2016-05-01(日) [長年日記]
■ 切り株討伐へ再挑戦
昨年半分やっつけた生け垣の切り株、年明けから肺炎やら花粉症やらでぜんぜん着手できなかった残り半分の討伐をようやく開始。残り4本。細めのが3本、日当たりが良くてぶっとく育ちゃったのが1本。
今日はまず細い3本を掘り出した。どのへんまで掘って、どの根を切れば掘り出せるか、昨年の作業でけっこうコツがわかってきたので、いちどに3本くらいなんとかなるのである(明日は筋肉痛だと思うけど)。とはいえ、この知識、この先活かせるチャンスはあんまりなさそうだなぁ。
連休中に最後の1本もなんとかしたい所存。
2016-05-02(月) [長年日記]
■ クレマチスの丘へ
昨年もこの季節に行ったが、今年もクレマチスの丘へ。去年でだいたいどんな施設かわかったので、好きなように過ごす予定である。
着いたら昼食……という感じで家を出たが、ラジオによると圏央道の海老名JCで渋滞とのこと。そういえば、永遠に工事中だと思っていたR16とR246の町田立体が一部開通していたはずで、だとしたら最初から東名に乗るのがいいんじゃね? ということでR16に突入してみたら本当にまったく渋滞なしで東名に乗れてしまって感動。もっとも、ICへのランプがまだ工事中なので、新しい道はまだ走れてないのだが。
そんなわけで昼すぎに到着したものの、いい時間なものだからランチはけっこうな行列で、ゲームしながら30分くらい待ったかな。併設のCIAO CIAOでピザ。筍とゴルゴンゾーラチーズのピザがうまかった。あと名前を忘れたノンアルコールカクテル。
オーダーとりにきた女の子に「ここのピザはどれくらいのサイズ?」って聞いたら(以前食べたのに忘れている。写真まで撮ったのに)、「けっこうでかいですよ」と返ってきて苦笑い。お嬢さん、せめて「大きいですよ」と言おうな。
昼食後は園内に入って、かみさんは庭の参考にすべく植物の写真を撮りながら散策、おれは木陰のベンチで読書と洒落込む。冒頭の写真、いい感じじゃん? ここに座ってKindleで読書ですよ。最高じゃないですか。……実際はこの直後、なぜか急に混雑しだして、おばさま方がわいわいと賑やかにご歓談されてけっこう台なしになったんだけどさ。ああいうところで小鳥の声に耳を傾けつつ静かに過ごすとか、できないんですなぁ、ああいう人たちは。ゆったり過ごそうと思ったら開園と同時に入らないとダメかもね。
2016-05-03(火) [長年日記]
■ 富士山~道志みち~ヤビツ峠
バイクに乗れるのが年に数えるほどになってしまってほんと宝の持ち腐れなんだけど(と毎回書いてる)、今回の連休でバイクに乗れそうなのは今日くらいしかないものだから、とりあえず早起きしてあまり行き先とか考えずに出発。まぁいつものように富士山ですかね。昨日と同様R16へ出て、横浜町田ICから東名へ。いやー、これで西に行くときは圏央道いらなくなるわ。長生きはするもんだね。
出発が少々遅れてしまったので御殿場で朝食といういつものパターンは避け、直接富士山スカイラインへ。行くたびに富士山スカイラインへのアプローチに使う道を変えてくるGoogle Mapsさんのナビ、今日のはわりといい感じだった。GWが本格的に始まって、サンデードライバーもそこそこいるものの、朝早めだとそんなに混んではいない。水ヶ塚のロッジ(?)が建替え中でびっくり。世界遺産になるってこういうことか(笑)。
やはりいつものルートでr72~r71で富士五湖方面へ出たあとは、たまには道志みちでも走ろうかと思って山中湖から北上。道志みちはずーっと追い越し禁止なのと、警察車両がやたらと多いのでけっこうストレス溜まるんだけど、今日はこの方向はそんなに混んでなかった。逆方向はそうとうな混雑で、道の駅の行列がギョっとするほどだったけど。警察車両はいつものように多かった。たいして悪いことしてなくてもピリピリする……。
道志みちは最後まで走らず、途中で右に折れて宮ヶ瀬~ヤビツ峠というルート。身近な道でも組み合わせるとけっこう普段と違った感じのツーリングになる。走ってる車も普段と違うものだから、ヤビツ峠へのアプローチなんかはなかなかの阿鼻叫喚っぷりで、荷物を満載したピカピカのランクルが、すれ違いもバックもできずに立ち往生……なんて面白い風景を拝めたり(白目)。それでも怒号が飛び交うこともなく、同じような境遇のドライバーどうしで「オーライ、オーライ」なんてやったりして、日本は平和だ。できれば運転下手な人はデカい車に乗らないでいただきたいが。
