2000-06-05(月) バリ旅行(3)
■ 08:00
7:00に起きるはずだったのに、寝坊してこんな時間。にもかかわらず、かみさんがのんびりストレッチなんてしてるもんだから、朝食を食べ終ったのがガイドとの待ち合わせ予定の9:30。どうして女って生き物は先を読むってことができないのかね。Bali Heatのガイドは若干25歳のアリンバワ君。決っして日本語は上手ではないが、これだけ話せれば立派なもんだ。こっちは20年近く英語を勉強してるけど、もっと下手だもんな。
■ 10:00
ガイドとは別に運転手までついて、丸1日のツアーが2人で1万円。安いねぇ。最初はUbudから20分くらいのところにあるGoa Gajaという遺跡。入り口でサロンを借りて入る。洞窟の中に神様が祭ってあるという、8世紀ごろの遺跡である。けっこう歴史があります、Bali島。ま、Java島には原人がいたくらいだしな。
何かの入口になってるところにはかならず両側に魔除けの像が立っているんだけど、残念ながらこま犬との共通点はなし。つーか、インドをルーツにしてそれぞれ独自の進化を遂げたいとこって感じかな。いとこってとこだろうか。
■ 12:00
続いてはBali信仰の総本山、Pura Besakih。田舎道というか山道をかなり走る。日本では林道へのアプローチルート級の狭い道。路面も悪い。ガイド持参のサルンを腰に巻いて(ここで借りると有料なので)寺院の中へ。といっても観光客は中に入れてもらえないので、周囲を回るだけ。ガイドブックには長い参道を登らなきゃならないと書いてあるけど、別にたいたことないぞ? 神社の参道で慣れちゃってるからか?(笑)。11世紀ごろから次々と寺が集まり、大きな寺院になったとのこと。並み居る石像の数々は妖しさ爆発である。一番てっぺんには眺めのいい場所があって、妙な風車がカタカタと音をたてている……と言いたいところだが、あいにく今日は風がない。アリンバワ君がミネラルウォーターを買ってくれる。寺院の出口の売店ではBaliフルーツを買ってくれるし、なかなか気が利くぞ、アリンバワ。
ところでデジカメがいかれた。つーか、メモリが飛んだくさい。何の前触れもなく「reformat?」とか聞いてくんなーっ >SANYO DSC-X110 自宅で復旧できる可能性に賭けて、予備の8MBメモリに入れ替え。昨日撮った音入りLegongがパァだ。しくしく。この32MBスマートメディア、Rioに入れてる時も、しばしば読み込みできなくなったりするしなぁ。16MBあたりのを買い足すか。
■ 13:30
Kinamaniで湖と山を見ながらランチ。物売りであふれるビューポイントを微妙に外したレストランの客は白人率高し。でもバイキング形式ながら、なかなか旨い。眺めも雄大でいいですな。Bali観光の基本は「物売りからいかに逃げるか」と「日本人の行く店は高い」なので、Bali Heatの選択はなかなかいいところをついている。オススメである。
■ 14:30
おれがサロンを欲しがっているので、途中にあったバティックを作っている村に寄る(名前失念)。店は観光客向けでけっこう大きく、売り子も日本語を話すのでちょっと引いたけど、品ぞろえも良くて、そんなに悪くなかった。3枚ほど、気にいったサロンをGET。
■ 15:00
Tirta Empl。聖なる水の湧く寺。ま、日本で言えば清水寺か(違うって……)。それより忍野八海か柿田川ってところか。水が吹き出したり流れたりしているせいか、空気が爽やか。
■ 15:30
Tegala Lang。急な斜面に棚田が作ってあるという。って、それだけで観光地にしちゃうのかよー。いや、もちろんそれだけじゃないから、なかなかよい風景なんだけどね。それにしても、二毛作、三毛作が当たり前の世界では、稲穂が首を垂れてる田んぼの横で田植えしてたりするんだもんなぁ。
■ 16:00
