2011-11-01(火) [長年日記]
■ Gitのリポジトリをいろいろ整理
自分が直接いじれるリポジトリに対して、わざわざ自分のアカウント向けにforkして、push先を切り替えて……というのが面倒でしょうがなかったのだけど、そんな必要はない(参考: githubで開発するならpull requestを使いましょうという話)、じゃあちょっと整理するかな、と思い立った。ついでにいろいろ。
まず、tDiaryは公式リポジトリがorganizedされて久しいので、自分のアカウントにあるforkは不要だ。ばっさり削除:
% cd ~/src/tdiary/core % git remote -v origin git@github.com:tdtds/tdiary-core.git (fetch) origin git@github.com:tdtds/tdiary-core.git (push) official git@github.com:tdiary/tdiary-core.git (fetch) official git@github.com:tdiary/tdiary-core.git (push) % git config branch.master.remote official % git remote rm origin % git remote rename official origin
theme、blogkit、contribについても同様。もっとスマートな方法があるかも知れんけど。あとはGitHub上の(自分の)リポジトリは邪魔なので削除してしまう。今後はトピックブランチを切って公式リポジトリ上で作業する。tDiary方面は以上。
あと、はじめはGist上で公開したコードの断片がどういうわけか長生きしている例があるので、プロジェクトに昇格させる。具体的にはkindlizer。簡単なREADMEもつけた。こうしておけばpull requestも送りやすかろう。
それから、Parabplic Antenna Lovers!!のリポジトリをGitHubからBitBucketに移動。これはもともと公開しておく必要はなかったので(いちおうCMSのサンプルという位置づけだったけど、誰も使ってないので意味がない)、プライベートに移行。BitBucketには社内からアクセスできないことが判明したけど*1、これはアクセスできる必要性がないからいいや。
*1 SSHをport 443で提供しているGitHubはマジ偉大ですよ。
2011-11-02(水) [長年日記]
■ 主要な環境のrubyを1.9.3にした
ちょっと間があいてしまったが、ruby 1.9.3 p0がリリースされたので(おめでとう!)、主要な環境をアップデートした。といってもこの日記を除いた第一tDiaryNetは1.8.7なので(えっ)、日記とレンタルサーバに加えて、自宅、職場、ノートにある開発環境なのだけど……なんだかずいぶん多いなぁ。
普段使い的には何も困ったことはなかったのだけど、tDiary方面ではpingプラグインでさっそく非互換が見つかって、こないだリリースしたばかりなのにトホホであります(Git上では修正済み)。一部プラグインが想定しているNet::HTTPのバージョンが古い問題は3.1リリース前からわかっていたけど、3.1.1のリリース段階では忘れてたんだよなぁ。というか基本的にはテスト不足か。この日記でRCを試していれば間違いなく3.1.1のリリース前に発覚していたはずなので、これはおれのミスだ。ぐぬぬ。
2011-11-03(木) [長年日記]
■ ヘッドフォンを買い替え
えーと、前回買い換えたのはSHURE SE102で、なんとほぼ3年前。最長不倒時間達成だ。国産品が軒並み1年ちょっとしかもたないことを考えると、かなりすごいな、SHURE。……と思ったけど、途中で少しSONYに浮気してたんだった。じゃあ2年くらい? それでも他社に比べてもずいぶん良い方だ。
だからといってまた同じのを買っても面白くないので、SONYとaudio-technicaを聞き比べて、後者にした。いやべつにSONYを避けたわけじゃないよ。ほんとだよ。
https://www.amazon.co.jp/dp/B00UHLPX9K
最近はドライバ径を大きくしたインナーイヤータイプが主流なようなので、今回はそれ系を選んでみたのだ。CKMの「M」はモニタという意味らしく(そうじゃないのは「CKS」で低音増強タイプらしい)、ドライバ径が大きいからといってドンシャリすぎることもなく、素直で解像度の高い音だった。これなら満足。
ま、もしこれも1年程度しかもたなければ、以後SHUREしか買わないだろうと思うが。
2011-11-04(金) [長年日記]
■ 益子の陶器市に行ってきた
かみさんが行ってみたいというのだけど週末はすごく混むらしいと聞き、「ちょうど3日は出社日だし、代わりに4日に休んで行こう」ということに。5時に起きて車で行ったけど、行きに4時間、帰りに5時間もかかって死んだ*1。次に行くことがあれば泊まりか電車にしよう……。
