2001-12-20(木) 8600歩
■ 本日のハンティング
Hysteric Programmer 日記を捕獲しました(133)。爆発しますかねぇ。あんまり増えるとアンテナの負荷が……(笑)。
■ マウスがトロい(4)
$!なんて……また新事実だ。shやbashのmanには載ってないんだけど、どこ見ればいいんだろう……。いずれにしても、ちゃんと動いてるみたいっす。ありがとうございました。
ツッコミの件は、空のaction
をカレントディレクトリと認識するブラウザなら動くようですね。
■ おお、Special Parameter。見つかりました。なるほど、深いな。$?
なんかは(よく知らずに)使ってたこともあるんだけどな。その仲間だったのか。
■ 弁当屋受難
いつも会社の前に群がっている弁当屋の集団が、今日、いっせいに摘発(?)されたらしい。まぁ、道路占有許可をとらずに歩道で商売していたのはたしかに違法だ。
しかし、だ。なにも、昼休みの直前にやるこたぁないんじゃないの、警察さんよ。庶民の昼食を奪って嬉しいか。あんたら、誰のために働いてんのか、きっちり考えてから動けよな。公務員だって顧客志向だろ、これからは。
というわけで、今日はちゃんと許可をとって営業しているぐっでぃのカレー。明日からは戻ってきてくれないと毎日カレーになってしまう。困る。困るぞ。
■ tDiary
スナップショットを1.3.1.20011220に。夕べと休み時間の成果。詳しくはChangeLogを参照してもらうとして(ちなみにCHANGES→ChengeLogにファイル名変更)、プラグインまわりの整備がメイン。まだ仕様が固まってないのでスナップショットで。なんだか、どんどん重いシステムになっているような気がする(きっと気のせい)。
■ まず、プラグイン内で@diaries
が見えるようになった。zoeさんトコでツッコミランク・プラグインがうまくいっていなかったのは、プラグインの初期化のタイミングを(おれが)間違えていたため。最後のeRuby解釈の直前で初期化するようになったので、こんどは大丈夫。でも、@comment_limit
は見えないから、「100」とでもしてしまった方がよいですよ。
■ 次に、複数の日記を同一マシンで動かしている人の負担を軽減。シンボリックリンクするファイルを、index.rbとupdate.rbだけにして、残りはリンクを遡って元のインストールディレクトリから探すようにした。あとはtdiary.confを個々の日記別に作ればいいので、メンテがだいぶ楽になったかと。
ところが、唯一テーマだけが対応できない。なぜなら、CSSファイル名を埋め込む時に、元ファイルからの相対パスになってしまうため。header.rhtml内に実際のURLを渡せれば解決するのだが……あ、プラグインで実現できるじゃん!! ということで、theme_url
というプラグインを実装。ここでテーマの入ったURLを指定すれば良い。
■ この考え方を拡張すると、現在rhtmlファイルに埋め込んであるメッセージは、すべてプラグインで変更可能にできるってことになる。つーわけで、「本日のリンク元」とか「本日のツッコミ」などの文字列をすべてプラグインに追い出す。これを推し進めれば、国際化も可能である。もっとも、rhtmlファイルの可読性はさらに低下した模様。
■ さらにプラグインを追加。title_list
は、現在表示している月のタイトル一覧を生成するもの。これはトライアルなので、今後仕様が変わる可能性大。試しにここにいれてみたけど。重いかもね。レイアウトもかなり制限されるし。
■ tDiaryその他
Content-Length、そうか、XREAは自動的に広告挿入するんだもんね。あれ、じゃあGETの場合はちゃんと再計算してくれてるの?
あと更新ページからのリンクは、自分の日記本文中のリンクを更新完了時にたどってしまった、という話だと思われ。タグを無効にでもしない限りこれは防げないのではないかな。つーか、そういうミスがあるからこそ捕獲できた日記も少なくないので、おれ的にはOK(笑)。
■ ビッグニュース
新横浜のSuica対応改札が4台になりました!!
