2000-02-21(月)
■ VNC
さて、面倒くさそうな問題はあとまわしにして、わりと簡単に片付きそうな問題から手を付ける(笑)。最近、仕事から帰って最初に立ち上げるPCはWindows98マシンの方なのだが、なぜかというとMP3プレーヤーのRio PMP300へ、翌日聴くデータを転送するため。これを済ませば、(ゲームをするのでない限り)Windowsを使う用事はない。ところが、狭い机に2台のマシンが載っているので、キーボードやマウスの置き換えがすごく面倒。キーボード切替え機とかそういうものでなく、LinuxからWindowsをリモートで操作できれば便利だよね。
ということで、今日はVNCをいれます。VNCは、Virtual Network Computingの略で、遠隔地にあるマシンのデスクトップを手元のマシンのディスプレイに出してマウスやキーボードで操作しちゃおうというソフトである。SymantecやIBMが市販ソフトを出しているけど、VNCはGPLで配布されるフリーソフトで、UNIX系OSやWindowsだけでなく、MacやPalmでまで動くという優れもの(Palmはクライアントだけだけど)。会社でも出張先で自分のオフィスのマシンをNoteで操作するのに使っていて便利なのは知っていたので、これをWindowsマシンに入れてLinuxから操作しちゃおうというわけ。
VNCのサイトからLinux用とWindows用のパッケージを取って来る。Linux用はソースもあるけど、Kernel 2.2用のバイナリパッケージもあるのでそれでもいい。まず、サーバーになるWindows用をインストール。こちらは通常のインストーラーがあるので簡単。登録後、スタートメニューにレジストリの登録とサービスの登録があるのでそれをすれば、起動時にサーバーが立ち上がるようになる。ここで、ログイン時のパスワードを設定する。Windows側の設定はこれで完了。
Linux用は使ったことがないのでパッケージを展開してREADMEを読む。いくつかファイルができるけど、今回Linux側はクライアントにしかしないので、vncviewer
という実行ファイルだけでいいようだ。こいつを/usr/local/bin
あたりにコピーしておく。あとはおもむろに実行するだけ。まず、接続するマシン名を入力するウィンドウが出るのでWindowsのホスト名を入力。相手が見つかると今度はパスワードの入力を求めて来るのでさっき指定したものを入力すれば、こんな感じに、めでたくWindowsのデスクトップがX上に表示される。
ちょっと反応が鈍いだけで、操作はWindowsとまったく変わらず。注意すべきなのは、Windows上のマウスカーソルは実際の矢印ではなく、その横についてくる小さな四角だということだ。これで、Windowsマシンは電源を入れるだけで、あとは全部Linux上で操作できるようになった。これでまた一歩、野望に近付いたぞ♪
2003-02-21(金)
■ tDiary: Wikiスタイル - 引用(3)
Wikiスタイルの(今まで明らかにしていなかった)基本方針として、
- 『WikiWay』推奨の文法にできるだけ準拠する(目指せ「世界標準」[嘘])
- 混乱を招かない統一感のある実装(知識の流用を促進)
- むやみにエレメントを増やさない(機能拡張の誘惑に負けない)
というのをあげておこう。きた案は3番目の方針から外れるので採用できない。つーか、引用のために2種類のエレメントを導入するなんて、混乱しすぎ(笑)。
一方、yucoさんの入力で改行したら表示も改行すればという意見には、実は賛成なのだ(tDiaryスタイルはその方針)。現在のUNIX文化に根強く残っている物理行と論理行の混乱は、まったくいいところがない(Kondara上で初めてjedを使った時は唖然としたものだ)。画面の幅が固定の時代ならともかく、GUIが当たり前になった今、改行は論理行と一致すべきである。
が、残念ながら1番目の方針に照らし合わせて、Wikiスタイルではこの文法は採用できない。しかし引用に関しては『WikiWay』でも正確に定義していないので、2番目の方針から適切なものを導き出さなくてはならない。
