2004-02-01(日) [長年日記]
■ Google AdSenseテスト中
tDiary.Netをやっていると、ときおり「寄付したい」という申し出をいただくことがある。個人的にはAmazonギフトででももらえれば嬉しいのだが、tDiary.Net運営委員会全体への寄付窓口などを考える必要もあるだろう。
ということで、寄付の一つの手法として、Google AdSenseを(希望者のみ)貼れるような体制を整えつつある。現在この日記でテスト中。ページ上部に貼れる横長のバナーと、サイドバー向けの縦長のバナーなど、配置やサイズを選べるようにする。
それにしても、ちゃんとウォシュレットの広告が入ってるもんなー、すごいわ。
2004-02-02(月) [長年日記]
■ 「お返しTrackBack」はやめよう
以前ちょっと書いたが、妙なTrackBackが増えている。最初は「ココログだけの変な流行だろう」と思っていたんだが、先日は違うところからも受け取ったし、調べてみるとそういう例が増えているようだ。こんな習慣が根付いてしまったらうっとおしくてしょうがないので、ここにきちんと提言することにする。
「妙なTrackBack」ではわからんので「お返しTrackBack」と名付ける。「お返しTrackBack」は以下のようにして発生する。
- サイトAは、エントリ1の中で、サイトBのエントリ1に対して言及し、リンクをはった。
- 同時にサイトAは、エントリ1からサイトBのエントリ1にTrackBackを送った。TrackBackを送る行為は逆リンクを生成するので、これで両エントリには相互リンクができたことになる。これでサイトAの読者も、サイトBの読者も、双方のエントリを参照できるようになった。ここまでは良い。
- TrackBackを受け取ったサイトBは、サイトAのエントリ1に「お返しTrackBack」を送った。これが問題。
なにが問題か。
- (2)の段階で、すでに両エントリには相互にリンクが貼られている。読者にとって、両方の意見を読むためのリンクはすでに十分にある。これ以上のリンクは余剰である。
- TrackBackには本来、「あなたのエントリに言及しましたよ」という意味がある。しかしながら、サイトBのエントリ1には、サイトAのエントリ1に対する言及はない。これはTrackBackの意味を無効にしてしまいかねない。
- 「お返しTrackBack」を受け取ったサイトA(の中の人)は「がっかりする」。だってみんな、TrackBackを受け取ったら嬉しいでしょ? それは自分のサイトに対する(言及による)反応だと思うから。でもサイトBにはサイトAへの言及なんかないのだ。てゆうか、そのエントリはもう読んだってば!
- (3)のTrackBackをたどった読者は「がっかりする」。なぜなら、リンクの先には今読んだエントリに対する言及があるはずなのに、それがないから。てゆうか、そのエントリはもう読んだってば!
得する者などない「お返しTrackBack」が発生したのはなぜか、よくわからない。intersite MLでネタを振ってみたりした。ココログの「TrackBack野郎」のせいだという声もある。儀礼を重んじる日本人ならではの行動ではないかという意見もあった。でも、ちょっと考えれば、おかしいことに気づくだろと思うんだけどね。
なお、言うまでもないことだが、下図のような場合にはTrackBackが有効に使われている。これを「TrackBack返し」と呼んでいるサイトが多い。本稿で問題視している「お返しTrackBack」とは別物である。というか、こっちがTrackBack本来の使い方である。
- サイトAは、エントリ1の中で、サイトBのエントリ1に対して言及し、リンクをはった。
- 同時にサイトAは、エントリ1からサイトBのエントリ1にTrackBackを送った。
- TrackBackを受けたサイトBは、新しくエントリ2を起こし、サイトAのエントリ1に言及した。
- 同時にサイトBは、エントリ2からサイトAのエントリ1にTrackBackを送った。
注記
なおこのエントリでは、トラックバックの有効な使い方を考えるで触れられているような、以下の場合の「お返しTrackBack」までは否定しない。特にFriday 5の使い方は、本来のTrackBackとは異なる文化である。
- サイトAのエントリ1に言及リンク(1)がないにも関わらずTrackBack(2)だけがあるような場合
- Friday 5の相互TrackBackという「風習」
それから個人的には読者が混乱しやすいので推奨しないが、わざわざ新しいエントリを起こすほどでもないと思うなら、こういうのはアリかも知れない:
- サイトBのエントリ1にサイトAのエントリ1への記述を追記してからTrackBack
2004-02-03(火) [長年日記]
■ 「お返しTrackBack」はやめよう(2)
昨日の続き。
「単にTrackBackについて知らないだけでは?」という指摘があったので、「いやそうではない」と思った理由を述べよう。個人をあげつらうことが目的ではないので昨日は書かなかったが、実際におれが受け取った「お返しTrackBack」の例である。いったん非表示にしておいたが、このために復活させてある。
まず1例目。この人はいわゆる「メタブログ」が好きらしく、自分のウェブログの冒頭でも「blogの書き方」について書くと言っている。そういう人が、はたしてTrackBackの意味を知らないだろうか。いや、知らないから「お返しTrackBack」をするんだろうけど……。
続いて2例目。この人は、ようするに「bk1.jpにTrackBack機能を実装しよう」としている人である。TrackBackの意味を知らずに、TrackBack対応のシステムを実装しようとしている……? えー、マジですか。てことは、bk1.jpにTrackBackで書評を送ると、すかさず「お返しTrackBack」が来たりしちゃう? うへぇ。
とまぁ、「TrackBackの意味くらい知っていても不思議でない人からお返しTrackBackを受けた」という体験が昨日のエントリ(←あえてウェブログ的用語を使ってみる[笑])を書かせたわけだ。逆に言えば、そういう人たちまで「お返しTrackBack」をしていると言えるわけで、こりゃ、ますますちゃんと啓蒙しなくては、たまらんよ。
というわけで、「お返しTrackBack」を見かけたら、昨日のエントリを教えてあげて欲しいのである。そうだ、上の2人にもTrackBackしておくか……
■ teikade公開終了
感慨深い。おれがJavaをメインのプログラミング言語として使っていたときは、フリーのIDEなんてteikadeしかなかった。というか、「dejava」って呼ばれてた時からずーっとこれしか使ってこなかった。
さすがに、Eclipseのある今となっては、teikadeの存在意義はないだろう。でもpure Javaで、シンプルなこういうIDEが存在したことは覚えておきたい。記念にダウンロードしておくか。
■ Google AdSenseを始めます
というわけで、tDiary.NetのGoogle AdSense公式アナウンス。あくまで任意だが、日頃から「無料で貸してもらって申し訳ないなぁ」と思っているような人は貼ってみて下され。
別に、これがないと運営が立ち行かないくらい金に困ってるってわけじゃない。でも、例えばハードウェア障害が起きて、急いでパーツを交換しなきゃいけない……なんて時に、ちょっとバッファがあると楽になるのは確かだしね。
■ 親知らず
いかん……「ずっくんずっくん」っていいはじめた。歯医者に電話しよう。
◆ kdmsnr [過去ログを参照するのに自己TrackBack使うのはカッケーって思いました。真似しよう。]
◆ TrackBack [http://takeshi.sub.jp/blog/archives/000158.html smashmedia..]
◆ えぐぞせ [エクリプスっつーと、かつてDSMの…って、げげっ、まだあるのか(汗)]
◆ TrackBack [http://sho.tdiary.net/20040204.html ただのにっき お返しTrackBack」はや..]
◆ TrackBack [http://blog-yamasaki.com/archives/000320.html 山崎宏之のウェブログ 【..]
◆ としろう [「こりゃ、ますますちゃんと啓蒙しなくては、たまらんよ。」こちらをTrackbackした後で読んでしまったり、汗。 世..]
