2001-02-04(日) 取材
■ トイレで隣に立ったおじさんの着メロが、アメリカ横断ウルトラクイズの「勝ち抜け」のメロディーだった。ちょっとイイかも。
■ 取材
今日は朝から、取材のためカブで東京・駒沢オリンピック公園まで。今年の5月でスーパーカブが累計3000万台(!)に達することを記念して本が出るらしく、その中で全国のカブユーザを掲載するための取材。MLに出動要請がかかったので行かないわけにはいかないのだが、寒いの寒くないのって(どっちだ)。この冬はハンドルカバーの代わりにプレスカブ用のハンドルガードを付けたんだけど、思ったほど暖かくない。雨には強いんだけど、やっぱ冬はハンドルカバーだなぁ。
取材には20数台が集まってしまったので、2時間以上寒空の下でたたずむという、なかなか厳しい状況であった。撮影だけじゃなくてインタビューもあるんだけど、ライター氏から徹底的に変人扱いされてしまいましたとさ。カブで林道なんてそんなに変じゃないって(変です)。
これだけ集まると完全にオフ会モードなので、近くのデニーズに集まってカブ談義。そのあとは、その足で新横浜。仕事(泣)。途中の曲がり角を見落としてR1まで出ちゃったり、仕事帰りにはR16の曲がり角を見落としたり、かなりバカな感じであった。バイク勘が落ちてるな。もっと乗らナイト。
2002-02-04(月) 7381歩
■ tDiary: pエレメント
pの意味ですが。その中でリンクしている「HTMLにおける「段落」をめぐって」で書かれているそのままです。日本語の文章において、段落は改行で区切るべし。だから、どーせ改行するなら自動的にpエレメントで囲んでやれば楽でいいじゃん、というのがtDiaryフォーマットの出発点。だからdivで囲むというのは(divには意味がないから)、考え方が相容れない。ただ、日記の文章を改行でばしばし切って、詩のように表現する人がいるのはtDiaryが広まり出してから知ったので、そういう人たちを救済するにはどうしたらいいかを考えたことがないこともない(けど何もしてない:-)。
初期のtDiaryフォーマットでは、段落の文頭は必ず空白で始めることになっていたが(これはおれが以前、小説を書いていたことに由来する--「段落は空白で始めよ」)、これは評判が悪かったので現在は特別な場合(文頭をタグで始める場合)を除いて不要としてある。文頭のインデントはスタイルシートでやるのがスジだからだ。といいつつ、この日記は自分で空白入れてるけどさ。癖なんだよ。エディタで書いてて、文頭が空白で始まってないと、お尻がムズムズする(笑)。
それからtext-indent
で具合が悪いというのは、本文中のpエレメントにclass指定がないから他のpエレメントに影響が出てしまうという意図かしらん? だったらdivで囲む必要なんてなくて(divなんて少ないに越したことはない)、状況依存セレクタを使えば解決?
div.section p { text-indent: 1em; }
これはかつてyamkさんによって発見(違)されたテクニック。div.section
じゃなくてdiv.body
でも可、かな。ちなみに本文中のpエレメントにclass
が指定してないのは、手動で入力するときにできるだけタイプを減らしたいから。例えばこの段落のpエレメントは(上のpreと同じセクションにしたいので)手動入力。
■ サーバで使うならDebian
あー、なんとなくわかる。apt-getでのアップグレードが保証されるという安心感はたしかに。down timeは減らしたいもんねぇ。
といいつつ、tDiary.NetはAsumi RC2にしてしまったが。これは、使い慣れてるからという別の意味での安心感を求めたからなんだけどさ(笑)。
■ FreeBSDもいいんですけどねー。以前、職場で運用していたFreeBSDではportsを使わなかったのでありがたみがわからぬままKondaraな人になってしまったので……。あんまりあちこち手を出してると、ない暇がさらになくなるからなぁ。tDiaryの開発が止まってもいい?(笑)
■ H2A 2号機
上がったみたい。よかったなぁ。これで今日の仕事は終わりだよ(をい
ホントは昨日、自宅でストリーム配信を見るつもりだったんだけど延期になっちゃって。1号機の打ち上げは職場ではまったく見られなかったのでニュースだけ追っかけていた。
3号機はいよいよ本番だからなー。がんばってくれよぉ。早くしないと天気予報ができなくなるぞ(笑)。
■ tDiary.Net
dRuby奮闘記(?)の結果がいちおう動作開始。他の日記も、次回の更新からここに現れるようになるだろう。実際の構築の話はtDiary.Net構築日誌の方に書くことに(ってぜんぜん詳しくないけど)。
