2001-02-23(金) ○|○|
■ 町田の大丸ビーミーの跡地にできた丸井の新店舗が今日開店。出勤途中に前を通ったら、行列ができていた。徹夜組か!?(ないない) CDショップはVirginが入ったが(あそこは壁が黒くて好きじゃないのだが……)、期待の本屋は入らず。かみさんいわく「丸井が想定している客は本を読まない」んだそうです。ホントかよ。おまいら、バカにされてるみたいだぞ、わかってる? >丸井の客
2002-02-23(土) 8128歩
■ サンダーバード
夜からカブMLの新年会(?)があったことをすっかり忘れていて、朝かみさんに言ったら「じゃあ私も出かける」と言って、友だちと等々力競技場に行ってしまった。ので、夕方まで暇。ひさびさにぐるぐるする。
というわけで(?)、サンダーバード展には行けなかったけど2号のぬいぐるみというのを見つけて嬉しくなる。10年前の製品らしいけど。ネタ元は可燃物な日々。
■ Emusica
きたが燃えているので聴いてみた。でも考えてみたらおれ、アーケードゲームにもコンシューマーゲームにもはまったことがないからぜんぜんわかんないんだよな(笑)。
唯一はまっている血ぃドバドバ系のFPSでは、BGMは付属するけど切ってプレイするのが普通--なぜなら周囲の敵がたてる物音が生死を分けるのでBGMは邪魔なだけ--なので、まったくBGMは記憶に残っていない。まぁ、Quakeで誰かがQuadを取った音とか、至近距離にロケットが着弾した音とか、敵が盛大にはじけ飛んだ音がストリーム配信されてたらたまらんものがあるかも知れないけど。つーか、そんなのがあったらアドレナリンが出すぎて体壊すな、きっと。
■ ウェブ上で日記を公開する『ウェブログ』の可能性(上、下)
暇がなくて読めなかったので今日読んだ。Web日記文化は日本だけだと思ってたけど、そうでもないってことか。
文中、「有名になりたくて日記を始める人」が「すぐに熱が冷める」とあるけど、日本で有名になりたくて日記始める人がいるかなー。有名人になる競争が過酷なのは誰にだってわかると思うけど(笑)。
しかし、参入のしやすさに罠がある点については同意だ。最近、tDiaryも「ツッコミがもらえて面白そう」というだけの理由で使い始めるとけっこう苦しいんじゃないかと思うようになった。オープンして日の浅いtDiary.Net内の日記を見てみると、コンスタントにツッコミをもらえているのはすでにその人の周囲にコミュニティが存在している場合だけだ。バックボーンを持たずに日記を始めた人には、まだまだツッコミが少ない。見ず知らずの人にツッコむのはかなりの障壁があるわけで、それを乗り越えさせるにはやはりネタが勝負になってくる。たいした波乱のない日常だけを綴っていても、その障壁を乗り越えさせるのは難しいのは明らかだ。
一番楽なのは何かを批判するネタで、特に多くの人に愛されている事物を派手にけなせばきっとたくさんツッコミがあるだろう。でもこの戦法、tDiaryで続けるのは精神的に苦しい。なにしろ自分を含めた全読者の目に、すべての反応がさらされてしまうわけだから。よほど強靭な精神力を持っていないとつらい日々になるだろう。
攻撃の対象にならずにツッコミをもらうには、基本に立ち返ればよい。ツッコミの生まれる源は、ボケである。適度なボケが、ツッコミを生む。じゃあ日記で上手にボケるにはどうしたらいいかと言うと……ボケ役って生まれつきのような気がするんだよなぁ(笑)。
■ tDiary
writeがwtiteに。ぐぁ。おれはもうダメだ〜(泣)。begin〜endで囲んじゃってたから何も出なかったのか。アホやなぁ。直しておきました。
■ recent_listの段落番号の付け方にバグがあったので修正しました >きた サブタイトルがなかろうと、bodyが「<」で始まろうと、段落番号はインクリメントしちゃうのであります。
■ divのセッション管理部分、ちょっとdivをいじってみたけど、div_idとかdiv_cmdのことだろうなぁ。こういうのを特別扱いするのってキリがなくなるような気がするが。アンテナがつける「?NNNNNNNN」ってのは数が多いから対応したけど。
なにか汎用的な仕組みが思いついたら対応します。パッチ歓迎(笑)。
2003-02-23(日)
■ オークシティ
かみさんがDELLのショールームを偵察したいと言うので、大和のオークシティに初めて行った。しばらく前に(神奈川ローカルで)話題になった、巨大ショッピングセンターである。