2016-05-04(水) [長年日記]
■ 川崎 1-1 仙台@等々力陸上競技場
GW中にあるホーム戦はこれだけ。5月に入ったばかりなのに初夏のような暑さで、いつものバックスタンド2Fは午後になると日が差し込んで暑くなるので、できるだけ遅い時間になるまで日なたにならない上の方に陣取った(それでも試合終了近くになると足がじりじり焼かれる)。
浦和の試合がないのでこれに勝てば暫定首位だけど、最終的には引き分けてしまって、なんだかなーという感じ。こういう状況下で負けないんだよな、浦和って。
かみさんに指摘されたけど、今期まだ勝った試合見てないわ、おれ……。アウェイでばっかり勝ってるてことか。
あまりに暑かったのでアイス買って帰った。
2016-05-05(木) [長年日記]
■ ニューヨークグリルでランチ
週末のかみさんの誕生日が(例によって)母の日とかぶっているので、少し早めに美味しいランチを食べに来た。新宿、パークハイアットにあるニューヨーク グリル。
前菜とデザートがビュッフェ方式というのがけっこう罠で、どれも美味しいからうっかり取りすぎてしまうわけだけど、メインの肉も大きかったのでかなり満腹になってしまい、食べ終えてからもしばらく動けなかったくらい。
たった2杯のワインで酔っ払ってしまって、元から弱かった酒が最近さらに弱くなってしまったなぁ。今回はRombauerという白ワインを薦められてそれにしたけど、白ワインなのにどっしりしていて肉にもよく合った。そういえば先日のライブ打ち上げでも酔っ払ってしまったし、今後は乾杯以降はソフトドリンクに切り替えないとあかんかも。割り勘負けがかさむ……。
最上階に位置するレストランだけあって眺望は良くて、ちょうど眼下に代々木公園が広がっていた。上からみると樹ばっかりだ。
2016-05-06(金) [長年日記]
■ ドーラ、抜歯手術を受ける
飼猫になって寿命がのび、いわゆる慢性疾患にかかる猫は少なくなくて、中でも歯周病はかなりの割合の猫が罹患しているそうだ。というかうちの猫たちもそうだった。
いつものかかりつけの獣医はこの点にかんしてわりといい加減かつ古臭い治療方針で、抗生物質とステロイドによる対処療法しかしてくれなかったのだけど、さすがに長引いているのでちゃんとした病院にかかろうということで、中央林間で評判の獣医に診せるようになった。
で、抜本的に治すにはスケーリング(歯石取り)と(必要に応じての)抜歯しかないので、今日がその決行日。じっとしていてくれるものではないから全身麻酔で、けっこうおおごとだ。前夜から絶食*1、朝イチに持ち込んで点滴、昼から手術で、夕方退院。ドーラは病院でもわりと大人しいのであまり苦労はなかったけど、あの臆病者がまる一日外出となれば、そうとう消耗しただろうなぁ。
帰宅後はまだ麻酔が抜けてないため下半身がヘロヘロだったけど、獣医からしばらく食べないだろうと説明されていたにもかかわらず、真っ先に向かったのが空っぽの茶碗で、慌ててパウチのキャットフードを与えたらぺろりと平らげて、まさかのおかわり要求。元野良の生命力すげぇ。
それでも疲れ果てているのか抱っこしても逃げないし、夜はベッドで一緒に寝るしで普段のドーラからは想像もつかないほど懐いていたのだった。その後半日から一日くらいは調子悪そうにしていたけど、徐々に回復しているようでよかったよかった。
ドーラが落ち着いたら次はグスタフだなぁ……はぁ、気が(体重も)重い。
*1 とうぜんグスタフも付き合うことになる(笑)。
2016-05-08(日) [長年日記]
■ かみさんの誕生日に花を贈る
例年どおり。
昨年、ガラスの大きな花瓶を猫が倒して割ってしまったので(猫のいる家庭で割れ物の花瓶を運用してはいけないという知見が得られた)、先日新宿に出たときにコンランショップで新しいのを買ってきた。今度のは木製なのでもう割れない(はず)。
■ Amazonに重複するISBNがある件
長年日記を読んでいたら「本泥棒」の書評がおかしなことになっていて(いまは修正済み)、なんじゃこら、と調べてみたらISBNが重複していて、Amazonプラグインが違う方のデータを使っていた。
しかしこの本、どうみても輸入品、日本で正規にISBN番号を取得した書籍には見えないな。いわゆるマーケットプレイス業者が適当に番号振ったら既存の本とかぶってしまったという感じか?
