1999-12-23(木)
■ Windowsお引越し
2本あるPCIスロットのうち1本がぜんぜん使い物にならないとか、カードがDIMMやCPUに干渉するなどでえらい目にあったが、今日でWindowsの引越しはほぼ完了。ここのケースは絶対に買ってはいけない。ともあれ、明日からKondaraの引越しにかかれるぜ。ぜぃぜぃ。
■ vim
新真・コンダラ掲示板の方でこの日記を公開したら、とほほるさんにKondaraのviはもともと日本語サクサクだと言われてしまった。ぐはぁ(吐血)、ただのvi
って日本語通らないのが当たり前だと思い込んでいたから、試そうとも思わなかったぜ。やられた。さすがKondara。でも、vim
っていうvi
クローンがあって、いろいろと楽しそうなので、こいつを使ってみることにしようと思う。Win32版もあるので、この日記はそれで書いてみている。くくく、これでいっぱしのvi
使いを目指すぜ、おれは。
■ OpFor
Opposite Forceがどこにも売ってない。こりゃ年内の入手はダメかも。となると、年末年始はコンダラ引きかぁ。って、それはそれでいいんだけど、お正月くらいゲームで過ごしたい気もする……。しくしく。
2001-12-23(日) 3570歩
■ 今日は
掃除をしたり、たまった雑誌を読んだり、料理をしたりしたので、コードは一行も書かず。
料理は鶏肉のフォカッチャ。クリスマスディナー? いやいや、天皇誕生日ですから(ちげー)。ケーキも夕べ食べちゃったしな。我が家のクリスマスはおわりだよ。宗教色ゼロだし。
■ ロボコン(3)
まだひっぱる。
『ロボコンは「ショー」だ』とおっしゃるなら、もっとショー的な楽しみ方をしてみるというのも良いのでは。例えばサッカー観戦でも、初心者はボールの行方ばかりを追いかけるが(おれか……)、通はボールを持っていない選手の動きを楽しむと言いますな。ロボコンでも、勝負のきれいさばかりでなく、もっと多面的な楽しみ方がある。
地方予選を見てみるとわかるけど、ロボコンのルールに則ってちゃんと得点できるロボットを、高専生が作るのは非常に難しい。ほとんどのロボットは動き回ることすらできない。そういう事実を踏まえてロボコンを見ると、「堅実なだけ」のことをするのがいかに大変かがわかると思う。
そうしてみると、決勝戦で詫間の操縦者がディフェンスとオフェンスの両方を互い違いに、確実にこなしているのは、とてつもない(ワールドカップ級の)スーパープレイであることがわかってくる。いっけんつまらない堅実な作戦に見えるが、実はとても高度な技術に裏打ちされた戦術なのだ。
というわけで、勝負のスナップショットだけでなく、その背景まで想像しながら見ると、あの番組はとても面白いのである。また来年まで見られないと思うと悲しいよ、おれは。
■ tDiaryプラグインTips(4) - ファイルの挿入
はんばあぐさんがソースの挿入で困っていたので、それ系のプラグインを2つ。
■ すでにファイルになっているファイルをインクルードしたい場合に使うプラグインsrc
と、直接文字列として挿入したい場合に使うsrc_inline
。単にファイルの内容を展開するだけでなく、HTML的に意味のある文字をエスケープしてくれる(というか、それだけ)。
def src( file ) CGI::escapeHTML( File::readlines( file ).join ) end def src_inline( str ) CGI::escapeHTML( str ) end
以下のようにして使う。
<pre> <%%=src 'plugin/src.rb'%> </pre>
<pre> <%%=src_lnline <<TEXT ここにソースを直接書きます。 src_lnlineは空改行がある時に誤動作するので、 ↑のように空白を入れる等して逃げる必要があります。 TEXT %></pre>
■ しまった、こういう助け船を出してると、Ruby人口が増えない気がする(笑)。
■ ところで、けっこうtitle_list
を入れてる人が多いなぁ。みんな欲しかったのね……。でも、↑のようにソースを<pre>タグで1行が長いソースを入れる場合、table
タグでレイアウトすると、横幅がえらく広くなってしまって、すげー見づらい場合が。この辺はいろいろ工夫する必要があるかと思います(というか、だからtitle_list
はデフォルトにしない予定)。
2002-12-23(月)
■ 天皇誕生日
なので、夫婦でプレゼントを交換したり、ケーキをホールで買ってきたりした。
そういえばsuzuneにもらった9年モノのドイツワインを開けたけど、琥珀色になっていておどろいたぞ。味も落ち着いて、貴腐ワインのよう。うまかった。
■ lm_sensors
さて、piccoloの温度監視のために、lm_sensorsを入れる。公式サイトは現在応答がないのでリンクしないけど、検索すればいくらでも設定例が見つかるであろう。ちなみにAsumiではRPMがあるので、「mph-get install lm_sensors
」でインストールできる。最後の「s」を忘れずに(←経験者)。
