2015-12-05(土) [長年日記]
■ グスタフ、今年のワクチンは大声で鳴くだけ
12月恒例、グスタフのワクチン注射~(ぱふぱふ)。というか、上の愛くるしい写真をみてやってくださいよ。病院に出発するほんの15分前、抱っこしてやったらご満悦で、まさかこのあとキャリーに詰め込まれるとは思いもよらないという表情。今日は昼ごろ、洗面所の修理のために知らない人が家に入ってきて、そのあと逃げ込んだベランダでネットにからんだりしてさんざんだったのに、その上この仕打ちである。
今年は道すがら、例年にないほど大声で鳴きわめいてくれたけど(野球少年団とすれちがったときの視線の痛いことったら)、事前にトイレにも行かせてあったし、お漏らしはなし。診察室でも注射される一瞬だけ騒いだけど、それ以外の待ち時間はわりと大人しかったし、鳴いても無駄だと気づいたのだろうか(ないない)。
2015-12-07(月) [長年日記]
■ 金星探査機「あかつき」、金星周回軌道へ
先日の「はやぶさ2」の地球スイングバイにつづいて、今日は朝から「あかつき」が5年越しのリベンジに挑むということで、注目が続く日本の宇宙探査界隈。臼田さんも大忙しだねぇと思ったら、今回は内之浦とキャンベラで追跡していたのかな*1。今朝も(例によって)猫に起こされたので、夜明け直前の夜空をみたら(左下から)金星・月・木星がほぼ一直線に並んでいたので記念に撮った。手持ちスマホでもけっこうちゃんと写るもんだ。ブレてるけど。
メインエンジンが死んでいるので姿勢制御エンジンだけを20分もの長時間噴射して軌道へ投入されるということだけど、ちょうどその時間は通勤中なので、Twitterで関連アカウントを追っていたら、肝心の8時すぎからパタっと更新がなくなってしまってかなり心配してしまった。こないだの「はやぶさ2」でも同じことがあって「ああ、JAXAの広報、また人手不足か……」と悲しい気分に。おそらく記者会見の準備等でそれどころじゃないのだろう。はぁ、お金ほしい……。
とりあえず噴射は成功という報告が出ているのでひと安心、あとは軌道要素の確定までにちょっと待つ感じかな。ちゃんと観測できるだけの元気が残ってるといいのだけど。
*1 追記: と思ったら臼田も参加していたようだ。あとマドリッドも。
2015-12-08(火) [長年日記]
■ Mackerelの通知をPushbulletにも送るようにした
先日Mackerel+IFTTTで運用担当者がアラートに絶対に気づく仕組みを作るという記事をみかけたので「これは応用できそう」と思って真似してみることにした。そういえば日記には書いてなかったけど、IDCFクラウド上で運用してるサーバはMackerelで監視しているのだ。ただ、Mackerelがサポートしている通知メディアのうち自分が使っているのはメールだけなので、ちょっと通知に気づきにくいのが難点だったんだよね。Pushbulletが使えるなら(いまのところ)それがベスト。
で、上の記事に当初書かれていた:
Mackerel → IFTTT(Maker) → Pushbullet
という流れがうまく動かなくて、ブクマにメモっておいたら気づいてもらえて、いまの記事にあるように間にreflector.ioを挟むようにしたらうまくいった:
Mackerel → reflector.io → IFTTT(Maker) → Pushbullet
もっともMakerが求めてるJSONをMackerelが投げてくれるわけではないので、このままだと単に「何か発生した」ってことしかわからない。せっかく間にreflector.ioをかましているのでここでJSONを加工する。reflector.ioはPipelineという仕組みでこの変換メソッドをJavaScriptで記述できる。
とりあえずMackerelでテスト用のイベントを発火させてみると、こんなJSONが出ていることがわかった:
{"event":"sample","message":"Sample Notification from Mackerel"}
ので、reflector.ioのPipelineはこんな感じ:
var src = JSON.parse(request.body); request.body = JSON.stringify({ value1: src.event, value2: src.message }); return request;
これを通ると、IFTTTのMakerチャンネルに届くJSONはこうなる:
{"value1":"sample","value2":"Sample Notification from Mackerel"}
この「value1」はPushbulletチャンネルでは大文字始まりの「Value1」として参照できるので(2、3も同様)、好きなようにメッセージを組み立てればよろしい。できたレシピがこんな感じ:
実際の通知で使われるJSONはまた違うので、Pipelineを書き換えないといけないのだけど、MackerelのヘルプにあるWebhookにアラートを通知するには通知されるJSONは以下のような内容を含んでいますと書いてあるだけで……「ような」ってなんだよ! 仕様書けよ!!(笑) まったくもー、Web屋はほんと仕様を書かないよな……。
というわけで、実際にアラートが出るまで実用的なPipelineが書けないのだった(という話をMackerel Advent Calendar 2015に書けばいいのでは?)。安定してるからめったに通知来ないけど。
もっとも、こんなに多段にサービスを経由してたら、どこか途中のサービスが落ちてるだけで通知を受け取れなくなってしまうわけで「絶対に気づく仕組み」とはとうてい言えないよなぁ。やっぱMackerel自身がPushbulletをサポートしてくれるのが一番なんだけど(リクエストは行ってるらしい)。
というかですね、この過程でPushbulletがOAuth2に準拠してることに気づいたのだけど、宅配トラッカーでAPIトークンを設定させてるの超ダサいじゃん!! 余裕ができたらOAuth2サポートしよう……。
2015-12-09(水) [長年日記]
■ Mackerelの通知をPushbulletにも送るようにした(2)
昨日はMackerelが検知したalertを、たんにその存在をPushbulletに通知するにとどまっていたが、手元の開発マシンで強制的にCPU利用率が高すぎるalertを発生させた場合のJSONを見ながら、いい感じのPipelineを書いた:
var src = JSON.parse(request.body); var dst = { value1: "[" + src.event + "]", value2: null, value3: null }; switch(src.event) { case "sample": dst.value2 = src.message; break; case "alert": dst.value1 = "[" + src.event + "] " + src.host.name + " is " + src.alert.status; dst.value2 = src.alert.monitorName + ": " + src.alert.metricValue; dst.value3 = src.alert.url; break; default: dst.value2 = "unknown event"; break; } request.body = JSON.stringify(dst); return request;
これで、CPU使用率が徐々にあがってwarning → critical になり、その後下がったようすがこんな感じに通知されるようになった。悪くないんじゃね?
今後は未知のeventが出たらそれに合わせて書き換えていこう。
2015-12-10(木) [長年日記]
■ グラコロ同盟2015、今年は12月11日から
少し前に「今年のグラコロは12月15日から」という情報を得ていて(暖冬なので遅いだろうとは思っていた)、「じゃあRubyKaigi終わってからのんびり作業すればいいや」と安心しきっていたのに、今日になって急に「明日から」なんて情報がわらわらと出始めて、どうも今年も先行発売をする店舗がある、それもけっこうな数で、ということらしい。
ということで、作りかけだったサイトを慌てて整備して、よせばいいのにスマホ向けにflexboxを使ってレスポンシブにしたりして(トップページだけね)、ようやく公開。明日の朝までテスト中。今年からハッシュタグを#グラコロ同盟に変更したので、よりなにやってるのかわかりやすくなったかと。
個人的には明日から三日間、RubyKaigiなのでいきなり出遅れそうな気もするが……。
2015-12-11(金) [長年日記]
■ RubyKaigi 2015(初日)
例年では春ごろ行われるはずのRubyKaigi、今年は諸事情があってこんな時期に。困ったことに、グラコロの先行販売が今日からなんですよ!!
