2001-06-20(水)
■ tDiary
字下げは半角でも大丈夫ですよ。つーか現在、字下げはサブタイトルを認識するためだけに使われているので、本文は字下げする必要はないです。今後もこの仕様は変わらないでしょう、たぶん。
サンプルがすべて全角空白で字下げされているのは、作者が「日本語の文章は段落の最初で一文字あけるべし」と考えているからに過ぎません:-) ちなみに字下げには皇帝の前でいちど頭を下げてから話をする、という意味があるのだとか……と、最近どこかで読んだ。HOTWIREDだっけ? つーことは、半角空白だと会釈だな(違)。
なお上記文章中、「半角」「全角」の前には「いわゆる」を省略しておりますので、突っ込まないでください >言葉にうるさい方(をい)
しかし、hns等の老舗・高機能日記システムを使っている人は、tDiaryには乗り換えられないと思う。おれは機能が多いことはいいことではないと思っている人なので、tDiaryが機能的にnhsを目指すことはないし。
■ JisCompactFilter
「全角」「半角」ネタが続く。うーむ、ZnZさんがリベンジ。じゃあ再コンペ。
sho@spc15 ~/tmp/JCF% time ./sho.rb < source > sho ./sho.rb < source > sho 0.22s user 0.00s system 103% cpu 0.212 total sho@spc15 ~/tmp/JCF% time ./mw.rb < source > mw ./mw.rb < source > mw 0.02s user 0.00s system 112% cpu 0.018 total sho@spc15 ~/tmp/JCF% time ./znz.rb < source > znz ./znz.rb < source > znz 0.14s user 0.00s system 103% cpu 0.135 total
やはりMoonWolf版が最速。ケタが違う。これは、基本的にgsub一発で済ましていることが効いてるな。オブジェクトの生成やコピーも最小限だし。なんの工夫もないただ版は遅〜い。変換後、JIS化した出力ファイルの大きさは、ZnZ版 > MoonWolf版 > ただ版(ただし違いは元ファイルの1%以内の違い)。副作用がないのはMoonWolf版のみ。うーん、これは採用するならMoonWolf版ですね。すみません。
■ Libretto L1
買ったぜ。
金額等は散財自慢参照。ホントはCD-RWドライブも買おうと思ってて、別に速い必要はないのでUSBのポータブルを買おうとしたらのだ。が、店員が「純正じゃないとリカバリディスクが使えないかも知れません」とか脅すので、いくらか聞いたら4万以上する。バカバカしいので買わなかった。
さて、何はなくともネットワークだ。USBなネットワークアダプタを買ってきたのでさっそく挿すと、ドライバを入れろと言う。ドライバは付属のフロッピーの中。もちろんFDDは買ってない。さて、どうやって入れようか。って、内蔵モデム使うしか他に手がないじゃん!! LinuxからドライバファイルをInternet上のサーバにコピーして、内蔵モデムからダイヤルアップでftp。あれほど「アナログモデムなんていらねー」とか言ってたくせに、いきなりお世話になるとは。とほほ。
LANにつながりさえすれば、あとは何も怖いものはない。ドライバのたぐいはすべてネットワーク経由で入れた。ちなみに、コイツにLinuxを入れる気はないので(どうせメールマシンなのだし)、ある程度環境が固まったら何もすることはないだろう。
軽くインプレ。キーボード、ディスプレイは大きくてグー。ただ、キーストロークはミニノートらしく浅いので、逆に違和感がある。右にCtrlキーがないのはやっぱりかなり使いづらい。ディスプレイも解像度が高すぎてちょっと字が小さいかも。お年寄りには薦められない。
あとは、蓋が開けにくいなー。なんでこんなに力が必要な構造にしたんだか。
なんだか不満ばかりのようだが、おおむね満足している。ACアダプタが小さいから、総重量ではLet's Note miniと変わらんかも。でも、一緒に買った小型トラックボールはボールの転がりが悪い!! しばらくポインティングデバイス探しの旅が続きそうな気配。
2002-06-20(木) 8845歩
■ 「ジャバ」のサポートは2004年に停止へ
「Java」をカナで書くな >ロイター
というのは別にして、「セキュリティー上の手落ちが見つかっても、われわれは直すことができない」って理由には、読んだ人全員がツッコんだろうなぁ。「おまえのことや!!」って。言ってて恥ずかしくないのか。
■ W杯
アン・ジョンファン解雇の本当の理由は、彼がインタビューでイタリアのサッカーをけなす発言をしたかららしい……と、かみさんが言っていた。伝聞の伝聞で裏取ってないけど。
