2000-01-16(日)
■ Netscape Messenger
メール環境をいじくっている。そろそろテスト用アカウントじゃなくて、普段のアカウントからメールを取って来てもいい頃かも知れない。Windows用のNetscapeからも読めることを確認したので、これでいちおうどこからでも読めるはず。ただ、Linux上のNetscapeとWindows用のNetscapeでは、同じ4.7でも動作がけっこう違ったりして混乱すること多し。たとえば、Windowsから作ったフォルダにはサブフォルダが作れないとか(謎)。キーボードからの操作が難しいことを除けば、Linux用の方が使えるというのはかなり珍しいことなんじゃないか。
■ SGmail
とはいえ、けっこうアレだなぁ、とも思うので(メール書いてる途中でよく落ちるし)、他も試してみよう。まずは最有力候補のSGmail。RubyとGTK+で書かれたGUIなIMAP対応メーラである。さっそく最新の3.13をGETして、付属の簡易マニュアルを参考にしながらインストール。Rubyは最新の1.4.3を必要としているので、KondaraのSnapshotから持って来て入れ換えた。さて実行。あり、INBOXしか見えない。しかもさっきNetscapeで消したはずのファイルが見えてる。なんか変だな。3.xにはまだマニュアルがないので、2.x用のオンラインマニュアルをざっと見てみるが、とくに記述はない模様。本気で使おうと思ったらMLに入るなり、自分でほげるなりしないとあかんだろうな。プロトコルレベルではメールボックスの構造なんて見えないはずのIMAPでこう動作が違ってくれちゃったら困るなぁ。どうしたものやら。いちおうメーリングリストには入っておこう。誰か何か知ってるかも知れないし。
■ 他……
他にIMAPが使えそうなメーラと言えば、CUIなmuttか、Emacs系のWanderlustってところか。せっかくだからGUIにしたいし、Emacsは嫌いだし。さーて、困った。当面はNetscaeでいいとしても、なんとかしないとな。自作という究極の選択肢もあるにはあるが(笑)、それじゃメーラ選択の幅を広げるつもりで導入したIMAPの意味がないっつーの。まぁそれも一興だが。とりあえず、一覧で日本語Subjectが読めない点とときどき落ちる点を我慢して(それってすごい我慢のような……)、Netscapeで完全移行してみるか。いつまでもWindowsに頼るのもイヤだし。
■ そんなことより、メーラいじってたらApacheの設定見直しができなかったじゃないか。とほほ。
2001-01-16(火) 消された
■ pos.toにディスクを飛ばされてしまった……。ここ、Rubyが使えるISPってことで、こま犬ライブラリもsupercub.netもこっちに引っ越したんだけど、今回、ディスク障害でsupercub.netの方を完全に飛ばされた。qmailを使って複数のメールアドレスを登録できるのが便利だったんだけど、その設定も飛んだので、方々にUser Unknownを返してしまった模様。申し訳ない。つーか、バックアップも取ってないんかいっ >pos.to いくらRubyが使えても、これじゃなぁ……。
2002-01-16(水) 6559歩
■ 本日のハンティング
tDiary Plugin Listと、Seki's Diaryです(144)。プラグインリストは助かるなぁ(笑)。
NN4でスタイルシートが無効なのは、HTMLソースの中で(NN4のバグを利用した)明示的な除外を行っているからなのです。「media="all"」って部分を検索するとわかります。NN4はこれがあるとスタイルシートを解釈しません。ほとんどのスタイルシートがNN4では正常に表示されないので、そげなブラウザは捨ててしまえ、という意図。
2003-01-16(木)
■ 「tdiary」ディレクトリ
考えてみたら、最初のリリースである0.9.4から「tdiary-n.m.l」って感じのディレクトリに展開されるようになってたし、「tdiary」ってディレクトリに展開されるスナップショットの公開は1.1からなんだから、最初期ユーザがtar玉を解凍したらtdiaryというディレクトリが出てくるなんて状況に遭ったわけがない。おれは無実だぁ〜。