Ubudに戻って市場で買い物。初めてUbudの町中に出てきたゾ。市場は二階建てで、とにかく小さい店がたくさん並んでいる。サロンを買ってすっかりBalineze化計画に夢中なおれは、もうひとつのBaliファッションであるウダンを入手。男性が頭に巻く三角巾である。あれは一枚の布を使ってるんだと思ってたけど、実はすでに畳んだ状態で縫い合わせてあったのだ。二重に巻き付けて頭の前で縛るだけでいいものだったとは。元はただの布切れだったんだろうな。なんか、最初から結んであるネクタイみたい。
それにしても、ことあるごとに店員が「かわいい」を連発するのにはまいった。ったく、外国に来てまで貧困なボキャブラリをまき散らすんじゃないっつーの。ちなみに「菩提樹」「供物」「丁子」。これ、アリンバワ君が嘆く「日本人に通じなかった日本語ベスト3」である。嘆かわしや。かと言って「三ちゃん農業」とか「もうかりまっか」「ぼちぼちでんな」なんて言葉を教えてはいけません(っておれのことか)。
■ 16:30
このあと、Ubudの近くにあるArma美術館へ。Ubud周辺にはBaliアートを集めた美術館がいくつもあるけど、ここが一番のオススメという知人の言葉に従って来てみた。噂にたがわず、強烈なBaliアートの数々にクラクラ。超細密画もいいけど、一番気にいったのは「水泳の練習」という妙な味の絵だった。持って帰りたいくらいだぜ(って買えないくらい高いと思うけどな)。
■ 18:30
Kecakを見るために車で30分ほど離れた村へ。今夜はUbudでもKecakが見られるそうだけどあまりよくないらしいので、アリンバワ君の勧めによってここまで来たのだ。寺院の前に石の舞台がしつらえてあり、その前に300席くらいのベンチが並べてある。あとはなにも言うまい。網膜に焼きつけるのが忙しすぎて、写真を撮ってる暇がなかったとだけ書いておく。残念だったのは、フラッシュ焚きまくりでろくに鑑賞していないアホな白人が邪魔だったことか。今度は松明の明かりだけで見てみたいものだ。
それにしても、Baliと日本の文化は驚くほど似ている。どちらもアニミズムをベースにした宗教を持ち、自然に対する姿勢も近い。そういえば、音階も近いそうだ。そのせい(?)か、Legongの笛(尺八にそっくり)と唄はまるで日本の民謡だし、Kecakの語りは浪曲を聴いているかのようだった。Baliにいると妙に落ち着いてしまうのはそのせいかも知れない。
両国の国民の最大の違いは、その信仰心だろう。「神秘の島」なんて呼ばれることの多いBaliだが、日本にだって同じくらいの神秘性を持つだけの下地はあるのだ(国内各地の神社をまわっているとつくづくそう思うよ)。みずからの神秘性を放棄しておきながら、他国にそれを求めるなんて、虫のいい話だねぇ。
■ 21:00
夕飯もどこか外で、という計画だったけど、さすがに疲れたのでホテルに帰してもらった。こんな遅くまで引きずり回して、すまんかったね、アリンバワ君。運転手も丁寧(だけど速い)し、Bali Heatはオススメである。ルームサービスで軽く食べて、あとは寝るだけ。
2001-06-05(火)
■ Kondara 2.0
Kondara-devel.jpに入ったぜ。一歩前進(遅すぎ)。
それは1.6.4と1.4.6が紛らわしいとか、そういうことですかね(笑)。タイミングも悪かったよなぁ。1.6.4にはBSDサイドからもプレッシャーがかかっていたけど、結局間に合わなかったし。ま、それはフリーソフトウェアの宿命やねぇ。
デジファク版もMaryというのは朗報です:-) 早く日記の名前を変えたいぜ。でも「僕のマリー」は読んだことないな。つーか、とほほるさんって、米国在住なのに日本のコミック読んでるのか……。
あっ。コミックの方は「ぼくのマリー」じゃないか。「僕のマリー」はザ・タイガースだね。うーん、グループサウンズ(←ボケなんだかツッコミなんだかさっぱりわからん)。
mph-getをCで書き直すって、メリットが見えないです。ftpもrpmも外部コマンドを使ってるんだから、性能的な問題はほとんどないだろうし。問題があるとすれば国際化の部分?
