トップ «前月 最新 翌月» 追記
RSS feed

ただのにっき


2015-10-01(木) [長年日記]

MongoLabの大規模アップデートでいろいろ大変だった

朝からHeroku上のサービス監視に使っているLogentriesから頻繁にメールが届くようになって、どうもデータベースに接続できてない系っぽい。そういえばMongoLabがfreeプランのMongoDBを3.0に上げるって予告してたの今日だったっけ。でも、普段から開発は3.0でやってるから、動作は問題ないはずなのになぁ……と訝りつつ該当記事をもういちど読んでみたら:

Moped (used by Mongoid 4 and below), is not compatible with MongoDB version 3.0 because it does not support SCRAM-SHA-1 authentication. If you’re using Mongoid, you must upgrade to Mongoid 5 before upgrading your MongoLab-hosted deployment to 3.0.

ぐえー。認証が入る場合だけ非互換があるのか、そりゃ開発中は問題ないわけだよ。というかちゃんと読んどけ。

実は一昨日のtDiaryリリース後、herokuブランチの追従をしようと思って、Mongoidのバージョンも一時的に5.0にあげたんだけど、なぞのDEBUGメッセージが出続けるので(追いかけるのが面倒だから)4.0系に戻しちゃってたんだよね。でもこうなると5.0に乗り換えざるをえない。

で、件のDEBUGメッセージはMongoidじゃなくてMongo (Mopedの後継?)が吐いていることがわかって、デフォルトでDEBUGだったMongo::Logger.levelをWARNあたりの当たり障りないやつに変更してリリース。やれやれ。

……と安心してたら、こんどは当のMongoLab自体がえらく不安定になってしまい、まぁメジャーアップデートだからトラブルはあるだろうし、そもそも人柱用のfreeプランみたいなもんだから待ってたけど、せっかくリリースしたのに動作確認もできないありさま。夜もだいぶ遅くになってようやく動くようになった。


2015-10-02(金) [長年日記]

MongoLabのトラブルが続く

昨日の晩になってようやく落ち着いたかと思っていたMongoLabの大規模アップデートだが、今朝になってまた繋がらなくなった。一部のサーバだけなんだけど、よりによってこの日記が直撃していて、しかもログには何も出ていないのでどこが悪いのかすらわからない*1

しばらく待っていたけど(App crashのメールが頻繁にくるのでまいった)、復旧しそうにないので、別のインスタンスを立ち上げ、DBをコピーしてそっちにつなぎ変え。MongoLab全体がえらく遅いのでリストアに時間がかかったものの、最小限の手間で移行できてクラウドさまさまだなぁ。でもまだ不安定なんだけど。がんばれMongoLab。

Tags: mongodb

*1 ただしほとんどのページは問題なく表示されていたはずで、これは先日導入したキャッシュサーバ(これはIDCFクラウド上にある)が応答していたため。


2015-10-04(日) [長年日記]

川崎 5-3 G大阪@等々力陸上競技場

[写真]いい天気

やっと日中にサッカーやれる気候になったなー。試合開始ごろは暑かったけど、途中から雲が出てきて過ごしやすくなった。ついこのあいだ馬鹿試合をやったばかりだというのに、今節も合計8点も入る馬鹿試合になってしまった。ガンバは上位にいるのにこんなんでいいのか。

前半はそれでも「攻めこまれてもほとんどシュート打たせないし、今日はDFもいい感じだな」と思って観ていたし(その直後に失点)、攻撃も必ずだれかがパスコースを作っていて連携がいいし、シュート時にも複数の選手がフォローにまわって波状攻撃に余念がなかったから、なかなかいい試合だったと思う。後半追いつかれたときは天を仰いだけど、それでも逆転を許さなかったんだからたいしたものだろう。まぁ、勝ってもタイトルにはあんまり関係なさそうだけどさ……。

そうそう、こないだ観た時は中野がよく走っていて、レナトのあとを埋めるいい選手だと思っていたんだけど、今日J初ゴールってことで、なかなか将来が楽しみだ。

Tags: frontale

2015-10-05(月) [長年日記]

ファンはどこにいった? (シンデレラガールズ24話)

金曜深夜のアイドルマスター シンデレラガールズ24話、心底わくわくしながら正座待機、卯月が笑顔を取り戻すというだけの浅はかな予想を軽々と飛び越えるストーリーに号泣し、そのままの勢いで2週間封印してあったデレステの「S(mile)ING!」を、涙で滲む画面を一所懸命みつめてプレイしたらなんと一発でフルコンボできて(PROだけど)、物語の力はすごいなぁと思った次第(PROだけど)。

