2014-11-02(日) [長年日記]
■ 川崎 2-3 清水@等々力陸上競技場
首位浦和との差が、えーと6くらい? もっとかな? 数えるのがつらいくらいの差があるのでもうなんというか。いちおうまだ優勝の目はあるけど、ケンゴは故障だし浦和もあんまり負ける感じがしないしなー。
とかいってたらケンゴがスタメンでびっくりしたものの、後半途中で怪我を悪化させて交代……えー、ちょっと……。
客観的には点を取っては取られての白熱した面白いゲームだったと思うけど、川崎サイドとしては得点は良かったものの最初の2失点はケアレスミスだし、ケンゴが選手生命を賭してまで出場してる試合でそれかよ、とがっくりだよ。試合終了時には(川崎サポにしては非常に珍しい)盛大なブーイングが巻き起こったので、多くのサポが同じ気持だったのだと思う。
シーズン終盤でガツガツできないのが、このチームの悪いところなんだよなぁ。ここ数年ずっとこんな感じ。
2014-11-03(月) [長年日記]
■ 久しぶりに臼田64mを見に行った
今年はぜんぜんパラボラアンテナを見に行けてなくて、こないだ野辺山の一般公開に行っただけだ。こんなことではいかんので、寒くなる前にせめて臼田くらいには行っておこうと。ちょうど紅葉シーズンだし。そういえば先週末には臼田30周年記念講演があったんだけど、通院日と重なって行けなかったのも悔しかったんだよなー。
で、(またしても)圏央道開通の恩恵を受けて、入間あたりまで一気に高速で移動して、R299へ。行きは下道で行く。
入間のマクドで朝食をとっていたら、こないだ入れてみたGoogle Fitがもう目標の6000歩を達成しているという……そんなことでいいのか*1。……それはさておき、R299は例によってこんな感じです:
この区間、ここ数年で1回しか通ったことないよ。もうあきらめて迂回路の方を国道にした方がいいんじゃないの。たぶんなんか事情があってできないんだと思うけど。
紅葉は想像以上に進んでいて、というかかなり落葉していて、ちょっとがっくり。いいタイミングで来るのは難しい。それでも十石峠のあたりはカラマツ林が真っ黄色ではあったけど:
その後はスムーズに臼田宇宙空間観測所へ。最近、けっこう見学の人が多くて、なんと一般用駐車場が満車。ディッシュもそこそこ傾いていて、休日でお休みモードだと思っていただけにラッキーだった。
アンテナを囲むフェンスが新しくなっていたり、敷地内にポール状の新しいアンテナができていたり、門が工事中で「セキュリティフェンスを設置しています」なんて書いてあったりして、なんかここ数年で本質的じゃない改装がどんどん増えている感じがする。ちゃんと通信や観測に必要な予算がついてればいいんだけど……。
帰りは(BMW純正のナビではなく)スマホのGoogle Mapsに案内させたら、中部横断自動車道の佐久南ICというのに案内された。えー、こんなルートあったのか。もちろん地図の古い純正ナビにはないんだけど、供用開始が2011年だって。3年も知らずにいたとは……。臼田から近くていいな。しかし、地図がアップデートされないナビは話にならないなぁ、もう。
それはそうと、関越走ってる間にR1200GSの走行距離が4万kmになった。もう9年も乗ってるのにこれっぽちか……BMWerの風上にも置けないな。本当なら10万kmくらいは走ってるつもりだったのに。まぁ、こうなったら10万kmになるまで乗り続けるか。
*1 帰宅後に確認したら、GPSデータを参考にして整理されたのか自転車で移動したことにされていた。いや、それでも間違ってるんだけど。80~100km/hで移動する自転車があるかいな。
2014-11-06(木) [長年日記]
■ Kindle Voyageが届いたのでさっそく自炊本の最適化をする
1年ほどまえから「物理ボタンが復活したKindleが出る」という噂があって、いまかいまかと待っていたら、発表されたVoyageは物理ボタンじゃなくて圧力センサだったけど、解像度もあがってかなり良さそうなのでさっそく予約。今日届いた。フラッグシップ機だけあって、けっこういいお値段:
https://www.amazon.co.jp/dp/B00IOY56P8
たしかこれまでに買ったKindleは殺風景なダンボール製の箱に入っていたのに*1、いつのまにかずいぶん小綺麗なパッケージになったんだなぁ。箱のサイズはほぼ本体と同じでかなり小さい。厚みのほとんどがUSBケーブルの分(笑):
Kindle Keyboard、Kindle 4と並べてみた。もちろんVoyageがもっとも小さくて、それでいてもっとも速くてもっとも高解像度でもっとも明るい(でももっとも軽いのはたぶんKindle 4):
ベゼルにある圧力センサは、押し込むと少しブルッと震えるフィードバックがあって、押す力や振動の大きさも設定で調整できるし、そもそもこの機能を使わない設定にもできる。しかし、どうせここまでするなら、どうして画面を触ってもページがめくれないような設定ができるようにしないのか、理解に苦しむ。AmazonにはあいかわらずUI設計のセンスがないね。
タッチパネルは有効な場面もある(とくにキーボード入力はかなり楽になった)一方、ホーム画面に戻ったり、読み終えた本を端末から削除する操作は片手でできない上にひと手間もふた手間も増えていて、ちょっとストレスが溜まる。こういうものには最低限の専用ボタンが必要なんですよ、知ってます、Amazonさん?