で、まずはデビット伊東のやってるラーメン屋があるのでそこでブランチ。一日の最初の食事がラーメンってどうよ、と思わなくもなかったが、さっぱりしていて完食できた。なんか、芸能人が作るラーメンって脂っこそうという偏見があるんだけど(笑)、ここのはいいよ。飽きない。
問題の(?)DELLの店はショールームじゃなくて、単なる家電売り場のいちコーナーに過ぎなかった。まぁ、DELLのリアルストアというのは貴重なので、あれはあれで価値はあるんだろう。実物を見たら、ますます欲しくなくなったけど……。黒を使っても高級感が出ないんじゃなぁ。
同じフロアにあったメガネ屋にKazuo Kawasakiのフレームがあったので、初めて見た。こないだ関心空間で知ったんだけど、いま使ってるAir Titaniumと同じ、チタン製でネジを使わないタイプがある。なかなかカッチョイイのでちょっと欲しいかもと思ったが、かみさんに「目がレンズからはみ出している」と指摘される。まったく、最近のレンズは小さすぎるよ……。
■ tDiary 1.5.3リリース
けっこうギリギリになって修正が入ったのでどうしようかと思ったけど、がんばってリリースしてしまった。最近、リリース作業がけっこう大変だから、週末を逃すと一週間は先送りになるからなー。
ところで、今日、我が家はカレーだったんだが、そのことを話ながらリリース記事を書いていたら、うっかりタイトルを「1.5.3カレー」と書いてしまって焦った。それはそれで面白かったかも知れないとは思うが。
■ Wikiの恐怖?
tDiary-usersのFAQ(の表紙)が何者かによって消されたらしいんだけど、それを見てWikiの恐怖とか考えるのは早急というものだ。むしろこれは想定済みのリスクという程度のもので、きちんと運営していれば怖くもなんともない(実際、すぐに復旧したわけで)。
Wikiというのは万人に解放されていることが最大のメリットなのだから、そのメリットといたずらされるリスクを秤にかけて、メリットが上回るのであれば使えばいいし、そうでないなら使わなければいいだけの話。で、リスクの部分は適切なバックアップと、そのWikiに参加しているコミュニティの力でかなり小さくできるので、現実的にはWikiには危険などない、と言ってもいいと思う。
2004-02-23(月)
■ tDiary: 2.0に向けて
-develの方で「2.0を出すぞ」宣言をした。もう、1.5系の開発を始めてどれくらいになるのか記憶も定かでないくらいである。いい加減出さないとな。というか、「出すぞ宣言」をしないと報告されないバグとか、いっぱいありそうだし(←よくある話)。
で、その前に1.5.7を出す。release candidate扱いである。肉の日に出すかどうかは別にして、早いうちに出して、feature freezeをする。その後、2.0のリリースは比較的短期間で行われるであろう(予想)。
■ Amazonの託卵戦略
Google検索すると、アマゾンの個別商品ページが頭に出てくることが多い理由の一つは、アフィリエイトをやっているからだ。
アフィリエイトに参加しているサイトからの個別商品へのリンクには、個々のアソシエイトIDが埋め込まれているから、URLがすべて異なる。Googleから見るとすべて違うページに見えるはず。だとすれば、それらのリンクはPageRankに集約されないので、アフィリエイトの影響はあり得ない。
しかし、実際AmazonのPageRankが妙に高い以上、なにか理由があるはず。アフィリエイトの影響をPageRankに反映させるためには:
- GoogleBotによるアクセスに限ってアソシエイトIDを取り除いたURLへリダイレクトする(Amazon側の細工)
- AmazonへのPageRankに限ってはアソシエイトIDを考慮しない(Google側の細工)
のいずれかが必要だ。指をくわえて待ってるだけでPageRankが上がるほど、世の中甘くないでしょ。で、指摘するだけでは面白くないので、試してみた。上の「Amazon側の細工」を検証する(Googleが細工をしている可能性は低いし検証困難なので)。下準備は以下のとおり:
- 下記のようにUserAgentを詐称できればブラウザはなんでもいいが、w3mを使った
- w3mのUserAgentを「GoogleBot」に詐称。あえてバージョンなどは含めず
- ~/.w3m/cookieファイルから、amazon.co.jpに関係したクッキーをすべて削除(サインオフしたことになる)。関係ないとは思うが、GoogleBotはAmazonにサインインしていないはずなので、影響を排除するため