2002-12-20(金)
■ TVメモ(2)
テレ朝 12/25 19:00〜『水曜スペシャル』
探検隊が復活だってよぉ。もう、たまらん。「川口浩探検隊」は、これまで生きてきた中で一番好きな番組と言っても過言ではない(笑)。藤岡弘隊長っつーのもまた微妙にいい感じ。ぜったいに見なくては。
#でも、期待しすぎないようにしなくては……テレ朝だしな。
■ WISS2002レポート
まとめて読んだ。やっぱおれ、ユーザインタフェースが好きなんだよなぁ。こういうお仕事したいわ。
いちばん気に入ったのはPeek-A-Drawerかな。引き出し型の物質転送機だぜ。コイツはSense of Wonderに満ちているよ。欲しい。
■ piccolo(5)
さて、組み立て。
といっても、たいしたトラブルもなく、マニュアル通りに順調に組み上がった。HDDとCD-ROMはドーターカード上にあるコネクタに直接挿す方式なので、ケーブルと言えばCPUファンだけというのがいい。
OSはAsumiにする。ためしにワークステーションでインストールして、KDEが立ち上がるのを確認。いっさい問題なし。C3 800MHzでメモリも256MBなんだけど、今使ってるPenIII 866MHzに512MBメモリとそんなに変わらないな。まぁ、色々と動かすと違ってくるんだろうけど。
もっともこのマシンはファンレスのサーバ機にする予定なので、ここまで。CPUファンを外してから、もう一度入れ直し。今度はサーバインストール。こちらももちろん順調に終わって、近間さんトコからmph-get upgradeして、完了。
しかし、筐体を触ってみるとかなり熱くなっている。数秒以上触っていられないくらい熱いので、60度くらいはあるか? いまは冬だからいいけど、夏になったら破綻しそうだ。24H運用サーバにするには、この熱を逃がしてやらないとダメだろうなぁ。
そもそも超小型筐体だから熱容量が小さいし、表面積も小さいんだから、熱の逃げようがない。これはCPUクーラーだけの問題ではないということだ。何か考えないといけないが……その前にCPUの温度を観測しなくてはなるまい。lm_sensorってヤツを入れてみるか。いか続く。
2003-12-20(土)
■ ウェブログ・ハンドブック: ブログの作成と運用に関する実践的なアドバイス(レベッカ ブラッド)
Amazonの方に書いた書評がやっと載ったので、こっちにも書いておこう。Amazonの書評欄って、ふとしたはずみで改行が消え失せてくれるからたまらん。最近は検閲も厳しいみたいで、ちょっと悪いこと書くと掲載してもらえなかったりするし。やっぱ売る側が書評サイトを運営するのは、倫理的に問題があるよな。
というわけで、日記には好き勝手が書けるわけだが、本書の場合はけなすところがほとんどないのであった。
さて、最近、Weblogの動向が激しくなっている。さまざまなサービスが目白押しで、ニュースのない日がないほどだ。当然ながら「Weblogとは何なのか」を解説した文書が多く目に付くことになるが、「Weblogで儲ける」ことを意識したその手の文書は、多くの場合、書き手の都合の良いようにねじ曲げられがちだ。そんなとき、その真偽を確かめる方法として、「その文書が本書をベースにしているかどうか」をあげたい。「レベッカ・ブラッドがこう言っているので……」とか「ブラッドはこう書いているが……」とか、論旨が賛否いずれの場合でも、少なくとも本書を読んだ上で議論を展開しない論説は、眉につばして読むべきである。
今後Weblogについて語るなら、まず本書を読んで、その歴史と位置づけを理解してからにすべきだ。こうして優れた翻訳が出た今、それやらないのは怠慢である。例えば、GoF本を読んでない人とデザインパターンの話をするのは勘弁して欲しいというのと、似たような話である(よくわからん例えだな)。
Weblogムーブメントの初期からその歴史を体験し、あくまで一人のWebloggerとして活動し続けている著者の言説は、決して読者を都合の良い方向に誘導することなく、客観的で、それでいて当事者としての熱意を併せ持っている。これは本書のもっとも特徴的なところだ。Web上でよく見かけるWeblog論は、自分は部外者のふりをして他人事のように書くか、逆に思いっきり当事者になって熱い思いを吐き出しているかどちらかである。前者は読者の共感を得にくいし、後者は論理が破綻していることが多い。本書はこのバランスが非常に優れている。