Kindle向けに作られた本やコミックはどうせ他の人がレポートするから割愛。ほとんどドットが判別できないくらいの解像度になったから、ルビも読みやすいし絵もきれいで、スペック的にはやっと満足のいく電子書籍端末になったなー、という実感はある。
……というわけで、例によって自炊PDFのチューニングをしましょう。
さっそくスクリーンショットを撮って*2実測。画面サイズは1080x1440で、PDFの表示エリアは1016x1364と判明。
ちなみにBOOKSCANで自炊してもらうと文庫本の画像サイズは長辺900pxくらいで、Voyageの表示エリアはこれを大幅に超えている。つまり自炊本をVoyageに最適化するにはもっと高解像度でスキャンしなくてはならない。ああ、なんてこった……この時代がこんなにはやくやってくるとは*3。
とはいえ、手元にすでに何百冊もスキャン済み書籍がある状況なので嘆いていても仕方がない。Kindlizerに新しい設定を加えて、未読の山から一冊(時を生きる種族)ひっぱりだして再処理。
あ、身構えたわりには悪くない。というかほぼ問題ないな。もちろんドットは見えるけど、これでも以前のKindle4に比べたら雲泥の差で読みやすい。よかった。改善の余地はあるけど、当面はこれで行こう。
ただ、言うまでもなくファイルサイズは増えている、ざっと2倍の40MB程度になってしまった。350ページ程度の文庫本でこのサイズだと、多くの本がメールで送れないサイズになるので、SendToKindleツールを使うか、USB経由で送るしかないのが難点か。なにしろKindle Personal DocumentのUIはあいかわらず人類史上最悪のレベルなので、これを避けるためのUIをメールベースで作れないのはかなり厳しいのよなー。Kindlizerに適当なサイズでPDFを分割するオプションをつけるか(いいアイデアかも)。BOOKSCANのチューニングラボはどうするんだろう?
2014-11-08(土) [長年日記]
■ けっきょくXperia Z1fを買ったのだった
次の機種はもうXperia Z3 Compactで決まってると書いておきながら、
- 機種変をするとdocomoの新プランに強制的に移行になって、料金が月々3000円くらい上乗せになりそう。サービス内容はたいして変わらないのに
- Z3cのグローバルモデルはどうかという提案をもらったけど、調べてみたらグローバルモデルは800MHz帯に対応してない*1
- 困ったなぁと思案していたら「型落ちZ1fの白ロムを買ってくる」というアイデアをもらって膝ポン
……という流れ。Z1fは1年前の機種だけど、Z1のコンパクトモデルながら機能面での遜色がほとんどない。しかも型落ちだから白ロムでも新型の半分くらいの値段で手に入る。ということは、2年使い続けることを視野にいれる必要がないわけで、1年で買い換えるなら性能面でのデメリットはないと考えていい。
てなわけで、Amazonでさくっと買ってしまったのだった。SXみたいなソリッドなオレンジ色がないので黒一択。注文したらほんの数日で届いた。いい時代だ。
とりあえずSXからSIMを抜いてそのまま使ってる。まぁ、見ればわかるようにSXよりもだいぶ大きいし重いのでその点は不満たらたらだけど、現時点で小型スマホといえばこのクラスが最低レベルなのでもうしょうがないと割り切るしかない。しかし重量も増してるのにツルツルしていて落としやすいし、どうにも見た目ばっかりで「手に持って使う機械」ということを考えてデザインされてないよなぁ(どこのメーカーも同じだけど)。
もちろんCPUもメモリもバッテリも増強されているので、最近はストレスたまりまくりだったSXに比べると天国と地獄ほどの差があるのは間違いない。なんにせよこれでしばらく生き延びられる。
さて、このまま旧プランのdocomo回線を使い続けるかどうかだけど、三大キャリアはもうデータ通信メインで使う向きにはまともなプランを用意する気がないっぽいので、IIJのみおふぉんあたりにMNPして安くあげるつもり。SIMが3枚もらえるプランなら、こないだ手に入れたタブレット*2にも入れて使えるし、テザリング代替用にWiFiルータを買い増ししてもいいしね。
2014-11-10(月) [長年日記]
■ Xperia Z1fの卓上時計化のためにDaydream対応スクリーンセーバーを入れる
Xperia SXでは標準の時計を使って充電中は卓上時計になるようにしていた(TaskerでAC Poweredになると時計が立ち上がるように設定)。これが動いてる間はスクリーンが消えることもなくて都合が良かったのだけど、Z1fではその時計をダイレクトに起動する方法がなくなっているばかりか、手動で動かしていても時間がたつと真っ暗になってしまう。
で、調べてみたらAnddoid 4.2の頃(?)からスクリーンセーバー機能が付くようになって、そっちで設定するらしい。機種変更でバージョンのジャンプが起きる、Androidならではの困惑であることよ。というかSXは4.1、Z1fが4.2なのにこんなに差があんのかー。まぁいいけど。
で、(例によって)要求パーミッションの少ないアプリを探して、Fixed 4.2 Clock Widget(これはNexus7でもロックスクリーン用に使ってた)を入れてみたものの、なぜか画面のローテーション設定に追従せず、横置きにしても縦表示のままになる。
続いてClockPlus DayDreamというのに変えてみたら設定に「Force automatic orientation」という項目があって、どうやらこの問題がAndroidのバグ(?)に起因していて、アプリが個別に回避策を講じているらしいということがわかるのだった(深く調べてないので嘘かも知れない)。というわけで、これを設定→画面設定→スクリーンセーバーで有効にしてやることで無事に卓上時計が復活した。
2014-11-11(火) [長年日記]
■ Xperia Z1fをAndroid 4.4.2 (Kitkat)にアップデート
昨日の日記を書いていて「あれ、そういえばZ1fってKitkat来てるんじゃなかったっけ?」と気づいたので見てみたら、アップデート可能になってた。通知してよー。
で、まぁアップデート自体は問題なくできたし、そもそもKitkatはNexus7で1年も前に体験済みなのだ……が。アプリからSDカードに書き込めなくなったよ、とかDropsync言われてぎょえーとなった。Nexus7にはSDカードスロットがなかったから気づかなかっただけか。いやー、困るなこれは。
とりあえず内蔵ストレージを使うように運用を変更したけど、書き込めないSDカードなんてほとんど使い道がないよなぁ。どうすりゃいいのこれ。
(なお、昨日書いたDaydreamのローテーション問題はKitkatでも解消していない……が、実害はないので問題ではない)
2014-11-14(金) [長年日記]
■ Rubyのバージョンアップで自作のgemが壊れたと思ったらAmazonのせいだった
昨日のRubyWorld Conferenceのあとでruby 2.1.5がリリースされたと聞いたので、朝起きてさっそくアップデートしようかと思った矢先、kindlegen gemのissueに立て続けにコメントが。おーのー、なんか非互換踏んだか?*1
まさに2.1.5のリリースと同じタイミングだから、まちがいなくrubyの非互換だろうと思って見始めたけどよくわからん。そうこうするうち@hsbt(Ruby Prize 2014受賞おめでとう!)から以前のrubyでも発生するからrubygemsのせいじゃないの、とか言われる。んなばかな、先月2.1.4でちゃんとテストが通ることを確認したばかりだよ。
とはいえたしかに指摘のとおりなのでrubyとrubugemsのバージョンを変えながら動かしてみたら、なんとどの組み合わせでも発生する。わけがわからなくなっていたら、こんどは@miyagawaに「元のzipの構成が変わってる」という指摘を受けて、調べてみたら本当にそうだったので脱力。
つまり、Amazonが配布しているkindlegenコマンドのtarball / zipファイルが、従来は中にアーカイブと同名のサブディレクトリが掘ってあったのに、いま配布されているのはそれがない。同じアーカイブ名なのに最近のは構造が違っているという。中のファイルのタイムスタンプから類推するに、1週間くらい前かなぁ。rubyのリリースとタイミングが合っただけで、発覚するのは時間の問題だったと。しかしAmazonさん、これはちょっとマジでひどくないか?
