2014-12-01(月) [長年日記]
■ 凍りついた空 エウロパ2113 (創元SF文庫)(ジェフ・カールソン)
本が好き!の献本抽選で当たった。ここのところ3冊連続で当たるという異常な当選確率で、どうせ当たるならアイマスライブのチケット当たれよと思わなくもない。
それはさておき、本書は木星の衛星エウロパで起きるファーストコンタクトの話だ。時代は約100年後。冒頭から主人公が謎の生物の群れに追い回されているというスリリングなシーンで始まり、その中で人間の人格を移植した人工知能があるとか、自己修復機能を持ったスペーススーツなどのテクノロジーの進歩を伺わせてなかなかうまい。とはいえ、100年たってもそんなもんか? という気もする。そもそもエウロパに人間の科学探検隊が赴くのが100年後って、かなりがっかりな未来に思えるのは、自分が20世紀に描かれたバラ色の未来に毒されすぎているからだろうか。
面白いのは、この生物が「ひょっとすると知性があるかも?」という程度の低い知能レベルという点だ。問答無用で襲ってくるし、コミュニケーションを取れるかどうかも怪しいという状況で、探検隊はこの生物の扱いについて葛藤する。この未来ではクジラ属は(人間とコミュニケートできる)知的生命体ではないという結論が出ていることになっているが、この生命体もそれと同じかも知れないわけだ。つまり、現代の人類がクジラやイルカに対峙するときと同じ状況に置いてるわけ。
主人公は科学者らしく慎重で、知性があるという前提で行動したがるが、そうは考えないメンバーがクジラを海洋資源として扱うようにこの生物も資源として考え、バックについた地球の営利企業や国家と交渉しはじめ、さまざまな権謀術数が画策されるソーシャルな物語になっていく。主人公目線では彼らは悪だけど、客観的にはどっちが悪いという話でもないのが良いね、地球ではクジラをとりまく議論はヒステリックで非論理的なシロモノになってしまったから。
さて、本書は完結していない。それなりの結末はつくが謎はたっぷり残っているし──そもそもなんで異星の生物が地球と同じ生化学を持ってるんだ?──新たな探検のネタも提示されている。とうぜん続編があるわけで、本書が売れないとそれが翻訳されないかも知れないので、つべこべ言わずに読むべきですね(笑)。
2014-12-02(火) [長年日記]
■ Twitterに載せたグラコロ画像がすべて不適切扱いされる
そろそろ500個に届こうとしているグラコロ同盟2014、おれ自身はちょっと忙しくてなかなか食べに行けてない(トップはあいかわらずあの方です)。それでもちょいちょい食べていたんだが、Twitterにあげた写真がみんな「この画像/動画は不適切な内容を含んでいる可能性があります」とか書かれちゃって、いっぺんクリックよけいにしないと見れないの。ひどい。
最初、色味的に肌色っぽいからかなーと想像したけど、包み紙は白・茶・黄とはいえ人肌と呼ぶにはちょっと微妙な色合いだし、そもそも他の人の写真はそういう扱いを受けていない。だとするともう「グラコロとおれ」という組み合わせそのものが不適切なのだと考えざるをえない。
つまり「高い中毒性のある白い粉末(から作られた食品)と、それを積極的に広めようとしている人物」ということか。なるほど、うん、まぁわからなくもない。
2014-12-03(水) [長年日記]
■ はやぶさ2、打上げ成功
当初の予定では1日だったのが、天候不順で今日になったはやぶさ2の打上げ。昼休みのあたりからニコ生の中継を開いて仕事をしつつ横目でウォッチ。
中継のMCをしている女性が萌え系の声で、ファンからのメッセージを読み上げてはちょいちょいアドリブでコメント入れたり慣れてる感じだったから「声優さんでも連れてきたのかな」と思っていたら、本物のJAXAの研究者だった。ニコ生のコメントでも「かわいい」「萌える」の声で埋まっていた……とか書いてたら夕方にはもうニュースでインタビューされてた。ITmedia仕事はえーよ(笑)。というかゆかたんか。じゃあしょうがない(何がだ)。
それはさておき、カウントダウンは止まることなく順調に進んで、なんのトラブルもなく打上げ成功。H2Aもシンプルな基本構成で、おまけに4機の衛星をまとめて打ち上げるのだから、あいかわらず小さな探査機だ。その後の切り離しにも成功して、帰ってくるのは丸6年後かな?
