2003-06-01(日) [長年日記]
■ ポスト○ット
かみさんがもらってきたメモパッドが、何度も貼ったり剥がしたりできるタイプだったので、
あぁ、ポストペットになってんだ
とか言ってしまった。しかも、しばらく気づかないという。
罰としておでこに貼られてしまいました。とほほ。
■ 反応リンク集のリンク集
消そうかと思ってたけど、いつの間にかリンクが増えているのでそのままにしておくことにした。FrontPageにリンクを増やすだけでなく、「この話題の反応リンク集はどこのWikiに作ったらいいんだろう?」と迷ったら、ここに1ページ増やしてくれればよろしいかと。
それにしても「半農林句集」とか変換してしまううちのVJE-Delta、どうもユーザ辞書が腐ってるっぽい。
2003-06-02(月) [長年日記]
■ 先週末のbsfilter
spam 148通中、フィルタ率100%(相変わらずの好成績)、誤認識2通。
誤認識の2通はAmazonの注文確認と、こないだ泊まったホテルからの礼状。こういうのをスパッと見分けてくれると最高なのだが、まだちゃんと分析する暇がないのであった。
■ Wiki: 別名
HikiにページIDとタイトルを別にするという実装が入ったので、試してみている。AliasWikiNameもそうだったけど、やっぱややこしいな、これ。
- リンク元でページIDを指定すべきかタイトルを指定すべきか
- 両者の関係を密にすべきか疎にすべきか
- タイトルの変更を許可すべきか否か
これらをどう組み合わせるとわかりやすいシステムになるのか、なかなか整理できない。やっぱ、日本語を使おうとするなら、IDは自動生成がいちばんいいんじゃないかって気がしてきたよ。でなけりゃ、ページ名に日本語使うの禁止で。
■ WikiFarm
なんか、YukiWikiにWikiFarmなんてページができてるんだけど、リンク先がうちの日記とHikiFarmばっかりだよ!(笑)
他にないのかと思って探してみたけど、TikiはまだFarm化してないし、少なくともFarmっぽいシステムは、日本にはない? 海外にはけっこうあるようだけど。
■ ハードウェア音痴
ゆうべ、用済みになったpcspecs:SPC18を分解してみて、はじめてmicroATXが電源からしてATXと異なっていることを知るおれなのであった。SFXと言うらしい。ががーん。ホント、ハードウェア音痴だな、おれ。そもそもmicroATXであることすら忘れていて、ATXなpcspecs:SPC15の内臓移植をしようとしていたんだから、おめでたい話である(入るわけがない)。
これでSPC18の再利用計画を捨てるのも惜しいので(ケースはけっこう好き)、「じゃあいっそPentium4マシンに仕立てるか!」とか考え始めているのがアレである。となると、こんどはLinuxとXFree86が動くmicroATXなM/Bを探さなくてはいけないのだが、これが面倒で面倒で。とりあえず帰りにヨドバシに寄るけど、さっぱりわからん方にゴールドポイントぜんぶ賭けてもいい。
◆ ksr [Tikiは複数ノードサポートっていう形でひとつのインストールで複数のWikiを経営できるようになってます。TWiki..]
◆ ただただし [えぇ、それは知っています。それをWeb上から誰でも増設できるようになってこそ、Farmが威力を発揮すると思うのです]
◆ kdmsnr [FreeStyleWikiがやろーとしてます。 http://www3.vis.ne.jp/~asaki/wiki/..]
◆ ksr [これで、多くの国内のWikiEnginesに入ることになるでしょうね:-) 優先順位急上昇↑:-)です。]
◆ s.sawada [VikiWikiもやろーとしているみたいです。 http://www14.org1.com/~mopia/dynam..]
◆ ただただし [こっちじゃなくてWikiの方に〜(笑)]
2003-06-05(木) [長年日記]
■ 昨日のbsfilter
今日も忙しくて日記つけてる暇がなさそうだ。spam 39通、フィルタ率100%。誤認識1通。誤認識メールはこま犬写真の投稿だったので、ちょっとヘビー。添付ファイルが効いたか?
誤認識率って、何に対する割合なんですかね。全メール数? cleanメール数? spamが来ないメーリングリストは事前にprocmailで振り分けが済んでいるので、bsfilterに回されるのはほとんどがspamで、残りが個人あてのメールかspam混入可能性のあるメーリングリストあてのメール。そんなわけで、昨日のcleanメールは8通だから、cleanメールあたりの誤認識率は12.5%もの高率になってしまうんだけど……(笑)。
2003-06-06(金) [長年日記]
■ 昨日のbsfilter
spam 40通、フィルタ率100%。誤認識1通は、はてなからのメンテ通知だった。こういう「お知らせメール」の誤認識が多いな。広告が入ってるしなぁ。
% bsfilter -v '/home/sho/Maildir/cur/1054855835.19143_0.pichu,S=7059:2,' start Fri Jun 06 08:34:31 JST 2003 open /home/sho/.bsfilter/C.prob.db 7744 tokens 7744 mails by 19203. open /home/sho/.bsfilter/ja.prob.db 2609 tokens 2609 mails by 19203. word probability body 賞品 0.954070 word probability body 広告 0.947955 word probability body !! 0.947955 word probability body 審査 0.931552 word probability body 京都 0.919748 word probability body 作業 0.070113 word probability body 完了 0.066841 word probability body 日発 0.000200 word probability body アンテナ 0.000200 word probability body 午前 0.000200 word probability body 一時 0.000200 word probability url hatena 0.000200 word probability body 程度 0.000100 word probability body タイトル 0.000100 word probability body 録時 0.000100 combined probability /home/sho/Maildir/cur/1054855835.19143_0.pichu,S=7 059:2, 1 0.000000 end Fri Jun 06 08:34:31 JST 2003
■ WikiFarm
昨日、一昨日とがんばったおかげで、今日は少し楽かな。
WikiFarmの話、確かに自由にノードを追加できるという要素は本家c2.comには書かれていないんだけど、当初からおれは欲しいのはWikiFarmEngineと書いているんだな。あとの方では面倒になって「Engine」を落として書いてしまっているけど、この「Wikiページと同じ感覚でWikiサイトを作れるインタフェースを実現するソフトウェア」が欲しいと思った文脈が重要。
複数ノードが管理できるWikiEngineがあって、管理者に「××って名前のWikiを作ってくれ」と頼んだり、自分で設定ファイルをコピーしてノードを追加するのと、Web上から誰にも気兼ねせずに新しいノードを起こせるのとはぜんぜん意味が違う。だから、目的別志向のWikiサイト運営にはWikiFarmEngineが必須だ……と思って作ったのがKoBitであり、hiki:HikiFarmであったわけだ。「WikiFarm」はサービスの名称、「WikiFarmEngine」はそれを実現するソフトウェアという感じ?
