2000-01-12(水)
■ Maildir
昨日判明したimapサーバのひどい仕様(?)がどうにも許せないので、メール管理方法を変えようと思い立った。Maildir形式ってヤツだ(昨日MHとか言ってたのは嘘)。この形式はメール1通を1ファイルに、1フォルダを1ディレクトリに対応させる直観的でわかりやすい形式で、メールのロスト等の問題が少ないとされている。ただ、以前WindowsでAL-Mailを使っていたときに似たような管理方式だったんだけど、ファイルの数がやたらと増えるのでディスクを食いまくるのと、ファイルのオープン/クローズはコストがかかるので、検索なんて処理をさせるとmbox形式を使っているメーラに比べて遅かった記憶がある。ただ、いずれメールはNamazuを使って検索対象にしようと思っているので、1メールが1ファイルになっているのは都合がいい。
■ qmail
となると、Maildir形式に対応したMTAを用意する必要がある。この形式の祖と言える(嘘かも)、qmailしかない。さっそくqmail関連のサイトを検索してお勉強。そうだ、IMAPもMaildir形式に対応しているものにしないといけないんだよ。大丈夫かなぁ。ちなみにいずれもKondara製のパッケージのない世界である。Maildirを推奨してるんなら、qmailくらい入れといてくださいよぅ、とほほるさん。しっかしなんか、ずんずん地雷原に足を踏み入れてるような気がするぞ……。まぁ、sendmail.cf
の悪夢から逃れられるならそれだけの価値はあるかも?!(自分に言い聞かせている)
qmailはバイナリ配布を禁じているらしく、一発インストール可能なRPMは見つからない。どうにかqmail-1.03-102memphis.src.rpm
というのを見つけた。ちなみに今日の教科書はここかな。rootになって、
# rpm --rebuild qmail-1.03-102memphis.src.rpm # cd /usr/src/redhat/RPMS # ls qmail-1.03-102memphis.i386.rpm
■ てな感じで、src.rpm
からi386.rpm
が作れる。Kondara的にはi586で作るべきなのかな。まぁ、specファイルの書き方を勉強していずれ作ってみることにしよう。
続いて、同居はできないsendmailのパッケージを消す。
# rpm -e sendmail
■ 続いてqmailをインストール。
# rpm -ivh qmail-1.03-102memphis.i386.rpm qmail ################################################## Your fully qualified host name is spc15.tada. Putting spc15.tada into control/me... Putting spc15.tada into control/defaultdomain... Putting spc15.tada into control/plusdomain... Putting spc15.tada into control/locals... Putting spc15.tada into control/rcpthosts... Now qmail will refuse to accept SMTP messages except to spc15.tada. Make sure to change rcpthosts if you add hosts to locals or virtualdomains!
■ いいのかな? エラーらしきものはないけど。教科書には他にもいろいろ入れているけど、rpmファイルの中身を見たら必要そうには見えなかったので(うちはセキュリティ気にしなくていいから)、あえて入れずにこのまま進む。続いては、inetd
でqmail-smtpd
(SMTPサーバ)が起動されるようにするのだ。/etc/inetd.conf
を開いて、昨日設定したsmtpの所を以下のように変更:
smtp stream tcp nowait qmaild /usr/sbin/tcpd /var/qmail/bin/qmail-smtpd
■ rootじゃなくてqmaildの権限で起動するのがqmailのqmailたる部分なのだろうな。たぶん。ためしにtelnet
でSMTPにアクセスしてみる。
$ telnet spc15 smtp Trying 192.168.0.3... Connected to spc15.tada. Escape character is '^]'. 220 spc15.tada ESMTP quit 221 spc15.tada Connection closed by foreign host.