とはいえ、陶器市自体はなかなか面白かったのだが。西の外れにある町役場に車を停めて、陶器市のメイン会場の端から端まで往復したので、かなり歩いたことになる。以前行った有田の陶器市はどちらかと言えば「量」で、同じものを大量に買い込むような「プロ」がかなりの客層を占めていたように見えたが、益子はおしゃれ雑貨店のような品揃えで、客層もほっこり系女子がメイン。なるほど、首都圏から集客しようと思えば、この方向性は正しい。実際、一番目につく客は「母娘」の2人組だった。
なぜか飲食コーナーが併設されている店が多くて、なぜかどこもカレーが売りなのがおかしかった。東のはずれ、すでに陶器市会場とは言いがたい場所にある雑貨&カフェの「Starnet」はそうとう気合いの入った店づくりで、そこにもカレーがあって、常に数人の席待ち行列があるほど。ここも益子のターゲット層に受けそうな店だよなー。
やはり会場の外れにある「参考館」は益子焼の考案者である濱田庄司の住居兼工房跡で、実際の焼き物作りの品々や濱田の作品や収集品が見られてよかった。先の震災でいくつかの建物が壊れており、入れない場所もけっこうあった。屋根瓦が大きく崩れてかなり痛々しかったよ。
ところで会場近くにある鹿島神社にはこま犬がいるのだけど、これが石製とはどういことか。有田には有田焼のこま犬がいるし、信楽焼こま犬だっているんだから、とうぜん益子にも益子焼のこま犬がいるべき! まぁ、これはこれで味のある(というかありすぎる)デザインで良いのだけど。ちなみに奉納者の銘板だけは陶製だった。
*1 特に帰りの首都高、山手トンネルが最悪。以前より悪くなってるじゃん、あれ。
2011-11-05(土) [長年日記]
■ 秋のうすださん詣で
パラボラアンテナ愛好家たるもの、春夏秋冬、四季折々のアンテナを楽しみたいものであります。ということで、そろそろ佐久周辺の木々もいい感じに色づいてきただろうし、(たぶん)今年最後の臼田へ。5時に起きても前日に支度をしないでいると出発は6時になってしまい、八王子ICはすでに渋滞していたのだった。まぁ、圏央道に入ってしまえば空いているのだけど。
そんなこんなで最近の定番ルートになった「酷道」R299を西へ。秩父あたりはまだまだ紅葉していないというか、一部の木々はすでに葉を散らしている一方で、楓やイチョウといった主役たちがまだ青々としていたりして、なんというか【足並みが揃ってない】という感じ。今年は夏が暑くなくて、いまだに暖かいからか、紅葉は全体的にイマイチらしいね。
とか言ってたら、いつもの十石峠の手前で通行止めです。まぁ予想はしてたけどな。こないだの台風だろう。ここまでしてなおこの国道を維持する根性は認めるが、迂回路の林道の方が立派なのはどういうことかと。
さすがに十石峠周辺はいい感じに色づいている木も増えてきて、「おっ」となる場所もあるが、やはり全体的にはもう一声な感じだ。標高があがってくるとこんどはカラマツだけになってしまうし、なかなか難しい。カラマツは富士山が一番だしなー。
さて、今日もうすださんはカッコイイのです。イカロスはビーコンでしか通信できないほど遠くに行ってしまったし、あかつきも金星軌道投入を諦めてないしと、日本の探査機たちはまだまだ健在なので、うすださんにもがんばってもらわねば。なお、Twitterを見るかぎり、どうも今日の通信相手はあかつきだったようだ。
ところで敷地内のいままではなかった場所にパイロンが並べられて、これより向こうは行ってはダメという新ルールができたようだ。角度にしてアンテナの周囲約60度くらいが立ち入り禁止に。おかげで毎回ぐるっと一周撮影しているのに今回からできなくなってしまった。この角度、守衛室からの死角の部分にみえなくもないので、もしかすると守衛の目を盗んでフェンスを乗り越えた不届き者でもいたのではないだろうか。はやぶさ騒動からこっち、だんだんフレンドリーさが失われていていって悲しい。こんなに近くまで寄れるアンテナは、そうそうないのに。
野辺山に寄る企画もあったのだけど、さすがに昨日・今日と行動しすぎて疲れたので、関越経由で帰ることに。いつものように佐久平スマートICから乗らずに、R254を東進してみたら、荒船山のあたりでなかなかの紅葉ポイントが。これは好判断だった。岩山に紅葉って、なんでこう絵になるかねぇ。
2011-11-06(日) [長年日記]
■ Kindle4を買った
先日の飲み会に新型を持ってきた人がいて、触らせてもらったら最後、物欲に勝てませんでした……。Kindle3(現Kindle Keyboard)を買ったのが去年の11月だったので、ほぼ1年で買い替えですな。新型は1万円もしないので、もう毎年買い換えてもぜんぜん問題ないよ。買わないけど。
つーわけでさっそく新旧比較なんだけど、いろいろ削られたものもある以上、小さくなったことはかならずしも良いことばかりではないのだけど(後述)、軽量化は問答無用に良いことだ。今までは読んでいてちょっと手が疲れて逆の手に持ちかえることも少なくなかったのだけど*1、新型はそんなことがないと思えるほどの軽さ。ついに紙の本より軽くなったぞ。