まぁ、例の米国戦の時の「スケート問題」も含めて考えると、トルシエが日本代表に「大人であること」を叩き込んだのは正しいのかもね、という気にはなる。おかげで(?)代表選手のインタビューは優等生的であんまり面白くなくなっちゃったという副作用があるけど(笑)。
■ Becky!(2)
確かにBecky!のバージョンってちょっと変。変というか、ゼロはつけなくていいだろ、っていうか。前バージョンは「2.0.11」でいいと思うし、新バージョンも「2.5」なら混乱しないよなぁ。……つまりおれも同じ混乱を憶えたってことなんだけど(笑)。
ま、それは別にして、Becky!はWindowsでは最高のメーラーだと思う。IMAPを使うようになってからいろいろ試してみたけど、老舗のWinBiffは環境設定がこなれてない上に操作性がイマイチ。新興(?)のDatulaもユーザインタフェースがこなれてなくて手になじまなかった。Becky!のIMAPはオフラインモードがダメだけど、基本的にLAN上でオンラインで使う分には何の問題もない。IMAPサーバによって挙動が違わないのもいい。あと、ほぼキーボードだけで操作できるのが決定的。
……とは言え、自宅では(もちろん)Sylpheedなわけだが:-)
◆ 富樫 [そしてこれを読むことで、ただただしさんがBecky!ユーザーであることを知り、なんとなくうれしかったりします。]
◆ なかだ [実は私もBecky!ユーザ。でも今Windows自体使ってないですが。 つーかワラタ > M$ さすが世界一の(以..]
◆ Nyan2 [2.00.11を2.11と勘違いして、「2.05って、をいをいバージョンダウン!?」と驚いてしまったというワナ デグ..]
◆ woods [デグレードだと、「更新による品質の低下」って感じがします。 具体的に言うとWin98がWinMeになったときみたいな..]
◆ ただただし [いや、正確には「Win98SEがWinMeに」でしょう(笑)]
◆ woods [0をつけておくと文字列比較でもちゃんとバージョン順になるというメリットが... どれだけあるかはよくわからないけど。]
2003-06-20(金)
■ 昨日のbsfilter
spam 49通、フィルタ率100%、誤認識ゼロ。よし。
■ Debian(4)
昨日はKernelを2.4.20にしようとしたついでにBootLoaderをGRUBにしようとして書き換えに失敗し、にっちもさっちもいかなくなった……ので再インストールをしたのであった(とほほ)。いいよもう、LILOで。「ついで」ではまる率って、一般的になぜか大きいと感じるんだけどどうよ。
いちおうKernel書き換えは無事に済んだので、もう下手にいじらずにこのまま行こう。ext3にするという野望はあるけど(そもそもOS乗せ換えの本来の目的はここにあったような)。
で、都合3回もやったせいでDebianのインストールにも慣れてきたので、自宅のRHL9マシンをDebian化しようと画策中。コイツはしばらくディストロ遍歴マシンだな。しかし、ネットワークインストール用の最小構成CDを入手してRHL9でCD-RWを焼き、それで入れようとしたんだけど、NICを認識してくれずに断念。i865Gの場合はどうすれば。つーか、ちゃんとしたCDを入手すべきか。でもSargeにしておきたいしなぁ。
■ Debian(5) - ext3
ファイルシステムのext3化はノントラブルで終了(ほっ……)。
# tune2fs -j /dev/hda5
このあと、/etc/fstabでs/ext2/ext3/して、reboot。
なお、このサーバはDebianizeしたけど、常用OSをDebianにすると決めたわけではありませぬ。その証拠に、自宅にはDebian 3.0r1のCDイメージだけでなく、Gentoo 1.4rc4のイメージも入手済みなーのだ。
■ pcspecs:SPC18
こないだ初めてGHzなマシンを組んで、やっぱりうるさいと実感。かみさんのエンデバーが静かなのは、さすがメーカー品といった感じである。
といってもあきらめてもいられないので、まともなCPUクーラーを買って来た。ついでに(また「ついで」か!!)ファンコントローラにも手を出してみる。いやいや、ついでじゃなくて追加ね(笑)。
クーラーは純正品とほとんど変らない大きさなのに、格段の静けさ。この差はなんだろうね。さらに、フロッピードライブをはずした3.5インチベイに、コントローラを設置。LEDが7つもついていて、なかなか派手。けっこう回転を落しても十分に冷えている。ためしに止めてみたけど、30分くらいは自動的に回り始めることはなかった。Celeron 2.0GHzなんて屁でもないってか。
◆ はんばあぐ [http://www.sgtpepper.net/hyspro/diary/?date=20030312#p01 こ..]