■ おっけー。さて、さっきの教科書にはなんか他にもいろいろ入れてるんだけど、こんなに必要なのかなぁ。ためしにfetchmail
してみようか。
$ fetchmail 33 messages for ++++++++ at mizar.freemail.ne.jp (98182 octets). reading message 1 of 33 (2336 octets) .fetchmail: can't even send to sho! fetchmail: SMTP transaction error while fetching from mizar.freemail.ne.jp fetchmail: Query status=10
■ ああっ、ダメだ(笑)。きっと一緒に協調して動くべきdaemonが他にいるんだな。うーん、今日はここまで。
2001-01-12(金) Ruby 1.6.2
■ 忙しい合間を縫って、なんとかRubyを1.6.2に上げる。例によってJiraiのsrc.rpmから。ついでにmod_ruby、eRubyなど、関連ツールのパッケージもJirai由来のものにした。うちの環境は基本的にKondara 2000から大きく外れないようにしてるつもりだけど、これでRuby関係のものだけごっそりJirai化されてしまった。大丈夫かなぁ。RubyってKondaraのキーコンポーネントだしなー。まぁ、今のところ問題は起きてないけど。
■ 原稿の方は進まず。半分位までは書けてるんだが、やっぱ平日、仕事が上がってからは書けないものだ。小説はけっこう時間がブツ切りになっても書けるんだが。フィクションとノンフィクションは使う脳が違うのかも知れん。
2003-01-12(日)
■ エグザス
遅ればせながら初泳ぎ。1本100mをベースに、がんばって1,000m泳ぎますた。はひー。
おそるおそる体重計に乗ったけど、1.5kgしか増えてなかった。これならすぐに戻るだろう。年末年始もたいしたことねぇな。はっはっは。
■ tDiary: タイトルリストだけ
雑日記の上位ページであるオレノシロに、面白い細工ができたようなので紹介しておこう。フレームを切って、右側がtDiaryのtitle_listプラグインの表示(本文なし)になっている。
これは、tDiaryのサイト呼び出しのフレームでは「?new=1」というのを追加して、それを日記側で判別させているのだ。判別の方法はtDiaryのヘッダとフッタにちょっとコードを入れるだけなので、セキュアモードでもいける(と思う)。
判別文は、ヘッダの最後に「<%if @cgi['new'].length == 0%>
」、フッタの先頭に「<%end%>
」である。ようするに、tDiaryが使わないコマンドを与えてそれを利用しているというわけ。これの手を使うと、かねてから要望のあった「タイトルだけのページ」が生成できるねぇ。
■ 静音PC
PCじゃないか。hpc SCC Cube(from ノーテンキな日記帳)。かっこいー(か?)。いや、名前もこれでアリだと思うぞ、うん。この方向でPCも出して欲しいものだ。
■ Re: tDiary+blog kitでオープンソースプロジェクトのwebサイト構築
「blog kit」じゃなくて「Blogkit」(空白なし)。
……というのは置いておくとして、あまりなんでもかんでもtDiary上に構築しようとしない方がいいんじゃないの、というのがおれの意見。tDiary.orgの他にも、supercub.net、Rubyホームページと、Blogkitベースのサイトを立て続けに開設してきたけれど、「なんとか実現できるけどちょっとかゆい所に手が届かない」的なページというのはどうしても生まれてしまう。
たとえばドキュメントの整備なんてのはWikiを使った方がうまくいく場合は多い。FAQなんて特にそうだろう。コミュニケーション系に関しても、supercub.netにはタレコミ用掲示板なんてのを用意したけど(あまり機能していないが)、それよりは2ch風のスレッド掲示板の方が柔軟だろう。
まぁ、そういうことを差し引いても、コンテンツの集中管理とか、更新のしやすさ、検索の扱いやすさのようなメリットはある。なんにせよ、Blogkitがそもそも例のmesh祭から派生した、Movable Typeのパロディを出自としているという点は、忘れてはならないのではないかと;-)
本気でコミュニティサイトを立てるなら、やっぱZopeやXOOPSじゃないのかねぇ。いや、おれはもちろん、tDiaryを使うけどさ(笑)。
2004-01-12(月)
■ BitChannel
あおきさん、こんなものを作っていたのか。ポリシーにはかなり共感するところがあるね。例えばこんなところ。
- 削除や凍結がない
- プラグインがない
- ページ目次もない
- サイドバー否定
- メニューの中身や並び順
あと、名前にWikiを連想させる部分がないところとか!(笑)
やっぱ、Wikiエンジンはちょっとストイックな方がいいな。KoBitもそういう方向を目指してたんだけど、カンペキに開発が止まってるからなぁ。何か画期的なアイデアでも思いつかない限り、再開はなさそう。
◆ yamk [アウトソースリンクからえらい飛んできてびっくり。いちおう書いたけど。]
2005-01-12(水)
■ ただいま、入院中
実は、4日からずっと入院している。 病名はあえて書かないが、もうしばらくは入っていそうな雰囲気である。 最近やっと、日記を書くくらいの気力が出てきたので、書いてみる。
なお、このエントリは告知が主な目的なので、見舞いツッコミはおやめください。 本当に急ぎの用がある人は、直接メールか電話を(電話の方がいいな)。
◆ fujishima [病院にネットワーク環境があるんですか?]
