2001-06-19(火)
■ JisCompactFilter (1)
なんてステキな。体調悪いのに、大丈夫ですか。でも、自分でも作っちゃったんですよね、ZnZさんのコードはほとんど残ってないですが(笑)。ZnZ版は富豪的プログラミングどころか大富豪(笑)だとわかったので、うんと貧民的にしてしまいました(←貧乏性)。
しょうがない。それではコンペにしよう。あなたたちの言葉でいえば勝負です(あなたたちって誰?)。ネタはPC Watchメールの6/16分2通目、全519行。MoonWolf版はところどころ文字化けが発生するという問題があるけど目をつぶります。JisCompactFilter_mw.rb
(MoonWolf) vs JisCompacrFilter_sho.rb
(ただ)。
% time ./JisCompactFilter_mw.rb < source ./JisCompactFilter_mw.rb < source 0.24s user 0.00s system 85% cpu 0.280 total % time ./JisCompactFilter_sho.rb < source ./JisCompactFilter.rb < source 0.21s user 0.00s system 80% cpu 0.262 total
数回繰り返したけど、いずれも僅差で勝ってしまいました:-) ので、とりあえずは自作版を採用。挑戦者求む(冗談だからね)。つーか、ツッコミ欄にソースを書くと読めたものではないというのが発覚したのをなんとかしないと……。
■ ノートPC
ほぼL1気分に固まりつつある。明日か明後日にはヨドバシで買ってるかも。
PowerBookですかぁ。OS Xで遊ぶわけですよね:-) いや、LinuxPPCか。おれ的には、いくら薄くてカッコよくても、あの重さで「軽い軽い」と喧伝するところが許し難いんだけど(笑)。1kgジャストのMac OS X搭載ノートが出たら買ってもいいな。
ところでiPAQのLinuxって、実用になるの?
■ tDiary (1)
同じ失敗は二度としません(笑)。つーか、まだ実験的なコードだから……。
■ JisCompactFilter (2)
あぁ、MoonWolfさんを本気にさせてしまった(つーかそれが狙いか? >おれ)。このコードはカッコイイ。最後にEUCに戻す処理を入れても、夕べより8倍速くなってるし(NKFを通したあとにループするようにしたけど)。拡張ライブラリを上手に使って速くする技の好例だなぁ。これ、使わせてもらいます。
よかった(笑)。いやでも、あまりの富豪ぶりにちょっと感動したのは事実。あのアプローチは好きです:-)
■ tDiary (2)
ツッコミのアンカーは、ユーザカスタマイズの部分なので、番号を出すのはちょっと困難……。IMGに変えてみたのはSushi日記の.confをいじっただけですんで。あ、いや、eRubyタグを認めればそれも可能か。なんだか重そうな気もするけど。
にしても、このAquaチックなスタイルシート、Appleに睨まれないうちに変えないとね……。
■ Linux on PDA
Agenda VR3は知ってます。触ったことないけど。まだ日本語出ないですよね? 出たりして。