会場もよりのマクドナルドは事前に調査済みだ。というか勝手知ったるカレッタ汐留のマクドじゃないですか。
……というのは昼の話なので、朝から書かねばならぬ。前夜から続く大雨で、家を出るのがいやになるくらいだったところをなんとかがんばって出発したら電車が遅れて、こりゃ間に合わないと思っていたら開始時間を30分早く勘違いしていたのでまつもとさんのkeynoteにはちゃんと間に合った。着いたら着いたでTシャツ + パーカーというやたらかさばるノベルティを渡されてギャーとなる。こんなん、バッグももらわなきゃ持って帰れないやん……(バッグがあるものと思って小さいので来たし)。そんなことは置いといて「Ruby 3.0は(2.0より)3倍速くする宣言」、通称「Ruby3x3」がrubyistたちの共通認識になった。さあたいへんだ(←おまえはたいへんじゃないだろう)。
今日前半の講演にはじつはそれほどビビッとくるものはなくて、でもRailsの話はもうないし(笑)、専門外だけどコアな話がけっこうあって、すぐに役に立たないまでも記憶にとどめておくといい感じの話が多かった気がする。
そうそう、マクドから戻って、ちゃんと寿司にもありついた:
今日の肝は最後の2コマだったなー。「Faml vs Hamlit」の話、まさか開発者が2人ともCookpadの人とは思わなかったわ。まぁ社内で別の実装をコンペするのはアリだと思うし、協調からでなく切磋琢磨から出てくるいいモノもあるからね。個人的にハードタブ対応してもらったいきがかり上、Hamlitを使っていこう(笑)。
最後の「TRICK 2015」は、驚いて、呆れて、笑う。
2015-12-12(土) [長年日記]
■ RubyKaigi 2015(2日目)
会場は築地市場のすぐそばなのでみなさん寿司などを食べに行っているのを横目に、今日も通セット。昨年のチャンプが出遅れてるので単独首位ですよ。一日天下だろうけど。
さて昨日に続いてRubyKaigiへ。そういえば、開催直前になって今年のRubyKaigiプラグインがcommitされたので、→のサイドバーに差し込んである。
今日は朝早いので、rubyistたちの集まりは悪いが、がちゃぴん先生のありがたいお話なのでちゃんと聴く。最初、このままLinuxの話で終わるんじゃないかと心配してたけど、ちゃんと後半はRubyの話になってよかった。年季を積んだ開発者は勘でデバッグしてしまって知識が伝わらない(暗黙知にとどまってしまうという意味だろう)、だからLinuxには(形式知にするための)トレーサやプロファイラのようなデバッグ用のツールが充実しているのだ、という指摘には唸る。これぞエンジニアリングだなぁ。
今日は知り合いの講演は(きっといつか直接聴けるので)あえて避けて、知らない人の話を聴く。RubyKaigiは日→英の同時通訳はあっても逆のない、正味の国際カンファレンスになってしまったので日本人にはいろいろつらいが、これがグローバルスタンダードなのでがんばろう。いろんなデバイスをRubyからコントロールする話、DDR用の足で踏むマット型コントローラでドローンを操縦していてやばかった(聴衆にむかって一直線という意味で)。RubyMotion、あいかわらずMac専用なので聴くだけだったが、iOSとAndroidでコードの共通化が進んでいてすばらしいね。Rustの話は聞きそびれたが(←面白かったらしい)、Goの話は「そんなに苦労してまで使いたくないなぁ……」というのが実感。
mrubyはあまり近づかないようにしていたんだけど、組込みだけじゃなくて普通のデスクトップやサーバでポータブルなバイナリ生成ツールとして使われつつあるのは興味深かった。各種プラットフォームでのテスト用にDocker環境も含めて提供されているのが現代的で面白い。こんどCLIなツールを書くことがあったら使ってみようか。
LTを経て、別会場のオフィシャルパーティへ。てか「懇親会」って言わんのか。さすが国際カンファレンスや。朝・昼と小麦粉ばっかり食べてるのでタンパク質をメインに食しつつ、流れてくる知ってる人・知らない人と会話する。けっこういろんな人たちと話できた気がする。tachikoma.ioの中の人(たぶん)に「たださんが一番ちゃんとtachikoma.ioを使ってくれてるんですよ」と言われてびっくりした*1。今後は「僕が一番、ガンダムtachikoma.ioをうまく使えるんだ」って言うことにしよう。あと、LTでRailsの国際化の話をした学生さんに「就職するならデータをいっぱい持ってる会社じゃなきゃダメだよ」って言った記憶もある。