上記の条件下でこの日記にアクセスし、適当なアソシエイトID付きのリンクをたどった。ちなみに通常の場合、開かれるページのURLはリンク先と同じ、つまりアソシエイトIDが埋め込まれている。
結果。GoogleBotによるアクセスは、アソシエイトIDの含まれないページにリダイレクトされていることが判明。UserAgentを元に戻してreloadしたらIDを含んだURLになったので、間違いない。Amazonは、Googleの恩恵を積極的に活用する仕掛けをみずから施しているのだ。
ということは、森山説が唱えている因果関係は逆だね。Amazonは、アフィリエイトによってPageRankが上がったことにあとから気づいたのではなく(というか上がりようがない)、Googleの仕組みを利用することでPageRankをみずから上げているのだ。「思いがけないラッキー」どころか、カッコウの託卵にも似た、賢い戦略である。
もっとも、検索エンジンbotに通常と異なったページを食わせるのは、いまさら珍しい話でもないけどな(tDiaryだってやってるし)。もし他のオンラインストアがこれをやってないのだとしたら、そっちの方が怠慢かも知んない。
■ プラネテス(4) (モーニング KC)(幸村 誠)
ぶ厚いな、おい!!
実は最近、モーニングは購読していないので(時代はイブニングですよ)、連載は読んでいなかったので、これが初見。なかなか落ち着きのある、幸村誠らしい、いいエンディングじゃないでしょーか。
◆ takubo [>>たださま 認識不足で失礼しました。すでに対策済みだったのですね。 >>(tDiaryだってやってるし) がここに..]
◆ ドリフェル [>Amazonは、Googleの恩恵を積極的に活用する仕掛けをみずから 施しているのだ。 だって、アソシエイトなペ..]
◆ ドリフェル [もうひとつ。 去年の夏頃に、2ちゃんのどこかで、「アマゾンがグーグル対策をした」「もうだめだ〜」と、アソシエイト者た..]
◆ ただただし [GoogleBotは買い物までしてくれないと思うけど……]
◆ ドリフェル [アクセスもカウントしてるじゃん。]
◆ TrackBack [http://www.stellaworks.info/blog/2007/04/amazon_japanese_u..]
2005-02-23(水)
■ 社会復帰(3)
そういえば、入院中だったので先月は休ませてもらったTech総研の連載も今回から復帰。
今回からネタのレポジトリにはMMを使っている(今まではテキストのメモをCVSを使って管理していた)。あとは、MMにメールから投稿できるようにしたり(これは忙しくなくなったので後回しでもいいが)、バックアップを毎日とるようにしないといけないなぁ。
残る「社会」はアレだな。がんばろう。まずはユーザコミュニティの方から(笑)。
■ sfmltoj
sourceforge.netの腐ったメーリングリストアーカイブをちゃんと読めるようにしてくれるCGIによるゲイトウェイ。Good Jobすぎ!!
tDiaryのMLアーカイブはもう、自前で管理するのはヤメだ(つーかロクに管理できてなかったし)。これ入れてリンクはりかえよう。つーかさっそく入れてみた。
- tDiary-devel: http://www.tdiary.org/ml/devel.rb
- tDiary-theme: http://www.tdiary.org/ml/theme.rb
■ 麦撃機の飛ぶ空(神林長平)
神林長平の小説というのは、一種の「冗長さ」が楽しいわけで、それがショートショートになってしまうと楽しさ半減というか。やっぱ、ちょっと不足感が否めないわな。挿絵がまた、妙に星新一作品を髣髴とさせてしまうタッチなのもいけないかも。ショートショートの第一人者がいた国に育ってしまったというのは、ある意味不幸だったりして。
もちろん、いい作品もある。テンポのいい『エデン』は皮肉がきいていてGood。『麦撃』も神林らしい味がある。
2006-02-23(木)
■ メールにメモがつけたい
Becky!からThunderbirdに乗り換えてしばらくたった。やっと慣れてきたかな。キーボードからの使い勝手はBecky!の方が断然上なので、まだストレス溜まるんだけど。
それはそうと、プライベートではGmailへ移行したこともあり、こっちでも似たような使い方がしたいと思って、☆の代わりに「あとで」ラベルを使うようにしている。ようするに、何らかのアクションをしなければいけないメールのリストをこれで管理する。これも「あとで書くメソッド」?