おれが「使い物になるのか?」と疑問に感じているのは、「PDAでXが動いて嬉しいか?」というのと同じ意味だな。デスクトップ用に作られたシステムをPDAで動かしても、使いやすくはならないだろう、と思う。Palmが使いやすいのは、あのサイズのペンデバイスで、いかに使いやすくするかを考えに考え抜いてデザインされたソフトがあるからであって、単にLinuxが動くだけでは、嬉しいのは開発者だけじゃないかと思うのだ。そりゃ、Rubyが動けば嬉しいけど(笑)、PDA上でプログラミングをしたいかと問われれば、あんまりしたいと思わないな。
2002-06-19(水) 7780歩
■ W杯: 韓国vsイタリア
夕べはPC立ち上げる気力もなかったので今日つけよう。
韓国たいしたもんだ。さすがにこのカード、間違いなくイタリアだと思っていたので、粘りに粘っての勝利はすごい。
ただなぁ、ここでもやはり審判。どう見ても韓国びいきの判定で興ざめ。最初は心情的に韓国応援な気分だったが、(イタリアDFの不用意なファウルもあるにしろ)あまりにイタリアに不利な判定ばかりを取る審判を見て、次第にイタリアに肩入れをするようになる。特に延長のトッティ退場はひどすぎる。
一部に買収疑惑を持ち出す輩もいるようだが、さすがにそれはないにしろ、判定に偏りがあったのは確かだと思う。それがあまりに熱狂的なサポーター(まさに「狂」)に恐怖を感じたからか、イタリアになにか恨みがあるのかはわからんが。せっかくの大勝利なのに、水を差された感じである。まぁこの大会、多かれ少なかれ審判に問題のある試合ばかりなんだがね。
それにしてもイタリアまで負けちゃって、この大会、興行的に大失敗とちゃうか(笑)。まぁ、FIFAはもう必要な金を儲けたあとかも知れないが、おそらくこのあとの試合、(少なくとも韓国では)いままで以上に空席が目立つことになりそうだ。
■ W杯: 日本vsトルコ(リプレイ)
そのあと、NHKあたりの編集済みリプレイを観戦。さすがに全部見返す元気はなかった。戸田の目にも涙。市川の号泣にもらい泣き。ああやって、きっちり悔しがってくれると、4年後に期待する気になる。
それにしても、負けちゃったあとであれこれ言うのは後知恵だからイヤなんだが、やっぱり「トルシエ謎采配」としか言いようがないなー、この試合は。一次リーグの交代はどれも納得できるものだっただけに。ALEXの交代も、西沢の続投も、中山隊長を出さなかったことも、どれも納得いかんよ。
トルシエってやっぱり、韓国の「FW 4人」みたいな「絶対勝つぞ」的な強気采配はできない人なんだよなぁ。想定したルートを外れると修正が効かないタイプ。でも、4年間でここまで代表を引っ張って来てくれたことには感謝。彼でなければできなかったことも数え切れないから、ここでむやみに批判的になる気にはならない。
■ W杯: チケット到着
事実上の決勝戦……と考えれば安いかもね。ちなみに、かみさんがブラジルのTシャツを買ってきたので、明後日はブラジルを応援することになった模様であります。よろしい。芸術鑑賞といこうではないか。
◆ Nyan2 [韓国の根性とフィジカル的強さは誰もが認めると思う。審判は……ねぇ(苦笑 ホームの強さとは言うけれど、強すぎだろ。あれ..]
◆ koyasu [トルシエは確かにゲームプランが崩れたときの修正があまりうまくないと思います.というか,そういう時って負けていて攻めな..]
◆ マオ [自国の代表が出ていない韓国での試合はガラガラだとか…。どうも、国際試合を鑑賞するという国民性ではないようです。だから..]
◆ ただただし [まぁねー。成熟してない感じはありますね、韓国。2、30年前、もしくは60年前には日本もそうだったのかも……なんて思っ..]
◆ マオ [ドイツ×アメリカ戦は、1万枚も売れ残ってるそうです。なんでやねん。 http://www.nikkansports...]