迷惑な話なので、Amazon経由で業者に問合せを送ってみたけど、スルーされそうな気がするなぁ。
追記 (2016-06-22)
その後ふたたび検索してみたところ、上記の重複ISBNはその商品そのものとともにAmazonのカタログから消えていた。問い合わせへの反応はいっさいなかったんだけど(例によってspam扱いされてたかも知れないけど)、まぁいいか。
しっかし、繰り返すけど迷惑な話だよ。ISBNを適当につけるってことは、ユニーク識別子の重要性を理解してないってことだもんな、情報リテラシーがどうしようもなく低い。一般の出版社でも絶版後にISBNの使い回しをしたりするようなので、IT化に乗り遅れてるってことなんだろうけど、それにしたって、何が起きるかちょっと想像してみりゃいいのに。
2016-05-09(月) [長年日記]
■ デレステイベント「生存本能ヴァルキュリア」
開催期間がばっちりGWに重なる、しかも今回から毎日スタドリ30(賞味期限1日)が配布されるから、いつもよりボーダーがかなり高かった。自然回復分+αをうまく無駄にしないで2枚取りに滑り込み*1。
新曲の「生存本能ヴァルキュリア」、PROの譜面は繰り返しが多くていまいち面白くないわりになかなかフルコンできなくて、難しい要素がないのにミスってしまうトワスカと同じタイプやね、これ……(これ書いてる時点で先行プレイを10回以上やってるけどまだフルコンできてない)。
THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS STARLIGHT MASTER 04 生存本能ヴァルキュリア
日本コロムビア
¥1,320
*1 これくらい余裕がないとひっくり返されるかも知れないので十分「滑り込み」である。
2016-05-11(水) [長年日記]
■ 45Lのゴミ袋を買おうとして15Lをつかまされた
週末にホームセンターに行ったとき、ゴミ袋の買い置きがなくなっていたのを思い出したのでついでに買った。いつも「とって付きの45リットル」を使っているので、デカデカと「45」と書いてあるのを買ってきたのだが。
今日になって使おうと思って出してみたら妙に小さい。よくみると「45」というのは商品の番号(?)で、容量がその下に(より目立たない形で)「約15L」と書いてある。なんだこれ……。
よくみるとこのパッケージ、「45」「15」「0.02」「55」「50」と、やたらと数字が羅列してあって、その中でももっとも重要な「15」が目立ってない。なんつーか、顧客に必要な情報を取捨選択していない、頭を使わないダメなデザインの典型だなぁ。「No.45」なんて書いてあって、誰が嬉しいんだっつーの(→追記参照。嬉しい人はいるようだ)。
しょうがないので今日の帰りにスーパーで別なのを買ってきた。目立つところに容量と枚数、それも両者を接近させて書いてあるから、同時に目に入って間違えようがない。スーパーのPB商品って、けっこう頭使ってちゃんとデザインしてるんだよねぇ。これからもひいきにするよ。
追記
45号というのはレジ袋の規格だという指摘があり、なるほどこれはプロの客と素人の客が混じりあうホームセンターならではの不幸なのかも知れないと思った。スーパーは素人だけターゲットにすればいいけど、ホームセンターはそうではない。もっとも「45号」なら「No.45」なんて洒落た書き方すんなよとは思うが。
2016-05-12(木) [長年日記]
■ tDiaryのプレビュー機能が使いやすくなったよ
(↑書く順番が入れ替わっているので翌日の日記のスクショになってる)
(古き良き)tDiaryユーザにとって、プレビュー機能とは[プレビュー]ボタンを押すたびにページが書き換わるかったるい感じのシロモノだったが、それはずいぶん前に自動的かつ定期的にフォームの上にプレビュー画面が表示されるものに改良されていた。
これはこれでずいぶん便利になったんだけど、上に出るってことは短文ならまだしも、長い日記を書いていると両方同時に参照するのが難しい。スマホで書くならまだしも、いまどきのPCは大きなディスプレイを持っているのだから、左右に分割表示させなきゃダメだなーと思ってはいたんだけど、例によってなかなか手を付けられず。