今回の教訓があるとすれば、先入観は捨ててエラーメッセージをちゃんと読めだな(←ようするにどうみても自分が悪いのである)。
しっかしこのkindlegen gem、もちろん自分で使う範囲で実用的には作ったもののだいぶ適当なのもたしかだから、海外では電子書籍販売サイトでガチでビジネスに使ってる人がいてビビる。今回issueで報告してきたのもみんな外国の人だしなぁ。怖い怖い。
*1 Ruby言語的にはおかしなことはしてないけど、拡張ライブラリを作る仕組みを使って変なことをしている自覚はある。
■ リラッサの北海道フェア
ここ数年、仕事関係でつながりのあった人たちで東京ドームホテルのレストラン「リラッサ」で行われる北海道フェアに集まって飲み食いする恒例行事があって、今年も行ってきた。だいたい毎年行ってるんだけど、たしか去年は行けなかったんだよな、なんでだっけ? 道後温泉かな?
北海道素材を使ったホテルクオリティの料理を食べ放題ということで、最近はみんな飲まずに食べることに集中するようになってきたのがおかしい。酒を飲むのは負けを意味するのである。自分はいわゆる飲み会だと割り勘負けしてばかりなので、こういう食べてばっかりの会はいいよねーと下戸の人と話したりしていた。
今年はメロンと鹿肉が旨かった。
2014-11-15(土) [長年日記]
■ AVTOKYO 2014へ行ってきた
(そういえば写真まったく撮り忘れた)
AVTOKYO2014があったので行ってきた。去年からセキュリティ関連のイベントにかなり参加してきたけど、このAVTOKYOはDefConらしさがあって一番好きだな。ビジネスライクで「ちゃんとした」スタイルのイベントももちろん必要で大事だけど、こういうちょっとアングラっぽい、それでいて技術的にはとんがったイベントもないとね。
会場も渋谷のクラブ(?)を貸しきって、それも前回の会場よりは広くてワンフロアでずいぶん利用しやすくてよかった。ソファにいい席が陣取れたので、ビール飲みつつのんびり聴いておりました。いつも思うんだけど、こういうチェックのネルシャツ着た人たちが大勢集まるようなイベントに借りられて、店員の人たちはどう思ってるんだろうな(笑)。
オフレコ案件も少なくないので、内容についてはあまり触れずにおこう。とくに興味深かったのはApplicationCache、ROP、CSP。あと事件史は笑いが絶えませんでしたね。おれはこの業界では新参者だけど、この10年でえらく環境が変わったものだ。あと、完全オフレコっていうからwktkしながら聴いてたらぜんぜん怪しい内容じゃなくて肩すかしみたいな発表もあったけど、まぁなにをオフレコにするかは発表者の胸三寸だしな。
2014-11-18(火) [長年日記]
■ 今年のグラコロは11月21日(金)から! もちろんグラコロ同盟も準備完了
昼ごろから店舗でチラシを受け取ったとおぼしきtweetが目立ち始め、今年のグラコロがようやく始まりそうだと知る。やれやれ、こんなに遅くなるまでグラコロを始めないとか、いまのマクドナルドはほんとに経営判断が危なっかしいな! トマコロも復活してないし!!