あと、テスト用ノードがぽこぽこできてしまう点については、あまり心配していない。自分のトコロにはまだ入れてないけど、Hikiのパッケージに取り込まれたHikiFarmはかずひこさんによって更新順にソートされるようになったから、活発なノードほど上にくるし、今後の拡張として一定期間更新のないノードはリストから隠すようにしてもいいだろう。サービスモデルとしてQuickMLをあげたのは、一ヶ月で消滅してしまう点も含んでいたつもりだ(Wikiの場合は本当に削除までしなくてもいいと思うけど)。窓の割れた車は、市街地にあれば目立つけど、最初から荒野にある分には誰も気にしないのである。
■ tDiaryとHikiを動かす商用ソフトの発売について
面白いことを考えるものですなー。
■ 川崎1-0札幌
ひさびさに会社帰り観戦。川崎はいいチームになったなぁ。
2003-06-07(土) [長年日記]
■ tDiary: 更新フォーム改善
昨日からちょこちょこいじり復活。
プレビュー機能を有効活用すると更新完了の画面が無用になるので、更新後は直接その日の表示になるようにした。関連する用語もわかりやすく変更。「更新」→「追記」とか。
さらに、更新フォームのtabindexを調整して、edit_procやform_procプラグインで差し込まれるフォームのエレメントでもtabindexを指定できるようにした。自作のプラグインで使えるtabindexの値を共有する場としてusers:tabindexというページを作成。こういうのはまさにWiki向きだ。
■ tDiary: InterWikiNameリストアップ
↑を書いてて「tDiary-usersへのリンクはどう書くんだっけ!?」と悩んでしまったので、更新フォームにkwプラグインのkw.dicをリストアップするshow_interwikiname.rbプラグイン。
add_edit_proc do r = "<div>InterWikiName:</div>\n<ul>\n" @options['kw.dic'].each do |a| r << "<li>#{a[0]}</li>\n" if a[0] end r << "</ul>\n" end
2003-06-08(日) [長年日記]
■ 日本1-4アルゼンチン
ほんっとにダメダメだな、ジーコ・ジャパン。去年より間違いなくレベルが落ちてる代表ってどうよ。中盤がまったく機能してないじゃん。
アルゼンチンでさえ組織的サッカーやってるご時世に、南米式サッカーをやろうなんて幻想、とっとと捨てて欲しいわ。
2003-06-09(月) [長年日記]
■ 週末のbsfilter
今週は成績いいぞ〜。spam 164通、フィルタ率100%、誤認識0通!! ひゅーひゅー。
■ 「オープンソース」という言葉
おれは「オープンソース」という言葉にはけっこう造語っぽい響きを感じていたんだが、そうではない人っているんだなぁ。そりゃ「オープン」も「ソース」も一般的な単語だが、組み合わせてもなお一般名詞だというのは強引すぎるんじゃなかろうか。「web」も「log」も一般名詞だけど「weblog」はそうじゃないのと同じで(だからと言っていまさら商標登録するのはどうかと思うが >ガイアックス)。
少なくとも「散歩」を引き合いに出すのは詭弁だろう。どうせたとえ話をするなら「オープン」+「ソース」と同じような組み合わせの「携帯電話」とかさ。「携帯電話」という言葉の守備範囲はだいたい決まっていると思うけど、「『携帯』できる『電話』ならなんでもいい」として(俺定義)、コードレス電話の子機を指して「これ、携帯電話」って言ったら、たとえそれが「言葉面から想像されるもの」に近くても笑われるよね。オープンソースの俺定義って、そういうレベルの恥ずかしさを持ってると思うんだけど。
◆ TrackBack [http://www.rubyist.net/~matz/?date=20030609 Matzにっき 携帯電話の..]
◆ woods [webのlogなんだからapacheとかのアクセスログのことですよねぇ。< weblog]
◆ nakanot [わたしは「ポストモダン」でやってみました :-) http://slashdot.jp/comments.pl?si..]
◆ まつもと [ポストモダンの例は私もいいなと思ったのですが、いかんせん私自身が「ポストモダン」を理解してないという最大の問題が。 ..]
