2000-11-25(土)
■ ROBODEX2000
ROBODEX2000に行って来た。桜木町のホームから、すでにパシフィコ横浜までアリンコさんの行列ができているのが見えて、「あ、こりゃダメかも」と思う(行列・混雑大嫌い)。唯一の救いはあらかじめLoppiで買っておいた200円お得の前売り券だ。駅の出口ですでに1時間待ちのプラカード。まぁ、1時間ならなんとか。どうやら会場のキャパが圧倒的に不足しているらしいんだけど、これは主催者を責めるわけにはいくまい。ポスターにはP3、TMSUK04とAIBO 2G。これで呼べる客なら確かにこれで十分。会場確保時には、まさか直前にASIMOとSDR-3Xが発表になるとは思ってもみなかったに違いない。
それにしても、客層がバラエティに富んでいる。老若男女とはまさにこのこと。親子連れと2、30代のオタク系男子(おれか)ばかりだと思っていたのに、50代のオバサンが一人で並んでたりするんだもん、驚くぜ。これを不況にからめて「みんな夢を見たがってる」と分析するのはあたりまえすぎか。でも10年以上前の、まだバラ色の未来を語っていたコンピュータ系の展示会に通じる熱さを感じるのはたしか。
行列の最後尾に並んだ時点で11:00のA・SO・BOTデモに間に合わないのは確実になる。次回は14:00のはずだけどどうかなぁ。デモの回数を増やしてくれるといいんだけど……。この人混みに3時間はつらい。それでも30分ほどで入場できた。「1時間待ち」っていうのはチケット購入込みだったようだ。というわけで明日行く人はローソンで前売りを買っておくべし。
ようやく入場するとデモは終盤で、なぜかASIMOじゃなくてP3が手を振っている。慌てて確認したらASIMOのデモは12:00から単独でやるらしい。助かった。その間に展示されている静止状態のASIMOをじっくり鑑賞。マジでかわいいなぁ。やっぱ、手に指が5本つくだけで格段に人間っぽさが増すねー。宇宙服を着た人間の子供だよって言われたら信じるよ。
■ SDR-3X
11:30からSDR-3Xのデモ。クラシック音楽に合わせてラジオ体操(?)をしていた。構想10年、開発3年と言っていたけど、完成度が高すぎる。調べてみると早稲田大学の協力を得ているらしい。なるほど、どこかで見たことのある股関節の動きだなぁと思っていたけど、WABOTだったか。この種の歩行は、足を踏み出す時に倒れないように反対側に上体を傾けるのが特徴。前から見ると股関節のあたりで「く」の字に折れ曲がっている。これは(誤解を恐れずに言えば)静歩行がちょっと進歩したような動歩行だ。人間はこんな歩き方をしない。だからSDRの歩く姿は、人間がロボットを真似する時のようにぎこちない。歩幅も狭いし。極端な話、これならMindStormsでも真似できる。
一方ASIMOのi-Walkは、倒れそうになったらその方向に積極的に重心を移して、足を振り出すような動作をする。だから腰に関節がなくても動きが自然で、歩幅も大きくでき、すごく人間っぽく見える。SDRの「機械臭さ」とASIMOの「人間臭さ」の差異の裏にはこういう理屈がある。……と思う。ただの想像だよ、だって専門家じゃねーもん(笑)。もちろん、SDRにも優れたところはあって、アクチュエーターのスピードは目を見張るモノがある。関節の稼働範囲の広さなんかもなかなかすごい。自分の力で床に座って、開脚前屈とかするし。転んでも自分で起き上がれるらしい。これができるヒューマノイドロボットは世界初じゃないだろうか。やるな、SONY。
■ ASIMO
12:00からお待ちかね、ASIMOちゃんショー。もう「かわいー♪」としか言えません。女子高生並みのボキャブラリーに転落する。P3を見たときは「科学技術の勝利だぜ!!」というアツい思いでいっぱいになったけど、ASIMOはほんと、ただただカワイイ。心がアツくなるのは同じだけど。涙で前が見えなくならないように、グッと奥歯を噛みしめつつ、網膜にその姿を焼きつけるのであった。写真に撮ってるようなヤツは真剣味が足らんっ(笑)。ステージ前列には例によってお子様スペースがあって、小さい子供たちがすし詰め。そうそう。子供にこれを見せるのは親の義務だ。子供の頃にこれを見てたら、ぜったいロボット研究者になってるよ、おれ。
■ 目的のものは見たので、あとは会場をぐるっとまわる。NHKあたりのロボット番組でおなじみの大学ロボットたちが一堂に会していて、これもなかなか見られるものではない。特定分野を突き詰めて研究していて、カッコは悪いが興味深い。基礎研究はこうあるべし。民学共同の展示会というのは技術が成熟していない証拠みたいなものだ。楽しい時代に生きられて嬉しい。動いてるところを見たかったけど時間がなくて断念したのが、TMSUK T-5。フォークの代わりに腕が付いたフォークリフトくらいの大型ロボットだ。これが進化したらパトレイバーの世界も夢じゃない。いいよなぁ、働く大型ロボット……。でも赤く塗ったらガンタンク(のガン抜き)だよ、これ。SONY以外はどこも白く塗ってるのは、やっぱ白物家電を目指してるからか!?
