2003-05-01(木) [長年日記]
■ 筥崎宮
こま犬を撮りすぎて、デジカメのメモリが尽きた。
■ 天神
土産を買うために降りたのに、何も買わず。あ、すっかり好物になった梅ヶ枝餅はGET(笑)。
■ 羽田
ラーメンを食べそこねたことに気付く。
2003-05-02(金) [長年日記]
■ 新型iPod
留守にしている間に出てしまったか。まぁ、うちの10GB版はまだ半分しか埋まってないから、特に焦る必要もない。USB2.0なマシンもないし。プレイリストを本体で作れるようになったのはいいかな。
iPodのリモコンがなってないのは、Appleの「iPodは本体で操作してくれ」というメッセージだと理解している。リモコンは「欲しい欲しい」という声があるからしかたなく付けてやったというシロモノに違いないのである(笑)。
というわけで、iPodはキャリングケースにも入れずに(付属のケースが「なってない」のも同様な理由である)、裸で持ち歩くのが正しい姿であり、片手で持って親指だけで操作するためにホイールの周辺にボタンが配置されている……はずだったのに、新型は配置を変えてしまったのか。
これはボタンをタッチセンス式にするという手段が目的になってしまった感があるなぁ。Appleらしくもない。ここまでやるなら防水という方向を目指して欲しいもんだよ。
■ パラボラ・ファン
Wikiの方に作ってあるパラボラ・アンテナのサイトに、久しぶりに反応があった。生きているパラボラファンのページはとても少ないので、貴重な同好の士である。どれくらい少ないって、こま犬のサイトが多く思えるほどである(←よくわからん比較だが)。google:パラボラでも、うちの弱小ページが3番目にひっかかるほどだ、の方がわかりやすいか。
で、この人、まだ21歳だそうだ。これからモリモリとパラボラ道に精進して欲しいものである。
◆ yomoyomo [パラボラな音楽ですが、 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000..]
◆ ただただし [うお、こりゃカッコイイ!! ……って、yomoyomoさんとあろう方が、なぜ直接Wikiの方を書き換えないのでしょう..]
◆ yomoyomo [……あっ!(しばらく笑いが止まらない)]
◆ パラボラファンのsemikireさん [試聴してきました〜なかなか懐かしい感じの音でした。 それにしても、googleで検索したら3番目のサイトに何故今まで..]
◆ 髭。 [はじめまして。iPod、全く同感だったのでコメント残したりして。]
2003-05-03(土) [長年日記]
■ 連休恒例
ホットカーペット&ストーブ片付け→床磨き。へとへと。
■ 第二tDiary.Net
極秘プロジェクトだった第二tDiary.Netを徐々に運用へ。現時点で、いくつかの人柱日記を移転している。現状はαテストってところ?
◆ ふ [楽しみです(^^) < 第二tDiary.Net]
2003-05-04(日) [長年日記]
■ カーオーディオ
そろそろ9年(以前10年と書いたのは間違い)になるCIVICのオーディオ、音が出なくなってしまった。右のスピーカーは前から雨の日に鳴りが悪くなっていたんだけど、最近は左がビビってしまって聞くに耐えない。
たぶんスピーカーの寿命だと思うんだけど(開けてみたら表面がカビてるしさ[笑])、替えてみたら原因は別のトコロにあったなんてことになったら面白くないし、どうすっかなぁ。
■ HTTP_HOST
HTTP_HOSTって、ポート番号込みだったんか!! 知らんかったよ。
TrackBackの方はkitajがすでに直してくれたようなので、他のプラグインでも使っていたもの(といってもBlogKitのwhatsnew-listだけ)については修正。
追記: たしかにねぇ。HTTP 1.0の場合はそもそもない可能性が高いわけだし。wgetはたしか、指定しないとHostを付けてくれなかった。やっぱPluginクラスがちゃんとこういう情報を生成してあげないといかんな。
■ カーオーディオ(2)
左右のスピーカーを入れ替えれみればスピーカー自身が原因かどうか判明することに気づいたので(気づくのが遅い)、やってみた。結果、少なくともスピーカーに問題があることはわかった(が、他にも問題はありそうでもある)。
というわけで、オートバックスに走って、KENWOODの2万円くらいのを買ってきて付け替え。やっと音が出るようになった。しかもショボい純正に比べて、格段の音質UP。右の鳴りは相変わらず悪いけど、時間がたつと正常になるし(笑)、これなら許容範囲か。
はー、しかし、ハードウェアいじりは疲れる。向いてないんだよなぁ、おれ。
2003-05-05(月) [長年日記]
◆ おが [去年、札幌を厚別に応援しに言ったとき(いや、私はサポーターというわけではなくて、友だちが熱狂的なサポーターなんですけ..]
2003-05-06(火) [長年日記]
■ 今日から仕事
出社してまずやったのはBecky!のバージョンアップ。かなりヤバいセキュリティホールだから、早めにあげとかないと。って、あれだけ自宅にいたのにLibrettoの方をあげ忘れているではないか……。
■ RFIDその後
ニュースサイトあたりからリンクされてもほんの2、3日でアクセスが収束するものだけど、RFID反応リンク集からのアクセスはいっこうに減らない。本当にアレが「いまさら」な文章なのだとしたら、こんなに興味を持たれるはずはないと思うんだが。
そもそもちゃんと「手を打って」いて「先まで考えてる」はずの事業者サイドの人間が、実はなんにも考えてなかった(あるいは見てみぬふり?)という恐ろしい実態が明らかになっちゃったんだから、森山さんの立脚点はすでに崩壊していると思うのだけど。つーか、そういう危険性をちゃんと指摘するのは研究者だけじゃなく、ジャーナリストの使命でもあるんじゃないかしらん?
追記: 高木氏、ついにはてなで日記を始める。
■ tDiary
またもや「ありえない時間」にコミってしまいました……。いや、ちょっと待ち時間が発生したもんで(誰に言い訳しているのか?)。
■ ProjectX: ハレー彗星に突入せよ
ぎゃぁぁぁ。まさか臼田64mの話をやるとは思わなかった〜。撮り損ねだ〜。パラボラ萌え者として一生の不覚。再放送を撮って、DVDに焼いてくれ〜 >houkou
2003-05-07(水) [長年日記]
■ 影響力
自分の書いたコードが、自分の見ていないところで人に影響を与えているということに、少し恐怖を覚えている。いや、だから読むなというわけではなく、どんどん読んで欲しいから公開しているんだけど。
この恐怖感、自分はまっとうな情報科学教育を受けていないという劣等感から来ているのは間違いない。大学の専攻は物理で、計算機はまったく使わない実験系、おまけにFORTRANの単位はパンチカードがいやで取らなかった(笑)。研究室の先輩にそそのかされてPascalとCでプログラミングを始めたものの、彼にコードを読んでもらったことはないし、その後もずーっと独学だ。
この仕事についてからも、会社の先輩にとっても未知のOS/2やWindowsがターゲットと来ては誰も教えてくれないし、唯一の教科書はやっぱりフリーソフトウェアだった……と言っても、参考にしていたのはそれなりにちゃんと教育を受けていた人たちのコードばかりだった(はず)なんだけど。
そんなおれの書いたコードが、今になって別の人に影響を与えてしまうというのは、こそばゆいを通り越して、やっぱり怖いよなぁ、と思えてしかたがないのである。本当なら読んでいる人のそばについて、「あ、そこは手抜きだから」とか「そこはちょっと自信がないんだよなー」とか、いちいち注釈をつけたい!!