さすがにそんなに頻繁にニュースにあがることはないと思うので、2018年のタッチダウンまではまったりとウォッチしていきたい。そういえばまたisanaさんが追跡サイトを運用してくれているので、ふだん働いてないプロジェクタで常時これを写しておくとか、どうかな?(ぉぃ)
2014-12-06(土) [長年日記]
■ NHK「すてきにハンドメイド」のイベントに参加してきた
NHKのEテレにすてきにハンドメイドという番組があって、かみさんが「こんど男女で参加するニット教室があるから行こう」と誘われたので参加してきた。
……とその前に、二人で渋谷に出るなんてめったにないので、会場近くで軽く昼食@桜丘カフェ。ランチのキーマカレーがけっこうな辛さだった。店で仔ヤギを二頭飼っていて、道行く人に人気だった。が、なかなかこっちを見てくれないのでいい写真が撮れない。二頭してなぜか熱心に小屋をかじっていた。空腹なのだろうか。それより、空腹をこじらせた人間に食われないように注意してあげて欲しいものだ*1。
さてイベント。前半は「ニットの貴公子」として著名な広瀬光治さんの講演で、高校時代に彼女のいない同級生たちに材料費だけで手袋を編んであげた話や、生前のナンシー関に会えなくて残念といった話題を、するするっと途切れなく40分。さすが長年番組で喋っているだけあって話がうまい。
で、そのあと本題のハンズオン。司会の中山エミリ登場で「顔ちっちぇー」「足ほそ!」といった芸能人へのおなじみの反応をしたあと、講師登場。かみさんが月に何度か習いにいっているドイツ人ニット作家のケストラーさん(イケメン)。プラスおおぜいのインストラクター。
カップル限定といってもうちらみたいな夫婦だけじゃなくて、母子とか父娘なんてペアもあり(男同士のカップルもいたけど腐女子的なものかどうかは不明です)、ざっと50組以上。手を上げてもらうとけっこうな人数(もちろんほとんどが男性)が完全な初心者らしく、インストラクターはかなり大変そうだった。
ちなみにうちの夫婦は編み図さえもらえればあとは勝手に編めるので*2、なんとなくターゲット参加者じゃないような気もするが(笑)、まぁインストラクターの負担軽減の役にはたったかな。中山エミリにはだいぶ褒められたので、TVに映るかもね(放送は2/5)。
題材はネックウォーマーで、表目と裏目さえ覚えれば編める初心者向きの編み図。ただ、できあがるとかなり立体的になって、一本の糸が平面から立体になる、ニットの面白さが存分に伝わるかなり良い題材だった。こういうバランスのいいネタを思いつくの、さすがプロだなぁ。
とはいえどんなに手の早い人でも2.5時間で編み上がるわけはなく、ちょっと形が見えてきたあたりでタイムアウト。教材ビデオの入ったDVDまで配られて、できたらサイトにアップしてね、と言われて終了。はたして何組が完成までたどりつけるでしょうか。
■ Wikiばな同窓会へ行ってきた
2011年の第11回を最後に活動を休止しているWikiばなの関係者でひさしぶりに集まろうという話が某所でなされて、忘年会っぽい体裁で集まった。13人。会場が目黒の大和路なので、誰が幹事かは書くまでもない。
今でもしょっちゅう会ってる人もいるけど、一部の人は3、4年ぶりくらい。なんかみんな老けた落ち着いた感じがするな(笑)。でもまぁ、長時間けっこう話題がつきないものだ。半分くらいはIngressの話題だった気もする。
ちなみにWikiの話はほとんどしてない。すでにWikiはさまざまなツールやサービスに普通に組み込まれて、特段それだけ取り上げて話題にする必要もないほど一般化してるし。もっとも良いプラクティスはまだちゃんと共有されてない気もするけどね。
2014-12-08(月) [長年日記]
■ docomoからIIJのみおふぉんにMNPした
