と違わないんだよなぁ。逆にLinux側からWindowsマシンの共有は見える。ただ、Vineの時に便利に使っていたsmbash
(だっけ?)が見つからない。代わりにsmbmount
とsmbumount
というのがあったのでこれを使うことにする。rootじゃないと使えないのがちょっとアレ。そっこーでsudo
行き(笑)。Windows側から見えないのは、明日になったら直ってるかも知れないので、今日はこのまま寝ちゃおう(そういう問題か?)。
■ Canna
VJEを後回しにしているので、せめてcannaのローマ字テーブルをVJE風にしよう。「windou」って入れても「ウィンドウ」にならないんだもん、cannaって。これは$HOME
の.canna
を見ればどこをいじればいいかは一目瞭然。romanaka-able
のところを"vje.cbp"
にすればいい。これで快適。ちなみにvje.cbpってファイルがあるかどうかは正統派のfind
を使って探すか、locate
を使う。ただし、locate
を使うときには、データベースをroot権限で更新しておかないといけない。このへんは雑誌で得た知識。
■ フォント
TrueTypeフォントの設定はやっぱりできていなかったので、前回(12/14参照)の方法で設定完了。ただし、相変わらず効果的に利用する方法はわからない。Xのフォントまわりは難しいよなぁ。雑誌で読んだけど、理解したいと思わなかったしな(笑)。
■ IMAP
imapの再設定。前回(12/15)、IMAP越しにフォルダを作っても$HOME
にファイルができなくなったと書いたけど、あれは嘘だった。Netscape Messengerのサーバ詳細設定で、IMAPサーバディレクトリに別のディレクトリを指定していたからだった。これを/var/spool/folders/$USER
に設定することで、この問題にようやく決着したことになる(んだと思う)。あとはfetchmailの設定をして、プロバイダからPOP3でメールを持って来るようにすればいいのね。Linux Japan(2000/2)にちょうどそのへんの話が出てたから読みながらやってみよう、明日にでも(なんでもかんでも明日まわしだな)。
2001-12-26(水) 8958歩
■ tDiary 1.3.2
リリースしました。夕べ出そうと思ってたけど、Ruby 1.6.6が出たのでちょっと動作確認などしておりました。問題なかったけど(たぶん)。今年はおそらくこれで最後。
1.3.1からの変更点は以下の通り(スナップショットでの変更点を含む)。
- プラグインの実装
- プラグインのサンプル提供(misc/plugin)
- 最新表示で月をまたぐ
- ツッコミサマリの表示長を2倍に
- ツッコミサマリは新しい方を優先して表示
- ツッコミフォームを、リンク元表示の上に移動
- セクションを囲む<div class="section">を追加
- symlinkで複数日記を運用する場合の負担軽減
- mod_rubyで動かないバグをFIX
- 更新時に呼ばれるプラグインのテスト実装
詳しくはChangeLogを参照。プラグインに関する文書をmisc/plugin/README.htmlとして書いたのでどうぞよろしく。
■ 最後の「更新時に呼ばれるプラグイン」についてちょっと解説。
通常のプラグインは実装者が好きな名前をつけられるんだけど、それを日記記述者がどこかで明示しなくてはならない。何かのイベントをきっかけに呼ばれるコールバックのような仕組みはこれではダメなので、名前を固定する必要がある(もちろんあらかじめ名前を登録するという方法もあるけど、複雑すぎる気がする)。そこで、update
という固定名称のプラグイン呼び出しをshow.rhtmlに埋め込んだ。
じゃあプラグイン実装者はこのupdate
を上書きしちゃえばいいかというとそれでは困る。競合するとどれかひとつしか呼ばれなくなってしまうので。そこで、update
はそのままで、@@update_proc
というArraryなクラス変数にProcオブジェクトを追加してもらうことにしてみた。例えば、きたさんのrecent_listを外部ファイルに出力したいなんて場合はこう書く:
@@update_proc << Proc::new do open( 'recent_list.html', 'w' ) do |f| f.write( recent_list ) end end
このサンプルのままだとHTML的に完結してないとか問題はあるけど、基本的にはこんな感じ。これを応用すると更新情報をrdfで出したり……なんて真似もできるはず。なお、update
は文字列を返しても意味ないので、空文字列を返すように実装されております。
あと、ツッコミがあった時にはupdate
は呼ばれない。ツッコミも引っかけたかったら、@mode
が'comment'
の場合にだけ動作するプラグインを書いて、@header
か@footer