2003-06-19(木)
■ 昨日のbsfilter
……は、ちょっと設定をミスったのでありません(後述)。
■ tDiary.org
tDiary.orgでツッコミメールが来なくなってて、なんでかなー、と思ったら、プラグインは開発用のディレクトリにあるものを使うようになっていたという……。最近の設定プラグインの影響で、プラグインまわりにはけっこう非互換が出てるからなぁ。
というわけで、本体の方も最新版にcvs upしてしまった。公式サイトをCVS HEADで運用することになるなんて……。
■ Debian(2)
こないだ実験的に入れたフォントの汚いDebianは、さっくり消してWindows 2000に。お仕事マシンをLinuxにできるほど、我が社はオープンではない(?)。
で、玉突き的に押し出された10GB HDDを、いままでSushi/Ayakaが動いていた社内個人用サーバにいれてしまおう。近間さんもAyakaのメンテはやめると言っているし、いいチャンス。で、サーバ運用となればやはりDebianだろう。こないだ使ったLinux WorldのおまけCDで、Debian 3.0を入れる。
インストールは例によって質問事項が多くて大変だが、入ってしまえばあとはおどろくほど簡単に移行できた。MTAはpostfixに変更、設定ファイルは前のHDDからコピーしてくるだけでほとんどそのまま動かせた(bsfilterが動いていなかったのは、libruby-sdbmを入れ忘れていたため)。
トンネル掘りでは、stoneはパッケージがあったのでそのまま。ただしapt-getのたびに「/etc/ssl/certsがない」と言われるようになってしまった。たしかに鍵を作ってないんだけど、でも動いてるんだよなぁ(???)。Zebedeeがパッケージがなかったので、野良ビルド。これでそのままトンネル移行完了。思いのほか楽だった。
まだApacheを移行してないけど急がないからあとまわし。ゆえあってtelnetdを入れれば、とりあえず完了だ。
% telnet localhost Trying 127.0.0.1... Connected to localhost. Escape character is '^]'. Debian GNU/Linux testing/unstable pichu pichu login:
testing/unstableって!? おれが入れたのはWoodyだったはずでは……(大汗)。
■ Debian(3)
インストールに使ったCD-ROMをしげしげと見てみたら、2002年6月号だった。Woodyリリース(2002年12月より)前じゃんっ。ちゃんと小さく「開発版」と書いてあるし、/etc/apt/source.listにもがっちり「testing」って書いてあるし。やれやれ。
まいっか。だまされてやる(←自業自得のくせに)。それより、あとでKernelを2.4にしなくては。ちょうどSofwareDesignにDebianの入れ方が載っててよかった。
それはそうと、必然的に長年愛用してきたjvimとお別れになってしまうので、vim6用の.vimrcを用意しなくてはならない。
set nobackup set backspace=2 set autoindent set tabstop=3 set termencoding=euc-jp set encoding=japan set termencoding=euc-jp set fileencodings=shift-jis,euc-jp,iso-2022-jp,utf-8,utf-16,ucs-2-internal,ucs-2,japan
あと、なぜかBackspageが「^?」になってしまうので、.zshrcで以下の設定を。
stty erase ^H
2004-06-19(土)
■ 鳥栖1-0川崎
えー。なんで鳥栖なんかに。って、見に行ったわけじゃないが。放送はスカパーで明日か。みなくては。
しかし、シュート数が4対14なのになんでこうなるかね……。ちなみに次の水曜は、等々力に行く予定(相手は札幌だが)。
■ 国立商店
iPodの純正ケースのウェストクリップが壊れてしまって、たんなる保管用ケースに成り下がってしまったので、ベルトにもつけられるシンプルなケースを買うことにした。
とはいえ、最近は新型専用のケースばっかりで、旧型のはなかなかないのな。ということで、(安いこともあり)国立商店のSlip-On Jacketにした。これはどっちかというと旧型専用。
通販なので、来週には届くかな。配送はヤマトだそうだ。高価なものではないので、抜き取らないでいただきたい。
■ 触らせてやってもいいぞ
こういうポーズをとるくせに、あまり腹をなでられるのは好きではないらしい。
ちなみに昨日のタイヤエキス、実は「タイヤエキスプレス」の前半分である。建物の影になって全部みえなかったのが面白かったので。
■ 新テーマ - tada3 (2)
写真をきれいにした。バックにグラデーションを入れるために、今まで自宅に入れてなかったGIMPを導入。こういう技を使うためにはJTrimはちと機能不足だ。
GIMPは最新の2.0.2(win32)を入れたけど、身構えたわりにはすっと入って、普通に使えるようになった。前の1.xのころに比べて、ずいぶんインタフェースが進歩したなぁ。各ウィンドウにちゃんとメニューが付いてるし。これならそんなに悪くない。
2005-06-19(日)
■ ヘデラヘリックス
西のフェンスに蔦を植えた。というか、植えてもらった(相変わらずの親父頼り)。よく見かけるのに名前を知らなかった。ヘデラへリックスというらしい。覚えられないのでメモ。
◆ ブチャ猫 [強い植物ですね。花瓶に挿しておいたら根が出ました。 土に植えかえてやらねば>ヘデラへリックス]
◆ ef [実家の庭にも生えてます。ヘデラヘリックスには亜種(?)が多くこれは、ゴールドチャイルドだと思います。 http://..]