それにしても注文できないなぁ。フォームに入力終えて、次のページでOKを押すと、延々と返ってこないでタイムアウト。カードのチェックで時間がかかっているんだろうか。ブラウザのせいかと思って、IEまで引っ張り出しちゃったよ(笑)。ま、時間はあるからのんびりやろう。あと、ニュースリリースにあるリンクがhttpsじゃなくてhttpになってまっせ(とここで密告)。
■ 彼女
「今夜は帰りたくないの」と言うので、ソファの上を片付けてやったら、さっそくその上ですやすや寝ている。いや、猫だけど。こんな季節に家の中で寝るなんて珍しい。雨が降るからか?
2002-06-05(水) 7676歩
■ ラッキーデー
仕事中、ふと窓の外を見たら、700系ドクターイエローが新横浜駅を通過して行った。なんかレアなものを見てしまった気がするので、これをもって本日はラッキーデーとする。
#なんか鉄ちゃんみたいだけど違います。
■ W杯: 実況中継
自席にいても逐一試合状況がわかると嬉しい。たしかそんなメールサービスがあったような記憶があるんだけど見つからなかったので、夕方の休憩時間にさくっと自作。
asahi.comのサッカー速報は、非常に細かくてしかもテキストベースなのでこれを活用。w3m -dumpを使って整形済みテキストをGETして、前回実行時にGETしておいたものとのdiffを取り、追加されていたテキストだけを抽出してメールで送信。これをcronに与えて5分間隔で実行すれば、実質的にリアルタイム実況が手に入るというわけだ。
現在、アメリカvsポルトガルで実験中。なぜかときどき文字化けしたり、typoが過去にさかのぼって修正されたりするので、変なテキストが混じったりするけど十分に実用的だ。こういうのをまさに「hack」という。
それにしてもアメリカ、強いじゃん。つーか仕事しろ…… >おれ
追記: 文字化けはw3m -dumpとnkfの連携プレイということが判明。w3m -dump_sourceしてタグを削除することで回避した。うーん、完璧ぢゃ。H"に転送しよう。
■ W杯: ドイツvsアイルランド
というわけで、電車の中でテキスト観戦しながら帰宅。ドイツが1点先制ということだったので、がぜんアイルランド応援気分が高まり、GUINNESSビールを買って帰る。
しかし、まったく追いつける気配がない。はらはらしながら見ていた終了間際、それもロスタイムもそろそろ終わるというときになって同点弾。うひょー、すげー。ちと感動したぞ。
2003-06-05(木)
■ 昨日のbsfilter
今日も忙しくて日記つけてる暇がなさそうだ。spam 39通、フィルタ率100%。誤認識1通。誤認識メールはこま犬写真の投稿だったので、ちょっとヘビー。添付ファイルが効いたか?
誤認識率って、何に対する割合なんですかね。全メール数? cleanメール数? spamが来ないメーリングリストは事前にprocmailで振り分けが済んでいるので、bsfilterに回されるのはほとんどがspamで、残りが個人あてのメールかspam混入可能性のあるメーリングリストあてのメール。そんなわけで、昨日のcleanメールは8通だから、cleanメールあたりの誤認識率は12.5%もの高率になってしまうんだけど……(笑)。
2004-06-05(土)
■ WikiばなVol.2
秘密のゲストこと、はてなの近藤さんと目黒駅で落ち合って、会場までいっしょに歩く。やっと会えましたなぁ。これも、はてな東京移転の余禄であろう。
さて、帰って日記を書くまでがWikiばならしいので、最低限のことだけ書いておく。今回のポジションペーパーはここ(PDF)。内容の要旨は以下のとおり:
Wikiの普及が遅々として進まないのは、Wikiに萌えキャラがいないせいである。萌えキャラなくして流行なし! おれ様が設定を考えてやったので、誰かキリキリとデザインせい!