チラシには26日からと書いてあったけど、リリースでは21日となっているので、(もしかすると遅れて開始の店舗があるかもだけど)21日開始とみて間違いないでしょう。
というわけで、同盟サイトも2014年シーズンの準備完了! 去年とロゴ以外なにも変わってない!!(笑)
現時点でもハッシュタグ付きツイートをカウントするようにしているけど、21日の朝にリセットします(のでそれまで自由に遊んでもらって大丈夫)。アナウンス等はFacebookページかTwitterで行います。
では今年も短いグラコロライフを楽しみましょう。
2014-11-19(水) [長年日記]
■ 「メイカーズ」コリイ・ドクトロウ
Makerブームの立役者のひとり(?)、ドクトロウの「メイカーズ」を、さまざまな英文を翻訳していることで知られるH.Tsubotaさんが翻訳していたので読んでみた。HTML版およびEPUBまたはmobi版が無償で入手できる。
ドクトロウといえば以前「マジック・キングダムで落ちぶれて」をけちょんけちょんにした記憶しかないのだけど、本作はけっこう楽しめたかな。2009年の時点でMakerブームとその行く末をここまで描けるのはたしかにすごい。こういうネタだと単純に「あるMakerの成功譚」になりそうなところ、わりと山あり谷ありで、けっして明るいばかりではない結末になるあたり、なかなか誠実だ。
もっとも、5年前の作品ということを割り引いてもリアリティはそんなに感じられなくて、まぁ近未来を描くSFはどうしてもそうなってしまう傾向があるとはいえなんでかなーと不思議だった。で、序盤を読み終えたところでちょうどDMM.make AKIBAがオープンして、そのレポートを読んで謎が解けた。DMM.makeには製作用だけでなくさまざまな検査用の設備があるんだけど、この小説にはそういう描写がいっさいないからなんだな。安全かどうか、環境を汚染しないかどうかもわからんようなものが、こんなふうに世界を席巻するわけがない。あと、とにかく登場する「3Dプリント作品」がどれもぜんぜん魅力的じゃないというのも大きい(笑)。
それはさておき、読んでいて心の中で大きくなっていったのはやはりリチャード・ストールマン(RMS)の存在。RMSも扱いづらいタイプのハッカーとしてこの作品の主人公たちに重なるところが多いのだけど、彼は法律さえもハッキングのターゲットにしてしまうという意味ではるかに格が上なのだ。本作の主人公たちはストーリー上は文字通り「世界を変える」のだけど、こっちにはRMSという比較対象がいるもんで、なんだか矮小な存在に見えてしまう。RMSを超える人物はフィクションの中にさえ登場しえないということか(この作品世界には少なくともGPLはあるようだけど本人は登場しない)。
ところで日本語版は小説としての一般作法から外れてるところが多くてかなり気になってしまったのだけど(三点リーダを使ってない、文頭の字下げがない、段落間の行間が空きすぎ……など)、フィードバックはどうしたらいいんだろう? パッチ送りたい。
追記: とか書いたらリポジトリを公開してくれた! わーい。
2014-11-20(木) [長年日記]
■ My Kindleが(ついに)リニューアル
kindlizer-backendの設定方法を大幅に変更した*1ときにテストで流したドキュメントを消そうと思い、My Kindleにアクセスしたら見覚えのないページに飛ばされて焦ったのなんのって。少し前に一部のユーザに試験的に見えるようになっていた新しいUIがついにリリースされたらしい。待ってたぜ。
ウキウキしながら触ってみたら(こう見えてもMy Kindleのヘビーユーザである)、まぁもちろん改善されてるところも多数ある。といっても前のUIが壊滅的にダメだったのだから、誰が作りなおしても改善になるよな、というレベル。いまどきのSPAとしてはアマチュアレベルだよなぁ……。
で、もちろん不満点の方が多いわけですよ。まったくAmazonのUI設計・開発力のなさときたら……!!!
- 一度に削除できる文書が10個まで。しかも削除前後に無意味な確認ダイアログボックスが出る
- 「表示するアイテム」「並べ替え方法」のドロップダウンリストが頻繁に空になる。リロードしないと直らない……というかしばらく試してたらリロードしても直らなくなった(笑)
- メールで送ったドキュメントを(端末に送り込むだけでKPDには)保存しないという設定があったので(これこそが待ち望んでいた機能である)、喜び勇んで設定したけどきっちり保存されてる
他にもあるけどもう覚えてない。こんなにシンプルなアプリなのにテストしてないだろこれ。バグ報告してやりたいけどフィードバック方法もわからんし(そもそもAmazonはユーザの声を聴かない)、もうやだこの会社……他の選択肢が欲しいよ……。
*1 変更しましたのでREADMEを参照しつつconfig.yamlを書きなおして下さい。とかここに書いてどうする。
2014-11-21(金) [長年日記]
■ 映画「楽園追放 -Expelled from Paradise-」を観てきた
「虚淵玄作品で主役が釘宮理恵」という以外は予備知識ゼロだったんだけど、まぁ虚淵だしどうせ暗くて救いのない話なんだろうと思っていたら、むしろ明るくて未来を感じるいい話だった。いや、それでいいんだけど、勝手な先入観で肩透かしとか言ったらダメだよなぁ(笑)。
ストーリーはかなりシンプルというかオールドファッションで、1980年代あたりのSFに親しんでいればオチも含めて読めちゃうレベルだからおれの年代だと新鮮味はない*1。でも同じ回で観ていた若者たちはかなりインパクトを受けてたみたいだし、それはそれでいいんじゃないの。まぁ「知ってる話」だから映画がつまらないとは思わないし。
主人公のアンジェラが、年齢設定のわりに幼い容姿なのにはちゃんと合理的な説明がついていて笑ってしまったが、それにしてはおっぱい大きすぎるよな。あと尻。それはさておき、アンジェラ役のくぎゅの演技が素晴らしくてねぇ、これだけは書いておかねばならんと思った。くぎゅと言えば「ツンデレの女王」で、そういう方向の役ばかりやらされてる感じがあるのだけど、アンジェラはそういうステレオタイプじゃない等身大の女の子だったし、アクションシーンではかなり派手に叫んで「おお、くぎゅのこういう演技聴いたことなくて新鮮だわー」と感動してしまった。逆に静かなシーンでの息演技がこれまたじつに多彩で、あらためてくぎゅの実力を感じられてほんと良かった。
