2000-05-06(土)
■ RuBBS 0.3.1
w3mでRuBBSのcookieが保存されないのが悔しくて、少し調査。w3mのcookieが保存されているファイルを見ると、各フィールドがTAB文字で区切られている。ははん。lさんのパッチでは、名前とメールアドレス、それからアンカー(?)代わりの「#rubbs」という文字列がそれぞれTABで区切られているので、これがそのままw3mによって保存されると、読みだし時にフォーマットが不正で消されるってことか。わかった。TABを使わなければいいんだ。どうせbase64でエンコードした以上、このあたりはあまり気にする必要はあるまいて。
さらに、昨日判明した対Netscape対策と、コ板であった過去の投稿を見る時にno-cache指定は不要という指摘に対応する。なかなか根本的な改良にとりかかれないけど、ま、不便を強いるのもなんなので、これでリリースしちまおう。
■ w3m 0.1.9
w3mの動作を確認するにあたって、最新版のバイナリを持ってきた。w3m-0.1.9-1k1.i586.rpm
ね。あと、すっかり忘れていたけど、午後のこ〜だがファイナルバージョン(2.35)になっていたので、そのRPM版も拾ってきて入れておいた。そういや、最近CD買ってないな。なんか買うか。
■ Ruby EB
あと、Ruby EBを使ってちまちまと遊ぶ。項目間のリンクをたどれなくてもいいなら、BookView相当の検索くらいはできるCGIはあっと言う間にできてしまった。くふふ。これで家中どのマシンからでも辞書が引けますわ。たいしたものではないけど、いずれ公開しよう。
2001-05-06(日)
■ 人生でもっとも
何もしなかったGWだったな。なにしろ目が疲れるので小説も読めないのだ。マンガはたっぷり読んだけど、未読じゃないし(未読の小説は山ほどある)。まだ充血が引かないので、明日も病院に行く予定。はははー、11連休決定〜♪
■ トラブル顛末
書くと言いながら書かなかったが。いや、たいしたことではない。被害を除けば。
借りていたマシンがディスクもろとも死んでしまって、救えたのは5月1日までのデータだったらしい。慌てて新マシンに移行してくれたけんだけど、メールはすべてブラックホール行き。サーバ上のファイルも、パーミッションやシンボリックリンクが失われていたので、復旧に半日かかってしまった。
というわけで、5月3日前後にメールした人は出し直した方がよろしいかと。
2002-05-06(月) 10316歩
■ 引越し
新オフィス初日。通勤電車が空いていると、それだけでやる気が失せてしまうというものだな。
自分のフロアに入ってみると、机と荷物は入っているが、各机にACは来てないわ、机の上にハブが乗ってるだけでネットワークケーブルもない。なんつー手抜きだ。いきなり予定外の作業を強いられる。
で、一番トラブルが出たのが、Windowsドメインの引越しに伴うプロファイルのコピーである。なんでこんなに複雑な手順が必要なんだ。答えろ、カトラー。もー、今日は心底、Microsoftを呪った。後学のためにメモっておこう。二度とやりたくないけど。
- 旧ドメインユーザでログインし(ローカルマシンのAdministratorsである必要アリ)、プロファイル保存用のローカルユーザを作成
- 旧ドメインユーザはログオフ
- いま作ったローカルユーザで再ログイン。環境変数USERPROFILEの値をメモって、すぐログオフ
- 旧ドメインユーザのユーザでログインし、ユーザプロファイルを先ほどのローカルユーザにコピー。この時に指定するディレクトリは先ほどメモったUSERPROFILEの値
- ローカルユーザはログオフ