それはそうと、昨日からSourceForge.netのpserverが落ちている(?)みたいで、スナップショットの生成やテーマギャラリーの更新ができてない。困るなぁ。いまスナップショットをdownloadすると数十バイトのゴミしか得られないので注意。
■ tDiary: テーマ新展開(2)
昨日のはてなに続いて、復活したtodo.orgが運営を計画しているWikiFarmでtDiaryのテーマを使うというアナウンス。なんだか、テーマだけ一人立ちしちゃってるねぇ。もはや、おれの手の届かないところに……(違)。
それはそれとして、待望の「国産WikiFarm」誕生なんじゃないの、これは。喜ばしいことですなぁ。
■ サイトのランキング(2)
興味深いと言ったのには、複数の意味があって(いちいち書かなかったけど)、「リンクベースのランキングは本日のリンク元によって混乱させられることの多いのにうまく回避してるみたいだなぁ」とか、「やっぱtDiary界隈で一番盛り上がってるのはアイドル系のコミュニティかぁ」とか(笑)、そういうところ。傾向が見えて面白かっただけなので、ソースの信頼性が云々というのにはあまり関係がなかったりする。
■ はてなダイアリーベータ版
来ましたよ。
2004-01-16(金)
■ tDiary: キャッシュ不要論
あおきさんがキャッシュは悪だと言ったのを受けて、きたがキャッシュを生成しない方法を公開したら、何人か導入してみた人がいるようだ。速度的には前と変わらないなんて報告も。
えぇっ!? あんなに苦労して性能改善したのに、効果がないなんて、そんなはずはねぇだろう……と考えて、ふと気づく。おれが普段使ってる開発環境、PantiumII 266MHzなんだよ(職場のLinuxマシン)。たぶん、tDiaryを動かしている最低レベルのマシンに違いない。コイツで使える性能を出そうと思ったら、キャッシュ使わないわけにはいかんよなぁ(肯定かよ)。まぁ、ちゃんと計測した結果の導入なので、効果はあるはずなのである。マシンが速すぎて埋もれてしまうことも出てきたというだけのこと。
#キャッシュレスtDiaryに関する情報のまとめはこちら
2005-01-16(日)
■ 流動食は続くよ
「今日からカロリーアップですよー」って、ジュースが倍になっただけやんか! 腹が冷えるっちゅーねん。
体重が入院前から4kg減っていた。 「ガリガリ君」が「ガリガリガリ君」くらいになったかな。
■ 日曜は料理番組がない
NHK教育で放送予定の「知床・流氷と生き物たち」って番組は美味そうな気がするんだけど、どうだろうか。
■ ファウンデーションの勝利(上) 新銀河帝国興亡史3 (ハヤカワ文庫 SF)(デイヴィッド・ブリン)
アシモフの宇宙史を全部ぶち込んで、みごとにまとめあげた根性はすごい。 それは認めよう。
でも、小説としてはどうかなぁ。 ベンフォード・パートは論外としても、ブリンもいろいろ手を広げすぎて収拾がつかなくなってるような。
2006-01-16(月)
■ ネットが元凶
今年の目標として集中力の復活を掲げたが、まだこれといった方策を打ち出せていない。とりあえず先日のFEEDBRINGER停止がきっかけで、ネットがすべての元凶だというのは明らかになったので(って考えるまでもなくそうなんだけど)、やはりコイツをなんとかしないと。
よく、時計をわざと10分くらい遅らせて進めておくことで遅刻を防ぐなんてことをしている人がいるが、あれがどうも信じられない。どうしてそんなに簡単に、自分で自分を騙せるのだろうか。おれは自分を欺くことが絶対にできないタチなので、たとえばLANケーブルを抜いたり無線LANを切って「これでネットにつながらないぞ!」と言い聞かせてもダメなのは間違いない。何か理由をつけてつないでしまうのは目に見えている。
そうなるともう、物理的にネットにつながらない環境に移動するしかなさそう。ノートにスタンドアロンな開発環境は出来上がっているから、家の外に出てしまうのは手だろう。W-ZERO3を買ったりしない限り(これは財政的な歯止めがある)、誘惑に負けることはなさそう。今年は「お外で開発」を狙ってみるか。
#もしかして結城さんがマクドで仕事してるのもこれ狙い?