もちろん終盤の戦闘シーンはめまいがするほどド派手で緻密だから、これだけでも近年のSFアニメとして十分すぎるクオリティ。考証もがんばってるし。とはいえ最後の打ち上げシーン、ロケット本体から氷が剥がれ落ちるという最近お決まりの描写があるんだけど、これハイブリッドロケットだから酸化剤はたぶんN2Oだし、液酸液水ロケットみたいな極低温にはならない気がするのだよなぁ(←細かい)。
あと、最後に「気に入ったからパンフ買おう」と思って売店に入ったら2000円もの値段がついてて「強気だなぁ、売れるのかねぇ」と感心してたら「売り切れです」だって。ほんとオタクは金持ってるな……。
*1 あれで最後は分裂して一緒に出発しちゃう人格とかが出てくると21世紀のアイデンティティSFになるんだけど(笑)。
2014-11-24(月) [長年日記]
■ 新百合ヶ丘の「田園ぽてと」でランチ
映画でも観ようということになって調べたら近くでは新百合ヶ丘でしかやってないので、ランチも新百合で食べることに。以前かみさんが行って美味しかったという「田園ぽてと」へ(公式Webサイトがない……?)。ポテトのスイーツが有名らしいけど、ビストロなので食事もできる。駅からちょっと歩く住宅街の中なので、客はご近所の有閑マダムばかりだ。以前しばらく新百合ヶ丘に勤務してたのに、こういう店のことはなんにも知らないというのはどうかと思うが(笑)。
ランチセットは美味しかった。ボリュームはそんなにないけど、休日の昼食としてはちょうどよい。デザートがちょっと甘すぎかもね、と意見の一致はみた。
■ 映画「天才スピヴェット」を観てきた
そんな感じで食後は新百合ヶ丘のイオンシネマへ。
映画でも観に行こうという話になって、いま観るなら「インターステラー」しかないんじゃないのと思わなくもないが、なんかイマイチ食指が動かない*1。かみさんが出してきた代案「天才スピヴェット」が、「アメリ」の監督作品だそうでなんだか面白そうなのでそれに。
モンタナの牧場で暮らす10歳の少年が永久機関を発明してしまい(トンデモというより「これはフィクションですよ」というメッセージ)、スミソニアンでスピーチするために(いろいろあって)家出をするという話。
心象風景の描写とか「あー、アメリっぽい」という感じで面白かったが、内容はガチでストレートなロードムービー、それも貨物列車の旅なので旅先での人々とのふれあいも最小限度なので、かなりまったりペースの20世紀映画みたいだった。アメリカ中西部の森林地帯の自然が美しい。というか、いまどきこんなの、フランス人監督じゃなきゃ撮れないのでは(笑)……という意味では楽しくて良かったと思う。佳作。
*1 「2001年みたい」という評と予告編から想像するに、ワームホールによるタイムトラベルが起きて娘と再会とかそんな感じなんでしょ?
2014-11-26(水) [長年日記]
■ Kindle Voyageが今月のアフタヌーンを開けない
月刊アフタヌーンを電子版に切り替えてから、基本的にNexus7で読んでいたんだけど、今月からはVoyageで読もうと思ってそっちに送ってみたら、ダウンロードの途中でリブートがかかってしまい、しかもそれを何度も繰り返す。アフタヌーンは全盛期には1000ページ近くあって、今月号も750ページくらいあるので、そういうことなんかなー(どういうことだ)と思っていたら、何度目かの起動でやっとダウンロードできた。
じゃあ、ってんで読もうとしたら、こんどはこんなエラーが出て開けないの。ようはメモリ不足とかそういう問題? メッセージもひどいねぇ。しかし、自社の端末で開けないようなサイズの電子書籍を売るなよなぁと思うんだけど、なぁ……。ファームウェアのアップデートで直ったりするんだろうか。
……と、ここまで書いて商品ページに飛んだら、同じこと書いてるレビューが並んでた(笑)。「自分だけじゃない」ってことがわかるインターネットすばらしいな。てことは今月号だけか(たしかに先月号を送ってみたらちゃんと読めた)。データがおかしいの? てことはしばらく待てばなんとかなりそうだな、これ。
というか、新聞まで積んでるってことがバレバレやね、このスクショ。
追記 (2014-11-27)
今月号だけKindle (Paperwhite / Voyageを含む専用端末)が利用可能な端末に含まれていないことが明らかに。どういうこったい、講談社!!
追記2 (2014-11-28)
Amazonから「データ直しましたすみません」というメールが来た。ぶじに読めるようになった。利用可能な端末にも復活している。
2014-11-29(土) [長年日記]
■ 川崎 1-1 広島@等々力陸上競技場
ホーム最終戦。キックオフのあたりまでけっこうな雨で、気温は低くないけど、なんだか陰鬱な雰囲気。
一時は優勝を狙うポジションにあったのに、いつの間にかずるずると落ちていて、もうACLも狙えやしない。ケンゴの怪我があったとはいえ、終盤の大事な時期にこの体たらくはなぁ。モチベーションのマネージメント、どうしてるんだろうね……。
今日も先制しておきながら守りきれず、終盤に追いつかれてのドロー。なんというか、今季の川崎を象徴するかのような試合なのだった。はー。ケンゴが引退するまでにタイトル取れるのかなぁ。
■ わさます忘年会@焼肉ブラックホール
今日はそのまま新宿に出て、わさますの忘年会。忘年会にはやや早いけど、明日はデレマスの2ndライブがあるので、日本のあちこちからメンバーが集まってきているからちょうどよいという。
武蔵小杉からは一本で新宿まで出られるから楽でいいなぁ……と思ったが、明治神宮前に止まったときに時計を見たらまだ17:30。前日物販まだやってるじゃん……というかなんか電飾がすごいらしいので観ておこう。と思って下車して代々木体育館へ。すごかった(笑):