さて、入れただけではダメで、メッセージ沿って設定をしなくてはいけない。まずはsensors-detectを実行。いろいろ質問されるが、piccoloの場合は全部Enterでいけた(と思う。相変わらずまじめに英語を読まないヤツ)。最後に出てくるメッセージだけ重要。
To load everything that is needed, add this to some /etc/rc* file: #----cut here---- # I2C adapter drivers modprobe i2c-isa # I2C chip drivers modprobe w83781d #----cut here---- To make the sensors modules behave correctly, add these lines to either /etc/modules.conf or /etc/conf.modules: #----cut here---- # I2C module options alias char-major-89 i2c-dev #----cut here----
最初のは/etc/rc.local
の最後に追加すればいいだろう。最後のはKondaraではmodules.conf
。
さらにRPMに/dev/i2c-mkdev.sh
を実行しろと言われるので、素直に実行した後、rc.local
に追加した2つのmodprobeを実行すると、やっとsensors
コマンドが使えるようになった。
# sensors w83627hf-isa-0290 Adapter: ISA adapter Algorithm: ISA algorithm VCore 1: +1.37 V (min = +1.21 V, max = +1.48 V) VCore 2: +1.39 V (min = +1.21 V, max = +1.48 V) +3.3V: +3.26 V (min = +2.97 V, max = +3.63 V) +5V: +4.89 V (min = +4.50 V, max = +5.48 V) +12V: +11.86 V (min = +10.79 V, max = +13.11 V) -12V: -11.72 V (min = -13.21 V, max = -10.90 V) -5V: -4.16 V (min = -5.51 V, max = -4.51 V) V5SB: +5.48 V (min = +4.50 V, max = +5.48 V) ALARM VBat: +3.36 V (min = +2.70 V, max = +3.29 V) fan1: 0 RPM (min = 3000 RPM, div = 2) fan2: 0 RPM (min = 3000 RPM, div = 2) fan3: 0 RPM (min = 3000 RPM, div = 2) temp1: +80 (limit = +60, hysteresis = +50) sensor = thermistor temp2: +40.5 (limit = +60, hysteresis = +50) sensor = PII/Celeron diode temp3: +208.0 (limit = +60, hysteresis = +50) sensor = thermistor vid: +1.35 V alarms: Chassis intrusion detection beep_enable: Sound alarm disabled
CPUファンは付けていないので、fan1〜3がゼロなのはOK。temp1と3はM/B上の温度らしいけど、値が変だなぁ。で、temp2が肝心のCPU温度だろう。C3だけどPII/Celeron扱いなんだな。
■ piccolo(7)
さて、では実験だ。ruby -e 'loop{}'
なんて感じでCPUを食いまくるスクリプトを流して、随時温度を監視する。
まったく負荷のかかっていない状態では約摂氏40度。それが、CPU 100%の状態を続けると、ほんの数分で60とか70度まであがってしまう。で、スクリプトの実行を止めると、徐々に温度が下がって、10分くらいで元に戻る。
ちなみに夕べから筐体のシリコンゴム(?)の足をはずして、ミドルタワーマシンの上にじか置きしてあるので、熱はそこから逃げる。巨大なヒートシンクみたいなもんだな(笑)。おかげでpiccoloの本体は、触れる程度の温度になっている。
問題はこれがどれほどのものか、だよな。公開Webサーバとして運用するにはあまりに過敏だというのはわかるが、sshを開けておくくらいならたいした問題はあるまい。冬なら。
しかし、夏にもファンレスで運用するのは心もとなさすぎるだろう。現在はケースに付属のヒートシンク+ファンからファンだけ取り除いた状態で運用しているので、上には1cmくらいの空間がある。これをいっぱいに使える大きさのヒートシンクを買ってくればマシになるだろうか?
