2000-12-12(火)
■ フォント
新真・コンダラ掲示板のフォントのスレッド(←何がスレッドだか)で、FreeTypeは埋め込みビットマップに対応なんて話があって慌てる。こないだは予想通り嘘書いちゃったか?(笑) で、いろいろ調べてみたら、埋め込みビットマップ対応は去年の今ごろに始まっているみたい。でも、今入っている1.3.1が対応してるのかどうかは不明。FreeType2の機能にはうたってあるような。でも、いまKondaraに入ってるTrueTypeフォントはビットマップが入ってないみたい?(注:例によって全部嘘かも知れない)。いずれにしても、汚いことに変わりはない。やっぱあれか。Windowsからフォント持ってくるのが正しい道かね。NTのライセンスは余ってるしのぅ。いつかやろう(いつだ)。
2001-12-12(水) 8758歩
■ RAA
[ruby-list:32880]のせいか、RAAにこんなエントリーが。わはは。本番環境しかない以上、別のところでテストするわけにいかないもんなぁ。
#と思ったらもう対策されて消えてしまった模様(17:30)
■ Courier-IMAP
が1.4.0になっていた。安定版リリースってことかな。Asumiに滑り込みセーフ?
ちなみに、我が家のMary環境では、またもやビルドできなくなってしまったのであった。とほほ。Asumi beta3からSPEC抜き出して使ってみるかなぁ。
職場のSushiでは(RPMのバージョンを除けば)なんの問題もなくビルドできるんだよ。そうそう、職場の公式IMAP鯖は重いので、自分の手元に転送して読むようにしてしまった。これで公私共にCourier-IMAPなり。
2002-12-12(木)
■ 『Wiki Way』読了
https://www.amazon.co.jp/dp/4797318325やっと読み終わった。最後は持ち歩いて通勤電車で読んでいた自分を誉めてやりたい。犠牲者は代わりに追い出されたLibrettoである。
Perlでの実装のところは読み飛ばしたけど、他はけっこう隅から隅までじっくり読んだ。読めば読むほど、オリジナルのWiki(といっても本書中で取り上げられている2代目)が必要十分な実装なのではないかという思いが強くなった。他のCloneたちは、ほとんどどれも「機能追加病」に罹っている(RWikiのようなデモンストレーション目的が出自のものは話が別だが)。TWikiなんてのはその最たるものだろう(本書中でTWikiは好意的に取り上げられていたけれども)。
そういう意味で、YukiWikiは元祖の思想をかなりよく保持した実装に見える。YukiWikiMiniなんてのもあるし。
特に記述形式にそれを感じる。できることは最小限にとどめて、利用者への敷居をいかに下げるかに力点を置いている。例えば、リストの記述にインデントを使う形式のWiki Cloneは、見た目はいいけど、編集時の負荷が高い。見ることよりも書くことに力点を置くなら(それこそがWikiの意義だ!)、インデントは悪だと思う。
いずれにしても、コラボレーションツールであるWikiを、コミュニケーションツールであるtDiaryの上に作ろうなんて考えは捨てたよ(笑)。いや、もちろんWikiはコミュニケーションツールにもなるんだけど、やはり本領はコラボレーションにあると思う。特に目的を持って構築されたWikiの威力は、Rubyのリファレンスマニュアルなんかで目の当たりにしているし。日記やBlogみたいに、最新記事のサマリを表示する機能は欲しいけど……って、YukiWikiのRecentPagesはすでにそうなってるな……。じゃあ、もう何もいらないや(笑)。
2003-12-12(金)
■ おれがdistccを知ってた理由
昨日のリンク元を見ていて、けっこうdistccの存在を知らない人って多いのかしらん、と思った。
じゃあ、自分でぜんぜんコンパイルとかしたがらない、おれみたいなヘタレユーザがなんで知ってるんだろう……と考えてみたら、身の回りにMomongaやGentooのユーザが多いからだと思い当たる。にゃるほど。
■ msnbot
へぇ、msnbotはrefererを送らないようになったのか。ログを見てみると、たしかにrefererは付いていない。それなら問題はあるまい。別にMicrosoftに恨みがあるわけでもないし。あるけど。かなりあるけど。
ということで弾くのをやめようかと思い、もう一度ログを見ると、403が返ってない……200じゃん。で、httpd.confを見ると「MSNBOT」(大文字)を弾いていた。ログの方は「msnbot」(小文字)。なんだ、名前まで変えてたのかよ!