それができない以上、あなたの読んでるそのコード、無学ゆえの致命的な間違いがどこに入っているかわからないってことを、ちゃんとわかって読んでよね。と、今のうちに断っておこう。(笑)
■ なつのロケット (Jets comics)(あさり よしとお)
Amazonのセールで買った1万円分の本のうち、コミックスから片付け始めている。といっても、3冊ともあさりよしとお作品だが。
中でも小学生が夏休みに人工衛星を打ち上げてしまうという『なつのロケット』は(ちょっと前の作品だが)ホントに名作である。元ネタになった川端裕人の小説『夏のロケット』もいええ話なんだけど、こっちは主人公が小学生だかんね。「ありえねー」と思いつつも、ぐいぐい読まされてしまい、最後には「ありかも」と思ってしまう。
一緒に買ってやっと全巻揃った『まんがサイエンスVII』『まんがサイエンスVIII』も期待にたがわぬ出来で満足。こういうのを読める小学5年生は幸せだよ(って前にも書いたな)。このシリーズ、バラバラの短編をよせ集めた巻よりも、テーマを絞ってストーリー仕立てになっている巻の方が楽しい。特にロケットを作る話の『II』と、今回買ったロボットネタの『VIII』はマジで泣ける。
◆ woods [いちおう情報系な学部/学科を出てますけど、やっぱり大した教育は受けてなかったりするんで、「フリーソフトウェアのソース..]
◆ projectd@浜松 [意外な共通点を発見してシマッタ(^-^; < 大学の専攻は物理。 そうか、だから能書きが多いのか?(大嘘)]
◆ ただただし [いや、おれは「能書きはいらん、動けば良い」の実験系物理だから(笑)]
◆ jouno [http://www.fukkan.com/vote.php3?no=9882 ラジオマン好きだったんですが、復刊難..]
◆ ただただし [それより、Amazonからずーっと「細腕三畳紀」を薦められてるんだけど、買うべきかしらん?]
◆ woods [うーん, 他のあさり作品よりはおすすめではないと思います. ま, それなりには面白いんですが. ]
2003-05-08(木) [長年日記]
■ 日経Linux 2003/6
それはもう、あちこちの日記で取り上げられていたので存じておりまする。
それより、今日発売の日経Linux、国産フリーソフトウェア特集ってことでtDiaryも載っている……のはいいんだが、「ただたかし」って誰やねん!!(笑)
■ s/WikiFarm/HikiFarm/
「おれが欲しいのはWikiFarmだ!」ということでKoBitを改造したのはいいものの、肝心のWikiEngine部分がおざなりで、いつまでたっても使い物にならないので(人ごとのような言い方)、ちっとも使いやすいWikiサイトを持てない。
仕方がないので、当面は安直な方法をとることにした。既存のWikiEngineにWikiFarmの皮をかぶせてしまおうというわけだ。で、複数のWikiサイトを簡単に運営できるというポイントで、Hikiの開発版(0.5.x)を選択。
新たに書いたCGIは単純で、入力された名前のディレクトリを掘って、index.cgiとhikiconf.rb、データディレクトリを整備するだけのシロモノ。で、ディレクトリの一覧を出すという。これだけで欲しかったものができちゃうんだから、安いものだ。
というわけで、おれのホームページをHikiFarm化(ページの下の方)。
2003-05-09(金) [長年日記]
■ Web日記システムの欠点はtitle要素の扱いだ
title要素が意味を持ち得ないのは「Web日記システム」の欠点と言うよりも、「日記」というメディアそのものの特質なのではないかと思う。以前、blog論争の時に、日記は人に従属して、blogはトピックに従属するといったようなことを書いたけど、人に従属するならtitleには人名か日記名だけ入っていれば事足りるのである。時系列に沿って読み続け、その日記を書いている人の人となりを知る……という行為が「日記読み」であり、特定のトピックをピンポイントで指すことは(ましてbookmarkするなんてことは)、邪道なのである。
#なんて書くと段落アンカーを否定してしまうな。だはは。
ま、冗談はさておき、トピックベースにすればtitleを入れるのは難しくない。tDiary + BlogKitだと個々のページのtitleにはちゃんとそのトピックのタイトルが入る。日記じゃないけどruby-lang.orgやこま犬ライブラリを参照。1日1トピックしか書かず、それがちゃんと独立した内容を持っていれば、title要素のちゃんと入った日記システムは作れるのである。
じゃあなんでそうしないかと言えば、やっぱり日記ってそういうものじゃないんだろう、ということを逆に説明していることにならないか。きゅさんが日記以外のコンテンツを捨てられないというのは、そのコンテンツが日記にふさわしくないというだけのことで、日記システムの問題ではない。別になんでもかんでも日記に書かなければいけないというものでもないし。
つーか、きゅさんのスタイルはまさしくblogだと思うのだけど。MTでも使ってみてはどうでしょうね(MTかよ)。その時はぜひ、字は大きめで。
■ 奇妙な味?
いま読んでるSFマガジン6月号、「スプロール・フィクション特集」なんだけど、 これって1980年代に日本で大量生産された「奇妙な味」と呼ばれたジャンルと どう違うんだ?
スプロール・フィクションという呼び方も「スリップストリーム」の言い直しらしいし、 最近はこうやって古い酒を新しい皮袋に入れてごまかさないと、なかなか本が売れないのかも知れないけど、 おれとしては、古い皮袋でいいからちゃんとしたSFを飲みたいよ。
■ Kondara-1.2errata
インターネットに直接接続している Kondara-1.X なマシンはもうないので、更新パッケージは少なります。
あぁ、ついにこの時が。いや、いつまでもSushiとかAyakaを使っているおれが悪いんだけどさ。
職場のLinuxマシン、そろそろ入れ替えるべきだよなぁ。しかし、明日は我が身、略してAsumi(意味不明)にするのも今さらだし、他のディストロも決定版がないし。くー。
■ ProjectX再放送
5月11日(日)は「誕生!人の目を持つ夢のカメラ 〜オートフォーカス・14年目の逆転〜」を放送します。
よりによっておれが待ってる「ハレー彗星」の再放送をすっ飛ばすとは。喧嘩売ってますか(泣) >NHK
2003-05-10(土) [長年日記]
■ カブ
かみさんが平塚に出かけてしまったので、久々にカブを引っ張り出して整備。最近、ホントに乗ってないな。
エンジンはちゃんとかかったので、しばらくウォーミングアップしてからその他の部分をチェックしていたら、ウィンカーが左右ともに点かない。ライトとストップランプは点いているのに。ニュートラルランプもついていないようだ。バッテリーレス仕様なので気づかなかった。
出かける準備万端だったのに水を差されたな。しかたなくエンジンを止めてサイドカバーを開けてみたけど、別にヒューズは切れてない。そりゃそうだ、ライトはちゃんと点いてるし。
で、もう一度エンジンを掛けたら今度は点いた。変なの。そして今度こそと思って発進すると、また消える!! くそー、とエンジンを止めようとしたら、一瞬ニュートラルが点いた。なんだよ、メインスイッチの接触不良か!? そんなのどうやって直せばいいんだ。
……まぁいいか。しばらくガチャガチャやったら問題なく点くようになったし(←こればっか)。もう買ってから15年か? そろそろあちこちガタが来てるなぁ。
■ hiki:HikiFarm
いちおう公開しておく。「作り方」には多分にウソが含まれている可能性大(汗)。