◆ ただただし [ポストモダンを理解している人は、世界に5人といないと言いますしねぇ(言わん言わん)]
2003-06-10(火) [長年日記]
■ 神戸
雨。こっちも梅雨入りかなー。
■ 大阪
そうか、梅雨入りか。ASIMO傘大活躍だよ。
今日は研修だったので夕べは会社指定のホテルに泊まったけど、明日はお客さんのとこに行くので今夜は梅田のホテル。夕べのホテルはあまりにしょぼくて泣きたくなったよ。どれだけ違うかというと:
神戸某ホテル | 梅田某ホテル | |
宿泊料(食事別) | 5,400円 | 7,900円 |
回線 | 28.8Kbpsアナログ | 10BASE-T |
トイレ | 洋式 | ウォシュレット付き洋式 |
娯楽 | 地上波TV | BS・地上波TV、有線440ch |
建物 | 築ン10年? | 新築 |
冷蔵庫 | なし | あり(空っぽ) |
ヘアブラシ | なし | あり |
エアコン | 旧式3段階 | 温度設定・タイマー付き |
浴衣の帯 | 一巻分 | 二巻分 |
ほんの2500円程度の差でこれだぜ。他にも、レストランのテーブルクロスがシミだらけとか、製氷器がないとか、もう会社指定のホテルなんて二度と使うかっ。
2003-06-11(水) [長年日記]
2003-06-12(木) [長年日記]
■ 昨日のbsfilter
spam 40通、フィルタ率100%。誤認識1通。くぅ〜。
■ 待ち受け
電車で隣に座った女の子の待ち受け画像がベッカムだった。身近にベッカム・ファンなんていないので、世間の騒ぎは嘘なんじゃないかと思い始めていたところだったから、裏が取れてよかった(?)。
向こうは向こうで「隣の人の待ち受け、パークスの64mだ。変なヤツ」とか思ってたりして(しません)。
■ きゅるる
提供機能から見るとは、はてなや関心空間にインスパイアされたような印象。ただ、外部から言及したい時にparmalinkの存在がわかりにくいので(記事IDは全ユーザ共通の通し番号のようだ)、相互リンク文化とはちと違うような気がするな。アンテナ対応やRSS feedがないのは、カワイイ系のデザインから見ても、そういうオタクっぽい人(笑)はターゲットではないということだろう。ターゲットとしては「さるさる(もしくはエンピツ) + コミュニケーション」という感じを受ける。
追記: また京都か!
■ tDiary: 設定プラグイン……の試験的実装
今日のcommitはかなりアッチッチなので、先っぽ追従主義の人は覚悟した方がよさそう。いや、おれは怖いから入れないよ(笑)。
2003-06-13(金) [長年日記]
■ 昨日のbsfilter
今日は成績が悪いなぁ。spam 92通、スルー1通でフィルタ率99%。誤認識は4通も。一度最新版でdbを作り直してみるか。
■ 新しい言語が覚えられない
歳ですよ(ニヤリ)。
おれはもう、新しく自然言語を習得するのはほとんどあきらめてるけど、プログラミング言語くらいは覚えたいよなぁ。長年チャレンジしようと思っていたLisp系言語、今年こそは!……と言いつつ、もう半年だ。今ならやっぱGaucheかしらん?
■ Debian
職場でPentiumIII 500MHzのマシンが余ったので、もらった。やっとPentiumII 350MHzとおさらばできるぅ(感涙)。
で、いきなりWindows2000を入れるのも忍びないので、手元にあったDebian 3.0のCDをツッコんでみた。NICを認識していないのに気づかずに進んでしまい、どうにもならなくなってしまったので、最初からやりなおし。なにしろ古いマシンなので、どこのチップを使っているのか調べるだけでも大変だった(Intelだったのでeep100で動いた)。
その後は順調だったんだけど、GnomeやKDEで日本語が化け化け。これも探し回って、locale-gen周辺の情報を見つけてなんとか解決。しかし、フォントが汚いな。自分の調整が悪いのか、Debianのデフォルトが悪いのかよくわからんけど、何もしなくてもキレイだったKondaraに慣れちゃうと、こういうのはちょっとがっくりきてしまう。
……と、今日はここまで。つーか、月曜にはWindowsにしちゃうけど。さすがに会社でWindowsを捨て去るほどの度胸はないし。そういえば、自宅で改装中のマシン、こんどはGentooにしようかと思ってるんだけど、もっと苦労するんだろうな。きつー。やっぱMomongaを待った方がいいか?
2003-06-14(土) [長年日記]
■ Gauche
つーわけで、UNIX USER買ってきたよ。高いなぁと思ったら、CD-ROM 2枚じゃなくてDVD-ROM + CD-ROMなのか。最近のUNIX系雑誌って異常だよ……。2ヶ月分でSchemeの教科書が買えてしまう。
それはそうと、Lispのソースを見ていていつも思い浮かぶのは、山田正紀の『神狩り』である。ここに出てくる「神の言語」は、わずか二つの論理記号と十三重にネストした関係代名詞が使われているというものだ。最小のルールと、やたらと深いカッコのネストを持つLispの持つ雰囲気にすごく近い。
ついでに『神狩り』とは関係ないけど、「ループは人の技、再帰は神の技」ということわざ(?)があって(誰が言ったのか忘れた)、これも(equal? "Lisp" "神の言語")の印象を裏付けるものだ。……と言いたくなるくらい、慣れないと読みづらいな〜。おれは人間だー(泣)。
ま、Gauche 0.7もインストールできたし、せっかくなのでしばらく勉強してみよう。とりあえずvimでLispをサポートするモードを見つけてこないと……つーか、いいかげんjvim使うのをやめないと……道は険しいな。
■ ANIMATRIX
借りてきた。今週末はRELOADEDを観に行くつもりなので、予習というか。似たような予定の人は多そうだ。
まぁ、総じて退屈な作品が多かったが、同人アニメと思えばこんなもんだろう。ずいぶん金のかかった同人アニメだが。というか、同人やってる人に失礼かも……。
SF的には「MATRICULATED」が面白かったが、「いまどきニューウェーブかよ」という気がしなくもない(そもそもMATRIXにSF的なものを求めてはいかんのだが)。「Kid's Story」は『となりの山田くん』だし、「World Record」はジョジョだしなぁ。
2003-06-15(日) [長年日記]
■ 覚えておきたい必須コマンドをチェック!
最近ではLinuxのGUI環境も整備されてきているが、それでも何かあったときにコマンドラインから操作する方法を知っておくに越したことはない。
普段から使ってないものを、覚えていられるわけがないだろ。「何かあったとき」のためにこういう記事があったことを覚えておく、というのはアリだけど。でもそういう時にはネットにもアクセスできなかったりしてね。ひひひ。
■ Matrix Reloaded
- 隣に座った男の口臭がひどくて集中できず。アクションシーンになるたびに口あけてハァハァしてんじゃねぇっ
- 「長くなっちゃったから2本に分けようか。でもそうすると1本が短くなっちゃうから、1シーンを長めにしよう」って感じ。カンフーシーンが長すぎてダレる
- ANIMATRIXの「Kid's Story」に出ていた少年、実物とそっくり
- やっぱDUCATIはカッコイイなぁ
■ カタルーニャGP
やった〜〜、DUCATI初優勝〜〜〜!! いやー、嬉しい。涙出ちゃう。トリニティも喜んで乗ってたよ(←そうか?)。
2003-06-16(月) [長年日記]
■ 週末のbsfilter
spam 143通、フィルタ率100%。誤認識は2通。もう一声、という状態からなかなか抜け出せない。ってちゃんと分析しろってか。
「相互リンクして下さい」ってメールを3通ほどspam扱いにされたが、これは正しいと見なしておこう(笑)。
■ Microsoft、Mac用IEの開発を停止
てことは、もうtDiaryのテーマでMacIEのことは考慮に入れなくて良い、と考えてよろしいか?