……というようなことは一言も書いていない。作りは不真面目だが内容はきわめて真面目である。つーか、他の人のポジションペーパーは真面目すぎです。
帰り際、NTさんが恐ろしい過去を持ち出してきたので驚愕する。Winnyなんてなくても、いちど流出した個人情報(?)は消せないということか(違)。二度と使われることのない(はずの)ペンネームでサインをした。
■ Wikiばな懇親会
はやくも記憶が怪しい。思い出したら追記するかも。
- 今日び、マシンパワーよりもマンパワーの方が安いんだから、もっと人力に頼るべきである
- 物事を単一のツリーで整理しようなんて不遜。「マイツリー」なんてサービスはどうだ。「お隣ツリー」とか
- この宴会だけで京ポンコミュニティができてる
- この店がテロに会うと、はてなとtDiaryがいっぺんに壊滅する
■ Wikiばな懇親会二次会
隅っこで増井さんとオヤジ談義。あの場に結城さんがいなかったのはズルいと思います。
- 情報処理学会はクラブを貸しきってイベントをすれば盛り上がるに違いない
- mixiにはパソ通を知ってる世代と知らない世代が微妙に分離されているが、増井さんはどちらでもない
- パケ代12万円の恐怖
- ソニエリ端末のフォントが汚い
- 歳の話をするな
- 吹き出しだけでマンガに見えるというのに気づいたのはすごい、天才だ(と、増井さんにほめられたので書いておく)。いつか、いとう耐にでもアイデアを売ろう
2005-06-05(日)
■ ニッポンの挑戦 インターネットの夜明け
まとまった時間ができたので、遅ればせながら全部通して見てみた。これで前編らしいが、どうみてもすでに夜が明けた時期まできちゃってるんですが。後編はどうするつもりなんだろう。
内容は、"浪花節"と"やらせ臭さ"を取り除いたプロジェクトXみたいで、まぁまぁの出来。必見というほどではないけど、見て損というほどでもない。Windowsでしか見られないけど。
とはいえ不満もある。特に製作のNHKエンタープライズ。あんたら、TV番組制作の文法から一歩も離れられないんかい。10分前後の番組なのに、冒頭と最後にかならず1分づつのオープニングとエンディングが付くのってどうよ。あんなの、HTMLで書いて別ペインに出せばいい話じゃないか。そうすれば登場人物に関するもっと詳しい情報だって一緒に出せるだろうに。広告だって、興味を持ってクリックしても何も起こらない。その商品のWebサイトに直接飛べる工夫くらいするのが当然だろう。まったくただの「TV番組」で、なんの工夫もない。頭悪すぎ。
2006-06-05(月)
■ コマンドラインを使ってるだけでステキ
って、ピンク少佐が言ってる。そういうもんか。
じゃあ、デスクトップ公開しちゃうもんね。ほら、全画面化したPoderosaを左右分割して、もっぱらそればっかり。文字色は初代Dynabookを意識したオレンジという凝りよう(?)だ。
◆ essa [「あと6日か……」タイトル見て現実逃避から引き戻されました。 逃げるなら私も連れてってください(笑)]
◆ ただただし [essaさんは"ネタを仕込む宣言"しちゃってるんだから、もう逃げられないでしょー(笑)]
◆ おでん田中 [Poderosaを使っているのですね。 私も会社ではメインで使っているのですが、唯一にして最大の欠点「エラーもなく落..]
◆ ただただし [レジューム直後に跡形もなく死んでることがありますね >Poderosa でも、全マシンをscreen化してあるので、..]
◆ TrackBack [http://yoosee.net/d/archives/2006/06/06/002.html World Wid..]