- 新ドメインユーザでログインし、環境変数USERPROFILEをメモっておく。この前にAdministratorでログインして、旧ドメインユーザのプロファイルを削除しておくと、この値がシンプルになるというTipsもあるが、よけいなことはしない方がいいかも
- 新ドメインユーザはログオフ
- ローカルユーザでログインし、新ドメインユーザのUSERPROFILEが指していたディレクトリにプロファイルをコピー。この時、アクセスを許可するユーザとして新ドメインユーザのものを指定しておく
- ローカルユーザをログオフし、新ドメインユーザでログインすると、そこには旧ドメインユーザと同じデスクトップ、スタートメニュー、レジストリがある……はず
2003-05-06(火)
■ 今日から仕事
出社してまずやったのはBecky!のバージョンアップ。かなりヤバいセキュリティホールだから、早めにあげとかないと。って、あれだけ自宅にいたのにLibrettoの方をあげ忘れているではないか……。
■ RFIDその後
ニュースサイトあたりからリンクされてもほんの2、3日でアクセスが収束するものだけど、RFID反応リンク集からのアクセスはいっこうに減らない。本当にアレが「いまさら」な文章なのだとしたら、こんなに興味を持たれるはずはないと思うんだが。
そもそもちゃんと「手を打って」いて「先まで考えてる」はずの事業者サイドの人間が、実はなんにも考えてなかった(あるいは見てみぬふり?)という恐ろしい実態が明らかになっちゃったんだから、森山さんの立脚点はすでに崩壊していると思うのだけど。つーか、そういう危険性をちゃんと指摘するのは研究者だけじゃなく、ジャーナリストの使命でもあるんじゃないかしらん?
追記: 高木氏、ついにはてなで日記を始める。
■ tDiary
またもや「ありえない時間」にコミってしまいました……。いや、ちょっと待ち時間が発生したもんで(誰に言い訳しているのか?)。
■ ProjectX: ハレー彗星に突入せよ
ぎゃぁぁぁ。まさか臼田64mの話をやるとは思わなかった〜。撮り損ねだ〜。パラボラ萌え者として一生の不覚。再放送を撮って、DVDに焼いてくれ〜 >houkou
2005-05-06(金)
■ Bloglinesがおかしい
ここ数日、本文が出ない(出るときもある)。ようするに「ExpandできないCollapse状態」になっている。これではBloglinesを使っている意味がないじゃないか。つーか、ただのアンテナだよ、これじゃ。すげー不便。
■ 茶目湯殿
通院ついでに休んだので、連休の狭間で空いていそうな温泉を狙う。案の定、道も混んでなくていい感じであった。
◆ kdmsnr [どこかのRSSがコケるとみんなコケるんですよね。]
◆ かん [たださんはSleipnirでしたっけ?>ExpandできないCollapse状態 IEだと時々出るんですけど、Fir..]
◆ ただただし [むむ。諸説あるの? じゃあ、とりあえずFirefoxを使ってみるか。]
◆ yuyang [つーことは、ツーリングに出かけても良いというお許しが出ているのですか?]
◆ ただただし [お許しって誰から? 医者には止められてないけど……]
◆ TrackBack [http://sho.tdiary.net/20050512.html#p01 ただのにっき Bloglinesがお..]
2006-05-06(土)
■ たいへん天気が良いので(2)
今日は夏日になりそうだなー。なんでこの天気が旅行中に(以下略)。今日乗るなら夏用ウェアを引っ張り出さなきゃ……今日も出社だけど。しくしく。
で、一人きりで集中して仕事ができると思ったら、Quake仲間のokafumiが出てきてた。危ねぇ、危ねぇ。環境があったら仕事そっちのけでQuakeデスマッチになってるところだった。
■ livedoor Readerの未読エントリ数は200まで?