何度見返しても新しい発見があるものすごい情報量の作品だけど、一方で大胆な省略が随所にあって、それを補う想像力や理解力が必要なのもたしかだから、そういうのが苦手な向きがおおざっぱな感想を漏らしているのをみると残念な気分にはなる。この回も、すぐに「ファンはなにをしていたのか」という指摘がけっこう見られて、たしかにそれはおれも最初に見たときは「おや?」と思ったところ。ニュージェネ目当てで集まったファンが、ステージ上で口ごもるアイドルに「がんばれ!」の一言もかけないなんてありえないし、歌い終わるまでコールなしなのも不自然だもんな。でも、よくよくみると意図的な演出なんだよね、これ。その証拠に、ゲーム内のサウンドブースで公開されているS(mile)ING!のLIVE MIXにはちゃんとコールが入ってる*1

つまり、アニメで流れたあの「音声」は、実際のライブ会場のものではなく、誰かの心象風景なのだ。誰ってそりゃぁ卯月のだろう。

プロデューサーに導かれて一歩を踏み出し、その先に待ってる仲間たちの姿に勇気をもらって歌い始め、その歌詞と一体化するようにして「普通の女の子」が「アイドル」になる。ここまで卯月はファンの存在に(気持ち的に)気づいてない。歌い終えてファンの歓声が聞こえたその時点が「アイドル島村卯月」の復活を意味し、「ありがとうございました」は卯月がファンの存在を思い出した証。「音」ってものは主観なんだぜ、そう言ってる。そんな主観的な物語を、見た目は客観的なライブシーンでやっちまったのが今回のすごいところ。しかも、ちょいちょい挟まる幻想的なカットが「これは客観じゃないよ」って注意を喚起する親切設計。どんだけ丁寧な作りなんだ。

そしてなにより、そのきっかけを作ったのが(ファンではなく)プロデューサーとの関係で、シンデレラガールズも最後の最後でちゃんと「アイマス」に戻ってきたんだよなぁと思う。やっぱりプロデューサーが仕事してなんぼだよ、アイマスは。

15話で楓さんとファンの関係が描かれたとき、そこに居合わせたのがニュージェネの3人だったのは偶然じゃないし、今回「島村卯月が制服姿で歌った伝説のライブ」に居合わせた数百人のファンたちは、15話で泣き崩れていたあの楓ファンのような熱烈な卯月のサポーターになるだろう。ファンとの関係はあそこで描かれたから今回は省略、というか、9話ごしの伏線回収といってもいいんじゃないの。登場人物と違って視聴者は作品全体を俯瞰してみられるんだからさ、その権利は行使しないともったいない。

他にも書きたいこといっぱいあるけど、2週間後の最終話までおあずけにしよう。

Tags: idolm@ster

*1 今回のアニメはこういうメディアミックスをかなり意識して展開していて感心する。23話公開直後に発売された「私色ギフト」と「Heart Voice」の未公開だった2番の歌詞が完全に物語とリンクしていて鳥肌がたったものだ。「メディアミックスてのはこうやるんだよ」というお手本だと思う。


2015-10-06(火) [長年日記]

デレステ初イベントで10万位以内を(ギリギリで)確保した

[スクリーンショット]9万位台を確保

先日始めた「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ (デレステ)」初のイベント「アタシポンコツアンドロイド」が昨日で終了。今日の正午に結果発表があって、報酬ラインの10万位をかろうじて上回った。ふひー。

なにせ

  • いまだにSSRが一人もいない
  • キュート属性のSRも(途中で加わった美穂を加えても)たった3人。CuPなのに!
  • 音ゲーの腕前はアレなので、PROでSを取るのがせいいっぱい。もちろんフルコンボなんて夢のまた夢
  • 会社員なので(もちろん)時間はあまりとれない

というありさまなので、ほんとぎりっぎりだったなー。ウサミン、キュートアイドル不足のわが事務所にはありがたい。モバマスの状況を振り返ると、今後のイベントではバランスがとられて上位報酬が取りにくくなる方向になると思うので、順位報酬取れるのはこれで最後かもなぁ。というか、モバマスで(課金せずに)ぽちぽちやってるだけでも3万位くらい普通に取れるのに、いきなり10万位すら難しいとか、デレステとんでもねぇな。

でも、「アタポン」とオトメモリ稼ぎ用の「GOIN'!!!」は飽きるほどプレイてもうしばらく見たくも聞きたくもない気分になってはいるものの、それでも(これまでのソシャゲと違って)ちゃんと「ゲームしてる」って感じがして楽しかったよ。この先も徐々に曲とアイドルを追加していって、長く楽しめるゲームであり続けてほしいな。

THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER Cute jewelries! 001
島村卯月(CV:大橋彩香)
日本コロムビア
¥1,536


2015-10-07(水) [長年日記]