◆ ダイタ [ネットワーク・インストールし日本語を撰択すれば最初から日本語環境が整います<SuSE]
◆ よしだ [http://nais.to/~yto/clog/ chalowがtDiaryのテーマに対応だそうです。]
◆ ただただし [ドイツ語ちゅーのはネタなので:-) →http://www.y-period.com/nikki/?date=200..]
◆ ほそのひでとも [GRUBの{FDD|CD-ROM}を作っておくのは基本です。ファイルシステム認識タイプなので潰しがきくし。:-)]
◆ ただただし [ターゲットマシンのFDDが壊れていて、CDも焼けないという状況では、どうしようもないのさ:-(]
2006-06-20(火)
■ Wikipediaに載った(2)
こないだWikipediaに載った写真が、トップページの新着画像に載ったと教えてもらった。
これは投票……なのかな? 光栄ですなぁ。記念にキャプっておこう。印象的な色味になってるのは、PicasaのI'm feeling luckyのおかげ。
■ SONYタイマーにはあたったことがない
なんか呼ばれたので、お約束どおり「なげぇよ!」と言っておく。2回分あわせて、朝の通勤時間が丸々必要だったよ。もー。
ところでネタにあったSONY関係者がタイマーの存在を否定した話。自他共に認めるアンチSONYのおれだが、タイマーにはあたったことがない。前に使ってたTVは知人から中古で譲り受けたのに10年近く使えたし、いまPCにつないでる小型スピーカーなんて学生時代に買ったもんだし。
まぁ、他には買ってないから、あたりようがないんだけど。おれがアンチなのは、とても世界企業とは思えないほど考えナシなデザインをしてくれるからなので。左手で使えないものは、買いようがない。まぁ、見た目だけは魅力的な製品も少なくないと思いますけどね(棒読み)。
2008-06-20(金)
■ Ruby会議2008 0th day
スタッフとして参加しているRuby会議2008、初日(0th day)。とどこおりなく。ゴルフコンペも盛り上がったし。というか、予想以上の人出で、明日以降がどうなるのか、またもや先の読めない状況に。
前夜祭のさなか、明日からのメイン会場になる大ホールに乗り込んで、400インチの大画面でわかむらPの新作「依存症」を上映するという野望を達成。これでおれのRuby会議は終わったぜ!(えー)
追記: tmaedaさんがいい感じのアングルで写真を撮っていてくれたので差し替え。
■ ruby 1.8.7で早くなったERbをtDiaryで体感してみる
今日、咳さんに「ruby 1.8.7でERbが速くなったから、tDiaryで試してみて」と言われたので、ちょうどセキュリティfixも出たことだし、1.8.7-p22で軽く比較してみた。対象はDebian sarge(←古い)の標準ビルドである1.8.2。
自分の日記を最新10日分表示するようにして、1.8.2と1.8.7それぞれで3回ずつ実行。実行するたびに日記データのキャッシュを削除する。その他のキャッシュ、特にネットワークアクセスをするタイプのプラグインのキャッシュは削除しない。
ruby 1.8.2 0.00s user 1.09s system 114% cpu 0.951 total 0.00s user 0.94s system 100% cpu 0.937 total 0.00s user 0.93s system 99% cpu 0.935 total (Av. 0.941) ruby 1.8.7 0.00s user 0.77s system 99% cpu 0.774 total 0.00s user 0.74s system 99% cpu 0.747 total 0.00s user 0.74s system 99% cpu 0.747 total (Av. 0.756)
うは、20%も高速化されてるじゃん! これは1.8.7を使わない理由はないなぁ。tDiary.Netもとっとと入れ替えよう。
2009-06-20(土)
■ 川崎 2-0 大分@等々力競技場
代表組のケンゴ、テセだけでなく、ジュニ、ヴィトール、寺田まで欠いた今日の布陣をみて、不安にならなかったといったら嘘になる。
ところが、始まってみたら(大分がダメダメだったこともあるものの)なかなかどうして、急造チームとは思えないほどのいいコンビネーション。特に井川は別人のように、献身的な守備をしていたし。