■ HTMLメール
高木浩光@茨城県つくば市の日記で続いているネタ。長い。もはや日記を名乗るのはどうかと思うくらい長いっす。まぁ、いつもながら面白いんだけど。
今回の記事で一番衝撃だったのは、いろんな会社のメルマガに仕込まれているWebバグが、実はみんなDoubleClick社に通じていたってとこだな。これじゃドメイン名なんて信用できないじゃん。
■ pcspecs:SPC18
やっとパーツを買ってきた。「どうせやるならFSB800でPen4 2.4C GHzあたりでGo!!」とか思ってたんだけど、どう考えても割高すぎるので、いまどきCeleron 2GHzなんかにしてしまった。まぁ、M/BはFSB800対応だし、いざとなったらいいCPUを積めるってことでヨシとする。
さっそく組み上げて、こないだ買ったUNIX USERに付いていたRHL9を入れてみる。DVD-ROMでブートするの、初めてだ。新しいチップセット(i865G)だけど、何も問題なくするりと入った。たいしたものだ。最初、ネットワークが立ち上がってなかったんだけど、すべてGUI。エディタ使って設定ファイルをいじることはいっさいなかった。フォントもきれいだし、恐るべしRHL。これをこのままapt-getで運用しちゃうってのはアリだなぁ。
2003-06-17(火) [長年日記]
■ 昨日のbsfilter
spam 58通、フィルタ率100%、誤認識ゼロ。パチパチ。
しかしなんだ。どう考えても、まともなメールよりもspamの方が多いな、最近。常時接続でなければやってらんないぞ。
■ 『神狩り』
こないだLispにからめて『神狩り』のことを書いたら、それを読んで買ったという人が少なくとも二人……。
なにもそんなに古い作品を探してこなくても……と思わなくもないのだが、出版社を3つもまたいで出版され続けているのだから、それだけ名著ってことなんだろう。損はしないに違いない。もっともおれは正直なところ、例の「神の言語」だけが印象に残っていて、ストーリーはさっぱり覚えていないんだが(笑)。いや、たいていの小説はそうなんだけどね。
■ Red Hat Linuxでapt / Red Hat LinuxでAPTを使うには
メモ。このままRHL9で走るのも手か。
■ グラン・ヴァカンス―廃園の天使〈1〉 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)(飛 浩隆)
飛浩隆は三省堂ストーリーコンテストの先輩ということもあって、ちょっと特別な思い入れがある。おれはコンピュータに出会ってしまって小説を書かなくなったけど、彼は極めて寡作ながら、ずーっと今まで書き続けているからだ。「違う未来の自分」とまで言ったら言いすぎだけど(才能が違いすぎる)。
なんにせよ、この非常にゆっくりした執筆ペースが、こういう独特な世界を生むのかも知れない。設定はがっちりSFなのに、描写はファンタジー。絶妙なバランスが実に気持ちがいい。登場人物や世界に、思いきり感情移入して読むべき小説である。
2003-06-18(水) [長年日記]
■ 昨日のbsfilter
spam 51通、フィルタ率100%、誤認識1通。だんだん調子が上がってきた気がするんだけど、なかなかパーフェクトは続かない。
% bsfilter -v /home/sho/Maildir/cur/1055847041.30609_0.u.parkes:2, start Wed Jun 18 09:31:07 JST 2003 open /home/sho/.bsfilter/C.prob.db 9533 tokens 9533 mails by 1910. open /home/sho/.bsfilter/ja.prob.db 3423 tokens 3423 mails by 1910. word probability body レースクイーン 0.940092 word probability body バナー 0.936791 word probability body !! 0.927464 word probability body 京都 0.839506 word probability subject サイト 0.839506 word probability body エンジン 0.839506 word probability body 東京 0.830378 word probability received net 0.176166 word probability body 今回 0.145985 word probability body 状況 0.133333 word probability body 27 0.098266 word probability body 演者 0.000200 word probability received dti 0.000200 word probability body 告知 0.000200 word probability body 一郎 0.000100 combined probability 1055847041.30609_0.u.parkes:2, 1 0.000000 end Wed Jun 18 09:31:07 JST 200
-C -sすることで改善。
■ yomoyomoさん
もはや「blog論」は飽きたのであまり反応しなかったんだけど。
どうして誰一人「交通事故大丈夫ですか?」とか追従でもいいから言ってくれないんだ?
前振り部分は読み飛ばしていたから、に一票。yomoyomoさんの文章は(日記ではないせいもあって)、前振りと本論がけっこう明確に分離されているため、忙しいときは本論まで視線をすっ飛ばしてしまうのだよな。つーか、おれはそうだったので、ぜんぜん気づかなかった(苦笑)。大丈夫ですか?