そうこうするうちに先日@NextSTEP2OSXと@machu両名がサクッと実装してくれたので、さっそく導入した。いやー、これはいいわ。人間らしい気分になる(笑)。なんではやくやらなかったんだろう(って毎回思います)。
この機能に合わせてテーマや追加CSSで微調整が必要な場面もあるけど、いちおう次のリリースでは普通に使えるようになるはず。もうcontribじゃなくてcoreに入れとくべきかもしれん。
とはいえ、これはこれでうんと長い日記だとプレビューの下の方が参照できないので、右のペインだけスクロール可能にしたりと微調整は必要そうだ*1。
*1 最近のブラウザはフォームのサイズを変更できるので、いまは逆にフォームの縦を伸ばすことで対応可能。
2016-05-13(金) [長年日記]
■ サボテンの植え替えをした
2年前にもらって、徐々に成長していたサボテンだが、そのままデスクから窓際に居場所を移しておいたところ、ぐんぐん大きくなってジャムのビンにはあまりに似つかわしくなくなってしまったため、鉢を買ってきて植え替えた。
仕事が終わったあと、ビルの給湯室で植え替えたんだけど、なにしろけっこうみっちり詰まるまで成長してしまったので、取り出そうにもトゲが刺さって痛いという。サボテンなんだから当たり前なんだが。なんとか土をほじって外に出し、痛くないように紙で包んで植え替えた。
これでだいぶ余裕ができたかな。百均で買った鉢はプラスチック製だけど、底に栓がついていて水が流れ出ないようになっている。入れすぎたら栓をあけてジャーっと出せばよいので、鉢皿がいらないというすぐれもの。百均はすごいなぁ。
■ デレステにスカウトチケットが登場 & シンデレラ総選挙結果が出る
デレステに突如「スカウトチケット」なるものが登場して、通常の10連ガチャ相当の価格で「限定でない任意のSSRがもらえる」チケットがおまけについてくるという。なにそれすごい。10連回せば無償でSSRがもらえるってことじゃないですか。ひゃー。
ではさっそく:
生きる気力がわいてきました!! (おおげさ)
マジメな話、ソシャゲのガチャなんて基本的に「狙ったSSRなんて出ない」ものなので、担当アイドルのSSRが入手できずに腐っていたPのモチベーションアップとしてはいい施策だよなー。そういう人たちはそもそもガチャに異常な金額を投入するほど射幸心を煽られないタイプなんだし。
このサービスはグラブルからの輸入らしいけど、グラブルでは不定期に実施されてるらしいので、デレステでもどんどんやってくれたまえ。まぁ、それにしたって限定SSRは入手できないわけだけど。
同じ日の夜には第5回になるシンデレラガール総選挙の結果発表があって、ついに卯月がシンデレラガールに。アニメであれだけ活躍して、ガチャでの後押しがあったのだから当然っちゃ当然だけど、今回を逃せば難しかったかも知れないわけで、いいタイミングだ。
投票券がガチャよりイベント報酬に比重を置かれていたおかげで、従来よりも札束で殴りあう雰囲気は薄まって、結果の読めない面白い選挙になったね。運営的には収益性は下がるだろうけど、サステナビリティは間違いなく高いわけで、こういう健全化は良いな。それでも「無冠の女王」こと楓さんがぴったり2位につけてるのは恐ろしい(笑)。
健全といえば、毎回1位が違うのもPたちのバランス感覚のたまものなので、いつも感心する*1。もちろん「新しく声がつくアイドルをできるだけ増やす」という暗黙の了解があるからこそだけど。
というわけで、今回手に入った投票券をぜんぶつっこんだ森久保乃々が堂々の4位でCV付き、CDデビュー決定ですよ。うひゃひゃ。あと三船さんとしゅがはもデビューだ。嬉しいなぁ。
*1 隣のスクストなんて夜木沼伊緒の3連覇ですよ。なんて面白くない。
2016-05-14(土) [長年日記]
■ 川崎 3-1 神戸@等々力陸上競技場
今日勝てば、(浦和の結果しだいで)暫定1位になる大事な試合なんだけど、その前座にブラジルから3人(アウグスト、ジュニーニョ、ジェシ)も呼んでの20周年のOB戦があって、どっちかつーとそっちの方がメインイベントではないかという。10周年のときも同じようなこと書いてるな(笑)。