そういえば、旅行から帰ってきて溜まった未読を少しずつやっつけてるんだけど、いくつかのfeedが未読数「200」で、「なんかキリがいいなー」なんて呑気に構えていたら、今日になっても200のままだった。これが未読管理の最大値なのか。
溜めすぎると古いのが読めなくなるということは、あんまり長く留守にできないなぁ(とか考える時点でダメな感じがするが……)。もちろん遡れば読めるんだろうけど未読管理されないんじゃ意味ないし。ここはいさぎよく、なかったことにするのが大人の対応だな。200という数字もちょうどいい感じがするし。
2007-05-06(日)
■ 川崎 5-2 FC東京@等々力競技場
試合開始の4時間近く前に来ても、ようやく2Fの隅っこに席を確保できるという状況。しかも大雨だっつーのに。サッカー観戦が一日仕事になっちゃったよ。まいるなぁ。
憲剛、我那覇が離脱している上に、前節にはマギヌンが4枚目のイエローを食らってしまい、いくらなんでもこれで勝つのはムリだろ、憲剛はなんとか復帰したものの本調子ではなさそうだし。……なんて悲観的な姿勢で観戦していたのに、勝っちゃった。信じられん。
なんと言っても、DF陣の安定感が素晴らしい。ボールを取られて自陣に攻め込まれても、「すぐに取り返してくれるさ」と鷹揚に構えて見ていられる。昨年と実質的に違うのはGKだけだから、全体としてレベルアップしたってことだよなぁ。
そして、主力を欠いても、代わりに出てくるメンバが必ず大活躍するという。昨年2位になって、こんなに選手層が薄いのにACLまでやるのは無茶な話だと思ったものだが、蓋を開けてみれば、マルコンの穴は村上が完璧に埋めてるわ、黒津や鄭はちゃんと得点してるわ、今日は大橋が2得点。魔法ですか。
ともあれこれで、昨年のアレの雪辱は果たしたよ。かっかっか。
2008-05-06(火)
■ 連休中の成果
- こたつの片付け
- 庭木の手入れ
- 芝生の手入れ
- ストーブの修理と収納
- いろいろ掃除
コード1行も書いてねぇ! 「連休中はずっとコード書いてます」なんて言ってる人がどんな生活してるのか想像もつかない。いや、おれも15年前までは毎年10日間ずーっとツーリングとかしてたか。
あ、「どうせエロマンガだろ」と思い込んでいた『オナニーマスター黒沢』が、実はガチで面白くて、ついつい全部読んじゃったという成果もあった。って、これがコード書けなかった主要因じゃ……。
■ 今週末、一泊ツーリングの予定
川崎は今日の磐田戦で勝って、4連勝、なんと3位に上昇。これというのも、チケットを確保しておきながらスタジアムに足を運ばなかったおれのおかげですよ。ほんま、なんでTVで見てるときに限って勝つんだよ!
というわけで、10日の正念場、浦和戦にも行かないことにした。いや、かみさんが家を空けるので、ついでに(久々の)一泊ツーリングに行くことにしたからなんだけど、たぶんこれで川崎は勝てるはず(←非科学的すぎる)。
そんなこんなで、4日後のことなのに、どこに行くのかぜんぜん決めてない。漠然と北のほうに行きたいなぁ……とは思っているが、いい感じのワインディングに出会える土地をこれから探さなくては。つーか、せめてどこに泊まるかくらいとっとと決めないと。
2009-05-06(水)
■ RuBBSとmobilerのサイトをGitHubにリダイレクト
spc.gr.jpの期限まで2ヶ月を切り、いろいろ撤収中。といってもPalmDesktopの日本語化パッチなんかはもう使う人もいないだろうし、そのまま静かに消えてもらう。まぁ、ほとんどのコンテンツはこのまま消え去らせるつもりだけど。
こないだGitHub上にリポジトリを移動したRuBBSとmobilerも、今となっては使ってる人はほとんどいないだろうが、残してしまった以上はリダイレクトしなくてはならない。というわけで、mod_rewriteを使って301リダイレクト。
.htaccessをこんな感じに:
RewriteEngine on RewriteRule ^RuBBS.html$ http://github.com/tdtds/rubbs [R=301,L]