2001-11-25(日) 6980歩
■ RuBBS
1.0.0をついに公開。CHANGESを見ると最初のコードが1999年の3月、機能自体は当初から構想していた範囲をほとんど超えてないから、2年半もダラダラダラダラダラダラ(以下256回繰り返し)していたことになるのか……しょーもないのぅ。
しかし、当時はCGIがWebサーバにできるだけ負荷をかけないようにすることが正義だったからこういう作りになってるけど、今はtDiaryのように読み出しのたびにCGIを起動するような真似を平気でするようになったのだから、ネットワークインフラの進歩はすごいな(おれが無神経になっただけだったりして)。
■ tDiary Themes
書きそびれていたけど、なながtDiaryのテーマを集めたサイトを作ってくれた。嬉しいねぇ。嬉しいついでに、tDiaryの設定画面に「この他の画面はtDiary Themesから」ってリンクを入れたら、ななの心意気に報いることができるであろう、と思った。
しかし、だ。ななと言えばプロバイダ乗り換え魔としてtDiary界ではとかく有名(笑)。そのURLを埋め込んで出したら、引っ越すたびにtDiaryをリリースし直さなくてはならぬ。それではたまらんので、こんなCGIを作ってみた。中身は以下の3行。
#!/bin/sh echo "Location: http://mikan.sakura.ne.jp/~mpc/themes/" echo ""
これならどこに引っ越されても大丈夫(笑)。ちなみにサフィックスが「.rb」なのにシェルスクリプトなのはあまり意味なし。
2002-11-25(月)
■ 日記: recent_list
なんとなく、使われてない気がしたので(というかそもそも自分が使ってない)、サイドバーのrecent_listをとっぱらってみた。Googleが変なキーワードを拾うこともなくなるだろうし。
代わりに何か入れよう。なに入れようかな。なにせこのページ、すっかり自分用のポータルになりつつあるからなー。
2003-11-25(火)
■ 忙しい
なんだか忙しいなぁ。ハッピーマンデーって、やっぱよくないんじゃないかしらん。週末の日記はあとで補完しよう……。
■ TungstenE(3)
ちーっとも仕事が減っていかないので、夕飯を食いながら備忘録などしてみる。
脱HotSync生活
PalmOS5になってもデータは互換なので(というかちゃんとコンバートしてくれるので)、旧環境からHotSyncできたのは先日書いたとおり。しかし、TungstenEの底面には、ACアダプタ用とUSBケーブル用の穴が2つ並んでいるだけで、Palmらしくクレードルにポンと置いてHotSyncというわけにはいかない。おまけにUSBのコネクタが妙に固くて抜きにくいし。
これは、この機種はスタンドアロンで使えというメッセージであろう。少なくともHotSyncは最小限にして使うべきだ。Palmはメモリカードをサポートした時点でこういう方向性が許容できるようになったわけで、これはこれで良い。実際、VisorでもめったにHotSyncはしなかった。使い方が固定されてるのでアプリの入れ替えもなかったし、バックアップはカードにしていたし。
というわけで、TungstenもHotSyncなしで生活できるようなスタイルを模索しよう。まず、初期状態はまともにせにゃあかん。旧環境からHotSyncしたせいで、添付のアプリが入ってない。電卓まで後から入れるようになっているのだ。これらをCD-ROMから探し出してHotSync。もっとも、使ってみて生き残ったのはCalc、RealOne、Photos、RealOneだけだった。Microsoft Officeのファイルが読めるというDocumentToGoは、日本語が使えないので意味なし。
あとは、SDカードを買ってきた。128MB。いろいろ試してみると、/palm/launcherというディレクトリに*.prcファイルを置くと、Palm上からプログラムとして見えることがわかった。コピーもできるので、これでプログラムのインストールはHotSync抜きでできるようになった。
他にも、Photosから見えるイメージファイルはデジカメと同じディレクトリ構造に配置されるとか、RealOneはルートディレクトリにあるファイルしか見てくれないなどがわかった。これだけわかれば、あとはバックアップ体制さえ整えればHotSyncはいらない。
で、バックアップはyooseeさんのツッコミからたどって、BackupManをチョイス。バックアップの時間指定や世代数も指定できるので、これは重宝。勝手にカードへ自分自身をコピーするのには戸惑ったが、本体が空になった時にも復活できるようにする工夫か。VisorのBackupモジュールと同じ発想だな、あっちはROMだけど。しばらく試用してみて、よければ買おう。
Graffiti2雑感