2006-01-12(木)
■ Wiki小話/Vol.5募集開始
前から話だけはあった「Lightning Talks大会」だな、これは。ネタはあるようなないような、という状況だけど、プレゼン準備する時間がなぁ……となやんでいたら、ゆきちさんが「予約」という技を繰り出してきたので真似てみた(笑)。
場所は、ちょうど昨日Tech総研の記事で読んだdotBARだそうだ。「Mixi内コミュニティ限定」という閉鎖性からちょっと引いていたんだけど、興味はないこともないので見学するにはいいチャンスだろう。
2007-01-12(金)
■ はてなグラフでダイエットに挑戦(1)
- 正月休みを怠惰に過ごしすぎてだいぶ体重が増えた
- ダイエットでもするか。体重と摂取カロリーの管理をしよう
- グラフがつけたいね。はてなグラフを使おう
- 昼休みにAPIのRubyバインディングをGET
- Ruby 1.8.4以降が必要と知って「ギャッ」と言う(Debian sargeは1.8.2)
- Ruby 1.8.5-p12を持ってきてビルド
- 動かそうとしたらproxyに対応してないことに気づき、パッチを作成↓
Index: graph.rb =================================================================== --- graph.rb (revision 4) +++ graph.rb (working copy) @@ -48,7 +48,15 @@ req = ::Net::HTTP::Post.new(url.path, headers) req.form_data = params req.basic_auth url.user, url.password if url.user - ::Net::HTTP.new(url.host, url.port).start {|http| http.request(req) } + + proxy_host, proxy_port = (ENV['HTTP_PROXY'] || '').split(/:/) + ::Net::HTTP::Proxy(proxy_host, proxy_port.to_i).start(url.host, url.port) {|http| + http.request(req) + } end def wsse(username, password)
- 体重の更新ができた
- 摂取カロリーは、食事のたびに携帯から追加するようにしよう
- はてなグラフは更新APIだけしかないことに気づく ←いまここ
なかなかダイエットにとりかかれません。
◆ TrackBack [http://sho.tdiary.net/20070113.html#p03 ただのにっき はてなグラフでダイエッ..]
2008-01-12(土)
■ Dokan SSHFSを使ってiPod touchをWindowsにマウントする
(Macで)iPhone/touchをディスクとしてマウントするという記事を見かけたので、「それWindowsでもできるよ」という記事を書いておく。Dokan SSHFSを使うってだけの話だけど。
Decasというサイトで公開されている、Dokanライブラリとそれを使ったDokan SSHFSというツールを使うと、SSHでアクセスできるホストをネットワークドライブとしてマウントできる。JailbreakしてあるiPod touchはSSHが標準で入っているので、この手が使えるわけだ。
Downloadのページ経由で以下のファイルをGETしてインストール。この順番でインストールする:
- Dokanライブラリ
- Visual C++ 2005 SP1再配布可能パッケージ
- Dokan SSHFS
あとはDokanSSHFS.exeを実行すればよい。HostにはWiFiでつながったiPod touchのIPアドレス(わからない場合は設定画面から確認できる)、Userには「root」、Passwordには(よい子のみんなは変更してあると思うけど)rootのパスワードを入れて「connect」。これで設定したドライブ(デフォルトは「N」)にiPodの「/」がマウントされる。
シンボリックリンクになっている/varや/tmp、/etcなどが参照できないけど、/privateの下が実体なのでそれを見ればいい。
まぁ、MobileMail.appもInstallerで入れられるようになった今ではそんなに使い道はないけど、スクリーンショットをわざわざメールで送ったりしなくてもいいのは楽だね。
■ KDDI「ひかりone」の営業に危うくだまされそうになった話(1)
これは告発記事になる予定です:-)