宅配トラッカーをUPSに対応させた

……プルリク取り込んだだけだけど。こうやって自分が使ったことのない / 使う機会のないサービスをサポートしていくの怖いなぁ(笑)。

TakuhaiStatus.scanが全サービスを順番になめていくのも時間がかかってしょうがないから、そろそろ並列で問合せするようにしないと。


2015-10-10(土) [長年日記]

緑のカーテン2015 (4)

[写真]咲き誇る西洋アサガオ

もう10月も半ばになろうというのでそろそろ緑のカーテンを片付けるべき時期なんだけど(もう日光が差し込まないと寒くなってしまう)、困ったことに西洋アサガオがいまがまさに最盛期で、毎朝10も20も花がついている。しかも次に咲く予定の蕾もどんどんできていて、いつになったら終わるのか先が見えない。

うーん、どうせ種は取らないだろうし、どこかで見切りをつけて片付けないといかんのだが……。

あ、そうそう、5月に農薬を注入した切り株、そろそろいいんじゃないかと思って掘り起こそうとしたんだけど、細いのを3本やっつけただけで体力が尽きてしまった。ちなみに例の農薬はまったく効いてない(笑)。穴のすぐわきから新芽が生えてるくらいだし。まったく、上半身を切り取られた上に毒薬を静脈注射されてもピンピンしてるとか、どんだけ強靭なんだ植物は。残った太めの切り株を掘り出せる自信がまったくない。

Tags: gardening

2015-10-11(日) [長年日記]

茶目湯殿へ

[写真]敷地内にそびえるサーカステント(と富士山)

昨日、切り株と格闘した後遺症(== 筋肉痛)をなんとかするために、日帰り温泉へ。いつもの時之栖・茶目湯殿なんだけど、周辺道路が妙に混雑していてなにごとかと思ったら、なんと敷地内にサーカスが。温泉だけが目的の客としてはいい迷惑なんだけど、集客に苦労して知恵を絞ってるんだろうなぁと思うとあまり責められない。冬のイルミネーションは集客力はあるけどあまりお金落としてくれなさそうだし。

[写真]牛タン御膳

併設のレストランで牛タン御膳を食べたあと、なぜかクレミア(ラングドシャをつかった高級ソフトクリーム)があったので所望してしまった……カロリー高いのに……そしてまた写真を撮り損ねる(撮ったけどピンぼけだった)。二度目ともなるとわりと冷静になるのだけど、クリーム部とラングドシャ部の甘さが同質なので、食感以外に境目がないのは惜しいかも。クリーム部の濃厚さは保ったままでもうちょっと甘みを抑えてもいいんじゃないかなー。

三連休中日、天気は雨ということもあって、行きも帰りも渋滞がなくてよかったよ。帰りの東名は厚木から詰まってたけど、最近はさくっと圏央道に逃げられるので助かる。


2015-10-12(月) [長年日記]

箱根周遊

[写真]芦ノ湖の海賊船に小舟で挑んでる感じ

昨日、御殿場でみた富士山に雪が積もっていて「やっぱ富士山は雪がないとね」みたいなのんきな会話をしていたんだけど、あれ、今年初冠雪だったそうで(笑)。今朝は雨もあがって路面は乾いてるし、空にはうろこ雲で秋模様、バイクのベストシーズン始まりだ(で、うっかり薄着で出てしまって寒いという毎年のパターン)。

今日はなんとなく箱根にした。箱根にはめったに来なくて、というのも道路は狭くて混みがちで、おまけに歩行者が多くて危ないし。とはいえそういう欠点も早起きすればあまり問題にならないのと、最近はGoogle Mapsのナビがいい感じに面白いルートを提案してくれて、そういう道はあまり路面は良くないけど空いていて景色が良かったりして悪くない。

というわけで、R1で上まで登ったあとは、芦ノ湖の東岸沿いに走りつつ桃源台から仙石原へと回ってだいたい一周してきた。日が昇ると寒くもなく暑くもなくほんとに気持ちがよかった。仙石原のススキがちょうどいい時期だった↓

[写真]仙石原のすすき

[写真]仙石原のすすき

Tags: r1200gs

2015-10-13(火) [長年日記]

Google Play Musicを使ってみる(1)

いまさら感が強いが、先日から日本でも使えるようになったGoogle Play Musicを使ってみることにした。これまで音楽データはBoxに同期してどこからでも参照できるようにしてあったけど、同期アルゴリズムが腐っているのかときおり不調になる上に、Boxを利用できるストリーミング音楽プレイヤーがどれもいまいちで難儀していたので代替になるかと思い。

それにしても、Appleのヤツそうだけど、いったいどういう契機でクラウド上に自分の音楽データを置いていいことになったのやら。違法じゃなかったのか。

最初に一ヶ月無料だけど支払いの登録だけしろと言われて、促されるままに登録したらGoogle Playの支払いシーケンスを普通に通らされて課金されたっぽい画面になったので焦ったけど、あとで届いたメールによれば請求金額は0円だった。こういうの焦るからやめて欲しい……数百円くらいかまわんけど。

