2015-02-01(日) [長年日記]
■ Kindle Comic Creatorで自炊本を作ってみた
Kindleでコミックを読んでいると、ノンブルとかガイドが出ていないフルスクリーンなので画面をめいっぱい使っていていいなぁと。PDFだと一番下にパーセンテージを表示するエリアがあって、もったいないんだよね。どのへんまで読んだかすぐわかるのはいいんだけど。
というわけで、どうせ画像でできてるんだからコミックと同じ扱いにしたっていいだろと考え、Kindle Comic Creatorを使って自炊本を作ってみた(たぶんやってる人はすでに多数だと思うが)。
結果として、良かった点:
- インジケータ部分だけでなく周囲の空隙もなくなったので字が大きくなって読みやすい
悪かった点:
- 文字がベゼルぎりぎりまで詰まっているのでわりと邪魔 (上の写真)
- ファイルサイズが大きくなって(500ページの文庫本で100MBくらい)Personal Documentに置けなくなった
- どこまで読んだのか把握できなくなった
ベゼルが白っぽかったらけっこういける気もするが。なんでKindleは黒とかグレーばっかりなんだろう。初期型には白があった記憶があるけど。まぁ、なんにせよデメリットの方が多いような気がするね。残念ながらこの方向はボツ。
2015-02-03(火) [長年日記]
■ tDiaryをHerokuボタンでデプロイ可能にした
この日記の移行・運用でだいぶノウハウが溜まったので、懸案だったtDiaryのHerokuボタン対応をした。
15年近く前に生まれたCGIプログラムがHerokuのような揮発性のPaaSで動くのは限りなく魔法に近いのだけどそのへんは専門家にだけわかればいいので、Gitとかを勉強することなくブラウザでポチポチするだけで使えるようになるのは単純に良いことです。
というわけで簡単に手順を。環境をいろいろ割り切った結果、認証はTwitter OAuthのみなので、まずはTwitterアプリケーション登録をします。Twitter Application Managementに飛んで「Create New App」をクリック:
必須項目だけでなく、Callbackにも適当なURLを入れる必要がある点に注意(自分のWebサイトでもなんでもいい)。これで「Create your Twitter application」すると:
この中の「manage keys and access tokens」をクリック:
ここの「Consumer Key (API Key)」と「Consumer Secret (API Secret)」をあとで使うので控えておく。
続いてHeroku上にtDiaryをデプロイします。言うまでもなくHerokuのアカウントは取得済みとします。もしかするとクレジットカードを登録しないと使えないかも知れないけど、今回デプロイするtDiaryは無料の範囲で使えます。
で、GitHub上のtDiaryのリポジトリにアクセス。スクロールするとREADME.mdが表示されてます:
この中の紫色のボタン「Deploy to Heroku」をクリック:
Herokuへ飛んで、アプリケーションを作成する画面になります。「App Name」にはお好きなものを(これがホスト名になる)。スクロールするとその他の設定項目が:
ここに先ほどのTwitterアプリのキーを入力。上に「Consumer Key (API Key)」、その下に「Consumer Secret (API Secret)」。また、ログイン時に使うTwitterのアカウント名を指定。そしておもむろに「Deploy for Free」をクリックすると、デプロイ作業が始まるので進行状況を見ながらしばらく(1分くらい)待つとページ最下部に「View it」というリンクが現れるのでそれをクリック!!