明日で最終日か。あっという間だ。
*1 tachikoma.ioからのPRがきたら、アプリの場合はマージして、ライブラリの場合はPRを閉じる、という運用をしているということだそうだ。そんなの当たり前だろうと思ってたよ。
2015-12-13(日) [長年日記]
■ RubyKaigi 2015(3日目)
昼休みにグラコロにかぶりついていたら、何人かのrubyistが続々とマクドに入ってきた。みんな寿司食べてるんだと思ってたよ(笑)。そういえばゆうべのパーティでみんなグラコロ同盟や宅配トラッカーの話題を振ってくれていたので、最近作ったサービスもけっこう知名度あるのねと思ったり。
朝イチ(といってもゆうべのパーティの影響を考慮して遅めの開始)のRuby Committers vs the World、一番のニュースはリリースマネージメントから開放されて燃え尽きていたyuguiさんの復活宣言ではないだろうか。もちろんいつもの面白(?)コミット紹介も楽しめた。
ところで今回のRubyKaigiで「あ、これはまずいな」と思ったことに「機械学習系の発表がひとつもなかった」点がある。昨日のパーティでも話題にあげてみたところ、危機感を抱いている人は少なからずいた印象だけど、根っこをたどると数値演算ライブラリの整備をずーっと放置してきたことがあるだろう。気がつくと数値演算方面ではPythonに大きく水をあけられていて、いまやその応用である機械学習では(LLの中では)Pythonの独壇場だ。Webアプリケーションの分野で一世を風靡した気になってる間に、いま一番ホットな領域がまったく話題にならない言語になってしまった。今日は学生無料デーだったのにほとんど来た学生がいなかったらしいし、若い人に見向きもされない言語になってるんじゃあるまいか。5年後に3倍の速度を達成しても、有効に使ってくれる領域はもう焼け野原だったりして。
……という状況で「数値演算でPythonに勝てるか?」という質問がコミッターたちになされ、mrknが「Pythonを使ってみて、同じものをRubyで書いて下さい」と答えたのはなかなかケッサクだったと思う。そう、Rubyはふたたび他言語のフォロワーになったのだ。20年前にもできたんだから、今でもできないわけがない。かな?
その他の話題
- Hyalite、よさ気だけどこれに依存するとそれはそれでヤバい気がして躊躇してしまう。JavaScriptのエコシステムを信用してないという意見にはまったく同意だけど(笑)
- Refinementsは真面目に使っていこうという気になった
- emorimaさんの講演は(聴いたことあるのは)Threadの話ばかりなので、おれの中では「Thread大好きな人」になってる
- Ruby3x3の話題を正面から受けて立った最後のkeynote、最高にcoolだった。やれそうな気がしてきた(笑)。そうそう、彼の作ったpuma、この日記のWebサーバでもあるのだよな、お世話になっております*1
- 次回は京都!? マジかー。会社を説得するハードルが上がったなぁ、つーかさすがにムリじゃあるまいか……
*1 レスポンスが悪いのはWebサーバのせいじゃなくてMongoLabのせい
2015-12-14(月) [長年日記]
■ デレステのLIVE Grooveイベントとは相性がいい感じ
終盤がRubyKaigiとかぶるという難しい時期だったにもかかわらず、また2万位台をとれた。というのも、スタミナ40使って3曲メドレー(PROの場合)、しかも一曲もプレイしない状況でスタミナだけ使って放置可能というレギュレーションは、時間が自由にならないサラリーマンでもスタミナを上手に使い切れるからなんだよな。
というわけで飛鳥を2枚ぶじにGET。このタイミングで声が付くんじゃないかと予想してたけど外れた(笑)。
しかしこの上(2万位以内)を目指そうと思ったらMASTERに鞍替えするしかないので、なかなか厳しいのだった。MASTERの任意の3曲を連続してクリアする実力はないからなぁ(今後もなさそう)。