2004-02-04(水) [長年日記]
■ 「お返しTrackBack」はやめよう(3)
もう反応リンク集ができてるもよう……。
まず最初に。「世論」化しようとする意図がみえみえの文体が気に入らない(辺境から戯れ言)と言われても、最初からそれを狙って書いているのだから、「その通り」としか言いようがない。最初から「提言する」って書いてるし。「私の日記にお返しTrackBackをしないで」なんてヌルいことを言いたいわけじゃない。「TrackBackを効果的なツールにしておくための習慣を根付かせよう」というはっきりした意図がある。
TrackBackという仕掛けが理解しづらいものだというのは、今さら言うまでもない。おそらく、行為の方向(A→B)と、結果(リンク)の方向(B→A)が逆向きだからわかりにくいのだろう。だからこそ、TrackBackを意義のあるツールにしておくためには相応の努力が必要だ。「お返しTrackBack」のようなTrackBackのメリットを破壊しかねない風習は、仕掛けを理解せずになんとなく使っているから生まれてくる。それ(破壊)を防ぐための努力を、おれはするよ、と宣言した。賛同する人はこのエントリを使ってくれるだろう。それだけだ。賛同しない人は……まぁ、どうでもよろしい。
それを踏まえた上で、smashmediaに反応。あ、bk1.jpからお返しTrackBackが送られてこないと知って安心しました(笑)。
こういうことを読んだらビビってTrackBackを送れない人が出てくるだろうなあとも思った。
こういう受け取られ方をしてしまったら不本意なので補足しておきたい。最初のエントリにあげた問題点のリストは、実は同じことを言い方を変えているだけだ。読者の琴線に触れる「理由」がひとつでも入っていれば良いと考えたからだ。
例えば河野さんは「TrackBackの意味を無効にしまいかねない」という2番目の(もっとも論理的な)理由で納得した。ミニマリストなら最初の「リンクの余剰」に反応するだろう。読者をなによりも大事にしたい人なら「読者をがっかりさせるよ」と言われて、TrackBack先と仲良くしたい人なら「相手ががっかりするぞ」と言われて納得するだろう。いろんな立場の人が、それぞれの理由で納得してくれればそれでいい。「初心者」であっても、どこかにひっかかってくれるのではないか、と思う。
おれが恐れているのは「お返しTrackBackが根付く」ことであって、初心者がうっかり「お返し」してしまうことではない。そういうTrackBackを受け取ったら、そういう使い方はするもんじゃないよ、と教えてあげたいのである。「その手の努力はこれまで、ことごとく失敗してきたではないか」と言われるかも知れないが、ウェブログというスタイルと、コメントやTrackBackという仕掛けを使えば、相手に簡単に問題点を指摘できる。従来とはコストが違う。本当に根付く前に撲滅できる可能性は高いと踏んでいる。
■ 親知らず(2)
昨日、慌てて歯医者に飛び込んだら、痛んでいる下の親知らずじゃなくて、その上の親知らずが問題だと言う。上の親知らずが、適切なかみ合わせを求めて降りてきた結果、下の歯茎を刺激して腫らしたらしい。へぇ〜、そんなことがあるんだ。
下の親知らずは真横を向いて生えているので(なんでやねん)、抜くとなったら尋常でない大手術になると脅されたが(泣)、上を抜くのは簡単だそうだ。心の準備ができていないので、とりあえず歯茎にあたる部分を削ってもらって済ませた。来月にでも抜こう。
で、歯茎の腫れは引いたかというと、まだなんだよ……。流動食しか食えん。つらい。
◆ いっちゃん [僕、今歯医者行ってきたんだけど下の歯親知らずで真横。おまけに先生に口腔外科を案内される始末。はあー。あまりの怖さでコ..]
◆ ペコ [私もとうとう親知らずを一度に3本抜きました。7年前からたまに痛むことがあり、下の1本は横向きで、上の1本も斜め・・こ..]
◆ べべ [明日、横向きの親知らずの手術です。怖くて寝れません。はーーーー怖い]
◆ 親知らずのリンク集 [親知らずについてご参考にしてください。 http://yoga.itigo.jp/oyas.html]
◆ 名無し [Trackbackなしって何様って感じ。たいした内容のブログじゃないじゃん。読んでお返しされるだけありがたいんじゃな..]
◆ ただただし [↑おまえ、ちゃんと理解しないでツッコんでるだろ?]
2004-02-05(木) [長年日記]
■ 「お返しTrackBack」はやめよう(4)
なんで親知らずネタの方が盛り上がるんだよ!(笑) やはり、「痛い体験自慢」は人類の性なのか。
結城さんから、自動検出は可能かという疑問の提示。うーん、いい指摘だ。受信側、送信側の双方で可能だろうと思う。ただ最初に書いたように、同じエントリ間でTrackBackし合う状況はいくつかあるので、これらの「例外」をどう扱うかが難しいか。
受信側では、あらかじめ自分がかつて発信したのTrackBackを記録しておいて(そもそもこれができないシステムが多数)、その相手からTrackBackが来た時にははじけばいい。これは「自分のサイトにお返しTrackBackが加わること」は阻止できるが、送った側への影響力がないので、「お返ししたがる人」を減らす役にはたたない(教育効果がない)。また、上記の例外をどう設定するかという問題がある。
発信側では、受信済みのTrackBackへ「お返し」をしようとした時に警告を出すことが可能だ。例外事例の場合には警告を無視すればいいので、受信側の場合よりははるかに実装が楽だし、効果も高そう。広く普及すれば、これはけっこう有効かもしれない。ただやはり、警告の「意味」を納得させるのが骨なので、おれが実装するなら機能をOFFにできないようにするな(笑)。
TrackBackのよい訳語はないものか。以前、TrackBackの「おれ名称化」に反対したことがある。この意見は今も変わらない。TrackBackは送信側と受信側で同じ用語を(ツールを横断して)使っていないと混乱を招くから。で、いまさら訳語を決めてもみんなが倣うとはとても思えないので、手遅れかと。
おまけ。おれが「お返しTrackBack」の事例としてあげたOcologが休載してしまいましたとさ。メタブログ屋さんなのにこのネタに食いついてこないとは、残念至極であります。
■ MP3再生対応トイレ
yamkさんに教えてもらった。うぉー、すげー、ハックしてぇ〜(まて)。
でも、こういうものが公共の場所に設置されるとは思えないので、ハックはできないなぁ(自宅にあるものをターゲットにしても面白くないのである)。どうせなら、無線LANクライアントにして、同じネットワーク上にあるiTunesのライブラリを再生できます! とかやって欲しかったかも。
#tdiary.vimのテストを兼ねた投稿。
■ tDiary.Netのクレーム対応方針について
インターネットもずいぶんと世知辛い時代を迎えたようなので、このような文書を書かねばならぬのであるよ。まぁ、当たり前のことしか書いてないけど。ようするにtDiary.Netは何も助けてあげられないよってこと。
◆ Full [TrackBack の訳語で「捕句縛」とか提案しようと様子を窺ってたんですが、そうですか、いらないものだったんですね..]
◆ ひ [TrackBack音頭とか、TrackBack数え歌とかを作ってみるとか。]
◆ Shin [TrackBack URL からトラックバック先の記事は判別できないと思います。受信したTrackBack とこれか..]
◆ ただただし [あぁそうか、Ping URLはParmalinkと一致しませんね。勘違いしてました。 でも、文中のリンクをたどってa..]
◆ 那由他 [お返しトラックバックの論調って、そもそもトラックバックという概念が定着してないばかりか、いまだ発展中(そんなにコンセ..]
◆ ただただし [コンセンサスなんてとっくにとれているが、新規参入が多すぎて啓蒙が追いついてない、というのが私の立場です。]
2004-02-06(金) [長年日記]
■ 親知らず(3)
先日もらった薬も切れてしまい、ぜんぜん痛みが引かないので、しかたなくまた歯医者へ。「絶対に抜いてしまった方がいい」という医者の主張に折れ、抜くことに。もちろん、主犯である上の親知らずである。下のヤツは見なかったことにする。
簡単に抜けるという言葉に偽りはなく、麻酔を打ち始めてから15分で完了した。もっとも、抜きながら
こ、これは……!
とか
予想だにしなかったすごい歯だ
とか言うのはやめてクダサイ!! 怖くて泣くかと思ったよ。
で、どんな風に予想外だったと言うと、写真の通り片足をあげたキュート(?)なヤツだったわけだが。面白いのでお持ち帰りさせてもらった。
これでやっと、まともなものが食えるぜ……ということは当然なく、抜いた跡が腫れて、麻酔が切れたらもう何もする気が起きないのである。あぁ、今日も流動食か……。
2004-02-07(土) [長年日記]
■ 我輩の辞書に「パケ死」の文字はない
その証拠に、「ぱけし」で変換すると「波消し」に。
というわけで、auのWIN端末(って書くとまるでOSがWindowsみたいだ)、W11Hを使い始めて約1週間が経過した。ADSL導入の時もそうだが、ブロードバンドというヤツは、その「速度」よりも「つなぎっぱなし」という面が生活に影響を及ぼす。もうね、電車のなかでアクセスしっぱなしですよ。おかげで毎日ちゃんと充電しないとダメ。
巡回
巡回したってへっちゃら。アンテナをちょっといじって、UP.Browserからのアクセスに限って最新100リンクで切るようにした。でないとメモリ不足のエラーがうるさいので。100もいらんな。50でいいかも。今まで、巡回時間が朝昼夕夜と決まっていたので、たまてばこのような伝統的なアンテナでよかったんだけど、もっといい感じに更新チェックがかかるようにしたいな。やはりsamidareか?