写真は、ハーフタイムの西城秀樹ショー。毎年、ヒデキの来る試合は勝てないんだけど、今年は勝てたねぇ。
2010-06-20(日)
■ グスタフ、ネットに阻まれる
こないだ「カメラを買い換えてから、グスタフがまた一段と可愛く撮れてる」と言われてまんざらでもないのだが、考えてみれば今までもかみさんのGR Digital IIを借りて撮っていたわけで、実はあっちの方がレンズが明るかったりするから実はそんなに違わないじゃないかと思う。もっともオートフォーカスは格段に速いので、チャンスを逃しにくくなったのは確かだな。猫の表情はコロコロ変わるからねー。
そんなグスタフ、先月脱走して以降、ひも付きで短時間しか「外出」を許されなくなっていたのだが、これから暑くなるし、外の涼しい風にあたりたいこともあると思い、ベランダに脱走防止用のネットを張った。というか、ストレス溜めて屋内で大暴れされても困るので。
下に飛び降りされそうなのは1Fの屋根の上なので、そっちに出られないようにベランダの一部に網戸用のネットを張り巡らせた。いちおうそっちに行けなくなったことは理解したようなんだけど、目を離したら爪と歯で食い破ったりしそうな気もする。まだまだ油断はできそうにない。
写真は、玄関のひんやりしたタイルの上で涼をとるグスタフ。かわいいですね。
2011-06-20(月)
■ 「萩の月」をいただいた
以前、三食ぜんぶ萩の月でも文句がないくらいに大好きと書いたのを知ってから知らずか(知らないと思うけど)、萩の月をいただいてしまった。もらったその場でかぶりつきたいところだったが、二個入りだったのでちゃんと家まで持って帰って、かみさんと分け合ったおれの自制心もたいしたものです。
ずいぶん久しぶりだったけど、記憶にあるとおりのおいしさだったよ。いつか仙台で作りたてを食べてやる。
2012-06-20(水)
■ 違法ダウンロード罰則化成立を一有権者として反省し、音楽断ちをしようと思う
歴史に残る悪法がとうとう成立してしまった。
いま国会にいる民主党議員には投票したことはないけど、そもそもこれは主に自公側が出した議員立法なので、どっちにしろ彼らを選んだ(自分を含めた)有権者の責任である。多くの人が指摘しているように、この法によって意図せぬ危険に陥れられるのは若い世代だ。投票権を持たない彼らに危害が及ぶような法律の成立を、有権者である我々が看過してしまった。腹をかっさばいて詫びたいところではあるがそうもいかないので、せめてのも償いにしばらくのあいだ、刑罰化の対象になる音楽を買うのを控えようと思う。
今でもおよそ月あたり1枚くらいは買っているCDを買わずにいるのはとてもつらいけど、うっかり公開してしまったら最後、他人を犯罪者にしてしまうようなデータを入手することを控えれば、少しは犠牲が減らせるのではないだろうか。いや甘いのは承知の上だけど。というわけで、改正法の施行(10月1日)以降、国内でCDを買わない。とりあえず1年間。
もちろんまったく音楽を聴かないというわけではないよ。せっかくだからVOCALOID界隈で無料で公開されている楽曲を聴きこんでボカロ耳を鍛えてみるのもいいね(合法)。なにしろ、いまだに初音ミクがなんて歌ってるのか聞き取れないしさ。あと、これを期にクラシック音楽に親しむのもよさそう。調べてみると、著作権の切れた演奏データを公開しているサイトはけっこうある(合法)。あとはまぁ、たまにAmazon.comなど海外からCDを個人輸入するくらいは許してもらおう(罰則対象外?)。
もしも。もしもですよ。おんなじように音楽断ちをする人がとてもたくさん現れてしまったら、日本の音楽業界は壊滅してしまうかも知れない。でもまぁ、それはそれでしょうがないんじゃないかね。森林火災のあとには新たな芽吹きがあるものだし、ニコニコ動画やVOCALOID界隈を眺めてみれば、じっさいそういう胎動は感じられるわけで。こんな悪法をものともしない、もっと健全な音楽文化が育ってくれるのであれば、それはそれで良いと思う。
◆ 鳥居三三 [いい提言ですぜ。おいらもCDはほぼ買ってなかったんですが、10月以降はこの法律が無意味に国民生活への脅威を及ぼす懸念..]
◆ ただただし [いやいや、提言でも運動でもないですよ、たんなる個人的な反省行為です。もちろん他の人が追従することは止めませんけどね!]