2003-05-11(日) [長年日記]
■ 母の日
実家に顔出し。プレゼントは有田の陶器市で確保済み:-)
■ hiki:HikiFarm(2)
某所にて:
<kaz> HikiFarmFarm ってのはどう?>sho <kaz> つまり、レンタル HikiFarm <sho> HikiFarmを1個つくって「好きにすれ」ってやればいいデショ <kaz> ん? <kaz> ちとわからない... <sho> Wikiでは誰もが好きなページを作っていいように <sho> HikiFarmでは誰でも好きなWikiサイトを作っていいんだよ <sho> だからHikiFarmが複数ある必要はない <kaz> つまり、レンタル tdiary みたいなモデルを考えたときに <kaz> sho.hikifarm.net っていう HikiFarm があったり <kaz> kazuhiko.hikifarm.net っていう HikiFarm があったり <kaz> って言う気分なんだけど、 <kourin> hikifarm.net 自体がHikiFarm <sho> そういう「自分だけのWiki」みたいな概念自体が、 Wikiにはそぐわないと思わない?(笑) <kaz> まあそうともいう。 <kaz> たしかに。そうだな。 <kourin> 個々人のはその下にあるHiki <sho> Wikiの単位は「目的別」であるべきで <sho> 「所有者別」ではないだろう <kaz> やっと理解できました。 <sho> 「だれそれのWiki」という概念はナンセンスだとおれは思うのだ <sho> だからHikiFarmのページは自分のWikiじゃなくて本家に作った <kaz> よくわかりました。m(_ _)m <sho> このログをそのまま日記に貼っておこう(笑)
2003-05-12(月) [長年日記]
■ Wikiページの「所有」
Wikiに書くという行為は、「自己顕示欲」と「奉仕精神」のせめぎ合いだ。
「自己顕示欲」というとあまり良いイメージを抱かないかも知れないが、フリーソフトウェア開発の原動力は実質的にコレなので、否定するわけにはいかない。Wikiに新しいページを起こして「これはおれが書いたんだ!」と主張するためのシルシをつけたくなる気持ちはとてもよくわかる。「自己主張するな」「名前を書くな」なんて言われたら、わざわざ記事を書こうなんてモチベーションはわかないかも知れない。
しかし、そうやって誕生してしまった署名入りのWikiページを修正するのは、とても心理的ハードルが高い。例えばRFIDリンク集は、当初yomoyomoさんによって起こされ、署名がされていた。その後署名は本人によって消されたようだが、あれを時系列に並べ換えるときに「あのyomoyomoさんが作ったフォーマットを変える」という行為に対して、かなり障壁の高さを感じたものである。あれは、誰が作ったか知らなければ、もっと早くに時系列順に並べ換えていたと思う。
……そして、件の小人さんの正体をみずから明らかにすることで、また別の障壁を作ってしまっているわけだ。ダメダメ(笑)。まぁ、かように「自己顕示欲」というのはコントロールしづらいものであるという実例:-)
一方「奉仕精神」と言うと、こんどは胡散臭さがただよってくる。駅前で署名や募金を求めてくる人たちが思い浮かんでしまう。
しかし、少なくともWiki上で発揮される奉仕精神は「情けは人のためならず」と同レベルで、最終的には自分のためだ。自分が持っている情報を開示することで、人から新たな情報を引き出す手段だと考えれば、胡散臭さはだいぶ和らぐ。自分が種まきや水やりに参加すれば、得られる果実がより大きくなる(しかも情報の果実は何人で分け合っても減らないのである)。これがWikiへの参加のモチベーションの最たるものだ。
しかし、どんなに立派な奉仕精神の持ち主でも、他人の家の木にまで水をやる人は少ない。オープンソースプロジェクトは実際、この手のじつに少数の人々によって支えられているのだが、歴史あるフリーソフトウェア文化と、特殊な技能を持つ人々の連帯感によって成立している(のだと思う)。だが、ちょっとした訪問者にも水やりを奨励し、ひたすら敷居を下げることを命題にするWikiの場合、ページの所有権を主張するのは致命的だ。その木が大きく育つことは稀だろう。
ということで、Wikiに何か書く時は、自己顕示欲のほとばしりをちょっと抑えて、少しばかり奉仕精神を発揮した方が、のちに手にする果実は大きくなる可能性が高い。これは一種の経済だ。値段を下げれば売れ行きが伸びるのと似たような話である。
■ Wikiページの「所有」(2)
上の話はもちろん、むとうさんのWebsite構築ツールとしてのWikiを読んでから書いたものである。tDiary-usersでの議論にはあえて参加しなかったけど、あそこで非常に署名にこだわるむとうさんを見て、かねがね「もったいないなぁ」と思っていたので文章化してみたわけだ。Wikiで署名をするという行為は、フィードバックのチャンスをみすみす逃しているに等しいと思うからである。
だからといって、CMSとしてWikiを使うことを否定するわけではない。ツールはツール、好きなように使えば良い。基本的に署名をしないという方針は、「誰でも書けるコラボレーションサイト」である場合には有効だが、「私個人のホームページ」にまで適用するのは行きすぎかも知れない。
十分に発達したWikiサイトの面白さは、個人としての「個」が消えてしまう一方で、サイト全体としての「個」が現れてくるところにあると思う。SF的に言えば、そのサイトがある種の集合知性を持っているかのような状態だ。コイツは更新が止まると死んでしまうので、とても危うい知性だと思う。うっかりしていると、こういう新しい知性の発現を見逃してしまうかもしれない。それは(SF者の一人として[笑])とても残念なので、おれは今日も、小人さんとして暗躍するのである。
■ 蛇足
こういう考え方って、共産主義っぽくて受け入れられない人は少なくないだろうな。
ところで、むとうさんの記事で気になったのは「一体誰が運営しているWikiにその情報を登録するか」というところだ。コンテンツを「書く個人」から見れば、なるほど、自分の書いたものは自分のトコロに置くことで、保全をはかれるように思える。
でも「読む側」から見ると、「趣味の個人サイト」と「プロジェクトとして複数の人が運営しているサイト」では、後者にある方が安心だと思う。だって、個人サイトはその人が飽きたら、ある日突然消えてしまうかも知れない。実際、そういうサイトはたくさん見てきたし、自身でも自分のサイトがそういうハメに陥る可能性に怯える日々だ。だから、むとうさんの有用な情報は、できればこのままtDiary-usersに残っていて欲しいなぁ、と思うのだが:-)
◆ yomoyomo [時系列化されたのはやはりたださんでしたか。僕も自分のクレジットが残っていては制約ができると判断して署名を外して大正解..]
◆ koyasu [Wikiの情報は分散させると更新などの同期が自動では出来ないので,同じ事柄に関する複数の情報が飛び交ってしまいません..]
◆ woods [最終更新時刻を見ればどっちが新しいかは判断できるでしょうから複数あってもあまり問題はないんじゃないかと思います。 ど..]
◆ ただただし [「どっちも新しい」という可能性を忘れてはいけません:-)]
◆ 名無しさん [えーと、コ○ダラってのもありましたが<ある日突然消えてしまうプロジェクト]
◆ TrackBack [http://xyzzy.s53.xrea.com/wiki/index.php?Wiki%A4%CE%BB%C8%..]