コストダウンの権化のようなマシンなのでいろいろチープだけど、スイッチ類はしっかりしてるし、手を抜いてはいけないところは決して抜いてないという感じだ。だいたい、毎日裸でバッグに放り込んで、相当乱暴に扱うものなのだから、傷つけたくないような美しい筐体だったらかえって困る。これなら壊れても気にならないし、おれはむしろチープで嬉しい。もっとも正面の加工は旧型が梨地加工なのにくらべて新型は単にマットなだけなので、ここはキープして欲しかったかな。
電源を入れると言語設定*2やWiFi設定をさせられ、ネットワークにつながるともう、Amazon上にある自分のドキュメントがArchiveに見えているので、選んでダウンロードするだけ。あとはAmazon.comの「Manege Your Kindle」にアクセスして(端末は購入と同時に登録されている)、メールアドレスなどを旧型で使っていたものに置き換えれば、今まで使っていたサービスの設定を変えることなく継続利用できる。さっそく今朝の新聞を読んだり。
あとはUSB経由で入れた自炊PDFの移行だが、使えるメモリは1.5GB程度まで減っているので、すべてを移行することはできない。幸い50MBまではPersonal Documentとして扱えるので、小さなものはメールで送ってオンラインに保存することにした。これでメモリ上に持ってなくても、WiFiさえあればダウンロードできる。その他の大きなPDFだけUSB経由で送った。それでもまだ入りきらなかった未読本が数冊あったけど(どんだけ溜めてんだ)、がんばって読めってことだ*3。
ところで小さくなったことの弊害だけど、ちょっと持ちにくくなったなー、という印象。旧型はわりと「フチ」が広かったので、そこを摘むようにして持ち、ページ送りスイッチも上から押しこむように指をわずかに動かせばよかったのだが、同じ持ち方を新型でやると安定しない。そこで写真のように、がっちり握ってしまうことにした。全体として幅がかなり狭くなっているので、成人男性ならこれができる。
あとはまぁ、ページめくり速度も向上したようだし(これは気のせいだという説もある)、ソフトウェアキーボードも思いのほか使いやすいし、とくに文句はないね。Kindle最高。
2011-11-07(月) [長年日記]
■ https://www.amazon.co.jp/dp/9784063761467
10/29に他の本とまとめて注文したのに、これだけ品切れで今日までかかった。あいかわらずの人気。増刷かなー、と思って奥付を見たけどまだ1刷だった。鶴田謙二の新作は多めに仕入れようぜ、Amazonさん。
「1」とあるけど、過去の実績からして「2」はないんだろうなぁ。もっとも、「太平洋を漂流する謎の島を追う少女」という、動機もストーリーもあるという点で、「Foget-me-not」よりは続く可能性が高いかも! いやいや、期待してはいかん。
2011-11-08(火) [長年日記]
■ Google+ページを(いちおう)作っておいた
Google+に「Facebookページのようなもの」ができたというので、お約束どおりうちの猫たちのページを作っておいた。この手のサイトを使うときいつもページの「ジャンル」で悩むので、「ペット」くらい作っておいて下さいよ、ほんとにもう。結局今回も「著名人」を選択(ぉ もちろん世界を相手にするのでページ名は英語だ(でもプロフィールは日本語……)。
まずはGustav:
それからDora:
これで「TwitterアカウントとFacebookページを持つ猫兄妹」から「TwitterアカウントとFacebookページとGoogle+ページを持つ猫兄妹」にランクアップ!*1
このGoogle+ページ、「プロモーションに使っちゃダメ」という規約があるとかないとか(未確認)、よくわかんないけど、入力できる情報からすると現状の機能としては架空の人格(法人やブランド含む)を作れるだけという感じだな。もちろん(架空なりに)人格があるので、リアルなユーザと同様に自身のサークルが持てるから、ターゲットを絞った情報提供などはしやすそう。が、まだまだアクティブユーザも決して多くはないGoogle+なので、しばらくは様子見かなぁ。猫写真は流すけどね。
*1 mixiページもあるけど(以下略
2011-11-10(木) [長年日記]
■ https://www.amazon.co.jp/dp/9784488013394
「こんど外れたら利用をやめよう」と思って申し込むとなぜか当たる、そんな本が好き!の献本で読んだ。老後のために未読のスタニスワフ・レム作品を何冊か溜め込んでいる程度にはロシア・東欧SF好きなので(←つまりどの程度好きなのかよくわからない)、嬉しいね。
当初の興味は作品そのものというよりは、ロシア・東欧SFにおける深見弾の影響力が、彼の亡き後どれくらい弱まっているのか、つまり東欧のSFに漂う「異質さ」が深見弾訳のせいなのかそうでないのかを確かめたかった。あのテイストは深見訳に依存していたのではないかという疑惑が個人的にはあったのだ。
だが、編者による前書きで、そもそもチェルノブイリ事故やベルリンの壁が崩壊した「ソ連後」の東欧の変化はそれどころの話ではないという指摘があり、そりゃそうだと居ずまいを正した。つまり新しい東欧SFが読めるということだな!