大元のデータはこれまでどおり自宅のWindowsマシンでMusicBeeを使って管理するとして、音楽フォルダをブラウザ上から指定して同期!……と、夕べ設定してそのまま寝たら、朝になっても転送ゼロ(笑)。ぜんぜんダメじゃん。そういう話はすでにけっこう目にしていたので、専用のミュージックマネージャをダウンロードして動かした。これは順調に動いているようなので、そのままにして仕事へ。

6千数百曲のデータの転送は帰宅するとほぼ終わっていて、なかなか順調。これでついに音楽の趣味までGoogle様に筒抜けになったぞ。もっとも170曲ばかり「未対応フォーマット」扱いされて転送に失敗しているのが謎だ。ただの.m4aファイルだぞ? どうすればいいんだろう、これ。手元で.mp3に変換してやればいいのかしらん?

最大の問題はプレイリストもレートもインポートしてくれないってことで、たんなる数千個のファイルの固まりを前にして呆然とするしかない。とりあえず、いくつかのライブのセトリでプレイリストを作ってみたけど*1、これはかったるい。手元の.m3uファイルをインポートできんのか。もしくはプレイリストを作るAPIとか。

無料で聴けるストリーミングサービスの試用についてはまたあとで。まぁ、例によって聴きたい曲はどうせほとんどないんだろうけどさ。

Tags: google music

*1 こないだ入手したライブ音源を混ぜたら雰囲気出ていい感じ。やっぱライブCD出してほしいなぁ、コロムビアさんとランティスさん。


2015-10-14(水) [長年日記]

Google Play Musicを使ってみる(2)

[スクリーンショット]Play MusicのAndroidアプリ 昨日PCにセットアップしたGoogle Play Musicを、次はAndroid端末で使うようにセットアップ。といってもアプリをインストールするだけだが。端末上にあった音楽データを自動的にライブラリに取り込んでくれてしまったので、クラウド上にあるものと区別がつかなくて混乱したが、なんとなくプレイリストの情報から区別はつきそうではある(これ、削除するとデータごと消してくれちゃうんだけど、「興味なし」にする以外にそもそもスキャン対象から外す方法はないのかな……)。

普段はAndroid最強の音楽プレイヤーであるPowerampを愛用してるのだけど、これに比べるとGoogle Play Musicアプリはあっさりしすぎというか、カスタマイズの余地はほぼゼロで常用するのは厳しいかなぁと感じる。Bluetoothヘッドセットが接続されたら自動的に再生、みたいなことができないとつらい。

一方、クラウドを使っている強みはやはり明示的に同期作業などをしなくてもさまざまな環境から統一的にライブラリが見えるという点だろう。今日届いたCDをPCでリッピングしたら、すぐにクラウドにアップロードされ、それがAndroidからも見える。Android側ではプレイリストごとに自動ダウンロードを指定できるので、新曲のプレイリスト*1を用意しておけばそれだけでリッピングを契機にして新作を携帯にダウンロードまでしれくれる。これすごくいいわ。

いろいろ不便なのでPowerampに戻りそうな気もするけど、しばらくこれでいってみるか。一番いいのはPlay MusicがダウンロードしてくれたキャッシュをPowerampで再生できるようになることだけど、残念ながらキャッシュされたファイルはSDカード上でなんだかよくわからないファイル名になっている上に、プレイリストがどこに保存されてるのかわからないので難しいかなぁ……。

Tags: google music

*1 本来であれは「最近追加した曲」という自動プレイリストがそれにあたるが、全曲を同期した直後のおれのライブラリではそこに500曲も詰まっているのでまだ使い物にならない。いずれこっちを使えると思うけど。

リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレード」を観てきた

「リトルウィッチアカデミア」はYouTube上で観ただけだし、クラウドファンディングにも参加しそこねたけど、ちょっと「古き良き」的な雰囲気の和風アニメは好きだったし、王道なストーリーも悪くなかったので、続編の「魔法仕掛けのパレード」も観てきた。劇場で上映されるのはたったの二週間だそうなので慌てて。

前作の雰囲気はそのまま、よく動くかわいい(でも萌え系ではない)絵と合わせて「ああ、日本のアニメここにあり」って感じがして満足だ。このタイプのアニメもそろそろ絶滅危惧種になりそうだけど……。

ただ、尺が短すぎてあまり深い話にできないから、ストーリーもありきたりだし、新キャラ3人も出したわりにはあまり活躍しないしで、クラウドファンディング頼りだとこんなもんかー、という軽いがっかり感もあった*1。短いなら短いなりの工夫があっても良かったんじゃないかなぁ。