2003-05-13(火) [長年日記]
■ ふと気がつくと
菊名でした。小机までは記憶があったんだけどなー。ちょほー。ただし、辛うじて遅刻は回避。
■ Wikiページの「所有」(3)
昨日のには、けっこう肯定的な反応が多くてオドロキ。
自分が作ったモノを、自分の管理下に置いておきたいとか、名前を残しておきたいという欲求は、マズローの古典的なアレで言えば社会的欲求の上位の段階にあたる。人間の活動の中でもだいぶ高尚な部類の話である。昨日は「自己顕示欲」と書いたけど、ようするにそういうことだ。
Web上で創造的な活動をしている人たちの多くは、生理的欲求は十分に満たされた上で社会的欲求を満たすことを求めているわけだから、それを「捨てちまえ」と言うWikiの考え方はかなり乱暴で、不安を呼び起こすはずだ。「おれにはついて行けねー」と感じる方が普通である。
が、そうであるがゆえに、Wikiは「知に対する冒険」である、と主張したい。生理的欲求に逆らう行為(ホラー映画を見るとか、ロッククライミングをするとか)が興奮するように、社会的欲求に逆らう行為もエキサイティングかも知れないではないか。つーか、おれの中では、Wikiはすでに「便利な道具」じゃなくて「エンターテイメント」になってるし。
あ、そうか。「奉仕精神」とか書かないで「エンターテイメント」って書けばよかったのかも知れない。ぜんぜん意味違うけど(笑)。
■ hiki:HikiFarm(3)
たけうちさんが更新通知メールのFromとToを別々に設定可能にしてくれたので、Toの方を「Wiki名@spc.quickml.com」にした。これで、うちのサイトに設置してあるWikiの更新情報は、誰でもメールで受信できることになった。
これは昨日のツッコミで話題にあがっていた、Wikiのバックアップ/分散/冗長化に対する方策のひとつであるし、同時に管理者の存在をうやむやにして楽をするためのトライでもある:-)
2003-05-14(水) [長年日記]
■ メルコ、「バッファロー」に社名変更
やっぱ、melco.co.jpが自分のじゃないことに耐えられなかったのかしら……と思ってアクセスしてみたら、今までmelco.co.jpを持ってた三菱電機はmitsubishielectric.co.jpに引越し中らしい。
なんだ。じゃあ別に社名変えなくてもええやん。
■ Wikiページの所有(4)
makiさんが引用してくれた『私的所有論』の一節に感動。「快楽」だってよ、くぅ〜。こういうなまめかしい言葉をさらりと使えるとカッコイイよなぁ。なんでもかんでも「エンターテイメント」でひとくくりにするようじゃダメだ。この一文を読めただけでも、おれにとって今回の議論は収穫だね。というわけで、『私的所有論』はウィッシュリスト行き(←そして例によって半年くらい忘れる)。
おれ的にこれで満足してしまったので(笑)、あとは落ち穂拾いと言うか、フォローを少ししてこの件はオシマイ。というか、yomoyomoさんが書いているように、『WikiWay』にはこのあたりの話はいくらでも出てくるのである。読むべし。
たむらさん: 「でもたださんも、CDの参加ミュージシャンや、映画の参加スタッフって必ずチェックすると思うのだけど」……JazzのCDを買うときはミュージシャンをチェックするけど、BaliのガムランのCDには「××村の人々」って書いてあるだけで意味のある情報はほとんどない。でも、クレジットがないからと言って、その音楽性が劣るわけではない。クレジットの価値という観点では、おれにとってフリーソフトウェアのコードはJazzのCDだけど、Wiki上の文書はガムランのCDだ。というのはどうかな?;-)
むとうさん: 「コンテンツ主体という色メガネでオレのこの日記を読んでるとしたら、理解不能なところが結構あるんじゃないかな」……いや、tDiary-users MLの議論を読んでいて、むとうさんがそういうスタンスにいることは理解していたつもり。あそこでの食い違いを「原著者主体 vs コンテンツ主体」という二元論で整理するのはちと無理がある。
一方に「自分のクレジットを絶対に保護したい」という作品があって、他方に「これは所有権を手放してもいいや」という作品があるとする。多くの人にとって、自分の作品は両者の間を適度に分布している。そのうち「手放してもいいや」に近い側の作品が、Wikiに載る。どこまでを無署名でWikiに載せられるかは、人それぞれ、その人の「閾値」があるのだろう(だから二元論ではない)。でも、むとうさんの作品はすべて「保護したい」側に偏っているように見え、それをみんなは「なんか変わってる〜」って思ったんじゃないかと。まぁ、変わってるのは別に悪いことじゃないので、それは別にかまわないんだけど。
2003-05-16(金) [長年日記]
■ 「自分の価値に自信を持て」,元メインフレーム技術者が同世代にエール
以前、仕事で社員の技術スキル向上策を検討中って書いたけど、うちの若手の技術不足は:
- バブル崩壊直後、極端に採用が減った時期があり
- そこに生じた世代ギャップを上の世代が埋めようとしなかった
のが大きな一因だ、ということになった。ようするにメインフレーム世代がオープン世代の教育をサボったということである。「いや、おれ、WindowsとかUNIXはわからないから」とか言って、ぜんぶ若手に任せてしまったせいで、ヘボいコードがあふれるようになってしまったのである。ミッションクリティカル市場は(も?)ノウハウの塊だから、自己流で勉強してもそう簡単に身に付くものではない。やっぱり適切なコーチングが必要だ。
……という状況下で上の記事を読んだのであった。どこも一緒か。
■ PalmDesktop 4.1SP03日本語表示パッチRel.1
houkouによるパッチの新作。
最近のPalmDesktopには「Palm Photos」なんて機能が付いているのか。いまだにVisor Platinumなおかげで、すっかりそのあたりを知らずに過ごしているなぁ。まぁいいんだけど。
■ 納豆コーヒーゼリーサンド
うわー、すげー。ホントに食べたんだ。尊敬。でも、いくら「それほど不味くない」と言われても、自分が食べる気にはならないな、やっぱ(笑)。
■ 第二tDiary.Net βテスト募集
やっと開始。とりあえず最初は20人の狭き門だが。ただし、メールの受付開始は5/17正午なので早まってはいけない:-)
2003-05-17(土) [長年日記]
■ bsfilter
なんだか早起きしてしまったので、前からトライしてみようと思っていたベイジアン・フィルタ(Bayesian Filter、参考)を試してみることにした。使うのは日本語への対応にもトライしているbsfilterにした。
数日前からコレをやるつもりでspamを溜めておいたんだけど、元のメールサーバである程度フィルタしてしまっているせいで、やっと200通というところ。こんな数でいいのか知らん? まぁいいか。
まずはspam用のDBを作成。
% bsfilter -s ~/Maildir/_may_be_spam_/cur/*
続いて、openなせいでspamダダ漏れの某MLと、INBOXに溜めてあるcleanなメールのDBを作成。その他のメールを対象にしないのは、spamが混入しないMLのメールなので、bsfilterをかます前に振り分け済みだからだ。
% bsfilter -c ~/Maildir/cur/* ~/Maildir/.Software/ruby-www-admin/cur/*
#どこが「某」だか。
あとはこれらを元に確率を求める。
% bsfilter -u
これでデータベースが完成。~/.procmailに仕込む。まだDBの自動更新をさせるのは怖いので、-aは付けない。
:0 HB: * ? bsfilter $MAILDIR/._may_be_spam_/
さて、うまくいくかな……?