2007-01-16(火)
■ au春モデル、やっとスライドが復活
(もちろん型番が「S」で終わる某メーカーは除外)
というわけで、SAにやっとスライドが戻ってきたので、ちょっと嬉しい。もっとも、今のW31SAにそれほど不満はないので、すぐに買い換えるというわけではないが。選択肢があるというのはいいことだ。
ホントは、(PDA機能やネット接続はW-ZERO3に受け渡しちゃったので)携帯に求める機能はあんまりなくて、通話とGPS付きカメラと時計がついてれば、あとはできるだけ小さいのがいいんだが。2インチ以下QVGAクラスのスライド携帯……なんて、もう出ないだろうなぁ。
とりあえず比較:
W31SA | W51SA | |
サイズ(mm) | 49 x 98 x 23 | 51 x 105 x 21 |
重量(g) | 117 | 146 |
液晶サイズ(インチ) | 2.2 | 2.6 |
カメラ(画素) | 113万 | 199万 |
心配したほど大きくはなってないか? 縦には伸びたけど、2mm薄くなってるし。じゃあそんなに悪くないかも。
あとはまぁ、相変わらずAdvanced Wnnを使ってるところがちょっと(というかかなり)引くね……長文はW-ZERO3で入力するからいいとしても。
■ LDRのUIが改善された
「スポンサーフィード」とやらが表示されるようになって、面食らったりしている人の日記を見かけるが、キーボード操作で開かないフィードがいくら増えたところで、ヘビーユーザには痛くも痒くもないだろう。バナー広告の一種だと思ってスルーしちゃえばいいだけで。
それより、[j][k]キーでエントリの上下をするときの動作が、やっと直感に合った動きになったことの方が重要だ。今までは読んでる途中で次のエントリにフォーカスが移っちゃったりしてたのが、ちゃんと最後まで読んでからじゃないと移動しなくなった。これで失見当識状態に陥ることがなくなったよ。
これだけ長く修正されなかったということは、かなり苦労したんじゃないかと思う(が、わざわざソースまでは見ないのであった)。
2008-01-16(水)
■ Logitechのマウスが壊れたのでMicrosoftに乗り換えた
約2年前に購入したLogitechの左手専用マウスMX-610L、日記には書き忘れたようだけど、実は1年くらい前に右ボタンのクリックがダブルクリックと認識されてしまうという故障で、いちど交換している。保障期間内だったので無償。
ところが、また最近同じ症状が発生するようになった。これがどんだけ困るかというと、ニコ動で動画を最大化しようとするとSMILE VIDEOに報告するウィンドウが開いてしまうのである。困るだろ?
ちょっとググってみたら、Logitechのマウスでこの症状、けっこう報告があるみたい。Logitechのドライバは最悪なので、買ったら即ゴミ箱行きにしていたんだけど、まさか信頼していたハードまでこのアリサマだとは。キーボード主体で使う人なので、マウスの消耗率はそんなに高くないはずのおれでも1年もたないなんて、ありえない。もう買わねーよ。さらば、左利き専用。
で、Twitterで「どこのマウスがいいかなー」とつぶやいたら、立て続けに3人からMicrosoftマウスを薦められたので、久々にMS製品に戻ることにした。初代MSマウス以来だな。
デザイン的にはNatural Wireless Laser Mouse 6000が断然かわいくてよかったんだけど*1、残念ながら右手専用。エルゴノミクスデザインのマウスは左右両バージョンの製造を義務付けてはどうか。
というわけで次点のhttps://www.amazon.co.jp/dp/B000JJSCL6にしてきた。思えば、生まれてはじめてのBluetooth機器だ。
パッケージにVista用のドライバはダウンロードしてこいと貼ってあったので、あらかじめ最新のIntelliPoint 6.2を入手しておいてからセットアップ。すんなりつながった。Logitechのとは感度や加速がぜんぜん違うので、慣れるのに数日はかかりそうだなぁ。まぁ、慣れちゃえばいいんだけど。
それより、iTunesでスクロールが効いたり効かなかったりとか、スリープ中のPCを勝手に起こしてくれたりとか、けっこう不安定なんだけど! なんでMicrosoft製OSと相性が悪いんだよ! たまらんなー。ドライバの進化を待つしかないのか。
*1 古いたとえだが富士通FM-Rの団子マウスに似ている。
◆ ati [1/14前後からこちらのRSSフィードで,livedoor Readerの新着記事にツッコミしか表示されなくなってま..]