Tags: movie

*1 「この世界の片隅に」のクラウドファンディングに参加している身としては人ごとではないのだが。


2015-10-16(金) [長年日記]

「#ssmjp 2015/10」にこっそり参加してきた

セキュリティクラスタでときおり見かける #ssmjp という勉強会、今月のに申し込めたのでひそかに参加してきた。あまり遅くまでいられなかったのだけど(おまけに会場のビッグローブの入り口がわからなくて迷ってしまい、開始時間にも遅れるしまつ)。

今日は「ハセガワナイト」ということで、発表者がすべてはせがわさん()という……むにゃむにゃ。

最初の @hasegawayosukeさんの講演は冒頭を聞き逃してしまったのだけど、いつものようにブラウザを使っていろいろハックするという楽しい話で、でも0dayもあったのであまり詳しくは書けないのだった。Fiddler上で動くWebアプリケーションとか、それをデバッグするためにもう一段Fiddlerをかます話とか、バカバカしくて面白かったですね。→資料

続く @hasegawさんの『「スプラトゥーン」リアルタイム画像解析ツール 「IkaLog」の裏側』が今日の白眉で(セキュリティ関係ない)、公開されている発表資料に詳しいけど、スプラトゥーンのプレイ画面をHDMIキャプチャしてOpenCVを使ってリアルタイムに解析し、さまざまな情報を取得する話。本当に面白かったのでみんな読むべき。スプラトゥーンの画面の特徴を上手に捉えて軽い画像解析で済ますための工夫、そして使っている機械学習アルゴリズムが最近流行りのヤツじゃなくて、かなり単純で枯れたものを使っているあたりに感心した。まぁ、いちばん心配したのは、これ作ってたらゲームをプレイする時間がないんじゃないの、という点なんだけど(笑)*1

LTはあまりちゃんと聴けなかったのが残念。最初のCSVのXSSの話はもうちょっと詳しく知っとかないといけない気がする。

Tags: security

*1 技術レベルはぜんぜん違うものの、むかしQuakeのログをリアルタイムに解析して戦績出すのに夢中になってたことがあるので、楽しいのはわかる。ほんとわかる。


2015-10-19(月) [長年日記]

アニメ「シンデレラガールズ」が終わってしまって来週からなにを楽しみに生きればいいのか

シンデレラガールズ」終わってしまいましたなぁ……。こんな寂しいことはない。自分的最高アニメの座にはながらく「トップをねらえ!」(および「2」)が居座っていたけど、これはもう満場一致でその座を譲ってもらってもいいだろう。それくらい最高の作品だと思う。

実のところ、メインストーリーは卯月が復活した24話で終わっていて、25話はいわば「ご褒美」だろうと思っていたし、それはおおむね間違ってはいなかったのだけど、手描きTVアニメの限界に挑んだような2つの新曲や、さわやかな涙を誘うエピローグをぶっちぎって最初に抱いた感想は「やりやがった!」。まさか最後に「これが本当のシンデレラガールズでござい」をやるとは思わなかったよ、痛快すぎる(笑)。

前回までのストーリーは、不器用なプロデューサーと14人の少女たちがたがいに高め合ってアイドルになってゆく話で、それ以外にはときおり数人のキャラクターが接触してくるだけの小規模なものだった*1。しかし、最終回にしてその狭い世界から一気にパースペクティブを広げてみせると、現れたのは数十人の個性的すぎるアイドルたちが繰り広げるカオスだ。原作であるソーシャルゲーム「アイドルマスター シンデレラガールズ」は、そういう混沌とした世界を、自ら選んだアイドルたちと渡り歩いてゆくゲームなのだ。

今回登場したアイドルは6、70人いたらしいが、これでもまだゲームに登場する全アイドルの半分以下。原作世界がどれだけ広々としているか、実際にプレイすることなく想像するのは難しいだろう。それを少しでも垣間見せてくれたのがこの最終話なのだ。そして(ここが重要だと思うのだけど)、エピローグでシンデレラプロジェクトの代替わりが示され、一期生たちはそれぞれ新しい立場でその才能を発揮している、そして最後に「私たち、シンデレラガールズです」と自己紹介。これをもってアニメのストーリーはクロージングとなるのだが、むしろここからはじまるかのような仕立て。シンデレラガールズの物語はこれからもまだまだ続くというメッセージだ。

ここまできて、ようやく常務とプロデューサーのポエムバトルの意味がみえてくる(と思う)。常務が夢見るアイドル像は「城」に象徴される頂きに君臨する唯一の女王だ。それはすなわちトップアイドル。これまでアイマスが765プロを通して描いてきたアイドルそのものだ。トップアイドルになるとその先はない。物語は強制的にリセットされて、ふたたび繰り返す。