もちろん、これからWeblogを始めようとする人、すでに始めてしまった人にも、強くお勧めできる。単なるツールの使い方ではない、Weblogを続ける上でもっとも大切なことが、本書にはぎっしり詰まっている。なによりも毎日書くのが大切であることを説いている箇所など、「長く続けられること」を狙ってtDiaryを開発した身としては共感するところが大きい。とにかく、これさえ読んでおけば、Weblogコミュニティに踏み出す最初の一歩が、とても楽になるだろう。まったく、本書が日本で最初のWeblog本でないのが不満でならない。
それにしても驚くのは、日本のWeb日記やテキストサイトがたどった歴史を、Weblogがみごとなまでに同じようにたどったという点だ。適切に選び抜かれた訳語(「デザイン厨」とか出てくるし……)のせいで、最初から日本語で、Web日記について書かれたのではないかと錯覚してしまうほどだ(「TRICK」ネタや、ヘルシングのテンプレが出てきたときはズッコケたけど)。
日本の状況については訳者によるあとがきで明らかになっているが、国境のないインターネットで、ここまで同じことが長いこと交わることなく進行していたというのは、にわかには信じ難いほどだ。そして今、日本のテキストサイトとアメリカのWeblogは、その文化を交える段階に進んでいる。実に心踊る時代ではないか。
最後に少しだけ苦言を。訳者のサインがある本を持っているおれに言う資格はないかも知れないが(献本してもらったのである)、Weblogをするすべての人に読んで欲しい本であるからこそ、この値付けはどうかと思う。デザインに凝るのはいいが、「ハンドブック」というからには、もっと手軽に買えて手軽に読める、軽装本にすべきだったのではないか。
■ 出社。
Realforceに触れていたくて、休日出勤(この文の前半は嘘です)。夕方から歯医者にも行かなきゃいけないし、19:00にジュンク堂なんて無理だよ。って、福岡店か。全国の支店に人が集まったらおかしいな。
で、仕事なんであるが、最近どうも手に余るくらい複雑なスケジュール管理が必要な仕事を割り当てられたので(といっても世間の基準から言えば楽だと思う。おれが苦手なだけ)、ちゃんと工程管理ができるソフトウェアが必要だと思ったわけよ。そのせいで土曜に出勤しているわけで。
そこで、はりせんかましで紹介されていたToDo Chartを使ってみた。シンプルで使いやすく、けっこう気に入った。TDC昆布も入手したので、これでバッチリ(になるといいなぁ……)。
■ 天皇杯: 川崎 0-5 市原
え……えぇ〜!? がっくし。
2004-12-20(月)
■ 万物理論 (創元SF文庫)(グレッグ・イーガン)
最近、軽い本ばかり読んでいたので、なかなか読み進められなかったよ。何日かかったんだろう。解説ではイヤになるくらいネタばれに気を使っているんだけど、ネタばれしても面白さは変わらないんじゃないのかな……けど、いちおう以下、ネタばれに微注意。
イーガンって、うぶだよね。うぶで悪けりゃピュアでもいい。人間原理って、初めて出会ったときは、理性的には「そりゃトンデモだろ〜」って思うんだけど、情緒的にはちょっと信じてみたい気持ちになる。そういう「ピュアなロマン」の部分を、そのままド派手に膨らましたのが本書だ。かつて人間原理を知ったばかりの頃の自分に重ね合わせると、その思考過程が楽しめる。
ま、たとえその本筋が楽しめなくても、長編3本分、短編10本分くらいのネタのブチ込み具合だけで、お腹いっぱいになるほど楽しいんだけど。個人的には、ソフトウェアの製品名がいちいち太字になってるのが、なぜか一番ツボだった。
■ フィルタ(結城浩の日記)
こんなのはどうだろう。紹介するリンクは一日に3サイトだけ。それぞれには、一行のサマリと一行のコメントがついている。サマリはリンク先の要約であり、コメントというのはそのページに対する紹介者の意見。
3サイトと言わず、ここはやはり厳選した1サイトに絞って。
さらにツッコミ/TrackBackも受け付けるが、ただし常に一番面白いのだけを厳選して公開する←そしていらぬ軋轢を生む←いいことなし。
■ ONLY Amiga
古雑誌を整理していたら、これまた懐かしいものを発見してしまった。同人誌『ONLY Amiga』の創刊準備号である。奥付は1991年4月1日。表紙はなんと水玉螢之丞さんである。
これがどんなものかは説明しないが、当時、おれがAmigaを持っていなかったのは確かである。つーか、生涯ただの一度もAmigaなんて所有したことはない。オペレートしたことがあったかどうかすら記憶が怪しい。
付属していたはずのフロッピーはないし、記事の内容にも歴史的な価値しかないけど、捨てるのは忍びないなぁ。どうしよう。
◆ すずき [カバーディスクのイラストはいしかわじゅんさんだったハズ!]