◆ UmaShika [livedoorReader で1/14以降、日記本文が RSSフィードに含まれず、ツッコミだけが新着記事になってい..]
◆ ただただし [おそらくですが、開発中のtDiaryに更新時にエラーが出るバグがあったので、フィードが生成されていない時期があったと..]
◆ tama [スリープ中のPCが起きるのは、デバイスマネージャ > マウスとそのほかのポインティングデバイス > (該当のマウス)..]
◆ ただただし [ほほぅ、そんな設定が。試してみます。]
◆ ただただし [tamaさんの指摘のとおりだったので、該当設定を切ってみたら、本当にスリープから勝手に復帰しなくなりました。ありがと..]
2009-01-16(金)
■ テストの重要性が認識されてないのだよなぁ
IDEA*IDEAに300億のボタンという記事が出ていて、ようするに「ECサイトのフォームを改善したら売上が年間300億円も増えた」という話。
改善の内容はありがちというか、いまどきECサイト作るなら常識に入る部類のものなので、「まぁ(300億という)数字はすごいけど今さらねぇ」と思ってみていたら、はてブ数が300近いの。しかもコメントの多くが「ボタン」のことばかり。
違うでしょ。
個別の改善例なんて条件次第でいくらでも良し悪しが変わるんだから、どうでもいい。この話で一番大切なのは、「何も問題がないと思い込んでいた」ウェブデザイナたちに、ユーザビリティテストという「証拠」を突きつけて改善させたというところだよ。
アクセス解析やユーザビリティテストで、作る側の「思い込み」がひっくり返される例は山ほどある。Firefoxにアドオンを山ほど入れて、新しいWebサービスが出たら躊躇なく登録ボタンを押すようなデザイナが作ってくる(思い込みたっぷりの)UIを変更させるには、こういうテストで数字を突きつけるしかない。証拠もなしに思い込みをひっくり返すのは大変なんだから。
「新規登録」ボタンを作ってきたデザイナに「アルファブロガーがこう言ってるから「次へ」に変えましょう」と言ったって説得力はない。そのサイトで、実際のターゲットユーザに使ってもらって初めて、根拠のある改善施策が議論ができるのだ。
そういう意味で、ちゃんと最後にビービットへ話をつなげる田口さんは、さすがわかってる。もっともビービットだけがいい仕事をするわけじゃないけど。
2010-01-16(土)
■ 総務省の「地デジ説明・相談会」が年寄りしか相手にしてない件
今日、総務省から全戸絨毯爆撃型の郵便が入っていて、地デジへの移行について各地で説明会を行うという案内だったのだが。
中に入っていたパンフレットがすごい。表紙の説明が「初めて、我が家にテレビが来たときのうれしさ」「白黒からカラーになったときの驚き」「あの時のテレビの感動を再び……」。おれくらいの年齢でも、テレビがなかった頃の記憶なんてほとんどにないのだから(白黒がカラーになった記憶はぼんやりとある)、だいたい50代以上しか相手にしていない。中のイラストや写真も老人ばかりが描かれていて、完全に若者はターゲットの外である。
これを「これからもTVを見てくれるのは年寄りだけだろう」と見ればすばらしく割り切った良いターゲティング戦略だが、「どうせ地デジのことがわかってないのは年寄りだけだし」と判断した結果なら大間違いだろうなぁ。若い人でもアンテナのこととかわかってない人けっこういるしね。
なんにせよ、この極端さは面白いと思った。実際の説明会の顔ぶれがどうなるのか楽しみだ。……とは言え、うちはすでにケーブル経由で地デジ見られるので行く気ないけど。
◆ たかえふ [総務省の中の人とそういう観点で会話をしたことはありませんが、 現場でスタッフの人と会話をする限りでは、「若い人は自分..]
◆ ただただし [うわぁ……。「2011年7月は血を見る」という予測は何年も前から出てるわけだけど、現場の人にとってはただごとじゃない..]