で、どうするのが適切か。例えば引用元の文章をWiki的に自然なように記述するとこうなる。
ほげ ふが うひょ
「ほげ」「ふが」は同一パラグラフである。これを丸ごと引用するのだから、全体を「""」でマークアップして、こうするのが自然だろうと思う。
""ほげ ""ふが "" ""うひょ
……というのが、昨日の案を提案した背景。ちゃんと説明すると長い。実は手元では動いているので、今日中にこのセンでcommitしてしまうつもりcommitした。
■ DynamicDNS(2)
今週中にやるとか言いながら、ちっとも進んでなかったので、とりあえず(日本語で楽なので)ZiVE.Orgのアカウントを取った。komainu.zive.netにした。こま犬ライブラリは上半期中に自宅に移動するつもりだったからである。ちなみに最初、komainu.zive.orgだと勘違いしていて、いつまでたっても名前が引けるようにならないのでムキっていたのはナイショである(おかげでどれくらいで反映されるのかわからずじまい)。
ZiVEのサイトは構造が単純で、認証もBasicなので、なるほどこれならちょっとしたRubyスクリプトで更新をかけられそうだ。やっぱ自作するかな。
■ 真空ダイヤグラム (ハヤカワ文庫 SF ハ 9-9 ジーリー・クロニクル 2)(スティーヴン バクスター)
それにしても、気持ちがいいほど人類がないがしろにされてますな。
クラークあたりが超越的な存在を描くと、妙に道徳的で高尚な目的意識を持っていたり、人類に対して異常な興味を持っていたりして、なんだか変なんだよね。そういうクラークのキリスト教的世界観がどうしても好きになれないんだが、それはまた別の話。
その点、ジーリーの無関心っぷりは徹底していて、完全に利己主義で、自分たちのためなら宇宙を破壊しつくしてもかまわんというところがスバラシイ。人類など虫けら以下である。超越者たるもの、こうでなくては。
という設定ゆえに、最後の連作中編が味わい深くなるわけで。やっぱ面白いなぁ、このシリーズは。
2004-02-21(土)
■ Linuxか、Windowsか
メインマシンにDebian Sargeを入れかけたまま、いまだにXを入れ損ねている。その間の作業は、LibrettoのWindow 2000からsshやsamba経由でアクセスしていて、はっきりいってなんの不都合もない(Librettoのメモリ不足で遅いのが困るくらい)。こうなると、無理してデスクトップをLinuxにする意味があるのか、真剣に悩んでしまう。
そもそもこの日記を書き始めたのは、MicrosoftがなかなかWindows NTのバージョンアップをしないのにしびれを切らし、それじゃぁLinuxに乗り換えるか、と考えたのがきっかけだ。Windowsはその後、Windows 2000を経てWindows XPとなり、忌むべき9x系はめでたく消滅した。となると、Windows XPには新たにアクティベーションというマイナスポイントが増えたものの、ファイアウォールの内側で使う分には、それ以外のデメリットはあまり感じられない。
一方LinuxのGUI環境は、ここ数年でずいぶん進歩したものの、まだまだWindowsに追いついたとは言い難い。Windowsではほとんどの操作をキーボードだけでできるが、Xのアプリケーションではマウスなしには使えない場面がまだまだ多い。KDEはLinuxで使えるもっともユーザビリティの高いデスクトップ環境だと思うが、KDEだけで環境構築できるほど充実していない。他のデスクトップ環境向けのアプリを混ぜたら最後、統一感のある操作性はとうてい得られないままで、これは数年間ほとんど変化がない。
このほかにもX周辺はバッドノウハウのかたまりで(フォントまわりが代表的)、それ自体を楽しむ気力がなければ、とてもついていける状況にない。おれはインストールも環境設定も、大嫌いなんだよ、実は。正直なところ……疲れた。