に埋め込めばいいので。じゃあなんて更新時は同じやり方ができないんだ、というと、更新時には@header
や@footer
を使わないからなのであった(笑)。
でもなー。なんかスマートじゃないんだよ。もっといい方法が思いついたら、この実装はさくっとやめちゃうかも。
2002-12-26(木)
■ 何番目まで見るか
「proxy認証」で検索すると8番目に「トンネル掘削機」が……という話はどうでもよくて(相変わらず無意味にページランクが高いのはアレだが)、「8番目なんて見るかね?」という疑問が。
自分に照らし合わせてみると、だいたい3〜5番目くらいまで見て、いい感じのページが引っかからなければすぐに別のキーワードを試してしまう。Googleは適切なキーワードさえ食わせれば、5番目あたりまでに目的のページを見つけてきてくれる……と信じているからで、見つからないのはキーワードの指定の仕方が悪いからと考えているからだ。これって、あまりにコンピュータに合わせすぎているという気もするけど。
というわけで、おれ的には(よほどせっぱつまっているのでない限り)、Googleは最初の5件さえ表示してくれればけっこう。だから、日記の検索refererで50番目くらいの位置にあるのを見つけてしまうと、「よほど困ってるんだなぁ」とか思ってしまうのだが。じつはみんな、けっこう後ろの方まで見てるのか? おれがせっかちなだけ?
■ リリースマネージメント
こういうやり取りを読むと、つくづくオープンソースソフトウェアのリリースマネージメントは難しいと思う。
Ruby(や、もちろんtDiaryも)のような「優しい独裁者タイプ」のプロジェクトに複数のコントリビュータが関わっている場合には、各コンポーネントをリリースに間に合わせるためにマネージャが命令して歩くわけにはいかない。いくらこっちが「独裁者」だからといっても、相手は無償奉仕なわけだし。けっきょくプレビューリリースやβ版を出しつつ、「出すぞ、出すぞ」とポーズを取ることで、徐々にプレッシャーを高めるしかないし、間に合わなければ置いていく非情さも時には発揮しなくてはいけない。
いっぽうApacheやMozillaのような組織的なプロジェクトの場合は、どうしてもβ期間が異様に長かったり、リリースが遅くなりがちな傾向がある。合議制だからだろうなぁ、と思う。関わったことがないから、内実は良く知らないけど。ま、オープンソースに限らず、人が増えるとそうなるけどな……。
結局、リリースマネージメントに必要なのは、調停能力や政治力、カリスマ性といった能力で、ロジックやきれいごとで解決できるたぐいのものではないと思う。ボランティアに頼っているオープンソースプロジェクトならなおさら。「リリースエンジニアリング」なんて言葉もあるけど、あんなもん、エンジニアリングとちゃうわい(笑)。
2003-12-26(金)
■ 謎めき系上等
TrackBackのあった日本人は内向きでと、さらにTrackBackをたどって書かれたものの信頼性とライティングの謙虚さ。特に後者の方は、このエントリ自体がリンクも引用もしない、まさに文中で批判している「砦」そのものになっているという、すばらしい反面教師っぷりが目を引く。意図的なんだろう、たぶん。……まぁ、そんなことはどうでもいいのだ。
正直、おれがたまに謎めいた一言を書いたくらいでガタガタ言われても面食ってしまう。レベッカたんも書いているようにWeblogの最初のオーディエンスは筆者自身である(個人的にはみやのさんの「未来の自分に発信している」という表現の方が好き)。もし自分以外のオーディエンスを想定しているとしても、記事によっては筆者を中心としたターゲットの円が大きくなったり小さくなったりするだろう。ターゲットの円が小さい時は、そこからはみ出るオーディエンスは必ず出てくる。そんな記事に出会ったオーディエンスは、単に「あ、自分はターゲットじゃないんだな」と考えてスルーすればいいだけの話である。常時自分をターゲットに含めて欲しいと期待するなど、過大な要求である。
ちょっと世間を見渡してみれば、個別マーケティング花盛りである。多品種少生産で、一部の人にダイレクトに届く商品や情報を生み出そうというのが、ごく当たり前になりつつある。Weblogだって「特定の情報を持った一部の人たち」に向けて鋭いことを書くのは、おかしくもなんともない。逆に、万人に理解してもらおうとすればするほど、本当に届いて欲しい相手にとっては論点がぼやけて価値が下がってしまう可能性もある。
おれは基本的に「説明過剰」なタイプの人間だから、この日記も必要以上に書いてしまう傾向がある。でも、たまにはグっとターゲットを絞った記事だって書くんだよ。おれのストーカーでもない限り(うへっ)、すべての記事を理解しようなどと、考えないことだ。基本的に、ターゲットの円はできるだけ大きくしようと努力はしてるんだから。
◆ TrackBack [http://kotonoha.main.jp/2004/12/13kimura-golog.html 絵文録ことの..]