しかしなんだね。クロールしたデータは、検索エンジン各社で共有してもらえないもんかね。ログを見ていると、日によっては人間のアクセスの方が少ないなんてこともあって(そんなのはNaver襲来の時くらいだが)、かなりがっかりするんだけどな。
■ IEにURLを偽装できるパッチ未公開の脆弱性
「圏外からのひとこと」の文系クラッカーの脅威を読んで、「よーし、おれは文系でもスーパーハカーでもないけど、思いっきり"恐いストーリー"を考えてみるぞー」とない知恵絞っていたら、こういうネタを見てしまって一気に脱力。負けた……。
そうだよ。こんな間抜けなセキュリティホール、笑い飛ばすしかないじゃん!!
◆ コージ [「嘘を嘘と見抜ける人でないと(IEを使うのは)難しい」ですな。]
2005-12-12(月)
■ パスワード再発行画面のデザイン
8月に申し込んで以来、動きのなかったLinkShareによるiTMSアフィリエイトだが、やっと始まったというメールが来た。勇んでログインしてみようとしたが、案の定、パスワードを忘れている。まぁ、4ヶ月もたてば忘れて当然か。というか普段使っているパスワードが全滅。何か制約があって特別なパスワードを設定したんだろうか?
で、パスワード再発行の画面に飛んで、頭を抱えてしまった。パスワードを忘れるくらいなんだから、「秘密の質問とその答え」の組み合わせだって忘れていて当然である。つーか、この手の質問はセキュリティホールになるので、正しい内容なんて設定したためしがない。お手上げである。……というわけで問い合わせ中。
そもそもこういう、ユーザの記憶力を過剰に求めるインタフェースは失格だ。ユーザがLinkShareのためだけに、質問と答えの組み合わせを暗記してくれると本気で考えているのだろうか。自サイトとユーザの関係のみに着目してインタフェースを設計するとこうなる。
ユーザはネット上にある無数のサイトで認証行動を行うのだから、IDとパスワード以外の何かなど覚えているはずがない、という前提に立たなければならない。パスワードはおろか、IDすら忘れる可能性があるのだ(LinkShareにはIDを忘れた場合の問合せ先はあるが、質問と回答を忘れた場合のフォローがない)。インタフェース設計時には、自サイトがユーザに特別扱いされないということを念頭におくべきである。
■ miniSDカード購入
W31SAにはminiSDカードが添付されていなかったこともあり、いままでずっとW11Hに付属していた16MB(!)のminiSDを差していたんだが、こないだ写真をバックアップしようとしたらパンクしてくれたので、グレードアップすることにした。
といっても、撮る写真はほとんどQVGAサイズだし、音楽データも入れないので、あんまり大容量をおごってもしょうがない。ほどよいサイズということで、256MBにした。つっても、いまデジカメに入ってるSDカードも256MBで、使い切ったことがないんだよなー。
ためしに全データをバックアップしてみたら使用量6%だった(あたりまえだ)。うーむ、64MBくらいで十分だったか。
2006-12-12(火)
■ アキバ
アキバなんてここ何年も来ていなかったのに、仕事でちょくちょく来ることになってしまい、そういう時に限って買いたいものがないという。それ以前に先立つものがないんだけど……。
というわけで、22時すぎに晩飯探してUDXをウロウロ。やっぱこの街は、夜は寂しいなぁ。つーか、アキバが六本木みたいなクリスマスイルミネーションしてどーするんだ。アイデンティティが崩壊してるな。
そういえば、お茶しに入ったエクセルシオールで、隣に座っていた女の子3人組が全員メガネで、「さすがアキバだ」と思った(←アキバ関係なし)。
◆ febreze [おしゃれをするほどの男子がいないからメガネなのでは・・・]
◆ ただただし [「メガネがおしゃれじゃない」なんて固定概念は20世紀とともに滅んだはずですが……]
◆ ef [「20世紀とともに滅んだ」・・・昭和じゃなかったんですか?]
◆ ただただし [さすがにそこまで遡らせるのは無理があると思うな(笑)]
◆ tokoya [http://blog.livedoor.jp/moe_megane/ メガネといえば、秋葉原にはこんなお店も(笑)..]