◆ tokoya [いしかわじゅんさんにイラストをお願いしたのは、創刊号のほうです。表紙イラストが芸者の奴。 パンクドラゴンを描いて貰え..]
◆ すずき [あ、そうでしたっけ? ガセネタすんませんです。 ところで、僕は創刊号のカバーディスクのデュプリ係の1人でした。tok..]
◆ きた [ぬぉーーー,ONLY Amiga,見せてくれー.]
◆ きた [ちなみにうちのAmiga500は実家の倉庫でホコリをかぶっとります.多分もう動かない…]
◆ tokoya [をを、そうでしたか。どうもお久しぶりです > すずきさん。 って誰だかわかんないですけど(笑)。]
2005-12-20(火)
■ デザイナーはマカーかも
うちのオーブンレンジ、加熱時間を設定していざスタート! と思って押すと必ず「とりけし」を押してしまうというトラブルがなくならないのだが(学習しろよ)、その理由を考えてみた。
- ボタンの配置が「とりけし」「スタート」の順で、これはMacOSのダイアログボックスと同じだ。Windowsに慣れていると、左が「OK」だという癖が付いているのではないか(このレンジのデザイナーはマカーか?)
- 通常「赤」は危険な色なので、習慣的に「とりけし」と感じてしまい、押すのを無意識に躊躇してしまう
- 「とりけし」と「スタート」が同じ大きさなので「スタート」の優先度が上がらない
最初のはまぁ、しょうがないかも知れないけど、あとの2つはなんとかできたはずだよなぁ。
◆ ただただし [こえぇぇ >zunda でも、IEの取り消しボタンはシイタケですから。ふつー見間違えないっしょ(笑)]
◆ びい [グレイと赤だからこんがらがるのであって、赤と青なら信号チックになり判別しやすくなるように思えます。 ボタンの大きさで..]
◆ Yui. [加熱を意味した「赤」かもしれませんね. もひとつ上の写真からでは,とりけしの方が濃い枠に見えますので,よりボタンとし..]
◆ tokoya [↓こんな調査をやってる所が。 http://www.phenomena.co.jp/phenomena/uid_la..]
◆ fukumoto [旧式の電子レンジによくあるダイヤル型の方が直感的なインタフェースとしては優れている気がします。取り消したいときも時間..]
◆ shunuhs [写真を見る限り、調理時間設定ボタンの真下に取り消しボタンがあるというのが問題のような気がします。調理時間を設定したら..]
2006-12-20(水)
■ 「おめえンとこのサーバはRBLに登録されてるぜ」と言われてもなぁ
遅くに帰宅して、久々に(ぉぃ)個人用メールのinboxを眺めていたら、うちのメールサーバのログにこんなのが:
host btmx3.sun.com[192.12.251.54] refused to talk to me: 554 Connection from 203.141.151.160 refused by listing in RBL server
えぇ〜。sun.comに何かを出した記憶はないから、relayしてるってこと? でも設置したときにrelayのテストはちゃんとやってて、そのときは問題なかったはずだし。
とりあえずRBL.JPにアクセスして再チェック。問題なし。だいいち、ブラックリストにも載ってないやんけ! これまたいったい、どういうこと?