◆ TrackBack [http://blog-tech.rikunabi-next.yahoo.co.jp/blog/pink/58 ピン..]
2007-06-05(火)
■ Lightweight Language Spiritチケット(2)
ふつーにGETできたよ。競争率、そんなに高くない?
セッション内容も公開。「オレ様言語」と「VM魂」が面白そうだ。「キミならどう書く」のプレゼンソフト作成は、面白い方向に転べばいいけど、どうだろう? JavaScriptの独壇場になったりして。
■ Remember The MilkがGoogle Gearsに対応
「offline」という新しいメニューが出ていたのでクリックしてみたら「Google Gearsを入れろ」と言われた。対応はえ〜〜〜。
せっかくなので、いつも持ち歩いているLet's noteで使えるようにしてみようと思い、インストール。するとSleipnirが起動しなくなってしまうという事態に。あわわ。RTMを開いていたタブを消してなんとか回避したけど、マジ焦った〜。以前から不満だったんだが、Googleって、IEコンポーネントを使ったブラウザに不親切だよなぁ。
というわけで、以前から(RTMだけ)Firefoxで使おうと考えていたこともあり、いいチャンスなので乗り換えた。
offlineをクリックすると、ひとしきりデータをダウンロードしたあとでオフラインモードになった。ちょっと時間がかかるけど、実用的にはどうだろう? 試しにオフラインで追加したタスクを、別のオンラインのブラウザで見てみたら、たしかに出てこない。
オンラインに切り替えると、シンクロはすぐに終わり、別のブラウザにも追加したタスクが登場した。ちなみにもう一度オフラインにしたら、今度は一瞬でシンクロが終わった。ふむ、これなら実用になるね。
ただ、SmartList上での挙動がオンラインとオフラインで違うとか、もうちょっとこなれてからじゃないと、不安で使う気になれないかも。でも、オンラインじゃない環境でもリストがチェックできるだけでも助かるなー。
2008-06-05(木)
■ 遅ればせながら我が家に「ハチワンダイバー」ブーム到来
ずいぶん前に向井さんが「面白い」と書いていたのを読んで、ずっとwishlist(現・欲しいものリスト)に入れっぱなしだったんだが、なんとなく買わずにいた。それがドラマ化の影響か、かみさんが一巻だけ買ってきていた。噂にたがわず面白い!
で、これは例によって罠に違いないと察知したので、じっと我慢していたら、いつの間にか残りの6冊も揃っていた。今回は勝ったぜ。
ちょっとダサめのネーミングのセンスがいいよね、この作品は。なんといってもタイトルの「ハチワンダイバー」がまずいいし、「二コ神」とか、いかにもそういうあだ名が付きそうな雰囲気がいい。加えてストーリーの持つ熱気といい、これはおれの大好きな島本和彦系の作品なんだなぁ。島本和彦からサンデーっぽさを少し削いで、代わりにジャンプらしさと汁っぽさを加え、さらに女の子をぽっちゃりさせた感じだ(どんなんだ)。
ハチワンダイバー 1 (ヤングジャンプコミックス)
集英社
¥27
ハチワンダイバー 2 (ヤングジャンプコミックス)
集英社
¥556
ハチワンダイバー 3 (ヤングジャンプコミックス)
集英社
¥61
ハチワンダイバー 4 (ヤングジャンプコミックス)
集英社
¥256
ハチワンダイバー 5 (ヤングジャンプコミックス)
集英社
¥61
2010-06-05(土)
■ 無限記憶 (創元SF文庫)(ロバート・チャールズ・ウィルスン)
前作『時間封鎖』はなかなかの傑作だったので、続編の本書はけっこう楽しみにしていたんだけど(というわりに1年近く放ったらかしにしておくのはどうなのか)、ちょっとイマイチだったかなー。なんというか、ストーリーはあるけどプロットがない感じ。