2003-02-04(火)
■ tDiary: 新作プラグイン
何か新しいプラグインを書いたら、tDiary-usersのWikiにあるPluginListに書くことにした。それだけでなく、今後はこのページを猟場(笑)として、プラグイン集に収録するプラグインを見つけることにする。ので、みなさん、自分の日記上だけでこっそり発表してないで、こういうところで知らせて下さい:-)
ちなみに、今後のプラグイン集への収録基準は、おおむねこんな感じで:
- 汎用性があって(特殊な環境を要求しない)
- 手軽に使えて(ファイルをコピーするだけで動くような)
- あまりスタイルに依存していない
もちろん例外はあるけれど。
というわけで、その日のスタイルを知りたいというニーズに応えて、todays_style.rbなど。応用すれば色々使える。はず。
■ ROBO-ONE
第一回の時は「アマチュアの二足歩行ロボットなんてまだまだだろ」なんて思っていたんだけど、考えを改めざるを得ない。すごいスピードで進歩してるよなぁ、ホント。RoboCupより進歩が速いんじゃないの。今回のデモンストレーション課題はASIMOのお家芸「ボックスステップ」だよ。小型にすると作りやすいという点を差し引いても、数十万円台でここまでできちゃうのはスゴイ。
こないだRobocon Magazineに出てたMetallic Fighterの動きなんて、Morph並みの滑らかさだもんな。これと比べちゃうと、SONYのSDR-4Xの方がショボく見えるくらいだ。それからR-Blue4.1のバランスの良いプロポーションを見よ。プラレス三四郎の世界なんて、もうすぐそこだぞ。
これは実物を見てみたいなぁ。次回からは見物に行くか。とと、今年はその前に、アトムの誕生日イベント(違)があるんだっけ!!
■ odakyu goopas
PHSでも入会できるの? - ごめんなさい。グーパスはPHSに対応していません。iモード・Jスカイ・ezウェブ対応の携帯電話に限らせていただきます。
ムカっ。つーか、単にメール送るだけなのにキャリアを選ぶなよ、バカ。どこが作ったんだ、このシステム。
■ WalWiki(4)
あっちのWikiとこっちの日記を行き来していると、けっこうWalWiki(イコールYukiWiki)の解釈と違うことがわかってきた。例えば箇条書きで
*箇条書き ほげほげ
と書くと、WalWikiでは「箇条書きほげほげ」というリスト項目になるけど、Wikiスタイルだと「ほげほげ」は次のパラグラフになる。じゃあWalWikiはブロック要素の区切りは空改行が出てくるまで連続してると見なすのか、と思って
!見出し ……の続き?
なんて書いてみたら、「……の続き」はパラグラフになってしまった。なんだか統一感がないので、Wikiスタイルの方がいいってことにしておこう(笑)。
■ WalWiki(5)
それにしても、Wikiで遊んでしまってよろしくないな。やはり、blogとWikiは個人サイト構築の両輪だ。今まで置き場所に困っていた小ネタのページが簡単にできちゃうのがいかんのだよ。どこかにまとめて置いておきたかったパラボラアンテナのページも作っちゃったし。
そういえばデータのバックアップが取れないので、こんなスクリプトをcronで適当に回している。もちろんあらかじめcvs importしておく必要がある。データ管理に階層構造のないソフトなら、たいていこれでいけそうだ。
#!/bin/sh cd $HOME/htdocs/sho/WalWiki/wiki cvs up 2>&1 | grep '^?' | cut -d' ' -f2- | xargs cvs add -- cvs ci -m 'modified' 2>&1 | grep -v Examining
(標準エラー出力に妙なことをしているのは、設置サイトのcvsのバージョンのせいか、メッセージが消せないため)
「-」で始まるファイル対応という指摘があったので、少し変更。ただし、WalWikiでは影響がないハズである。
◆ garsl [スタイル混在って可能なんですね。でしたら、tdiary.confでの決め打ちではなく、./tdiary/をサーチして..]
◆ ただただし [スタイルの混在が可能かどうかはIOにも依存するので、一筋縄ではいきません:-)]
◆ こ〜りん [IRCで言いそびれたので, ここ,運営日誌,wiki,bbsとどこに書くか散々迷いましたが, とりあえずここへ. h..]
◆ ただただし [ぐはっ。そこは盲点だった]
◆ こ〜りん [ホントはどこに書くべきでしょう? 直メール?]