今日は午後からKDDIの工事が入るので、出かけるのもままならず、家で待機していた。この家を建てた時に加入した東京電力の「TEPCOひかり」は、今ではKDDIに買われてしまっているのだが、このたびその移管作業が正式に行われるらしい。
……と、今日まではそう信じていたんだが、どうも違うっぽいのである。
最初に「なんか変だな」と感じたのは、あらかじめKDDIから送りつけられてきた荷物を開けてみたときである。中に入っていたやたらと巨大な機器は「ホームゲイトウェイ」というものだと言うのだが、どうみてもNECのブロードバンドルータである。もっともただのルータではなく、電話やTV視聴用セットトップボックスへの出力端子がついている。説明書を読んで理解したところでは、「ひかりone」ではインターネットだけでなく、電話やTVも扱えるそうなので、こういう特殊なルータが必要なのだろう。もっとも我が家はケーブルTV(J-COM)の電話やTVを入れているので、こんなサービスは不要である。
おまけに説明書には、ONU*1にこのホームゲイトウェイを接続する方法しか書いておらず、普通のルータが使えるのかどうかもわからない。にもかかわらず、WiFiを使うには有料のオプションカードを買わなければいけないという。なにこれ。話にならないじゃん!*2
そもそも、先月(2007年12月)14日に、KDDIの営業が直接訪ねてきて、(平日の日中なので)かみさんが対応したときから、なんだか怪しい話だった。営業氏の説明(と、それに対するかみさんの対応など)を列挙すると:
- 「TEPCOひかり」が「ひかりone」になる
- →これはまぁ、わからんでもない。かみさんも会社が替わったことは知っていたので理解。
- TEPCOでは100Mbpsの専用回線だったが、oneでは共有回線になる
- →「遅くなるじゃないか」とかみさんはツッコんだそうだが、「そうならないように回線を増強します」と説明されたとのこと。あまり筋の通った話とも思えないが。
- 電話やTVも使えるようになります
- →かみさんは、どちらもJ-COMのサービスを使っていて乗り換える気はないと説明。
- 回線が変わるので、工事が入る。ONUを交換して、「ホームゲイトウェイ」というものを挟んでもらうことになる
- 「ホームゲイトウェイ」とやらがなんなのか説明なし。既存のルータを置き換える必要も説明なし。
- 他に選択肢がないかのような口ぶりで、有無を言わさず契約書にサインさせた。
で、今日がその工事日。業者の人(おそらくKDDIの下請けだろう)が来たので、「今使っているWiFi対応ルータがそのまま使えないと困る」と説明したら、ホームゲイトウェイしか使えないのでそれはできないとのこと。それでは話にならないので、とりあえずお引取り願った。たぶん彼らには何の非もないので、申し訳ないことをした。
その後、@nifty(うちの契約プロバイダ)に電話して*3状況を説明すると、どうも話がかみ合わない。@niftyのオペレータにすれば「(TEPCOから引き継いだ)今の環境で不満がないのに、なんでわざわざひかりoneに乗り換えるのか」とでも言いたそうなんである。
よくよく聞いてみると、TEPCOひかりのユーザはひかりone Tシリーズというサービスに自動的に移行しており、これは今までどおり利用できる。工事もホームゲイトウェイもいらない。一方、今回乗り換えることになっているひかりoneは、電話やTVが付加されるが、共有回線になるので工事が必要、と。
「じゃあ、乗り換えなくていいんですか」と聞いたら、「そうだ」と言う。つまりKDDIの営業は、会社が変わったから回線も切り替えないといけないかのように振舞って、客が望んでもいないサービスへの切り替えを迫ったということである。これじゃまるで詐欺だ*4。
だまされたっぽいことが判明したので、@niftyにはその場で契約変更のキャンセルを申し入れ、受理された。もしホームゲイトウェイにWiFiカードが付属していたら、このことに気づかないまま条件の悪いサービスを受け入れさせられるところだったぜ。
その後、KDDIのサポートに電話して、どういうことかちゃんと説明しろと迫った。←いまここ。
この記事が「(1)」になっているのは、連休明けに営業氏から言い訳の電話を入れるように要請したからである。今日の話は、基本的にかみさんからの一方的な情報しかないのでバランスが悪い。いちおう先方の言い分も聞いておかないとフェアではないので*5、火曜に連絡があったら「(2)」を書くつもり。
◆ ひかりONE販売員 [某量販店でひかりONEの販売していました。 なんというか・・・皆様の話が事実であるなら残念です。問題のTEPCO切..]
◆ 騙されそうに...。 [私「KDDIの代理店ですか?」 販売員「いや違います。KDDIから委託されている 者です」 実際には、代理店そのもの..]
◆ 通りすがりのもの [私も騙されたみたいですね…。 私は、書類記入の後に、KDDIから確認の電話があった時点で、不審な点(代理店の営業の人..]