で、tDiary系のサイトは(当然ながら)いっさい問題なし。自分では使わないのに携帯対応しておいてよかったよ。ただ、ツッコミが途中で切れる点はもうちょっと調整がいるかも。
その他のウェブログ系は、レイアウト次第では読めるものも少なくないが、サイドバーがページの冒頭にあるようなところはメモリ不足で本文にたどり着けないことが多い。tDiaryでは読み上げブラウザを考慮してサイドバーをフッタに入れるように推奨してきたが、携帯アクセスを意識した時にもこの原則は重要だなぁ。
ニュースサイトはほとんど使い物にならない。たいてい、サイドバーが重すぎる。ひどいところはヘッドラインの画像で限界に達したりする。テキストで勝負するサイトがこういうことでええんかい。Webサイトデザイナーは、試しに自分のところを携帯でアクセスしてみるべきだ。
goopas
去年、H"からは登録できず、悔しい思いをしたgoopasにも入ってみた。あれだけ根掘り葉掘り個人情報を聞いてきたわりには、たいして興味のある情報を送ってこない。まぁ、相模原と町田という乗降駅が問題って気もするが……。しばらく使ってみて傾向が変わらなければ解約するだろう。
mobileimap
mobileimapは大活躍である。長らく1.0からバージョンアップしてなかったけど、これを期に、最新にしておくか。
GPS
GPS機能はまだほとんど使っていない。こま犬の取材をしたときに記録しておくと、あとで楽になりそうだ。他にも、写真と組み合わせてできそうな、面白い遊びを考えてみたい。……なんて、増井さんのパクリになりそうな気がするけど。
◆ 74 [な、なんと( ̄□ ̄;)!! 実はここ数日、auに変えようかどうしようか迷っていた のですが、これで心は決まりました..]
◆ ただただし [うっ、責任感じちゃうな。「少なくともW11Hでは」って補完しておいて下さいよ(^^;]
◆ なかだ [たまに携帯(211)で更新してます。]
◆ michieru [うちのmDiary、たまにA5404Sから更新してます。追記のみでプレビューが欲しいかなと思うことがありますけど。(..]
◆ ま2 [goopasって最初の登録が本当に大変ですよね。で,役に立つのは事故情報だけ。事故情報は「改札を通ったタイミングでメ..]
◆ rgfx [自鯖にnogate.cgiを置いてブラウズしています。 たまに見れないページもありますが快適です。 http://w..]
2004-02-08(日) [長年日記]
■ U-23: 日本 1-1 イラン
やっぱ、この世代の代表のほうがよっぽどいいよなぁ。いや、昨日のA代表は見もしなかったんだけど。しかし、なんで坂田はスタメンじゃないのだ。ガツガツしてて実にいいぞ。
それにしてもTV朝日。試合のあいだ中、画面の隅にずーーーーっと
絶対に負けられない戦い アジア最終予選まで22日!
とか出してんじゃねーよ。邪魔くさい。つーか、負けてもべつに問題ないじゃん。民放の中継って、大げさすぎるくせに中身がないから大嫌い。
◆ なぎさっち [つか、平山ゴールのリプレイしすぎ。どーせリプレイするなら、その前の一連のプレーを分析とか、見せ方変えてくれ。ってか、..]
2004-02-09(月) [長年日記]
■ 我輩の辞書に「パケ死」の文字はない(2)
自宅サーバからezweb.ne.jp宛にメールをすると、postfixが延々とtimeoutを繰り返したあと、配送に失敗したりする。成功するときもあるが、6時間くらい遅れたりする。これじゃ使い物にならんぞ。
tDiary.NetのSMTPサーバを使うとなんなく配送できるので、もしかしてなにか制限がかけられてるとか? 自宅との違いは固定IPアドレスかどうか程度だと思うんだけど……。
■ 親知らず(4)
昨日あたりからしっかり噛めるようになっております。固いものが食える〜。嬉しい〜。
しかし噛み合わせが変わったせいか、今度は右下のアゴが痛いという……。たぶん、しばらくすれば慣れてくると思うんだが。
■ ひとつのコミュニティにひとつのWiki
おおむね賛同する。
Wikiとコミュニティの親和性については過去に書いたことがあるが(→Wikiの恐怖?(2))、おれの中では「特定の目的のもとに人が集まったものがコミュニティである」という漠然とした定義があるようなので、「目的別にWikiを作る」と「コミュニティ別にWikiを作る」はたぶんほとんど同義なんだろう。
だとすると、その上の記事(WikiFarmでのWiki同士の連係)は、頻繁に互いを参照する必要があるWikiどうしは、実は同じコミュニティに属しているのではないかと疑ってみるべきかも。だったら一緒にしてもあまり問題はないよね、たぶん。ishinaoさんはまた面白いことを考えているようだけど(笑)。
■ 我輩の辞書に「パケ死」の文字はない(3)
非固定IPアドレスのホストからezweb.ne.jpにメールが出せないのは、有名な話だったようだ。でも、届くこともあるから謎である。ときどき通してくれるってこと!? >au
というわけで、ツッコミやTrackBack先を参考にして、以下のように設定した。ちなみにうちは@NIFTYなのでちゃんと割り当てられたSMTPサーバがあると思うんだけど、もちろん覚えちゃいないので(ぉぃ)、うちに割り当てられたアドレスを逆引きしてから、適当なドメインでMXを調べた。あとで正しいものに書き換えておこう。
# tail /etc/postfix/transport : : .ezweb.ne.jp :[***.infoweb.ne.jp] ezweb.ne.jp :[***.infoweb.ne.jp] .docomo.ne.jp :[***.infoweb.ne.jp] docomo.ne.jp :[***.infoweb.ne.jp] # tail /etc/postfix/main.cf : : transport_maps = hash:/etc/postfix/transport # postmap /etc/postfix/transport (→/etc/postfix/transport.dbができる) # /etc/init.d/postfix reload
postfixが再起動したとたんに、溜まったメールがダダダっと携帯に届いたのであった。やれやれ。
■ ボクとsixamoとsixamoの生きる海
最近では5歳の女の子が書く日記が話題になったりしておりました。先日は熱にうなされて、多数の日記にコメントspamを投げまくったりしていたようです。同じ猩紅熱でも、『若草物語』で幻のピアノを弾いていたのとは時代が違いますな。
ところが今度は、(嘆かわしいことに!)ついに人ならざるものまで日記を書くしまつです。今日の日記は、自分の機能をあることないことベラベラと喋っているようであります。これらの機能が実装済みなのか実装予定なのかはわかりませんが、この調子だとわれわれの人間社会は、いまにコンピュータに乗っ取られますよ。
◆ やまぐち [ウチはyahooですが、手元のau携帯にメールを送信できてます。postfixで。]
◆ ただただし [あちこちの日記に同じようなツッコミしてたしさ >こ〜りん いや、いいんだけど。ウケたから:-)]
◆ ただただし [ツッコミ・テストっ]
◆ でんすけ [Y!下の自宅サーバですけど、問題なくauにとばせてます。 ただし同時に数通送ろうとすると一時的に麻痺しているみたいで..]
◆ ただただし [つまり、Yahoo!はお目こぼしをもらってるってこと……? うちもYahooにするか!(違]
◆ pm [ezwebの件、有名な話だったんですか・・HDDがぶっ飛んだので再設定をすると、パッタリと転送がきかなくなり、困って..]