■ 第二tDiary.Net βテスト募集(3)
ホントに来ないよ(笑)。まいったなー。みんな夜間の重さには辟易してるはずだから、殺到するに違いないと思っていろいろ厳しくしたんだけど、やっぱり過剰だったか。おまけに土曜だし。マーケティングは難しい……。
というわけで、「βテスターとして期待する人」はばっさり消しました。あんまり気にせず、ガンガン応募してくらはい。
◆ たむら [笑たあるよ>脅し それはそうと、高木さんの日記なんか、かなり条件満たすと思うのだが # 安定してないと思ってる ?]
◆ nabeken [この例の通りに動く仕様に変更しようか迷ってます。]
◆ kjana [tdiary が FreeBSD の ports に入るかも? http://home.jp.freebsd.org..]
◆ ただただし [ふふ、すでにtDiary.orgからもdownload可能です。]
◆ yoichi [お。とりあえずつっこみ入れときました。]
◆ はじめ [第二tDiary.Net βテストに興味はあれど、第一のユーザでないため、応募できないという罠。ですた。]
2003-05-18(日) [長年日記]
■ bsfilter(2)
-sと-cで複数ファイルを扱えるようになったもよう。そうそう、今どきのメールボックスはMaildir。となると、1通1ファイルなのは普通ですからな!(根拠なし) というか、-sや-cはオプションという扱いだったのか……。
さて、正しくDBを作り直してからの成績は、通過してしまったspamは5件(ぬぬっ)、spam扱いしてしまった普通のメールは1件(ブブー)。clean.dbはもうちょっと鍛える必要があるな。
しかしあれだね、ベイジアン・フィルタを導入するとみんなspamが来るのが楽しみになると言っているけど、ホントだなぁ。これは新しいレジャーだね。
■ Klipper
デスクトップ環境をKDEに変えた時、デフォルトで入っていた「クリップボードツール」ことKlipperは邪魔で外していたんだけど、使い道を見つけたので復活。
うちのアンテナは、更新時刻を「YYYY-MM-DD HH:MM」の形式で表示しているので、これを選択して以前作ったwopenに引き渡すようにすればいい。今まではこの過程を手作業で行っていたのだ。
というわけで、Klipperの設定ダイアログ、動作タブで
^\d\d\d\d-\d\d-\d\d \d\d:\d\d$
という動作を作成し、そのコマンドに
Eterm -r wopen '%s'
を指定する。これだけで、開きたいサイトの更新時刻を選択すればウィンドウがポップアップしてwopenの実行が選べるようになる。うーん、なかなか便利になったぞ。
2003-05-19(月) [長年日記]
■ bsfilter(3)
職場のメールサーバにも仕込んだ。
どうも、フィルタを擦り抜けてしまうspamの方が多いので(サンプルが200通余りでは少ないのだろう)、そっちの強化を楽できるように、こんなスクリプトを用意した(bsupdate)。
#!/bin/sh for spam in $HOME/Maildir/._spam_/cur/*,; do if [ -f ${spam} ]; then echo ${spam} bsfilter -s ${spam} mv $spam ${spam}S fi done bsfilter -u
Maildir専用。検出されなかったspamは_spam_フォルダに移動して未読状態にしておけば、このスクリプトが走るたびにDBに追加され、既読になる。これをcronで回せばかなり自動的に賢くなってくれる……と思うが、まだしばらくは更新は手動。bsfilterがちゃんと動くたびに「good job!」とか言いたいので(笑)。
2003-05-20(火) [長年日記]
■ 昨日のbsfilter
spam 13通、フィルタ率100%(わお)。誤検出3通。
誤検出のうち2通はいずれも英文。もう1通はAmazonからの広告メール。cleanな英文メールのサンプルが少ないので、英語ならなんでもフィルタしかねない状態らしい。まぁ、これはぼちぼち向上するだろう。それより月曜にspamが少ないのは、アメリカがまだ日曜だからか?
■ RoboStudio販売開始
あの、見ているだけでもひたすらムカつくロボット「PaPeRo」の性格が、他のロボットにまでコピーされるのかと思うと、恐ろしくて夜も眠れません。ロボットに恐怖を感じる人の気持ちがやっとわかったよ!
■ やっぱり足りないデジタル機器の「自明の使い勝手」
ITProの「記者の目」って、今となってはblogそのものだよな。で、たいていは記事そのものより読者のコメントが面白いという。こういうものにこそ、TrackBackを送れるようになって欲しいものだ。
今日の記事へのコメントには「携帯のユーザインタフェースは今のままでも良い」という傾向の意見がけっこうあって、驚くやら呆れるやら。機器側が最初にアクションを起こすユースケースで、選択肢を表示しないインタフェースなんて常識的にダメだろうに。で、投稿者の職業・職種を見てみると、若手技術者っぽい人にその傾向があって、「こういう連中が作ってたら良くならないのは当然か……」と暗澹たる思いに。あ、なんかこれと同じようなコメントもあるし(笑)。
■ ロボカップジャパンオープン2003観戦記
2050年、ロボットチームが人間を破ったとき、55才になった香衣さんは子どもに「最初に対決したのはあたしだったんだよ。あの時は弱かったのにねぇ」って言う資格があるのだ。いいなぁ。
ホントだよ。激しく羨ましい。それにしても進歩の速いこと。まさか2003年にここまで来るとは。2050年まで待つ必要なんてないんじゃないか。
ところで、「2050年に人間のチームを破る」というRobocupの最終目標、「人間対ロボット」という図式はよろしくないので「人間ロボット混成チームでワールドカップに出場(優勝?)する」になったとどこかで読んだんだけどなぁ。Robocupのサイトにも、そんなこと書いてないし、記憶違いか?
■ エコラン
スギヤマさん、今年は出場しないのかぁ。
2003-05-21(水) [長年日記]
■ 昨日のbsfilter
spam数57通、フィルタ率100%、誤検出なし。ぬぉ〜、カンペキだ!!
実は上流のprocmailで弾いていたspamを、spam DBに学習させるために取り込むことにしたので、絶対数は大幅に増えてしまっている(のでチェックが面倒くさい)。まぁ、精度が上がるまではこのセンでいった方が良さそうだ。
■ Wiki: 検索の活用
『WikiWay』にはWikiの検索機能を活用する事例がよく出てきて、検索機能の充実していないWikiには存在価値などないという気分にさせられるんだけど、自分で使っていて「これは便利だ」と思う場面がなかなかなかった。
しかし、こないだ自作PCスペックというサイトを起こして、うちのメンバーのPCスペックを入力してもらったんだけど、これがけっこう検索活用のいい事例になりそうだ。
パーツのメーカー名や製品名のページを作っておけば、そこでタイトルをクリックするだけでそのメーカーや製品を使っている「兄弟PC」が一覧される。相性問題の解決にいいかも知れない。各所有者のページを作っておけば、そこからその人が持ってるPCの一覧が出せる。「なんでおれはこんなに何台も持ってるんだ……」と鬱になれること請け合いである(?)。
2003-05-22(木) [長年日記]
■ 昨日のbsfilter
spam数50通、フィルタ率100%、誤検出5通。
誤検出の5通のうち3通は人間でもspamと見紛うシロモノだったので、これはしかたがないかも知れない。いずれも事前に振り分け可能なので対策しよう。残り2通は、某サイトのWebmasterのメールアドレスを、勝手にMLに登録したボケがいたらしく、その登録通知と(対応した誰かによる)解除通知メール。そもそもこのMLサービス、optinになってないじゃないか。いまどき信じられん。
■ 第二tDiary.Net βテスト募集(6)
やっと10人超。ドキドキさせたり、気づかなかったり……といった事例が発生しているのは、手前の事務処理を減らすために連絡をあまりしないからであります。すまん。
しかしな、18:00現在、第一のCPU loadが7。第二が0.4。引っ越さない方が損だよホント。おれが引っ越したいくらい(笑)。
■ はてなダイアリー研究
えぇと……お笑いパソコン日誌(5/22分)より。
tDiary.Netでは、3ヶ月以上更新のない日記はアンテナから外すようにしているので(更新すれば自動的に復帰する)、「tDiary研究」をする場合にはこういう苦労はしなくていいのである。「重いのをがまんする」という苦労はあるが……。問題は、このアンテナ整理、毎月初旬に手動で行なっているという点だな(笑)。自動化しなくちゃ。
しかしまぁ、1日目だけ何か書いて、そのまま放置する人って、驚くほど多いんだよ、ホント。
◆ mput [SETI@Home でも、1ユニット終わったところでやめちゃう人が大変多いそうです。1ユニットも終わらない人はもっと..]