小型ファンレスマシンの道は遠い。でも、ディスクのアクセス音しかしないっつーのは、実にいい。なんとか運用までこぎつけるぞ。
■ piccolo(8)
そうそう、IEEE1394(またの名をFireWire、もしくはi.Link)が付いているので、常時稼働しておくとiPodの充電用にACコンセントを消費しなくていいというメリットがあることを発見。
あとはLinuxからiPodへデータを送れるようになれば、さらにWindowsともお別れだ。うしし。
2003-12-23(火)
■ どうして膳場アナは呼び捨てなのか(挨拶)
おはよう日本のキャスターが美鈴さんじゃなくて膳場だったので、風邪でもひいたのかと心配したが、今日は休日シフトか! ……出勤日だけどね(泣)。
朝のTV放送では欠かせない、画面隅のデジタル時計が、天皇の映像の時だけ出ていないということに初めて気づいた。あれがないと困る国民は大勢いるはずなので、この事実を知ったら天皇は眉をしかめるんじゃないかな。眉をしかめた天皇の顔も想像できないが。
■ 37歳アマラオ、湘南へ移籍
先日は最後のアマラオ@味スタを見に来いと誘われたけど、なんだ、来年からはふつーに等々力で見られるじゃん(笑)。しかし37歳かー。いくつまでやる気だ。J2はキツいだろうに。
■ XREAではnph-にするとエラーにならない
ふむ。これって、誰か検証した人いないかな。tDiaryは必要なヘッダはだいたい自力で出しているから、nph-つけてもあまり問題ないと思うんだけど。
追記: 効果なしという報告アリ。
■ 無線LAN導入(4)
もはや無線LANとは何の関係もない話になってしまっているので話を元に戻すと、今まで使っていたのはUSB 1.1用のNICだったので上限が11Mbps。今度は11.gな無線にしたので最大54Mbps。なんだ、無線にした方が速かったのか(もちろん体感はあまり変わらない。そもそもマシンが遅いから)。
それはさておきサーバ問題だが、昨日上げた2つの目的は、同時に満たされてこそ意味があるので(別々のタイミングで実行するなら手はいくらでもある)、proxyを通すくらいしか解決手段がないというのは、artonさんの仰る通りなのであります。
けっきょく、外からちゃんと見えるかどうかのチェックは、ぜんぜん別の仕掛けを使って自動化しろってことだな。外に置いてあるサーバは何台もあるんだから、そいつらに監視させればいいってことだ。なんかしゃくにさわるが、そういう線で行こうと思う。
でもやっぱ、なんかムカつく。メルコBUFFALOの社内には、自宅サーバ立ててる技術者はおらんのか。
■ Terminal Emurator Guevara
初期のリリースの頃に試してみて、端末エミュレータとしての出来が悪くて使い物にならず、捨ててあったんだけど、最新版を使ってみたらこんどはけっこう使えてる。おぉ。これでおれも、SSH1を捨てられそう!?
というわけで、左右2ペインに分割して、ウィンドウを最大化して使っている。なんのためのWindowsだか、さっぱりわからんデスクトップだな。まだちょっと画面書き換えで崩れたりすることもあるけど、十分に実用的だ。タブの切り替えがCtrl+TAB / Ctrl+Shift+TABでできないのはイマイチ。
あと、アイコンがちょっとなー。ゲバラを見ると、ULTRASを思い出しちゃうんだけど……。
■ 擬態?