◆ ただただし [まぁ、どこでもいいけど……優先順位を付けるなら、 webmasterへのメール > 運営日誌 > BBS > ここ..]
2004-02-04(水)
■ 「お返しTrackBack」はやめよう(3)
もう反応リンク集ができてるもよう……。
まず最初に。「世論」化しようとする意図がみえみえの文体が気に入らない(辺境から戯れ言)と言われても、最初からそれを狙って書いているのだから、「その通り」としか言いようがない。最初から「提言する」って書いてるし。「私の日記にお返しTrackBackをしないで」なんてヌルいことを言いたいわけじゃない。「TrackBackを効果的なツールにしておくための習慣を根付かせよう」というはっきりした意図がある。
TrackBackという仕掛けが理解しづらいものだというのは、今さら言うまでもない。おそらく、行為の方向(A→B)と、結果(リンク)の方向(B→A)が逆向きだからわかりにくいのだろう。だからこそ、TrackBackを意義のあるツールにしておくためには相応の努力が必要だ。「お返しTrackBack」のようなTrackBackのメリットを破壊しかねない風習は、仕掛けを理解せずになんとなく使っているから生まれてくる。それ(破壊)を防ぐための努力を、おれはするよ、と宣言した。賛同する人はこのエントリを使ってくれるだろう。それだけだ。賛同しない人は……まぁ、どうでもよろしい。
それを踏まえた上で、smashmediaに反応。あ、bk1.jpからお返しTrackBackが送られてこないと知って安心しました(笑)。
こういうことを読んだらビビってTrackBackを送れない人が出てくるだろうなあとも思った。
こういう受け取られ方をしてしまったら不本意なので補足しておきたい。最初のエントリにあげた問題点のリストは、実は同じことを言い方を変えているだけだ。読者の琴線に触れる「理由」がひとつでも入っていれば良いと考えたからだ。
例えば河野さんは「TrackBackの意味を無効にしまいかねない」という2番目の(もっとも論理的な)理由で納得した。ミニマリストなら最初の「リンクの余剰」に反応するだろう。読者をなによりも大事にしたい人なら「読者をがっかりさせるよ」と言われて、TrackBack先と仲良くしたい人なら「相手ががっかりするぞ」と言われて納得するだろう。いろんな立場の人が、それぞれの理由で納得してくれればそれでいい。「初心者」であっても、どこかにひっかかってくれるのではないか、と思う。
おれが恐れているのは「お返しTrackBackが根付く」ことであって、初心者がうっかり「お返し」してしまうことではない。そういうTrackBackを受け取ったら、そういう使い方はするもんじゃないよ、と教えてあげたいのである。「その手の努力はこれまで、ことごとく失敗してきたではないか」と言われるかも知れないが、ウェブログというスタイルと、コメントやTrackBackという仕掛けを使えば、相手に簡単に問題点を指摘できる。従来とはコストが違う。本当に根付く前に撲滅できる可能性は高いと踏んでいる。
■ 親知らず(2)
昨日、慌てて歯医者に飛び込んだら、痛んでいる下の親知らずじゃなくて、その上の親知らずが問題だと言う。上の親知らずが、適切なかみ合わせを求めて降りてきた結果、下の歯茎を刺激して腫らしたらしい。へぇ〜、そんなことがあるんだ。
下の親知らずは真横を向いて生えているので(なんでやねん)、抜くとなったら尋常でない大手術になると脅されたが(泣)、上を抜くのは簡単だそうだ。心の準備ができていないので、とりあえず歯茎にあたる部分を削ってもらって済ませた。来月にでも抜こう。
で、歯茎の腫れは引いたかというと、まだなんだよ……。流動食しか食えん。つらい。
◆ いっちゃん [僕、今歯医者行ってきたんだけど下の歯親知らずで真横。おまけに先生に口腔外科を案内される始末。はあー。あまりの怖さでコ..]
◆ ペコ [私もとうとう親知らずを一度に3本抜きました。7年前からたまに痛むことがあり、下の1本は横向きで、上の1本も斜め・・こ..]
◆ べべ [明日、横向きの親知らずの手術です。怖くて寝れません。はーーーー怖い]
◆ 親知らずのリンク集 [親知らずについてご参考にしてください。 http://yoga.itigo.jp/oyas.html]
◆ 名無し [Trackbackなしって何様って感じ。たいした内容のブログじゃないじゃん。読んでお返しされるだけありがたいんじゃな..]
◆ ただただし [↑おまえ、ちゃんと理解しないでツッコんでるだろ?]