コンピュータを使って本当にやりたいこと……主にプログラミングとWebサイトの運営……は、Debianを入れたサーバを用意してその上で行う。で、そのサーバにアクセスするThin ClientとしてWindowsマシンを用意し、GUIは一手に任せてしまうのが、実は一番回り道が少ないんじゃないかと思い始めている。
■ U-23: 日本 2-0 韓国
このチーム、タレント揃いなのに連携もしっかりしていて、面白いわ。個人技とチームワークがうまくかみ合っていて、バランスがいい。TBSも平山ばかり映してないで、もとまんべんなく映すべきだったと思うぞ。
2005-02-21(月)
■ 社会復帰
机の上の山となった紙の書類(それもたぶんほとんどゴミ)を見てうんざりするも、なんとか気力を振り絞って残務処理開始。ま、しばらくはリハビリだしな。
■ 徹底分解 伝説のレーシングバイク
なにげなくTVのチャンネルを変えていたら、こんな番組をやっていた。エンスーおやじたちが見守る中、HONDA RC166(250cc 6気筒)をスタジオでどんどん分解していく(もちろんエンジンも)というけったい極まりない企画である。スタジオの中で、シロウト代表は分解過程の実況をする女子アナだけ。
CATVのリモコンを使っていたので、どこかのマニア向けチャンネルかと思ったら、なんとBS-hiである。NHK、何考えてるんだ! 狂ってる!!(←もちろん褒め)
2006-02-21(火)
■ トリノオリンピック(5)
カーリング、スイス戦はこてんぱんにやられてしまったようだ。まぁなー、イタリア戦を見ていても、今日は小野寺の調子がイマイチだったし、しょうがないか。これでおれのオリンピックは終わったよ……。いやいや、いちおうフィギュアの荒川静香は応援してるけどさ。
そう言えば、ブクマ経由で考えて欲しいNHKのカーリングという記事を見かけた。支離滅裂で記事として成立していない、かなりひどい文章。それはさておいてもこの武田薫というライター、カーリングに(個人的に)興味がないのはかまわないんだが、これだけ盛り上がっている空気が読めないというのは、ギョーカイ人としてまずいんじゃないのか。
■ 「有名」になるのはけっこう大変
昨年末あたりからWeb方面に仕事が変わって、商談対応で客先や取引先を訪問することが増えた。ほとんど毎日のようにどこかに出向く日々。
で、まぁ、人並みの自意識は持っているので、名刺を出すときにちょっとドキドキするわけなんだが、一度も気づかれたことはない。今日行ったところなんてブログ屋さんなのに、ビタイチ反応なしである。「tDiaryのただただし」であること自体は仕事の上でほとんどメリットがないので(ないんですよ)、わざわざ名乗ることはしていないが、ここまで無名扱いだと逆にすがすがしい。いかに自分の住んでいる世界が狭いのかを実感する。
まぁ、おれ自身は有名になるために何の努力もしていないけど、オープンソースプロジェクトで何かすることで「有名」になって、それをさらに仕事に生かすのは、並大抵のことではかなわないような気がする。とくにこの世界、「運」の要素もかなり多いし。だから「有名人になれ」なんて、ほとんどなんのアドバイスにもならんのとちゃうか……なんてことを、まつもとさんの「有名」になることを読みながら思った。
そういう意味で、おれなんかより10万倍は有名なはずのまつもとさんが、NaClの「広告塔」としてどれくらい機能しているのか、興味があるな。対費用効果とか。たとえばNaClはけっこうCOBOL仕事もやっていると聞いたことがあるけど、そっち方面には広告効果はないよね、たぶん。一方で、広告塔が有効に機能する仕事もあるとは思うけど、じゃあそれがNaClにとってどれくらいメリットをもたらしているんだろう?
余談。名前つながり(?)でこんな記事を見つけたけど、最初の1ページだけ読んで挫折した(笑)。つーか、こんなネタで20ページも書けるなんて、それだけですごい。
◆ まつもと [あら、たださんのところでも。]
◆ ただただし [え? あー、消えたのは日記じゃなくて、リンク先の記事です。批判が多すぎてひっこめちゃったみたいですな。 まつもとさん..]