2009-12-20(日)
■ iPhoneの操作ができる手袋を自作(しようとして失敗中)
ここ数日、急に寒くなり、冬用のコートなどを出したものの、iPhoneが操作できなくなるのがいやで手袋を出せずにいる……といったことを先日Twitterでつぶやいたら、指先に穴をあけろだの、DAIGO手袋にしろだの、いい加減なアイデアに混じってTHE NORTH FACEのEtip Gloveという製品を勧められた。
導電性の繊維を織り込んであり、iPod/iPhoneを操作できるという。へぇぇ。そうか、電気が通れば操作できるんだ*1。とはいえ、このデザイン、ビジネスユースにはちょっとなぁ。THE NORTH FACEはロゴを小さめにする気はないのか。
しかし、導電性繊維でいいなら自作できるじゃん。と思って探してみたら、先駆者がいた! iPhone対応手袋(テクノ手芸ウェブ)。よっしゃ、これで行こう。
ということで、導電性の糸を工作系の知人から譲ってもらい、さっそくトライ。手袋は繊細な操作ができるように、タイトなデザインのあったか手袋(無印良品)。しっかり握ればiPhoneがすべることもなさそうなので。
写真のように、実際にiPhoneに触れるあたりに集中して導電性糸を何回かステッチにして、さっそく操作してみるが、反応が鈍い。いちおう反応することもあるので、電気が通ってないわけではなさそうだけど、どうにも「接触が悪い」感じである。
試しにもう少し指の腹に近い部分にも縫い込んでみたものの、どこを指しているのかわからないし、やっぱり反応が悪くて使い物にならない。
うーん、何が悪いんだろう。糸の量だろうか。それとも接触面積が足らないとか? いくつか条件を変更してリトライしてみないといかんなー。とか、悩んでる間に指出し手袋を買った方が早い気もするが。同じ無印のミトンカバーとか。
*1 と解釈したものの、肝心のX-Staticという素材についての解説がまったくないので、単なる滑り止め素材なのかも知れない。あえて「iPod」と書いて「iPhone」と書いてないあたりが怪しい。もっとも検索してみると実際に購入して操作しているレポートも見つかるので杞憂だと思うけど。
◆ wastepipe [私もiPhoneが触りたくて、モンベルの「フィンガーキャップミトン」を使ってます。自転車通勤なのでちゃんと温いのがあ..]
◆ キッチンママ [アルミホイールで指先を覆うと,スムースに操作できます。が,見た目は怪しいですし,耐久性はナシです。テープで留めても破..]
◆ キッチンママ [すみません,アルミホイールって,走りやさん…。アルミホイル,アルミ箔です。]
◆ ただただし [アルミ箔! さすがにそれはないかなー(笑)。]
◆ ati [ケータイWatchの記事を読んで、たださんが日記のネタにしてたなーと思い出したので、お知らせ↓ タッチパネルの操作に..]
◆ ただただし [読んだ読んだ。これなら仕事で使っててもおかしくはないかなぁ。 でも、今シーズンも(糸が余ってるので)自作にチャレンジ..]
2010-12-20(月)
■ ホーガンの「巨人三部作」を読み返した
J・P・ホーガンが7月に他界してから、なにか読み返そうと思っていたんだけど、SFからだいぶ離れていたのでなかなか腰があがらず、やっと自炊してKindleに入れることで読む気になった。ターゲットはもちろん、「巨人三部作」*1。
読み始めてしまえばそう簡単には止められないくらい面白いのはわかっているわけで、並行して他の本を読みつつも*2、ついついこっちに手が伸びる。最初の翻訳が出てからほぼ30年がたっているとは思えないくらい古びてない*3。やはり傑作中の傑作だねぇ、この3冊は。
もっとも学生だった当時とは違って、目に付くものもいろいろ違っているわけで、古典を読み返す面白さもまた発見だった。なかでも「巨人たちの星」にはホーガンが後年傾倒する「社会科学SF」の萌芽(というかそのまんま?)があって、ああ、もしかすると最初からこっちがやりたかったのかもねぇ、向いてなかったけど……などと思ったりした。初めて読んだときはそんなこと気にもならなかったのにね。でもまぁ「SFは"人間"は描かないかも知れないが"人類"は描く」の王道を行く、骨太でホンモノのSFであることに変わりはない。
「もう絶版なんだろうなぁ」と思って本屋を覗いたら平積みになっていた。追悼の意味かどうかわからないけど、増刷になっているみたいだ。変な萌え系に走らず当時のままの表紙もいいですな。もちろんAmazonでも新品が買える。
星を継ぐもの (創元SF文庫) (創元推理文庫 663ー1)
東京創元社
¥93