それにしても、このイベントの直後は急に腕前があがった気がするのはなぜなのか。じっさいフルコンボ率があがるし。
2015-12-15(火) [長年日記]
■ OSS Gateの立ち上げに行ってきた
今日は各地(?)でRubyKaigiの後夜祭的なイベントが行われているようだけど、おれは以前から予定に入れてあったOSS Gate を立ち上げようへ。「OSS Gateとはなんぞや?」という話はOSS開発に参加する人を増やす取り組み「OSS Gate」を開始を参照。ようするにSEゼミでOSS開発へ参加する方法をレクチャーしてみたら、軽く背中を押すだけでよいのがわかったし、楽しいということを知ってもらえたので、この手法を継続的に実施していきたい、という話。
年をとって老い先短くなってくると、ひとつの権利とひとつの義務を意識するようになってきた。権利の方は「(いつ死ぬかわかんないんだから)もう好きなことしかしたくない」ってことで、プログラミングに関して言えば、やりたくもないコードはもう書かないよ、という権利主張だ。まぁこれは以前からだけど(笑)。
いっぽう義務の方はというと、後進の育成……というと硬いけど、若い人をもっと引っ張りあげないとなぁ、という漠然とした内なるプレッシャーを感じていて。たとえばRubyの高速化や数値演算ライブラリの整備なんて自分にできる仕事とはまったく考えてないけど、そういうことができる人を増やすのはおれの仕事だろうとは思うわけだ。もちろんこれまでも、ことあるごとにOSSプログラマの誕生や成長に手を貸してきたけど、もっと組織的にできるならそれに越したことはないわけで、OSS Gateはそのベースとしてうってつけかな、と思う。
というわけで、いろーんな立場の人たちが30人くらいで集まって、グループディスカッションなどを経た上で、近いうちにSEゼミのビギナー向けOSS講座をいっぺんなぞってみましょう、ということになった。早ければ来年早々にやる方向で。
2015-12-19(土) [長年日記]
■ わさます忘年会だった
毎年恒例のわさます忘年会。そういえば5年前の今日もそうだった(いまはなき秋葉原のKIICHIで)。
とその前に、昼から暇だとつぶやいたら急遽0次会をやろうという話になり、アキバのパセラに6人ほどで集まって最近出たばかりのミリオン2ndライブBDを鑑賞する会に。もっとも、3時間とっても1日分をぜんぶ通して観ることすらできないのだが。Sentimental Venus*1やEternal Harmony、未来飛行のような必見パートを押さえつつDay2のディスクだけを再生して忘年会会場へ。
忘年会の会場はひさしぶりに大和路目黒店なんだけど「店内で安心してシャンシャンできる*2」というのが選択理由だったという。この人数で予約すると間違いなく中央の大きな座敷を専有できるからね……。案の定、みな自由にスタミナを消化していた。
今年はアイマス10周年ということでイベント目白押しだったから、このメンバーとはなんだかしょっちゅう会ってた気がするけど、来年のミリオン3rdはぜんぜん現地チケットが当っていないので、次は新年会でもしないと会えないねー、という話をしていた。ほんと今年はアイマスづくしだったもんなー。さすがに今年だけの特殊な状況だったとは思うけど(←甘い)。
2015-12-20(日) [長年日記]
■ バッグ買い替え
通勤用のACE GENEのバッグがくたびれてきたので買い換えた。前回の買い替えから7年半くらいか。もっと使ってると思ってたけど、まぁじゅうぶん長持ちだなぁ。
TUMIをはじめとしたナイロン系のバッグは表面のテクスチャがテラテラしていて好きになれないのだけど、かといって毎日毎日持ち歩くものを革のような重い素材にしたくはないしなぁ……と思案しつつ選んでいたら、またACE GENEになってしまった。いままで使っていたヤツの後継モデル48171(今回はパーマリンクがあった)。ナイロン系だけどぎりぎりでテラテラしてない。
とはいえ、先代は各所にチタンを使うなど男の子が好きそうな「軽量化アピール」が入っていたけど、現行モデルにはそういうこだわりをあまり感じられないのは残念だ。実際には100g近く軽量化されてるようだけど、そりゃ樹脂を使えば軽くなるよな。ファスナーも開閉音が目立つ。あと、旧モデルの方がエッジが立っていて自立しやすいし、ヘタりにくい気がする。まるで軽量化をすすめすぎて居住性が犠牲になってしまったスポーツカーみたい。つまり旧モデルの方が気に入ってるということなんだけど、もう売ってないんだからしょうがない。