◆ かずひこ [WikiFarm でも Wiki だけ作ってそのまま放置する人が... (とか?]
◆ e_manon [ぎくぎくぅ>Wiki だけ作ってそのまま放置]
◆ woods [「お笑いパソコン日誌」のリンクがオカシイです。 有料だったら放置するってことはないかもしれないですけどねぇ。]
◆ ただただし [おっと失礼。 まぁ、簡単に登録できすぎるってのはあるだろうなぁ]
◆ けん [2ch Blog http://www.2log.net/ を見ても、 1日書いて放置が多いようです。]
2003-05-23(金) [長年日記]
■ 昨日のbsfilter
spam数55通、フィルタ率100%、誤検出ゼロ。ぱちぱちぱち。
■ 技術系でないブログは増えるのか
どこで見つけたのかも忘れたこの記事、「まーたジャーナリズム幻想を持った日本人bloggerかよ」と思ったら在日マレーシア人だったり、コメントを付けているのがどこかで見た顔ぶれだったり(みんなどこで見つけてくるのやら)、そうかと思うとブログでないはずの「わたし的つぶやき」をぽろっと書いてしまっていたり、なんだか隙があってオモロイ。
やっぱり普通の人は、どんなに力の入ったジャーナリズム系blogをやろうと思っていても、ちょっと油断すると日記になってしまうのだろう。それはそれでいいんじゃないの、と思うんだけど。
本題とは関係ないけど、最近みつけたいわゆる「雑文系」をtDiary+BlogKit(改)で運営しているサイト、鉱雀記。元はMTのパロディとして作ったBlogKitでここまでやってくれると、けっこう嬉しい。
■ OS変えたい病
かみさんがEPSON DirectのPentium4マシンに乗り換えたので、マシン(pcspecs:SPC18)が1台あく予定。Aopenの、なかなか使いやすいミニタワーケースなので、静音電源に入れ替えて、いま使ってるマシン(pcspecs:SPC15)の内臓を移植して使ってやろうと考えている。
が、どうせ移植するならディスクの中身も置き換えて、いっそ違うディストロに乗り換えるというのも手だよなぁ、と思い始める。でも、「これ!」ってのがないんだよな。Debianに転ぶのはなんだか悔しいし(笑)、Gentooはオモロイけどなんでも自前でビルドするとなるともっとパワーが欲しくなる。Momongaはまだリリースされてないし。どれも決め手に欠ける。
いっそFreeBSDにすれば、ディストロに悩むこともなくて幸せか? VJE-Deltaもそのまま使えるし。
■ 技術系でないブログは増えるのか(2)
お気を悪くされたらごめんなさい、Ken Looさん。「在日」って単独で使うと確かに韓国・朝鮮人のことになっちゃうけど、そうでなければ普通に「日本在住の外国人」って意味なので、変な意図ではないです。
「ジャーナリズム幻想……」っていうのは、過去に「Web日記 vs blog」的な論争があったときにいた、一部の浮れた人たちのことを指したもの。この日記を読んでいる人なら自明(だと思う)のであえて説明はしていません。Ken Looさんのblogでjounoさんが示したURLに、その辺の経緯はすべて書かれていますしね。最近は肩の力が抜けたいい感じのblogが増えてきて、好ましいことだと(私は)思っています。
◆ やまだあきら [Debian-BSDというのは動いている人がいたかも? ちょっとはっきりしませんが。そよりもtLinuxを作るとか ..]
◆ ただただし [ツッコミどころ満載、って感じがしますが(笑) >tLinux]
◆ 池田蛇足@鉱雀記 [拙い雑文サイトをご紹介いただいて、ありがとうございます!これからも更新がんばりますです]
◆ 通りすがり [日本におけるオープンソース http://ukai.org/wiliki/wiliki.cgi?%c6%fc%cb%..]
◆ ただただし [アレは5000行超えないと数に入れてもらえないらしいっすよ。 #tDiaryもプラグイン入れれば7000行くらいいく..]
◆ Ken Loo [そん、そんな。気遣わなくてもいいのに(笑)。南国から来たもんで、そんなに真剣には悩みませんから、ご安心を。悩む時間が..]
2003-05-24(土) [長年日記]
■ 宇宙3機関の略称はJAXA
「NASDA」とか「宇宙研」とかの慣れ親しんだ名称ももう使えなくなるんだなぁ。ちょい寂しい。
それにしても、宇宙飛行士をモデル代わりに使うとは贅沢な話だ。ところで、女性のツナギ服姿には萌え要素があると思うんだがどうよ。
■ tDiary: w3mからTrackBack
最近のMTなサイトではTrackBack ping URLを表記していないところもあって、もはや「Bookmarkletを使わないヤツはTrackBackしなくてよろしい」と言われているような気分。tDiary用のBookmarkletもjounoさんによって作成されたりしていて、おれもGaleonに入れてみて「こりゃいいわ」と実感したものなのだが、考えてみるとおれはGaleonやIEでは日記を書かんのだよ。ふつー、w3mだろ。
てことで、この環境でなんとか楽できたらいいなーと考えていたのだが、うえちさんトコでscreenとw3mとrdicというアイデアを見つけ、これを応用できないかと考えた。
……その前に、Asumiのscreen 3.9.10ではevalが使えないので最新の3.9.15に上げねばならんのだよ。AsumiのSPECをちょっといじっただけではダメだったので、相性の良さそうなmomongaのを持ってきて、autoconf周辺をちょっといじったらrpm化できた。よかった。
さて本題。
まず、いま見ているページにTrackBackしたいと思ったら、その場でアクションできなくてはいけない。そこで外部ブラウザに登録するスクリプトを書く。w3mtb。
#!/bin/sh screen -X eval split focus 'select trackback' "exec w3mtb2 '$1'"
これをw3mの外部ブラウザに登録。これで新しいウィンドウを開いて、そこでw3mtb2というスクリプトを実行する。「select trackback」にしてあるので、あらかじめtrackbackという名前のウィンドウを作っておく。
続いてw3mtb2。
#!/bin/sh ping_url=`w3m -dump_source "$1" | \ grep 'trackback:ping=' | \ sed 's/^.*"\(http.*\)".*$/\1/'` w3m "http://sho.tdiary.net/update.rb?plugin_tb_url=${ping_url}" screen -X eval focus only
rdfのパースがいい加減すぎるが、tDiary、b2、MTで動いたからいいや(笑)。3行目は自分の日記の更新用URLに書き換える。これで上半分にTrackBackを送りたいサイト、下半分に更新画面があるので、screenのクリップボード経由で引用も簡単。更新が終わったらw3mを終了すれば、下のウィンドウは自動的に閉じる。
ちなみにw3mが更新画面を開くときに認証が必要だけど、それをパスするにはkitajのトコが参考になる。もうちょっと洗練したいんだけど(スクリプトを1つにしたり)、screenの実行コンテキストをいまいち理解していないのでよくわからない。まぁいいか。
■ tDiary: w3mからTrackBack(2)
うえちさんがさっそく改造してくれたおかげで、ピンと来た。つーわけで、あまり物騒じゃない方法ができたので、Wikiに載せておく→scripts:W3mTb。オプションで動作を切り替えるようにすれば、スクリプト一個にまとめられるかな。まぁ、これはいずれ。
ん? tDiary-usersの方が良かったか?