◆ ただただし [強いらしいですねぇ。あまり植物を育てるのが得意じゃないので、勝手に育つのは助かります(笑)]
◆ としろう [エウレカつながり〜♪ 「きれいだけど新鮮味はあんまりないかも」そうですね。でも、印象に残りますね。 今週の話で戦争が..]
◆ reno(まだ) [日曜の朝の番組とは思えん表現がバンバン出てきますな。子供がアネモネ見たら泣きそう…]
2007-06-19(火)
■ 専修大学で講義中
専修大学の山下教授とは『ウェブログの心理学』をきっかけとしたお付き合いで、今年度は1年生の情報概論を担当することになったので、外部講師として呼んでいただくことになった。ここ数日、プレゼン資料作りで格闘していたのはこれの準備である。
で、専修大に着いて待ち合わせの教員室に入ると、目の前にakrさんがいたりするわけですよ。あー、びっくりした。非常勤講師でテキスト処理を教えていると。akrさんにRubyを教わるとは、幸せな学生だな!
こっちはというと、まぁ、たぶんtDiary開発を通じたブログ周辺の話を期待されていたんだと思うが、いまどきブログの話もなんだし、好きなこと話していいというので、こんな感じで60分。
- (本業の)「アクセス解析って面白いよー!」って話で30分
- (趣味の)「フリーソフトウェア開発に参加しよう!」って話で30分
……という計画だったんだが、Rabbitのカメが常時先行するというアリサマで(←練習不足)、10分以上オーバーしてしまった。まぁ、270人入りの大教室のわりには居眠りしている学生もそれほどいなかったし、及第点? なんにせよ、最初から最後までRabbitはトラブルなしで動いてくれたので、おれも晴れてショッカーの一員だ。
その後は、やはり山下さんが面倒をみている3年生のプロジェクトの発表を聞いて、(かなり無責任な)コメントをしたあと、彼らと軽く懇親会。そしたらなんとその中に、ハードタブ派のRubyistという貴重な学生さんがいたよ。マカーだけど。
講義では、こういうやる気と才能のある学生が、フリーソフトウェアコミュニティに飛び込んできてくれるといいなぁ、と思って話したんだけど、1人でも影響を受けてくれるといいなぁ。
◆ ただただし [少数派どころか、迫害を受けるような存在ですよ(FOSS界では)。]
◆ hyuki [学生さんのブログからトラックバックがきたりするのでしょうか。wktk]
◆ tokoya [えー、ハードタブが普通だと思ってこの四半世紀プログラマやってきたのに。 ハードタブでタブ幅4が基本。]
◆ ただただし [>ハードタブでタブ幅4が基本 そういう業界があるのは確かだし、たぶんこの先も生き残っていくとは思いますよ。]
◆ itojun [Cプログラマは1TBS (One True Brace Style)なのでts=8 sw=8です。ええ、もちろんvi..]
◆ itojun [あー、tokoyaさんだ。]
2009-06-19(金)
■ Amazon API認証のPROXYを書いたよ(AmazonのAPI認証導入はOSSに対する挑戦だよなぁ(4))
ご提案いただいている
アプリ --(ASIN)→ PROXY --(ASIN+秘密キー)→ Amazon
の方法でしたら、ライセンス上問題となりませんので、対応につきご検討いただけますと幸いです。
ニヤリ。
掲示板の方には書いていないが、言うまでもなくPROXYもFOSSとして公開するわけです(もちろんsecret keyは含めずに)。というか、サンプル的な意味合いを込めて、プリミティブな実装をGitHubにあげておいた:
