2015-12-22(火) [長年日記]
■ EPUB書籍に正誤表を反映する
ご多分にもれず、akrさんの「APIデザインケーススタディ ――Rubyの実例から学ぶ。問題に即したデザインと普遍の考え方」、EPUB版を発売日に購入したわけだけど(読んだとは言ってない)、さっそく正誤表が出ているので、読む前に反映できる部分は反映しておこう。
EPUB書籍の場合、編集は非常に簡単で:
- 拡張子.EPUBを.ZIPに変更
- ZIPファイルの中から該当するHTML(XHTML)ファイルを抜き出す
- HTMLファイルを編集してZIPファイルに戻す
- 拡張子.ZIPを.EPUBに戻す
以上。手持ちのビューアで読みづらいスタイル指定がされてる場合なんかも、同じ方法で.CSSファイルを編集することが可能だ。
akr本の場合、正誤表はページ数指定なので、HTMLファイルを特定するのにPDF版を参照してページ数から章番号を突き止めるしかないのがやや面倒だけど(とはいえファイル名が指定してある正誤表なんてみたことないが)、数が多くなければたいして面倒ではない。というか面倒なら版元のアップデートを待てばいい。gihyoがアップデートを配信してくれるか知らんけど。
ともあれ、こんなことができるのも、ちゃんと正誤表を公表してくれる著者と、DRMをかけない素のEPUBファイルを配信してくれる出版社があればこそ。感謝したい。
↓gihyo.jp用のプラグインがないのでAmazonへのリンクになってるけど、言うまでもなく↑のリンクから電子版を買うべきである。
APIデザインケーススタディ ~Rubyの実例から学ぶ。問題に即したデザインと普遍の考え方 (WEB+DB PRESS plus)
技術評論社
¥3,058