2004-02-10(火) [長年日記]
■ https://www.amazon.co.jp/dp/479732158X
やっと読んだ。
実に単純な手口に、次々とひっかかっていく人々の話を読んでいると、いかに人が「他人を信用したがる生物であるか」ということ思い至る。ここまで単純だと(もちろん自分を含めて)、むしろ騙される側の人々がいとおしくなって気さえする。これはつまり、人間が社会的動物であるがゆえに逃れられない本能なのかもしれない。
だとすると、騙す側はいわば捕食者であり、騙される側とはある意味で別の生物だ。これを生存競争と捉えれば、騙される側は次なる進化をしなければならない。本書にはそのためのアドバイスもたくさん書かれているのだが、果たしてこの要求をすべて満たせる「騙される側」がどれだけいることか。ていうか、無理。
ところで岩谷弘岩谷宏・訳ということで、(怖いもの見たさで)ついつい訳者あとがきから最初に読んでしまうわけですよ、なぜか。
今日なお後を絶たないウィルス事件などは、コンピュータとネットワークの今日の姿の、根本的な欠陥を指摘していると思います。それについては、どこかで詳しく述べる機会があるでしょう。
それだけは勘弁してくれって思った。
■ 「お返しTrackBack」はやめよう(5)
すでに議論の時期は過ぎて(基本的に反対意見はほとんどなかったと認識している)、あとは地道な啓蒙活動をするだけと思っているんだが、辺境から戯れ言に続きが書かれていたので、少し補足しておく。
どうも、「やめて」でなく「やめよう」と書いたことに反応するあまり、その先に進んでいないように見える。ちゃんと全文を読んで欲しい。
「お返しTrackBack」の問題点としてあげたうち、この主張がTrackBackという仕掛けが目指す「正しさ」を理由にしているのは2点目だけだ。4点あげたうち後半の2点は、「あなたのサイトを訪れる人をがっかりさせていることに気づいていますか?」という問いかけである。つまり、「お返し」を「正しい」と信じている人を改宗させるのが目的ではなく、その弊害に気づいていない人は気づいて欲しいと言っている。優先順位はこちらが上だからである。
反応リンク集を読めばわかる通り、「お返しTrackBack」をしている人のほとんどが、この問題に気づいていなかった。昨今のブームにのって始めた人たちは、サイト間コミュニケーションに魅力を感じてウェブログを書いていることが多い。にもかかわらず、大切な読者を「がっかり」させていることを知らずに「お返し」をしていたら、実に不幸なことだろう。「啓蒙」と言っているのはそういう人たちをターゲットにしているからだ。「不幸」は少ないに越したことはない。
TrackBackというプロトコルの「秘めた可能性」までは否定していない。その証拠に、Friday 5における特異な使い方は許容しているし、さらなる新しい使い方が出てきたら面白いと思う。ただし、自分のエントリで言及したことを伝えるためにTrackBackを使うという文脈の延長で「お返し」をすると、おかしなことになる、そのことだけを論点にしているのだから、荒川さんの主張は(少なくとも「お返しTrackBackはやめよう」の文脈からは)ピントがずれていると言わざるを得ない。
■ tDiary: ツッコミ/リンク元フィルタ
-develの配信がまた遅れてるなぁ。
懸案だったツッコミ/リンク元フィルタを実装。本当はこないだの岡山出張の車内で書けてたんだけど、面倒でマージしてなかった。それまで一度も走らせなかったのに、1回エラーが出ただけですんなり動いた。こんな日もある。
ツッコミやリンク元を記録する前に、それらを拒否できるフィルタを好きなだけ追加できるような仕掛けにした。これでコメントspamやreferer spamへの対応策が作れるだろう(たぶん)。
というわけで今日のcommitは熱め。その証拠に、この日記もまだ昨日のまま(バキ
2004-02-11(水) [長年日記]
■ 我輩の辞書に「パケ死」の文字はない(3)
W11Hでページスクロールに使うサイドキーは下の方にありすぎて、はっきりいって押せたものではない。その上にカメラのON/OFFをするスイッチがあるんだけど、上下を入れ替えるべきだよな。もっとも、ブラウザに限ればキーアサインを少し変更できるので、EZボタンをページUP、メールボタンをページDOWNに設定した。他にも↑長押しでリロードとか。しっかし、こんなことまで設定変更できることには疑問を抱かざるを得ない。それよりもっとマシなデフォルトを考えるべきなんじゃないの? >メーカー各社
それはさておき、携帯のブラウザで読めないページを見る手段として、nogate.cgiというのを教えてもらった。なるほど、必要は発明の母。実はすでに、別のソリューションとしてここギコのGoogleというのを使っている。Googleでの検索をするだけでなく、検索結果が大きい場合には適当に分割してくれたりするので、これも携帯フレンドリーだった。なお、携帯でここギコにアクセスすると出てくるGPS連携のサイトも面白そう。nogate.cgiも暇を見て入れてみよう(でもPerlか…)。
■ 我輩の辞書に「パケ死」の文字はない(4)
GPSを使ってみるも、ちょっと便利そうな機能を使おうとすると別料金を請求されそうになったりして萎える。いいよ、自作で遊ぶから。
位置情報をメールに添付する機能があったので、写真と一緒に記録していけば、便利であろう(そういうことをしている人はすでにたくさんいる)。で、いつもこま犬ライブラリで使っているMapionへのリンクを生成しようとしたら、どうも微妙に位置がずれる。これはもしかして……と調べてみたら、案の定、測地系が違うようだ。GPS携帯は「世界測地系」、Mapionは「日本測地系」だって。とほほ。変換しないと。
世の趨勢が世界測地系ということもあって、日本→世界という変換は多いんだけど逆は少ない。やっと見つけたここに載っていた三角関数を使わない簡易計算式を使うことにした。誤差5mなら問題ない。数値は角度(Degree)、Bが緯度、Lが経度。
BTokyo = BWGS84 + 0.00010696 * BWGS84 - 0.000017467 * LWGS84 - 0.0046020 LTokyo = LWGS84 + 0.000046047 * BWGS84 + 0.000083049 * LWGS84 - 0.010041
自宅の位置を変換してみたら、ちゃんと一致した。ばっちり。あとはこれを、自宅サーバに仕込めばいいだけ……なんだが、こんなことをしている暇はそもそもないのである。原稿書かねば……。
2004-02-12(木) [長年日記]
■ ソーシャル・ネットワーキング
ウェブログの次はソーシャル・ネットワーキング(Social Networking、以下SN)らしい。ウェブログの煽り役はHotWiredだったけど、SNではCNETがその任にあたっている感じで、あそこのウェブログで最近とりあげられることが多い(1、2、3)。いまごろウェブログとか言ってたら時代遅れですよ、奥さん。
つーわけで、秘密会員制でGoogleが運営している、話題のorkutへのinvitationが、ついにおれにも届いてしまった。最初にinvitationをくれた方(別に名を伏せる必要はないが、秘密会員制っぽさを演出するためにあえて匿名[笑])が、わざわざinvitationしたことを告げる日本語のメールをくれたおかげで気がついた。つまり、bsfilterがばっちりspam扱いしてくれていたわけだが(笑)。ほんと、この人の気配りにはいつも感心する。
実は後述するようにSNには懐疑的なのだが、試しもせずに批判してもしょうがないので、invitationを受けてみることにした。たちどころに同時にinvitationを受けた人たちから数件のjoinが届いたり、10年以上会っていない古い知人がjoinして来たりして(外人ばっかり数十人のfriendsがいるのはさすが国際派の著名人である)、現在のところ(こちらからは何もアクションしていないのに)14,846人のコネができたことになっている。もちろん、そんな実感はなし。
CNETあたりを読んでいて感じるSNのイメージは、「欲望渦巻く関心空間」というところ。join(リンク)するとお知らせがきて、気に入ったらお返しのリンクを貼るところが関心空間にすごく似ている。趣味が似ている人を集めやすいところとか。そうか、関心空間ってSNだったのか。ただ、関心空間がモノを通じて(ワンクッションおいて)人がつながり合っているのに対し、SNでは人どうしがダイレクトにつながっている分、クッションがなくて欲望むき出し感が強い。たぶん、personal dataにそういう設問が多いせいもあろう。
で、欲望はエスカレートしやすいから、「私のコネは○Hopで×万人」という数字自体が価値を持ち始め、ネットワークの拡大が目的化するだろうことは容易に想像できる。これはねずみ講に近い構造だ。行き着く先に関してはHotWiredにいい記事が出ている(→人気のソーシャル・ネットワーキング・サービス、ネット上級者には不評?)。ネットワークの数だけじゃなくて太さも評価しないと、すぐに存在意義が失われるんじゃないか。orkutではkarmaというアイデアがそれにあたりそうだが、あまり役に立っているようには見えない。そもそも、友人に点数をつけるという考え方になじめない。以前「七つの習慣」で拒絶反応を示したのもこの点である。アメリカ人って(以下略)!!