クリスマスケーキを売るサンタさんに、さりげなくADSLを売る人たちが混じっていて紛らわしい冬の宵であることよ。
◆ Yuyang [Ho!ho!ho!こっちのサンタはYahoo!hoo!]
2005-12-23(金)
■ げー、GoogleMapsがずれてる……
NTさんとこを読んで思い出した。GoogleMapsが世界測地系に変更になってたんだっけ(←気づくのがかなり遅い)。当たり前だけど、こま犬ライブラリを見てみたら、軒並みずれていた。しょぼーん。
google_mapsプラグイン(開発途中、絶賛放置中)での対応は、どうしようかなぁ。座標をいちいち変換して回るのはあまりに面倒だから、プラグイン内部で変換をかけるようなオプションをつけるか……。
追記
オプションを付けて、Tokyo→WGS84への変換を指定できるようにした。計算式は以前と同様こちらから。ちょっとズレるけど気にしない方向で。
■ シンガポール土産
今週、友だちとシンガポールに行ってきたかみさんが買ってきた土産。これは……アジTではないか。夏になったら、これを着てアキバに買出しに行くよ!
最近うちのかみさんは、こういうネタに走る傾向が出てきた。以前はもうちょっと小洒落たモノを買ってきたように記憶しているのだが。そう言えば、以前は「誕生日プレゼントは何がいい?」と聞かれたおれが「メモリ」とか色気のないものを希望すると怒ったくせに、最近は自分から「(プレゼントは)メモリが欲しい」とか言うようになったしなぁ。オタ化?
■ るびま0012
笹田さんは連休の初日にリリース、というのはアクセス数的にはどんなもんなのかなと心配(?)されているようだが、おれ的にはじっくり読めて嬉しい。平日にリリースされると、忙しさにかまけて全部読めないことが多いから。というわけで、今号は興味のあるところはだいたい目を通せた。
巻頭言、相変わらず渋い。しかしながら、季節が巡る土地ばかりではないとも思う。常夏でもいいではないか。
qwikWeb。プロモーション不足とはまったくその通りで、もっと宣伝すればいいのになー、と感じていただけあって、作者自らがプログラマに向けて解説記事を書くというのはいい。楽しみな連載がまた増えた。「わびさび方式」は、Groovyの記事に出ているGroovy Markupに近いアイデア(?)で、シンクロニシティ? このアプローチはcgi.rbが持っているHTML生成機能の発展形だと思うのだけど、(ほとんど利用されていないcgi.rbと比べ)サニタイズとXPathが追加されている分、利用者のインセンティブが増している。普及するかな?
YAML入門は、スキーマバリデータの記事。YAMLを実用的に使おうと思ったら必須機能だと思っていたので、この解説は嬉しい。ところで、RESTなWebサービスを作るなら、データフォーマットはXMLじゃなくてYAMLの方がいいと思うんだけど、そういうアバンギャルドな実装はないのかな。
2006-12-23(土)
■ ケーキ♥
「なんで今日なんだよ!」というツッコミに対しては、「(食事で)冒険するのは金曜か土曜にしてるから」と答えておこう。今年は生クリーム解禁。
■ レッツノート 10周年記念 PCリフレッシュサービス
なんかすごいサービスが始まっていたので、さっそく年明け5日に申し込んだ。自宅まで引き取りに来てくれて、各種交換・チェックサービスが無料、3日で返却だって。すごすぎる。
2007-12-23(日)
■ なぜGPLを選ぶのか
Twitterで「OSDって不自由だよね」みたいな会話をちょっとしたので、(それとは関係なく)自分がリリースするソフトウェアにGPLを採用している主観的な理由を書いておこうと思った。