docomoの新プランではやっていけないと決心したのがちょうど2年契約の切れる月だったので、いそいそとMNPしようとしたらdocomoの切り替えは翌月なんだってね。そんなわけでジリジリと1ヶ月ほど待って手続きした。移転先はIIJのみおふぉん。ファミリーシェアプランだと音声通話できるSIMを交えて3枚まで発行してもらえて、上限7GB/月、それでも主要キャリアよりはるかに安いので(もちろん電話はめったにかけないという前提)、これにした。GalaxyTabとXperia SXにもデータSIMを挿して使う予定。なお追加のデータSIMはまだ届いていない。
で、たしか5日に申し込んで、手続きを待っていたら昨日の昼ごろいきなり通信できなくなってびっくり。いや、実際は前夜にメールが来ていたのを見逃していただけでちゃんと案内はきていたんだけど。あるていどタイムラグがあるとは聞いていたが、メールによれば新しいSIMが届くまで2~3日かかるとか。実際は翌日には届いたので30時間くらいだったけど、まさかこのご時世に携帯を使えない期間を取られるとはなぁ。いろんな制約やコスト面での課題があるのは承知のうえで言うが「くそくらえ」だ。BIC SIMを店頭で買うというのが良いらしいが、通販より店頭手続きの方がサービスが上という時点で21世紀とは思えないひどい話。そんなことだからAppleやGoogleみたいな効率的な会社に蹂躙されるんじゃないの。
それはさておき、Z1fはdocomoの正規端末だから、SIMを挿し替えてAPNを書き換えるだけで基本的にはノントラブルで切り替えできた。最初はなぜかLTEにつながらなかったんだけど、なんかごちゃごちゃいじってたらいつの間にかつながるようになっていた。まぁ、携帯まわりによくあるオカルト現象なんだろう。
2014-12-09(火) [長年日記]
■ Link Bubble BrowserがかなりLifechanging
rebuild.fmの70回を聴いていたらLink Bubble BrowserというAndroid用のWebブラウザが紹介されていてかなり良さそうなので入れてみた。これはひさびさにヒットだなー。Androidならではの実装でじつに愉快だ。
Twitterなんかを見いていて、興味のあるリンクが出てきたらクリックすると、普通はChromeなどのブラウザが立ち上がってそのページがロードされるのを待つことになるんだけど、回線状態が悪いとかなり待たされて時間の無駄。しかしLink Bubbleをデフォルトブラウザにしておくと、こんなふうに画面にリンク先のWebページを表すアイコン(Link Bubble)がポップアップするだけでTwitterの操作をそのまま継続できる。
Link Bubbleの周囲のがローディングのプログレスバーになっていて、そのページが読み終わったかどうかわかるようになっている。すぐに開いてもいいし、そのままTwitterのブラウジングを継続してもいい。複数のページを待たせておくこともできる(Pro版)。
Link Bubbleをタップするとブラウザが開いて、普通に内容を読めるし、リンクもたどれる。
嬉しいのが、この状態でLink Bubbleをドラッグすると、画面上端の左右にドロップ先のアイコンが出てきて、そこにLink Bubbleを重ねることでアクションをさせられることだ。URLを渡せる共有先ならなんでも設定することができるので、よく使うものと汎用の共有機能を持たせておくといい感じ。
おれの場合は「あとで(PCで)読む」ものはRemember The Milkにタスクとして追加してしまうことにしているので、左側にRTMを置いてある。