2005-02-04(金)
■ MD-Port XP(-)
町田に行く用事があったので、ヨドバシに寄ってUSBオーディオを物色。
こないだスピーカーに付属していたUSBメモリみたいな形状の商品もあった。2000円くらい。聞いたこともないメーカー。でも、ツッコミからの情報から、これでは音の良し悪しに影響するかも知れないと思い、もうちょっと大きな商品にしようと思う(大きさが判断基準かよ!)。
ローランドのとか、Sound Blasterブランドのとか、色々あって、値段も機能もピンキリ。でも、いいのは1万円を軽く超える。そんなに出す気にはなれん。その中で、機能的には十分で、かつ小さいながらもずっしりとした手ごたえのあるカノープスのコレが気に入ったので購入。約3000円。こないだAmazonで「USBオーディオ」で検索した時には出てこなかったぞぃ。まったく、Amazonoの検索ってピンポイントで商品名がわかってないと役に立たんなぁ。
帰宅後、さっそく取り付け。たぶん刺すだけで認識しそうな気もするが、ちゃんと付属のドライバを入れてやることにする。SONYのスピーカーをつけて再生したら、おお、なんだかイイ音になった気がしますよ! 気がするだけかも知れないけど! 少なくとも、音量が大きくなったのはヨシ(笑)。
それよりさー、iPod Shuffleの実物見てきちゃったよ。欲しいかもー。かなりー。
追記
買ってきてから調べたら、2年近く前の製品で、当時1万数千円もしたものだが、いまは生産終了……ということがわかる(笑)。なんだ、これが3000円ならお得じゃん!
2006-02-04(土)
■ 「本日のリンク元」を大改造(3)
更新のタイミングで自サイトのURLがリンク元に記録されてしまうのは、squeeze.rbの仕業であった。自前でCGIインスタンスを生成するときはrefererを消さないといけないというのは、バッドノウハウだなぁ。というわけで、先っちょ追従の人はpluginもcvs upしてください。
■ PalmDesktop日本語表示パッチ更新
houkouによるPalmDesktop日本語表示パッチの最新版(4.1.4E対応)がリリース。なんと、ほぼ2年ぶりの更新である。Desktopがバージョンアップするのも驚きなら(そうでもないか)、houkouにまだやる気があるのにも驚きである(笑)。
2007-02-04(日)
■ おなじいろ
Let's noteのタンジェリン天板とiPod shuffleのオレンジは、たぶん似た感じの色だとは思っていたが、重ねてみたらまったく同じ色合いだった。まさしく、Jobsがおれのために作ったshuffle!
実際は表面処理がちょっと異なるので、斜めから光を当てると違って見えるんだけどね。
2008-02-04(月)
■ 町田駅でのPASMO/Suica相互運用がどうなったのか再度質問してみた
去年の日記をつらつら読んでいたら、町田駅の特殊性に絶望していたので、ちょうど1年経過したところだし、「一日も早くスムーズにお乗り換えいただけるよう、引き続き「PASMO協議会」で準備を進めてまいります」という約束がどの程度果たされているのか、聞いてみようと思った。まぁ、1年も検討すれば、たいがいの問題は解消するよね、ふつー。
というわけで、小田急にメールした。返事がきたらこのエントリに追記する。
追記(2008-02-05)
日中、昨年応対してくれた人からケータイに留守電が入っていた。たぶん、昨年問い合わせフォームから入力した番号が控えられていたんだろう。でもまぁ、メールでの問い合わせにはメールで答えろ。というわけでシカトする。平日の日中に電話で応対するほど暇じゃない。
追記(2008-02-10)
その後何度か電話が入っていたが、いずれも仕事中で出られず。平日の日中に電話されてもなー。というわけで、「返事はメールでよこせ」ってメールを今日出す。つーか電話で連絡つかないなら、とっととメールで一報入れればいいのに、小田急のコールセンタはどんな教育してるんだ?
追記(2008-02-12)
ツッコミにあるように、JR東日本からアナウンスがあった。3月15日から連絡定期が使えるようになるとのこと。続きは2月12日のエントリへ。
2011-02-04(金)
■ 「東京Ruby会議05」でUnicode正規化の話を聴いてきた(えっ?)