◆ 映画見るときだけメガネっ娘 [21世紀は「メガネがおしゃれ」だから、その最先端を行くアキバでメガネgirlが多いんですよね(強引)。]
2008-12-12(金)
■ プレミアム会員になる意味がない
ニコニコ動画のプレミアムアカウント取得がお祭り状態らしいが。正直、自分のニコ動スタイルだとほとんどプレミアムの意味がないんだよな。だって一般会員のデメリットって:
画質が悪い・速度が遅い
早起きすればいい。早朝4時5時の快適さは、夜間プレミアムの比ではない。夜間は、翌朝に見たい動画を探してマイリストに放り込む作業だけすればいい。人生は長いのだ、今すぐ見られないからと言って、何を焦る必要があろうか。
時報がうざい
早起きすればいい。夜は見ない。それだけで時報とはおさらばできる。
マイリストが少ない
早起……お気に入りの動画リストは外部に持てばいい。ニコ動のマイリストはいくつかの切り口でソートできるだけで検索性に乏しい。各種ブックマークサービスに入れておけば、タグ付けで好きなように分類できるから、あとから探し出すのも簡単だ。
自作動画のうpに制約がある
まぁ、これはあるね。作者コメントに改行入れられないとか、ビットレートやサイズの制限があるとか。でもまー、高画質競争の激しいアイマスMADだと切実だけど、自分がやってるSDな車載動画だとほとんどこの制約は関係ない。
生放送に入れないことがある
生放送の時間帯にPCの前にいた試しがない(笑)。
というわけで、今のプレミアムだと、メリットがぜんぜんない。だが、おれはプレミアムにした。続く。
■ プレミアム会員になる意義はある
続き。
実はプレミアム会員制が始まってすぐに登録しようと思ったんだけどさ。当時のニコ動はパスワードに英数字のみしか許してなくて、さすがにそんなところにクレジットカード番号を預ける気にならず、そのままずるずると時がすぎてしまったのだよ。ちなみに今は、英数記号が使えるようになってる。
というわけで、別に尻Pの尻馬に乗ったわけではなく、ββに移行するタイミングでプレミアムに入るつもりだったので、さっそく入った。実際に手続きをしたのは夕べだけど。見る専アカウントとうp専アカウントの2つを持ってるんだけど、とりあえずうp用をプレミアム化。ようするに、プレミアムによるメリットはほとんどない。
でもさ、衣食足りたこの豊かな日本で、「楽しむこと」も充実した生を送るための重要なライフラインだと思うのだ。今のおれにとってニコ動は、いわば娯楽のインフラだ。ニコ動の(せい|おかげ)でTVも新聞も見なくなってしまったが、それに見合うだけの楽しさを受け取っている以上、自分にほとんどメリットなんてなくても、リスペクトの意味だけでもコストを負担するのはあったりまえ。
ひろゆきのインタビューを読んだ感じ、けっこうマジで黒字化を目指すつもりらしいし、実際にコンテンツホルダー集めも順調そうに見える。ネット上で広告以外の手段で収益をあげたいと考えている人たちに、その気になったらすぐにチャリンとできるように、クレジットカード番号を預けておくのはいいことだ。人間、その場で気軽に支払えるようになってないと、あとから思い出して払うなんてことしないからな。
J1の試合とか、ニコ生で見られたら楽しいだろうなぁ。川崎の試合を見ながら「ケンゴすげー!」とかコメントしたいよ、おれは。
2009-12-12(土)
■ Lenovo A61eをWindows7 64bit版にした
先日、紅茶用のポットを割ってしまい、不便だったのでAmazonで買おうとしたら無料配達料金に届かなかったので、ついでにWindows7のアップグレードパッケージを買った。ついでの方が高いけど気にしない。というか、ポットとWindowsが同じダンボールに入って届くAmazonはカオスだなぁ。
買ったのはHome Premiumの64bit版。今まで使っていたVistaはBusinessだったけど、機能的にはHomeで十分なので。ただ、32bit版Vistaを64bit版の7に上書きアップデートはできないので、新規導入になる。
そこでバックアップから始めたわけだけど、さて、何をバックアップするのか悩むことになる。まぁ、音楽とか動画とか、メディア系のファイルは消えたら困るものだけど、これはもともと外付けHDDに入れてあるのでバックアップは必要ない。そう考えてみると、それ以外の大切なものはすべてネットワーク上にあると気づいて愕然としたりして。そうかー、いつの間にかそういう時代かぁ。メディアファイルだってネット上に置かないのはサイズがネックになってるだけだもんな。
そうは言っても、ローカルにだって何かしらファイルはあるわけで(必要になるかどうかはわからないけど)、いちおう数GB分のファイルだけ退避してインストール開始。かつてのWindowsを知る身からすると信じられないが、ほとんど途中で何も聞かれることなく、あっけなくインストール完了。というか、Windowsのインストールなんて何年ぶりだろう(たしかWindows2000あたりを職場で必要になって入れたのが最後?)。
あとはよく使うソフトを入れなおして設定完了。64bitになって使えるメモリが増えただけなのに、パフォーマンスの数値はVistaのころより微妙に良くなってるのが不思議だ。OSのオーバヘッドが減ったから?