やっぱね、yomoyomoさんもコメントが付けられるツールを使っていれば、もっとたくさんの(事故見舞いを含む)反応があったのではないかと思うんだな。たしか「脊髄反射で書くタイプじゃないからblogはやらない」と書いていたと記憶しているけど、じっくり推敲してから公開すればいいだけで、ツールを使わない理由にはならないんじゃないか。
別に頻繁に更新しなくてもblog的サイトは成立するわけで(高木さんの日記はその好例)、山田BBSの投稿なんかに心を痛めてしまうほど反応が気になるなら、もっと簡単に反応を集められる「装置」としてツールを使うのはアリなんじゃないかなぁ。
■ Re: Webバグの責任分解点
いや、まぁ、その通りなんですが。高木さんが文中で書いている以下のような条件や、
まともな組織であれば、自社のセキュリティポリシーに厳格に従わせた上で貸与しているはず
以下のような予想、
日本航空の個人情報保護担当者は、DoubleClick社のHTMLメールがそうしたことをやっている事実を知らされていないのではなかろうか
こういう不確定要素が悪い方向に倒れると、DoubleClick社によって別々の顧客企業から集めた情報が横断的に解析されて、RFID追跡なんかよりもっと確度の高いプライバシー漏洩が起きるのではないか。そんな危惧を感じるわけです。
2003-06-19(木) [長年日記]
■ 昨日のbsfilter
……は、ちょっと設定をミスったのでありません(後述)。
■ tDiary.org
tDiary.orgでツッコミメールが来なくなってて、なんでかなー、と思ったら、プラグインは開発用のディレクトリにあるものを使うようになっていたという……。最近の設定プラグインの影響で、プラグインまわりにはけっこう非互換が出てるからなぁ。
というわけで、本体の方も最新版にcvs upしてしまった。公式サイトをCVS HEADで運用することになるなんて……。
■ Debian(2)
こないだ実験的に入れたフォントの汚いDebianは、さっくり消してWindows 2000に。お仕事マシンをLinuxにできるほど、我が社はオープンではない(?)。
で、玉突き的に押し出された10GB HDDを、いままでSushi/Ayakaが動いていた社内個人用サーバにいれてしまおう。近間さんもAyakaのメンテはやめると言っているし、いいチャンス。で、サーバ運用となればやはりDebianだろう。こないだ使ったLinux WorldのおまけCDで、Debian 3.0を入れる。
インストールは例によって質問事項が多くて大変だが、入ってしまえばあとはおどろくほど簡単に移行できた。MTAはpostfixに変更、設定ファイルは前のHDDからコピーしてくるだけでほとんどそのまま動かせた(bsfilterが動いていなかったのは、libruby-sdbmを入れ忘れていたため)。
トンネル掘りでは、stoneはパッケージがあったのでそのまま。ただしapt-getのたびに「/etc/ssl/certsがない」と言われるようになってしまった。たしかに鍵を作ってないんだけど、でも動いてるんだよなぁ(???)。Zebedeeがパッケージがなかったので、野良ビルド。これでそのままトンネル移行完了。思いのほか楽だった。
まだApacheを移行してないけど急がないからあとまわし。ゆえあってtelnetdを入れれば、とりあえず完了だ。
% telnet localhost Trying 127.0.0.1... Connected to localhost. Escape character is '^]'. Debian GNU/Linux testing/unstable pichu pichu login:
testing/unstableって!? おれが入れたのはWoodyだったはずでは……(大汗)。
■ Debian(3)
インストールに使ったCD-ROMをしげしげと見てみたら、2002年6月号だった。Woodyリリース(2002年12月より)前じゃんっ。ちゃんと小さく「開発版」と書いてあるし、/etc/apt/source.listにもがっちり「testing」って書いてあるし。やれやれ。
まいっか。だまされてやる(←自業自得のくせに)。それより、あとでKernelを2.4にしなくては。ちょうどSofwareDesignにDebianの入れ方が載っててよかった。
それはそうと、必然的に長年愛用してきたjvimとお別れになってしまうので、vim6用の.vimrcを用意しなくてはならない。
set nobackup set backspace=2 set autoindent set tabstop=3 set termencoding=euc-jp set encoding=japan set termencoding=euc-jp set fileencodings=shift-jis,euc-jp,iso-2022-jp,utf-8,utf-16,ucs-2-internal,ucs-2,japan
あと、なぜかBackspageが「^?」になってしまうので、.zshrcで以下の設定を。
stty erase ^H
2003-06-20(金) [長年日記]
■ 昨日のbsfilter
spam 49通、フィルタ率100%、誤認識ゼロ。よし。
■ Debian(4)
昨日はKernelを2.4.20にしようとしたついでにBootLoaderをGRUBにしようとして書き換えに失敗し、にっちもさっちもいかなくなった……ので再インストールをしたのであった(とほほ)。いいよもう、LILOで。「ついで」ではまる率って、一般的になぜか大きいと感じるんだけどどうよ。
いちおうKernel書き換えは無事に済んだので、もう下手にいじらずにこのまま行こう。ext3にするという野望はあるけど(そもそもOS乗せ換えの本来の目的はここにあったような)。
で、都合3回もやったせいでDebianのインストールにも慣れてきたので、自宅のRHL9マシンをDebian化しようと画策中。コイツはしばらくディストロ遍歴マシンだな。しかし、ネットワークインストール用の最小構成CDを入手してRHL9でCD-RWを焼き、それで入れようとしたんだけど、NICを認識してくれずに断念。i865Gの場合はどうすれば。つーか、ちゃんとしたCDを入手すべきか。でもSargeにしておきたいしなぁ。
■ Debian(5) - ext3
ファイルシステムのext3化はノントラブルで終了(ほっ……)。
# tune2fs -j /dev/hda5
このあと、/etc/fstabでs/ext2/ext3/して、reboot。
なお、このサーバはDebianizeしたけど、常用OSをDebianにすると決めたわけではありませぬ。その証拠に、自宅にはDebian 3.0r1のCDイメージだけでなく、Gentoo 1.4rc4のイメージも入手済みなーのだ。
■ pcspecs:SPC18
こないだ初めてGHzなマシンを組んで、やっぱりうるさいと実感。かみさんのエンデバーが静かなのは、さすがメーカー品といった感じである。
といってもあきらめてもいられないので、まともなCPUクーラーを買って来た。ついでに(また「ついで」か!!)ファンコントローラにも手を出してみる。いやいや、ついでじゃなくて追加ね(笑)。
クーラーは純正品とほとんど変らない大きさなのに、格段の静けさ。この差はなんだろうね。さらに、フロッピードライブをはずした3.5インチベイに、コントローラを設置。LEDが7つもついていて、なかなか派手。けっこう回転を落しても十分に冷えている。ためしに止めてみたけど、30分くらいは自動的に回り始めることはなかった。Celeron 2.0GHzなんて屁でもないってか。
◆ はんばあぐ [http://www.sgtpepper.net/hyspro/diary/?date=20030312#p01 こ..]