そういえばRegional RubyKaigiに参加するのは初めてだ。今までは「大RubyKaigiの実行委員がRegionalに参加して(ただでさえ少ない参加枠を狭めるのも)申しわけないなぁ」と思って遠慮していたんだけど、今年は予告通りRubyKaigi2011の実行委員からは外れたので、遠慮するこたぁないのだった。というわけで東京Ruby会議05に参加。
場所は渋谷、ECナビの8Fにある「Ajito」という……なんだろう、そのビルに入っている各社の共同スペースみたいな? 趣向を凝らしたいろんな部屋がある、会議&イベントスペースというか。渋谷にこんな小洒落たフロアを持ってるなんて、ネット企業うらやましい!
冒頭は高橋さんによる「Rubyの楽しさ」に関する講演(台本なし、スライドなしの1時間)で、その後、事前に設定された9つのテーマに別れてテーブルごとのトーク。高橋さんの講演中、意外とWindowsでRubyを使っている人が多いということが判明したので*1、隣に座っていたartonさんと「Windowsの話をしよう」と「その他のテーマ」テーブルへ。
しかし、そこに川端さんがいたものだから話が予想外の方向に転がって、なぜかUnicodeの正規化の話に。Unicodeでは複数のグリフで構成される文字を、1文字でも表現できるし、グリフの組み合わせによる合成文字でも表現できるのだが*2、文字列を比較するにあたって、それをどっちかに統一してから(正規化)比較しないといけない。
で、正規化の手法には合成する方向(NFC、Windowsはこっち)と分解する方向(NFD、Macはこっち)があり、素人考えでもそうとう実装が面倒な世界だと思うのだが、「ruby 1.9にはNFCとNFDだけでなく、加えてNFKCとNFKDという4種類の正規化手法が実装されてるんです」「まじか」「成瀬さん変態すぐる」……みたいなやりとりが。その場では時間がなくて実機では確認できなかったのだが、帰宅してから調べてみた。
Encoding#normalizeとかEncoding#nfcみたいな安直なメソッドがあるわけではなく(内部的にはあるんだろうけど)、ユーザはいつものように万能メソッドEncoding#encodeを使うようだ。NFDされているMacOS Xのファイルシステム向けには「UTF8-MAC」のようなエンコーディングが用意されている:
% irb irb(main):001:0> s = 'がぎぐげご' => "\u304C\u304E\u3050\u3052\u3054" # が ぎ ぐ げ ご irb(main):002:0> s.encoding => #<Encoding:UTF-8> irb(main):003:0> s.encode 'UTF8-MAC' => "\u304B\u3099\u304D\u3099\u304F\u3099\u3051\u3099\u3053\u3099" # か ゛ き ゛ く ゛ け ゛ こ ゛ irb(main):004:0> s.encode('UTF8-MAC').encode('UTF-8') => "\u304C\u304E\u3050\u3052\u3054"
うわー、すげー。じゃあ、こんなのは?:
irb(main):005:0> u = "\u307e\u3099" => "\u307e\u3099" # ま ゛ (←ジャイアント・ロボの鳴き声) irb(main):006:0> u.force_encoding 'UTF8-MAC' => "\u307E\u3099" (←存在しない文字を分解された状態で表現したことになる) irb(main):007:0> u.encode 'UTF-8' => "\u307e\u3099"
おおー。合成できない文字はそのままなんや。すごいなぁ。
……とまぁ、あのテーブルはえらくフリーダムだったな。
第2セッションは「メタプログラミングRuby」のテーブルに入って、tDiaryのコードがいかにひどいかという話をするなど。みなさんメタプログラミングのデバッグで泣いていると。
これらのセッションの間は全員おしゃべりをしているので(名札には全員「talker」と書いてある)、この間Twitterにはなんの情報も流れなかった。当然Ustreamもないわけで、今回の東京Ruby会議05はその場にいないと得られない何かのために集まるという、Ust時代(以降)にあるべきカンファレンスの姿としていいモデルになるんじゃないでしょうか。
2012-02-04(土)
■ Dropboxのβテストに参加して容量を5GB増やした