しかしプロデューサーはそれを否定する。彼のビジョンは、たくさんの星がそれぞれの輝き方で光り続ける、到達するべき明快なゴールはないが、けっして終わることもない世界。これぞゲーム「シンデレラガールズ」が体現してきたものだ*2*3

24話で卯月は最後まで星の中に自分の夢を書き込むことができなかった。最終話でもそれは明らかにせず「キラキラしたい」とだけ言っている。実はその後ゲーム内で公開されたコンテンツで卯月は夢を語っているのだけど、こっちでも「ずっとキラキラしたい」と言っている。単純だが明快でない、だがこれはどんな夢よりも欲張りな夢だ。だって、これを叶えるためにはシンデレラガールズが永遠に続かなくてはならないのだから。

じゃあ、永遠に続けるってどういう意味? それについてはすでに何人もの人がブログ等に書いているのでここでは省く。じつに恐ろしい世界だ(笑)。まぁそれも一興。NEVER END IDOLM@STER。

文字ばっかりで寂しいので、最後にかわいいみくにゃんを置いておきますね。デレステでSSRどころかSR・Rも出ないんだよなぁ……。

[スクリーンショット]M@GICを踊るみくにゃん

Tags: idolm@ster

*1 あれのどこが小規模なのかという異論は認めなくもない。

*2 765プロの世界がOFAになってこのビジョンに近づいているのはとても面白いと思う。PS4版がどうなるのか楽しみだ。

*3 さらに妄想を逞しくすると、常務の登用は765プロの急速な台頭への対抗策ではないかと考えられる。常務は346プロのブランドを活かして真正面からぶつかる手法を選ぶが、プロデューサーは別の道を選んだ。エピローグでかつて765の看板があった場所が一部346で置き換えられているのを見れば、プロデューサーが成果をあげたことは明らかだろう。346に巻き返された765の次なる一手は「会いにいけるアイドル」。そう、765シアターである。


2015-10-21(水) [長年日記]

IPAシンポジウム2015へ行ってきた

セキュリティ関係のネタをあさりにIPAシンポジウム2015へ行ってきた……というわりにはあんまりセキュリティ関連の講演は聞かなかった気がするな……。まぁ同僚が聞いていたはずなのでよしとしよう。

いちばん面白かったのは、東大・松尾博士の「人工知能は人間を超えるか~ディープラーニングの先にあるもの~」。いいかげんDLから人工知能って流れの話は飽き飽きしているし、DLがそのまま進化して人工知能になんてなるわけないじゃん、まったく、またバズワード化して消えていくのか人工知能ブーム……と最近は冷ややかに見ているんだけど、この講演は違ったねぇ。DLが人工知能になるわけではないというところまでは同じなんだけど、DLはこれまでの人工知能研究を足止めしていたポイントを突破するブレイクスルーで、これをきっかけにしてさまざまな研究が進むだろう(身体化とか)、という流れはすごく納得できた。

なにより、この先の研究がどのように進むかという2030年ごろまでのマイルストーンを示しながら、社会にどのようなインパクトがあるかというビジョンを語っていたのがよかった。ビジョン重要だ。それに2030年という設定がさ、〈シンギュラリティ〉の到来時期とぴったり合致してるあたりがね、いいよね(笑)。

(とか言いつつ、DLでゲームを学習させる話題で「人工知能に減点法のゲームを与えると動かなくなる。それがいちばん合理的だから」という話が一番面白かった。そういう人工知能となら仲良くなれそうな気がする)


2015-10-24(土) [長年日記]

川崎 0-1 横浜F@等々力陸上競技場

[写真]秋晴れで暑いくらいのスタジアム

朝から胃カメラの予定が入っていて、肉体的だけじゃなくて精神的にもダメージ食らってたっぷりHPを削られた状態で帰宅するともう出かけなければいけない時間で、なんとかキックオフぎりぎりでスタジアム入り。ひさびさのA席は日当たりがよすぎて暑いくらい。

マリノスの金色の2ndユニは初めて見たけど、さすがにこれは下品すぎるのでは……とくに汗が滲むとまだら模様になってかなり残念な感じ。あ、でも中澤だけはすごく似合ってた(黒いので)。

……とどうでもいいことしか書けないわけだが。マリノスの守備陣をまったく崩せず、いつもと逆に攻撃陣に精彩がなかった。おまけに大久保がよくわからんレッドカード食らうし、今シーズンはもう事実上おわりかねぇ。ぱっとしないシーズンだったなぁ。なんもかも2シーズン制が悪いんや。

[写真]ドラキュラコスプレが似合うフロン太

Tags: frontale

2015-10-25(日) [長年日記]

NHK「すてきにハンドメイド」のイベントに参加してきた(2回目)