◆ woods [あー、「考えて欲しいNHKのカーリング」と言う記事は消えてますね。「『日本のベテランと勝負勘の希薄』」という記事にな..]
◆ まつもと [disk fullは関係ないみたいです。いろいろ整理して80%くらいになってから消えましたから。なんなんだろうなあ。..]
◆ nonami [google様にはキャッシュが残っていました。 たしかに勝負勘が希薄になっていればこその記事と見ました。]
◆ ただただし [はてブに全文転載されちゃってます(笑)。 あっちも消されるかな。]
2007-02-21(水)
■ 高速HTMLパーサー「Hpricot」を使ってみる
2000個以上ある手作りHTMLファイルの一部分を全自動で書き換える、という楽し〜いお仕事(棒読み)をもらったので、エンジンがCで書かれていて速いと評判のHpricotを使ってみることにした。
……その前に、(いい加減逃げてばかりもいられないので)とうとうRubygemsを導入したわけだが、そのへんは割愛。$HOME配下に入れてあるruby 1.8.5-p12の環境に入れようとしたのに、コマンドファイルのshebangが「#!/usr/bin/env ruby」のままだったというのが唯一のハマりポイント。
Rubygemsさえあれば、インストールは簡単:
% gem install hpricot
ライブラリの使い方はHpricot Showcase-Jaを参考にした。つっても、狙ったdiv要素を探して別の何かに置き換える、なんてコードは、この程度だ:
require 'rubygems' require 'hpricot' doc = open( ARGV.shift ){|f| Hpricot( f ) } elem = doc / 'div.foo' # この「/」メソッドがキモい elem.remove elem.before( '<!-- bar -->' ) print doc.to_html
実は、Elements#beforeやafterの挙動がおかしくて……というか親要素とのからみでおれが期待する動作にならないので……、wrapメソッドを使ってゴミ要素を挿入したのち、別途正規表現を使って変換するという美しくないコードになっちゃったけどまぁいいや。
評判どおりかなり速くて、2000個のHTMLファイルを処理するのに、数分で済んだ。年中メモリ不足であえいでいるウチのcoLinux環境にしてはかなりの速度である。ValidでないHTMLでもエラー吐いて死んだりせず、それどころか正しい要素を補ってくれたりするのは良し悪しだが、今回はOKとした。
◆ 中川 [> キモい crazy とか insane で感じが出てるんじゃないかな。]
◆ ただただし [>crazy とか insane 人物に対してならいいけど、ライブラリのAPIに対してはちょっと雰囲気違くないですか..]
◆ 中川 [> キモい weird がいいかも。odd だとちと固い感じかな。 まあ、「キモい」という語感はなくなるけど、単に ..]
◆ ただただし [あー、意味的にはまさに「does not fit」ですねぇ。weirdもそれっぽい。 >crazy は人物じゃない..]
◆ 本当にただのとおりすがり [すいません。 日本語でキモイっていわれる側の人種(変態ヲタクなど)によってとは肯定的な意味にとるのかと思っていました..]
◆ ただただし [「キモい」と発言する側とされる側、それぞれに肯定的・否定的立場があって、マトリックスにすると4通りの状況があるという..]