◆ ダイタ [ネットワーク・インストールし日本語を撰択すれば最初から日本語環境が整います<SuSE]
◆ よしだ [http://nais.to/~yto/clog/ chalowがtDiaryのテーマに対応だそうです。]
◆ ただただし [ドイツ語ちゅーのはネタなので:-) →http://www.y-period.com/nikki/?date=200..]
◆ ほそのひでとも [GRUBの{FDD|CD-ROM}を作っておくのは基本です。ファイルシステム認識タイプなので潰しがきくし。:-)]
◆ ただただし [ターゲットマシンのFDDが壊れていて、CDも焼けないという状況では、どうしようもないのさ:-(]
2003-06-21(土) [長年日記]
■ pcspecs:SPC18 - Debian Woody
夕べの作業だが。
Debian 3.0r1のCDをRHL9上で焼いて、同一マシン上にインストール。正規のインストールCDは初めて使うので、やっと日本語でインストールできた(笑)。しかし、NICが認識されない。NICつってもM/B(MSI 865GM2-ILS)内蔵のものなので、保存しておいたRHL9の/etc/sysconfig/hwconfを見てみると「e100」になっている。同じインテルのep100などを試してみるも、使えない。
うーむ。e100ドライバをよそから持ってきてあとから設定すればいいんだろうが、このマシンにはFDDもないし、RHL9はすでに消えてしまったからCDも焼けない。そういえば、anakondaはすべての設定を終えたあとにディスクをフォーマットするけど、Debianのインストーラは真っ先にフォーマットをするから、こういう時に後戻りできないな。
というわけで、ネットワークが使えないと外からファイルを持ち込む手段がないのだ。PCIなネットワークカードもないしなぁ。いや、10BASE-Tのはあるけど、そこまでする気もなんだか起きない。つーわけで、頓挫。あとで別の方法を考えよう。
次はGentooだ。
■ 電子書体開発の場
例のフォント盗作問題、とくに言及しなかったんだけど、こんな風に新しいディストロを試していると、近いうちにインストール自体ができなくなるような気がする。ひと事じゃないよな。
そんな中、安心して使えるフォントを作っちまえというプロジェクトを、かずひこさんが立ち上げ。フォントには人一倍こだわりのある人だから、期待大である。フォントにはまったく明るくないのであまり手伝えることはないと思うけど、応援したい。
■ オープンソースの理想と現実
「バカが往く」より。
オープンソースの開発・公開にかかわる立場から見たオープンソース、特にその問題点を議論していきたい。
不勉強で申し訳ないのだが、この人がどこで「オープンソースの開発・公開にかかわ」っているのか、聞いたことがない。つーか、本当にかかわっていたら、こんないい加減なことを言えるだろうか。おれだったら言えねぇ。
……と、中傷まがいのことを言っていてもしょうがないので、調べてみた。AgentSpace。これかな。でも、ライセンスは改変物の配布を認めていないから「俺オープンソース」?
AgentSpaceとMobileSpacesの公開を近々止める予定です。 JDKのインストール方法や環境変数とは何かなどの当方が 関知しない質問が非常に多く、 これ以上を公開を続けることは困難と判断しました。 ながらくのご利用ありがとうございます。
つまり、コミュニティの構築に失敗したということかな(もっともこの告知が書かれたのはずいぶん前のことらしいが)。これを知ってから元の文書の最後、
共同開発を意図しながらも開発コミュニティが成立しなかったものが、当初から特定の用途・ユーザを指向して一定の成果を上げているものも多く、それらの存在も忘れないで頂きたい。
を読むと、心の叫びっぽいなー。まぁ、お気の毒にとしか言いようがないが、だからといって他のプロジェクトを貶めるようなこと書いていいとは限らんだろ。
■ tDiary: 設定プラグイン
もう落ち着いたと思っていた設定プラグイン、セキュアモードで動いていなかったのを修正(1.5.4.20030621)。これで落ち着くといいなぁ。
2003-06-22(日) [長年日記]
■ pcspecs:SPC18 - Debian(2)
e100ってIntel謹製のドライバだったんだね。
FDDもないマシンにファイルを持っていく方法として、USBメモリも存在することに気づいて「これだ!」と思ったのもつかのま、Woodyのデフォルトカーネルが2.2だということを思いだしてがっくり……ダメじゃん。
Kernel 2.4.20(?)にはe100が内蔵されているそうなので、最初から最新のカーネルが使われていればこんな苦労はなかったのだな。つーわけで、Gentoo入れよう。コイツはたぶん2.4.20だろう。
■ pcspecs:SPC18 - Debian(3)
ぬぉ、そんな技が。で、さっそくやってみたけど、e100はない(これは2.4.20から?)、eepro100も認識されず。くー。
■ pcspecs:SPC18 - Gentoo(1)
続いてGentoo Linux 1.4rc3。お、フレームバッファを使った高解像度の画面に背景画像まであしらったりして、いいね。自分でコマンド入れながらインストールする、今どきの基準からすれば不親切極まりないディストロなのに、こういうところに凝るなんて、Kondaraに通じるセンスを感じるよ。
で、カーネルは2.4.20。e100ドライバはあるけど、ifconfigにはloしかないので自動認識には失敗している。じゃあってんで「modprobe e100」してみるもダメ。なんてこった、つまり、DebianやGentooが悪いというより、RHL9が何か細工をしてるってことか。たしか、e100はカーネル組み込みじゃないとうまく動かないという情報を見かけたから、その関係かも……。
Gentooこそ、ネットワーク抜きでインストールできないからなぁ、仕方がない、NICを買ってこよう……と思いつつ、目に入ったのがLibretto用に使っているUSB NIC、IOデータのLanEgg。もしかして……とツッコんでみたら、なんと見事に認識してくれた。すばらしい。これでいこう(ちなみにDebianで同じことをしてみたけど×)。
■ pcspecs:SPC18 - Gentoo(2)
Gentooのインストールマニュアルはとてもよくできている。このとおりやれば、誰でもインストールできるんじゃないかな。パーティションのお任せ設定もないので、久しぶりに自分で考えて(笑)、こうした。
hda2 32MB ext3 /boot hda5 250MB swap hda6 4GB ext3 / hda7 75GB ext3 /home
それぞれをフォーマットして、/mnt/gentooの下にmountしたら、ステージファイルを展開する。手を抜けるところは抜きたいので、stage3をチョイス。
ここで出かける用事ができたので中断。手順がわかっているから、中断して電源を落としても大丈夫ってのは面白い。つーか、こういうのって、わくわくするなぁ。
■ pcspecs:SPC18 - Gentoo(3)
ただいま、カーネルのビルド中。自分がmake menuconfigしたカーネルが動くようになるとは、とうてい信じられませんな(きっぱり)。
しかし、ビルド中はさすがにファンコントローラが温度上昇に反応して、CPUファンをフルに回すようになる。こりゃ、関東在住のGentooユーザは、この夏はemerge禁止やね。もちろん、Momongaユーザはオモコン禁止だ。
◆ まx [でも内蔵NICが認識されないのは変わらないかもしれないですね。]
◆ phyllite [最近はKNOPPIXで起動して、chrootしてGentooをインストールすることが多いです。 Mozillaでドキ..]