2003-05-25(日) [長年日記]
■ エグザス
少し背筋痛があるので、軽く500m。なかなか以前の調子に戻らない。
ところで、男子ロッカールームですね毛の手入れをしている人がいたんだけど(しかも普通の電気シェーバー、しかも鼻歌まじり)、最近はそういうのOKなんすか?!
■ 謎の三輪車
近所の家の庭に、黄色い大きな三輪バイクが置いてあって、前から気になっていたので近寄って見てみたら、130万で売ると書いてあった。日本に数台しかないそうだ。
調べてみたらサクマ・エンジニアリングのモモというものらしい。駆動系はビッグスクーターのものをそのまま使っているということか。なかなか面白い。しかし、国産なのに「日本に数台しかない」って書き方はどうよ(笑)。
こういうのやサイドカー、トライクのような乗り物、高速で二人乗りができてしかもヘルメットなしでよかったりして、乗ってみたいよなぁと思う。でもよく考えると、それ以外はバイクと車のデメリットばかりを集めたような乗り物だと気づいて、考え直すのであるが。
◆ shachi [最近、というよりその人のマナーでしょう。マナー躾けられてない動物増えたから。]
2003-05-26(月) [長年日記]
■ 昨日のbsfilter
考えてみたら週末は出社しないんだから、日ごとの統計なんて取れないのであった。しかも週末はビルが停電だったし。自宅環境の統計は面倒でする気しないし。
というわけで、週末たまっていた分は、spam 152通のうちフィルタ率99.98%、誤認識20通。ちょっと成績悪い。つーか、フィルタ率は下がってもいいから、誤認識は減ってもらわんとなぁ。ホワイトリスト強化しかないか?
■ tDiary: 携帯端末モードのジレンマ
そろそろ次の開発ステップに進まないとな(←リリースを言い訳に休むヤツ)。
tDiary-usersのusers:要望リストに「H/PC2000を携帯端末対象から外して欲しい」という要望があがっていて、スレッド化している。最近の(ってH/PC2000はすでに「最近」じゃないか)携帯端末は表示能力がずいぶん向上しているのは知っている。こないだヨドバシでLinuxザウルスに無線LANカードが刺さっていたのでこの日記にアクセスしてみたら、ぜんぜん問題なく表示されちゃったので驚いたものだ。コイツを携帯端末モードのターゲットに入れてないのは単にUA名を知らないからだけど、知ったからと言って無条件に軽量ページを送りつけていいものかどうか悩むのは間違いない。
携帯端末モードがあるのは端末の表示能力が低いからというよりは、通信インフラが悪いからという意図が強い。とくにパケット数や時間で課金される環境でフルスペックのページを送られたらたまらんだろう。通信キャリアごとに対応を決められるのが一番なんだけど、それができないからUAで分けているのだ。自分も、出先でH"をつないだノートからのアクセスは、Sleipnirの設定でUAを「DoCoMo」に変えてから行なっている(感覚的には1/10くらいの転送量になる)。
というわけで、H/PC2000を含めた高性能携帯端末にも、一時的にUAを変更できるブラウザがあればすべて解決なんだけどなー。
2003-05-27(火) [長年日記]
■ 昨日のbsfilter
spam数40(やっぱ週明けは少ない)、フィルタ率100%、誤認識1通(惜しい!)。
nabekenさんから認識率向上策を伝授されたので、あとで試してみるつもり。でも今日は午後から金沢へ飛ばなければならないので、大車輪で仕事を片付ける必要があるのだ。
■ アクアリウムコンピュータ
dokodemo.NET経由。
あらら、こんなことになっていたとは知らなかった。「おしゃれなマイクロサーバ」って、どう考えても市場が狭いもんなぁ。いつかはどれか一台、欲しかったんだけど。
■ 女性にすすめたいプログラム言語
オチがそれかい(笑)。
2003-05-28(水) [長年日記]
■ 金沢
暑いっ!!
■ 金沢(2)
予定よりずいぶん早く仕事が終わってしまったので、金沢の街を歩き回る。というか神社を巡る。やっと加賀名産の「逆立ちこま犬」の実物を発見して感激。ぽっこりしたお腹がかわゆい。他にも、こま犬収集を始めるきっかけになった尾山神社を再訪したり。
しかし、こうやって一泊出張に出ていると、あっと言う間に世の中の流れから遅れてしまうよ。「42件祭」にも、「blogってどうよ祭」もすでに下火だよ。とほほ。明日読もう。
2003-05-29(木) [長年日記]
■ 昨日と一昨日のbsfilter
spam 104通、フィルタ率100%、誤認識3通。
誤認識された3通は普段からよくspamが来るMLなので、-vを付けてみたら確かにメールヘッダばかりがターゲットになっていた。時間を見て対策してみるつもり。
■ 反応リンク集
けっきょく、TrackBackが普及するより前に、Wikiによる人力リンク集がけっこう役立つことが見えてしまって、またTrackBackの有用性にマイナスポイントだなぁ(苦笑)。
きょうはまずblogってどうよ?を見て回ってから、「つぎは42件の話〜」と思って探してみたら、なんと反応リンク集が2つもあるし。う〜む、こんな非効率を見逃していて良いのか。
ってことで、反応リンク集を作るための専用Wikiサイト、反応リンク集のリンク集を作った。とりあえずポータルとして整備しよう。
■ blogってどうよ?(リンク集)
もう祭も終わっちゃった感があるので、感想だけ残しておこっと。
そもそもあれは、HotWiredのblog関連記事のせいで「これからは個人ジャーナリズムの時代だ!」と勘違いしてしまった人たちに、HotWired自身が冷や水をぶっかけて熱気を冷ますための記事なんだろう。本場アメリカのbloggerたちの冷静な視点を知ってもまだ浮れていられるか、ふつー?