自作のソフトウェアをオープンソースソフトウェア(ないしはフリーソフトウェア)として配布しようとして、OSDを参照すると、けっこうさまざまな制約が課せられていることに気づいて、「なんだ、けっこう不自由だな」と感じてしまうのはよくあることだ。これは、そもそもOSDが謳う「自由」の主体が作者ではないことに思い至らないことに起因している。
作者にとって最大限の自由をもたらず配布形態は(いろいろと別の問題を抱えはするものの)public domainなわけで、そこにさまざまな条件を加えたOSD準拠のライセンスを選択することはなんらかの不自由を呑むことに他ならない。じゃあ、OSDが謳う「自由」は誰のための自由かと言えば、利用者のための「自由」だ。自由の主体を利用者に置くために、作者には「あれをしちゃダメ、これをしちゃダメ」とさまざまな制約がつけられている。
ここまではよい。自分もFOSSの利用者としてはその自由を享受する立場にあるわけで、自作のソフトウェアを公開するにあたり、同じ自由を利用者に分け与えるのはやぶさかではない。
では、数あるOSD準拠ライセンスの中から、なぜGPLを選択するのかと言えば、GPLにおける自由の主体は、実は利用者ですらないと考えているからだ(おれが)。
GPLの最大の特徴といえば、やはり改変したソフトウェアも同じGPLで配布しなければならないという、いわゆる「汚染」条文にある。これをもって最大の不自由と考え、GPLを採用しないプロジェクトはけっこう多いように見受けられる。たしかにこれは、よりによって利用者の自由を制限しているわけで、他のOSD準拠ライセンスとは一線を画している*1。
しかしこれは、利用者でない何かに最大の自由を与えるために設けられているのだと考える(おれが)。
その「何か」とはつまり、ソースコードそのものだ。この条文があるからこそ、ソースコードは利用者の勝手な裁量から離れ、真の自由を手に入れる。被創造物が、造物主のくびきから逃れるイメージを思い浮かべていただきたい。絵心があれば、ここらあたりでソースコードちゃんの擬人化でもやってるところである。
この、人ならざるものに対して最大の便宜を与えるために、造物主である人間の自由さえも制限するという、ある種の本末転倒さに、自分はもっとも魂を揺すぶられたので*2、もう、GPL以外のライセンスを採用することなど思い浮かびもしないのである。こんなぶっ飛んだライセンスを考え付ける人間ってすごい。RMSスゲーよ。←このあたりが「主観的」たる理由。
以後、人から「tDiaryはなんでGPLなんですか」とか聞かれたらここを読んでもらうことにする。ちなみに客観的な理由は特にない。実は「いろいろ選ぶのが面倒だったから」という……ってこれも主観か。
追記
4年近く前にほとんど同じことを書いていたことに気づいた。あっちはCCライセンスについての話だけど。
2008-12-23(火)
■ もやしもん(7) (イブニングKC)(石川 雅之)
限定版の方にはさすがに手を出さず。おまけって、けっこう場所をとるから、集め始めるときりがないからのぅ。
それにしても絶好調な感じだ。「農大物語」なんてショボいタイトルで連載が始まったときには、こんなに面白くなるとは想像できなかった。いま一番面白いマンガのひとつだと思う。
2009-12-23(水)
■ たいやき部忘年会
今日はたいやき部の忘年会だったので、下高井戸の居酒屋たつみへ。たいやきの店「たつみ」が併設している居酒屋(逆?)。たいやきツアーにも参加したことない*1のに忘年会に顔を出したのは、ここに「揚げたいやき」があると聞いたためである。
揚げたいやきには以前出会っていて、2007年の寒川神社初詣のことだ(昨日は2008年と言ったけど記憶違い)。その後、寒川神社を再訪しても揚げたいやきには出会えなかったので、ここで再会できるなら食べておきたいではないか。というか、どんだけ揚げ物好きなんだ。