2008-02-21(木)
■ モバイルSuicaにしたんだけど新橋の駅員に騙された件
昨日の話。せっかくおサイフケータイにしたので、JR用のSuica定期券をモバイルSuicaにした。今までだって「モバイル」には違いなかったのに、ケータイに入るまでモバイル呼ばわりしてもらえないとは不憫なカードめ。
IDEA*IDEAの記事でかなり簡単にできると知ったので、たいした調査もせずにiアプリをダウンロード、セットアップを始めたものの、定期券情報の移行のところで「この先に進むと元のカードは使えなくなるよ」と警告され、まだ現金もかなり入ってるのに使えなくなったら困ると焦った。
ちょうど新橋駅の近くにいたので、窓口で駅員に聞くと、こんな回答:
- その操作で移動するのは定期券の情報だけ
- 残高がある状態でデポジットの返却を受けると、残金から手数料210円取られるので損します
- カードの電子マネーはそのまま使えるので、切符の購入や商店などで使い切ってください
とのこと。じゃあいいか……と思ったが、これが大嘘。自信満々に答えやがってあの駅員……。実際はこんなところだった:
- 定期券の情報はすぐに移行するので(これは正しかった)、すぐに使えるようになる
- 電子マネーはセンターで翌朝5時までに移行させるので、それまではいっさい使えなくなる
- 翌朝からは電子マネーの残高すべてがモバイルSuicaから使えるようになる
というわけで、出先にいたもんだからその日は定期を使う場面はなく、しかもカードには3500円残っていたのに引き出せないから、えらく久しぶりに現金で切符を買って帰ってきた。とほほ。モバイルSuicaへの移行は、帰宅後に自宅でするのが良いと思った。
今朝、残っていた現金分が移行されていることを確認、カード経由で1万円ほどチャージしておいた。年会費の問題とかイロイロあるみたいだけど、おいおい工夫しよう。定期としてもちゃんと使えた。最初は、ETCカード導入時に似たドキドキ感があるね、こりゃ。
これであとは、町田駅での接続定期が使えるようになる3月を待つばかりなんだが、Suica+磁気定期の精算が窓口でできなくなっちゃったから、新宿から乗る場合のパスをしばらく工夫しないとな。一時的にPASMOでも持つか。
◆ ななし [モバイルSuica は確か3・31から年会費1000円が必要になったみたいですね。 自分は余計なお金は払いたくないか..]
◆ yuyang2.0 [普段電車に乗らないし使う機会もないからもってないからますます乗らなくなるなぁ。田舎者はますます券売機のあたりでうろう..]
◆ ただただし [そうなんですよねぇ >年会費 新横浜のビックカメラが大きくなるから、そっちでViewカード作るかなぁ。]
◆ えぐぞせ [「ビックカメラSuicaカード」ですか。 あんまりビックカメラには入らないから気にも留めてなかったんですが、せっかく..]
◆ なをぞ [三菱東京UFJ銀行のスーパーICカードSuicaだとカード年会費タダでモバイルSuicaも年会費かかりませんよ...]
2009-02-21(土)
■ 吉奈温泉(1)
久しぶりに家族旅行。伊豆の吉奈温泉へ。
途中、沼津港に寄って海鮮な食事をするなど。桜海老のかき揚げが(甲殻類がダメなおれでも)うまかった。
それより、賑わう漁港は、猫が多くて嬉しいよなぁ! なんか久しぶりに生猫を触ったような気がする。
吉奈温泉は好みのぬる湯で、いつまででも入っていられるタイプの温泉。
もっとも夜は(いつものことだが)夕飯を食べすぎてあまり温泉には入れず。明朝リベンジだ。
2013-02-21(木)
■ GitLabでGitHubっぽい開発環境を構築した
かずひこに先を越されてしまったが、GitHubライクなソーシャルコーディング環境を実現するフリーソフトウェア「GitLab」の導入が楽になったらしいので、入れてみた。職場の開発環境用。もう、Pull Requestのない開発なんてありえないからなー。
インストールマニュアルはだいたいDebian系のLinuxディストリビューションをターゲットに書かれているので(というかUbuntu向けだろうけど)、愛用のDebian Squeezeにもわりとすんなり導入できた。かずひこと同様、既存のApacheからリバースプロキシとして動かすように設定(→レシピ)。
唯一、実行後にSidekiqがRedisまわりでエラーになるのだけど、ちゃんとトラブルシューティングのドキュメントがあって、そのとおりにやったら動いた。すばらしいじゃないですか……見習いたい(汗)。
Pull Request(GitLab上の名称はMerge Request)はもちろんあるし、Issue TrackingやWikiまである。よくまぁここまで作りこんだなぁ。すげぇわ。実はsshでうまくつながらないのだけど、まぁ社内はhttpでも十分なので(認証情報は.netrcに書いておけるし)、当面はいいや。これにWindows版がβテスト中のSourceTreeを組み合わせれば、社内ソーシャルコーディング環境としてはかなりいい線行くんじゃね?