おれは主にインタビューを読んで、日米の違いは以下に集約され、それはもはや埋まることはないと思った。そしてそれで問題ないと思う。
- アメリカには9.11があったが、日本にはなかった
- 日本にはmeshとJBAがあったが、アメリカにはなかった
■ 42件騒動(リンク集)
こっちも感想だけ残しておこう。ちなみに、いちばん腹が立ったのは、この程度の文書をわざわざPDFにするオモイカネの悪習(?)だ。読みづらいったらないっつの。
オモイカネの反論(PDF)によれば元の文書(PDF)は顧客説明用の補助資料ということなので、いわばマーケティング資材である。たいていのマーケティング資材には、なんらかの嘘が含まれるのが普通である。だとすれば中身についてあれこれいうのは意味がない。責めるべきは以下の2点ではないか。
1. マーケティング資材を公開しておいたオモイカネの非
恣意的な基準で選ばれたリスト(しょせんマーケティング資材なので恣意的なこと自体に問題はない)を、誰でも読めるところに置いておく必要はない。内容がフリーソフトウェア/オープンソース作者のモチベーションを低下させる可能性を持っているのは明らかなのだから、オモイカネはあくまで内部資料としてこれを使うべきであった。オープンソースで飯を食ってるオモイカネとしては、致命的な判断ミス。
2. マーケティング資材を不用意に使った経済産業省の非
この手の資料は、説明者がちゃんと付いていないと意味がない。オモイカネ的には「日本発のOSSもけっこうあるんですよ」と顧客に説明するのが目的だったのに(だから30件でなく42件にしたと読める)、講演では逆に「42件しかないんですよ!」という文脈で引用されてしまった。/.Jにあった聴講レポートによれば多分に煽り要素があったようだが、あまりに後先を考えなさすぎる。数字が一人歩きする危険性を考慮しなかった講演者にも非がある。
2003-05-30(金) [長年日記]
■ 昨日のbsfilter
spam 46通、フィルタ率100%、誤認識0通。よしよし。
いろいろいじろうと思っているんだが、なかなか時間が取れないな。今日は夕方、早めに退社して日経ソフトウェア創刊5周年記念セミナーに行くのだ。
■ ソースコードの基本的人権
まつもとさんが「フリーソフトウェアは思想だ」と書いたことに対して、「いや、自分はそんなつもりでフリーソフトウェアを書いてないから」的な反応がけっこうあるようだ(5/28の周辺)。「思想」を押しつけられそうな気がして、恐怖を感じているのだろうか?
しかし安心していい。フリーソフトウェアの思想は、作者本人に降りかかるものではないからだ。フリーソフトウェアの思想というのは、いわば「ソースコードに基本的人権を!!」とでも言うべきものだ。そこには作者をどうこうしようという意図などない。あくまで主体はコードだ。
ソースコードの基本的人権とはどういうものかと言えば、おなじみのコレである:
- 自由に子供を作る権利(改変の自由)
- 自由に移動できる権利(配布の自由)
コードは衣食住を要求しないので、このようにたいへん少ない権利で満足する。さらに「家族と一緒に住む権利(著作権保護)」を入れてもいいかも知れない。これに加えてGPLでは、
- 生まれた子供にも同じ人権を与える義務
を課している点がポイントであるが、見ればわかるように「義務」なので評判が悪い。子供からしてみれば権利なので、そんなに不自然ではないはずだが。
独占ソフトウェアは独裁国家の住人と同じで、上記のような基本的人権を認められていない。オープンソースの中にも、権利を制限している場合がある。人権保護団体であるFSFやRMSが独占ソフトウェアを攻撃するのは当然だ。フリーソフトウェアを語る時に、どうしても思想的、政治的な言葉が入ってきてしまうのは、こういう状況があるからだ。
さて。となれば、人権を付与する対象が「人間」でなく「コード」であると言う点さえ気にしなければ(慣れればたいして困難ではない)、フリーソフトウェアに対しても普通に人に接するのと同じように振る舞えるはずである。
■ ColorMatch 5K
色使いが苦手である。tDiaryでもおれが作ったテーマはほとんど単色で(例外はCandyくらい)、たいていはどんな色を組み合わせたらいいのかよくわからない。
で、shinoさんの日記で見つけたこのサイト、主要な色を選ぶだけで、組み合わせ可能で無難な(笑)色を選んでくれる。こりゃ助かる。
追記: 進化系
■ 日経ソフトウェア創刊5周年記念セミナー
会場近くでkitajとばったり会ったので、通路を一緒に歩いていたら、ロビーの椅子に座ってふつーにPCをいじっているまつもとさんを発見。参加者の一人かと思ったよ(汗)。声をかけて自己紹介。パネルの中身はcapsctrldays参照(ってぉぃ)。そして、休憩時間には咳さんを紹介される。うわー、この2人が並ぶと恐縮しちゃうよ。
◆ ほそのひでとも [告白します。デザイン学科出身のくせに私も色は苦手です。]
◆ ただただし [そのツッコミ、なんか違うし!(笑) >Nana]
◆ Yu [お世話になります、tdiary を利用して自宅サーバで日記を書き始めました。 アンテナで捕捉していただけると幸いです..]
◆ ただただし [あれ? とっくに捕捉済みですが?]
◆ ひらまつ [基本的人権まではいいんですけど、GPLだとさらに ・結婚した相手にも同じ権利(と義務)を課す義務 がくっついて来ます..]
◆ ただただし [その義務は「子供にも〜」に入れたつもりなんだけど、もし結婚ネタを入れるなら「同じ自由を持った人としか結婚できない」じ..]
2003-05-31(土) [長年日記]
■ B00008OJPO
mputさんの日記で発売されていたことを知る。4月25日だって!? 一ヶ月も前じゃないか。こういうものを薦めないなんて、Amazonのレコメンデーション・エンジンは何をやってるんだ!!(マジギレ)
つーわけで、ソッコーで1 clickしますた(←怒ってるわりにはAmazonで買ってしまう)。うひょひょ。
■ ドゥームズデイ・ブック(上) (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-4) (ハヤカワ文庫SF)(コニー・ウィリス)
SARS騒ぎ真っただ中のこの時期に文庫化するとは、狙ったのか、早川。
評判によれば「泣ける話」らしく、悪い評価を見たことがないくらいの傑作らしいんだけど、正直言ってシラけた。中世パートは確かにすばらしい。重厚で、悲壮で、迫真だ。これだけだったら確かに泣ける。すばらしい小説。SFではないが。
でも、現代パート、ありゃなんだ? 解説によればギャグ満載のコメディとのことだが、ちっとも笑えない。ホントに面白いですか、これ。むしろ、シリアス極まる中世パートと落差がありすぎて、せっかく盛り上がった熱気を冷ます役目しか持っていない。ない方がマシ。
1992年の執筆ということだから、誰も携帯電話を持っていないとか、インターネットがまったく発達していないのは仕方がないかも知れないが、サイバーパンク以降のSFとしてはちょっと浮き世離れがひど過ぎる。いまから50年も後の世界で、明かな進歩がTV電話とタイムトラベルだけってのはどうよ。脇役もバカばかりで、現代パートだけロビン・クックが書いてるんじゃないかと思ったくらい。
■ 第一が重い
今日は本当にひどい。トラフィックのグラフがこんな感じ。
15時からの2時間とか、21時以降に、急激にトラフィックが低下している。ざっとピーク時の1/3だ。CPU loadはそれほど高くないので、回線状態が悪いのだと考えられる。ちょうど正時に始まるので、隣接する回線で何かが行われているのかも知れない。
なんとかならんものかのぅ。
Before...
◆ yomoyomo [>ラーメンを食べそこねた そりゃねーだろ!!(笑)]
◆ マツオカ [なつかしい>筥崎宮 ここでよく遊びました。 隣の箱崎小通ってました!!!]
◆ なかだ [佐賀白山の幸陽軒が個人的には好きです。極めてこってりしてるので、好き嫌いは分かれると思いますが、呑んだ後向きです。 ..]
◆ reno [今回は赫々たる戦果だったようですね。楽しみです。>こま犬]
◆ 白いヲクサマ [梅ヶ枝餅のすべてがわかるとよ。http://www1.linkclub.or.jp/~yukos/dazaifu/d..]
◆ Yuyang [そがんこつ。うまかーっ。←無理がありますね。]