って、前作も似たような印象だったことを思い出した(笑)。この人の作風なのかね。ひとつひとつのエピソードは素敵なんだけど、最終的にはまとまりがないところに落ち着くというか。三部作の最終巻はまだ出ていないようだけど、買うかどうか悩みどころだ。
2013-06-05(水)
■ 業務改善提案「さとうささらで弁当の注文忘れ防止」
いまの勤務先は周辺に商店がなくて昼の食事にも困るので、オフィスでまとめてたまご屋に弁当を頼んでいるって話は書いたっけ?*1
で、自作のWebアプリをHerokuで動かして、メンバの注文をとりまとめるところまではIT化できたんだけど、残念ながらたまご屋はまったくIT化されていないので毎朝の発注は電話でしなくちゃならない。最近これを忘れるという事案が発生したのでなんとかしよう →こういうものはプッシュ型じゃないといけない →全員がIRCに常駐してるような会社なら簡単なんだが……と知恵を絞った結果、狭いオフィスなんだから音声アナウンスでいいじゃんということになった。
というわけで最近話題のこれだ:
"感情表現のできる"音声合成ソフト「CeVIO Creative Studio Free」。ダウンロード、インストールして、セリフのところに何も考えずに漢字仮名交じりで「ねえ、お弁当注文した?」って入力し、再生ボタンを押したら、それだけで普通に自然な女の子の声で喋っちゃった。びっくり。
最後の「?」であまり語尾を上げてくれないようなのでそこだけイントネーションを調整して、元気すぎる声を少し抑えたら、もう十分というか、誰に録音してもらったんですかって感じ。.wavファイルにエクスポートして、アラームアプリで毎朝鳴らせばミッション完了である。ここは完全な男所帯なのでちょっと華やかになっていいんじゃないでしょうか。未来きたわ。
すでにニコ動にはたくさんの応用動画が上がっているらしいので、あとで時間をみつけてさがしてみよう。
*1 たぶん書いてない。たしか書いたのはFacebookだったような
◆ mmasuda [モデム繋いでFAXで注文したほうが電話代の節約になるんじゃないか説]
◆ ただただし [実は注文まで完全に自動化してしまうと申し込みを忘れる人が出てくるので、(ささらのアナウンスを聞いてから)あわてて申し..]
◆ masm [PCが起動してなくてアナウンスが流れなかった、とかにならないか心配。]
◆ ただただし [サーバとして運用してるマシンなので、これが止まってたら仕事してないってことになりますね。]
◆ こ~りん [今更だけど、CeVIOは、「商用利用」としている範囲が広くて、 商用利用の料金表を見ると、社内アナウンスに使った場合..]
◆ ただただし [おや、いつのまに。去年公開されたんですね<http://satosasara.com/news/3091>。 これは..]
2014-06-05(木)
■ 運転免許更新
免許の更新時期がきたので二俣川の運転試験場へ。いまは二俣川が通勤の途中にあるから、定期券で行けるのが良い良い。
最初に例の「数字4桁の暗証番号を2組」設定する儀式があったけど、これ、この3年間で一度も使わなかったのだが。これで覚えておけという方がおかしいよなぁ。なんでもうちょっと実用性のある認証方式にしなかったんだろう。
視力検査を終えて(視力だけだった。他にも動体視力とかの検査があった記憶があるのだが)、写真を撮ったら1Hの講習。最近の講習ビデオ、けっこうよく考えられていてあなどれない。今年は孫子の兵法に沿って講談風の演出。あと最近はドライブレコーダー搭載車が増えてるせいか、それを使った本物の事故動画が満載で、必然的に被害者が歩行者・自転車・バイクに偏るからかなり心にクるものが……。
3年間無事故無検挙だったので、ひさびさにゴールド免許に復帰。でも今の免許証って別にゴールドの帯になってたりしないのな。あれ、プレミアム感があってよかったのに。……と思って調べたらブルー免許証でも有効期間が5年になることがあるってこれか。てことは無検挙じゃなかったってこと?(笑) なんかもう、記憶力がどうしょもないなー。