◆ たかえふ [うーん、でも、これって誰が悪いんでしょうね。 (そもそも、地デジにする必要がないじゃん、っていうツッコミはおいといて..]
◆ ただただし [いやまぁ、「誰」と指摘できるほど具体的に「悪い人」はいないと思いますけど。全国民に確実に周知しなくてはいけない、こん..]
◆ たかえふ [このへんで最後にしますが… > いやまぁ、「誰」と指摘できるほど具体的に「悪い人」はいないと思いますけど。 そう..]
◆ ただただし [>国はどういうような告知をすべきだったんでしょうね? 地デジのプロモーション活動について俯瞰的に見たことがないの..]
2011-01-16(日)
■ はやぶさ、そうまでして君は〜生みの親がはじめて明かすプロジェクト秘話(川口 淳一郎)
「はやぶさ」本、通算4冊目。いよいよ真打ち登場、川口プロマネ自身による書籍である。山根一眞、的川泰宣と筆の立つ人たちの本を読んできて、さすがにもう新しいことはないだろうと思っていたけれど、やはり立場によって突っ込んで書くポイントが違うんだよな、面白い。
例によって(笑)打ち上げまでの話で4割くらい。ホント、日本に限らずプロジェクトが認められて打上げに到るまでで苦労の半分くらいは済んでしまうのが宇宙探査の実態なわけで、ここのところがもうちょっとなんとかならんものかと思う。もっとも「はやぶさ」は打ち上げたあとの苦労も成果も前人未到だったわけだが。
川口さんはメディアに登場するときはいつも冷静沈着で、クールで頼れるプロジェクトマネージャという雰囲気だったのだけど、本書では終盤になるにしたがって今まで聞いたこともないほどエモーショナルな文章が増えてくる。ああ、やっぱり彼も人の子だったのだ、こういう心情は、すべてが終わったいまだから書けるんだろうなぁと思うと、またもやジワっとくるものがあります。
それにしても、イトカワ上空で奇跡の復活をとげたとき、リチウムイオン電池が生き残っていた理由がいまだにわかっていないという話は既知だったっけ? おれは知らなかったんだけど、まさかこんなオカルトじみた話が出てくるとは、現場が神頼みをしたくなるのもわからんでもない。ただ、その神頼みにしたって、本当に人事を尽くしたあとの話なのがよーくわかる。そういう点がすごくしっかり描かれているのが、本書最大の魅力だろう。やはり現場で指揮をとっていた人の話は重みが違う。
もう一冊出ている新書の方も評判いいので読んでみたい……けどまた在庫切れだよ、いいかげん出版社は本気で電子書籍に(ry
2014-01-16(木)
■ https://www.amazon.co.jp/dp/9784150310301
先日「サカサマのパテマ」を観て、本書を思い出したので積読から発掘。SFマガジンに掲載されていたところは読んでいたけど、通して読むのは初めて。で、まさか完結してないとは思わなかった。せいいっぱい好意的に「読者の想像に委ねた結末」と解釈できなくもないけど、普通これは「投げっぱなし」というんじゃないの。ひどいよなぁ。
舞台は「リングワールド」のパチもんで、面白いのはリングの内側じゃなくて外側になぜか人が住んでいるという設定。頭上が地面で、気を緩めると空に"落下"してしまうという設定、これはもう、面白くないわけがない。もちろん小林泰三のやることなので、物理計算に手抜きはない。乏しい資源を奪い合って暮らす絶滅寸前の人類が、謎の古代兵器==巨大ロボットを発掘して、存在するかどうかもわからない「地国」を目指す旅を始めるというストーリーもいい。
でもいいのはここまで。あいかわらずグロい描写が多いけど慣れちゃったし(強い刺激には慣れるのも早い)、こんなにカツカツの生活してる主人公たちが妙に物理学に詳しかったりする奇妙さには始終違和感を覚えた*1。資源不足で汲々してるわりに、話の中では平然と半年とか1年の時間が飛んでしまったりして、切迫感がない。広大すぎる世界を設定してしまったがゆえに時間や距離の尺度が人間の生活とマッチしなくなってしまっている。ようするに世界設定が面白いだけで、物語として説得力がないのよね。