2010-05-06(木)
■ Android + Gmailで、指定したメールだけ通知させる
Desire搭載のGmailアプリはそこそこの速報性があって、MMSが使えない環境でもおおむね不自由しない感じになっている。ただ、inboxに入ったメールが全部通知されてしまうので、たくさんのメーリングリストに入っていたりするとうるさくてしょうがない。メーリングリストだけあらかじめフィルタしてinboxから除いておけばいいんだが、それってGmailの使い方として間違ってる! と思うので、逆に通知して欲しいメールだけを選択的に通知してもらう方法を模索している。現時点ではこんな感じ。たぶんもっとスマートで省電力な方法があると思う。
速報して欲しいメールは主にケータイからのメール。iPhoneの時はケータイからのメールだけMMSに転送していたんだが、これだと未読が二重管理になってウザかった。やはりGmailの中で完結させないと。
ということで、原則としてGmailアプリには通知をさせない(着信音を「サイレント」にしてバイブを切ると通知領域にアイコンだけ出るようになる。もちろんアイコン表示も抑制可能)。代わりに特定のラベルを付けたメールだけ通してもらうために、IMAPクライアントであるK-9を導入。K-9はIMAP IDLE機能を使ってメールを監視してくれるので速報性が期待できる*1。
あらかじめ通知して欲しいメールをGmailのフィルタで絞り込んでおき、特定のラベルを付ける。ここでは仮に「notify」。
K-9にGmailのアカウントを作成し(~@gmail.comのアドレスを入力するとあとはよきに計らってくれる)、Account Settingで「Folders to check with push」を「Only 1st Class folders」に、「New mail notifications」をON、「New mail ringotone」を好きな音色に。必要に応じて「Vibrate」もONに。
ついでFolder listを更新すると「notify」が出てくるはずなのでそれを開き、「Folder setting」にて「Folder push class」を「1st Class」に設定。これで、先の設定とnotifyフォルダ(ラベル)が結びついて、push通知(IMAP IDLE)の対象になる。はず。なにしろいろいろ試行錯誤したので、これが最小のセッティングかどうか自信がない(笑)。
これでケータイからのメールはinboxに残ったままでnotifyラベルが付き、K-9からはnotifyフォルダに入った未読の新しいメールとして認識される、という寸法。K-9で読んでもGmailで読んでも既読になるので、二重管理にならない。
*1 なんですべてをK-9で完結させないのかというと、受信メールをすべてinboxに入れておいて、処理済みメールをarchiveするというGmail的運用に向いていないため。フォルダへの手動振り分けがとにかく面倒なUIなのである。
2011-05-06(金)
■ 「緊急災害時動物救援本部」に募金した
震災からそろそろ2ヶ月、現地はまだまだ大変だろうし、原発も予断を許さない状況が続いているが、ともすれば日常に流されて忘れがちになりそうになる。現地に飛んでボランティア活動ができるわけでもなし、できる支援は継続的な方がいいだろうと思い、各種ポイントやアフィリエイトのような「ひたいに汗してないあぶく銭」は(同額を)募金に回すことにしている。とりあえず1年。
当初は赤十字とかのメジャーなどころに送金していたのだけれど、孫正義の100億円のおかげでだいぶ気勢を削がれてしまったので*1、もうちょっと周辺に目を配ることにした。今月は緊急災害時動物救援本部。
動物愛護協会といえば時にはいささか過剰なほどの動物愛護精神を発揮してくれる団体ではあるが、こういうときは行動力があるだろう。すでに3億円集まっていて経過報告もしっかりしてるし。なにより猫を飼う身としては、こういう活動は支援せざるをえないですよ。