で、週に1日くらいはたまった「あとで」を片っ端からやっつける日がとれるんだけど、なぜこれを「あとで」にしたのか思い出せないメールとかあるわけ。あと、返信のための補助的な情報が少しずつ加わるようなメールの場合もあわせて、「メールにメモがつけたい!」と思った。どうせメールベースに仕事を管理するなら、ちょっとしたメモや、付随情報をメールそのものに関連付けられればいいのになぁ。
以前、とりあえず「返信」にして草稿箱(Draft)に入れておくという技を教わったけど(これだと添付ファイルをつければ付随情報も管理できるから目的は達せられる)、元メールの本文が引用状態になるのが気持ち悪くてどうも使う気になれなかった。Thunderbirdにいい拡張機能がないかと思って探したけどなかったし。ちなみに「Thunderbird 拡張機能 メモ」でググっても、(予想通り)期待した情報は見つからない。
なんかうまい手はないもんか。
◆ Saisse [あー、確かに対応してませんね(なんでだろう?)失礼しました;;]
◆ yoosee [MessageNotes がお望みのものかと思います。 http://forums.mozillazine.org/..]
◆ Yukke [Shuriken4を使っていますが割といいですよ。]
◆ yamagata21 [Becky! だったら、「カラーラベル」を付けたり、「直接編集モード」でSubjectにしるしを付けたりできますね〜..]
◆ なぎさっち [秀丸メール?あぁ鶴亀○ールね的なレス]
◆ wtnabe [MessageNotes を試しに入れてみました。メッセージ一覧にノートの有無を出す方法がないのがちょっと残念ですが..]
2007-02-23(金)
■ tDiary: もりもりとspam対策
2.2のリリースに向けて、今月はspam対策関連のcommitをもりもり実行。ひととおりのフィルタは実装できたかな。
fragment入りのリンク元をspam認定
リンク元(referer)に、(通常のブラウザからは送られないはずの)「#」が含まれている場合はspamとみなす。標準のspamフィルタで強制的に適用。最近のreferer spamはたいていこれで防げている。なんでspam業者がわざわざ「#」を入れてくるのかわからないけど、ありがたいことだ(感謝してどうする)。
hide-mail-fieldプラグイン
夏に実装した、E-mail欄を隠すプラグイン。JavaScriptではなく、CSSを使うように実装しなおした。いっぽう、モバイルモードではtype=hiddenにして誤入力を防ぐように配慮。毎日50〜100通くらい来るツッコミspamは、ほとんどがこれで防げている。
spamlinkcheckフィルタ
1年半前に実装し、contribに入れてあった、リンクのないTrackBackをはじくプラグイン。標準のspamフィルタの設定画面でON/OFFできるようにして、coreに移動。(現時点では)たいていのTrackBack spamはこれで弾ける。
spamakismetフィルタ
先月実装した、Akismetのサービスを使うフィルタ。上のhide-mail-fieldプラグインをすり抜けてきた数通のツッコミspamはすべてこれで捕獲できており、実績は少ないながらも今のところ誤認識はない。
同様に先月入れてみた長いドメイン名spamフィルタは、ビミョーな感じなので今回は見送り。
このほかに、tdiary.confの初心者向けサンプル「tdiary.conf.beginner」には、spamフィルタのオススメ設定を書いてあるので、これを使って最初のセットアップをすれば、それだけでspamに強い日記が構築できる……はず。こっちはもうちょっとチューニングしたいところだが。
2008-02-23(土)
■ 紙上デバッグ
数日前からtDiaryのリンク元記録のバグに取り組んでいるんだけど、相変わらずの集中力のなさに加えて、やたらとフクザツなロジックになっていたのでぜんぜんコードの意味が頭に入ってこない。こりゃダメだと思い、ノートを取り出してロジックを整理したら、やっと理解した。誰だよ、こんなコード書いたの。おれだ。
というわけで、やっと今日修正できたと思うんだけど、それでもやっぱり複雑なので、あんまり自信がない。しばらくは第一tDiary.Net全体には適用しないで、自分のところだけでテストしよう。
ところでこの写真、新しいケータイで撮ったんだけど、マクロにしっぱなしで撮ったらみごとにピンボケだ。W31SAはオートフォーカスだったけど、D705iμは標準とマクロの切り替えしかないからなー、気をつけないと……。
追記(2008-02-24)
やっぱりバグってたのでふたたび修正。こんどは大丈夫かなー?