2004-12-26(日)
◆ こ〜りん [おめでとうございます. > yamkさん 自分で住むなら散財じゃないでしょう. 猫用とか狛犬用とかパラボラ用?とか..]
◆ woods [うーん、転売目的とか賃貸用とかよりは自分で住むほうが「散財」っぽいと思うのですが。いろいろ趣味も入ってくるでしょうし..]
◆ washi [おめでとうございます。 「ガレージ」っていう響きが、秘密基地っぽくって、最高にいいですねぇ……。 私も、プールが割れ..]
◆ shino [おめでとうございます。 一城の主ですね! 次はパラボラの主目指してがんばってください。]
◆ TAK [おめでとうございます。 日曜大工にしては大きな作品ですねー。(激違]
◆ yamk [http://sho.tdiary.net/20021113.html#p04 昔、散財自慢に「家」xxxx万とかあ..]
2005-12-26(月)
■ 手の込んだスパム
夕べ受け取ったスパム(エロ系)がなかなか面白く、腹を抱えて笑った。
差出人は、大学の研究者「秋山都子」を名乗る女性。男性の新鮮な分泌物(とかボカして書かないと変な検索にひっかかるようになっちゃうので)が必要なので協力して欲しいという内容。
設定に作りこみが足らなくて、ボロが出てはいる。アドレスがyahoo.co.jpだったり、「医学部二年」だったり、「ホテルの一室で口と手を使い」なんて書いてあるあたり。しかしこの季節、卒研の資料を集めるためにぶしつけなメールを送りつけてくる学生が少なくないので、微妙なリアリティをかもし出していて面白かった。それにしても、よく考えるよなぁ。
#全文掲載してる人を見つけた→おいらブログ
■ check*padを使い始める
check*padが携帯対応したとのことなので、ようやく使い始めてみた。アカウントは以前取っておいたんだが、PCからしか使えないtodoリストには価値を見出せないので、寝かしておいたのである。障害を排除すると新しいユーザがつくというのは、昨日紹介した『Joel on Software』でまさに書かれていたことだな!