懐かしい服装をしようということで、懐かしの「みんなでJ1」ビブスを着用。写ってないけどタオルマフラーはまだJリーグが牧歌的だった時代の「川崎代表」バージョン。
試合はジュニのゴールやアウグストのコーナーキックからのゴールなど、なかなか見どころの多い楽しいものだった。松本育夫監督率いるチームの名前が「誰かに合わせてくるぞ」だったりして。やはりこういうお遊びは派手な方が良い。
10周年のときの本番の試合は負けてしまっていたけれど(まだ磐田が強かった時代)、今日の神戸は下位チームだけあってかなり余裕の試合運び。今季、等々力ではじめて勝ち試合を見たよ……。
浦和が引き分けたのでこれで暫定首位。
今日はかみさんの友人2人といっしょに観戦したので、後夜祭はパスしていつもの中華料理屋で祝杯。明るいうちから始めたのに、けっこう遅くまで飲み食いしてしまった。
2016-05-19(木) [長年日記]
■ sprockets + rails-assetsを卒業して、npm + webpackへ移行
1年少々前、Webアプリのフロントエンド開発環境として暫定的にRails Assetsを使うことにしたのだけど、あれからjs界隈もしだいに落ち着いてきて*1、いろいろと勝ち組っぽいツールが決まってきた気がする。
そんなわけで、徐々にそっち方向へ移行してこうかな、と。とくにRails Assetsはサービス自体が終了の方向らしいので、まずはそのへんから。jsのパッケージマネージャとタスクランナーの勝ち組として、おれの観測範囲でみえてる感じだと:
- パッケージはpackage.jsonをnpmで管理するのが一番シンプル
- タスクランナーもnpmでいいよもう……という流れが強そう
- AltJSは使わずにES2015、ビルドにはWebpackとBabelの組み合わせ
ってところか? 少し前に話題になった「10年のツケを支払ったフロント界隈におけるJavaScript開発環境(2016年4月現在)」にだいたい同意だわ。
とりあえず自前のWebアプリの雛形用に作ってあるsinatra_skeletonをベースに改造。公式ドキュメントでよくわからんところは以下の記事を参考にした:
ローカル環境で動かすのはわりと簡単にいけたんだけど、これをHerokuに持っていくのに少し苦労した。具体的にはWebpackによるビルドを(ビルド後のファイルをリポジトリに入れることなく)、Heroku上で実行させたい。
まずは現状buildpackとしてheroku/rubyのみのところに、heroku/nodejsを追加:
% heroku buildpacks:add heroku/nodejs
これに加えてpackage.jsonでは通常developに依存するように書くBabelやWebpack関連パッケージもぜんぶproductionに入れてしまうことで、これらが全部インストールされる。
あとはデプロイ後に「webpack -p」が実行されればいいんだけど、Herokuでこういうファイル生成系のアクションをするのはけっこうめんどい。一番スマートにやるのはwebpack用のbuildpackを作ることなんだけど(じっさいいくつか実装が公開されている)、そこまでの話じゃないよなぁと思ったので、こんなbin/run.shを書いて:
#!/usr/bin/env bash npm run production bundle exec puma -C config/puma.rb
Procfileでこれを指定した:
web: ./bin/run.sh
ひどい手抜きである。が、充分実用的だ。Webpackのビルドが遅いのでHeroku appの起動に時間がかかるのが難点だけど(←わりと問題だと思うが当面は気にしない方向)。
そんなわけで、雛形は移行できた。プルリクという形で作業内容が残るのは良いな。引き続き既存アプリを移行していこう。
なお、jQueryは主にAjaxのために使ってるけど、これは代替品を探さないと(axios?)。jQueryプラグインへの依存も徐々に減らして自前で実装するかね(Reactだとそれも簡単そう)。
残るはテストとUIだけど、それはおいおい。UI方面はBootstrapはもうやめて、Material DesignとCSS3使って自力でやった方がいい気がしてる。