■ 天皇杯準々決勝: 仙台 2-1 川崎@仙台(TV観戦)
仙台に見に行くという案もあったんだけど、別の用事ができたので今日はTV観戦。もっともチケットはとっくに完売だったそうだけど。
今日もまた、打てども打てども点が入らない。守備面でも穴が多くて、川島じゃなければこの倍は失点していても不思議じゃないくらいだった。それでも終了直前に追いついて(またロスタイム劇場か)、延長戦にもつれ込んだものの、結局1点取られて終了。2009年シーズンは終わったよ……。
けっきょく今年もタイトル取れずに終わったけど、さて、来年もこの強さを維持(というか今年以上に)できるのかなー。今年がピークだって声も少なくないし。
2010-12-12(日)
■ グスタフ&ドーラカレンダー2011、できました
昨年(というか今年)に引き続き、かみさんが「グスタフ&ドーラカレンダー」を作って公開しております。いやぁ、うちの猫たちはかわいいねぇ。
ダウンロードはこちらから → http://db.tt/4Dj91hn
例によってサンワサプライのテンプレートを使っているので、A4に印刷後、ガイド線に沿って切り取り、3.5インチフロッピーディスクケースに入れるとぴったりです。ケース持ってない場合は、下のキットを買うといいらしいよ。キットには切り取り線があるのでガイド線の入ってない「calendar2011_gustav_dora_guideless.pdf」の方を、そうでない普通紙を使う場合には切り取りやすい「calendar2011_gustav_dora.pdf」を。
2011-12-12(月)
■ TweetDeckが信じられない改悪をしてきたのでCrowyに乗り換え
Chromeアプリで提供されているTweetDeckがアップデートされたのだけど、これがまたひどい出来で、特にFacebook関連の機能が大幅に縮小されて、コメントもいいねもできない、写真の拡大表示もできないのできないづくし。Twitterに買収されたと聞いた時には悪い予感がしたけれど、まさかこれほどまでにあからさまな真似をするとはね。TweetDeckの特徴がきれいさっぱりなくなってしまったとあっては、もう使い続ける意味がない。
幸いなことに、マルチソーシャルメディア対応のクライアントは複数の選択肢がある。有名所ではHootSuiteやSeesmicといったところだが、以前使ってみてイマイチぴんとこなかったこともあり、今回は新参で国産のCrowyを使って見ることにした:
Facebook/Twitter/LinkedIn/Yammer/サイボウズLive/youRoomに対応と、なかなか意欲的。まぁ、当面FacebookとTwitterしか使わないけど、ドメスティックなサービスも入っているので国内ユーザは嬉しいことが多そうだ。mixiが入ってないのはAPIの機能不足か何かかね。個人的にはWassrが入っているとすごく嬉しいんだけど(ムリ)。
後発とはいえ機能的にはほぼ十分で、悪くない。あのTweetDeckを使い続けるくらいならこっちの方がはるかにいい。もうちょっとたくさんのカラムを並べられるような緻密なレイアウトが希望だけど、このあたりはグリモンでどうにかなるらしいので、おいおいいじってみるとしよう。
唯一残念というか今後に期待したいのが、TweetDeck最大の特徴であった「複合カラム」。例えば現バージョンでは「@Me」と表記されている、自分への反応を、サービスをまたがってまとめてひとつのカラムに表示する機能。忙しいときはあれだけ見ておけばよかったので、ずいぶん楽だった。ひとりでたくさんのアカウントを使い分けている人には本当にありがたい機能なのだ。
今のCrowyだとアカウントごとにカラムが独立してしまっているから、見なければいけない場所が多すぎる。これさえなんとかなれば、ほぼカンペキなんだがなー。なんにせよ、これからの成長が楽しみにクライアントだ。
2012-12-12(水)
■ https://www.amazon.co.jp/dp/9784873115146
オンラインCTFをやるようになって、いろいろとバイナリアン的な技能が必要になったので、知人に紹介してもらった本書を読んだ。最近読書メモがなかったのはずーっとこいつを読んでいたからなんだけど、それでも咀嚼しきれてないという。ムズカシー。
年寄りのプログラマが集まると「最近の若いプログラマはコンピュータの動作原理も知らない」的な話になることが少なくないのだけど(自分は年寄りだけど知らない方なので肩身が狭い)、本書は半導体レベルまでは下りないまでもアセンブラ・マシン語レベルまではがっつりと低レベルな話ばかりだ。