えっ、これ星雲賞とってるの!? へぇ……いや……ふーん……。ところでこの表紙、宇宙船の上下が逆じゃないのかな。彼らは頭を地面に向けて生活してるんだと思ってた。
*1 おかしな物理学に支配された世界で生き抜くには必要な知識だ……と、これも最大限好意的に解釈できなくもないけど。
2015-01-16(金)
■ この日記をHerokuへ移行実験中
最新のrubyはすでに$SAFEの4が使えなくなっていて、それはつまりtDiaryが使っているsandbox機構が用をなさなくなることを意味している。複数のユーザで同じホストを共有している場合、ユーザごとにアクセス権を分けるようにしないと、他人の日記データをいじったりできてしまうのでよろしくない。
というわけで複数ユーザをホストしているような場面では、suExecのような仕掛けを使うか、個々の日記をコンテナに入れるような運用に移行していかなければならない。それを見越してtDiary本体でも従来はローカルファイルに入れていたデータをデータベースにも入れられるようにする仕組みを作ったりと対応を進めているのだが、こないだリリースした4.1.0からプラグインのデータもデータベースに入れられるようになったので、そこそこ準備は整ってきた感じだ(まだ対応しているプラグインが少ないんだけど)。
Herokuのような揮発性のPaaSを使って普通に運用できることを確認するために、この日記のデータをHerokuにコピーしてみた。ストレージにはMongoDBを利用。
ちゃんとコンバータを書いたのでデータの移転作業は順調だったのだけど、なぜかTimeoutで日記が表示されなくて、なんでかなーと悩んでいたら、Amazonプラグインがおかしかった……というかProduct Advertising API用リバースプロキシが過アクセスでエラーを吐いていたのが原因という。そっちかよ(笑)。
rpaproxyはけっこうフリーライダーが多くて、毎秒1回くらいのペースでアクセスしてくるアフィリエイターがときどき発生する。見つけては弾くようにしてるんだけど、この作業自体を自動化しないとあかんなー。
2017-01-16(月)
■ あまりに寒くて給湯器が凍った
この週末は異常に寒くて、最低気温が連日氷点下。相模原の南端にあるこのあたりではけっこう珍しい。雪が降っても氷点下になることは少ないくらいなので。
で、今朝はまたとくに寒いという予報だったが、朝起きて、蛇口をひねったらお湯が出ない! 水は出るので、これは給湯器が凍ったね……。思い返しても子供のころ、世田谷の古い家屋に住んでいたときに家の外でむき出しだった水道管がよく凍ったくらいしか思い出せない。数十年ぶりに自宅の水道が凍ったわけだ。
これが昨年、給湯器をノーリツからリンナイに変えたのが原因だったりしたら笑ってしまうが、Twitterを見ていても同じような境遇の人が多いみたいだし、不意打ちだったんだろう。とはいえ、-3℃程度で凍るなよなぁとは思わなくもないな*1。工事する側も油断してたか。これが緑区だったらもうちょっと断熱に配慮した工事をしたのでは(笑)。
かみさんによると、日当たりのわるい給湯器からお湯が出るようになったのは昼前になってからとのこと。幸い、機械的な問題はなかったみたい。てか買い替えたばかりで壊れたらたまらんわい。もうしばらく寒いみたいだけど、どうしたもんかねぇ。
*1 北海道では-10℃切らないと凍結対策なんてしないと、かみさんが文句言ってる。
2019-01-16(水)
■ ASUS Chromebook Flip C302CAを買った
(4、5年使うつもりと言いつつ)買ってからもう9年になるLetsnote N8がいまだに現役でいられるのも当時の基準でもMaxなメモリを積んだのと、MicrosoftがWindows7のサポートをしてくれているからなんだけど*1、そうはいってもさすがに寿命ぎりぎりな感じになってきたので、冬のボーナスで買うことにした。