さて、例の特許のせいかどうかは知らないが、Graffitiが互換性のないGraffiti2に置き変わっている。旧来のユーザからは極めて評判が悪い。確かに、ストローク数が増えているし、なにしろ使っているうちに紙や板書の時にまでGraffitiで書いてしまいそうになるという、中毒性の高いシロモノだっただけに、これに慣れるのはキツいだろう。
でも、中立的な目から両者を比較すると、だんぜんGraffiti2の方が覚えやすい。Graffitiが英大文字をベースにしたのに対して、2は小文字がベース。実際に入力するのは小文字が多いことからしても、2の方が直感的だ。シフトの回数がぐっと減っているので、慣れればこちらの方が入力は速いのではないか。
そもそも、なんでPalmはGraffitiを採用したのかを忘れてはいけない。初代のpilotは、非常に低いCPUパワーでペン入力をサポートしなくてはならなかった。このため、文字認識エンジンの持つべきインテリジェンスのかなりの部分を、人間に委譲していたのである。それが英字と数字に分割されたエリアであり、初代Graffitiの独特な一筆書きのストロークに現れている。人間が少し苦労をしてくれることで、pilotは高速な文字認識を獲得したのだ。
一方、現在のPalmシリーズは桁違いのCPUパワーを持っている。これを文字認識に使わない手はない。人間に委譲していた部分を取り戻し、より少ない時間で習得できるGraffiti2のストロークを採用するのは、当然だろう。というわけで、旧Graffitiに置き換える技もあるらしいけど、おれはGraffiti2でいくぜ。
マルチメディア機能を試す
せっかくなので、マルチメディア機能もトライ。つっても静止画と音楽だけだが。
お気に入りのParkesの写真を320x320にトリミングして、Photosで表示。なんか枠がついてるから、320x320じゃないな、これ。画面いっぱいに使ってくれるビューアを探した方がよさそうだ。
音楽は、RealOneがあったのでそれを素直に使う。SDカードのルートにMP3ファイルを置けば、勝手に見つけてくれる。ID3タグ対応。バックグラウンドで演奏してくれるので、Parkesを表示しながら音楽を流すなんてことができる。和むねぇ……曲が「日本ブレイク工業社歌」じゃなければ。そうそう、とおりすがりさんのおかげで、CDは予約できたよ。新星堂のオンラインショップはかなり腐ってて、苦労したけど……って、Amazonでも買えるんかい!! むきーっ。
で、これでしばらく使ってみたら、見る見るバッテリが減っていくのであった。1時間くらいで20%くらいは減ったか。やっぱエマージェンシー用だねぇ、これは。ま、iPodがあるからいらないんだけどね、この機能。
2004-11-25(木)
■ tDiary.Net: 最近のアクセス傾向
まだアンテナを復旧させられずにいるのだが、それはそれとして。
また新しいコメントspamが来たので(※)、対策しつつ、第一tDiary.Netのここ一ヶ月のアクセスログをざっとチェック。一番多いのは例のエロサイト系referer spamを送り込んで来るヤツで、なんと全アクセスの約10%にも及ぶ。Apacheレベルではじくような相手じゃないなぁ。
一時期、最悪の相手だったNaverのbotは1.2%で、ずいぶんおとなしくなった。Googlebotと同じくらい。最近はMSN botの方がはるかに多い(1.7%)。これならクロールさせてやってもいいか……と思ったが、考えてみたらここ1年以上、ずっと403を返し続けてるんだから、アクセスが減るのは当然か。それでもこんなにしつこくアクセスしてくるとは。やっぱDenyだな。
※メールアドレス「zhongleibo@163.com」をフィルタすることではじける。
■ coLinux
自分で管理しているLinuxサーバが実用サービスを提供するものばかりになってしまって、ちょっとした冒険をするにも気を使うので、もう1台、実験用のサーバが欲しくなった。とはいえ、これ以上マシンを増やすのも面倒だ。
というわけで、coLinuxだな、と。サーバ用途ならコンソールだけで十分だし。ちょっと早めに帰れたから、試してみよう。
……とは言っても、ほとんど苦労もせず、1、2時間で実用的な環境が整ってしまった。Windows XPのブリッジ設定でちょっととまどった以外は、だいたいここを参考にした程度。あと、base-configやlocaleまわりをやりなおしたけど。
なかなか快適〜でもメモリ足らね〜。なお、命名は「kashima」(34mの方。Jリーグとは無関係)。
2005-11-25(金)
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◆ who [隊長!本年のミッション完了を報告します! 撃墜数16であります! WEB2.0的でない報告失礼しました!]