◆ ただただし [なるほど、Gentooならではの技ですねぇ]
◆ ま2 [Vine 2.6でもeepro100は認識されませんでした。 /etc/host.confに alias eth0 ..]
◆ ま2 [host.conf -> module.conf でした。 なれないことは書くものじゃーない。]
◆ ただただし [あ、やっぱり。 試す機会があったらtryしてみますね]
2003-06-24(火) [長年日記]
■ 本日のbsfilter
spam 58通、フィルタ率100%、誤認識1通。道は遠い。
ところで、さっきからものすごい数のspamが押し寄せてきてるんだけど、なんだこれ。ここ30分で50通を超えた。Subjectはみんな違うけど、内容同じ。
■ dante
職場のLinuxサーバをDebianに変えたら今まで使えていたrunsocksがない。これがないと、社外にあるpserverなcvsが使えないのだ。
代わりのものを探したら(apt-cache search socks)、danteというパッケージがあった。必要なのはクライアントだけなので、apt-get install dante-client。
ちと日本語のドキュメントが見つからなくて苦労したけど、/etc/dante.conf(Debianの場合)の中のsocks経由を指定する部分を以下のように書き換えて、無事、runsocksの代わりに使えるようになった。
route { from: 0.0.0.0/0 to: 0.0.0.0/0 via: 【SOCKSサーバのIPアドレス】 port = 1080 protocol: tcp udp # server supports tcp and udp. proxyprotocol: socks_v5 socks_v4 # server supports socks v4 and v5. method: none #username # we are willing to authenticate via # method "none", not "username". }
最初、SOCKSサーバをホスト名で指定していたらダメだったんだけど、どうもIPアドレスじゃないといけないらしい(DNSのからみと思われる)。うちの会社みたいに複数のSOCKSサーバをround robinさせてる場合にはどうしたらいいのかわからんけど、まぁいいか。
■ MSNBOT
そういえば書くのを忘れていたけど、数日前、tDiary.NetにもMSNBOTが到来した。アクセス間隔はそれほど短くなかったから、普通なら気づかなかったんだけど、ひょんなことから到来がわかったのだ。
というのもこのMSNBOT、ご丁寧にもリンク元のURLをrefererに入れてくださる。ということはtDiaryの場合、BOTのクロールがすべて「本日のリンク元」に記録されてしまうのだ。これはもう、ウザいとかウザくないの問題ではない。つーかウザい。
ということで、別にMicrosoftが嫌いとかそういうのとは関係なく、MSNBOTにはお引き取りいただくようにApacheを設定した。この仕様が変わらない限り、将来のMSNでtDiary.Netのコンテンツが検索されることはないでしょう。南無。
■ プレイ-獲物-(上) (ハヤカワ・ノヴェルズ)(マイクル クライトン)
クライトンのテクノ・スリラーに求められているのはエンターテイメントであって、別に警句みたいなものは求めてないわけよ。だから、こういういかにもな前書きを書かれると鼻白んでしまうな。
とは言え、本編は例によってハリウッドがよだれを流して欲しがりそうなよくできた娯楽小説である。ホント、砂漠に作られた白いブロック状の研究所とか、光り輝く化学プラントとか、ナノマシンの黒い雲、地下洞窟の巣……と言った、(ハリウッド的に)「絵になる」描写にはこと欠かない。
プロットは、『ジュラシックパーク』とまったく同じ……倫理観の欠如した企業の作った先端テクノロジーの産物が制御を失って逃げ出し、対応が遅れて人が何人か死んで、主人公の勇敢な行動でいちおうの決着をみるが、完全な解決にはなっていない……なので、安心して(?)楽しめる。
褒めてんだかけなしてんだか、よくわからんな(笑)。いや、面白かったよ、うん。
2003-06-25(水) [長年日記]
■ 昨日のbsfilter
spam 191通、フィルタ率100%、誤認識1通。なんだこの数は。
どうも、spc.gr.jp宛のアドレスを機械生成したのが大量に届いていたもよう。うちはぜんぶひとつのprocmailで受けて振り分けているので、存在しないアドレスもUser Unknownにならないんだよなー。問題あるなぁ。サーバを引っ越したら考えよう。
■ ruby 1.8.0 preview3
忙しくて手をつけられなかったが、やっと入手。とりあえずローカルに入れた。
% ruby -v ruby 1.8.0 (2003-06-23) [i686-linux]
で、さっそくtDiaryを動かしてみると、わらわらとwarningが出るわけやね。これ、例のProc / Blockがらみの話かな。実はあのスレッド、ついていけなくて読み飛ばしていたのだが、まさか自分に影響があるとは……。
ようするに、こういうコードが問題らしい。
irb(main):001:0> def hoge( block = proc ) block.call end => nil irb(main):002:0> hoge do 'fuga' end (irb):1: warning: tried to create Proc object without a block => "fuga"
「block = proc」を「block = Proc::new」にすることで抑制できた……けど、これでいいのか?(汗)
というわけで、この修正でcommit済み。1.6.xでも動くと思う。
■ Gentoo
今日捕獲したtDiaryな日記より: Gentooやってるなかのさんつったら、GentooJPの中野さんですよねぇ……うひぃ。