ここで満足のいくスペックのWindowsマシンを選ぶと20〜30万円コースになってしまうが、たまにしか使わないものにそんなにかけるのはアホなので、現実的な選択をすることにした。Chromebookである。いま買うならGoogleのPixelホゲホゲが一番いいんだろうけど、日本で売ってない。日本語キーボードで潤沢なメモリを搭載したChromebookというともう、他には選択肢がないので、必然的にASUS C302CAになる。Amazonあたりで売ってるのは4GBモデルまでだけど、直販サイトだと8GBモデルが買えるのでそうした。8GBあれば十分でしょう*2。
届いたモノを見るなり「Macみたい」とかみさんに言われたが、まぁ昨今のノートPCはどれも似たようなもんだよ。もはや色くらいしか差別化要素はない。ご覧のとおりヒンジを手前にしないとロゴがユーザ様に正対してくれないので、またなんかステッカーを貼らないとなぁ。今度はなにがいいだろう? ウケを狙いつつもセンスのいい方向で攻めたい。左上(というか右下)のchromeロゴも合わせてセットで意味のある意匠がいいですなぁ。
Googleのアカウントでログインしてブラウザの同期を有効にするだけで、WindowsやUbuntu上でいつも使っているChromeブラウザの設定が落ちてくるので、すぐにいつもと同じことができるようになる。便利べんり。ローカルのストレージもそこそこあるけど、基本的にデータはクラウドに置くんだから、本体をなくしても困ることがなにもないのが良いですな。
パスワード管理が難問だよなぁと思ったが、いまのChromeOSはAndroidアプリが動くので、いつもスマホで使っているKeepass2Androidを動かしたらクリップボード連携もちゃんと使えてなんの問題もなかった(と言っては嘘になる。指紋認証がないのはやや不便)。
日常使いにはこれだけでも十分なんだけど、さすがに開発がなにもできないのは寂しいので、Secure Shell Appを入れてこないだCloud Garage上に作った開発用のDebianへ入れるようにした。せっかくvscodeに慣れてきたところでまたvimに逆戻りだけど、クラウドIDEにも興味があるし、いろいろ試していこう。
2020-01-16(木)
■ PASMOポイント還元(第1回)を受け取ってきた
消費税10%導入時のショックを和らげるために同時に始まった期間限定のキャッシュレスポイント還元事業、まるでバカバカしい施策ながら、たいした手間がないならもらうだけもらっておこうと思い、事前登録が必要なPASMOなんかもちゃんと登録しておいた。そもそも最近はほぼ現金を使わない生活になっていて、もっぱらPASMOとクレジットカードでしか買い物をしないのでね。
で、他の事業者はその場でポイント分を割り引いてくれたり、あとからオンラインで自動入金してくれるんだけど、PASMOだけは期間中3回にわけて配布される、それも特定の駅窓口まで取りに来いというオペレーション。いまだにスマホにも入れられないPASMO、そうとうIT化が遅れているとは聞いていたが、そこまでとは……というかキャッシュレスなのにIT化が遅れてるとはどういうことなのか?(地獄への入口を覗き込んでる気分)
で、まずは先週、通勤経路上にある小田急の駅に行ってみたら、駅員が紙を出してきてこれに記入しろと言うわけ:
- PASMO ID (英数字12桁)
- ポイント引換番号 (英数字10桁)
- 確定ポイント (260円)
手書きで!?
この段階でけっこう引くわけだが、これを書いたら列に並べという。列には(おそらく)いまだに定期券を自販機で買えない人々がずらっと並んでいるわけです。何時間待たす気だよ……。
たかだか260円のためにこんな苦行に参加する根気はないので、悪態とともにその場を去ったのだが、よく考えればこの地獄を編み出したのは「PASMOのIT化」を遅らせた連中なわけで、窓口の駅員さんはなにも悪くないのだった。ごめんね。
その後、別の路線ではQRコードを読ませるだけですぐ手続きが済むという情報を聞き、今日になって東京メトロの窓口に再チャレンジ。たしかにここではPASMOカードを渡して、引換番号を駅員に見せるだけで手続きが進んだ……が、引換番号は手書きで写されたし、PASMO IDと金額も目視で確認しているようだった。地獄のオペレーションが客から駅員に移っただけやんけ! QRコードの出番は!?