Palm依存度がどんどん下がっている一方、携帯のタスクリストはショボすぎて使う気になれなかったので、check*padで置き換えられれば、という目論見。とりあえず買い物リストを作って、頭に「YYYYMMDD」を挿入した形式で管理してみることにした。これで、自動的に昇順にソートされれば文句なしなんだが。
用途が思いつけば、共有リストも作ってみたいところ。
残念ながら上の記事のコメントにあるように、おれが使っているW31SAで簡単ログインが動かない(コメントはW21SAだが)のが困った点なんだが、たぶんすぐに修正されるだろう(とプレッシャーTrackBack)。
2007-12-26(水)
■ 輝くもの天より墜ち (ハヤカワ文庫 SF テ 3-6) (ハヤカワ文庫SF)(ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア)
ティプトリーの長編、夏に出ていたけどやや遅れ気味ながらやっと読んだ。ノヴァのガス雲通過を見物するために異星に集った10数人の人々が巻き起こす、ミステリ風味の、ちょっとだけドンパチがあるけど基本的にはそんなに騒がしくない話。ストーリーだけ追えば、どうということはない。
ただ、読み始めてわりと早いうちに、ある「匂い」を感じた。そう、『たったひとつの冴えたやりかた』と同じあの匂い。この先には、アレと同じ、胸が締め付けられるような悲劇が待っているという確信。もちろんティプトリーのこと、単なる悲劇で終わらせない、至高の読書体験も待っているに違いない。
先に進むのにこれほど勇気を振り絞らなければならない本があるとは。それくらい、『たったひとつの……』にはトラウマに近い衝撃を受けたわけだが、まぁ、だからと言って読まずに我慢できるわけがない。マゾヒスティックな快感を感じつつ、読む。
案の定(?)、物語では次々に悲劇が巻き起こるわけだが、「これか?」「それともこれか?」と自問しつつも先へ先へと読み進む。最後はある意味、極めつけの悲劇が待っているわけなんだけど、「ガーン」というショックというよりは、むしろ「ずしーん」という果てしない重量感。本を持つ手が震えたよ。あぁ、これだからティプトリーはやめられん。
2009-12-26(土)
■ TAP (奇想コレクション)(グレッグ イーガン)
いやもう、ぜんぜん本を読まなくなってしまった。SFマガジンの購読をやめると同時に読書習慣そのものが消滅したという事実に愕然とせざるを得ないわけだが。おれの読書は、SFマガジンに駆動されていたのか?
とはいえ山盛りになった「積ん読箱」は健在なので、少しずつでも解消しなくてはいけないと思い、読んで楽しそうなのから優先的に読むことに。で、この本を読むのに3週間かかったりして。どうなのそれって。
イーガンの短篇集だからと言って、今まで邦訳された作品群と同じトーンを期待するとがっかりすること間違いなしの奇想コレクション。ファンタジーっぽいのからホラーまで、「えっ、これがイーガン!?」とびっくりする作品が過半数を占めている。で、これが面白いかと聞かれると、ちょっとビミョーかなー。初期作品は迷走してるっぽいし、ホラーもあんまり怖くない。
あと、短編としてはどれもピリっとしてない感じ。表題作の「TAP」は、設定もストーリー運びもすごくイーガンっぽくてなかなか面白いんだけど、結末はあっけないというか、もうちょっとひねって「ゾクっ」とする読後感をもたらしてくれてもいいんじゃないかな、と思う。もちろん及第点なんだけど、イーガンだけに過大な期待をしてしまうので。
2010-12-26(日)
■ E-PL1にズームレンズを追加した(M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm f4.0-5.6)
猫がいるから旅行にも行けないし、代わりにボーナスでなんか買っちゃえ! ということになったので、念願のズームレンズを買っちゃった。
今までのパンケーキが17mm*1なのに対して、14-150mmなので、(35mm換算で)最大300mmの望遠になる。これで民間人を寄せ付けない某所や某所のアンテナにも近づけるようになるぜ! まぁ、装着すると本体が小さいだけあってかなり暴力的な絵面になるけど。でもこれでもめっちゃ小さくて軽いんだけど。
あとはあれですね、カメラに狙われてるとは夢にも思っていない油断した猫の写真を撮れるという発見も。あいつら、カメラ向けると意識してポーズとるからな。
OLYMPUS 標準ズームレンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6
オリンパス
¥40,000