◆ ただただし [16って(笑)。 来年は私も食べられるよう、祈ってください >同盟各員]
◆ 愛 [食べたことはないけどおいしそう]
2006-11-25(土)
■ パラボラ分補充
毎晩深夜帰宅でストレスが溜まるが、寝るのが遅くて早起きもできないので、午後になってから近所をブラりと。こないだ臼田に行きそびれたので、三浦半島を南下して関東総合通信局へ。
ちょうど西から天気が崩れそうなので、いい感じに夕焼けだった。誰もいない畑の真ん中で1時間近くカメラを構えているのはちょっとアホっぽかったかも知れん。
(ちなみにこの写真はちょっと赤みを増やして心の中の風景に近づけてある。)
2007-11-25(日)
■ LEGOでiPod touchのクレードルを作成(Ver.2)
LEGOの小物パーツを納めた箱を発掘したので、先日作ったクレードルをグレードアップした。使用するパーツをスリムなものに替えて、すっきり見せる。
薄いパーツがふんだんに使えるようになったので、コネクタをきちんと固めて、ちゃんと片手で抜き差しできるようになったぞ。こないだのはコネクタを手で押さえてやらないといけなかったからなー。
スタンドも工夫したので、touchを載せるといい感じの角度がつくように。これでそのまま操作できる。
抜き差ししやすいように、上の方はクレードルに覆われないようにひと工夫。
もちろん、パーツを増やせば遊べます。こんどはキャタピラと腕を付けて、ちょい悪ロボットっぽくしてみた。……んだけど、ガンキャノンガンタンクっぽいな、こりゃ。
◆ ただただし [ゴメン、間違えた >ガンタンク でもおれ、ガノタじゃないからOK!]
◆ tokoya [制作過程を早送りでビデオ化してニコ動にUP(笑)。]
◆ おでん田中 [レゴ マインドストームと組み合わせて、自走式クレードルとかいかがでしょうか。]
◆ ただただし [RCXをつなげて、 * 時間が来ると音楽を鳴らしながら逃げ回る目覚まし時計を作る * 魚肉ソーセージを持たせてリモ..]
◆ なをぞ [NXTだとRubyでプログラミングできますよ。 http://rubyforge.org/projects/rub..]
◆ TrackBack [http://ipodtouchlab.com/2008/02/diyiphoneipod-touchdiy.htm..]
2008-11-25(火)
■ エンコードにミスってテロップが消える
昨日あげた動画、冒頭のテロップが1枚おきに消えうせていることに気づかずに公開してしまい、いちおう修正してあげる準備までしたところで、誰かがコメントで字幕を入れてくれたので、そのまま放置することに(笑)。せっかくコメントたくさんついてるしね……。
消えると言っても、一瞬だけ見えているから一時停止で読むことができたわけだけど、ようするに同一背景で2、3行の字幕が変わる程度だとエンコーダが同一の絵だと判断してしまうということなんだろう。動画圧縮の原理的にはわからなくもないが、人間が見れば明らかに違うものなので、気持ち的には納得しづらい。
で、どうしたら改善できるかと考えて、テロップとテロップの間に変化を挟めばいいんだろうということで、図のようにフェードアウトを入れてみたらちゃんとエンコードできた。フェードじゃなくても、真っ黒な画面を何フレームか挟めばいいのかも知れない。今後いろいろ試してみよう。
動画編集にはこういうイディオムみたいなテクが、まだまだたくさんあるんだろうなー。奥が深い。
◆ しばしば ["バッドノウハウと「奥が深い症候群」"ですね]
2010-11-25(木)
■ いつまでたってもグラコロが始まらない件
マクドナルドからリリース出たー!と思って見に行ったらこれですよ:
お客様のご要望にお応えして、あのハンバーガーが帰ってくる!