2015-02-21(土)
■ みおふぉんにしたら留守電が使えなかったのを忘れていた
IIJmio:音声オプション提供開始のお知らせ(IIJmio高速モバイル/Dサービス)というリリースを見て、そういえばdocomoを解約したんだから留守番電話サービスも使えなくなってるじゃん、といまさら気づいたのだ。というくらい音声電話への依存度が低い。
で、有料の留守電サービスに入るとかいう以前に、そもそも電話機の伝言メモ機能をONにしていないことに気づいたので(ひどい)、さっきONにした。これで電話に出られない時にはボイスメールを残してもらえるようになったはず。圏外にでもいないかぎりこれで用は足りるはずだから、もうこれでいいか。
2016-02-21(日)
■ 敵は海賊・海賊の敵 (ハヤカワ文庫 JA カ 3-46)(神林長平)
昨日の積読よりさらに古いのを発掘したぞ。
感想は「いつもの敵海」で終わりなんだが(笑)。もちろんいつものように楽しめた。でもまぁ、さすがに匋冥がオールマイティすぎるというか、不確定要素たるアプロがあまり目立たなかったことも手伝って、いささかバランスを欠く気がするね。
2017-02-21(火)
■ ミリオンライブ4thLIVEツアーのBDが全巻揃った
昨年10月から、毎月小出しにリリースされていたミリオン4thツアーのBDが、今日届いた幕張公演分でようやく完結。いっしょに届いたボックスにきれいにおさまった。
とはいえボックスを眺めているのはつかの間、すぐに幕張Day1の2枚目を取り出して、プラリネ〜アイル〜ライアー・ルージュの部分をかけるのだ(そしてダバダバ泣く)。あー、やっぱここは歴史に残るアクトだよー、ほんとすげー。語彙力ないけどしょうがないー。
「ライアー・ルージュ」まで含めてるのがポイントで、「最高に盛り上がるのがわかりきってる曲の、次」という、死ぬほどプレッシャーのかかる場面に挑む天ちゃんを、しかとその目に焼き付けるのです。例の「会場の壁にシルエットとして浮かび上がる志保」もしっかり収録されているし。
そして来月の武道館まで、いよいよ20日を切った。少なくともそれまでにこの幕張分をぜんぶ見ておかなくては。わりと厳しい感じだが。
そうそう、武道館といえば、武道館3daysの顔ぶれごとにリリースされたLTFシリーズも先週03が出て完結。残念ながら武道館にはただ一人欠席する種ちゃん、完全休業中のはずの彼女の名前がブックレットにはちゃんとクレジットされていて、ドラマパートの最後に一言だけ参加しているというにくい仕掛けがあって涙。ドラマのシナリオは起伏に乏しいだいぶ雑な出来だったが、これだけで許せたよ。傷心の琴葉Pもだいぶ報われたのでは。
THE IDOLM@STER LIVE THE@TER FORWARD 03 Starlight Melody
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¥1,851
2019-02-21(木)
■ OSSライセンスMeetup Vol.2「実録:GPL違反とその対応を振り返る」へ行ってきた
つい最近、仕事でGNUライセンスがらみのインシデントがあって疲弊していたところ、タイムリー(?)にこんなイベントが目に入ったので参加。初回はぜんぜん気づかなかったなー。
ライセンス話だとよく見かける人たちも多数参加していて、ライセンスみたいな汎用的な話題でもコミュニティに偏りが発生しているのは興味深いです(良くはない)。場所は以前OSS Gateでもお世話になったサイオス。さほど駅近じゃないので移動がけっこう大変だけど、開始時間を遅くされると早めに帰らなきゃいけなくなるから難しいところだ。