それにしても連休の谷間だからか、銀行が混んでて混んでてまいった。考えることはみな同じか(ってみんなが募金してたわけではないが)。
*1 といっても義援金の配布はとりあえず一人あたり30万円とか、どんだけ被害が大きいのかと絶望的になるが。
2012-05-06(日)
■ esrオープンソース三部作を読み返した
というわけで、ちゃんと読んだ。繰り返しになるがなんでこんなことをしてるかというと、「伽藍とバザール」からちょうど15年、esrが「伽藍」と「バザール」として対比させたものが何なのかすら忘れられつつある(!)という状況を受けてartonさんが現代的視点で解題してくれた一連の文書をちゃんと理解するために読み返したというわけだ。件の文書は以下にあるから読むといいと思うよ:
- 伽藍、バザール、ノウアスフィア、おなべ(1)
- 伽藍、バザール、ノウアスフィア、おなべ(2)
- 伽藍、バザール、ノウアスフィア、おなべ(3)
- 伽藍、バザール、ノウアスフィア、おなべ(4)
- 伽藍、バザール、ノウアスフィア、おなべ(5)
(本当は「ハロウィン文書」もEPUB化すべきなんだけど、表が多くてやる気がおきない。)
「伽藍とバザール」はよくできた現状分析という感じで、初めて読んだ時とそれほど印象に違いはない。でもまぁ、これは基本中の基本だよなぁ。これを読まずに(または読んでもなお)「伽藍」がクローズドソースで「バザール」がオープンソースだ的な解釈をするやつがいるようで困る。
個人的に(そうきわめて個人的に)面白かったのは「ノウアスフィアの開墾」で、最初に読んだときはあまりに「おれたちの」文化を赤裸々にしているさまにカチンときたものだが、さすがにこの歳になると客観視できるというか、実によくできた文化人類学的なフィールドワークレポートだね、これは。なんでカチンときたかというと当時は文化人類学者に観察される一方の未開人の立場だったのが、今では立派な文明人になったからだな(笑)。そんな読み手の個人的な変化が面白かった。
こいつの結末は慣習を慣習法へ……ということでこのハッカーたちの慣習を「法」として文書化しようという提言(?)になっているのだが、2012年の現代はというともっと愉快な方向にねじ曲がっていて、それはGitHubを中心としたソーシャルコーディングだ。ここでは「ノウアスフィア~」で描かれたハッカー文化がシステム化され、よりあからさまになっている。明文化よりシステム化の方がハッカーぽいし、これは正常進化だと思うね。相変わらずプロジェクトのフォークは起こらないが、コードのフォークは極めて簡単になっているとかね。
となるとクラウドベースのサービスが覇権を競っている現代に合わせて「魔法のおなべ」もアップデートが必要じゃないかと思うのだけど、終章の結論、最後までオープンにならないのはアプリケーションだというのは、わりと現状に合っているのかな。
で、アプリケーションが将来オープンになるかというとたぶんならなくて、なぜなら勝ち組サービスを保有するベンダーは十分に大きくなって、自社内に「バザール」的なエコシステムを構築できてしまうからだ。Googleしかり、Facebookしかり。彼らは優秀でモチベーションの高いハッカーを大勢雇って、社内におけるコードの所有権を曖昧にすることで、コードをオープンにすることなく効果的なバザール開発をしてしまっている。インフラやミドルウェアはまだしも、アプリケーションのコードまでわざわざインターネットに公開する必然性はない。ここにきて、「伽藍」が「クローズ」とイコールではないように、「バザール」は「オープン」とイコールではないよという話になるわけだ。面白い。やっぱり読み返してよかった。
■ esrオープンソース三部作のダウンロード数にみるEPUB普及状況
esrオープンソース三部作のEPUB/Mobi版公開ページ*1は、見ればわかるようにGitHub pagesを使っているのだけど、個々の電子書籍のURLはbit.lyで短縮したDropbox上のファイルなので、ダウンロード数がわかるようになっている。