もう一点、SNから受ける悪印象は、子供がよくやる「わたしたちって友達よね!」ってヤツ。関係の確認と強要だ。身近なところでは「相互リンク依頼」に近いが、相手が見ず知らずではないだけにやっかいだ。日本人の中に、知人からのjoinに対して「No」と答えられるだけの図太い神経の持ち主がどれだけいるだろうか。もしくは、いちど受け入れた関係を解消できるだけの冷酷さを持っている人が。おれも、自分に「fan」のkarmaをつけてくれた人に「お返しkarma」(また"お返し"か!)をしない勇気を振り絞るのに、かなりの精神力を要している。これは正直、疲れるぞ(だからと言って、fanフラグを外して欲しいと言っているわけではない。賞賛はいつでも受け入れる[笑])。
その他、orkutあれこれ。随時追加予定。
- 「tDiaryコミュニティ」を作成してみた。最初の「t」を勝手に大文字にされて、ちょっとムッとした
- ネット上の知人はみんなハンドルで知ってるので、given nameで表示されても誰が誰やら……
2004-02-13(金) [長年日記]
■ ソーシャル・ネットワーキング(2)
先生! 初日からいきなり知らない人からjoinを受けるという、もっとも恐れていた事態が!! おれはいったい、どうしたら……。
いや、「知らない人」なのが間違いなければ、さくっと「No」をクリックするんだけどさ。おれってけっこう冷酷だから、それくらい雑作もない。ただおれの場合、「知人の顔と名前を簡単に忘却する」という致命的な持病があるので、記憶がまったくあてにならないのだよ。小心者だから「あんた誰?」とか聞けないし。やっぱおれ、SNに向いてないかも……。
あと可能性としてあるのは、よく知ってる人なのに本名だけは知らない、というパターンだな。なんでハンドルやnickが登録できないんだ、orkut。ちなみにおれのfriendsリスト上では、みんなのgiven nameを書き換えてハンドルで判断できるようにしちゃったけどさ(ぉぃ)。だって全部で7人しかいないのに、「Junichiro」がすでに2人もいるんだぜ?
■ ソーシャル・ネットワーキング(3)
↑の人物には「No」と言ってみたよ。ホントに知り合いならこの日記見てなんか言ってくるだろ。Noが永続的かどうかだけど、別に「ignore user」って機能があるくらいなので、たぶん再挑戦はできるだろう。だって、あとから本当に友だちになるかも知れないんだし。
あー、もう、こんなに気を使う遊び、長続きするわけないじゃん。てことは遊びじゃダメってことで、まじめにパートナー探しとか職探しとか、具体的なターゲットがある必要があるんだろうな。有効利用するためには、もっとガツガツしなさいってことだ。
まぁ、もうちょっと遊んでみるけど。そうそう、friendにkarmaをつけても、fanフラグ以外は本人にわからないみたいだなぁ。本人以外はみんなが見られる秘密の通知票みたいで、やっぱ気色悪い。でも、まったく使わないのも面白くないので、ほそのひでともにsuper sexyをつけてみたよ!(笑) でも、ガイジンのねーちゃんからデートに誘われようと思ったら、あの目つきの悪い写真はなんとかしないと。
追記
さっきふと見たら、ほそのひでとものsexy karmaが100%になっていた。みんなノリがいいな(笑)。じゃあこの調子で、ほそのひでともをorkutで一番のsexy guyに!!
2004-02-14(土) [長年日記]
■ tDiary: secureモードで使えるAmazonプラグイン
アイデアを話すだけでコードがあがってくるんだから、おれも偉くなったものである。……いやいや、いくつになってもみずからの手を汚す(汚す?)ようでなければいかんよなぁ、と反省。
ともあれ、いずれはtDiary.Net全域で使えるようにする方向で。
■ ソーシャル・ネットワーキング(4)
そろそろ飽きてきたか。興味を持つかも知れない人たちにinvitationを出してみたり。いやホント、一昨日から書いているようなシロモノなので、興味がなければサクっと「No」にしてもらってかまわないですから。
昨日の訂正。自分のkarmaは見られないと書いたけど、ちゃんとprofileのページで見られた。人のprofileばかり見ていて、自分のprofileを見ていなかったというオチ。Homeではfanしか出ないんだな。
それから、少なくとも日本在住の20代男性の中では、ほそのひでともがダントツでsexyという状況にはなったようです。パチパチ。sexy度検索ができないので世界的にどうかは不明。でも新しい写真はなんだかよくわからんぞ。
■ 花粉
さすがに今日は、おれのセンサーも反応。顔がかゆくなった。どうも去年あたりから、顔の皮膚がいちばん敏感に反応するようになったようだ。
2004-02-16(月) [長年日記]
■ こま犬ライブラリ毎日更新
さすがに「毎日」はつらいけど、おおむね平日には更新できているっぽい。
残り90社のこま犬が倉庫にあるので、週5日更新するとして計算上は18週間。ざっと5ヶ月、7月には在庫がはける、ということになる。……道は遠いな、おい。
■ ヘッドフォン壊れる
iPod用に使っていたヘッドフォンRP-HS101が、夕べまではなんの問題もなかったのに、今朝になったら右側が死んでいた。たぶん断線。
一昨年の10月に買ったので、16ヶ月の寿命か。この、いかにもすぐに壊れそうなギミックでこれだけ持てば許せる? 微妙だな。でもまた同じタイプを買いそう。こんどはRP-HS71の赤とかどうよ(←音質にはまったくこだわりがないらしい)。もしくはダブル巻き取りの新製品、HP-AL300(←コイツはけっこう評判がいいね)。やっぱ時代は巻き取りでしょ。
2004-02-17(火) [長年日記]
■ Finecam SL400R
買ったばかりのガジェットに、次々と新機種が登場して、ちょっと鬱。
デジカメは、300万画素から400万画素に性能アップ。まだCONTAXブランドのは出てないけど、時間の問題だろう。でもこれ、せっかくの連写機能が高画素化の影響で遅くなってるらしいので、なんだかなぁ、という感じ。つーか、そもそも300万画素でももてあましてるのに(なにしろ印刷をしないので150万画素もあれば十分なのである)、400万画素もいらねーよ(←負け惜しみっぽく聞こえるけど本音)。
■ W21H
winとメガピクセルというタッグは無敵だろう。W11Hが登場したとき、なんでメガピクセルじゃないんだと憤った記憶がある(でも買っちゃったけど)。
まぁ、実際に使っているとQVGAですらめったに撮らないことがわかってきたので(きれいな写真が欲しければSL300Rで撮るしな)、これもそれほど悔しい感はない。レンズも回転しなくなっちゃったし。
あ、2mmとはいえ薄くなったのはうらやましいかも! まったく、win端末はブ厚すぎるんだよなー。
■ HP-AL300-ZB
なんだか今日は、関心空間みたいな日記だ。
というわけで、ヘッドフォン買ってきた。帰りの電車でさっそく使ってみてびっくり。音いいじゃん。同じ耳掛け式のヘッドフォンでも、こんなに音が違うのか。高音はくっきり伸びるし、低音もくっきり、だからといってドンシャリになるわけでもなく、中域も生き生きとしている。この値段でこの音なら文句なしだなぁ。
2004-02-18(水) [長年日記]
■ 山陽新幹線のアリスメイト
のぞみが新大阪を出るとJR西日本の管轄になるせいか、ピンクとグレーのベレー帽、短いキュロットからなるかわいらしい制服を着た女性が乗り込んできて、ゴミを回収してくれる(→イラスト発見。すごいな、このサイト)。
たぶんこの制服をデザインした人(採用した人もだ)は、若いモデルに着せて「うーん、かわいい」とか思ったのかも知れないが、実際に着ている半数くらいはおばちゃんである。 見ている方もたまらんが、着ている方も恥ずかしいだろう。気の毒な話である。新幹線に限らず、こういう話はそこらじゅうにある。
やっぱ、モノを作る時は実際に使う人の顔を思い浮かべながらじゃないといかんよなぁ……と、しみじみ思った。
制服と言えば、営団地下鉄の制服は個性的(だけどギリギリ恥ずかしくない)で面白かったのに、こんどオーソドックスなのに変わっちゃうんだってね。残念。
■ W杯予選: 日本 1-0 オマーン
いや、ジーコは悪くないよ。実績ゼロの一年生監督が、机上の空論ではどうにもならないことを実戦で学ぶ課程は必要だろうし。問題は、そんなヤツに発展途上の日本代表を投げ与えちゃったヤツらだろ! 格下相手にホームで1-0って何。勘弁してくれよ。2年前より明らかに下手だよ。U-23の方がよっぽど強いよ。
いままさにシーズン中の海外組もどうよ。PKを外す俊輔に存在価値はあるのか。得点できない高原も。実質監督(笑)の中田の合流は遅すぎるだろ。久保にしろ楢崎にしろ、シーズンオフの国内組の方がよっぽどいいじゃないか。
この調子じゃ、一次予選はなんとかなっても、二次は通らないよなぁ。
◆ projectd@浜松 [俊介→俊輔ってのはお約束だよ〜ん]
◆ gemini [この結果でジョホールバル以来の歓喜とかコメントしてた人に失望しました。。]
◆ ただただし [ちぃ。なんでこの辞書は「俊輔」を学習してくれんのだ……]
◆ ほそのひでとも [それを恥ずかしがらずに着ることのできる、かわいいおばちゃんだったらゆるせますね(萌える対象の外ではあるけど)。:-)]
◆ なぎさっち [でも、やっぱり予選は面白いよね、試合内容じゃなくて、乗るか反るかというところが。今月分一気に疲れました。勝てて良かっ..]