*1 35mm換算で34mm。マイクロフォーサーズは35mmの半分なので計算が簡単。
◆ smbd [> あいつら、カメラ向けると意識してポーズとるからな。 まじすか…わかってるんですねぇ]
2011-12-26(月)
■ 金色の腹巻を編む(1)
クリスマスイブに夫婦仲良く町田のオカダヤに毛糸を買いに行くくらいには、引き続き楽しんでおります、編み物。
さて、古来から「女は腰を冷やすな」などと申しますが、どっちかと言うと「男は腹を冷やすな」の方が切実じゃないかと思うわけです。胃潰瘍や十二指腸潰瘍にしても大腸がんにしても、女性より男性の発症率がはるかに高いわけで、消化器系が弱い男性というのは非常に多い。その証拠に、ハッシュタグ「#ponponpain」でつぶやいてるのなんて男ばっかりだ。バカボンのパパだって、ああ見えてストレスに弱いからいつも腹巻をしているに違いない。せめて寝るときくらい腹巻をして、消化器をいたわった方がいいのですよ、男は。
そんなわけで(前置きが長い)、次は腹巻を編むことにした。あいかわらず実用一辺倒。
マフラーと同じように長方形に編んで端を縫い合わせてもいいんだが、やはりここは輪編みでいきたい。というわけでぐるぐると螺旋状に編むための、輪編み用編み棒を買ってきた。さらに腹に巻くには伸縮性が必要なのでゴム編み、それも編み目がなんとなく軍用っぽくてカッコイイので今回は「イギリスゴム編み(片面)」を採用*1。糸は金運がアップしそうな山吹色で。
最初はテンションの掛け方がよくわからず、2、3回失敗して最初からやりなおしたけど、だんだんリズムがつかめてきて今はこんな感じ。年内には編みあがるかなー。
*1 もっとも英語では「Fisherman's Rib」だそうで、なんだよ、漁具と同じ編み方かこれ。もっともFisherman's Ribの編み方解説にはなぜか2種類あるのでどっちが正しいのかよくわからない。
2013-12-26(木)
■ ruby 2.1.0が出ていたのでさっそく導入
朝起きたら(予告通り)ruby 2.1.0が出ていたのでさっそくビルドした。日常的には少し前からpreview2やrc1を使っていて問題はなかったので、とりあえずは入れ替えただけ:
% gem li --no-versions > /tmp/gemlist % cd ~/.rbenv % git pull % cd plugin/ruby-build % git pull % rbenv install 2.1.0 % rbenv global 2.1.0 % gem i `cat /tmp/gemlist` % ruby -v ruby 2.1.0p0 (2013-12-25 revision 44422) [x86_64-linux]
rubyのリリースがあると「クリスマスが来た(というか終わった)」という気分になるよね。ruby core teamのみなさん、おつかれさまでした!
■ 交通事故の目撃者になって「PA連携」というものを知る
今朝、会社の最寄り駅である京急蒲田のガードから出てきたちょうどそのとき、目の前の第一京浜で歩行者(横断者) vs バイクの交通事故が起きた。ぎょえー、どうみてもおれが一番近いじゃん。助けなきゃ。
てなわけで、現場に駆け寄りつつ119番通報。起き上がったライダー氏が意識なさげな歩行者に駆け寄って声をかけながら揺さぶろうとするので「動かしちゃだめ!」と静止しながら道に出て、交通整理を開始。というかですね、蒲田駅で作業してる人たちがいっぱいいるのに誰一人助けに来ないのはどういうことかね、使えねぇったら。「日本人は優しい」なんて嘘っぱちだな。
(事故内容についてはまだ片がついてないと思うので省略。)
で、救急車の到着をまだかまだかと待っていたらサイレンの音が聞こえてきて……到着したのは赤い消防車だった。えっ、おれちゃんと「救急です」って言ったよな!? 冷静なつもりでいてこんなポカをするか? と青くなってたら、出てきた隊員たちは手慣れたようすで応急処置を始めた。どうやら、救急車が来るまでのつなぎで消防車が来たらしい。そんなこともあるんだね。
……なんてことをFacebookで書いたら、それはPA連携というのだと教えてもらった。Pumper(ポンプ車)とAmbulance(救急車)でPAと。初耳だ。へんなところで勉強になるなぁ。
関連する記事を探して読んでみたら、阪神大震災のあとから導入されて、いまでは全国で運用されている、最初は問い合わせも多かったが最近ではだいぶ周知が進んでいるらしい……っておれ知らんかったけどな。まぁ、救急車より救命隊員の方が多いなら合理的でいい仕組みだと思った。知らないとちょっとびっくりするけど。
ところで、せっかく貴重な場にいたのに写真の一枚も撮ってないの。やっぱ慌ててたのかね。