2015-12-22(火) [長年日記]
■ EPUB書籍に正誤表を反映する
ご多分にもれず、akrさんの「APIデザインケーススタディ ――Rubyの実例から学ぶ。問題に即したデザインと普遍の考え方」、EPUB版を発売日に購入したわけだけど(読んだとは言ってない)、さっそく正誤表が出ているので、読む前に反映できる部分は反映しておこう。
EPUB書籍の場合、編集は非常に簡単で:
- 拡張子.EPUBを.ZIPに変更
- ZIPファイルの中から該当するHTML(XHTML)ファイルを抜き出す
- HTMLファイルを編集してZIPファイルに戻す
- 拡張子.ZIPを.EPUBに戻す
以上。手持ちのビューアで読みづらいスタイル指定がされてる場合なんかも、同じ方法で.CSSファイルを編集することが可能だ。
akr本の場合、正誤表はページ数指定なので、HTMLファイルを特定するのにPDF版を参照してページ数から章番号を突き止めるしかないのがやや面倒だけど(とはいえファイル名が指定してある正誤表なんてみたことないが)、数が多くなければたいして面倒ではない。というか面倒なら版元のアップデートを待てばいい。gihyoがアップデートを配信してくれるか知らんけど。
ともあれ、こんなことができるのも、ちゃんと正誤表を公表してくれる著者と、DRMをかけない素のEPUBファイルを配信してくれる出版社があればこそ。感謝したい。
↓gihyo.jp用のプラグインがないのでAmazonへのリンクになってるけど、言うまでもなく↑のリンクから電子版を買うべきである。
APIデザインケーススタディ ~Rubyの実例から学ぶ。問題に即したデザインと普遍の考え方 (WEB+DB PRESS plus)
技術評論社
¥3,058
2015-12-23(水) [長年日記]
■ ごちそうの日
えーと、いつもの。丸鶏を切り分けるのも慣れてきたね、マニュアル読まなくてもできるようになったし。今年は皮がいっそうパリパリで美味しかった。肉汁もあまり逃げなかった感じでジューシーだった。明日はたぶん骨でとった出汁でラーメン。
ケーキもいつものアンリ・シャルパンティエで、12cm。いちごがうまい。甘さがそうとう抑えてあるのでクリームの風味がよくわかるねぇ、と気づいた。
2015-12-26(土) [長年日記]
■ Ruby 2.3.0へ
例年どおり25日にrubyがリリースされたので「帰ったらさっそくアップデートだ」と思っていたが、昨日は仕事納めで*1、軽く飲んで帰ったらまったくそんな感じにはならず、翌日の今日からずるずると開始……。
とはいえ手元の環境はrbenv + ansibleのおかげでさくっと終わり、トラブルもなかったんだけど、面倒なのはHeroku上のサービス群なんだよなぁ。HerokuではGemfileにrubyのバージョンを指定するんだけど、それってつまりGemfileを書き換えてcommit→pushしてまわらないといけないわけで、前回の2.2.4のときにもやったけど少々(すごく)かったるい。
で、Herokuのドキュメントには
ruby ENV['CUSTOM_RUBY_VERSION'] || '2.0.0'
とあって「なるほどー!」と思ったのですでに仕込んであったのだ。今回はconfig:setで「2.2.4」を「2.3.0」書き換えるだけだぜー → エラー。うん「Changing environment variables does not recompile your app. For a Ruby version change to take effect through this method, you’ll need to deploy the app again since Ruby is vendored into each slug.」って書いてあるし。とほほ。
けっきょくpushしないとあかんのだったら意味ないよなぁ。masterブランチを汚したくないからとりあえずこんなスクリプトを走らせたが:
#!/bin/sh if [ $# -ne 1 ]; then app=`basename $PWD` else app=$1 fi heroku config:set CUSTOM_RUBY_VERSION=2.3.0 -a ${app} git checkout -b heroku_recompile git commit --allow-empty -m 'empty commit' git push -f git@heroku.com:${app}.git heroku_recompile:master git checkout master git branch -D heroku_recompile
これはダウンタイムが発生するから良くないのよなー。普通にGemfile書き換えるのがスジか。同じリポジトリから複数のアプリに同時デプロイするtDiary.Netみたいな場合はとくに。
*1 本当は28日まで出社日なんだけど職場の満場一致で25日までになった。
2015-12-28(月) [長年日記]
■ ひさびさにバイク
仕事納めの翌日から怒涛の大掃除ウィークに入っていたわけだが、一日くらい休まないとということで、バイクを引っ張りだした。いつものように早起きしようと思ったけど、2匹の猫に固められてベッドから抜けだせなかったので10時ごろにずるずると出発。
今日は今年一番の冷え込みということだったのでうんと厚着してきたらそうでもなくて、やっぱり寒いのは太陽が出る前に出発するからあかんのや、と気づく。といっても、やっぱり遅い時間は道路が混んでいるので良し悪しだなぁ。
ルートは東名~ヤビツ峠~宮ヶ瀬ダムという軽いツーリング。ほぼ休まず走り続けたので写真も撮らず。しばらく乗ってなかったわりにはエンジンも好調で、たいへんいい気分だった。冬のバイクはいいな。年明けからも乗っていこう(とか毎年言ってる気もするが)。
で、帰ってきてからひさびさにグラコロ同盟へ復帰。会社がないとなかなかマクドに行く機会がない。デミコロが簡易包装になってるなぁ。年明け早々に終わる感じ?
■ デレステイベント「Snow Wings」
デレステの新曲「Snow Wings」のイベント終了。スタミナさえ無駄にしなければ、5万位以内(イベントSR 2枚取り圏内)はわりと楽にクリアできるようになったなぁ。これというのも、Sランクが取れるMaster曲がおねシン、とどけ!に加えてS(mile)ING!やHappyx2 Days、You're stars shine on meが増えたおかげだ(H2Dはまだちょっと怪しいけど)。
それにしてもSnow Wingsはきらびやかでクリスマス・ソングらしい、いい曲だねぇ。はやくCD化して欲しいわ。デレステ譜面だと最後の「Wing of snow」リフレインから最後のロングスライド(PROの場合)がすごく好き。
THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS STARLIGHT MASTER 01 Snow Wings
日本コロムビア
¥1,050
2015-12-29(火) [長年日記]
■ 数ヶ月におよぶ切り株との戦いに勝利(ただし一時的)
5月に下準備をし、先月敗北した庭の切り株を、ついに掘り出した。あー、長かった。こいつを支える役目を担っている一番重要な太い根を見つけて切断するまでが肝で、あとはぐらつきを増す方向でちょっとずつ根を切っていってなんとか退治できた。遅くとも年内にはと思っていたので、これでおれの今年の仕事はおわりだー(←まだ大掃除が残っている)。
とはいえ、反対側には同じくらい太いのがまだ一本残っているので、この戦いは終わっていないのであった。でもそれは来年。
■ tDiary 4.2.1リリース
年末の慌ただしい時期だが、恒例のtDiary肉の日リリース。今回も@machuにお願いしてしまった。助かる助かる。
先日出たばかりのruby 2.3サポートはもちろんのこと、今回もまた盲腸(CoffeeScriptなどなど)を切ったりいろいろしている。個人的には、表示するたびにDBを全部なめていることが判明したカテゴリプラグインをリライトして少し軽くした版に置き換えようと企んだのだけど、ruby 2.0ではsecurity errorになってしまうので(つまり従来の非効率はこれを回避するためだったということ)、いったんcontribに入れておいて、2.0がEOLになる次回リリースで置き換えることに。