◆ みそひともじ ['`ィ(´∀`∩ 今更なんですが、アリスメイトの中の人です。 ・・・・正直おばちゃんですv あれは18歳が着ても、2..]
2004-02-19(木) [長年日記]
■ Software Design 2004/03
年末に受けたインタビューが掲載されていることを、人の日記で知る(苦笑)。
たしか、事前に原稿をチェックさせてくれるはずだったんだけど……させてもらってないので、内容は話半分で読んでくらはい。最初からキラーアプリ狙って作ったなんて、そんな大それたこと言わねー(笑)。ま、インタビュー記事の宿命だな。
しっかし、写真うつり悪いね……。
■ 米Yahoo、Googleと全面対決へ
やぁ、これでまた、トラフィックの傾向が変わるねぇ。
■ Guevara改めVaraTerm
via yamk日記
今バージョンから、事情により有償化となりました。
ほえぇ〜、知らなかった。でもバージョン変わってないから、まだGuevaraのままでいける……のかな? そもそもトップページからはまだGuevaraの方にしかリンクされてないし。
いずれにせよ、もうすっかりGurvaraに乗り換えちゃったから、買うしかねぇかなぁ。画面がときどき乱れるのと、かな〜り重い(これはマシンが遅いせい……)なのを除けば、けっこう使えるし。他に乗り換えようにも、PuTTYはどうしても好きになれない。
それにしても、
何らかのオープンソースプロジェクトにおいて開発・テスト・ドキュメンテーションなどに関わっている個人には、そのプロジェクトに使う目的に限定して無償のライセンスを発行します。
こんな制限かけたら、現実的には無償ライセンスなんて使えないってことじゃん……。
2004-02-20(金) [長年日記]
■ 花粉
曇ってるからなめてたけど、けっこう飛んでるなぁ。今年は少ないって前から言われていたせいで、ぜんぜん準備してないよ。おれを油断させてどうしようって言うんだ。
やっぱ、少々おおげさでもいいから、多めに予測して欲しいね。外れても、少ない方なら誰も文句ないだろうし(製薬会社は怒るかも)。まぁ、外しすぎて狼少年になっても困るけど。
関係ないけど「狼少年」って、狼に育てられた少年みたいだ。
■ 狼少女
↑のボケは、「狼少女」の話を知った上での連想だし、そもそも狼少女が眉唾だということも知っている、ということは押さえておいていただきたく(笑)。
■ Guevara改めVaraTerm(2)
開発者が辞めちゃったのかぁ。
こういう、属人度(←造語)の高いソフトウェアを企業の所有物として開発すると、こういうリスクを抱え込むことになるという好例だなぁ。もちろん、開発者が在籍し続ける限りにおいては、企業のバックアップは開発体制の安定をもたらすので、メリットもあるわけだけど。
こうしてみると、rubyの開発体制は理想的だなー、やっぱ。
念のため捕捉: この「リスク」は、VaraTermの新しいメンテナの能力を否定するものではない。熱意は原作者よりも下がる可能性が高いが。
◆ ただただし [今日のツッコミはわからないものばかりだ……]
◆ ドリフェル [狼に育てられた少年少女の報告は、極めて信憑性が低い。でっち上げである可能性大である――ことがあまり知られていないこと..]
◆ コージ [これとかですか? http://www.kgef.ac.jp/ksjc/kiyo/910170k.htm > ドリフ..]
◆ yomoyomo [esrの「魔法のおなべ」にリスク分散のためにソフトウェアをオープンソース化したCiscoの社員の例がありましたね。 ..]
◆ ただただし [おー、そういえばそんな話がありましたねぇ]
◆ ドリフェル [さあみんな、Varatermを使うためにオープンソース活動に従事しましょう!!]
2004-02-21(土) [長年日記]
■ Linuxか、Windowsか
メインマシンにDebian Sargeを入れかけたまま、いまだにXを入れ損ねている。その間の作業は、LibrettoのWindow 2000からsshやsamba経由でアクセスしていて、はっきりいってなんの不都合もない(Librettoのメモリ不足で遅いのが困るくらい)。こうなると、無理してデスクトップをLinuxにする意味があるのか、真剣に悩んでしまう。
そもそもこの日記を書き始めたのは、MicrosoftがなかなかWindows NTのバージョンアップをしないのにしびれを切らし、それじゃぁLinuxに乗り換えるか、と考えたのがきっかけだ。Windowsはその後、Windows 2000を経てWindows XPとなり、忌むべき9x系はめでたく消滅した。となると、Windows XPには新たにアクティベーションというマイナスポイントが増えたものの、ファイアウォールの内側で使う分には、それ以外のデメリットはあまり感じられない。
一方LinuxのGUI環境は、ここ数年でずいぶん進歩したものの、まだまだWindowsに追いついたとは言い難い。Windowsではほとんどの操作をキーボードだけでできるが、Xのアプリケーションではマウスなしには使えない場面がまだまだ多い。KDEはLinuxで使えるもっともユーザビリティの高いデスクトップ環境だと思うが、KDEだけで環境構築できるほど充実していない。他のデスクトップ環境向けのアプリを混ぜたら最後、統一感のある操作性はとうてい得られないままで、これは数年間ほとんど変化がない。
このほかにもX周辺はバッドノウハウのかたまりで(フォントまわりが代表的)、それ自体を楽しむ気力がなければ、とてもついていける状況にない。おれはインストールも環境設定も、大嫌いなんだよ、実は。正直なところ……疲れた。
コンピュータを使って本当にやりたいこと……主にプログラミングとWebサイトの運営……は、Debianを入れたサーバを用意してその上で行う。で、そのサーバにアクセスするThin ClientとしてWindowsマシンを用意し、GUIは一手に任せてしまうのが、実は一番回り道が少ないんじゃないかと思い始めている。
■ U-23: 日本 2-0 韓国
このチーム、タレント揃いなのに連携もしっかりしていて、面白いわ。個人技とチームワークがうまくかみ合っていて、バランスがいい。TBSも平山ばかり映してないで、もとまんべんなく映すべきだったと思うぞ。
2004-02-22(日) [長年日記]
■ 「お返しTrackBack」はやめよう(6)
山崎宏之のウェブログより:
著名人からの「お返しTrackBack」は許される(逆に珍重して有難がられる)が、他は控えた方がよいというのが「Blogの作法」のようです。
すでにコメントでツッコまれているけど、こういう冗談を書くときは、ちゃんと「冗談です」とか「(笑)」とかをつけておかないとあらぬ誤解をうけるので、気をつけた方がいいですよ。いやマジで。
……冗談じゃないとしたら、コメントのしようがないけど。
■ Linuxか、Windowsか……MacOS Xか?