2014-12-26(金)
■ ネックウォーマー完成
そういえば以前編んだKindle袋、最近はかみさんが自分のVoyageを入れて持ち歩いてるんだけど、こないだ行ったニットカフェで(夫の作品だと説明しつつ)見せたら、仲間のご婦人たちから「機械のように正確だ」とお褒めの言葉をもらったらしい。まぁ他に褒めるところないもんね……。
というわけで、先日のNHKイベントで編み始めたネックウォーマーが完成。平日の夜、帰宅後に数段ずつ編んでいたけど、ぎりぎり年内に編み上がったな。ちょっとブランクがあったので目が揃ってなくて「機械のように正確」とは言いがたいが、まぁまぁの出来でしょう。洗えば揃うかな。
ご覧のとおり自立するほどしっかりした立体になっていて、初心者向けの単純な編み図でこんなに面白い形ができるの、初めての人だったらかなり満足度が高いと思う。……とここで編み図やキットへのリンクが貼れるといい営業になると思うんだけど、放送はまだ先なのだった。
12/30追加
かみさんのも出来上がったので(他の作品に寄り道してるので完成が遅れた)、並べて撮った。男性用は8目多いので、だいぶ大きさが違う。
◆ ブチャ猫 [「f いいね!」 facebook のつもりです w]
2015-12-26(土)
■ Ruby 2.3.0へ
例年どおり25日にrubyがリリースされたので「帰ったらさっそくアップデートだ」と思っていたが、昨日は仕事納めで*1、軽く飲んで帰ったらまったくそんな感じにはならず、翌日の今日からずるずると開始……。
とはいえ手元の環境はrbenv + ansibleのおかげでさくっと終わり、トラブルもなかったんだけど、面倒なのはHeroku上のサービス群なんだよなぁ。HerokuではGemfileにrubyのバージョンを指定するんだけど、それってつまりGemfileを書き換えてcommit→pushしてまわらないといけないわけで、前回の2.2.4のときにもやったけど少々(すごく)かったるい。
で、Herokuのドキュメントには
ruby ENV['CUSTOM_RUBY_VERSION'] || '2.0.0'
とあって「なるほどー!」と思ったのですでに仕込んであったのだ。今回はconfig:setで「2.2.4」を「2.3.0」書き換えるだけだぜー → エラー。うん「Changing environment variables does not recompile your app. For a Ruby version change to take effect through this method, you’ll need to deploy the app again since Ruby is vendored into each slug.」って書いてあるし。とほほ。
けっきょくpushしないとあかんのだったら意味ないよなぁ。masterブランチを汚したくないからとりあえずこんなスクリプトを走らせたが:
#!/bin/sh if [ $# -ne 1 ]; then app=`basename $PWD` else app=$1 fi heroku config:set CUSTOM_RUBY_VERSION=2.3.0 -a ${app} git checkout -b heroku_recompile git commit --allow-empty -m 'empty commit' git push -f git@heroku.com:${app}.git heroku_recompile:master git checkout master git branch -D heroku_recompile
これはダウンタイムが発生するから良くないのよなー。普通にGemfile書き換えるのがスジか。同じリポジトリから複数のアプリに同時デプロイするtDiary.Netみたいな場合はとくに。
*1 本当は28日まで出社日なんだけど職場の満場一致で25日までになった。
2016-12-26(月)
■ グスタフ、ドーラに続いて抜歯手術を受ける
春先のドーラに続いて、グスタフの歯周病も治療。麻酔の効きに影響が出るのでまずはダイエットということだったが、半年ダイエット食品にチャレンジして*1みごとに失敗、1kgも軽くなっていない。とほほ。
それでも症状が進んだのでやらないわけにはいかない。歯周病にかかりやすいかどうかは遺伝的な要因もあるようなので、血筋の近いグスタフとドーラは同じ宿命を背負っているのかもなぁ。