◆ ななしの権兵衛 [TEPCOシリーズは、来年の3月一杯でサービス停止になりますが、その後皆さんはどうされたのでしょうか?]
◆ ただただし [>ななしの権兵衛 サービス停止というのは、現時点では非常に信憑性の低い噂としか思えないのですが、なにか根拠があります..]
◆ ななし [サービス休止 http://www.kddi.com/corporate/news_release/2009/12..]
2009-01-12(月)
■ Cradlepoint PHS300を試す
某所でPHS300を試せる機会があった。PHS300というのは、E-MOBILEのD02HWなどを接続するとWi-Fiルータとして機能するもので、ようするにインターネットアクセス回線がないところで、複数のマシンにネット接続を提供できるようになる便利小道具である。
電源を入れて写真のようにつなぐだけでいいというお手軽さで、じっさいすぐに接続された。Wi-Fiで接続すると、最初にWebブラウザにパスワードを求めるページが表示されて(192.168.0.xなローカルアドレス)、その後は普通にネットが使える。うーん、想像以上に便利。
最初につないだときはけっこう頻繁に接続切れてしまい、ちょっと不安定すぎて使い物にならない感じだったんだけど、一度D02HWをつなぎなおしたら、その後は極めて安定していた。
うーん、欲しいな。実は、PHS300はバッテリを搭載していて、2時間くらいは連続して使えるらしいのだが、たった2時間でどうするという気もする。日常的な用途としてはiPod touchにネット接続を提供することになるだろうけど、この大きさのものを毎日持ち歩くのもなんだか微妙だ。全部でD02HWくらいの大きさだったらいいのに(笑)。
バッテリがいらないとなると、別メーカーの製品だがcovia CMR-350というのもあって、こっちのが安い。もっとも大きさはそんなに違わないのだけど。
2010-01-12(火)
■ Sleep Cycleの代わりに猫アラームを導入しました
iPhoneで気持ちの良い目覚めを約束してくれるSleep Cyleを導入してから、1ヶ月が経過した……というか、年が変わってからは一回も使ってないんだけど(笑)。というのもグスタフを寝室に入れるようになってからというもの、目覚ましよりも猫に起こされるようになったからである。
この猫アラームがまた、じつに絶妙でありましてな。
夜中に寝てる間はだいたい、掛け布団の上で丸くなっているんけど、おれが起きる予定のおよそ30分前くらいに起きだして、おれの頭のあたりをうろうろし始める。そこで布団をちょっとめくってやると入ってきて、ゴロゴロ喉をならしながらしばらく大人しくしている(おれも半睡状態)。その後、腹が減ってまた活動し始めるのが約30分後……ということで、ちょうど目覚ましが鳴るあたりのタイミングで起こされるのである。
これぞSleep Cycleに期待された動作そのもの。というわけで、Sleep Cycleが不要になってしまった。というか、Sleep Cycleが期待どおりに動作したことなんてないんだけど。
もっともこの猫アラーム、寝る前にひと騒ぎあるというのが難点なんだが。なんで猫って夜行性なんですかね……。
2011-01-12(水)
■ Wikisourceで(ちょっとした)編集合戦を体験した
こないだ紹介した『プログラマが知るべき97のこと』、いつまでたってもAmazonに入荷しないのでグチっていたら、中尾さんに指摘された:
@tdtds かの本のXIIページによると、エッセイは CC-BY 3.0 US とのことなので、テキストデータ化して毎日一エッセイ表示するアプリをつくって流通させてしまいましょう。
— NS(id) (@32nm) January 9, 2011
なるほど! 読み飛ばしていたが、たしかにCCだって書いてある。原書がCCであるにも関わらず、翻訳されると(意図的かどうかわからないが)なぜかライセンスが抜け落ちてしまう書籍が多い中、素晴らしいことであります。
で、さっそく(中尾さんが)Wikisourceに目次ページを用意したので、試しに5つほどページを起こしてみた。なにしろこっちは自炊済み、OCRがテキスト化してくれたPDFファイルがあるので、事実上コピペするだけである。
それが日曜夜のこと。
翌朝、ページをリロードしてみると、早くも削除対象になっていた(笑)。仕事はえぇ。
いや、CCなんだから不当な削除なんだけど、明らかに書籍をもとにした文章を何の断りもなくコピーしたのだから、むしろしっかり自警がされているということで、Wikisource的には好ましいのではないかと思う。ザルよりは少しくらい過剰な方が良い場合もある。