2016-06-05(日)
■ グスタフ、ダイエットを申しつけられる
ドーラの歯周病治療のために主治医を変えたところ、なかなか頼りになる獣医だったので、グスタフも面倒みてもらおうと思って連れて行くことにした。まずは軽く検診をお願いする。
とはいうものの、家から数百メートル以上離れるのも初めてなら、車に乗ったこともない*1。臆病なのはわかっていたので事前に獣医に相談したら、短時間だけ効く精神安定剤を処方してもらっていたのだが、出かける直前になぜか自発的にケージに入り込んでいてくれたから、飲ませるチャンスもなくそのままケージを閉めて車にIN。
そこからもう、普段歩いて病院に行くときの倍くらいの大声で「ワーオ、ワーオ」と鳴き続け(外を歩く通行人に聴こえるんじゃないかと思うほど)、病院につく手前の車内でオシッコを漏らす。とほほ。
人気の病院なので待ち時間は長い。待合室に持ち込んだらうるさくてたまらんと思うので、車内に置いたまま診察開始まで待つことにしたけど、ケージの窓から様子をうかがうたびに情けない声で泣きながらケージを突き破らんばかりの勢いで頭を押し付けてくる。なんかすごくひどいことしてる気分になるんだけど……。いやまぁ、猫にしてみればひどいことされてるんだけど。
そんなこんなで1時間ちょっと待ってようやく診察開始。ケージから引っ張りだして診察台に下ろそうにも、しがみついて離れないし、診察台から飛び降りて逃げようとするし。ただ、主治医が文字どおり猫なで声で話しかけてくれるせいか、噛みついたり引っかいたりという暴力的な行動にはならなかったのは幸いか。
診断の結果、歯石がだいぶたまっているのでスケーリングはしましょう、それより太りすぎなのでダイエットしましょう、できれば5kg台までと宣告されてしまう*2。がびーん。いやまぁ、大きな猫だとは思ってたけど、2kg以上も太ってますか……。ダイエット食を与えて一年くらいかけてゆっくり痩せるのが良いそうだけど、ドーラに同じものを食べさせるわけにはいかないので、従来のように好きなときに好きなだけ食べる生活を改めて、時間を区切って与えるように訓練するところから。うわー、めんどくせぇ……。
あと、何年か前から気になっていた首筋にあるイボをみてもらったところ、細胞を調べましょうということになり、しばしバックヤードにある検査室へ引き取られて行ったんだけど、獣医に抱きかかえられて離れていくときに、手を伸ばして「いかないでー」みたいなポーズになったのには思わず苦笑してしまった。ほんとグスタフはいちいち面白い。で、そのバックヤードで検査中にしっかり脱糞してくれて、ついに大小とも漏らすというかつてない偉業を達成するのだった。まぁ便の状態を医者に見てもらえたのはいいことだ(ポジティブシンキング)。
そんなこんなでほぼ午前中を費やして帰宅。イボはほぼ良性なので心配無用とのことだけど、これからダイエットに挑むのは気が重い……。というかもう、今日は人間も猫もへとへとに疲れきったので、午後は一緒にベッドでうだうだと過ごしててしまった。あいかわらずというか「怖いところに連れて行った張本人」を嫌いになったりはしないのだ。不思議。
Before...
◆ ただただし [ぎゃははははは、すげー]
◆ yamk [http://yamk.no-ip.com/~yamk に暫定移転したのでよろしゅうおま。]
◆ yamato [いいこと→今日は夜中にきれいな三日月が見えました。あとは5時くらいに大学のお友達とみんなでわいわいお食事できた事かな..]
◆ woods [真夜中には三日月は見えないと思うんですが。]
◆ ただただし [うぃーっす >yamk]
◆ yamato [みえたよ。ちょうど、赤っぽい黄色(多少不気味な・・・)だったかな。じゃすと、23時か24時くらいだったかな。> wo..]