◆ si [D705iμの筐体に多くのことを望んではいけない。 もしくは、そこまでは、まだ、進歩していない。]
◆ ただただし [別に多くを望んでなんていませんけど。この筐体にオートフォーカスなんて無茶だと思うし。「注意しなくちゃ」って(自分に)..]
◆ si [この‘無茶‘が物事を発展させるんですよね。]
◆ hyuki [なるほど、ノートはPCの左側に置かれるわけですね。ちょっと新鮮な感覚です。 # 右にあるのも「ノート」って自分に突っ..]
◆ nijimu [hyukiさん(横レス) たださんは左利きなのでメモも左なんですよね。そうか、普通は右に置きますもんねえ(「普通」を..]
◆ ただただし [ちっちっち。hyukiさんは「普通」という言葉を意図的に避けたと考えるべき:-) >nijimu]
2012-02-23(木)
■ 結局、「無料の電子書籍」ばかり読んでいる
ブックリーダーにKindleを選択した時点で、読めるのは自炊本か英語の本しかないというのはわかっていたけど(本当に4月から日本でもKindleをサービスインするのかね?)、国内の電子書店はどんどんDRMをキツくする方向に進んでいて、日本の電子書籍の未来はお先真っ暗と言わざるを得ない*1。何度でも書くけど、書店や出版社の寿命に依存した電子書籍は、たんなる「貸本」だ。レンタルならCDに準じて定価の1/10くらいにしてもらわんと、買い手としては割りに合わない。
で、そういう不自由な「電子資本」を避けてとおっていると、けっきょく行き着く先は無料のWeb小説になってしまう。最近よく漁っているのが、星海社が運営するラノベ主体の最前線と、小説からエッセイ、ノンフィクションまで取り揃えている集英社のレンザブロー(レンザブローで連載中の「ゼロ!」はすんごく面白いので超オススメ!)。あとはもちろん、忘れちゃいけない青空文庫。
「最前線」も「レンザブロー」も、いずれもHTML/テキストベースなので検索やコピペ可能、いろいろ加工もできてたいへん扱いやすい*2。ルビもrubyタグできちんと実装されていたりしてね。特に「最前線」はHTML5を使ったかなりまっとうなHTMLで、名前のとおり最前線を行っている。ビジネスモデルが違うとはいえ、ボイジャーのBinBみたいに同じ「HTML5」を謳っているくせにコピペも検索もできないのとはずいぶん違う*3。
普通のWebページだからSend to Kindleみたいなサービスを使ってKindleに送ってもいいが、やはり「本」としてまとまった形にしたいので、簡単なスクレイピングをして青空文庫形式に変換後、いつものように青空キンドルで縦書きPDF化してから読んでいる。一連のスクリプト、せっかくなのでgem化した:
% gem install aozoragen
なんにせよ、こういうチャレンジをしている出版社はちゃんと応援したいので、「有償だけどDRMフリー」みたいな形に踏み込んでくれないかなぁ。払う気満々なんだけど、おれ。先日高橋さんがHTML5とか勉強会で話したネタに「電子書籍は有料化したWeb」という話題が出てくるけど、ほんと、有償化とDRMが一体化している現状では、電子書籍になってもかえって不便になっていいところがひとっつもない。有償化とDRMは切り離して欲しいものだ。
そういえば、ついに日本のiTunes Storeで全楽曲がPlus対象になった(つまりDRMフリー化した)けど*4、iTunes Music Storeが日本に上陸したのが2005年の8月だから、音楽がDRMフリーになるまで7年の歳月がかかったということだ。てことは書籍がDRMフリーになるまで、(電子書籍元年から数えて)あと5年くらいかかるのかねぇ。それまでに出版社が潰れないといいけど……。
2013-02-23(土)
■ 「Ruby 20周年記念パーティ」で祝辞LTをしてきた
明日、2/24でRubyが生誕20周年を迎えるということで、1日早いお祝いが品川の楽天で行われたので行ってきた*1。で、事前に「祝辞LT」を打診されていたので喋ってきたのだけど、なにしろ今日登壇して何か喋ったのは正味8人。20周年なんて記念すべき場でそのうちの1人に入るなんて恐れ多いったらありゃしない。いやまぁ、断るのももったいないので受けるんですが。
で、「LTつっても祝辞なんだからルールも緩いだろ」となめてたらドラ娘付きできっちり5分のガチLTだった。しかもいつものigaigaタイマーがない(!)近年になくハードコアなLTで、途中でまったく時間調整ができずにスライド4枚分も残しての惨敗でありました。とほほ。せっかくなので資料を貼っておきます。やっぱりLTでは言いたいことを最初に言わないと(←と毎回言ってる):