いちおうデザート扱いなので、宴会の最後に登場した揚げたいやきは、厚めの皮で、表面をカリっと揚げたスナック感覚のものだった。以前食べた「あんドーナツ」という印象とはちょっとちがったけど、これはこれでなかなか。また食べたい。
*1 1日に5個も6個もたいやきを食べ歩くのはちょっと……。
2010-12-23(木)
■ インプレスの「OnDeck」をKindleで読んでみた
インプレスが電子書籍に関する雑誌「OnDeck」を電子媒体だけで出すと聞いて、無料の創刊号をダウンロードしてみた。EPUB形式。
もちろんEPUBはそのままでは読めないので変換する必要がある。Amazonが配布しているkindlegenはEPUBもソースとして受け付けるので、まずはこれを利用してみる。
……なんか残念な感じに。
いやまぁ、kindlegenのEPUB→mobi変換はイマイチだとは聞いていたけど。文字装飾がほとんど反映されてないのと、ヘッダ部分のグラフィックスがおかしい。あと、目次が無視されてる。ドキュメントのメタ情報も化け化けだ。
小説くらいなら十分だけど、ちょっと凝ったことしてたらダメだねこれは。
続いて電子書籍周辺を嗅ぎまわっているとかならずこの名前に出会う電子書籍管理ソフト「calibre」を使って変換。
評判通りいい感じ。
もとのEPUB版がどれほどの表現力を持っていたのかはわからないけど、calibre内蔵のEPUBビューアに比べて遜色ない出来栄えだし、実際読んでみても表組み以外は問題なさそう(表組みもカラム幅が微妙なだけでレイアウトの大枠は崩れていない)。表紙や目次もきちんと反映されているし、これは十分実用的なコンバータと言えそうだ。ヘッダ部分のTwitterアイコンは「クリック」できないっぽいけど、本文中のリンクは生きていて、内蔵Webブラウザが立ち上がるし。
これならEPUBな本にも躊躇なく手が出せるってもんだね。DRMかかってなければ。
calibreはひととおり使ってみたけど、動作がかなりもっさりしているのは別にしても、まだあんまり使いやすくないかなぁ。ユースケース分析がされてないというか、機能は豊富だけど、やりたいことが簡単にできない感じだ。まだ「できること」を増やしている段階だと思うので、今後の進化に期待、かな。というか、おれの用途ならcalibreのEPUB→mobi変換部分だけツールになってればいいんだが……*1。
そうそう、肝心の「OnDeck」は、雑誌としてはそこそこ網羅性があって、こんな感じのが定期的に出てくれるなら悪くないんじゃないかなぁと思った。少なくともちゃんとリフローするフォーマットで出してくれるのはいい。特に「メイキング・オブ・OnDeck」は電子雑誌の編集にまつわる苦労が赤裸々な感じで面白い。気に食わない点があるとすれば、なぜか本文中の英数字が全部全角な点。スッカスカでマヌケすぎる。
これ、創刊3号までは無料配布でその後有料化するみたいだけど、DRMはどうするんだろうね。たぶんDRMがかかったらmobiに変換もできなくなるんじゃないかと思うので、読みたくても読めなくなっちゃうんだけど。なんかさー、「うちはDRMかけません」って喧伝する出版社はあれど、「うちのDRMはこれです」ってちゃんと説明してる出版社って少なくて、安心して手を出せないんだよね。普及前段階のこの時期に買い控えさせてどーすんだっていう。
*1 と思って「epub2kindle」なんてキーワードで探すとそれなりにあったりするのであとで試すかも知れない。
2011-12-23(金)
■ ケーキを買いにいったら代わりに青キップをもらった
クリスマスのケーキを予約しに、東林間のケーキ屋に車で行ったら、あまり走り慣れていない道だったこともあってうっかり一方通行を逆走してしまい、ちょうどいいところに通りかかった白カブに見つかってしまったのであった。あーあ、なんてすばらしいクリスマスプレゼント!