で、ちょっと集計してみた。
実は公開直後はMobiダウンロード数の方が伸びていて、「ああ、やっぱり技術者のKindle普及率は高いしなー」と考えていたのだが、一夜明けてみたらEPUBが逆転してやや優勢という状況に。さらに結城さんが紹介してくれたあたりからEPUBがさらに伸びて、いまではほぼ倍の差がついている。そりゃそうだ、Kindleよりスマートフォンやタブレットの方がよっぽど普及してんじゃん*2。
というわけで、現状では技術者向けならEPUBファーストでおk。一般向けなら言うまでもない。これがAmazon電子書籍の日本市場参入でどう変わるか、楽しみである。
2016-05-06(金)
■ ドーラ、抜歯手術を受ける
飼猫になって寿命がのび、いわゆる慢性疾患にかかる猫は少なくなくて、中でも歯周病はかなりの割合の猫が罹患しているそうだ。というかうちの猫たちもそうだった。
いつものかかりつけの獣医はこの点にかんしてわりといい加減かつ古臭い治療方針で、抗生物質とステロイドによる対処療法しかしてくれなかったのだけど、さすがに長引いているのでちゃんとした病院にかかろうということで、中央林間で評判の獣医に診せるようになった。
で、抜本的に治すにはスケーリング(歯石取り)と(必要に応じての)抜歯しかないので、今日がその決行日。じっとしていてくれるものではないから全身麻酔で、けっこうおおごとだ。前夜から絶食*1、朝イチに持ち込んで点滴、昼から手術で、夕方退院。ドーラは病院でもわりと大人しいのであまり苦労はなかったけど、あの臆病者がまる一日外出となれば、そうとう消耗しただろうなぁ。
帰宅後はまだ麻酔が抜けてないため下半身がヘロヘロだったけど、獣医からしばらく食べないだろうと説明されていたにもかかわらず、真っ先に向かったのが空っぽの茶碗で、慌ててパウチのキャットフードを与えたらぺろりと平らげて、まさかのおかわり要求。元野良の生命力すげぇ。
それでも疲れ果てているのか抱っこしても逃げないし、夜はベッドで一緒に寝るしで普段のドーラからは想像もつかないほど懐いていたのだった。その後半日から一日くらいは調子悪そうにしていたけど、徐々に回復しているようでよかったよかった。
ドーラが落ち着いたら次はグスタフだなぁ……はぁ、気が(体重も)重い。
*1 とうぜんグスタフも付き合うことになる(笑)。
2023-05-06(土)
■ 宇宙科学エトセトラ ―みんなの宇宙深体験パビリオン―へ行ってきた
GWはもっぱら猫の通院と大掃除*1で消滅しそうだったので、かみさんが見つけてきてくれた宇宙研講演会に行くことにした。ソロで。JAXA/ISASは市内にあるので、なんというか「地元のローカルイベント」っぽい。
会場はけっこう大きいのと「はやぶさ」バブルは去ってしまったので、客の入りは2割くらい。寂しいものだ。第一線の科学者・工学者の生講演をタダで聴けるのにねぇ。「大人向け」と断っているにもかかわらず、子供も含めて客層は老若男女バランスが良いが、聞こえてくる会話からして全員まちがいなく宇宙オタ。近くに高齢のグループがいたんだけど、いかにもな口調からして明らかに"第一世代"である。くわばらくわばら(笑)。
講演は、JWSTの成果からX線や赤外線での観測からみえる原初の宇宙の姿の話、アルテミス計画を中心としたReturn to the Moonな話、太陽系外惑星の相次ぐ発見から惑星形成論のいま、の3本。最近、宇宙開発・探査まわりの情報に触れていなかったこともあって、どれも面白かった。とくに、太陽系の惑星たちは形成直後に大規模な軌道変更をしているのが最近の定説だとか、ぜんぜん知らんかった。あと、日本の月探査機SLIM、宇宙船っぽいデザインと大胆な着陸姿勢がかっこいい! これは応援するわ。
というわけで、今年のGWっぽい遊びはこれにて。宇宙探査計画からしか吸収できない特殊な栄養って、あるんだなぁ。
*1 近年、年末の大掃除は時間がないのと寒いのでだいぶ手抜きになっていたため、花粉が飛ばなくなってからやった。
◆ yada [んー、まるで俺の職場を再生しているかのようだ>ドメイン切替え]