事前に「tDiaryで人生曲がっちゃった人」たちのコメントをTwitter / Facebookで募集しておいたおかげで、説得力(?)のあるいい感じの資料になりました。ご協力感謝。というかこんな晴れの場でスピーチできるのもこの人たちが盛り立ててくれたおかげだよね。
他の祝辞も次々と途中でぶち切られていき、パーティとは名ばかりの仁義なき場であった。そもそも乾杯の音頭が@n0kadaで*2、いっさい挨拶抜きでいきなり乾杯するとか(ある意味想像通り)、まぁオープン系ITイベントらしいといえばらしかった。それから、フリータイム中に飛び入りでLTを始めたakrさんのドラ担当をしたり。考えてみたらLTでドラ叩いたの初めてかも。ドラ息子デビュー!
そうそう、パーティの時間が14:00~17:00と、きっちりフェスを回避してくれたのはありがたかったですね!(謎)
さて、あとは明日のRuby 2.0.0リリースを待つばかり!
2014-02-23(日)
■ THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!!2014 2日目……には行ってない
今日はSSA 2日目、手を回せばチケットも手に入ったと思うけど、さすがにあのパワーを2日続けて受けたら死んでしまうので、寝坊して家でのんびり。午後からかみさんが出かけてしまったので、昨日のセットリストをプレイリスト化してBGMにしながら、100ページ超のパンフを読んだり関係者のブログやTwitterを追いかけたり。プレイリストの総再生時間が4時間を軽く超えてて笑ってしまった。あと、昨日は飢餓状態におかれていたせいか、妙に腹が減ってしょうがなかった。
さすがに戸松遥がサプライズゲストで参加、"HELLO!!"をフルで歌った(さらに春香・卯月・未来・愛の4人で並んだとか、最後のIPRにまで参加した)という情報が入ってきたときは椅子からころげ落ちるほど驚いたし、今日行かなかったことを後悔したけど(笑)。これで歌ったのがもしAliveだったりしたら血の涙を流しつつ切腹したね、大げさではなく。なんつーか、最後まで欠けていたピースがようやくはまった気がするねぇ……しみじみ。
Web日記をかれこれ十数年つけ続けていて得られたもっとも重要な知見は「日記の最大の読者は未来の自分自身」ということなので、基本的に自分が読んで納得できる方向で書いている。昨日の日記なんてのはその最たるもので、のちに自分が読んであの体験をありありと思い出せるフックになるように書いてある。だから他人が読んでもさっぱりわからないはずだ*1。ああいう「最高に楽しかった体験」をわざわざ冷静に分析的に書いたら、未来の自分から「おまえバカか?」と蔑まれるのは間違いない。
まぁ、冷静で分析的でも、愛にあふれたレポートは書けるのだけどね、中里キリさんとか:
- 3つの流れの融合が産んだ、初めて目にするアイマス。“THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!!2014”初日レポート
- 末娘の里帰りに、5年ぶりの「おかえり!」 “THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!!2014”二日目レポート
決して長くないのにこんなに不足なく濃密に書けるのはすごいよなぁ。SSAのレポートは基本的にこれだけ読んでおけばOKって感じ。2日目のURLに「765」が入るあたりがさすがというか引きが強い(笑)。
THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!! 2014"PERFECT BOX!" (完全生産限定盤) [Blu-ray]
ランティス
¥11,980
*1 まぁ同じ場所にいたPたちの多くが「うんうん」と頷きながら読めるとは思うが。
2016-02-23(火)
■ 「tDiary 15周年パーティ」を開催します
この4月でtDiaryが15歳になるのを記念して、@igaiga555がパーティを開いてくれることになった。ありがたや。
tDiary 15周年パーティ
- 日時: 2016年4月24日(日曜)
- 場所: イベント&コミュニティスペース dots. (渋谷)
- 会費: 1500円
募集20人なのでこじんまりした会だけど、ドリンク片手にトークを聴いたり、雑談したりしてすごす感じになると思います。これ書いてる時点で半分くらい埋まってるけど、まだ余裕あり。LTしてくれる人も募集中。いま現在使ってる人だけじゃなく、かつてのblogブームの頃に使ってたなんて人も来てくれると嬉しいですね。
いちおうおれも喋ることになってるらしいよ! わー、なにか考えなきゃ!!