「テキサスバーガー」期間限定で再登場
全国のマクドナルドで12月3日(金)から販売開始
いやいやいやいや、ご要望してるのはそれじゃないし!
そりゃ、テキサスはあのシリーズの中では一番良かったし、iConチキンシリーズはどれもビミョーだったから、悪くないチョイスだと思うよ。今じゃなければ。しかし、この季節はそれより先に出すべきものがあるんじゃないのか……というか、それをわかってないはずがないよなぁ。
これはきっとあれだ、中国が寡占してる小麦を輸出規制してて世界的に小麦が不足してるとか、なんかそんな話に違いない(そんな事実はありません)。ほんとにさー、グラコロなんて小麦粉さえあれば作れるんだから、とっとと頼むよー。
2011-11-25(金)
■ https://www.amazon.co.jp/dp/9784150411466
ときおりなぜかむしょうにクライトンを読みたくなる。ということで、やや古いけど引っ張り出してきた。非SF。
環境保護活動のためなら環境破壊も辞さない(!?)エコ・テロリストとの戦いに巻き込まれた都会の弁護士が、南極やジャングルでひたすらひどいめにあう話。それはもう、次から次へとピンチが襲うので、読んでてかわいそうになってくるくらいにハリウッド映画的。主人公以外の登場人物たちはみんなタフでマッチョなので、都会っ子のわれわれ(?)としては主人公に感情移入せざるをえない。面白かった。さすがクライトン。
ストーリー上は「悪の環境保護活動家」vs「正義の(いろいろ混成)チーム」というわっかりやすい勧善懲悪パターンだし、実際の地球温暖化問題はここまで極端な話ではあるまいと思うので普通にフィクションとして楽しめばいいのだが、どこか楽しみきれないのは今の日本がまさにこの状況に近いからなんだろうなぁ。もちろん福島第一原発事故にともなうさまざまな風評のことである。
本書に登場する環境保護活動家たちは地球各地でさまざまな破壊活動を行うのだけど、それだけでなくデータの捏造や偏った解釈を使って自説を補強することにひたすら邁進する。ほんらい環境保護が目的だったはずなのに、いつの間にか手段にすぎなかった自説の正当性を守ることが目的化してしまっている。いまだにTwitterでみかける、デマだろうとおかまいなしにRTする連中にそっくりだ。
クライトンは一見、本書を通して反地球温暖化説を主張しているかのようにみえるが、実際には、わからないことにはわからないと言い、きちんと客観的な調査・研究をしようという当たり前のことを書いているだけである。ところが今の日本でそういう主張をするとすぐさま「安全厨」「御用学者」なんてレッテルを貼られてしまう。本書の発表が2004年で、この中で温暖化問題に異を唱えると環境保護活動家からは「大企業の手先」と呼ばわりされるんだけど、これとまったく同じなんだよなぁ。なんつーか、日本の科学教育はどうなってんのかね。
そういう意味でもいろいろと面白かったと同時に暗澹たる気分にもなったのであった。これはクライトンのせいではないけど。
■ グラコロ同盟活動: グラコロ通セット(M) #McD_gracoro
今日からグラコロ。仕事が昼休みに突入してしまったので、少し遅れてマクド入り。昼どきはひどい混雑だったらしいから、これはこれで正解か。こないだの試食会では食べられなかったチーズグラコロ(通称「チーコロ」)と、今回の新作トマトクリームグラコロ(通称「トマコロ」)をそれぞれ単品 + ドリンクの「グラコロ通セット」で。というか今期から3種類になった上にいきなり3種制覇をする人までいるので、この2個セットは「グラコロ通セット(M)」と呼ばねばならぬ。当然、3個のは「グラコロ通セット(L)」になる。
というわけでごちそうさまでした。引き続きグラコロ同盟2011へのご参加をお待ちしております。というか初日から150個超えてるし。どういうことだよ。
2013-11-25(月)
■ RubyのCVE-2013-4164対応
(もう3日も前の話だが)rubyに新しい脆弱性があると公表されたので、使っているrubyをアップデートしなくてはならない(1.9.3と2.0.0ともに)。