で、ちゃんとライセンス的に問題ない旨をノートに書いて復活。そんでもって翌日にみてみたら、また削除されてるの(笑)。
その後の展開は削除依頼のページを見ればわかるように、ちゃんと誤解が解けた上に、適切な書き方まで指導してもらい、おまけに目次には最初の5つばかりか、なぜか残りの100あまりの項目まで並んでいる(←いまここ)。
今回のは「編集合戦」と呼ぶほどのものではないけれど、ライセンスがはっきりしたものしか載らない/載せないWikisourceだからいいものの、Wikipediaでこういうことが起きたらたしかに収拾がつかなくなるのもわかるわなぁ。
ちなみにオライリーの営業妨害をするつもりはないので*1、おれは(少なくとも十分に時間がたつまで)これ以上の追加はしないけど、ライセンス上の問題はまったくないので、残りの100項目あまりの追加はご自由にどうぞ。
*1 だから早くAmazonで買えるようにして下さい。
2012-01-12(木)
■ 情報共有の未来 (yomoyomo)
はてなダイアリーでは単著のない人は肩身が狭いそうで*1、そんな単著童貞からyomoyomoさんもこれで卒業である。おめでとう!
今はなき「WIRED VISION」に掲載されていたブログ「情報共有の未来」(現在はアーカイブで公開中*2)をまとめた、いわゆるブログ本という扱いになる。期間は2007年から2011年の足かけ5年。インターネットにおける情報のありようを時事ネタをからめつつ語るというスタイルなので、とうぜん2012年現在からみると古びている。だからこの話を聞いたときは書籍にまとめるには向かないのではないかと思ったが、ほとんど各章すべてに現時点からの振り返りとなる「あとがき」が付けられて、これがけっこう面白い。もちろんこれはアーカイブでは読めない書籍だけの特典である。
さて、本書のキーワードは文中であえて日本語訳を当てはめていない「generative」と「sustainable」のふたつだろうなと考えながら読んでいたら、「おわりに」でまさにそう書いてあったのだった。このふたつが重要だというのは個人的にもおおいに同意。わりと最初の方から登場するgenerativeに対し、sustainableはほぼ終章近くになってからようやく登場なのだけど、各章の「あとがき」で紹介したサービスなどがその後ちゃんと継続しているかどうかを振り返ることになっているので、結果的に全編にわたって「sustainableさ」が検証されているという構造。面白い。
全体をとおして読むと、この5年(というかもっと遡って10年くらい)は、「本質的に自由になりたがる『情報』というもの」に、共有をとおして自由を与える勢力と、枷をはめて行動を制限したがる勢力のせめぎあいだったのだなぁとわかる。そういう意味で「情報共有の未来」というタイトルはなかなか深い。両勢力はときに一方がときに他方が陣地を獲得しつつ、現在は制限サイドがやや優勢になりつつあるという状態で、本書のトーンもやや暗い感じで終わっているのだけど、個人的には「共有」というプロセスを経て初めて単なるビット列が「情報」となるものだと考えているので、人類が情報を我が物とする未来にはかならず「共有」サイドが勝利をおさめていると信じたい。
ところで「yomoyomo文体」は文中に多数のリンクをはることで多様な情報を紹介しつつ、そこから浮かびがる新たな視点を提示するところにその面白さがあるのだけど*3、結果としてKindleを常時WiFi接続しながら読むハメになった。従来の「読書」とはだいぶ趣の異なる体験であり、正直なところ少し疲れたかな。ただ、巷にあふれる海外情報をひとつだけ、抄訳とスクリーンショットで紹介してリンクは文末に申し訳程度にはるようなブログに比べ、本書はまさに「ストロングスタイル」のブログと言えよう。読者のひとりとして、「諸君、これがブログというものだよ」とドヤ顔のひとつもしたくなるというものである。って、おれが威張ってもしょうがないのだが。
とまぁそんなことを、ブログを始めることををかたくなに拒否していたブログブームの頃のyomoyomoさんを思い出しつつ読んでいたのであった。
2013-01-12(土)
■ https://www.amazon.co.jp/dp/9784153350014
1年以上前の本ですが(現在、電子積読82冊)。終盤、いいところで物語がバツっと切れて「えっ」となった。三部作の1冊目だそうだ。知らずに買ったおれも悪いが、せめてサブタイトルに「××シリーズ[1]」とか「○○三部作」とか入れといてくれ……。自炊するようになってから裏表紙のあらすじとか読まなくなっちゃったもんなー。ただ、ちょうど先月に最終巻まで翻訳が揃ったようなので、残りもとっとと買うべきだ。
さて気を取り直して。