2017-02-23(木)
■ 【ACL】川崎 1-1 水原三星@等々力陸上競技場
開幕である。といっても今年はJ1じゃなくてACLから。鬼木新態勢になってからの初試合が国際試合になってしまったけど、AFCが会場のレギュレーションを厳格化するとして座席のないチケットを売ってはいかんとか言い出したものだから、等々力のゴール裏が使えない*1、なんとも珍妙な。なんだかこう、見栄っ張りだなぁという感想しかない。もちろん、背もたれ付きの椅子があるにこしたことはないとは思うが。
試合はけっこう互角というか、前半は押していたけど後半は押し返されていた感じで、前半に得点(そしてオウンゴールで失点)しただけで、もうひと押しできたよなーとは思うけど、内容は悪くなかった。風間態勢下よりもピッチをワイドに使ってサイドからの攻めが多彩になったし、攻撃時にゴール前に何人も選手がいるあたりに川崎らしさを感じる。一方、守備が危なっかしいのは相変わらず。
水原はいいチームだったね。強すぎず弱すぎず(笑)、なんといってもクリーンでラフなプレイが非常に少ない。J1に混じっていても違和感ないくらい。実力差の小さい相手と初戦で戦えたのは、スタートアップとして良かったのではないだろうか。相手にアウェイゴールを与えてしまったのはアレだけど。まぁ、4月にアウェイで勝てばいいのだ。
*1 当初は「背もたれのないシートもダメ」という話だったが(それだと等々力は1F席が全滅)、それは回避したらしい。
2019-02-23(土)
■ 川崎 0-0 FC東京@等々力陸上競技場
J1開幕。
フロンターレもリーグ2連覇ということもあって後援会の会員数がスタジアムのキャパを大幅に超えてしまい、なんとシーズンチケットが抽選制になるという異常事態。いちおう以前のシーチケオーナーは席種が現状維持ならキープという優遇策が取られているが、我が家の選択はメイン指定席へのアップグレードだった。いやもう、等々力は混みすぎて、自由席を確保するために3時間も前からスタジアム入りするのはつらいんよ。
で、運良く抽選にも当たったので、今年はずっとこの席からの観戦になる。武蔵小杉の摩天楼がよく見える。2F席のわりと端の方だけど、雨風は(たぶん)しのげるし、なにより1時間前くらいに来ればいいから気が楽で良い。もっとも今日みたいにイナゴ軍団が来る日にはフロンパークの食べ物はあらかた食い尽くされているのだけど。とほほ。
試合は終始攻めてはいたものの勝ちきれずドロー。まぁ序盤は負けなければ良い良い。ダミアンもマギーニョもXEROX杯のときほど走りまわらず、長いリーグ戦ではちゃんと体力消費を計算して動くんだな(笑)。チーム全体に大きな欠陥もないし、地に足の着いた試合をしてくれればいいですよ。個人的に応援している登里がまだ出場機会がないのだけが気にかかるけど。
2020-02-23(日)
■ 川崎 0-0 鳥栖@等々力陸上競技場
2020シーズン開幕戦。といっても大阪へ行ってる間にルヴァン杯は始まっていた(そして快勝していた)んだけど。今年もメインS指定のシーズンチケットを買ったのだが、座席は抽選なので、毎年どこになるのかドキドキである。今年は写真のとおり……といってもわからんくらい去年と同じだけど、1ブロック左にずれている。もう1ブロックずれると一番端で、確実に雨が当たる席。というかこの席も風があると濡れるよなぁ。指定席で濡れるのはつらい……。
新型コロナウィルス騒ぎでこういうイベントは遂行されるかどうかも不確かなご時世だけど、今日は春一番が轟々と吹き荒れていて、飛沫感染どころではないからスタジアムはたぶん安全。むしろ行き帰りの電車の方がヤバいよね。試合前には柔道の古賀稔彦が始球式で(オーウェンを呼ぶ話はどこへ?)、ふろん太が古賀に豪快な大外刈りを決めるという(逆ではない。というか始球式とは?)。