◆ さく [タバコについては「渚にて」を読んだ時に同じような印象を持ちました。]
2011-12-20(火)
■ 著作権的GoodニュースとBadニュース
今日は著作権がらみで良いニュースと悪いニュースが両方あった日だった。
【Good】 Winny開発者 無罪確定へ
最高裁までいったWinny裁判が、ようやく無罪確定。こうなることは確信していたけど、やっぱり長くかかったなぁ。司法にも良識というか常識が残っていることを確認できたという意味でも良かったし、ソフトウェア開発者にとっての安心材料がひとつ増えた。金子さん、本当にお疲れ様でした。
【Bad】 「自炊」代行2社にスキャン差し止め要求 東野圭吾さんら作家が提訴
個人的には断裁後の「紙」をきちんと処分する業者を選んでいるから流出なんてしないし、結果として残るのはPDFのみなのだから複製ではない(データ変換ないし「移動」)だと解釈しているから違法性はないと考えているけれど、こんなの法解釈次第でどうにでもなることも理解しているので、変な判例がつかないといいなぁと思う。まぁ、結果が出るまでしばらくかかるだろうから、それまでに蔵書を全部電子化するまでですわ。残念なことに(というか幸運なことに?)、ここに上がっている作家の本は1冊も持ってなくて、腹いせにブックオフに売っぱらうこともできないのだけど。
この手の話で「自炊をしているのは本の置き場に困るようなロイヤルカスタマなのに、それを盗人呼ばわりするなんて」という批判がよく出るけど、今回の報道を見ていて、この作家たちにとってそういう人たちはたぶん客じゃないのだろうなぁと思うようになった。顔ぶれを見ればわかるけど、それなりに実績のある年寄りばかり。ようするに出せばそこそこ売れるのがわかっているわけで、たとえロイヤルカスタマが見限ってもそれ以外のライトな読者にさえ本が売れればそれで良いのだろう。で、作家に忠誠など誓わないライトな読者にとって本は安ければ安いほどいいわけで、電子データが(違法に)ダウンロードできてしまえば本に金など出してはくれない。ゆえに電子化を目の敵にする。
だったらちゃんと金を払ってくれる読者を育ててプレミアな価値を売ろう……と考えるのが「なんでも無料化時代」のビジネス手法なわけだが(参考:「ケビン・ケリー著作選集」)、彼らはそういう方向を目指すにはおそらく歳を取りすぎている。ゆえに古い手法、つまりライトな読者に多量で安価な「モノ」をすばやく売るしかない。彼らは、DRMのかかっていない事実上「無料」の音楽CDに付加価値をつけて、一人に何枚も買わせてしまうビジネスモデル考えついた秋元康のような才覚を持ちあわせていないだけなのだ。そう考えるとなんだか気の毒になってくるね。
もっとも、そういう旧弊な人たちのせいで電子書籍が不自由なものになるのは耐えがたいよなぁ。『ユーザー個人が電子化する行為は私的複製として「認められる余地がある」』という発言や、浅田次郎の発言をみるかぎり、彼らは本を売っているのではなく、「本を読む権利を販売している」つもりでいるらしい。つまりライセンスモデルを導入したがっている(たとえ紙の書籍であっても)。で、実際のところ日本の電子書籍はそういう方向に突き進んでおり、現状、多くの電子書籍において読者が「購入」した書籍の寿命は書店の寿命と同一である。それは「自分の家の本棚」におさめられる「本」ではない、単なる「貸本」ではないか。そんな「貸本」に「尊厳」とやらが存在するとは思えないのだが。
2012-12-20(木)
■ ふわふわの泉 (ハヤカワ文庫 JA ノ 3-12)(野尻 抱介)
傑作と名高いのに長らく入手困難だったファミ通文庫版にかわり、ようやくハヤカワJAに入ったというので、喜び勇んで入手した(そして半年積んだ←ダメダメ)。
「ダイヤモンドより硬いのに空気より軽い物質の話」という予備知識だけあって未読だったので、なんとなくプロジェクトX的な話を想像していたら、件の物質は序盤であっさり量産されて、そのあとはそれに伴う世界の変容の方に軸足が移る。そうか、そりゃそうだ、それがSFというものだ。発表時期は前後するものの舞台装置は「南極点のピアピア動画」と共通点があって、いろんな意味で野尻ワールドを満喫。
もっとも、化学バカともいうべき発明者の泉に、みょうに経営センスがありすぎるのが不自然でリアリティに欠けるなーと思いながら読んでいたのだけど、泉と昶と似たような組み合わせで大成功したある日本の企業のことが思い浮かんでからは気にならなくなった。本田技研のビジョン担当・本田宗一郎と、経営担当・藤沢武夫のことである。本田&藤沢のタッグに「ふわふわ」を与えたら、そりゃこんな未来になるよな!