[写真]2.5時間で10段くらい編めた

昨年12月にあったイベントの第2回があったので、ふたたび参加してきた。放っといても編める夫婦というのはこのイベントのターゲット外ではないのかと思わなくもないけど、男女*1カップルならOKという条件なので堂々と参加するのだ。

前回と同様、前半は広瀬さんの講演なんだけど、今回は〈編み物芸人〉アイパー滝沢とのトークショー形式。これがまた恐ろしいことに、芸人相手なのに広瀬さんの方が話は上手いわツッコミは鋭いわ(もちろん編み物の腕前もはるかに上)で、あらゆる面で完全に上手なのだった。場数踏んでるだけのことはある。

さて、今年のテーマはニット帽で、前回と同様、表編みと裏編みだけできればちゃんとそれっぽい感じになる初心者用の作品。帽子なのに減らし目なし、それでも初心者くささが出ないように工夫されてて、ケストラーさんあいかわらずすごい。というわけで今年はこれをちまちまと編もう。上手く仕上がったら外にもかぶって出かけられるし。

なお、今年の放送は11月5日らしい。前回はかなり遅くなって、編み物の季節からはだいぶ外れてしまったので反省したんだろうな(笑)。


ぜんぜん関係ないが、家の近くでボタン式の歩行者用信号を待ってたら、あとから来た婆さんがもう一回ボタン押せば早く変わると主張するので笑ってしまった。調べたらわりと全国的に信じられてる迷信らしい(探偵ナイトスクープで真偽を調べたりしたそうだ。もちろんガセ)。とはいえここの信号にそういう裏技が仕込まれていないという証拠もないので、暇だったらストップウォッチで調べてみよう(と言いつつ調べないだろう)。

Tags: knit

*1 男性どうしもOKだけど今回は見当たらず。


2015-10-26(月) [長年日記]

IIJ SmartKeyで一気に2段階認証へ移行した

[スクリーンショット]IIJ SmartKeyの画面 こんな業界にいるくせにいわゆる2段階認証を使っているのはGoogleを始めとしたごく一部のサービスだけで、いかんなーと思いつつ、機種変更時の移行の手間なんかを考えるとあんまり多くのサービスで使っちゃうのもつらいし……と悩んでいたのだが、昨日「2段階認証のパスワード管理は「IIJ SmartKey」で決まり!Google認証システムより圧倒的に便利」という記事がよくシェアされていて*1、けっこう良さそうなので「えいやっ」と移行してしまった。Google、Facebook、Github、Microsoft、Dropbox、Evernoteの都合6サービス。

上の記事のブコメにもあるように、この手のツールでは定番のAuthyを使うという手もあったんだけど、みればわかるように不必要なパーミッションを欲しがるのでイヤだったんだよね。その点、このIIJ SmartKeyが要求するのは実質的にカメラだけ(QRコードを読むのに使う)。セキュリティに関わるアプリはこうでなくちゃ。

サービスごとにQRコードを表示させる方法がちょっとずつ違うのが難点だけど、まぁなんとかなった。いちばん罠っぽかったのがFacebookで、そもそもメニューのどれが2段階認証設定だかわからない(正解は「コードジェネレータ」)。その上、Androidを選択するとFacebookアプリ内蔵のコードジェネレータを使う前提で進んでしまうので、そこは「その他」を選ばないといけないとか、ちょっと苦労した。

ひととおり設定したあとは、もうひとつのタブレットにもSmartKeyをインストールし、スマホでQRコードを表示して読み込ませると同じコードを生成するようになった。これは楽ちん(だが2段階認証サービスがこの調子で増えていくと移行もけっこうな手間になりそうである)。

あとはバックアップコードをどこに保存するのがいいかが悩みどころだなぁ……。みんなどうしてるんですかね。本当に印刷して金庫に入れてるの?

*1 投稿されたのは7月みたいだけど、昨日までぜんぜん注目されてなかったぽい。


2015-10-27(火) [長年日記]

デレステのイベントがさらに10万位ギリギリだった

[スクリーンショット]98779位!!

前回に続いて最終日にがんばった……ら、(これを書いているのは結果発表のあった28日なんだけど)さらにギリギリ10万位以内を確保。いやー、今回は終了まぎわでサーバエラーになったりしてかなりやばかった。1曲こなすのに3、4分はかかるから、もっと余裕をもってはやめに稼いでおかないと厳しいわ……。

ちなみにわさます内でおれより50ptくらい下の人が圏外になっていたので、10万位ボーダーには1ptあたりざっと25人以上が詰まっている計算になるのだった。こえー。

今回の「Nation Blue」はせわしないわりにダイナミックさに欠ける、ちょっと退屈な譜面だったな(PROだけど)。MASTERの譜面はかなり難しかったそうだし、まだまだ調整中という感じだ。

THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER Cool jewelries! 001
渋谷凛(CV:福原綾香)
日本コロムビア
¥1,620