試合は鳥栖もけっこういいコンディションだったこともあり、打てども打てども入らない流れ。シュート数は鳥栖の6倍以上である。で、やっと決まった! と思ったらなんとVARでキャンセルされるというね。リーグ戦では今年から導入されたVARだが、昨年のルヴァン決勝での退場劇に続いてまたもやVARに判定を不利な方向にひっくり返されるとか、はやくもVAR不信に陥りそう*1。けっきょく0-0で終了。負けなかったのはいいものの、あんまり幸先の良いスタートではないなぁ。
ところで、今季からチームの半数近くが黄色い目立つスパイクを履いている。これが実に好みの濃ゆい黄色で、すっかり好きになってしまった。うちのサプライヤーはPUMAだし、たぶんこれだな。サッカースパイクなんて買ってもしょうがないから履けないけど(笑):
https://www.amazon.co.jp/dp/B0845SXFYJ
*1 VARによってフェアな判定がくだされるようになればメリット・デメリットは半々なはずなので基本的には賛成だけど、審判の単なるスキル不足をカバーするような役目にはなって欲しくないよなぁと思う。
2022-02-23(水)
■ 横浜F 4-2 川崎@日産スタジアム
味スタ・日産は近所なのでアウェイでも行きやすい。ちなみに日産は座席をひとつおきで販売していた。どうせ満員にはならないから?
前シーズンから傾向はあったんだけど、ボールがなかなかキープできなくなっている。前節の東京戦でもそうだった。今日もその傾向は顕著で、しかもDFが怪我で主力を欠いてることもあって、ボールを奪えないからビルドアップがぜんぜんできない。攻撃の起点はやっぱDFなんだよなー。
といいつつ前半に先制できたので「お、これは劣勢ながらも勝てそうでは?」と楽観的になってたら、その後まさかの4失点! なんでも4年ぶりの逆転負けらしい。そんなかー。最近サポになった人、こんな大敗経験ないから、さぞかしショックだろうなぁ。
とはいえ、前シーズンからかなり戦力取られてんだから、これくらいは織り込み済みだ。シーズン終わりに一番勝ってればいいのよ、次だ次!
上はハーフタイムに「なんか甘いもの」とリクエストしたら、かみさんが買ってきてくれたクロワッサン。でかくてクリームたっぷりでだいぶヤバい。しばらく腹が減らなかった。
2023-02-23(木)
■ グスタフ、ふたたび入院する
月曜から食欲がなくて寝てばかり、火曜いっぱい様子をみつつ、徐々に調子が戻ってきてるようだけどあまり調子がよさそうではないなぁと思い、水曜の物理出社をとりやめて午後から診察に連行。血液検査がよくなかったので急遽超音波検査も加わって、結果、即入院となってしまった。
おそらく膀胱炎の細菌がサブシステム経由で腎臓に入り、腎炎を起こしたのだろうとのこと*1。感染症なら抗生剤投与で回復が見込めるとはいえ、またしばらく家を離れてひとりにされるのか……かわいそうすぎる。
ちなみに検査中は病院のバックヤードに連れていかれるんだけど、待合室にいても激しい唸り声が聞こえてくるほどの臆病者なので、入院はマジでストレスなんだよな。
写真は今日、見舞いに行ってきたときのもの。このあとしばらく抱っこしてやった。看護師さんが「こんなに甘えるんですね!!!!」と驚いていた(すんません……)。栄養補給と点滴のおかげで基本的に元気なので、ケージから身を乗り出して「帰る!」と言い張っているけど、たぶんもう2、3日は帰れないと思うぞー?
*1 グスタフは現在、右の尿管を人工臓器(サブシステム)に置き換えています。
◆ smbd [とほほるさんのところの昔の日記に(http://www.kondara.org/~t/old/1997/970926..]
◆ きた [バグ修正どうもです.]