2015-12-31(木) [長年日記]
■ 2015年ふりかえり
例年、アクセス解析を眺めながら今年のふりかえりをするんだけど、今年はあまり情報発信をしていなかったこともあって、上位に来るのが古い記事ばっかりだからあんまり面白くない。というか、毎年2011年のダイソン修理の記事がトップなのはどうなのという。そもそもGoogleがhttps化してリファラが見えなくなってからアクセス解析がつまらなくなったんだよね。ある意味、あれでWebが一度死んだのかも知れない。
そんなわけでだらだらとふりかえるのだけど、今年に関しては言うまでもなくアイマスで埋め尽くされた一年だったので、他に書くことがない。去年のふりかえりで「今年はアイマスづくしだった」とか書いてるけど、そんなの比較にならないレベルだから(笑)。Amazonのアフィリエイトで一番売れたのもアイマスのライブBDだしな。
皮切りがシンデレラのアニメ開始。2クール物とはいえ間に1クールの休憩を挟んで(その間にアニマスの再放送をするというにくい運営)、最終的に最終話は2週間くらい延びたもののおれ史上最高のアニメのポジションに居座るほどの最高傑作に。というか「アニメ」という縛りを入れなくても最高の映像作品。たぶんこの先毎週1話ずつ、10年間見続けても飽きないと思う。
2月にはついに10thドームライブが発表になって、ついにわれわれPの夢が叶うことが確約された。でも日記に書いた予想はぜんぶ外れたな(笑)。ここから7月までひとっ飛びできればいいんだけど、その前にミリオン2ndがあったり、あとアニデレが怒涛の新曲ラッシュで毎月どころか毎週リリースイベントがあって(でもいっこも当たらず)、姉妹コンテンツが揃って10周年への花道を彩っていくという素敵すぎる演出。そしてついに夢の舞台へ。まさに夢のようだった。BD発売が半年後だなんて……はぁ。
その後はアニデレ真っ最中にスターライトステージが投入され、東京駅の広告展開などを経てシンデレラ3rdライブ。ただのライブじゃなくてエンターテイメントショーに変貌したアイマスライブ、来年からの展開の先取りか。その合間にLTD02イベントが当ってしまい、春香・未来のデュオという貴重なものを目撃。
そんなこんなでCDやBDも全部買ってるし、今年アイマスに投入した資金はちょっと計算したくないんだけど(笑)、ミリオン3rdの現地チケットはまったく入手できていないし、来年は多少おとなしくなるといいなぁ。でもあさぽんにお金を貯めておいてって言われたしなぁ……。
そうそう、今日になってまるで10周年を締めくくるかのようなディレ1インタビューなんてすごいものが投下されて、イベントやライブを中心に振り返っているのだけど、そのスタンスがまさにアジャイルで、10年続いた理由の一端がわかったような気がする。来年からはリスタートの気持ちでってことで、ますます楽しみ。おれらも切り替えて行こう~。
アイマスばっかりやってたおかげで他のことは本当におざなりで、一番ひどいのが読書量。ちゃんと全部通して読んだのはたぶん3冊くらいだと思う。読みかけは何冊かあるけど、それも含め、来年はちょっと心を入れ替えなくては。バイクもぜんぜん乗れてなくて、せっかく車検を通したのに2、3000kmくらいしか乗れてないかも。
プログラミングは多少マシで、tDiaryはちゃんと定期的にリリースできて、毎回何かしら入れることができている。来年はとうとう15周年だ。新サービスの宅配トラッカーはちょっと話題になったりもした。来年はmassrの開発を真面目にやりたいかな。
あと、2匹の猫たちはあいかわらず最高にかわいいです。そんなところで。
◆ shyouhei [日曜は市場がお休みだったという話はあるかと。]
◆ ただただし [おお、なるほどw]
◆ ささだ [> やれそうな気がしてきた(笑)。 お待ちしております!]
◆ ただただし [そういう反応がくると思ったよw]
◆ tSU_RooT [3日目は学生無料なのは知ってたんですけど、本当は参加費高いことも知ってるし なんか敷居が高い感じがありましたね。その..]
◆ ただただし [本来高いから無料でも敷居が高く感じるというのは面白い心理ですね。少しわかる気もしますけど。]