前回違反したのが2008年の6月なので、だいたい3年に1回くらい捕まってる気がするな。ゴールド免許復活の日は遠いなぁ。
■ 産霊山秘録 (集英社文庫)(半村 良)
小松左京の追悼読書のために古い文庫本を漁っていると、同時代に読んだ他の作家の作品が芋づる式に見つかってしまい、最近のおれのKindleの中身はいったいいつの時代だよという状態。でも、個人的にこれは半村良の最高傑作だと思っているので、読み返せて良かった。デビュー2作目の長編を最高とか、失礼千万かも知れないが、故人なので気にしないでください(^^;
日本には「神の末裔」を名乗る〈ヒ〉という特殊な能力を持つ謎の一族があって……という設定なのだけど、これがいわゆる「架空戦記」にならないのは表面的には我々の知っている歴史と何ひとつ違いがないからだ。重要な歴史的イベントの裏では必ず〈ヒ〉が暗躍し、本能寺の変のようなよく知られている歴史的人物の謎の行動が、〈ヒ〉の存在を仮定するとすべて説明がつくようになっている。地図や歴史にカッターナイフで小さな小さな裂け目をいれて、そこに架空の存在をそっと埋め込むという、半村良の創作スタイルがいかんなく発揮されている。
おまけに古くは織田信長の全国統一から、幕末(新選組と坂本竜馬)、終戦直後やアポロ月面着陸まで、400年以上におよぶパースペクティブ。ジャンル的には伝奇小説ながら、スタイル的には歴史小説をみごとに踏襲しつつ、ガジェットや用語にはさりげなくSF風味が混じっていて、その技巧やバランス感覚たるや、当時の日本SFの中でもかなり異彩を放っていた。
今にして読み返すと、あの大長編「妖星伝」のテーマがすでに登場していて、そうか、これがひな形だったのかとよくわかる。もっとも「妖星伝」はさすがに長すぎるので、数百年間の物語をこの密度で駆け抜ける本作品は、やっぱりずば抜けて傑作だ。歴史小説だからというのもあるが、いま読んでもぜんぜん古びてないところがすごい。
完本妖星伝 1 鬼道の巻・外道の巻 (ノン・ポシェット は 1-18)
祥伝社
¥1,210
https://www.amazon.co.jp/dp/9784396326517
完本妖星伝 3 天道の巻・人道の巻・魔道の巻 (ノン・ポシェット は 1-20)
祥伝社
¥1,485
余談。
- 前半に登場する天海(大僧正)を、脳が勝手に「あまみ」と読んでしまってたいそう困った。CVまで中村先生になったらちょっとヤバいところだった。
- 人々の祈りが白銀の矢になって産霊山に集まる様子が、ソーシャルゲームにはまった人たちの「課金」がモバゲーに吸い込まれていく様子に重なってしまうのは、周囲で某ソシャゲにはまっている人が急増中だからだろう。
2013-12-23(月)
■ 天皇誕生日のごちそう (またはクリスマス・ディナー)
だんだん24日じゃなくて23日にいいもん食べることが増えてるような気がするので、もう天皇誕生日祝いでいいんじゃないのか。80歳になられたことだし。
例年どおり、一羽まるごと焼いて、1日目にはももだけ食べる(以降数日間は鶏肉ばかりになる)。今年は一発で中までうまく焼けた。勝因は「220℃で焼いたこと」らしい(←来年の自分のためのメモ)。あとは牡蠣のオイル漬けとかチキンレバーの煮込み*1。買っておいたスパークリングワインを開けたら金ピカのボトルだった。
ケーキはアンリ・シャルパンティエの12cm。乗っているのは薄い板状のチョコ。「イチゴがうまい!」という第一声。
ケーキを切り分けているときに下から物欲しそうな目で見上げるドーラ。うちの猫たちはなんか甘い匂いに引き寄せられるような。
*1 この時期、チキンのもも以外の部位は安くて美味いのではないだろうか。
2014-12-23(火)
■ ごちそう
今日は「誰だかの誕生日にかこつけて売りだされる特別な食材やケーキを食べる日」になってるな。今年のローストチキンは、オーブンに付属していた焼き網みたいなのの上に載せて焼いたらいい感じに火が回ったらしいです。これから我が家はしばらく鶏ばかりになります。鶏ガラはラーメンのスープになるらしい。去年もやったけどこれが美味い。