冒頭はプログラムの基本的な制御構造なんかの話から入るので「なんだ初心者向けか、楽勝じゃん」と甘く見ていたら、基礎的なプログラムをC言語で書いたら即座にデバッガにかけて、コンピュータの中で何が起きているのか追いかけるという、いきなりハードな内容になる。
以降、自作のプログラムに潜むスタックオーバーフローに対して攻撃をしかけるコードを書き、実際にrootのシェルをとってみたり、最近のセキュアなカーネールの裏をかいたり、ネットワークプロトコルの穴をついたりやりたい放題。Perlなんかも登場するけど、あくまでシェルコードを生成するために使うツールに過ぎなかったりして。網羅性があって、実用度も高い。攻撃者の手口をひととおり知るにはかなり良い教科書だと思う。
それにしても、スクリプト言語で鈍った頭にはきわめて難しい。ちゃんと理解するには念入りな写経が必要だなぁ。
2015-12-12(土)
■ RubyKaigi 2015(2日目)
会場は築地市場のすぐそばなのでみなさん寿司などを食べに行っているのを横目に、今日も通セット。昨年のチャンプが出遅れてるので単独首位ですよ。一日天下だろうけど。
さて昨日に続いてRubyKaigiへ。そういえば、開催直前になって今年のRubyKaigiプラグインがcommitされたので、→のサイドバーに差し込んである。
今日は朝早いので、rubyistたちの集まりは悪いが、がちゃぴん先生のありがたいお話なのでちゃんと聴く。最初、このままLinuxの話で終わるんじゃないかと心配してたけど、ちゃんと後半はRubyの話になってよかった。年季を積んだ開発者は勘でデバッグしてしまって知識が伝わらない(暗黙知にとどまってしまうという意味だろう)、だからLinuxには(形式知にするための)トレーサやプロファイラのようなデバッグ用のツールが充実しているのだ、という指摘には唸る。これぞエンジニアリングだなぁ。
今日は知り合いの講演は(きっといつか直接聴けるので)あえて避けて、知らない人の話を聴く。RubyKaigiは日→英の同時通訳はあっても逆のない、正味の国際カンファレンスになってしまったので日本人にはいろいろつらいが、これがグローバルスタンダードなのでがんばろう。いろんなデバイスをRubyからコントロールする話、DDR用の足で踏むマット型コントローラでドローンを操縦していてやばかった(聴衆にむかって一直線という意味で)。RubyMotion、あいかわらずMac専用なので聴くだけだったが、iOSとAndroidでコードの共通化が進んでいてすばらしいね。Rustの話は聞きそびれたが(←面白かったらしい)、Goの話は「そんなに苦労してまで使いたくないなぁ……」というのが実感。
mrubyはあまり近づかないようにしていたんだけど、組込みだけじゃなくて普通のデスクトップやサーバでポータブルなバイナリ生成ツールとして使われつつあるのは興味深かった。各種プラットフォームでのテスト用にDocker環境も含めて提供されているのが現代的で面白い。こんどCLIなツールを書くことがあったら使ってみようか。
LTを経て、別会場のオフィシャルパーティへ。てか「懇親会」って言わんのか。さすが国際カンファレンスや。朝・昼と小麦粉ばっかり食べてるのでタンパク質をメインに食しつつ、流れてくる知ってる人・知らない人と会話する。けっこういろんな人たちと話できた気がする。tachikoma.ioの中の人(たぶん)に「たださんが一番ちゃんとtachikoma.ioを使ってくれてるんですよ」と言われてびっくりした*1。今後は「僕が一番、ガンダムtachikoma.ioをうまく使えるんだ」って言うことにしよう。あと、LTでRailsの国際化の話をした学生さんに「就職するならデータをいっぱい持ってる会社じゃなきゃダメだよ」って言った記憶もある。
明日で最終日か。あっという間だ。
*1 tachikoma.ioからのPRがきたら、アプリの場合はマージして、ライブラリの場合はPRを閉じる、という運用をしているということだそうだ。そんなの当たり前だろうと思ってたよ。
2017-12-12(火)
■ 遅ればせながらWindows Subsystem for Linuxを導入した
Windows10のFall Creaters UpdateでWSLのβがとれると聞いたので、おくればせながら導入してみた。手動でWindowsをアップデートしてから、Microsoft StoreでUbuntuをインストール。その後、コンパネ→プログラムと機能→Windowsの機能の有効化または無効化と進んで「Windows Subsystem for Linux」を有効に。何度か再起動すると使えるようになる。