◆ 匿名希望 [個人的にはそういうのもアリだと思います。 ただ今の流れを見てると刑事罰化でもCD売上が伸びなかったとしてさらなる改悪..]
◆ MonMon [ただただしさん初めまして、1人の音楽好きとして発言します。 Jamendo(http://www.jamendo...]
◆ ただただし [だからさー、なんで個人的な反省行為にすぎないものを、不買「運動」とか大きな話にしたがるんですかね。いっしょに反省する..]
◆ しぃな [いやぁ、ちゃんとCDは買ってるなぁ。ま、同人作家の出す東方系とボカロ系ですけどね! どこぞの胡散臭い団体にはいかない..]
2016-06-20(月)
■ 会社の健康診断は創立記念日が空いている?
例年、誕生月は会社の健康診断があるのだけど、大きな会社だし、当然ながらけっこう混んでいて半日仕事になってしまう。で、今年はとくに意識せずに創立記念日の今日に予約してみたら、なんかすごく空いてるの。これは狙い目だなぁ。来年もできればこの日に予約してみよう。
朝から飲まず食わずの診断が終わったら、近くにあるコメダでカロリーを摂取することにしてる。もちろんシロノワール。空いていたこともあってモーニングの時間帯に入れたんだけど、いくら腹が減ってるからと言っても、シロノワールにモーニングをつけるのはやりすぎだ。腹いっぱいで動けん。
2019-06-20(木)
■ 映画「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」を観てきた
前々クールのTVアニメが面白かったので劇場版も観てきた。原作未読。
通常、未完のTVアニメを劇場版で完結させるタイプの作品は(ちゃんとTV版内で完結させないセコさが気に入らなくて)観ないことにしてる。続編ならいいんだけどさ。でもこの作品はいろいろ刺さるところがあって気に入っちゃったんだよね。まず麻衣先輩のルックスがモロ好み(そこかい)。あとこの作品、一言でまとめると「ハーレムもの」で基本的に嫌いなタイプなんだけど、複数の女の子からモテまくる主人公の咲太が麻衣に一途なので浮気が発生しないんだよね。この構成はクールで良いと思う。なお、量子力学をマクロ的に都合よく解釈してるあたりは、SF者としては手垢のついた感があるのでわりとどうでもいい(笑)。
そんなわけで劇場版は、TVでいっさい解決してなかった牧之原翔子の思春期症候群解決編である。以下、ネタバレは気にせずに書く。
「とにかく麻衣に一途な咲太」という前提を崩すことなく、でもその関係を人命と秤にかけたら? というテーマがなかなかヘビー。ストーリー上では3人の命が交互に天秤に乗ってくるんだけど、あちらを立てればこちらが立たずという状況が二転三転して、先の読めない展開は手のひらにじっとり汗をかくくらいにシリアスで実によかった。とはいえ、最初の「事故」の時点で観てる側には「こんな悲劇になったけど……でもおれたちには思春期症候群がある!」と信じられる状況にもなったわけで(なぜなら絶対にハッピーエンドになるはずだから)、あとはこの現在・過去・未来がこんがらがった時空をどう解きほぐして全員を幸せにするかというパズル問題になる。
……というわけで、量子力学的に同時に存在しえないもうひとりの咲太を犠牲にするというトリックでハッピーな結末を迎えるわけだが、個人的にはちょっといただけない。最終的にはこの物語の記憶が全関係者に(夢という形で)残ってるあたりも、都合がよすぎてなぁ……。
個人的には二度目の事故では大人翔子を飛び込ませて、咲太の心臓だけがループするきれいなタイムパラドックスを作っておしまいにするのがいいと思うんだけどね(←グロい)。もともと大人翔子は思春期症候群が生み出した亡霊みたいなものなので、消えても問題ないはず。まぁ死人が出るストーリーは除外されたんだろうなぁ。実は子供翔子の最終的なドナーが死んでるんだけど。
と、まとめ方だけはイマイチながら、全編を通してかわいい麻衣先輩を堪能できたので良かったし、ハーレムものながらシリアスな恋愛作品でもあって、そこんところさえしっかりしていたのでOK!
◆ とほほる [L1買ったんすか。_tom_さんが Kondara をネジ込みそうな雲行き…]
◆ _tom_ [むむ、ついに買ったのか... 俺は某所から2weekほど借りてためしてから決めよう。 US キーボード版が出ない事に..]