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ただのにっき


2004-02-05(木) [長年日記]

「お返しTrackBack」はやめよう(4)

なんで親知らずネタの方が盛り上がるんだよ!(笑) やはり、「痛い体験自慢」は人類の性なのか。

結城さんから、自動検出は可能かという疑問の提示。うーん、いい指摘だ。受信側、送信側の双方で可能だろうと思う。ただ最初に書いたように、同じエントリ間でTrackBackし合う状況はいくつかあるので、これらの「例外」をどう扱うかが難しいか。

受信側では、あらかじめ自分がかつて発信したのTrackBackを記録しておいて(そもそもこれができないシステムが多数)、その相手からTrackBackが来た時にははじけばいい。これは「自分のサイトにお返しTrackBackが加わること」は阻止できるが、送った側への影響力がないので、「お返ししたがる人」を減らす役にはたたない(教育効果がない)。また、上記の例外をどう設定するかという問題がある。

発信側では、受信済みのTrackBackへ「お返し」をしようとした時に警告を出すことが可能だ。例外事例の場合には警告を無視すればいいので、受信側の場合よりははるかに実装が楽だし、効果も高そう。広く普及すれば、これはけっこう有効かもしれない。ただやはり、警告の「意味」を納得させるのが骨なので、おれが実装するなら機能をOFFにできないようにするな(笑)。

TrackBackのよい訳語はないものか。以前、TrackBackの「おれ名称化」に反対したことがある。この意見は今も変わらない。TrackBackは送信側と受信側で同じ用語を(ツールを横断して)使っていないと混乱を招くから。で、いまさら訳語を決めてもみんなが倣うとはとても思えないので、手遅れかと。

おまけ。おれが「お返しTrackBack」の事例としてあげたOcologが休載してしまいましたとさ。メタブログ屋さんなのにこのネタに食いついてこないとは、残念至極であります。

MP3再生対応トイレ

yamkさんに教えてもらった。うぉー、すげー、ハックしてぇ〜(まて)。

でも、こういうものが公共の場所に設置されるとは思えないので、ハックはできないなぁ(自宅にあるものをターゲットにしても面白くないのである)。どうせなら、無線LANクライアントにして、同じネットワーク上にあるiTunesのライブラリを再生できます! とかやって欲しかったかも。

tdiary.vimのテストを兼ねた投稿。

ウォシュレット・ハッキング(3)

個室の中でシャッター音が鳴り響いたときはちとビビった良心的的なハッカーを思いとどまらせる、効果的な手法。

#場所の特定を避けるため、一部モザイクをかけてあります。

tDiary.Netのクレーム対応方針について

インターネットもずいぶんと世知辛い時代を迎えたようなので、このような文書を書かねばならぬのであるよ。まぁ、当たり前のことしか書いてないけど。ようするにtDiary.Netは何も助けてあげられないよってこと。

本日のツッコミ(全8件) [ツッコミを入れる]
Shin (2004-02-05(木) 12:07)

「既にリンクされていますが、やってもいいですか?」でよさそう。送信側に警告するには TrackBack protocol の改造が必要ですね。

ただただし (2004-02-05(木) 12:43)

手元にある情報だけで判断できるので、プロトコルの改造は必要ないんですよ

Full (2004-02-05(木) 13:31)

TrackBack の訳語で「捕句縛」とか提案しようと様子を窺ってたんですが、そうですか、いらないものだったんですね。がく。

(2004-02-05(木) 15:27)

TrackBack音頭とか、TrackBack数え歌とかを作ってみるとか。

Shin (2004-02-05(木) 15:49)

TrackBack URL からトラックバック先の記事は判別できないと思います。受信したTrackBack とこれから送信しようとする TrackBack ping URLのマッチングも、相手先を見に行かないと分からないのではないでしょうか。しかも私は TrackBack 受信していたケース以外に、相手からリンクされていたケースも想定したいですので。

ただただし (2004-02-05(木) 15:55)

あぁそうか、Ping URLはParmalinkと一致しませんね。勘違いしてました。
でも、文中のリンクをたどってauto discoveryを使えば、なんとかできなくもないですね。

那由他 (2004-02-05(木) 21:04)

お返しトラックバックの論調って、そもそもトラックバックという概念が定着してないばかりか、いまだ発展中(そんなにコンセンサスとれるほどかっちりした概念ではないでしょう?)ということもあって、「こうするべきである」という論調では、反感を買うばかりで、あまり撲滅の方向性にいかないような気がしますが……。
もちろん、理論的には、お返しトラックバックをしないほうが理にかなってるということを認める人のほうが多いでしょうし、それを啓蒙していこうという方針は間違っていないと思うのですが、「賛同しないひとは……」と切り捨てるような論調は、思考の硬直化を招く基だと。
こうするべき、と論じるのが悪いのではなく、べきと論じている自分の言説にとらわれすぎることが、無用な衝突を引き起こしかねないんじゃないかなあ、と。そんなふうに思います。
議論、ではなく口論になった途端に、そもそものトラックバックという概念自体があほらしい、と思われかねないとも限りませんし。
自動化してまで、排除すべきものか、と正直思いますし。
あ、ちなみに私のサイトは、smashmediaからお返しトラックバックを受けましたけどねw

ただただし (2004-02-05(木) 22:13)

コンセンサスなんてとっくにとれているが、新規参入が多すぎて啓蒙が追いついてない、というのが私の立場です。


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