めでたくtDiaryが稼働しました。わーい。
ここでちょっと未解決の問題があって、このページは「https」なんだけど、tDiaryが想定しているのが「http」なものだから、このままだと更新ができない。いったんURLを「https:~」から「http:~」に書き換えてもらってから使うと問題なく動作します。また、いったんhttpで設定画面に入ってから「日記のURL」に入っているURLをhttpsに書き換えると、httpsでいけるようになります(がテーマの表示などで問題が出ると思う)。このへんは解決していくつもり。(追記: 現在はhttpsでも利用できるようになっている)
なお、フルスペックのtDiaryからは以下の点で制約があります:
- サーバ上にファイルを残すことを前提にしているプラグイン(代表的なのはimage)は使えない。imageの代わりにはGoogle+上の画像を引用できるpicasaプラグインを推奨
- (上と同じ理由で)「本日のリンク元」機能は使えない
使える記述スタイルはWikiスタイルのみ (改善予定)Wiki・RD・GFMが利用可能になった(select-styleプラグインで切り替え可能)- (以下加筆予定)
それではお楽しみ下さい。既存データの移行方法や運用ノウハウなんかはいずれ別項で書いた:
2015-02-04(水) [長年日記]
■ 連環宇宙 (創元SF文庫) (創元SF文庫)(ロバート・チャールズ・ウィルスン)
三部作の一作目はかなり気に入ったと書いておきながら、最終作である本書を読むまでに3年ほったらかしだったのは、二作目の印象があまりパッとしなかったのと、同じ作者の別の作品はもうひと息という感じだったせいかなー。Amazonが出版を知らせてくれなかったというのもある(笑)。
でもまぁ、けっこう楽しめたかも。スピン後の地球の人々と、そこからさらに一万年後の人々の時間が交錯する、ちょっと時間SFっぽい要素もあるストーリーで、ウィルスンらしい現実感のある人間ドラマも相まって遠未来を舞台にしているわりには感情移入しやすかった。登場人物の背景に「取ってつけた」感がないのが良い。
集合意識となった人類に、大脳皮質を共有する一派と辺縁系を共有する一派があって……という設定が一番おもしろかった(けど全体を共有する派閥がないのはなぜなんだ)。一方、仮定体の正体はありきたりで、面白くもなんともなかったなぁ。けっきょく、SF的なディテールはそんなに面白くないけど人間ドラマで読ませるという、一作目と同じ系統だったのだった。宇宙の終焉まで描いておいて、それでいいのかという不満は残るが。
時間封鎖〈上〉 (創元SF文庫) (創元SF文庫 ウ 9-3)
東京創元社
¥14
https://www.amazon.co.jp/dp/9784488706043
2015-02-05(木) [長年日記]
■ 「すてきにハンドメイド」が放送された
昨年12月に参加した、NHK「すてきにハンドメイド」のイベントの回が放送された。
イベント会場のシーンでは編み物に不慣れな男性や子供たちへのインタビューがメインになる中で、うちの夫婦が中山エミリと会話しているところがほぼ全部流されて、二人してぎゃーぎゃー言いながら観てた。まぁ「編み物の魅力を理詰めで考えてる男性」というステレオタイプをきっちり演じているのだから(←もちろんわざと)、TV的には映さない選択肢はないよねー。
番組の主目的として当然ながら編み方の解説があるのだけど、もちろん講師であるケストラーさんのゴツい手がアップになるわけで、編み物の番組としてなかなか異色な感じになっていて良かった。とはいえ、あれをみて実際に自分で編んでみようと思い立つ未経験者はどれくらいいるんだろう。そもそも未経験者は番組見ないだろうし、ターゲットにリーチしないのでは……。
放送のこと、直前の告知はあえてしなかったのにきっちり見ている知人が数人いて恐ろしいかぎりです。まぁ、再放送あるらしいけどね。
2015-02-06(金) [長年日記]
■ Heroku上のtDiaryへデータを移行する
ブラウザでポチポチするだけでHeroku上にtDiaryをデプロイできるようになったわけだが、従来からレンタルサーバ的な場所でtDiaryを運用していた人にとってはデータを移行できなければ意味がないだろう。これもいちおうできるようになっている。が、さすがにこれをブラウザだけでやるのは難しいので、unix系システム上でコマンドラインを使うことになる。まぁ、現時点でtDiaryを運用してる人はそういう環境にはそんなに困らない……はず。
必要なコマンドは ruby、git、bundler。それぞれ最新のものをご用意下さい。また、同一ホスト上に既存のtDiaryのデータ(@data_path配下)が揃っている必要があります。
まずは GitHubからtdiary-coreを入手してherokuブランチへ:
% git clone http://github.com/tdiary/tdiary-core.git % cd tdiary-core % git checkout heroku