Macにしたらというツッコミが入るのは予測していたんだけど、たぶんそれはない。もちろんMacOS Xは魅力的なOSだし、ベースがBSDであれば、サーバもデスクトップもUNIX系OSで統一できるというメリットがある。WindowsでUNIXごっこをするのは、けっこう苦労が多いしな。
でも、OSだけでなくハードまでも一社に握られるという事態は、リスクマネージメントの観点から避けたい。PCならハードはいろいろ選択肢があるし、Microsoftがつぶれても(つぶれないと思うけど)ハードに関するノウハウは残るわけで、他のOSに移行する際にもハードルが少ない。MacだとAppleがつぶれたら(つぶれるかも知れない[笑])おしまいだし、alternateなOSもPCとは比較にならない。
2004-02-23(月) [長年日記]
■ tDiary: 2.0に向けて
-develの方で「2.0を出すぞ」宣言をした。もう、1.5系の開発を始めてどれくらいになるのか記憶も定かでないくらいである。いい加減出さないとな。というか、「出すぞ宣言」をしないと報告されないバグとか、いっぱいありそうだし(←よくある話)。
で、その前に1.5.7を出す。release candidate扱いである。肉の日に出すかどうかは別にして、早いうちに出して、feature freezeをする。その後、2.0のリリースは比較的短期間で行われるであろう(予想)。
■ Amazonの託卵戦略
Google検索すると、アマゾンの個別商品ページが頭に出てくることが多い理由の一つは、アフィリエイトをやっているからだ。
アフィリエイトに参加しているサイトからの個別商品へのリンクには、個々のアソシエイトIDが埋め込まれているから、URLがすべて異なる。Googleから見るとすべて違うページに見えるはず。だとすれば、それらのリンクはPageRankに集約されないので、アフィリエイトの影響はあり得ない。
しかし、実際AmazonのPageRankが妙に高い以上、なにか理由があるはず。アフィリエイトの影響をPageRankに反映させるためには:
- GoogleBotによるアクセスに限ってアソシエイトIDを取り除いたURLへリダイレクトする(Amazon側の細工)
- AmazonへのPageRankに限ってはアソシエイトIDを考慮しない(Google側の細工)
のいずれかが必要だ。指をくわえて待ってるだけでPageRankが上がるほど、世の中甘くないでしょ。で、指摘するだけでは面白くないので、試してみた。上の「Amazon側の細工」を検証する(Googleが細工をしている可能性は低いし検証困難なので)。下準備は以下のとおり:
- 下記のようにUserAgentを詐称できればブラウザはなんでもいいが、w3mを使った
- w3mのUserAgentを「GoogleBot」に詐称。あえてバージョンなどは含めず
- ~/.w3m/cookieファイルから、amazon.co.jpに関係したクッキーをすべて削除(サインオフしたことになる)。関係ないとは思うが、GoogleBotはAmazonにサインインしていないはずなので、影響を排除するため
上記の条件下でこの日記にアクセスし、適当なアソシエイトID付きのリンクをたどった。ちなみに通常の場合、開かれるページのURLはリンク先と同じ、つまりアソシエイトIDが埋め込まれている。
結果。GoogleBotによるアクセスは、アソシエイトIDの含まれないページにリダイレクトされていることが判明。UserAgentを元に戻してreloadしたらIDを含んだURLになったので、間違いない。Amazonは、Googleの恩恵を積極的に活用する仕掛けをみずから施しているのだ。
ということは、森山説が唱えている因果関係は逆だね。Amazonは、アフィリエイトによってPageRankが上がったことにあとから気づいたのではなく(というか上がりようがない)、Googleの仕組みを利用することでPageRankをみずから上げているのだ。「思いがけないラッキー」どころか、カッコウの託卵にも似た、賢い戦略である。
もっとも、検索エンジンbotに通常と異なったページを食わせるのは、いまさら珍しい話でもないけどな(tDiaryだってやってるし)。もし他のオンラインストアがこれをやってないのだとしたら、そっちの方が怠慢かも知んない。
■ https://www.amazon.co.jp/dp/4063289370
ぶ厚いな、おい!!
実は最近、モーニングは購読していないので(時代はイブニングですよ)、連載は読んでいなかったので、これが初見。なかなか落ち着きのある、幸村誠らしい、いいエンディングじゃないでしょーか。
◆ takubo [>>たださま 認識不足で失礼しました。すでに対策済みだったのですね。 >>(tDiaryだってやってるし) がここに..]
◆ ドリフェル [>Amazonは、Googleの恩恵を積極的に活用する仕掛けをみずから 施しているのだ。 だって、アソシエイトなペ..]
◆ ドリフェル [もうひとつ。 去年の夏頃に、2ちゃんのどこかで、「アマゾンがグーグル対策をした」「もうだめだ〜」と、アソシエイト者た..]
◆ ただただし [GoogleBotは買い物までしてくれないと思うけど……]
◆ ドリフェル [アクセスもカウントしてるじゃん。]
◆ TrackBack [http://www.stellaworks.info/blog/2007/04/amazon_japanese_u..]
2004-02-24(火) [長年日記]
■ 湯たんぽ猫
朝、甘えたそうにしている猫をかまわずに放置していたら、ソファーの上に置いてあったまだ暖かい湯たんぽに寄り添っていた。週末とはうって変わって寒いからなぁ。
■ Amazonの託卵戦略(2)
え、Amazonアソシエイトってアクセス数に応じたインセンティブなんてあるんだっけ!? クリックから発生したセッション内での販売について売り上げの一定割合を紹介料として支払う、という報酬形態だけだと思っていたけど……。もしそうなら、もっとたくさんバナー貼らなきゃ!(笑)
それはそれとして、タイトルに付けた「託卵」だが、託卵先として想定しているのはGoogleのことではなく、アソシエイト会員のことである。なぜか。
Google上にあったアソシエイトID付きのURLが昨年の秋ごろ消えたという証言、夏ごろに気づいた人たちがいたという話と時期が一致する。そしてこれは、Amazonアソシエイトの新しいアップグレードプランの開始時期(7月1日)ともほぼ一致するのだ。
一方でさらなる報酬が得られるようなったかのように見せながら、裏では従来アソシエイト会員に流れていたトラフィックを奪い取る仕掛けも導入していたわけである。「Amazon賢いな」とは思いつつ、黙々とAmazonの卵を孵し続けるアソシエイト会員としては、少々面白くない話ではある。
■ tDiary.Net: 新第一サーバ
そんなわけで、INTERLINKさんがなんとtDiary.Netに回線コミコミでサーバを貸与してくださったのであるよ。なんとすばらしい。スペックも今のに比べたら雲泥の差なので、ずいぶん快適。
昨日からテスト的にこの日記の移転をしてみて、なんとか不具合がない状態まで持って来れた感じ。今までこの日記は開発実験台として別のインストールイメージを使っていたんだけど、今度のサーバはmod_rubyを使っているのであまりよろしくない。結局、他のユーザと同じものを使うことにしてしまった。プラグインだけ独自のモノを追加している。まぁ、実験台というわりにはHEAD追従が遅かったので、これでいいか。
落ち着いたら、他の第一ユーザも移転します。ついに1.5系に乗り換えだよ、諸君。
2004-02-25(水) [長年日記]
■ Yahoo BBの顧客データ470万人分流出
……のニュースを見て最初に思ったのは、470万人分ともなるとCD-ROMじゃ足らないのかであった。不謹慎。
1人あたり最大1KBくらいとして、4,700,000,000byte ≒ 4GB。おぉ、けっこうギリギリだ(←この後、2層ならもっと入るとツッコまれてしまった)。
■ こま犬ライブラリにTrackBack
こま犬ライブラリの伝言板に「リンクしましたよ」という書き込みがあって、たどってみたら相手はExcite Blogだった。そうか、ウェブログからリンクされることってあるんだな。
せっかくtDiary+BlogKitを使っているのだから、TrackBackを受け取れるようにしておいても損はない。こま犬関係のウェブログというのはおれの知る限り他に存在していないので、こっちから送ることはないだろうが。というわけで、tb.rbと、tb-show.rbだけenableにしておいた。