最近、ローディング待ち時間が長すぎて通勤中にネットを使うのは時間の無駄じゃないかと思い始めていたんだけど、アプリ一本入れるだけでまったく待つことがなくなって、すごいLifechangingだった。いやー、単純だけどすごいアイデアで、感動してしまったよ(のでさくっとPro版を購入した)。
2014-12-10(水) [長年日記]
■ IIJから追加のSIMが届いた
おととい届いた音声通話用SIMに加えて2枚、データ通信用を頼んであったのが届いた。ファミリーシェアプランなのでひとつの契約で3枚まで同時運用できる。なんでいっしょに届かないのかよくわからないけど、まぁいろいろあるんだろう、たぶん。
以前使っていたXperia SXと、こないだ入手したGalaxyTabに挿入。GalaxyTabは本当に端末ひとつで受け取ったので、そもそもどうやってSIMを入れたらいいのかすらわからなかったのだけど(笑)、ネットで検索してなんとか挿した。これでGalaxyはPC代わりの「ちょっと大きめスクリーンを持つ端末」として、SXはカーナビ代わりとして余生を送ってもらうことにした。ちょっとした追加投資で古い端末にも用途を見つけてやれるのって、いいな。
2014-12-13(土) [長年日記]
■ グスタフ、恒例のワクチン接種(でまたお漏らし)
年末恒例、グスタフのワクチン接種の時期がやってきた。行く前にトイレに行っておいて欲しいのに、こういうときに限って行かないから、しょうがないので見切り発車。洗濯ネットに入れる段で気づかれてしまい、ちょっと手間取ってしまったが、すぐ簡単に捕まって押し込められる。病院に連れて行くための準備段階から大騒ぎというご家庭の話をよく聞くが、うちの猫たちはそういう苦労はあまりない。勘が鈍いのだろうか。
そのままトイレシートを敷き詰めたトートバッグに入れて運び(例によって大声で泣き喚き、道行く野球少年たちに奇異の目で見られる)、そのまま拘束用ケージに押し込まれるのであった。注射される瞬間の叫び声は、この世のものとは思えなかったよ。で、たぶんそのタイミングで今年もお漏らし(大きい方)。
不思議なことに、帰宅して十数分もするとケロッとして餌を食べてるし、(よりによって恐ろしい病院に連れて行った張本人である)おれのひざに乗ってきて甘えるのであった。よくわからん。
2014-12-17(水) [長年日記]
■ グラコロ同盟2014、終了。今年もごちそうさまでした!
予定どおり昨日いっぱいでグラコロの販売が終了。マクドナルドは直後に「かにコロッケバーガー」を投入してきたけど、同盟員の報告によれば「グラコロとは言いがたい」ということのようなので、仲間には入れないことにしました。……というわけで、昨日をもってグラコロシーズンは終了です。みなさん、「ごちそうさまでした」!! 2014年シーズンのまとめはこちら。
今年もなりたさんがディフェンディングチャンピオンなんだけど、100個直前で止めるのはなにか意味があるのだろうか。いやまぁ、普通に考えても食べすぎなので、もうちょっと自重してもいいような気はするけど(笑)。まぁ、一年のうちほんの半月程度、小麦粉ばっかり食べてても人間死にはしませんが(←この時期、そういう脅し(?)をしてくる「小麦粉ヘイター」が必ずいる)。
今年はどういうわけか、マクドナルドの公式Twitterアカウントが同盟のことに(2度も)言及してくれたので、昨年よりもちょっと盛り上がった。ただ、終盤まぎわでもう売り切れの店舗もあるような時期だったので、来シーズンはぜひ最初の方からフォローしてくれるとありがたいですね(偉そう)。
「グラコロ同盟 @gracoro_union」ってご存知ですか?
グラコロ好きの方々が期間中食べた個数を競いあっている、今年で11年目のファンサイトなんです♪
今年も楽しんでください☆いつも応援しています!