で、読み終えてみてどうだったかというと、ぜんぜん変わってねぇ(笑)。いや、もちろんほぼ2000年以降の作品ということで題材も時代背景も違っているのだけど、あの妙な味わいというか、なんちゅーか「舌触り」みたいなものはあいかわらずなんだよ。やっぱ翻訳者に関係なく独特な文化を持つ地域なんだなぁ。
特に結末のつけ方が投げっぱなしというか、「えっ、そこで終わるの?」という作品が多い。「ここできちっと締めて読者を満足させよう」みたいなお決まりのサービス精神が皆無で(良く言えば自由)、ああ、自分はアメリカSFに毒されてたんだなぁとしみじみ感じる。だからといって面白くないわけではなくて、スカっとしないぶん逆に後を引く読後感がある。
社会主義が勝利した平行世界とインターネットでつながる「労働者階級の手にあるインターネット」、第二次大戦当時の街並みが一日だけ復活する表題作「時間はだれも待ってくれない」が時代と地域性をより感じさせてくれて、個人的には好みだった。SFというよりも幻想文学と呼ぶべき作品がほとんどながら、いわゆる「ファンタジー」とはずいぶん違ったジャンルの作品ばかりだった。まぁ、収録する国の多様性を確保するためにちょっとムリのあるチョイスも混じってはいるんだけど。
2011-11-12(土) [長年日記]
■ 実はいま、マフラーを編んでいる
今日、Facebook某所でなぜか編み物の話題が出て、「うわ、なんかおれ、監視されてる!?」とか思っちゃったのだが、そう、実は先週から編み物を始めている。
かみさんが「手作りマフラーを東北に - Scarves for Japan」というサイトを見つけてきたのが事の起こり。たんなる学生の思いつきかと思いきや、ちゃんと活動実績はあるし、収支報告もしているし、じゃあいっちょ乗ってみようということで夫婦で毛糸と編み棒(とハウツー本)を買ってきた。ずぶの素人がいまから始めて東北の冬に間に合うのかよというツッコミはありだけど、まぁそういうのは抜きにして、やる方が楽しんで、ついでに被災地支援になる(かも知れない)のであれば、それはそれでいいのだよ。ちなみに小学生か中学生のころ、おふくろが編み物をしている横で見よう見まねでかぎ針を扱ったことがあるので、まったくの初心者というわけではない。
先週の日曜からとりかかって、まずは慣れるために数段編んでペースをつかみ、いったんほどいて編み直し。そのあとは毎晩、寝る前の1時間くらいを毎日編み物にあてている。最近夜間にネットに出没していないのはそのせいだったりして。
だんだんスピードもあがってきて、リズムが出てくると目が揃ってなんだか上手に見えなくもない感じ。今日はあまりやることもなかったので、ほぼ一日編み続けて、やっと一玉編み上げた。あと二玉くらい編む予定。上手い人はこれくらい1日で完成させてしまうらしいので、まだまだ遅い。おまけにフチが汚いところが素人仕事丸出しで、いきなり最初の(下手くそな)作品を送りつけても失礼だから、これはまず自分用にするつもり*1。
編み物には基本的に表編みと裏編みの2種類しかなくて、ようするに「0」と「1」からなるバイナリの世界だ。だから「設計図」もビットマップと言っていい。編み物はその上を編み針でなぞっていく行為なわけで、これはね、自分がチューリングマシンのヘッドになった気分ですよ(笑)。いまやってるのは単純な一目ゴム編みなので、いわば「Hello world.」レベルのプログラムだけど(だたし言語はマシン語)、これが高度になってくると本当にプログラムと編み物の境目はなくなってくるかも知れない。と、無理やりソフトウェアネタにつなげてみる*2。
題材は矩形のマフラーだから目が増えたり減ったりしないし、一目ゴム編みは表と裏の単純な繰り返しなので、慣れるとあまり頭を使わなくても進められる。こうして一日のおわりに一定時間、黙々と単純作業をするというのは、けっこう悪くない。なんとなく寝入りがいいし。少なくともPCの前に座って情報の洪水を浴びてからすぐに寝るよりは、精神的にもいい気がする。これは予想外の効用。
↓今回の教科書:
2011-11-14(月) [長年日記]
■ https://www.amazon.co.jp/dp/9784344019621
やっと読んだ。ベストセラーなのであんまり書くこともないかな。
長谷部は見るからに「委員長タイプ」で、スポーツチームの、それも「サッカー日本代表のキャプテン」と「委員長」の取り合わせというのはちょっと不釣合いで面白いなぁと以前から感じてはいたんだよね。ようするに、スポーツチームのキャプテンは脳筋タイプであるというステレオタイプに毒されているわけだけど、おれが。少年マンガの弊害だ。
本書はそんな「委員長」長谷部誠が、委員長なりに懸命に頭を使い、それはそれは細かいところまで考えぬいて、ひとつひとつを実行しながらキャプテンとしてチームをまとめ上げる話である。なんでも理詰めで考えちゃう人にはかなり共感できるかも。しかも彼は、そんな自分の「法則」が過去の自分をも律してきたということを遡って考察しているのだ。
もっとも、最後の「実行する」ところまで徹底できる人は決して多くないので、そこが彼を常人と隔てている部分なのだけど。本書に書かれている「56の習慣」を本当にすべて意識的に実行しているとしたら、やっぱ日本代表はスーパーマンの一種だよなぁ。
ちなみに本書は紀伊國屋書店からXMDFファイル形式の電子書籍として購入したが、最近、XMDFファイルのダウンロードができなくなるという最悪のリニューアルをしてくれやがったので、あそこではもう二度と買わない。紙で買って自炊する方がマシ。
2011-11-15(火) [長年日記]
■ ドーラ、弟妹の存在が確認される
朝、仕事に出かけようと、家の前の道を野良猫が横切った。小柄でスレンダーな茶トラ、ドーラの母親(たぶん。そしておそらくグスタフの母親でもある)である。で、そのそばにまったく同じような茶トラの子猫がついて歩いているではないか。今年は繁殖してないなー、と思っていたが、ちゃっかり産んでいたらしい。毎年順調に増えてるね、この血統は。
帰宅してかみさんにこの話をしたら、別の時間にかみさんも親子連れを見たという。ただし、その子猫は茶トラではなく、白地にブチ(?)だという。なんてことだ、何匹もいるぞ。そろそろやばいんじゃないか(自治会的に)。
上の写真はこの日記の翌日に親子揃っているところを目撃したので撮ったもの。下の写真はかわいいから載せただけで、今回の話題とは特に関係ありません。
2011-11-16(水) [長年日記]
■ Debian squeezeにMongoDB / Mongoid環境を作る
仕事でちょっとしたデータベースが必要になったときは(スキーマレスが良いということもあり)KVSのKyotoCabinetを使ってきたのだけど、ちょっと不定形なデータを入れる必要が出てきたので、MongoDBを使ってみることに。いまごろ。ま、普通にパッケージで入れればいいよね:
% sudo aptitude install mongodb ...同時ににmongodb-clients、mongodb-server、mongodb-devが入る % mongo MongoDB shell version: 1.4.4 url: test connecting to: test type "help" for help > show dbs admin local > exit bye