*1 錯覚かも知れない(笑)。
2016-05-22(日) [長年日記]
■ 花菜ガーデンに薔薇を見に行く(2016春編)
好天に恵まれた週末だったので、昨年の秋にも行った「花菜ガーデン」へ行った。この季節は春のバラフェス。すごい混んでるだろうというかみさんの予測もあって早朝から出かけたが、道路はそれほど混んでいなくてスイスイと到着*1。施設へも券売機で少し行列があったていどでそんなに混んでる感じではなかったが、そのあとどんどん人が集まってきて、最終的にはかなりの混雑になった。
というか、予報では29℃、とうぜん日なたでは30℃を超えるわけで、暑いのなんの。バラもだいぶしおれてしまっていて、もう一週間ほど早めにくるべきだったねぇ、という状況。それでも木陰はまだ涼しくて助かったけど、朝とはいえすでに陽はだいぶ高くて、写真を撮るには明るすぎるのであった。こういう場所は曇りの日の方がいいんだろうなー。
*1 今日は東名が混んでるから圏央道で行けというGoogle様のお告げに従ったのが功を奏した。そういえば新しく合成音声になったGoogleナビを初めて使ったけど、あのレベルの品質で実戦投入するとは、さすがGoogle、攻めてるねぇ(←イヤミです)。
2016-05-27(金) [長年日記]
■ 映画「HK 変態仮面 アブノーマル・クライシス」を観てきた!
(公式サイトのURL、前作と同じなんか……)
前作がたいへん面白かったので、続編を観てきた。いやー、今作も楽しかったですね!!
正直なところ、前作を超えたかと聞かれれば超えた部分もあるし、逆に劣った部分もあると言わざるをえない。やはり続編は難しい。
たとえば前作ではチープなCGがかえって味があって良かったんだけど、今作ではCGがパワーアップしてそういう味わいは消え失せてしまった。一方で「おいなりさん」に顔を押し付けるシーンでの汁っぽいものが飛び散るエフェクトは思わず目を背けたくなる(笑)効果が出ていて良かったし。なんでも良し悪しだねぇ。
前作で最高の変態演技を見せた安田顕が、今作でも別の変態役で登場していて否が応でも期待してしまうのだが、その変態ぶりはやはり前作の方が高くてちょっと残念。とはいえこれは脚本の違いによるものなので、同じ尺度で比較してはいけないと思うし。
そんな、あちらを立てればこちらが立たず……という、ちょっとしたモヤモヤは残るものの、徹底してバカをやる下品極まりないエンターテイメントの佳作なのは間違いない。続きが出たらもちろん観たい。
2016-05-28(土) [長年日記]
■ 東京Ruby会議11 / OSS Gateワークショップへ参加してきた
今年のThe RubyKaigiは京都開催なもんで、仕事で使っているとはいえ製品開発をしているわけではないから、京都まで行くのは厳しいなーと悩んでいたところ、前哨戦とも言えそうなこの地域Ruby会議があったので参加。
もちろん地域Ruby会議なのでThe RubyKaigiと違ってオーガナイザー(今回は笹田・鳥居夫妻)の個性が強く出る。とくに質問者がスタンドマイク前に行列するスタイルやポスターセッションの存在など、おれがRubyKaigiのスタッフをしていた頃から笹田さんが学会の形式を輸入したがっていたのを、ついに実行したんだなー、とわかった。エモい話がいっさいなかったのも、学会らしさを狙ってのことだろう。やりたいことがあったら自分で仕切るのがRubyKaigi流だな。
実は秋葉原コンベンションホールに入ったの初めてだけど、ロビーがあまり広くない以外はなかなか快適で良かった。ホールの広さもほどよいし。
わけあって(後述)すべての講演を聴けたわけではないのだけど「最速ウェブサーバの作り方」(@kazuho)、「Image Recognition and Code that shouldn't exist」(@tenderlove)、「IMF: Image Manipulation Framework」(@mrkn)、「Optcarrot: A pure-ruby NES emulator」(@mametter)が良かった。やっぱり明快な目的・目標があって、そのためにテクノロジーを投入する話は面白い。