いつものようにrbenv installでローカル環境のアップデートはさくっと済んだのだけど、最近はHerokuでいろんなものを動かしているのでそれもアップデートする必要がある。たしか以前は勝手にアップデートしてくれた記憶があるのだけど、最近は自分でアップデートのトリガーを引かないといけないそうだ(まぁそりゃそうだよな)。
手順はメールが来ていて:
$ git commit --allow-empty -m "upgrade ruby version" $ git push heroku master
と、ようするに空のcommitを作ってpushすればそれでOK、と。でもこれをすべてのアプリについてやらんといけないわけだ……とほほ。デプロイ用のブランチを切っては上記作業を黙々と繰り返してなんとか完了……と言いたいところだけど、なんといまだにBambooで動いてるサービスを発見してしまったりして。これは後日なんとかしなくては。
2016-11-25(金)
■ リラッサの北海道フェアへ(自転車で)行ってきた
例年の……と書きかけたけど、たしか昨年は米国出張中で参加できなかった東京ドームホテル「リラッサ」の北海道フェア、今年は参加。なので2年以上ぶりに会うような人たちもいて、仕事つながりの懇親会としては近すぎず遠すぎずでいい感じ。
職場から水道橋だと距離的にもちょうどいいし、ホテル近くにポートもあったので、今日も自転車で。昨日届いたfinnのスマホホルダーをさっそく使ってみる*1。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0187ALZXU
見た目は心もとないけど、けっこうしっかりとテンションをかけて取り付けるので、想像以上にいい感じだった。これなら普段からバッグに入れておいても邪魔にならないし、なにより取り付けたときのミニマム感がいい。
これでナビが使えるようになったので、道案内には自転車NAVITIMEを試用。GoogleもYahoo!も自転車をサポートしてないので、ほかに選択肢がない。ナビの出来は悪くないので、課金してもいいかもね。
このルートだとお堀端を長く走るけど、ランナーが多いせいか歩道の幅が広くて、怖い車道を避けるオプションがあって良い。もちろんその場合はゆっくり走るわけだけど、そもそもヘルメットもかぶってないわけで、どんなに飛ばしても15km/h以上は出さない。それでも都心の移動なら15〜20分くらいでけっこうな移動ができて、やっぱり都会は自転車が最強だなぁ。
さて、今年は(というか今年のこの時期の)ひとり一品限りのメインはステーキで、カニとかじゃなくてよかったぜ。
とはいえ、こっちの食べ放題のローストビーフの方がおいしかったかな。
今年の高評価メニューはかぼちゃのプリンとソフトクリーム。まぁスイーツは毎年おいしいんだけど。ソフトクリームは初登場だけど、なにせ90%以上が空気という食べ物なので、いくらでも食べられるのが良い。自転車で走ってきたおかげで適度に腹も減って、例年より多く食べられた気がする(笑)。
*1 スマホを固定する道具は、使用中の写真が撮れないのが難点だ。こんど一人じゃないときに誰かに撮ってもらおう。
2017-11-25(土)
■ OSS Gate東京ワークショップ#12にサポートメンターとして参加してきた
毎奇数月最終土曜開催のOSS Gateワークショップ東京、会場はいつものクラウドワークスへもどって参りました。ホーム感。
今日はビギナーのドタキャンが当初の見積もりほどなくて、一方サポーターが少なめだったので1サポーターで3ビギナーの面倒を見ることになってしまった。が、サポーターが初めてって人もいなかった上に、今日は全体的にスムーズでつまずく人も少なかったので、けっこうみんないいところまでいけた感じ。進行役も今日がはじめて(とは思えない)@onkで、全体的には大成功だったのでは。
前回も書いたけど同僚からの紹介でやってくる人が増えていて、ちゃんと実績が評価された上で口コミが伝播してるのがいい感じだ。あー、ビギナーのドタキャンが減ってるのもこの影響なのかも?