通常はドーラと同様、日帰り手術のはずだったが、あんのじょう麻酔の抜けが悪く、お泊りとなった。面会に来てもいいよとのことだったのでちょっと顔を見に行ったけど、最初はおれだとわからず「フーッ」と怒ったものの、すぐに気がついてミャオミャオ鳴きはじめ、起き上がっていっしょに帰ろうとするから慌ててケージに押し込めて帰ってきた。
思えば初外泊、初点滴、初エリザベスだもん、不安だよなぁ。かわいそうに。気のせいか、小さくなったようにすら見える。……と、ここまで昨日の話。
で、今日は仕事を半休にして朝イチで迎えに。おしっこした上で寝ていたとかで何年かぶりにシャワーを浴びせられて、きれいな身体になって戻ってきた(笑)。とりあえず元気なのを確認してから出社。
夜に帰宅してからはもう、甘えっぱなしでくっついて離れないので、膝の上に抱きかかえてあやしてやったら安心して寝入ってしまった。そのあとベッドに入ってからもしがみつくように腕枕してくるし、いやもう、図体ばっかりデカくて困ったもんだよ(※のろけです)。
*1 といっても量のコントロールはしていない「なんちゃってダイエット」である。
2019-12-26(木)
■ tDiary 5.1.0 on ruby 2.7.0-p1 on Heroku
うごいた。
例年どおり25日にrubyの新バージョンが出るはずだからと、夕方まで会社で待ってたけど出そうになかったので(Slackのruby-jpでも覗いていれば良かったのだとあとから気づいた)、帰宅してから自宅の開発環境だけ2.7.0にしたのだった。
tDiary側の準備はできていたので、該当するPRを今朝にマージして、Herokuもさっそく対応したようなので*1、こっちにデプロイしてみた。いまのところ、問題なく動いているもよう。やれやれ、これで年を越せるわい。
*1 この時期にホリデーに入ってない地域の人たちが対応したんだろうか。たいへんですなぁ。
2020-12-26(土)
■ ruby3が出てしまった
東京オリンピックは順延になってしまったが、オリンピックイヤーに出すと予告されていたruby 3.0は順延されないのであった。というわけで例年どおり、クリスマスにリリース。おめでとうございます!
で、こちらといえば転職からずっと嵐のような3ヶ月、ようやく仕事にも慣れてきたかなというレベルなので、previweもrcも横目で眺めつつもなにもできないままリリース当日を迎えてしまった(そして今日はその翌日だ)。とほほ。
しかも最近はruby:2をベースにしたDockerコンテナ上で生活しているので、そもそもrubyをビルドする環境もない。公式からDockerイメージが配布されないと簡単に試せないときたもんだ。堕落だ。
rbenvを入れるのもかったるいし、せっかくだから最近仕事でも利用しているasdfの環境でも作るか。でも面倒くさいな。とかゴネていたらDockerfileから作ればいいというアドバイスが降ってきたのでそうした。
Docker Hubから配られているrubyの公式イメージは、このリポジトリにあるDockerfileから生成されている。ので、こんな感じでOK。
% git clone https://github.com/docker-library/ruby ... % cd ruby/3.0/buster % docker built -t ruby:3 . ... % docker run ruby:3 ruby --version ruby 3.0.0p0 (2020-12-25 revision 95aff21468) [x86_64-linux]
ちゃんちゃん。そういえば、PCを新しくしてから初めてRubyをビルドしたけど、めっちゃ速くなってて感動した。
で、試しにtDiaryを動かしてみるんだけど、まだ対応していないgemがいくつかあるし、Webrickがruby本体からgemに分離されてしまったとか色々あるので、その辺の罠は回避しないとダメ。
% cat Gemfile.local gem 'puma' gem 'webrick' % bundle install --without development test ... % cp tdiary.conf.beginner tdiary.conf % bundle exec bin/tdiary htpasswd ... % bundle exec puma -p 9292 ...
ここの日記をruby3にするには、Herokuのサポートと、mongo driverのサポートを待たないといけないっぽいので、まぁのんびり待ちますか。次のtDiaryリリース*1までに間に合えばいいけどな。
*1 2/29の予定……って、そんな日は永遠に来ないのでは!?
◆ きた [うひー. 完成度向上目指して頑張ります.]