http://t.co/ztWgViTIvA
— マクドナルド (@Love_McD) December 11, 2014
グラコロファンによる、シーズン中に食べた数を競い合うサイト「グラコロ同盟 @gracoro_union」!ただ今、参加者127人で食べたグラコロ総数は761個♪1位の方はなんと94個☆みなさんありがとうございます! http://t.co/ztWgViTIvA
— マクドナルド (@Love_McD) December 15, 2014
個人的には、職場近くのマクドナルドがよりによってグラコロシーズンまっただ中に店舗改装に入ってしまい、おまけに他の店舗はどこもひと駅分くらい歩かないといけないので平日はろくに食べられなかったというのが痛くて(おかげでトップ10にすら入れないありさま)、まったく東京は不便だよ。
2014-12-18(木) [長年日記]
■ 職場のビルのエレベータがすばらしいので自慢する
Facebook某所でエレベータのマナー的な話をしていて、うちのオフィスが入っているビルのエレベータがすばらしいのを思い出したので自慢しておくことにする。べつに自社ビルでもないし、ビル自体は新しくもなく、エアコンが雑な作りだとかいろいろ文句はあるけど、この日立製エレベータだけは本当に素晴らしいので。
まず第一に「閉」ボタンがない。必要ないから(なぜ必要ないかは後述)。よく、エレベータの「閉」ボタンをカチカチとせっかちに押す都会の日本人の悪癖が揶揄されることが多いけど、ここのエレベータではそもそもそれがない(できない)。
さらに「開」ボタンも基本的に押すな、と書いてある。押していいのは危険防止のときだけにしろという。けっきょく利用者は行先階のボタンを押すだけで良くて、そしてそれで十分すぎるほど快適に利用できるようにチューニングされている。
なにがそれを可能にしているかというと、ドアの断面についている(たぶん赤外線の)センサーだ。膝より少し低いあたりについているこのセンサーが人の乗降を感知して、乗り降りのあいだはドアを閉めない。
……と、ここまでは実は珍しくなくて、よく観察しているとこの手のセンサーを埋め込まれたエレベータはよく見かける。このエレベータの素晴らしいところはこのセンサーのチューニングで、人が乗降しはじめるまではドアを閉めず、さらに人の動きが途切れたらほんの1秒程度ですぐに閉めるのだ。この閉めるタイミングが人間が手動で「閉」ボタンを押す場合よりも若干早くて、イラつくことがまずない*1。
この「絶妙なチューニングを施されたセンサー」と「思い切りよく閉ボタンを廃した」ことで、利用者は降りる階を押したら奥に進めばいいし、降りるときはドアの近くにいる人からどんどん降りればよい。FILO。美しい。
そんなわけで、毎日このエレベータに乗るたびにエンジニアリングの妙に感心することしきりなのである。残念なことに(人間は習慣に支配される動物なので)、ほとんどの利用者がこのことに気づいておらず、もちろん注意書きも読みやしないので、たいていの場合はドア付近にいる人が「開」ボタンを押しっぱなしにするという「献身的だが無意味なマナー」をきっちり守ることですね。嗚呼。
*1 いうまでもなく、利用者のなかにお年寄りや足の不自由な人がいる場合は「開」ボタンの出番である。
◆ Freddie [元エレベーターのデザインに携わっていた者として、大変興味深く拝読いたしました。]
◆ kwsk [アイコンタクト有りで走ってくる人を待つのに「開」ボタンをよく使うので、緊急時だけと言われても使ってしまいそうです。(..]
◆ kwskさんへ [日立製エレベータって冒頭にかいてますよー]
◆ ただただし [「開」ボタンを光らせるのはいいアイデアですねー。このエレベータの唯一の弱点はセンサーの存在が明らかでないところなので..]
◆ 山野邉 [アップルストアーのエレベーターも「閉」ボタンはありませんね。「開」も同じように特別に必要な時という感じです。ただし、..]
◆ ただただし [私見ですが、アップルストアのアレは単にボタンをなくしてみたかっただけだと思います。必要以上にボタンを排する会社ですか..]
2014-12-20(土) [長年日記]
■ ひさびさの検査入院
(カルテによると)5年ぶりに検査入院。日記に記録がないな、はて?