イベント説明に「2002年のGPL違反」と書いてあったので予習しようと思ってググったら、Sigma Designの件とエプソンコーワの件*1が出てきたけど、講演者の経歴からいって後者かな(←あたり)。かくして当時エプソンコーワの現場にいた人の口から、17年の歳月をこえて数々の証言が語られたのだった(めっちゃ面白いオフレコ話もけっこうあり)。資料はこれ。
騒動の概略は上のスライドのとおり、ソースコードを公開したくないライブラリとGPLのモジュールをリンクして公開してしまったところにあるのだが、GPLだったgettextをLGPL版に差し替えて、全体に独自ライセンスを設定して再リリースすることで回避した……というのが技術的な話。gettextがGPLのままだったら確実に死亡していた案件なんだけど、初期のGPL版を入手したユーザからソースコードの要求はなかった、というのがこの件の本質じゃないかと思う。
当時のLinux(とりわけデスクトップ)界隈の雰囲気としては、盛り上げてくれる企業の参入は基本的に歓迎していて、OSSとの付き合い方におっかなびっくりの企業を温かく見守ってる感じがあった。なかでもエプソンはOSSへのコントリビューションも少なくない「優良企業」で、そういう会社がプロダクトレベルの製品をなんとかLinuxデスクトップに送り込んでくれた感謝みたいな気持ちと、すばやく対処してライセンス問題を解消してくれた行動力への賛辞が、彼らを窮地に追い込まずにおいたのではないかと思う。技術的な話ではなく「OSSコミュニティに真摯に向き合い、誠意を持って付き合え」という非常に情緒的な話であるし、これってけっこう今でも通用する話だと思う(とくに最近批判が高まっているクラウドベンダーのフリーライドっぷりをみるにつけ)。
後半は講演への質問タイムと、OSS(ライセンス)との付き合い方に関するディスカッション。けっこう参加者が多くてディスカッションをまとめられる感じではなかったのが残念。こういうのをやろうと思ったらMax 10人だよねぇ。それでもいろんな知見が語られて、刺激は多かった。
中でも盛り上がったのが、Contributor License Agreement (CLA)をどうするかという話。とくに企業が公開するOSSでは避けて通れないCLAだが、FSFみたいに厳密な契約書を交わすタイプから、READMEにチョロっと書くレベルのものまで、さまざまなものがある。「途中でライセンスは変更しない前提」なんてプロダクトもあった。法的拘束力を重視するとコントリビューションの敷居が際限なく上がってしまうし、落とし所が難しい。法務部門と協議してバランスとるしかないねぇ……という感じだ。
このイベントは少なくとも次のVol.3まではやりたいという関係者の話を聞いたので、次回もできるだけ参加したい所存。
あと宮田さんはいまCloudGarageの中の人ってことなので、こないだ作ったgemの話などをしつつ、DAP制度へのお礼なども直接できたので良かった。
*1 どっちも/.Jのページが出てきてさすがという感じである。当時の他のニュースサイトはほぼ死んでる。
2023-02-21(火)
■ iFi audio Unoを買った
先日はモバイル用のDACを買ったので、こんどはデスクトップ用のを買った。またお安いヤツだけど:
USBバスパワーで動作するから無駄な配線がないし、手のひらに乗せても余るくらいちっこくてカワイイので気に入っている。見た目重要。
PCのマザボに載ってるチップはRealtekだし、さすがに音質は段違いだから文句はないな。どうせ耳は悪いしね、これだけ解像度があれば気分的には十分だ。
ボリュームの感度がリニアじゃなくて、急に大きくなるポイントがあったりして調整がややシビアなのはご愛敬だが。あと内蔵のシーン別イコライザーは味付けが極端すぎてあんまり意味がないから、OFFって使うのが正解だと思う。
もしこのあと何か買い足すとしたら、ちょっといいヘッドフォンくらいかねぇ。
◆ きた [賛成.]