馬が合えば常用する気は満々なんですが、なにせ一通りインストールしたあとrebootしたら立ち上がらなくなっちゃって(こればっか)。最初っから何も表示されないから、たぶんGRUBでミスったと思うんだけど。どうもGRUBとは相性が悪い。あんなに簡単設定なのに、なんで失敗するんだろう……つくづくインストール下手だな、おれ。
こんどLILOに変えてみようと思ってるけど、ちょっと忙しくなっちゃってディストロ遍歴は休止中。Celeron 2GHzは遊休状態であります(もったいない)。
2003-06-26(木) [長年日記]
■ pcspecs:SPC18 - Gentoo
夕べ、少し時間があったのでいじってみた。#tDiaryのみんなのヘルプ付き(こればっかし)。
まぁ、bootしても画面真っ暗なのはGRUBのせいだろうとは思ったので、そのへんから。けっきょく、以下のようなパーティションで
/dev/hda1 /boot /dev/hda5 swap /dev/hda6 / /dev/hda7 /home
試行錯誤の結果、grubコマンドを使ってMBRにGRUBを入れるには以下のように入力
>root (hd0,0) >system (hd0)
さらに/boot/grub/grub.confは
root (hd0,0) kernel /bzImage kernel=/dev/hda6
って感じで動くようだ。
で、動いたのかというと、まだだったりして……。「Uncompressing kernel ...OK」云々というメッセージが1行出たあと、だんまりになってしまう。カーネルのビルドに(案の定)失敗しているような気がするね……あぁ、どこを直せばいいのやら。とほほ。
2003-06-27(金) [長年日記]
■ 昨日のbsfilter
2日分。spam 96通、フィルタ率100%、誤認識5通。微妙なのが多かったからなー。
■ spc.gr.jp移転中
7月からにするつもりだったspc.gr.jpの移転が今朝(!)に早まってしまって、ちょっとあたふた。すでに新しいサーバのアドレスが引けるようになっているサイトもあるが、さっきまでpostfixの設定をミスっていたので(笑)、メールが届かない等の事故がまだあるかも……。
つーか、Webサイトの移転がぜんぜん済んでません……。まいったなぁ。
■ 健康診断
今日は健康診断だったんだけど、うっかり朝食をとってしまって(血液検査があるので朝食抜きで行かなければいけない)、受付で正直に言ったら「月曜に出直してこい」と言われてしまった。とほほー。
なんか最近、おっちょこちょい度が増してるよなー。ドジでメガネと来て、あとは女の子だったら一部の人からモテモテですよ。
■ グレッグ・イーガン論(SFM 2003/8)
イーガンはかなり好きな作家なんだが、彼の作品論でかならず引き合いに出されるディックはどうにも好きになれない。なんでかなー、と思っていたんだが、今月のSFマガジンに載ってた「イーガン論」で明快に違いが書かれていて、やっと納得。そうか、おれはディックに「文学的な逃げ」を感じていたから好きになれないんだな。イーガンにはそれがないと。
今まで読んだのはイーガンとディックの類似性ばかり取り上げていて、こういう違いを明確にしてくれた人はいなかった。誰が書いてるのかと思ったら、最近やたらと目にする東浩紀だった。賢い人なんやねぇ。
2003-06-28(土) [長年日記]
■ spc.gr.jp引っ越し中(2)
自宅からまだ新しいサーバが見えない。もう36時間以上たってるのに。なんでそんなに遅いのか >@nifty メンテができないじゃないか。
■ bsfilter 1.33
DBにsdbmを使うようになってからのバージョンアップは初めてだったので、性能面でも有利だからコンバートをしよう。まずはテキスト化:
% cd ~/.bsfilter % bsfilter --db marshal --export-clean > clean % bsfilter --db marshal --export-spam > spam
続いてこれを、sdbmにコンバート:
% bsfilter --import-clean < clean
……が、これがいつまでたっても終わらない。もしかして無限ループしてるんじゃないかと思ってコードに進行状況を出すような改造を入れてみたら、ちゃんと動いている。cleanファイルは5MBくらいなんだけど、かなりキツい処理をしてるせいで、ものすごく時間がかかるようだ。
メールサーバはVIA C3で荷が重いため、PenIII 866MHzのマシンにコピーして再実行。さっきcleanが終わった。spamはさらに大きく、9MBもある……いつ終わるんだろ。
■ pcspecs:SPC18 - Gentoo
こんなの、GHzオーダーのCPUがあればもっと早く終わるのに、肝心のCeleron 2GHzは放置状態である。悔しいので、Gentooのカーネル構築に再挑戦。
インストール手順書のとおり、xfs-sourcesを使って、さらに/proc/configを再利用する形でやりなおすことに。make oldconfの問い合わせも変な細工はせずにすべてデフォルトにした。これだけ素直にやれば動くだろ?
……甘かった。こんどはGRUBで選択後、勝手にリブートしてしまうようになった。無限ループ状態。なんでやねーん!!
2003-06-29(日) [長年日記]
■ プログラミング言語SCHEME(R.ケント ディヴィグ)
買ってしまったんだけど、ホントにやるのか……? 少なくともLL.土曜が終わるまでは手をつけられないけど。
◆ かりん [おせわになります。このたび少しでも負荷を下げるため日記を写しました。旧 http://kalin.tdiary.ne..]
◆ えぐぞせ [3分ほど悩む。……“ポストイット”((c)Sumitomo 3M)?]
◆ ただただし [3分もかかったってことは、おれ以下ですな:-)]