ふむん。Rubyから扱うのはMongoidが良いそうなので:
% gem install mongoid bson_ext % irb -rmongoid irb(main):001:0> Mongoid.configure {|conf| conf.master = Mongo::Connection.new.db('test')} Mongoid::Errors::UnsupportedVersion: MongoDB 1.4.4 not supported, please upgrade to 2.0.0. from /home/sho/lib/ruby/gems/1.9.1/gems/mongoid-2.3.3/lib/mongoid/config.rb:294:in `check_database!' from /home/sho/lib/ruby/gems/1.9.1/gems/mongoid-2.3.3/lib/mongoid/config.rb:217:in `master=' from (irb):1:in `block in irb_binding' from /home/sho/lib/ruby/gems/1.9.1/gems/mongoid-2.3.3/lib/mongoid.rb:115:in `configure' from (irb):1 from /home/sho/bin/irb:12:in `<main>' irb(main):002:0>
ぐは。パッケージが最新版ではないというのはDebianの宿命だなー。でも野良ビルドするのはイヤだなぁ……と渋っていたら、MongoDBの公式パッケージがあると知ったので、ここに書かれているとおりにしてみた。こういうのは嬉しいですね:
% sudo aptitude remove mongodb #Debianのパッケージはとりあえず削除 % sudo apt-key adv --keyserver keyserver.ubuntu.com --recv 7F0CEB10 ... gpg: requesting key 7F0CEB10 from hkp server keyserver.ubuntu.com ...
ちくしょー(笑)。これはPROXYの内側にいるせいだ。で、回避策を発見したのでそのように。keyの値はいったんapt/source.listに追加した結果出てきたものを使った:
% gpg --keyserver keyserver.ubuntu.com --keyserver-option http-proxy=YOUR_PROXY_SERVER:8080 --recv-keys 9ECBEC467F0CEB10 ... gpg: Total number processed: 1 gpg: imported: 1 (RSA: 1) % gpg --fingerprint 9ECBEC467F0CEB10 pub 2048R/7F0CEB10 2010-02-05 Key fingerprint = 492E AFE8 CD01 6A07 919F 1D2B 9ECB EC46 7F0C EB10 uid Richard Kreuter <richard@10gen.com> sub 2048R/A89B0149 2010-02-0 % gpg --armor --export 9ECBEC467F0CEB10 | sudo apt-key add - OK
もう大丈夫だろう(たぶん):
% sudo vi /etc/apt/sources.list # 「deb http://downloads-distro.mongodb.org/repo/debian-sysvinit dist 10gen」を追加 % sudo aptitude update % sudo aptitude install mongodb-10gen % irb -rmongoid irb(main):001:0> Mongoid.configure {|conf| conf.master = Mongo::Connection.new.db('test')} => #<Mongo::DB:0x9debea4 @name="test"...(略) irb(main):002:0> class Person; include Mongoid::Document; end => Person irb(main):002:0> person = Person::new( :name => 'tdtds', :age => 14 ) irb(main):003:0> person.name => "tdtds" irb(main):004:0> person.age => 14 irb(main):005:0> person.save => true irb(main):006:0> exit % mongo MongoDB shell version: 2.0.1 connecting to: test > show dbs local (empty) test 0.0625GB > show collections people system.indexes > db.people.find() { "_id" : ObjectId("4ec47750ebbc3c1c3d000001"), "name" : "tdtds", "age" : 14 }
よろしい。今日はここまで(えっ)。
2011-11-17(木) [長年日記]
■ Kindleから消えたPDFファイルを救出する方法
Kindleは数十MBを超えるような大きなPDFファイル(ようするに自炊PDF)の扱いにバグがあるらしくて、稀に読んでいると突然落ちて再起動がかかったり、電源を入れてもうんともすんとも言わなくなったりする*1。しかもさらに稀にだが、それまで読んでいた本がリストから消えてしまったりすることがある。
これはおそらく、再起動時のチェックでストレージ上に破損ファイルを見つけて排除しているからだと思う(ようするにfsckが走っているということだ)。というわけで、そうやって破損した(とKindleが判断した)ファイルを見つけてサルベージすれば良い。
PCにUSB接続してDocumentの下を見ると、こんな感じ:
FSCKで始まる拡張子.RENのファイルがそれだ。これ、上下巻にわかれた分厚い文庫本をまとめて1ファイルにした結果、100MB超という凶悪なサイズになった自炊本なので、Kindleが音を上げたんだと思われる*2。これの拡張子を.PDFに変更し、開いて中身を確認したら、元のPDFにつけてあったファイル名に戻してやれば、ブックマークも含めてすべて元にもどる。ファイルの中身そのものが壊れているということはまずないので、これで十分。
2011-11-18(金) [長年日記]
■ グラコロ復活! 11月25日から!