tDiaryのamazonプラグイン実装は、デフォルトでtDiary.org上に設置したこのPROXYを呼び出すようにするつもりだが、ご存知のようにtDiary.orgは第一tDiary.Netと同居している関係でちと負荷が高め。なので、自前でsecret keyを準備できる人はamazon-auth-proxyを自分のサーバに設置して利用するといいだろう。
もちろんこのPROXYはopen proxyなので、tDiaryに限らず誰でも利用できる。というか本当に認証部分しか代行しないので同じインタフェースで異なる実装も簡単だ。Railsアプリにしてもいいし、別の言語で実装してもいい*1。そういうPROXYが各地にたくさんできれば、JavaScriptからAmazon APIを利用するのも手軽にできると思う。
ゆくゆくはbot化したPROXY(もちろん自動的に自身専用のsecret keyを取得する)がクラウドにばら撒かれて、どんどんどんどん増殖し、Amazonの認証APIを有名無実化……おっと、ついSF方向に妄想が。げふんげふん。
*1 個人的にはAmazon EC2上で運用する人が出てくるとネタ的に面白いのでぜひ。
2010-06-19(土)
■ W杯: オランダ 1-0 日本
カメルーンに勝ってしまったので、決勝トーナメント進出の可能性がちょっと高まった日本。今日のオランダ戦は20:30KOということもあり、夕飯からしてオランダシフトである。ハイネケン、オランダ製チーズ、コロッケ(コロッケの祖クロケットはオランダが出自という説があるらしい……が、Wikipediaによるとフランスみたいだなぁ)。
試合はというと、まぁなんだ。DFはよかった。川島もあいかわらずGJ。でもねー、背番号が10番の方の中村を出したら勝てる試合も勝てないだろ、岡ちゃん。彼が後ろ向きにパスを出すたびに悲鳴があがる我が家のリビング。前を向かないMFなんていらねぇ。出すなら14番の方の中村しかないだろうよ、もう。
◆ nobzooo [激しく同意]
2011-06-19(日)
■ GitHub時代のオープンソース・プロジェクトとの付き合い方
GitHubへpull requestする際のベストプラクティスからmaster ブランチで pull request していいのは小学生までってこともないの流れを読んでいて、先日ruby-listであったRedmineのRuby1.9,Rails3対応の話を思い出した。あのときは投稿者は納得して、「GitHub時代のコントリビューションの仕方」みたいなものを理解してくれたようなのだけど、その上で「masterでパッチ作るな」的なお作法を生真面目に受け取りすぎて敷居を高く感じてしまわれても困るよなぁと思った。
そこで、「GitHub時代にフリー/オープンソース・ソフトウェア(以下FOSS)プロジェクトと付き合うための五ヶ条」的なものをまとめてみた。まぁ、そんな大それたものでもないけど。
1. 貢献しようと意気込まない
FOSSに関わろうとすると必ずついてまわる「貢献」の二文字。重いよねぇ。はっきりいって、貢献なんて別にしなくていい。そもそも「貢献」はされる側が評価に使う言葉だよ。する側が声高に宣言するもんじゃない。
最初から「FOSSに貢献しよう」なんて考えないこと。まずは「このバグが直らないと自分が困る」くらいの自己中でいいから気軽に接しよう。
2. ナイショにしない
自分のためにFOSSに関わるとなると、「別に自分の成果を公にする必要はないのでは?」と思うかも知れない。ごもっとも。でも、自分と同じことで困っている人は必ずいるものだ。その人にも同じ苦労をさせる非効率は、エンジニアとして許せなくない?