昨日から「Dropboxで500MB増量のキャンペーンをしている」という話がちょろちょろと聞こえてきていたので調べてみたら、デジカメの写真・動画の吸出しに対応したクライアントのβテストに参加すると無料分の容量を増やしてくれるという話だったのだけど(Dropboxの容量を無料で500MB増量させる方法)、なにしろデジカメのデータ転送はEye-Fiに頼りきりでそもそもケーブルでなんて接続したこともない。500MBばかりのためにケーブルを探すのも面倒だよなぁ*1。
ところが今朝になって「Dropboxの容量を無料で誰でも4.5GBも増加出来るよ!」ということだと判明してがぜんヤル気がでました(笑)。さすがに4.5GBを無視するわけにはいくまい。
で、現状6.5GB持ってるので:
無駄に長い動画を何本か撮影してから(なんとか発見したケーブルを使って)カメラをPCに接続、動作選択のポップアップにDropboxでの転送が増えているのでそれをチョイス。Dropboxフォルダに「Camera Uploads」フォルダが増えていて、その下にカメラの中身が吸い出されていく。それらがDropboxのサーバに自動転送された結果:
容量が11.5GBに増えた! 5GBアップ!……ってあれ? 増分は最大4.5GBだったんじゃ? まぁいいか。
*1 うちのOLYMPUS PENにかぎらず、デジカメのUSB接続ケーブルはカメラ側の端子が特殊なことが多くてまったく使う気になれない。
2013-02-04(月)
■ Windows8にはデスクトップガジェットないのでYTClockを常駐させた
すでにWindows7の途中からデスクトップガジェット機能が廃止されていたけど(でも継続して使っていたが)、Windows8になってとうとう完全に消えてしまった。無理やり入れる方法もあるようだけど、そもそもWindowsの公式ガジェットエンジンは無駄にメモリを食い過ぎていたので別なソリューションを探せばいいかな、と。
なにはなくとも画面の隅にアナログ時計を置いておきたいので、各所でオススメされていたYTClockを入れてみた。ものすごいカスタマイズできるけど、標準のスキンと設定で十分きれいな感じ。クリックイベントも裏のウィンドウにスルーしてくれるし。ここまで高機能な時計ガジェットは、デスクトップガジェットにはなかったんじゃないか。メモリ消費も少ないし、これはいいですね。
そういえば(デスクトップじゃなくて)Windows8のスタート画面にも時計を置きたいんだけど、ライブタイル対応のアナログ時計が見当たらない。あっても良さそうなものなのに。これだけでもデスクトップ環境に戻ってきてしまう理由付けに十分だよなぁ。
あとはCPU負荷やメモリ使用量などのシステムステータス表示だけど、なつかしのDiskStateでも引っ張りだすかな。これも消費スペースが小さくていい。
2014-02-04(火)
■ GitHubの「その場Pull Request」をようやく体験、これはいいものだ
「その場Pull Request」なんて用語はないわけだが。正式になんていうのか知らない、よそのリポジトリにあるテキストファイルを、ブラウザ上で編集して、それがその場でPull Requestになるやつ。人に聞かれて「あれはいいですよね、便利」とか言ってたくせに実は自分でやったことなかったという(笑)。
ことの発端はJALのマイレージクラブが不正侵入された事件を受けて、そういえば数字だけのパスワード(と呼ぶのもおこがましいが)を使ってるサイトって他にないかなーとKeePassで探していたら(けっこうある)、長いこと使ってないアカウントがゴロゴロ出てきて、その中にRuby Bug Tracking Systemのがあって、記入してあったURLが今は使えなくなっていたので正しいURLを探して公式サイトからたどったら、そこのリンクも間違ってたことなのだ(長い)。
@hsbtが苦労してruby-lang.orgをGitHub管理に移行していたのは知っていたので、リポジトリを探し出し、該当ファイルをたどったら、おもむろに「Edit」ボタンを押す:
ポップアップにあるように、これをEditすると自分のところにforkされていじれるようになる(正確には編集後、保存して初めてforkされるようだ)。なのでその場でおもむろにURLを修正:
そしてコミットログとともに保存。するとシームレスにPull Request作成画面になるので、(コミットログが適切ならば)そのままアップストリームにPRが出せちゃった。こりゃ便利だなぁ、知ってたけど! 英語さえ障害にならなければ、コマンドラインに不慣れな人との共同作業もしやすいし、これは本当にいいデザインだ。
このPRはすぐにmakimotoさんがmergeしてくれた。(この日記を書いてる時点ではまだpublishされてないけど)めでたしめでたし。