Tags: idolm@ster

2015-10-28(水) [長年日記]

CODE BLUE 2015へ行ってきた(1)

[今日のランチ]

(ランチで出た弁当くらいしか写すものがない)

「日本発の情報セキュリティ国際会議」と銘打ってCODE BLUEが始まって今年で(たしか)3回目くらいなんだけど、職場の若い衆に譲っていたので今回が初参加。2トラックに拡大したので、同僚と分担しつつ聴く。今回は同僚が発表するし。

ちゃんと審査があるのでおおむね高いレベルの発表が揃っていて、歯ごたえのある(ようするに難しすぎて理解できない)ものもあるから、一般向けに刃先を鈍らせることのないちゃんとした専門家向けのカンファレンスだと思う。こういうのなら継続的に参加する気になるんだわ。

とは言っても、蓋を開けてみるまではレベル感はわからんわけで、聴いてみたらがっくり、なんてのももちろんある。とくに基調講演は両日ともあんまり感心しなかった。だいたい「またシンギュラリティか……」とテーマからしてがっくりだ。もうそのネタは飽きた。そもそもセキュリティとなんの関係があるのやら*1。フィクションからの引用でAIの可能性を提示するのは良いが「日本からシンギュラリティを起こそう」という提案のわりにはソフト面でのアイデアがなくて最後はgdgdな感じだった。

そのあとはAngularJSがいかにセキュリティホールのかたまりか、という話を聴いた。Angularが内蔵するサンドボックスを次々と攻略するくだりは良かったのだが、そのあと「セキュリティホールを含んだプルリクをわざと送りつける」というネタは、さすがに腹が立った。で、倫理的にどうなんだ、許しがたい!! と憤慨したものの、上位組織であるGoogleのセキュリティチームの了解のもとで行われている以上、これは一種のペネトレーションテストなわけで、部外者が怒るたぐいのものではないのだよなぁ。でも腹は立つ。……という胸のうちは微塵も見せることなく「他のフレームワーク、とくにReactはどう思う?」という質問をしたが、Reactからはセキュリティホールを発見できなかったそうだ。まぁ、Angularが必要以上に複雑さを内包してしまったのが問題ってことなんだろう、Angularにかかわらなくて良かった。

あとは、続いて行われた韓国と中国の話が面白かった。北朝鮮からのサイバー攻撃が日常的で、ほぼ戦争状態にある韓国の、官民学一体となったセキュリティ強化施策はすごいの一言。もう数のフェーズは終わって質を問題にしていると聞いて「技術者が何万人足らない」とか言ってる日本との差は大きい。一方中国は経済が優先されすぎてセキュリティ技術者の地位が低い中、国や軍のサポートなしに民間だけで社会的に影響力を持つコミュニティを作り上げた話で、これもこれでこの国ならではだなぁとしみじみした(国の予算は軍だけに投入されるのだろう)。どの国にもその国なりの苦労がある。

Tags: security

*1 もちろん、あらゆるリスクを評価して対応を決めるのがセキュリティなのだから、シンギュラリティだってセキュリティの対象ではあるが、このレベルになると「情報セキュリティ」の枠内で議論すること自体がナンセンスだろう。


2015-10-29(木) [長年日記]

CODE BLUE 2015へ行ってきた(2)

[今日のランチ]

昨日に続いてCODE BLUEへ。そういえば会場のベルサール新宿グランド、ベルサールってだけで新宿に3ヶ所もあるらしいのだけど(ずいぶん増えたなぁ)、グランドは通い慣れた(?)ミツエーリンクスの入っているビルなのだった。なのでひさびさにもうやんカレーでも! と思ったが、ランチ付きなのよね、残念。なお弁当は今日の方が肉っぽくて若者向きだった。U-25の発表があったからだろうか。

その若手の発表はゴリゴリのバイナリネタで、マルウェアの解析のためにLLVMで難読化解除(!?)をしたり、BoF対策のカナリアを回避する新手法を発表するとか、もうオジサンは付いていけないよ……。日本の未来は明るいな。

Officeの暗号化ファイルの話や、X-XSSの話ももちろん面白かったのだけど、あとでスライドが公開されるってアナウンスがあったのであまりメモを取らなかったのに、これを書いてる11月3日になっても公式サイトに載ってない(たぶん発表者個人のSlideshareとかにはあると思うが)。有料カンファレンスなんだから、そういうところはもっと素早くして……。

SoundCloudの人の話とそのあとの基調講演はイマイチでした。前者はDevOpsをウォッチしてれば既知の話題ばかりだったし、後者はフィクションでしか真実を語れないというような話をネタだけ変えて延々と繰り返すだけの超退屈な(そのくせ長すぎる)講演だった。勘弁してよ。

Tags: security

トップ «前月 最新 翌月» 追記
RSS feed