少し前なら、自分の成果を公開するのは少々面倒だった。だからローカルでちょちょっと修正したパッチを隠し持っている人も多かったと思う。そのハードルをぐっと引き下げてしまったのがGitHubを始めとする現代のリポジトリサービスだ。そのあたりは別項に譲るとして、面倒がほとんどないなら、成果を公開しておいても誰も損はしない。
3. forkすることを厭わない
FOSSプロジェクトにとって従来、「フォーク」は忌み嫌われるものだった。最近でもHudsonとJenkinsの不幸な事件があったばかり。FOSSプロジェクトの分裂はあまり良い結果をもたらさない。
ただ、GitHubのforkはプロジェクトの分裂を意味しない。単にソースツリーの個人用コピーを作るだけの作業だからだ。さらにgitにはツリー間の統合が非常にやりやすいという特性があるため、ソースツリーがたくさんあることは混乱を意味しないのだ。
「ちょっとこのツールのソースをいじりながら読んでみたい」。そんな動機でもいいので、GitHubのforkボタンは気軽にどんどん押そう。そしてそのツリー上に、自分だけの成果をどんどん公開しよう。
4. パッチを送るのを躊躇しない
こうやってGithub上には同じプロジェクトから派生したたくさんのソースツリーが存在している。日々本家に追従するのはもちろん、他の人が作ったパッチを自分だけのソースツリーに取り込んでもいい。一方で、自分が作ったパッチを本家に取り込んでもらいたいこともあるだろう。
そんな時は、遠慮なくpull requestを送ろう。従来パッチを取り込んでもらうためにクリアしなければいけなかったハードルのかなりの部分を、GitHubはボタンひとつの気軽な行為にしてしまった(ただし、パッチが受け入れられるかどうかは別の話)。
冒頭に出てきた「masterでパッチ作るな」というのはこのあたりで初めて効いてくるテクニックだ。実際、master上で作られたパッチでも、受け取る側はそんなに苦労はしない。リジェクトされたパッチの処分に「自分が」困るからトピックブランチで作業した方がいいよという話なのだ。だからgitのブランチ・テクニックはこのあたりで身につけても遅くはないよ。
5. つらくなるまで続けない
最後は、多くを語る必要はないだろう。無理することはない、楽しくやろう。これが一番大事。
実際、こんなことを書いているおれだって、そんなにたくさんのプロジェクトをforkしているわけじゃない。あんまり手を出しすぎると続かないのが自分でもわかっているからね。
Enjoy!
2014-06-19(木)
■ Rubyの定数はできるだけfreezeさせようと思った
もう10数年もRuby使ってるのに、すげー初歩的なミスに気づかず2日もムダにしてしまった。典型的な「mutableな定数」問題。
CONST = 'foo' def bar(opt) str = CONST str << opt baz(str) end
みたいなメソッドbarがマルチスレッドの奥底で何度も呼び出されて、そのたびにCONSTの中身が変わってしまっているのに気づかず、スレッドの競合かなにかに違いないと決めつけて延々と別のところを調べていたという。「CONST = 'foo'.freeze」って書いておけばすぐわかったはずなので、今後本当に定数として使いたいときはfreezeすることにする。
(最近のrubyの実装でこのあたりのトピックがあった気がするけど思い出せない)
■ 小田急線の脱線事故で帰宅難民化しそうになった
「そろそろ帰ろうかなー」と思ってマシンを落とす直前に、小田急で脱線事故というニュースが飛び込んできた。乗客が乗ってなかったから怪我人なしというのは不幸中の幸いだけど、現場が相模大野ということは我が家の徒歩圏内が全滅ってことじゃないか、うわー。
とはいえさすがに都心からの帰宅で代替ルートに困ることはあまりない。表参道から田園都市線に乗り換えて中央林間から歩けば、まぁいい運動になる程度の距離で済む。でも小田急の代替になった田園都市線の混雑がどんな悲惨な状況になるのかは想像するまでもないので、けっきょく9時ごろまでオフィスに残って、ぼちぼち空いたころを狙って帰ってきた。
急行はそれでも激混みだったので、各停に座ってきたからさらに時間がかかったけれど。まぁその日のうちに帰れて良かったよ。
2016-06-19(日)
■ 旭川出張(2)
仕事というのは自衛隊旭川駐屯地の周年記念行事への出席だったのだけど、ボスが偉いもんだから「お付き」のおれまでVIP待遇で、かなかな心理的に厳しい仕事だったよ。まぁ、特等席でブルーインパルスが見られたのは眼福だったけど。
もっとも、ちょうどブルーインパルスが登場するタイミングで雲が広がってしまい、予定では13演目のところ半分の6演目しかできなかったとか。観てる側も青空をバックに飛んでもらえなくて残念。