前日買い出し組の状況を確認しようとしてGoogleスプレッドシートを開こうとしかけどぜんぜん反応がなくて、もしやと思って確認したら通信量の上限を突破してしまっていて、128kbpsになってた。そりゃ無理だわ……。とりあえず自分の分のパンフレットだけ買ってから(そして「ついで」に予定になかったTシャツまで買ってしまう罠)、docomoに課金して制限を解除した。もう来月で解約するつもりなのに負けた気分……。
いい肉の日だし、ちょっとリッチなコースにしようということになった今回の忘年会、たしかに肉はどれも美味しかったけど、宴会開始から1時間ちかく延々と肉以外のメニューが出続けるという「焼肉屋としてどうなのそれ」という構成で、今後焼肉ブラックホールではコースを頼んではいけないということを学習したのであった。
前日物販の戦利品や明日のチケット、LR44やUOなんかの10数人分の受け渡しがだいぶカオスだったけど、これで明日の準備はかなり楽になったね。とっとと帰って早く寝ないといけなかったのに、けっきょく帰宅は深夜になってしまったけど。というか、今日はまだ仕事が残っているのだよ……。
■ tDiary: 4.1.0リリース
そう、「いい肉の日」とかいってはしゃいでる場合じゃないのだ、今日はtDiaryのリリースをしなくては。時計はとっくに11/30を指していたけど、ワタシが寝るまでは肉の日です。
というわけで、深夜2時までかかって無事リリース。なぜか毎回、リリーススクリプトが一発で動かないのよなぁ:
今回機能面での大きな変更はないものの、ディレクトリ構造の大幅変更や、(長年の懸案だった)プラグインストレージの実装をしたので、マイナーバージョンアップということにした。ここの日記をPaaSに移転させるためにいろいろとじわじわ改造しているのである。
2014-11-30(日) [長年日記]
■ THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 2ndLIVE PARTY M@GIC!!へ行ってきた
この日記をつけはじめて15年目という記念日ではありますが、ついこのあいだ1stライブをやったシンデレラガールズが早くも2ndライブをするというので行ってきた*1。
今回は代々木第一体育館ということで、前回の舞浜の数倍規模? キャパ的には横浜アリーナに近いということで、公演1回のみとはいえ、本家765プロが何年もかけてたどりついた規模まであっという間に追いついちゃって、勢いあるねぇ。良い良い。明治神宮前駅で降りて、歩いて現地に向かっていたら、ちょうど体育館が視界に入ったあたりで「おねシン」を流すXperiaちゃんがマジ有能。人波をかきわけてわさますの待ち合わせ場所に向かう途中で、コール本を配ってる人がいたのでありがたくちょうだいする。
わさます内でチケットを融通しあって、今回は現地チケットを確保。というかまたアリーナ席だ。SSA以来、アリーナでしか観てないぞ、おれ。メインステージから花道を通ってアリーナ中央に円形のセンターステージがあるというSSAライブと同じ構成。センターステージ後方半ブロックくらいの距離なので、ステージまでの距離は9thライブのときと同じくらいかな。演者の表情までしっかり見える良席だ。メインステージは遠いけど。
開演前に待機してたら、突然きのこ(星輝子)の声で影ナレが入って、来年から始まるTVアニメのガヤを録るから協力しろという。わお。憧れのガヤ録り!(笑) 8thのあれは劇場版でちゃんと使われたからなー、これは嬉しい。しかし出番を控えた出演者、それもほぼ初出演のさっつんにナレーションさせるとは、あいかわらずスパルタよのぅ。その後、近々発売予定のカバー曲から輝子の「紅」がかかり、みんな大喜びでコールまで入れるという(笑)。X JAPANのファンが聴いたらひっくり返るんじゃないのこれ。
スタートはおねシン~We are the friendsでわりと鉄板。21人もいると壮観だ。自己紹介がまずは前半11人から、となったのは笑った。でもなー、たしかに全員やってたらダレるもんねぇ。ウサミンが一瞬だけ4歳もサバを読んだ(メモ)。
そのあとから始まるソロパートが、切り込み隊長は飯屋という定着しつつあった流れをぶっちぎっていきなりS(mile)ING!でびっくり。MCではへごっていたはっしーだが、さすがの安定感というか、ミツボシだとテンションが上がるところ、S(mile)ING!が最初だと華やかさがアップする感じでこれもいいね。
しかもそのあとTOKIMEKI~DOKIDOKI~Twilight Skyそしてミツボシと常連組のソロが続く。こう来ると、ことごとく予想を外してきそうだなー……というかシンデレラはまだ曲数が少ないから構成で魅せるしかないので当然そうなる。こりゃ下手するとトライアドプリムスが来ないなんてこともあったりしてね……。
それはさておき、DOKIDOKIでついにお姉ちゃんが助けにきたり(やったー、念願の姉妹デュオ!!)、舞浜では一人で寂しそうだったミツボシにダンサーが8人もついたりと、じつにいい演出。それからなにより、るーりぃ! 膝立ちエアギターが超かっこいいの!! 今回、事前準備が足らずにUOを一本しか確保できなくて、どこで使うか悩んでいたんだけど、アリーナもステージ近くということで、ここで使うしかないでしょう。実際、(プロデューサーたちの阿吽の呼吸により)アリーナはほぼオレンジ、スタンド席がブルーに収束して、今回もきれいにTwilight Skyが作れて内心ガッツポーズ。
続いて新曲投入、絶対特権主張しますっ! 最近こういう、作り手が明らかに「コール入れて」って言ってる感じの曲が増えてて、素で聴いてるとちょっとしらけるんだけど、まぁライブになっちゃえばそんな気分は吹っ飛ぶ。かけあい楽しい。ライブがさらに盛り上がるいい曲だ。ねこさん、えりぴょん、さっつんという未経験組をれいちゃまが一人で引っ張るというユニットだけど、硬いところもぜんぜんなくていい感じに弾けてた。
ソロパート組のMCコーナーで一息。事前にディレ1から「今回は4時間コース」と聞いていたから(これは「4時間台」という意味である)、みんな座って水飲んだりしていた。慣れたものである。ここでのトピックは「大橋彩香役の~」。あと、ズッ友ポーズも。