まったく、ひどい世の中である。これをあと2回やるの? なんか申し訳ないなぁ(と思わせてポイント還元そのものを諦めさせる作戦だろうか)。
なお↑の情報はAndroidのICカードリーダー by マネーフォワードを利用。交通費精算とかで便利に使わせてもらってます。マネフォのユーザじゃないんだけど(笑)。
2022-01-16(日)
■ THE IDOLM@STER MILLION THE@TER WAVE 11&12 発売記念イベント昼の部へ行ってきた
ミリオンのリリイベが最近ようやく復活して、待ち望んでいたMTW11の回がMTW12と合同で行われることになったので、行ってきた。例によって天ちゃんが出るイベントは確実に当てていきます*1。それとは別にTC02のリリイベも虎視眈々と狙っているんだけど、いつになるやら。
引き続きオミクロン株が猛威を振るっていて、いまにもふたたび規制がかかりそうな雰囲気だし。2週間後のシンデレラ沖縄公演はとうとう無観客&場所変更になってしまい、そのあとに控えるfinal公演や、ミリオンの8thもだいぶ怪しい雲行きだから、今日がちゃんと開催されてほんと嬉しい。
なお、コロナ対策か技術の進歩か、シリアルは申し込み時にしか使わなくなった代わりに、e+のシステムから顔写真登録やら電子チケットによる事前座席確定やら、ずいぶんと手続きが変わっていた。体温測定とか作業が増えて、現場の人も大変だよなーと思ったけど、このへんのサポートがシステム化されていて、ずいぶんとスマートになっていた。以前は人間が数百人分の抽選番号を連呼していたのにねー。でもスマホ片手に手指消毒はちょっと難しいと思うけどね。
出演は、11から天ちゃん、諏訪ちゃん、こーりー、12からはなんと中村先生と仁後ちゃんである。種ちゃん、ぬーを欠くとはいえ、ASから2人も参加するリリイベなんて貴重すぎる。ダイヤモンドダイバーの生歌を聴けるチャンスなんてそうないですよ。さらに個人的にはオペラセリア・煌輝座の4人は中の人も外の人も好きなので、これは始まる前から神イベ確定です。
前説に知らない人が出てきて「あー、えいちPは転職しちゃったんだっけ……」と感傷にひたりつつも、影ナレが天ちゃんでいきなりテンションあがります。5人が登場して今日の回しは天ちゃん、仁後ちゃんとわかるも、自己紹介直後から中村先生がちょっかいを出し始めて(予想どおり)前途多難。
前半はいつものように曲の話と謎のゲームコーナーだけど、なにせ発売が2020年9月なもんで、みんな記憶がだいぶ怪しい(笑)。さらに歌詞に出てくるキーワードを使った伝言ゲームが、手段としてはハズレと言えるタンバリンを引くキャストが続出してカオスでしかなかった。もう笑わずにDeep, Deep, Blueを聴ける日がくるとは思えない……。
おまちかねライブコーナーはダイヤモンドダイバーから。ぬーのパートをどうするのかと思ったら、そこだけCD音源だった。大胆な。これはミリオンのイベントなので、当然ダンスもゲーム準拠である。2人ともがんばった。それにしても「VIVA☆アクアリズム」でコールできないのは厳しい……。
オペラセリアはなんとヘッドセットでさらにゲーム準拠。ルミエール・パピヨンはあまり好きな衣装じゃないんだけど、今回ばかりはばっちり合ってるとしか言いようがない。これで種ちゃんがいればなぁぁぁ! とにかくこのユニットの曲には印象的なセリフが多いので、ほんと全員そろっていればなぁと残念でならない。まぁ8thで揃うけどね。しかも現地チケット当たってるけどね。
ン年ぶりの品川だったので、ものすごく久しぶりにアンミラに寄って、サンドイッチにした。ライブに来たのに、オーダーするときが家を出てから初めて発声だよ。なんだかなぁ。はやく収束してくんないかね、コロナさん。
*1 譲ってもらったシリアルで当てたくせに偉そうである。
◆ RIKO [はじめまして。 今日、突然思い立って、NN4.5でtDiaryを見たら、スタイルシートが効いていないことに気づきまし..]
◆ ただただし [なんだかオカルトちっくな話ですなぁ(笑)。]
◆ woods [そうそう、http://sodium.dnsalias.com/EP/diary/ なんてのもつくってやりました。な..]