あと、鶏を切り分けてるときは知らんぷりだった猫たちが、なぜかケーキを切り分けてるときにはくれくれと騒いでいたのが謎なのだった。猫としてどうなんだそれ。
2015-12-23(水)
■ ごちそうの日
えーと、いつもの。丸鶏を切り分けるのも慣れてきたね、マニュアル読まなくてもできるようになったし。今年は皮がいっそうパリパリで美味しかった。肉汁もあまり逃げなかった感じでジューシーだった。明日はたぶん骨でとった出汁でラーメン。
ケーキもいつものアンリ・シャルパンティエで、12cm。いちごがうまい。甘さがそうとう抑えてあるのでクリームの風味がよくわかるねぇ、と気づいた。
2016-12-23(金)
■ ごちそうを食べる日
もはや誰の誕生日を祝っているのかよくわからないが、例年どおり丸鶏を焼いて、ケーキを食べた。鶏の腹になにか詰めても、たいして美味くない、ということが判明しつつある。
ケーキは今年もアンリ・シャルパンティエ。
2018-12-23(日)
■ 平成最後の天皇誕生日だ
ん? ……いや、天皇誕生日は日付が変わるだけで毎年あるか(笑)。12/23のやつは今日でラストである。例年どおり丸鶏をオーブンで焼いていただく。
今年のはとくにうまく焼けたように思えるので、レシピをちゃんと残しておくようにというお達しがあったのでメモっておく:
- 昨晩から室温で解凍し始めた (←これが最大の勝因と思われる)
- 腹に詰めたのは夏に作った塩漬けレモンとニンニク
- 220℃、オーブン上段で30分。周囲の野菜にアルミホイルをかける
- 200℃、オーブン下段でさらに30分程度
で、できあがり。皮はパリッ、中はジューシー。ただ、ニンニクには完全に火が通っていなかった。あと塩レモンの味や香りはそれほど肉には移っていない。
なおケーキも例年どおりアンリ・シャルパンティエにて。去年の写真を見たらまったく同じケーキだった。ぜっんぜん覚えてなかったわ……。
食事を7時台に済ませたおかげで、ケーキもぜんぶ平らげられた。やっぱり夕飯はこれくらいの時間がいいねぇという話をしたけど、平日はそうもいかないんだよなぁ。
2019-12-23(月)
■ クリスマスのごちそう
前天皇(現上皇)がクリスマスイブの前日という絶妙なタイミングで生まれてくれたおかげで、ながらく我が家のクリスマス(と称して旨いものを食べる会)は12/23だったのだが、残念ながらその日はもう天皇誕生日ではないのだ。
週末がそれぞれ別の飲み会があったので、やむなく平日の開催となったが、予約しておいたケーキを受け取るために少し早めに退社しなくちゃいけないし、鶏の焼き上がりが21時を回ってしまったりして、来年はなんとしても週末にしよう、と心に誓ったのであった*1。
丸鶏は今年も旨かった。というかちょっと違ったな。柔らかくてジューシー、さらに骨からの肉離れがよくて食べやすいし。空腹がMAXだったので全体写真を撮り忘れた(笑)。いつものように、明日は骨からスープをとったラーメンの予定だそうです。
伊勢丹相模原店とともに例年使っていたアンリ・シャルパンティエもなくなってしまったので、ケーキは近所の新進気鋭の人気店「MAISON GIVRÉE」に頼んでみた。個人的には悪くなかったが、家族の人気はイマイチだった。来年は別の店を探すか。
*1 なお来年の週末は12/19か12/26なのでとても微妙。
◆ きた [そうか,eRubyでもHere Document使えるんだ. せっせと\nで連結してた.アホ杉.]
◆ Ryuzi Kambe [はんばあぐさんがソースに困る・・・って、なんか笑えます]
◆ ただただし [ああっ、気がつかなかった〜。おかしい〜(笑)]
◆ はんばあぐ [プラグインありがとうございます。早速利用します。 「ソースに困る」、可笑しいですね(笑)。]