2011-11-14(月) [長年日記]
■ 心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣(長谷部誠)
やっと読んだ。ベストセラーなのであんまり書くこともないかな。
長谷部は見るからに「委員長タイプ」で、スポーツチームの、それも「サッカー日本代表のキャプテン」と「委員長」の取り合わせというのはちょっと不釣合いで面白いなぁと以前から感じてはいたんだよね。ようするに、スポーツチームのキャプテンは脳筋タイプであるというステレオタイプに毒されているわけだけど、おれが。少年マンガの弊害だ。
本書はそんな「委員長」長谷部誠が、委員長なりに懸命に頭を使い、それはそれは細かいところまで考えぬいて、ひとつひとつを実行しながらキャプテンとしてチームをまとめ上げる話である。なんでも理詰めで考えちゃう人にはかなり共感できるかも。しかも彼は、そんな自分の「法則」が過去の自分をも律してきたということを遡って考察しているのだ。
もっとも、最後の「実行する」ところまで徹底できる人は決して多くないので、そこが彼を常人と隔てている部分なのだけど。本書に書かれている「56の習慣」を本当にすべて意識的に実行しているとしたら、やっぱ日本代表はスーパーマンの一種だよなぁ。
ちなみに本書は紀伊國屋書店からXMDFファイル形式の電子書籍として購入したが、最近、XMDFファイルのダウンロードができなくなるという最悪のリニューアルをしてくれやがったので、あそこではもう二度と買わない。紙で買って自炊する方がマシ。