その他、3世代戦車が揃い踏みで、90式&10式の縦列スラローム走行なんかもあって、ガルパンおじさんには大受けしそうな式典だった。その後の会食でもVIP席で、背中合わせに国会議員がいたりするんだから、ついつい腹いっぱい食べてしまったよ(なぜ)。
それにしても暑かった。夏日にはなっていたので、昨日より10℃近く高い気温。おまけに式典は炎天下でスーツを着たままだから汗だくで、今日だけでかなり焼けてしまった。
仕事からは15時ごろに開放されたが、帰りの飛行機は19時台である(JALならちょうどいいのがあるけどおれのマイレージカードはANAなんだよ)。また微妙な時間があいてしまった。ま、ここなら猫に邪魔されることもないので(笑)、駅前のイオンモールにあるサンマルクでコーヒー飲みながら読書。
そういえばこの(立派な)イオンモール、スタバやモスなんかも入ってて、たぶん地元の中高生に喜ばれてるんだろうなー。駅は閑散としてるけど、モールはけっこう人が入ってた。あとで調べたらスタバは日本最北端なんだとか。記念に入っておけば良かった(他に選択肢がないとき以外はスタバは選ばないので)。
空港行きのバスに乗る前に西武デパートの六花亭で土産を買い、駅のKIOSKで旭川B級グルメのジュンドッグを入手。想像よりずっしりしてて「おやつ」にするにはヘビーすぎるな、夕飯だこれ。レジのお姉さんがぜったい温めて食えというので店のレンジでチンしてもらう(が、食べるのは空港についてから)。
そういえば、駅と同じく、空港の建物もけっこうモダンなデザインなのだった。なんなんだ、旭川。
2020-06-19(金)
■ 新型コロナウイルス接触確認アプリが出た
例のGoogleとAppleが協調して仕組みを策定したという新型コロナウイルス接触確認アプリ、1国1アプリという縛りの元、厚労省が今日の15時にリリースすると発表し、いまかいまかと待っていたら、iOS用は予告どおりに出たのに、Android用はいつまでたってもストアに出てこない。こういうところ、最近のGoogleはヌケているというか、Picker APIのおおポカ*1以降、Googleの技術力は信用していないので「またか」という感じ。
それでも18時すぎくらいには見えるようになったようなので、淡々とインストール。なんか元になったOSSと受注企業の関係が不透明だとか、説明不足でプライバシーへの懸念が払拭されてないだとか、いろいろとケチはついているものの、こういう仕組みで疫病に対抗するのはどう考えても愉快極まりないので、あまり深く考えずに乗っかった方が良いし、もちろん身近な人たちにもどんどん入れてもらうのだ。
なんたって、スプラッシュ画面にアマビエがいる時点で楽しいじゃないですか。ねぇ?
*1 Picker APIで取得した画像のURLが403になる事象。いくら待っても直らないので、しかたなく急遽Gyazoを使ったプラグインを作ってこの日記でテスト中である。
2021-06-19(土)
■ わさますで「Among Us」を遊んだ
どういう流れだったか……よくわからないんだけど、いつものようにmassr上でわさますメンとチャットをしていたのだ。いまだ緊急事態だのまん防だので外で酒が飲めないという愚痴から、オンラインで飲むかみたいな話になり、なぜかdiscordでオンラインゲームをしようということになった。つまり飲んでない(笑)。
ライブがあれば打ち上げと称して毎週のように飲み、チャットでは起きてる限りつながってるようなメンツだが、不思議なことにコロナ禍になってからわざわざ"zoom飲み"をやったことがない。実際に会ったのはシンデレラの大阪公演以来だから、実に1年半ぶりに肉声を聞くことになる。みんな元気そうでよかった。
けっきょく10人くらい集まって2、3時間ほど、次はだれを吊るすだの物騒な話をdiscordのボイスチャットで繰り広げた。宇宙人狼ことAmong Us、人狼の簡略版という情報だけでやったけど、単純ながら飽きさせない工夫が随所にあって、バランスのよい楽しいゲームだった。
ちなみにSteam版を買った。ゲームを快適に遊べるPCを組んだはずなのに、初めてゲームをしたよ。それもこれも、Starlit Seasonが遅れに遅れてるせいなんだが。
◆ saka [Agenda VR3ってのもありますよ。http://www.agendacomputing.com/]
◆ でんすけ [いや、そのとおりです。 だって、社内でも(会社の性質上)何人かPBG4ですけど、見る限り MacOS9しか使ってる感..]
◆ MoonWolf [JISCompactに再度挑戦。 http://www.jin.gr.jp/~nahi/RWiki/?cmd=vie..]