で、数字だけのパスワードを確認するというもともとやってた作業のことをすっかり忘れてしまったのであった。途中で脱線するとすぐこうなる……。
2015-02-04(水)
■ 連環宇宙 (創元SF文庫) (創元SF文庫)(ロバート・チャールズ・ウィルスン)
三部作の一作目はかなり気に入ったと書いておきながら、最終作である本書を読むまでに3年ほったらかしだったのは、二作目の印象があまりパッとしなかったのと、同じ作者の別の作品はもうひと息という感じだったせいかなー。Amazonが出版を知らせてくれなかったというのもある(笑)。
でもまぁ、けっこう楽しめたかも。スピン後の地球の人々と、そこからさらに一万年後の人々の時間が交錯する、ちょっと時間SFっぽい要素もあるストーリーで、ウィルスンらしい現実感のある人間ドラマも相まって遠未来を舞台にしているわりには感情移入しやすかった。登場人物の背景に「取ってつけた」感がないのが良い。
集合意識となった人類に、大脳皮質を共有する一派と辺縁系を共有する一派があって……という設定が一番おもしろかった(けど全体を共有する派閥がないのはなぜなんだ)。一方、仮定体の正体はありきたりで、面白くもなんともなかったなぁ。けっきょく、SF的なディテールはそんなに面白くないけど人間ドラマで読ませるという、一作目と同じ系統だったのだった。宇宙の終焉まで描いておいて、それでいいのかという不満は残るが。
2016-02-04(木)
■ Remember The Milk新UIの使いこなしは[ESC]キーが肝
使い始めてからそろそろ10年(!!!)になるタスク管理サービスRemember The Milk(以下RTM)が、久しぶりにUIを刷新して、Web/スマホともにモダンな感じになった。詳しくは「Remember The Milk - What's New」を参照。もっとも日本時間で朝からログインできなくなってしまっていて、ようするにデプロイでミスったようなんだけど、昼ごろには復旧していた。
ま、新UIに関してはだいぶ以前からpro会員向けのβテストに参加していたのですでに慣れ親しんでいるんだけど*1。スマホでアイテムを右スライドで完了、左スライドで延期になるのだけは慣れないが。わりと最近の業界標準ぽいけど、あんまりいいUIとは思えぬ。
Web版は従来もショートカットキーが豊富で、個人的にはそこが一番の評価ポイントだったのだけど、新UIではいままでChrome拡張でカバーしていた部分も含めてさらに便利になっていて、ほぼすべての操作がキーボードだけでできるのがありがたい。[?]キーでヘルプが出るので利用者はいちど目を通しておくと良いと思う。
で、残念なことにすごく便利なキーがこのヘルプに載ってないのである。それが[ESC]キー。
単独のタスクを選んでプロパティを変えたり、複数のタスクを[x]キーで選んでまとめて完了したりと、RTMでは頻繁に選択操作をするんだけど、それをキャンセルする方法がいけてない。いちおう選択解除は[*]+[n]とヘルプにはあるけど、頻繁に使うのに入力しずらいことこの上ないのだ。でも実は、同じ操作が[ESC]キーでできる。他にも、ちょいちょい[ESC]が便利なシーンがあるので、知ってるのと知らないのでは効率が格段に違う。
いちおう「[ESC]キーのことちゃんと書いたほうがいいんじゃね?」ってフィードバックしてあるんだけど、けっきょく反映されないままリリースされちゃったんだよなー。頼むからこのまま残してくれよな……。
*1 サブタスクとか便利そうだけどまだ使ってない機能は多い。
2017-02-04(土)
■ 映画「スノーデン(SNOWDEN)」を観てきた
おっ、ひさしぶりにまともな邦題*1。かみさんが観たいというのと、おれも業界的に観ておくべきかなーと思ったので行ってきた。ひさびさにTOHO海老名。そういえばグランベリーモールが一時閉鎖になるので、また近場の映画館が海老名になってしまうのだなぁ。
冒頭に流れていた「サバイバルファミリー」の予告を「電気がなくなったら神経伝達ができなくなって全員即死だよなぁ。そもそも電気ってなんだ。電磁気力がなくなったら宇宙崩壊じゃね?」とか思いながら観てた。←本編関係ないうえに夢がない
NSAから持ち出した機密情報をぶちまけたエドワード・スノーデンに関する、ドキュメンタリー風の作品である。その機密情報には興味があるものの、スノーデンに関する個人的なことがらには興味がなかったので、どこからどこまでがフィクションなのかよくわからなかった(ので全部フィクションのつもりで観る)、そういう観点では盛り上がりに欠ける映画であった。そりゃそうだ、ストーリーはだいたい知られてるわけだし。