前回から錠剤タイプの薬を使ってもらうことにしたので、検査前はそんなに苦しくなくなったのが良かった。前回は追加料金が必要だった錠剤も今回は規定料金内で使えるようになったようで、だったらこっちがデフォルトでいいじゃんと思ったが、担当の看護師さんによると水薬と錠剤を選ぶ人は半々らしい。あのつらい水薬を選ぶ人がいるとはね……。
そんなこんなで検査自体は順調に終わったのだけど、検査中に打たれた痛み止めの副作用が出て、夜になっても吐き気がする……と正直に訴えたら、泊まっていけということになってしまった。日帰りで済ますつもりだったのに、まさかの一泊入院に。とほほ。
2014-12-23(火) [長年日記]
■ ごちそう
今日は「誰だかの誕生日にかこつけて売りだされる特別な食材やケーキを食べる日」になってるな。今年のローストチキンは、オーブンに付属していた焼き網みたいなのの上に載せて焼いたらいい感じに火が回ったらしいです。これから我が家はしばらく鶏ばかりになります。鶏ガラはラーメンのスープになるらしい。去年もやったけどこれが美味い。
あと、鶏を切り分けてるときは知らんぷりだった猫たちが、なぜかケーキを切り分けてるときにはくれくれと騒いでいたのが謎なのだった。猫としてどうなんだそれ。
2014-12-25(木) [長年日記]
■ ruby 2.2.0がリリースされたのでさっそく入れた(そして少しはまった)
例年どおりのクリスマスリリースが予定されているrubyの2.2.0。ちゃんと今日中に出そうな雰囲気だったので、リリースされたらたぶん@hsbtが最初に動くだろうと睨んでruby-buildのリポジトリといっしょに監視してたら案の定だったので、ソッコーで:
~/.rbenv/ruby-build % git pull ~/.rbenv/ruby-build % rbenv install 2.2.0 : linking shared-object fiddle.so /usr/bin/ld: ./libffi-3.2.1/.libs/libffi.a(raw_api.o): relocation R_X86_64_32S against `.rodata' can not be used when making a shared object; recompile with -fPIC ./libffi-3.2.1/.libs/libffi.a: could not read symbols: Bad value collect2: error: ld returned 1 exit status make[2]: *** [../../.ext/x86_64-linux/fiddle.so] Error 1 :
ええええー。rc1はちゃんとビルドできてたもん、おれ悪くないもん……。
Twitterで呟いたらコミッタ陣が反応してくれたので、ログを見せたり。libffiは入ってるのになぜか同梱されてるlibffiをビルドしようとしてコケてる、そもそもこのタスクが走るのがおかしいんじゃね? みたいな流れらしいので、問題だと認識されれば直ると思われ。
ちなみにDebianでは「libffi-devパッケージを入れる」ことで回避できるそうだ:
% sudo apt-get install libffi-dev % rbenv install 2.2.0 % ruby -v ruby 2.2.0p0 (2014-12-25 revision 49005) [x86_64-linux]
(とりあえずは)めでたし。
2014-12-26(金) [長年日記]
■ ネックウォーマー完成
そういえば以前編んだKindle袋、最近はかみさんが自分のVoyageを入れて持ち歩いてるんだけど、こないだ行ったニットカフェで(夫の作品だと説明しつつ)見せたら、仲間のご婦人たちから「機械のように正確だ」とお褒めの言葉をもらったらしい。まぁ他に褒めるところないもんね……。
というわけで、先日のNHKイベントで編み始めたネックウォーマーが完成。平日の夜、帰宅後に数段ずつ編んでいたけど、ぎりぎり年内に編み上がったな。ちょっとブランクがあったので目が揃ってなくて「機械のように正確」とは言いがたいが、まぁまぁの出来でしょう。洗えば揃うかな。
ご覧のとおり自立するほどしっかりした立体になっていて、初心者向けの単純な編み図でこんなに面白い形ができるの、初めての人だったらかなり満足度が高いと思う。……とここで編み図やキットへのリンクが貼れるといい営業になると思うんだけど、放送はまだ先なのだった。