ふわふわの泉 (ハヤカワ文庫 JA ノ 3-12)
早川書房
¥660
2014-12-20(土)
■ ひさびさの検査入院
(カルテによると)5年ぶりに検査入院。日記に記録がないな、はて?
前回から錠剤タイプの薬を使ってもらうことにしたので、検査前はそんなに苦しくなくなったのが良かった。前回は追加料金が必要だった錠剤も今回は規定料金内で使えるようになったようで、だったらこっちがデフォルトでいいじゃんと思ったが、担当の看護師さんによると水薬と錠剤を選ぶ人は半々らしい。あのつらい水薬を選ぶ人がいるとはね……。
そんなこんなで検査自体は順調に終わったのだけど、検査中に打たれた痛み止めの副作用が出て、夜になっても吐き気がする……と正直に訴えたら、泊まっていけということになってしまった。日帰りで済ますつもりだったのに、まさかの一泊入院に。とほほ。
2015-12-20(日)
■ バッグ買い替え
通勤用のACE GENEのバッグがくたびれてきたので買い換えた。前回の買い替えから7年半くらいか。もっと使ってると思ってたけど、まぁじゅうぶん長持ちだなぁ。
TUMIをはじめとしたナイロン系のバッグは表面のテクスチャがテラテラしていて好きになれないのだけど、かといって毎日毎日持ち歩くものを革のような重い素材にしたくはないしなぁ……と思案しつつ選んでいたら、またACE GENEになってしまった。いままで使っていたヤツの後継モデル48171(今回はパーマリンクがあった)。ナイロン系だけどぎりぎりでテラテラしてない。
とはいえ、先代は各所にチタンを使うなど男の子が好きそうな「軽量化アピール」が入っていたけど、現行モデルにはそういうこだわりをあまり感じられないのは残念だ。実際には100g近く軽量化されてるようだけど、そりゃ樹脂を使えば軽くなるよな。ファスナーも開閉音が目立つ。あと、旧モデルの方がエッジが立っていて自立しやすいし、ヘタりにくい気がする。まるで軽量化をすすめすぎて居住性が犠牲になってしまったスポーツカーみたい。つまり旧モデルの方が気に入ってるということなんだけど、もう売ってないんだからしょうがない。
2016-12-20(火)
■ 六本木まで自転車で飲み会へ
今日は職場の忘年会で、場所は六本木ということなので、これ幸いと自転車で行った(というメモ的日記)。
六本木だと15分程度なので、飲み会前の腹ごなしにはちょうどいい。今日は手袋を忘れてしまったのだけど、日中暖かかったのでとくに問題なかった。とはいえ、こういうことがないように手袋はかならずバッグに入れておかねば。
職場近くから六本木ヒルズへのルートだと、溜池交差点から首都高沿いに南西に向かうように走るんだけど、谷町JCTの下をじょうずにくぐる方法がわからない。もちろん車両として堂々と車道を走るのが正解だけど怖いし。
今回はしばらく環状線沿いに走っててきとうなところで道を渡ってUターン、もどりつつ元ルートに戻るという、まどろっこしい方法をとってしまった。あらかじめ道を渡って、右側の歩道を走るようにするのがベストプラクティスなんだろうか。それもまた釈然としないけどなぁ。
◆ なかだ [kill $!では。 ツッコミ自体は別になんともなくできましたが。]
◆ skamio [$!は man bashの "Special Parameters"(jmanなら 特殊パラメータ)の項ですな。 !..]
◆ zoe [あれ??いつのまにやらあっぷしてる。。]
◆ きた [Pluginの中で先月の@diariesにアクセスできないものでしょうか? そうすれば先月分にさかのぼってtitle..]
◆ はんばあぐ [Hysteric Programmer日記管理人です。捕獲してくださりありがとうございます。 きっと爆発しますよ。こ..]
◆ でんすけ [ぬぬ、たださんって横浜方面の方なのねん。]