……のでテスト。これのおかげで、今日の更新はなしだ。
■ 湯たんぽ猫(2)
甘えたそうにしている猫ってどんなんだろうと言っても、猫一般かどうかわからないけど、うちの(じゃなくて隣家の!)茶々の場合、「ソファの前に座って、こっちを物欲しそうに見る」のが「甘えたいポーズ」である。その意味するところは
膝の上に乗りたいのでソファに座れ。そして、いいと言うまで撫でろ
である。……なんてムカつくやつだ。
2004-02-26(木) [長年日記]
■ 忙しい
1.5.7リリース宣言をしたとたんに、なんだか忙しくなってしまった。夕べも深夜まで働いてたのに、今日は8時出社だよ。-develにまた10通ちかく未読がたまってるし、原稿も書けないじゃん。
昨日のミーティングによれば、来月はもっと忙しくなりそうな予感。こりゃ、肉の日リリースはないね。
■ メールの宛名に「様」をつけるか
サボりサボリ日記に面白い話題があった。メールの宛名のアドレス以外の部分(なんて言うんだ? phraseでいいのか?)に、「様」をつけるのは当たり前だと思っているという話。面白い。実に面白い。
これ、返信用はがきの「行」を消して「御中」に書き換えるような行為だよね。どうみても日本で、それもかなり最近生まれた風習だろう。特に営業系の人たちがこういう使い方をしているのは知っていたけど、「当然」と言われるとかなり違和感があるな。
おれは古い体質なので、いまだに自分のPhraseはローマ字で「TADA Tadashi」だし(日本人相手と外人相手でphraseを切り替えるなんてまっぴらごめん)、もちろん返信時に「様」を付けたりしない。そもそもE-mailのマナーを教わった時、「E-mailは無駄を省いて簡潔に。時候の挨拶などいりません」と言われたのを鵜呑みにしたままなので、「様」も明らかに「無駄」の範疇だな。
整理すると、「手紙」の文化を「E-mail」にまで延長していいのかという問題か。E-mailを出すときに、「手紙の代替物を出す」と考えているか、「手紙でない何かを出している」と考えるかの違いなのかな。「日記書いてるけどウェブログじゃないから」とか言うのに似た、新旧文化のぶつかり合いだ。
でも、さらに新しい携帯メール文化によって、簡潔であったはずのE-mail文化すら過剰に感じられる昨今(携帯ではphraseの役割は受信側のアドレス帳に任されてしまう)、こんなこと気にする意味はすぐになくなるんじゃないの、という気もするが。
つーか、
From: TADA Tadashi <sho@spc.gr.jp>
で出したメールが
To: ただただし様 <sho@spc.gr.jp>
になって返ってきたら、一瞬「ぞわっ」てするかもなぁ、おれ。
◆ ドリフェル [こういう面倒な慣習って、暇な人基準に形成されてしまうから厄介なんだよね。 いちいちフィールドを書き替えるなんて、毎..]
◆ うえち [どちらにしても気にする人はいると思うので、自分が気にしないことにします。]
◆ ほそのひでとも [たださんがいうところのphraseですが、RFC2822の「3.4. Address Specification」に..]
◆ ただただし [その話は翌日のツッコミ欄に出てるでござるよ >h12o]
◆ ほそのひでとも [がーそ。]
◆ makosea [今頃のツッコミすみません。今日ひょんなことから知ったのですが、私の会社では新人研修のとき「メールの宛名には"様","..]
2004-02-27(金) [長年日記]
■ はてなが東京へ移転「夏までには10万ユーザーを達成したい」
ここで「上京」とか書くと、京都の人は怒るのかな(笑)。
はてなは必要以上の成長をしない、身の丈経営を貫くんだと(勝手に)思ってたので、ちょっと驚き。成長指向なら、東京に出てこないと商売にならないんだろうなぁ。京都にある、ということ自体がちょっとしたアイデンティティだったと思うんだが、これからどうなるんだろ。最近、クレーム処理や会員の個人情報開示とかでいろいろ問題起こしてるから、つまらない会社にならないで欲しいが。
■ メールの宛名に「様」をつけるか(2)
えーと、反応リンク集(笑) →linklink:PhraseOfEmailAddress
この日記の読者が多少かたよってるのは明らかなので、反応があらかた否定的なのは驚くに値しない。問題は、この風習が(おれの目に付かないところで)根付きつつあるのかどうか、だろう。身の回りにそうしてる人が皆無なので、検証のしようがないんだけど。少なくとも、まなかさんの近くには「様」がついてないと気を悪くする人がいるってことだよねぇ……。ビジネスがからむ話なので、そういう人をシカトできない場面はあるだろう。たとえ、そんな理不尽な人とはお仕事したくないと思っても。
しかし、放浪日記の相手はTo:なんて見ないのではという意見もうなずける。しょせん出す側の自己満足である可能性だよね。だとしたら、To:のPhraseなんてやめた上で、メーラーがもっとインテリジェンスを上げてアドレス帳にあった場合にその名前を表示すれば良い、というのに賛成だ。つーか、この点は明らかに携帯電話の方が進歩してるな。PC用メーラーの開発者、もっとがんばれ。
となると、Becky!には「様」を付けるプラグインがあるそうだけど、むしろPhraseをとっぱらってくれるプラグインの方がありがたいよねぇ。というわけで探したぞ。さすが愛するBecky!、「様」をつけるのも外すのも、両方ちゃんとありまする。
ただ、アドレス帳と連携して表示上Phraseを補ってくれるプラグインは見つからなかった。残念。これなしでB2DelNameを使うとかえって不便じゃないか?……と思いつつ、とりあえず入れてみることにしよう。
追記: ついで(?)に、こちらの『B2MailCopy』も入れた。ポインティングデバイスがショボい環境で便利そう。IMAPに対応してなかった……_| ̄|○
◆ ac [phrase よりも display-name のほうが適切なのでは?]
◆ ドリフェル [うむ、 name-addr = [display-name] "<" addr-spec ">" ですな。displ..]
◆ AC [「ブログ」サービスサイトへの利用者が急増、「はてなダイアリー」が最大の利用者を集める http://csp.netr..]
◆ えぐぞせ [私が生息する井戸の中では、宛先に「様」を付けないのは礼を失する、本文の書き出しに挨拶文が無いのは人間としてどうかして..]
◆ ドリフェル [そういえば、あらたに電子メールを使うようになった中年男性が、もう何年もメール世界で生活をしている若い連中にブチ切れた..]
◆ おちゃ飼い主 [会話サンプル量を3倍に増やして、発言連鎖ロジックを少しいじったので多少賢くなってるんじゃないかと思います > おちゃ..]
2004-02-28(土) [長年日記]
■ なぜか大森@東京大田区
位置情報の付け方がわからん……。
で、左の写真付きでメール更新したら、まだ設定していなかったために写真は旧サーバ、本文は新サーバに生き別れになってしまったのであった。はやく設定しねーと……。
■ 健忘症?
このツッコミを入れるにあたって、どうしても「ムーア」が思い出せなかった。どうがんばっても「マーフィーの法則」しか思い浮かばないんだが、いくらなんでもこれが間違いだということくらいはわかる。
で、近くにかみさんがいたので「半導体の集積率が18ヶ月で2倍になるのは何の法則だっけ」と聞いたら即答してもらえた。「18ヶ月」とか「2倍」とか、どうでもいい数字は出てくるのにどうして人名だけ出てこないのだ?
どうも最近、こういうことが多い。健忘症だろうか。このあいだも……えーと……あぁ……なんてことだ。
何を思い出せなかったのか思い出せない _| ̄|○
■ Guevara改めVaraterm(2)
VaraTermのオープンソース開発者向け無償ライセンス、制限がキツくて使えないじゃんと書いたけど、先日バージョンアップと有償化の案内が正式に届いたので、ちょくせつ聞いてみた。
結果、「明らかに(ライセンス発行時と)異なる使い方をされなければかまわない」旨の回答を得た。例えば職場でオープンソース開発をまったくしないにも関わらず使うなんてのでない限りはOKってことらしい。ので、さっそく無償ライセンスをいただいた。
画面の乱れはまだあるが、タブの切り替えが常識的なCtrl+TABになったので使いやすくなったな。あと「cygwin接続」がうまくいかないのはうちのCygwinが古いせいだろう、たぶん。これはあとで再チャレンジ。
あ、そうだ。「オープンソースってOSD準拠のことですか」って聞き忘れたな……。
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