アタポン! ここでなつねぇ、ゆきんこ、まりえってぃのトリオ投入か、濃いな~。ゆきんこを生で観るの初めてかな? なんか想像以上にかわいらしくて、ドキっとしてしまった。あいかわらず表情のダイナミックレンジは狭いんだけど、それが「あり」なのもシンデレラの魅力だよなぁ。
そのあとは「かわいい系」のソロパート。まきのんは役へのなりきり度にこだわってるようで、衣装や立ち居振る舞いがすごいまゆっぽくて感心した。とはいえエヴリデイドリームはそんなに病んでる曲ではないので、ちゃんと正統派アイドルになってて素晴らしいのですよ。
で、りっか様登場で仰天。なんとまさかのスペシャル衣装! 紗枝は和服なのでどうするのかと思っていたら、本当に和服風の衣装を仕立ててくるなんて、嬉しいじゃありませんか。おまけにダンサー含めて小道具に和傘を使っていて雰囲気たっぷり*2。惜しむらくはセンターステージまで来てくれなかったところだけど、まぁいいよ。あと「こんちきちん」にPPPH入れるのは合わないからやめたいなー。あそこは一緒に歌うくらいでいいんじゃないの。
そして、続くなお坊でさらに仰天させられる。やべぇ、この人マジでSランクじゃん……。いや、すごいという話は聞いていたけどさ、歌唱力やダンスだけじゃなく、(川島さんらしく)80年代アイドルっぽい所作へのこだわりまで含め、他の出演者よりワンランク上だよ、すげぇよ。こんなタレントの持ち主が普通に他の若手声優に混じってライブに出てくれるの、ほんとにありがたい(なお坊も若手なんだけど)。というかありえないものを見た気がする。
なので直後のねこさんはやりにくかろうなとは思うけど、カメラの演出も含め、初々しさ込みでけっこう雰囲気出てて良かったね。サイリウムの色も途中でちゃんと変わったし。りっか様もそうだったけど、彼女たちはわりと気軽に難しい演出を頼んでくるので、対応するプロデューサーもけっこうたいへんである。
そして! なつねぇが!! しっぽつけてる!!! 舞浜衣装に「しっぽがない」とか書いたけど、今回はちゃんと(みくらしく)我を通してくれたみたいだ。みくPのひとりとして喝采。あと、いつものイロモノ3人組から外れて、ちゃんとかわいさをアピールできるパートに入ったのも嬉しい(←結果として何が起きるかこの時点では予測できていない)。
ちょこたんもスペシャルな衣装(といっても黒いマントを羽織っただけ)で、もちろん小梅のパーソナリティに沿った雰囲気だけど(小梅だったら大喜びだろうなーと想像してニヤニヤする系)、中身は(小梅と同様)小さくてか細いので、ミスマッチな感じがさらに良いんだな、これが。MCでもまた「大好き」って言わされてたし、たぶん今後もこういう方向でいじられそう。
そして新曲のパステルピンクな恋、事前の予習で聴いてても甘っあまなまさにキュート、というかアタポンがちょい変化球だったのでキュートど直球なこの曲を、はっしー、そらそら、りっか様、まきのんの4人で。4人とも臆することなくキュートさを振りまいてたけど、中でもそらそらがべらぼうにかわいらしくて(そういえば初めて見る)、こりゃソロが楽しみだ。
自己紹介がまだの10人でメッセージのあと、全員新曲のゴキゲンParty Nightへ。メッセージの最後、モニタに写ったはっしーが「M」のサインをなぞったら、そのとおりに封筒のアイコンに変わってこっちに飛んできたのに、びっくり。どういうテクノロジーだ*3。
……で、ステージが暗転した中、次のソロの人が中央に歩いてきて、何かしてるわけ。なんだろう、ダンサーに手伝ってもらって、上から何か着てる? 誰だろう? と思ってたら「Invade!」の雄叫びとともに始まる毒茸伝説!! そこにはふりふりの白い衣装(だったもの)の上に黒いレザーベストを着て、スタンドマイクを掴んださっつんの姿が。ぎゃー、きたーーーー!!! 正直、毒茸伝説はネタ曲だし、メタルっぽいけど別の何かだと思ってました、すみません。ぜんぜん本物だよ、というかなんかヤバいものが憑依してるよ、なんだこれぇ!? BabymetalのPV見ながら「さすがにこっちのがいいだろ」とか言っててホント申し訳ない気持ちになった。おれらにはさっつんがいる!!
その興奮が最高潮のまま、こんどは中央ステージに強烈なスポットライトが差して「あ、これは来るな」という予感とともにメルヘンデビューのイントロが。ウサミンが降臨するときって本当に地響きがするんだぜ。ウサミン人気はんぱない。いま総選挙やったらぜったい1位取れると思う。まりえってぃ、ウサミンの体力が1時間しかもたないという設定はガン無視して、冒頭のおねシンからずーっと全開で飛ばしてて、ほんとすごいよ。ソロでもすごい高さまで跳ねてた。楽しさが体中から湧き出ていて、さすがアイマスの慣習を破ってスタッフからも「ウサミン」と呼ばれるだけのことはある。
こうなると続くのがあんずのうたなのは既定路線なんだけど、ライブじゃないと完成しないこの3曲のせいで今日のHP半分以上使った気がするね……死んだ。マッシュアップ~ミンミンミン~メデメデが楽しすぎて死んだ。そうそう、休憩中に杏のうさぎが登場してひとりスポットライトを浴びてたのがウケた(笑)。
仕事を終えた杏==ゆきんこがステージを去るのといっしょにおれらもやっと一息つけると思っていたら、れいちゃまが登場してゆきんこを拉致。ひゃっほー、まさかのあんきら劇場だ! そして始まるましゅまろキッスの振り付け講座。これがけっこう難易度高い。特に星を描くところ。というか客席でそれやるのムリだよ、れいちゃま(笑)。でも、先の3曲から雰囲気かわるところで何かやりたかったんだろうな、きっと彼女自身がこの演出を提案したんだろうなと思ったので(あとのMCでもそう言っていた)、れいちゃまのそういうところが大好きなおれとしては唯々諾々と従うわけです。何度も書くけど、れいちゃまはまじキュートだからな。