最初に接触したマスコミ連中と篭っている香港のホテルでやたらと窓の外からの絵があったり、バーベキューのシーンで意味ありげにドローンが飛んでいたりして、どんなときでも監視されているんだぞという暗喩が読み取れたりはしていたが、それでも最終的にはスノーデン事件の影響で世の中がちょっとだけ良くなったかのようなオチがついて、めでたしめでたし(?)的な内容。たぶんこれ撮ってるときはアメリカの次期大統領が史上最悪の人物になるとは想像してなかったんだろうけど。
でもさー、2017年にもなってコンピュータをまともに描けてない映画は、仮に内容がどんなによくてもダメだと思うよ。ハッカーが主人公の映画なのに、素人ウケを狙って過剰な演出を入れちゃうの、ほんとセンスがない。オリバー・ストーンみたいな年寄りがコンピュータとインターネットを扱う映画を撮るのは無理があるのでは。主人公が複数のファイルをコピーするためにD&Dしたとたんにファイルの数だけダイアログボックスが開いたときには卒倒しそうになったわ。
というわけで、主演のジョセフ・ゴードン=レヴィットがスノーデン本人に似すぎているという点を除けば、それほど観るべきところのない映画だった。いやほんとに似てるんで、それは面白かったんだけど。
*1 とはいえ、映画の情報を得ようと思ったら公式サイトにある小さくて目立たない「ABOUT THE MOVIE」という英語のリンクをクリックしないといけないのはダメすぎです。
2018-02-04(日)
■ Xperia XZ1 Compactに乗り換えた
ここ1、2ヶ月ですっかりバッテリが弱って、残り30%くらいでシャットダウンするようになってしまったXperia Z5 Compact。買ってからちょうど2年過ぎた時期か。最近のSONYタイマーは2年になったのかな。
というわけで、財布に厳しいが急遽新型機XZ1 Compactを手配する。もはやAnadoid機でハイエンド小型端末を作っているのはSONYしかないので、選択肢はない。ほんと、このラインがなくなったらどうしたらいいんだろ。
金曜に届いて、一週間くらいかけてのんりび移行すればいいやと構えていたら、昨日の江ノ電に行く前にカメラが起動しなくなり(フロントカメラは以前から不調だった)、LEDライトが点灯しなくなり、よくみると背面のカバーがちょっと浮いてる気がするし……慌てて移行作業をした。
同じシリーズなのでたいして変化はないけど、以下、変わったところ。
Pros
- 筐体は本体の周囲を樹脂のガワで囲む形式から、筒状の本体を上下から蓋をする形状に。背面~側面のマットな質感は手触りが良くてGood
- 指紋認証がさらに高精度・高速化。激速!!
- Androidは8.0(Oreo)搭載。デザイン微調整やUIの整理がされているけど、あまり変わらないので戸惑うことはない
- RAMが2GB→4GBと倍増したので、バックグラウンドで動き続けるアプリが増えて助かる
- CPUがよくなったので発熱が減った(Z5cのCPUは熱設計に問題があったヤツだったと記憶している)
Cons
- サイズが少し変わって縦方向に伸びた。重量もやや増加。まぁ気にならないレベル
- 右側面下方にあったボリュームスイッチが、ごく普通の上方の位置に移動。これ、下の方が扱いやすかったんだけどなぁ
- バイブの振動が、高周波になってわりとうるさい。職場ですぐに「端末替えました?」って気づかれたw
- コネクタがUSB-C。これは時代の趨勢なので仕方がないけど、各地に置いてある充電ケーブルを全部買い換えるのがつらい。安くないし*1
- SDカードがトレイに載る形になって出し入れしづらい。めったに取り出さないけど
- 消えている画面をダブルタップすることで起こす機能が消えてる。便利に使ってたんだけどなー
- 電源ボタンがシルバーからマットブラックに。目立たなくて、デスクに置いたまま起こすときに目視できなくてちょっとつらい
なんかConsの方が多いけど(笑)、総じていい感じに進化してるよ。満足満足。巷ではいまだにフルHDじゃないのかとか揶揄する人もいるけど、このサイズでフルHDとかいらないし。普通に使ってて困ることなんてない。そんなことより、ポケットに入れても邪魔にならないサイズ感がもう、Xperia Compactシリーズにしかない最大の特長なんでね。
*1 マグネット式のヤツにする予定。
◆ yamk [ウチの日記「状況依存」でなんで検索されてたんだろうとおもったらそれか(笑)。お役に立てて光栄です (^^;]
◆ woods [portsupgradeもかなり楽ですよ。 ってことで、サーバにはFreeBSDをっ(^^;;]
◆ G [悲しいことにxreaサーバ(S2)のHDDがクラッシュしたようです。 復旧したら連絡くるらしいんですが、たぶん日記は..]
◆ woods [portupgrade(そう、前のは間違い)はRubyですよん(^^;。]