次回は来年、1月27日で場所は同じくクラウドワークスをお借りできる予定。
2019-11-25(月)
■ 映画「すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」を観てきた
アニメ「シンデレラガールズ劇場」のまんきゅう監督が手掛けた作品ということもあって(なぜかデレパが推していたりもするので←あいかわらず自由な番組だ)、もともと観に行くつもりはあったのだけど、公開直後からTwitterあたりで「若おかみは小学生!」なんかを引き合いに出しての高評価が出回って、なんだか仰々しい雰囲気になっていたのだ。
その後、信用できる知人たちの感想から、さすがにそれは持ち上げすぎだという評価も聞けたので、変にバイアスを持つことなく鑑賞できた。「この世界の片隅に」や「若おかみ……」の成功例を踏まえてか、最近はネット上で言ったもん勝ち、褒めたもん勝ちみたいな風潮が出てきて、これはこれで良くないよなぁと思うんだけど。
作品自体は子供向けとしては本当に細部まで配慮の行き届いた佳作で──広告を含めて1.5時間未満という上映時間から、複雑すぎないシナリオ、丁寧で優しい言葉づかいなどなど──とことん考え抜かれてるなーと感心した。どんなにうるさいモンペをも黙らせるだけの徹底したポリコレ準拠だ。これだけでもうすごい。
かといって退屈なわけではなく*1、最後には2度の連続ピンチなどでハラハラさせた上で、大人までホロリとさせられる結末になっていて、これもすごい。
とはいえネット上の高評価はさすがに過剰だし、これでコロっといっちゃう大人はさすがに日常が荒みすぎているのではないかと心配になる。映画に頼る前に、もうちょっと日常を大事にすごす方に気を配ったほうがいいんじゃないでしょうか……?
*1 正直言うと、作品の持つ独特なスローペースに慣れるまではちょっとウトウトしてしまうこともあった(笑)。
2020-11-25(水)
■ 【J1優勝】川崎 5-0 G大阪@等々力陸上競技場
万が一つにも優勝できない可能性はない、というくらい圧倒的に強い今シーズンだったが、それでもここ数節は相手チームも策を弄してきて簡単には勝てなくなっており、いったいいつ優勝できるのかわからない……という状況で、2位G大阪と直接対決、しかもホームで。「舞台は整った」としか言いようがない。
なぜか平日なのに18:30という変則的な開始時間で、仕事終わりに駆けつけるにも間に合わないサポーターが続出、それでもいつものように淡々と(?)コラボイベント*1をこなし、いつものようにKick Off。引き分けでも決まるとはいえ、へんにピリピリせず、本当にいつもどおり。
前節のレッドカードで谷口を欠き、ケンゴはベンチスタート。それでもここ数節のうっぷんを晴らすかのように攻めまくる。ガンバは変に川崎シフトを組むことなく、こちらも真正面からぶつかってくる。監督宮本、意外とmanlyなんだなぁ。結果的にはまさに「今季のフロンターレ」らしさにあふれた圧倒的な得点力で、家長のハットトリック(!)を含む5得点。それ以上に谷口がいなくても無失点に抑えたDF陣が素晴らしい。
そうそう、この不在の谷口がかえって面白いエピソードを生み出していて趣がある。まず、途中で投入されたケンゴに、この日だけキャプテンだった交代の大島がキャプテンマークを渡した結果、ケンゴは優勝の瞬間をピッチ上でキャプテンとして迎えることになったり。その大島、あまり目立ちたがらないのにこの日に限ってシャーレを受け取る役になったり。ケンゴの後を継ぐはずの大島が、偶然スポットを浴びることになったのもなんだかドラマだ。
というわけで、J1史上最速で優勝、12連勝、最多勝ち点や最多得点、最少失点などなど、いろんな記録を達成したり、残り試合で達成しそうになったりと、文字通り歴代最強の勝者になった。今後もあるかどうかわからんくらいすごいシーズン。
それにしても、ホーム等々力でちゃんと本物のシャーレを迎えての優勝は実にすばらしいものの、コロナのせいで歓声すらあげられないのはなんとも味気ない。武蔵中原の飲み屋も、そんなに混んでいなかったし。祝杯もみんな自宅でって感じなんだろう。来季以降、平常に戻ってからまた、優勝できるといいのだけど。
*1 今日はポケモンとのコラボ。選手紹介とハーフタイムショーはサトシのCV松本梨香さん。
◆ KYO [はじめまして。「今日の出来心」を開設させてもらいました。 ちなみに、「よっしぃ日記」さんとは知り合いだったりします。..]
◆ るびきち [1.0.0おめでとう〜]