いやー、まさかの復活。しかも新メニュー「トマトクリームグラコロ」までひっさげて!(上の写真は公式リリース「寒い季節には、あつあつトロトロな「グラコロ」を!」から)。これは盛り上がらざるをえない。
それにしても夕方、Twitterのタイムラインが「グラコロ」で埋め尽くされて笑った。みんな待ち望んでたんだなぁ。マクドのメニューページにあるアンケートでもグラコロがダントツの人気なわけで、昨年やらなかったのはやはり読み違えとしか言いようがない。
写真をみるかぎり、新作の「トマト」は中に「トマトクリーム」が入っているわけではなく、かかっているソースがトマトベースということらしい。なんにせよ楽しみですな。あと一週間かぁ。間に合うかなぁ(何がだ)。
2011-11-19(土) [長年日記]
■ 1本目完成! - 実はいま、マフラーを編んでいる(2)
先週の時点で1玉分編みあがっていたマフラーだが、今日は朝から嵐だったこともあってずっと家の中で黙々と編んでいたら、夕飯前に編みあがった。房をつけて完成。結び目がごろごろしないように細身に作ったので、すっきりしてなかなか好みの仕上がりになった。棒編み初めてにしてはいい出来ではないかと。まぁ、アップには耐えられないんだけど(笑)。
これは自分用にするので、次こそは東北に送るヤツを編む。昨日は町田のユザワヤに寄って、毛糸も補充してきたし。なお最終〆切は12/20なので、このペースなら余裕で間に合うでしょう。たぶん
ところで手作りマフラーを東北にに関する中京テレビのニュース映像がYouTubeに上がっていたので、紹介しておこう。この学生さんたちは想像力に富んでいて計画性もあり、ずいぶん賢い感じがするね。
2011-11-21(月) [長年日記]
■ グラコロ同盟代表として「グラコロ☆ファンミーティング2011」に行ってきた
つい先日復活が明らかになったマクドナルドの冬の定番「グラコロ」だが、実はその前からマクドナルドからのコンタクトを受けていたのだ。【グラコロ同盟】として(笑)。で、新作の試食会を開くので同盟から極秘で4人派遣して欲しいという依頼だったので、さくっと2009年度活動の四天王に声をかけたわけ。自分が四天王の一角に入っててよかった(笑)。
そんなわけで今夜、都内某所で開催された、その名も「グラコロ☆ファンミーティング2011」に参加してきたのだった。参加者は約40人くらい? いわゆるブロガーミーティングだと思うのだけど(おそらく仕切りはAMN)、なぜか読者モデルのテーブルがあったりして、いろいろ混ざってる感。ちなみに我々グラコロ同盟のメンバーはなぜか名札が手書きだったりして、なにやら特殊な扱いである。
マクドナルドの企画担当者などから新製品にかけた思いなどの話を聞きながら、まずは無印グラコロが登場。冷めないうちにかぶりつく。ああ、これですよ。2年のブランクをものともしない味の記憶が蘇ります。……などと恍惚としていたら、司会者がいきなり「ではグラコロ同盟の代表の方から感想を」とか振ってくるわけです。流れで2年前に35個を平らげたなりたさんを紹介したりして、なんかいきなり目立ってるぞおれたちwww
そうこうするうち、続いて今回の真打、新作の「トマトクリームグラコロ」が登場。専用の赤い包み紙。グラタンコロッケやバンズはノーマルと同じで、かかっているソースがトマトベースになっている。いっけんケチャップ系? と思いきや、かなりトマトの風味が残った本格ソース。バジルの香りも良い。なによりスパイシーで、かといって辛すぎるわけでもなく、なかなか味わいがある。ちょこっとマスタードが乗っているのもいい。こだわってるなー。かなりおいしいよ、これは。今年はこれメインで食べよう。
その後、4択クイズで最後に残った3人に「マックカード1万円分」プレゼントという太っ腹企画。で、その3人に入っちゃった!(笑) なんとか同盟代表の面目を保ったよ*1。
そんなこんなで、25日の販売開始まであと4日、じっと我慢となるわけだ。ちなみに今年の同盟活動、2009年までははてなスターを使ったシステムだったが、昨年作った(けど使われなかった)Facebookアプリはイマイチだったので、Twitterベースで再作成中。あと4日でリリースできる自信はまったくありません。刮目して待て。
*1 カードは同盟員で山分けにしました。
◆ ブチャ猫 [いいなぁ。<「マックカード1万円分」プレゼント]
2011-11-24(木) [長年日記]
■ 「グラコロ同盟2011」、(いちおう)オープン
「グラコロ同盟」を(いちおうなんとか)オープンした。
これまで、日記への反応を手動で集めたり、はてなスターを使ってみたりと変遷し、昨年はFacebookアプリまで作って待ち構えていたのに肩透かしという事態になったりしたが、今年からはちゃんと専用サイトを作って、ハッシュタグ「#gracoro_union」をつけてTwitterでつぶやくだけで報告できるようにした。
なんかもー、デザインなんとかしろレベルだけど、明日からの販売開始までにはどうにもならんというかそもそもおれにデザインセンスを求めないでください誰かせめてトップ絵だけでもくださいおながいします……。スマートフォン対応だけはなんとかしたい所存。あとFAQのページもいるね。