いやー、いいジュブナイルを読んだ。世のお父さんお母さんはぜひこれをお子さんに読ませてですね、ゆくゆくは立派なSF者にしたててもらいたい(笑)。
最初は「ふーん、スチームパンクか、さすがにそろそろ飽きたな」とか思って読み始めたんだけど、実際は蒸気機関よりは少し時代が下って第一次対戦勃発のころ。イギリスはダーウィンが遺伝子操作技術を開発して一大バイオテクノロジー国家になっており、対するドイツは内燃機関を発達させて多足歩行機で軍を構成している*1。もちろんどちらも「ありえないほど」に進歩しすぎているのでここがファンタジーなわけだけど、それでもクジラの遺伝子から作られた生きた巨大飛行船 vs 地上を八本の脚で移動する弩級戦艦なんてものを見せられたらなんでも許しちゃう気になろうというものだ。とくに飛行船の方はさまざまな遺伝子改変動物たちが独自の生態系を形成していたりして、なかなか面白い&キモくて良い。
これに、育ちも身分も違う主人公の少年少女によるボーイミーツガールがあって、それが実にじれったい進展ぶりで……とジュブナイルの王道もしっかり押さえている。ふたりの違いを際立たせる言葉づかいを選ぶ翻訳もいい感じだ。「イラスト」と呼ぶのもはばかられる挿絵もタッチがちょっとレトロな感じで、雰囲気をもりあげる。これは3冊まとめて買って一気に読むべきだったなー。
https://www.amazon.co.jp/dp/9784153350014
https://www.amazon.co.jp/dp/9784153350045
https://www.amazon.co.jp/dp/9784153350076
*1 ここで当然「ドイツの科学力は世界一ィィィ」を思い浮かべる。ちなみに副題にある「蒸気機関」はこの世界ではすでに時代遅れな技術なので(ケロシンを使う内燃機関が使われているようだ)、ちょっとそれはないんじゃないのという感じである。
2014-01-12(日)
■ ハードディスクレコーダーを買い替え
こないだスカパーのチューナーがHD対応になったのを期に、光学ドライブが死んだままで騙し騙し使っていたハードディスクレコーダーも買い替えた。で、先代を買ったのいつだっけ……と日記を検索して丸8年も前の話だとわかって愕然とした。よくもったなぁ。
今回も(他の機器との連携を重視して)Panasonicに。少しいいのにした。
https://www.amazon.co.jp/dp/B00FKKO5VK
さすがにこれだけ世代が違うとずいぶん進化していて、なんたって大きさの違いに驚いた。底面積で半分くらい、高さも半分近いから、ざっと1/4くらいの体積だ。おかげで入出力端子もずいぶん減ってしまっていて、CATV(地デジ+BS含む)にスカパーがある我が家の場合あきらかに入力端子が足らないのだけど、なんとPanasonic同士はネットワークにつなぐとLAN経由で録画ができるというのでスカパーはそれにした。
セットアップもずいぶん工夫されていて簡単になった……と書きたいところだけど、やっぱ難しいなぁ。でもこれは放送ソースがあまりにたくさんあるのが原因だ。CATVに加えてパススルーの地デジ、スカパーがそれぞれ別で、途中でFMまで分離しなくちゃならなくて、加えて今度は家庭内LANに参加させないといけない。これで複雑になるなという方がおかしい。CATVやLANケーブルを一本刺すだけでなんでも観られるような国に住みたいよ……。でも、なんとか完了。CATVのSTBが古くて、BSの録画がアナログになってしまうところが残念だが。BSもパススルーならいいのに。あと、見知らぬ家族の写真がデフォルトで入ってるのは気味が悪いのでやめて欲しい(笑)。
ネットワークに参加するとDLNAサーバとしても動作しているらしく、Windows Media Player上に現れたので試しに録画した番組を再生しようとしたらエラー。うんDTCP-IPね、知ってた。そういえばDIGAシリーズには関連するスマホアプリが出てるんだけど、DIGA Contents Linkの評価を見れば、こういう制約がどんだけユーザをがっかりさせるかわかるだろう。こういうくだらない制約をかけるから、テレビ観なくなったんだよな、おれ*1。リッピングできなくなってからDVDも買ってないし、せっかくブルーレイが再生できるようになったけど買わないだろう。本が読めなくなったり音楽が聴けなくなるのは困るけど、テレビ観られなくなってもぜんぜん困らないので、どうぞこのまま自滅して下さい。
*1 ので今やうちのTV視聴環境はほぼかみさんのためのものである。おれはサッカー中継見るくらい。
◆ ちあちゃん [はじめまして!私も、昨日買いました。 無線LANの設定で少し苦労しました。 8年も前に買ったレコーダーからの 買い替..]