以前はWindowsを「開発者モード」で動かさないといけなかったようだが(それでよけいなsshdが動くのがイヤで導入してなかった)、今は不要らしい。ググって古い情報を参考に導入したりすると余計な手順を踏まされそうだ。
起動したUbuntuは(というかbashは)普通によくできていて、とはいえWindows純正のコンソールは使いにくいので何か別なの……と探していたら、Cygwinユーザ御用達のminttyをWSL向けにカスタマイズしたwslttyというのがあったのでこれをインストールした。普通に使い慣れたターミナルって感じで、悪くない。しばらくこれでいこう。
bashじゃなくてzshにしたいと思い、いろいろな手法があることを知ったけど、どうせwslttyからしか使わないなら、そのショートカットをいじるのが良いだろうと考えて、(aptでzshを入れてから)ショートカットの中身をこう変えた:
%LOCALAPPDATA%\wsltty\bin\mintty.exe --WSL= -h err --configdir="%APPDATA%\wsltty" -~ /usr/bin/zsh -l
末尾の「/usr/bin/zsh -l」がミソね。2017-12-18追記: この制限は1.8.2で撤廃され、きちんとログインシェルを見てくれるようになったので、「/usr/bin/zsh -l」は不要になった。
その後、いつも使っているAnsible Playbookを使ってさくっと環境構築をして常用準備完了……といきたいところだったが、まだいくつか問題があった。
まず、screen(←年寄りなのでまだtmuxに乗り換えてない)が使う/var/run/screenがない。どうも/var/runが揮発性らしく、毎回作り直さないといけないようだ。~/.zshrc内で作るようにして解決。
chshでzshを指定してもbashを起動しようとするので、screenの中でbashが動いちゃう。これもSHELL環境変数に/usr/bin/zshを指定することで、screenがいいように解釈してくれるから、これも~/.zshenvで指定。
それから、スタンドアロンのLinux上ではsshキーの管理にkeychainを使っているんだけど、代わりにWindowsサイドで動いている(PuTTY付属の)Pageantを利用したい。これは「Windows 10のWindows Subsystem for Linux(WSL)を日常的に活用する」を参考にしてweasel-pageantを導入した。これはいいですね。
なお、他のLinux環境と.zshrcなどを共有したい場合は、uname -rの結果に「Microsoft」が含まれるかどうかで場合分けできる:
% uname -r 4.4.0-43-Microsoft
こんな感じで、日常用途でのLinuxコンソールとしてはだいたい使えるようになった。開発環境はこれから。
あわよくばVirtualBoxで運用しているLinuxをなくして、これに一本化できたらいいなと考えているけど、daemonが動かない*1という制限があるので、こんへんをDockerで置き換えるように生活態度を改めねばいけなさそうだ*2。年内にできたらいいなー。
2018-12-12(水)
■ IDCFクラウドが個人向けサービスをやめてしまう
愛用しているIDCFクラウドからメールが来て、来年3月いっぱいで個人向けサービスをやめてしまうとのこと。継続利用するにはビジネス会員登録しなくてはならない*1。実質3ヶ月しか猶予がないの、ひどいなー。
うーん、困ったな。安価なのに国内リージョンがあって、そこそこ軽くて速いから、かなり便利に使っていたのに。たとえばこの日記やAmazon認証のリバースプロキシがそうだし、宅配トラッカーのcronタスクなんかも。いまのところメモリ1GBのマシンを2台借りている。
どうするかねぇ。同じくらいのコストパフォマンスがある他サービスを探して引っ越すか。アーキテクチャ的に古臭い運用になってるのをDockerベースで組み直すのもいいし。ということで引越し先の候補(随時追加):
- Amazon Lightsail
- いまさらAmazonの軍門に下るのは癪に障る
- でもLambdaでrubyが使えるようになったしなぁ
- 価格帯は同じくらい?