どうせなら最近ちゃんとキャッチアップできてなかった新しめの技術を使おうと思って、HerokuやらSinatra、MongoDB、Hamlに手を出したら、たしかにものすごくコード量が少なくなって感動したけど、最初はやっぱり調べながらだから時間がかかってしょうがなかったな。まちゅさんの「Heroku上でSinatraアプリを動かすまでのまとめ」がすごく参考になった。ありがとう。
まぁこういうのは慣れだから、次からはもっとはやく書けるようになるだろうけど。あとテストがない(←オチ)。
2011-11-25(金) [長年日記]
■ https://www.amazon.co.jp/dp/9784150411466
ときおりなぜかむしょうにクライトンを読みたくなる。ということで、やや古いけど引っ張り出してきた。非SF。
環境保護活動のためなら環境破壊も辞さない(!?)エコ・テロリストとの戦いに巻き込まれた都会の弁護士が、南極やジャングルでひたすらひどいめにあう話。それはもう、次から次へとピンチが襲うので、読んでてかわいそうになってくるくらいにハリウッド映画的。主人公以外の登場人物たちはみんなタフでマッチョなので、都会っ子のわれわれ(?)としては主人公に感情移入せざるをえない。面白かった。さすがクライトン。
ストーリー上は「悪の環境保護活動家」vs「正義の(いろいろ混成)チーム」というわっかりやすい勧善懲悪パターンだし、実際の地球温暖化問題はここまで極端な話ではあるまいと思うので普通にフィクションとして楽しめばいいのだが、どこか楽しみきれないのは今の日本がまさにこの状況に近いからなんだろうなぁ。もちろん福島第一原発事故にともなうさまざまな風評のことである。
本書に登場する環境保護活動家たちは地球各地でさまざまな破壊活動を行うのだけど、それだけでなくデータの捏造や偏った解釈を使って自説を補強することにひたすら邁進する。ほんらい環境保護が目的だったはずなのに、いつの間にか手段にすぎなかった自説の正当性を守ることが目的化してしまっている。いまだにTwitterでみかける、デマだろうとおかまいなしにRTする連中にそっくりだ。
クライトンは一見、本書を通して反地球温暖化説を主張しているかのようにみえるが、実際には、わからないことにはわからないと言い、きちんと客観的な調査・研究をしようという当たり前のことを書いているだけである。ところが今の日本でそういう主張をするとすぐさま「安全厨」「御用学者」なんてレッテルを貼られてしまう。本書の発表が2004年で、この中で温暖化問題に異を唱えると環境保護活動家からは「大企業の手先」と呼ばわりされるんだけど、これとまったく同じなんだよなぁ。なんつーか、日本の科学教育はどうなってんのかね。
そういう意味でもいろいろと面白かったと同時に暗澹たる気分にもなったのであった。これはクライトンのせいではないけど。
■ グラコロ同盟活動: グラコロ通セット(M) #McD_gracoro
今日からグラコロ。仕事が昼休みに突入してしまったので、少し遅れてマクド入り。昼どきはひどい混雑だったらしいから、これはこれで正解か。こないだの試食会では食べられなかったチーズグラコロ(通称「チーコロ」)と、今回の新作トマトクリームグラコロ(通称「トマコロ」)をそれぞれ単品 + ドリンクの「グラコロ通セット」で。というか今期から3種類になった上にいきなり3種制覇をする人までいるので、この2個セットは「グラコロ通セット(M)」と呼ばねばならぬ。当然、3個のは「グラコロ通セット(L)」になる。
というわけでごちそうさまでした。引き続きグラコロ同盟2011へのご参加をお待ちしております。というか初日から150個超えてるし。どういうことだよ。
2011-11-26(土) [長年日記]
■ 川崎 3-0 横浜FM@等々力陸上競技場
ホーム最終戦、そして直前に発表された"川崎の太陽"ことジュニーニョ退団前の最後のホーム。
……とその前に、「川崎の壁」として活躍した後コンサドーレ札幌に移籍した箕輪"川崎市民でよかったよ"義信が現役引退ということで、挨拶に。縁のある選手にちゃんとこういう場を設けるフロンターレって、いいよなぁ。札幌では存分に活躍できなかったみたいだし、本人としては悔しい引退だろうと想像するが、スピーチの締めは川崎の子供たちに「フロンターレに川崎出身の選手がいなくちゃダメだ」という奮起をうながすメッセージ。じつに箕輪らしい。
試合はジュニーニョにボールを集めるかと思いきや、それほどでもないいつもどおりの感じで、若干押され気味の前半。今季は、あえてジュニーニョにボールを集めないようにしているのか、それとも集めようにもジュニーニョが不調でその任に堪えないのかわからないが、チームの不調はそのあたりにも原因があったように思うのだが、そうはいっても来季からはそのスタイルで行かなければならないのだよなぁ。
その後相手のオウンゴールで先取点をあげたあとは、だんだんエンジンがかかってきた(?)のか徐々にジュニーニョにボールが集まり始める。マリノスもそのあたりはわかっているはずなんだけど、なぜかジュニーニョがフリーになることが多い気が。結局2ゴールをジュニーニョがあげて、有終の美を飾った。