2016-01-12(火)
■ Pushbulletと並行してSlackも試用中
ちょっとした通知や宅配トラッカーで使ってるぶんには良かったPushbulletだが、こないだのMackerelの通知に至っては間に2つもサービスが挟まっていて耐障害性が低すぎるので、もうちょっと信頼性(?)の高い感じにしようと思い、(けっきょく)Slackに手をだすことに。最近の監視系サービスはどこもSlackをサポートしてるし。
Webサービス業界の隣にいるとSlack使ってないと人間じゃない気さえしてくるけど、職場では別のチャットを使っていることもあってそもそもアカウントすら持ってなかったんだよね。とりあえずテスト用にぼっちなTeamを作って運用開始。
とりあえずMackerelとLogentries*1のクリティカルなエラーだけ送ってみることにした。あと簡単な単発の通知にはslack-poster gemを使ってこんな感じでpushmeコマンドの代替品を書いた。テキストのポストだけなら簡単で良い:
require 'slack_poster' URL = 'YOUR INCOMING WEBHOOK URL' slack = Slack::Poster.new(URL, icon_emoji: ':mailbox:', username: ARGV.shift) slack.send_message(ARGF.read)
アイコンやユーザ名を自由に設定できるのはいいね、同じchannelに投稿しても見分けがつきやすくて*2。しばらくこんな感じで使ってみよう(すでに宅配トラッカーでSlackをサポートする未来がみえている……ような)。
2020-01-12(日)
■ ミリシタイベント プラチナスターシアター「侠気乱舞」
やっと登場、これでTAの曲は最後かな。ちょっと面白くていいよね、この曲。スペシャルアピールもスペシャル味があって良い。なお譜面はムズい(最近こんなんばっか)。
コミュはCDドラマの焼き直しだけど、いちおう新規録音なのかな。コストかけてんなー。この話はのり子の抑えた演技が良いと思う。
2021-01-12(火)
■ マイナポイントを申し込んだ
せっかく取得したマイナンバーカードが役立たずなことが判明したので、しょうがないのでマイナポイントだけでも全額もらって留飲を下げようと思ったんだけど、使ってるキャッシュレスサービスで対応してるのが(もうほとんど使ってない)Kyashしかない。とはいえあるだけマシである。
スマホのリーダを使わない方法としてはコンビニATMを使うというのがあるけど、困ったことにKyashはこれに対応していない。唯一の方法がビックカメラなどの店舗に設置してある専用端末から申し込むらしいので、日曜にビックカメラへちょっと寄った。
なんとか端末を見つけて、さっそくタップしたら「ネットワーク接続がされてない」とか言われてずっこけたとか、店員を呼んで復旧してもらったら、中から出てきたのはたんなるカードリーダを接続したノートPCだったとか、中身はただのWindowsだけどソフトウェアキーボードであらゆる情報を入力させられて死んだとか、文句を書き始めたらきりがないものの、幸いにしてコンピュータリテラシはあるので、最小限の手間と時間でゲームはクリアした。
で、遅ればせながら今日になってRevolutからKyashへ20,000円分のチャージをしたので、上のスクショのとおり獲得予定ポイントとして上限の5,000円になった。翌月末だから2月28日なればこれがKyashのポイントとして還元される、はず!
◆ projectd@浜松 [え?マスターズに出るの?<泳ぎますた。 体重は戻らないに1000点!と煽ってみる〜]
◆ ただただし [大丈夫、太らないことにかけては自信があるので。]
◆ zoe [Blogkitだったのかあ。っていうのはともかく、新しく色々覚えるのがめんどうなんですよ。っていうかtDiaryが好..]