- CloudGarage - クラウドガレージ | 定額型パブリッククラウド
- 同クラスのプランはないけど2GBマシンを1300円/月で借りられるのはよさげ
- 萌キャラがいる
*1 個人事業主でもいいのでいくつかの(低い)ハードルをクリアすればこれも可能ではある。
◆ tSU_RooT [Cloud GarageはDev Assist Programというのがあり、tDiaryで使いますといえば無料で貸..]
◆ ただただし [ほぅ、技術検証用にも使えるって、太っ腹ですねぇ。しかも3インスタンスも。以前KDDIの同様のサービスをtDiary...]
◆ ただただし [で、そのDev Assist Programに申し込んでみたところ、約1週間たってもいっさい反応がないので、Clou..]
◆ tSU_RooT [私のときは3日でOKが出ました(11月上旬の申し込みです)]
◆ ただただし [そっかー。まぁ年内に反応がなければ年明けにでも連絡してみますよ。急ぐものでもないし。]
2019-12-12(木)
■ グスタフ、10年目のワクチン接種
そろそろグスタフの予防接種の時期なのに忙しすぎて病院に行けないぞ……ということで、午前中に休暇をとって急いで行ってきた。
が、急いでいるときに限って小屋……じゃなくてキャリーに入ってくれないのだよな。二人がかりでなんとか押し込めて(力が大きいのでたいへん)、断末魔のごとき大声で泣き叫ぶ猫(6.5kg、10歳)を抱えてえっちらおっちら病院まで。
でもまぁ、今日はお漏らしもしなかったし、診察台の上でも(わりと)大人しかったし、先生から「500gもダイエットできてえらい」と褒めてもらえたし、例年の注射ではけっこう良かった方なのでは!?*1
なお、檻に入れられてても抱っこされていてもカメラ目線なのがグスタフのこだわりみたいです。
その後、午後から調子を崩したみたいで、食事もとらず、会社から帰っても出迎えにも来ず、散歩もねだらないまま翌朝までずーっとベッドで寝ていた。うーん、こんなに不調が長く続くのはドーラともになかったな。歳かしら。さすがに翌朝にはちゃんと起きて食べてたから大丈夫だとは思うのだけど。
*1 なお、獣医師から褒めてもらっても喜ぶ猫はいない。飼い主は喜ぶ。
2021-12-12(日)
■ 【天皇杯準決勝】川崎 1(4)-(5)1 大分@等々力陸上競技場
これを書いているのは実は12/17なんだけど、昨日、新型コロナ・オミクロン株の濃厚接触者(のそのまた濃厚接触者?)がこの試合を観戦していたというニュースが出て、ちょっとした騒ぎになっている。サッカーのチケットは匿名では買えないから、当人の近くで観ていた人にはとっくに連絡がいってるはずだし、まぁビクビクするだけ無駄なんだけどさ。とはいえワクチンパッケージの適用もせずに100%入場させたJFAはちょっと腋が甘いんじゃねーのと思わなくもない。みんなかなり油断してきてるよねぇ。
で、試合であるが。
とにかく打っても打っても入らなくて、延長戦に突入、それでも引き分けの雰囲気が濃厚になってきたタイミングでやっと先制、これで勝った! と思ったらアディショナルタイムで返されてPK戦へ。
PKが決まって当然なのに両者けっこう止められて、サドンデスになった直後に決着がついて負け。とほほー。2冠とれず、今シーズンはこれにて終了、となった。決勝のチケット、買ってあるのになぁ(リセールに出した)。
というわけでお疲れさまでしたー。もう数年着てるユニホームもだいぶヨレてきたので、来シーズンは新しいのを買うかな。登里がもうしばらく現役続けてくれるといいんだけど。
◆ UmaShika [すでにSTABLE_2_1、RELEASE_2_1タグが打たれたのでerrata行きかと... http://fur..]
◆ えぐぞせ [Win32環境で最近見つけたDMail。一応、お約束で職場のマシンでもんでます。…IMAPのめにうが出ない。あれこれ..]