試合後のセレモニーはもう、涙、涙。ジュニーニョはスピーチで何度も何度もサポーターに感謝を告げていたけれど、頼れる外国人が9シーズンもひとつのチームに腰を据えてくれたことがまず望外だし、彼のもとでメキメキと実力をつけた若手も多いのだ、どう考えても感謝するのはこっちだよ。本当にすばらしいプレイヤーだった。
2011-11-27(日) [長年日記]
■ 2本目開始 - 実はいま、マフラーを編んでいる(3)
ただただしは「すべり目」を覚えた。編み物のレベルが1あがった!(てれれれってれ~♪)
最近の我が家では「ねぇねぇ、イギリスゴム編みってのがあるらしいよ」「ふぉぉ、なにこれカッコイイ」みたいな会話がなされております。やっぱ技術者なので、色や模様がきれいかどうかよりも技工の方に興味が向くね。それより、かみさんの方がはまりつつあって、なんか毛糸や編み棒も続々と増えてるんだけど……(笑)。
そんなこんなで2本目のマフラーを編み始めた。こっちを東北に送る予定。今回はちょっと色を入れたりしつつ、3目ゴム編みで。イギリスゴム編みにチャレンジするのはまたの機会に。細めの毛糸が好きなのでなかなかスピードがあがらない。かみさんは太めの毛糸でざくざく編むので速い速い*1。
*1 本人によれば、いま使っている8号針程度では「ざくざく」とは呼ばないらしい。編み物業界用語難しいです……。
◆ ブチャ猫 [細めの毛糸にモヘアを一緒に編むとあったかいですよ。]
◆ ただただし [モヘア、暖かいでしょうねー。でもあんまり好きじゃないんですよね、男子なので(笑)。]
◆ かみさん [>ブチャ猫さま ボリュームが出ない毛糸と二本取りで編んでみました。これはイイ! です。教えてくださってありがとうござ..]
◆ ブチャ猫 [>奥様へ どう致しまして。]
◆ ユ [初めまして。いつも拝読しています。太い針(15号くらい)で細いモヘアを編むと、 ふわふわで面白い風合いで、そういうの..]
◆ かみさん [>ユさん モヘアって不思議な存在ですねー。参考にしている本には、かぎ針で伏せる方法が載っているのでそれでやっています..]
2011-11-29(火) [長年日記]
■ https://www.amazon.co.jp/dp/9784894563810
引き続き追悼読書。というかBookOffオンラインに登録しておくと次々と入荷してくれてしまうのでなかなか止まらない(笑)。
たしか中学生のころに読んで、最初に「小松左京すげー」と感じた作品がこれ。そのくせ、どんな話だったか覚えてないんだけど。冒頭の「チャーリーを殺す」ってとこだけ覚えてた。前半はミステリー、後半は新人類テーマの硬派なSF。
SF小説が未来を予言するなんてヨタは、現代のSF読みなら頭っから否定するところだろうが、四十数年前に書かれたこの作品では、それはそれはみごとにインターネットと携帯電話が描かれていて、もう小松左京には「ごめんなさい」するしかない。他の作家だと、ほんの二十年前の作品にすら満足に携帯電話が登場しないくらいなのに。特にインターネットに関しては、実体とはトポロジー的にはだいぶ異なるのだけれど、使われ方にはそんなに違いがないというかむしろこれは「クラウド」を予言してると読み取ってもいいかも知れない。
もちろん一方で、男女の役割がずいぶんと固定されていたり、人が大勢集まっている部屋がタバコの煙でもくもくだったりと、21世紀後半が舞台とすればさすがに古臭い描写も多いのだけど、それにしたってちょっとすごすぎるよなぁ。
2011-11-30(水) [長年日記]
■ Webで日記をつけはじめて今日で12年
ついにひとまわりしたぞ。
日記をつけ始めた当初は「Linuxデスクトップ導入の作業メモ」だったんだけど、あまりの完成度の低さに途中でめげて、けっきょくWindowsに戻ったままなんだよな。もちろん開発用に常時VMwareでサーバモードのDebianが動いているわけだけど。
Ubuntuの登場以来、Linuxデスクトップも急速に進化したようだし、またLinuxに戻ってもいいかもね。実際、Ubuntuで日常生活を送っている人も多いし、WindowsもVMwareで動かせばいい時代だし。
……とか言ってたら、今はLinux Mintなんだって*1。UbuntuがDebianの派生で、MintはUbuntsuの派生なのか。なんだかややこしいなぁ。そうだ思い出した、ディストロ追いかけるのが疲れるんだよね、Linux界隈は。まぁ覚悟を決めてどこかと心中すればいいわけだけど。
(とか言いつつ、やっぱり「そんな時間ねぇ」という理由でWindowsを使い続ける可能性が90%くらい。Windows8も楽しみだし)
*1 「そんなことはない」という声もあり。 http://gihyo.jp/admin/clip/01/linux_dt/201111/29
◆ まちゅ [tDiaryのリポジトリも、Contributerであれば(Adminでなくても)トピックブランチを作成してOKでし..]
◆ ただただし [用がすんだら削除するという運用になると思うので、いいんじゃないですかね。]