で「わけあって」の部分だけど、今月のOSS Gateはここで併催させてもらうことになって、会議室を一部屋、OSS Gateのために割り当ててもらったのだ。
そんなわけで、両イベントの参加者が混じらないように入り口でディスパッチしたり(急にホワイトボードを徴用しちゃってすみません)、メンターの手が足りないときは手伝いに行ったり、ポスターセッションで見学希望者が来たら案内したり……と、講演をちょくちょく抜けて5Fの会場へ足を運んでいたのだった。
@ktouが講演中に宣伝したこともあって、次回7月30日はすでに満員、しかも明らかにメンターが足りなさそうな気配で、さてどうしたもんか……という状況だ。メンター向けのアピールが足らんかったか。いや今回も足りなかったんだけど。これなんとかしないといかんねぇ。Webからは申し込めないけど「メンターやってもいいよ」って方はご連絡ください。
2016-05-29(日) [長年日記]
■ 「シンデレラガールズ コンプリート アニメファンブック」がとんでもないシロモノだった
こないだのプラチナスターズのニコ生で、ガミPが「次の10年」というたびに隣のミンゴスが渋い顔をするという芸(?)がみられたわけだが*1、制作サイドから言われるまでもなく、個人的にいま一番興味があるのはアイマスのサステナビリティ<sustainability>だ。10年も続いたんだから、次の10年と言わず20年30年、続くかぎり付き合ったろうじゃん、と思っている。こっちの寿命が先に尽きそうだけど。
だからこそ、プロジェクトが持続・成長できるだけの利益はちゃんとあげ続けてもらわないと困る。先日サントラのときにも書いたけど、ものには適正価格ってぇもんがあってだな、よほど特別な狙いでもないかぎり、それより安く売ったらあかんと思うのよ。ゆえにこの「アニメファンブック」の価格設定には正直怒ってる。総重量2kg、どう考えても画像ばかりになりそうな本なのにテキストだけでも13万字という大ボリュームのムック本だ。本というか鈍器だ。倍とはいわないまでも、6000円の値札がついててもまだ安いと感じるよ。これで利益がほとんどないなんて、ほんと勘弁して欲しい。おれらの財布、そんなに軽いと思われてんのかしら。まぁたしかに去年からこっちずっと軽いままではあるが。
とまぁ「安すぎる」と言って怒りたくなるほどにすごい本だった。目に厳しいほど縮小印刷されてもまだ厚いコンテ集や、スタッフによるイラスト同人誌はもちろんのこと、個人的にはなんといっても本編に含まれる多量のスタッフインタビューや座談会がただただ嬉しい。
こういう制作陣による作品語りを好まない人もいると思うけど、このアニメは何度見返しても新しい発見があるほどの濃密な作品なので、ある種の答え合わせ的な楽しみは嬉しいものだ。実際はそこまで語り尽くされているわけではないのだけど、各担当それぞれの視点からの回想が、同じシーンを別々のライトで照らしてくれて、多面的な解釈ができる構成がとても良い。
あと、どのインタビューでもこぞって語られているのが「高雄監督がすごい」という話。というか一言でまとめるとそれしか言ってないんじゃないのというくらいに繰り返し語られる。そもそもシンデレラガールズは、どのアイドルも「こんなやついねーよ」と言いたくなるくらい極端な性格設定なんだけど、彼女たちに動機を持たせ、感情を繰り返し表出させることで、まるで実在する女の子に思わせてしまうマジックが、監督の執念を根源としていることが確認できて、まぁなんというか「シンデレラを担当してくれて本当にありがとうございます」という気持ちになる。
インタビュアのレベルも高い*2。音楽担当のインタビューで、スタジオミュージシャンが若手ばかりだったという話題に対して古い765プロ曲ではベテラン勢が多かったという指摘を即座に返す。10年もの歴史をしっかり押さえてすぐに取り出せるのには舌を巻いた。やはり、良いインタビューに良いインタビュアは欠かせない。そういうところからも、本書に関わった人たちの誰一人として手を抜いていないところが伺える。
まだテキスト中心にざっくり読んだだけだけど、丹念に読もうと思ったら一週間以上はかかりそう*3。永久保存版だね、こりゃ。