このはっちゃけたソロパートの最後にまさかの新人えりぴょん持ってくるとか演出家もいい度胸だなぁ。というか、それにしっかり応えるえりぴょんがいい度胸してるのか。なんだかユッコにそっくり(特に目がクリっとしたところ)で、ノリもいっしょなので2次元から3次元に移行する違和感がぜんぜんない。おまけに間奏でマジックじゃなかったサイキックショーが始まったりして、なかなかサービス精神にあふれるいいステージだった。途中でまたゆきんこが引っ張りだされて、杏働きすぎだろうとみんな心の中でツッコんでたと思う(笑)。
そして〆にOrange Sapphire、この曲、聴くたびに好きになる。盛り上げ役だけじゃなくて、〆にも良い良い。しかも飯屋、のぞふぃす、るるきゃんの「よくばりSi☆s」だ! 今回、けっこうユニットとかペアを意識してくれてるの、嬉しいねぇ。
なんか、書いても書いても終わらないな、今日の日記。まだ10曲あるぞ。全部書こうとか考えるんじゃなかった。
残った曲を勘定するに(シンデレラはまだそういう計算ができる)、次はしっとり系のコーナーだと予想が付く中、まずはNation Blueでかっこ良く始まった。が、ステージに登場した4人をみて、会場に広がったざわめきのいくらかは「そこにいない残る3人」があのユニットだと気づいた人たちの期待の声だったんじゃないかなー。失礼な話ではあるけどね……。とはいえ、ここで個人的にはやっぱりるーりぃを見てしまうな。Nation Blue歌ってるときのるーりぃはほんとカッコイイんだ。
続くソロは2nd Side、You're stars shine on me、風色メロディ、そして薄荷。まつえりはその初々しさが奈緒に重なるし、すみぺはたぶんいつもは自身のライブの真っ赤な会場ではじけてるんだろうけど、アナスタシアは真逆の雰囲気でそのギャップがまた面白い。そしてそらそら! なんじゃこの可愛らしさは!! 智絵里は妖精っぽいけど、本人もっと妖精っぽいじゃん。性格は黒い黒いと言われてるけど、それはたぶん普通の大阪人というだけだと思うぞ(←まんまと見た目に騙されてる感)。まいまいは他のところで歌ってる経験があるせいか、落ち着いていて加連らしい儚さをうまく表現してくれてた。いいわー。
そして今回のソロの最後がふーりん。聴くたびに、かならず、確実に、明らかにレベルアップしているNever say never。どんだけ鍛錬積んでるんだろう。真正面からぶつかって毎回ベストパフォーマンスを叩き出すとか信じられんよ。残念なのは、おかげで手元のCD音源がどんどん陳腐化していってることだよ! こんなん聴かされたら、もうCDなんて聴けないよ!! コロンビアさん、こんど出るベスト版、この曲だけでも新録にしてください、お願い!!
そして……そして、最後に残った3人による、最後に残った新しい属性曲。トライアドプリムスによるオルゴールの小箱。このユニットが来るだろうという期待はもちろんあったけど、最後の最後まで焦らすとか、やってくれるじゃねぇの。客席のあちこちから「来た」「やっと」という声が上がる。隣のPと頷き合う。みんな、このユニットを育てたのは自分たちだって自負があるからさ。ソーシャルゲームにもちゃんとアイマスのDNAが伝わっていると確信できた瞬間だった。
力尽きそうになってきたのと記憶があやふやになってきてるので終盤はまとめて。アニメは大手プロダクション「346プロ」を舞台にした新プロジェクトに参加する14人のアイドルを中心にするという発表があり(みくにゃんが入っていたのでOKである)、OP曲のStar!!からふたたび全員で。曲調がアイマスっぽい。これを来年から毎週聴くことになるんだな。嬉しいね。最後は輝く世界の魔法。個人的には全員曲ではこれが一番好きだな。アイマスではどうしても「アイドルである私」についてというメタな歌詞が多い中、これはそうじゃないから。やっぱ、ちゃんとアイドルの歌として成立する曲が好きだ。
ながーいアンコール待ちのあとは、最後に残った全員曲、ススメ☆オトメ。一人ひとりから短い挨拶があって、ふたたびおねシンで終了。1stの最後にはみんな泣いちゃってグダグダだったけど、今回は泣いても崩れず、みんな笑顔で終えていたあたりに、成長が感じられて良かったな。まぁ泣くのもかわいいけどさ。
全曲についてなんか書こうと思ったらとんでもない量になってしまった。もうやらん。しかし、終わって時計をみたら21時まで数分を残すばかりで「4時間」どころか「きっちり5時間」じゃねーか。予告と違いすぎる(笑)。まぁいいよ、最高に楽しかった。毎回最高つってる気もするけど。
会場を出てからわさます民で集まり、渋谷まで歩いて(あんだけ騒いでへろへろなのにまだ歩く)、適当な居酒屋で感想戦。店内でかかってる曲がラブライブ!で「近いけど惜しい!」とか言ってたら次にラムネ色青春がかかって「ちょっと近づいたけどそれは765プロや!」と、なかなかおかしかった。どういう選曲なんだこれ。
思い返せばかなり通向けなライブで、ゲームをしっかりやりこんでるだけでなく、ラジオやCDまで聴きこんでいないと理解できないネタをぽんぽん放り込んできていた。来年からはTVアニメが始まるわけで、765のアニメのあと新参Pがすごく増えたのを思い返せば、こんなハイコンテクストなライブをやるのはたぶんもう不可能で、いまここでしかできない演出で楽しませてくれたんだなー、とわかる*4。つまり今回のは9th東京公演と同じ文法で、ジャストな今を切り取って見せたってことだ。こういうちょっと先の未来を見通した上で今を創る、アイマスはやっぱり最高だ。
でもなぁ、LVのチケット売ったあとで機材解放席を売り始めたりするのは、いいかげんやめて欲しいよ。さすがにお財布が厳しすぎてついていけなくなりそう。
◆ 自炊派 [よろしければ、ドキュメントスキャナ等で取り込んだ 素のpdfをそのまま突っ込んだ時の見え方について、教えてもらえたり..]
◆ ただただし [いいですよ。ただ、いま手元に断裁した小説本がないので、なにか適当なペーパーとかでもよければですが。]
◆ 自炊派 [すみません、すっかり質問していたことを忘れておりました。 なにか適当なペーパーでもありがてぇです。]
◆ ただただし [いま読んでる「凍りついた空」から冒頭部のスクリーンショット上半分。 https://lh3.googleuserc..]
◆ 自炊派 [画像アップロードありがとうございます。 確かに読めるけど、読み続けるのは修行って感じですね。]