12/30追加
かみさんのも出来上がったので(他の作品に寄り道してるので完成が遅れた)、並べて撮った。男性用は8目多いので、だいぶ大きさが違う。
◆ ブチャ猫 [「f いいね!」 facebook のつもりです w]
2014-12-28(日) [長年日記]
■ 大掃除
週末が重なったので今年は昨日から年末年始の休みに入ったものの、いつもより年末の休暇が長いといろいろ気合いが入らない。大掃除は少しずつでもやれば余裕をもって新年を迎えられると思うものの、だらだら心が勝ってしまう。というか、だらだらしている猫を見てるだけでやる気が削がれるよなー。
いちおう窓ふきをしたが、去年とどうよう、なぜかドーラがゴムブレードを攻撃してくるのだった。普段はそういう態度をもつものはないのに、なんでこれだけ敵視するんだろう。謎だ。
2014-12-29(月) [長年日記]
■ tDiary 4.1.1リリース
先月リリースした4.1.0にいくつか厳し目のバグがあったので、予定を変更して4.1.1をリリースした。
plugin storageにかかわるカテゴリまわりと、bundlerが入っていない環境でのインストールにあった問題の修正がメイン。
大掃除の合間にリリースすっかーと思っていたら、最近メンテに復帰してきた@machuがやってくれたので助かった。なおruby 2.2.0用の依存ライブラリが入っていないのは意図的(次回、1.9のサポートを切るタイミングで入るはず)。次のリリースは(また大きな問題がない限り)3ヶ月後の3月29日。
2014-12-31(水) [長年日記]
■ 2014年ふりかえり
珍しく今年のうちに。
今年いちばんアクセスのあった記事
なぜか2011年のダイソンの掃除機を無料修理してもらった記事が検索集客がたくさんあって一番だったんだけど(ダイソンになにかあったの?)、今年の記事だとつい最近の職場のビルのエレベータがすばらしいので自慢する。エレベータみたいに身近な機械に関する記事はみんな一家言持ってるので注目を集めるというのは昔から変わらないのね。
次点は数字6桁の暗証番号が危険なのは総当りで簡単に解かれてしまうから、というわけではない。数少ない仕事がらみの記事が入ってよかった一方で、半可通が専門家面してセキュリティのことを語ることの危険性を強く意識した一件。
今年一番売れた商品
最近あんまり真面目にアフィリンク貼ってないのであんまり世相を反映したようなものはないのだよなぁ。売上が一番高いのはKindle Voyage。個人的には満足度の高い買い物:
Kindle Voyage、電子書籍リーダー、Wi-Fi
Amazon
(no price)
個数としては割引販売があったので大勢が買ったAnkerの充電器。これもけっきょく自宅用だけでなく職場にも置くことになったよい買い物だった:
B00GTGETFG
あんなにたくさん貼ったアイマス関連商品がちょびっとしか売れなかったのは、ここを読んでるような人はとっくに買ってるからだよな(笑)。……というわけで、
アイマスづくしの一年だった
今年の日記をざっと読み返すと、まぁ「ほぼアイマス」という状況だったので笑った。いやー、ほんとに充実したアイマス年だったよ、10周年は来年だというのに。
1月の劇場版の公開を皮切りに、2月には3タイトル揃い踏みのSSAライブ、そこから2ヶ月もおかずにシンデレラ1stライブ、その2ヶ月後にはミリオンの1st。夏には9th東京に2日とも参加、奇跡的にLTHイベントに当選した翌月にはシンデレラの2nd。公式ライブには可能な限り参加するようにしたらこのありさま(映画もある意味ライブです)。
PS3持ってないからOFAはやってないけどソシャゲ2タイトルはちゃんと続けてるし、CDやBDもほとんど買って、おまけに公式ラジオまで全部マメに聴いてわかったのはやっぱりハイコンテクストは楽しいという、(文化を楽しむにあたって)ある意味あたりまえのことだった*1。知れば知るほど面白いし、ある文脈を理解すると別の新たな文脈につながって世界が広がり仲間が増える。そんな世界が10年分積み重なってる上に、まだまだ新しいコンテクストが加わり続けているのだから、楽しくないわけがない。
来年もたぶん隔月くらいで大きなイベントがありそうだし、いまから楽しみだ。
*1 アイマスのいいところは、ハイコンテクストにもかかわらず参入障壁を低く保とうという努力をコンテンツ提供側だけじゃなくて顧客側も続けているところなんだけどこれはまた別の機会に。
◆ kitaj [やるしか! > プロジェクタで常時]