bundlerで必要なパッケージを入手すると、tdiary-mongodb-convertコマンドが使えるようになる(←今回使いたいのはコレ):
% bundle install --path vendor/bundle (←けっこう時間かかる) % bundle exec tdiary-mongodb-convert Usage: tdiary-mongodb-convert [options] <data_path> -c, --conf=CONF store only tdiary.conf -s, --style=STYLE style path -m, --mongo=URL URL of mongoDB
tdiary-mongodb-convertはtDiaryのデフォルト形式(テキスト)のデータを、MongoDBにアップロードするコマンド。アップロードをするにあたって、現在Herokuで使っているMongoDBの接続先情報を得ておく*1。ブラウザでHerokuを開いて、前回作成したアプリの「Settings」をクリック:
「Config Variables」にある「Reveal Config Vars」をクリックするといろんなプラグインの設定が出てくるので、「MONGOLAB_URI」の値(mongodb:で始まってる長い文字列)を控えておく。
さて、まずはtDiaryの設定をアップロードする。@data_pathの下にある方のtdiary.conf。これを-cオプションに指定する:
% bundle exec tdiary-mongodb-convert -c 【@data_pathのパス】/tdiary.conf -m 【先ほど控えたmongoDBのパス】 : :
ちゃんとアップロードできたかどうかは、HerokuのResourcesタブからMongoLabに飛ぶとconfというCollectionがあることで確認できる。なお、現在使っているものをそのままアップロードすると日記の編集などでエラーになる場合がある。その場合はtdiary.confをエディタで開いて、@base_urlやCSRF関連の設定を削除してからやり直すと良い(このへんはバッドノウハウなのでなんとかしたいところ)。
続いてデータ本体をアップロードする:
% bundle exec tdiary-mongodb-convert -s ./lib/tdiary/style -m 【先ほど控えたmongoDBのパス】 【@data_pathのパス】 : :
長年日記をつけてる場合はここでけっこうな時間がかかるので、のんびり待とう。これでデータのアップロードは完了したはず。サイトにアクセスして、プラグインまわりのチェックをしましょう。
この「けっこうな時間」の部分、ネットワーク越しにアメリカにあるDBサーバとやりとりしてるせいなので、実はローカルにMongoDBを立ててそこに向けてアップロードすればかなり短縮できる(対Herokuで5分かかったデータがローカル相手だと数秒で済んだ)。あとはmongoexport / mongoimportコマンドでHerokuの方に移せば良い。後述するカテゴリの問題もこれで解決できる。
それから、DBに入るのは日記の本文だけなので、imageプラグインによる画像は元環境に残ったままだ。これをどうするかはけっこうな問題なんだけど、ある程度の期間運用してきた日記の場合はHerokuに送る量じゃないので、別の方法で解決しないといけない。今後つける日記ではオンライン写真サービスを使うことで代替できるのだけど(個人的なオススメはpicasaプラグイン。あとはたぶんflickrプラグインも使えるんじゃないかな)、過去の分はどっかに置いて、リンクを貼り直さないといけない。tDiary.Netではこんなプラグインを書いて、(imageプラグインの指定はそのままで)旧サーバにある画像を指すように書き換えている*2。
で、さきほど触れたカテゴリの問題だけど、移転先にはカテゴリインデックスがない。ので、カテゴリプラグインの設定画面から再作成をすればいいのだけど、これもまた時間がかかる上に、Herokuは30秒でタイムアウトしてしまうので、ブラウザからはエラーに見えるのだ。ただ、処理自体は動き続けているはずなので、Herokuに処理を殺されないようにたまにアクセスしながら待つと良い。MongoLabのpluginコレクションが従来のカテゴリの数くらいになれば完了だ。もちろん、いったんローカルで動かせる場合は、こっちで再作成してからDBをコピーするのが快適だ。
2015-02-07(土) [長年日記]
■ Heroku上のtDiaryを運用する
さて、インストールができてデータ移行もできたら、次は運用である。運用つっても多岐にわたるけど、とりあえずはシステムのアップデートとバックアップができればいいだろう。
tDiaryのアップデート
追記: 本記事を書いたときはHeroku専用ブランチである「herokuブランチ」を利用してたが、最新版では「masterブランチ」を使えるようになっているので書き換えた。スクリーンショットは「heroku」のままなので読み替えてほしい。
Herokuボタンでできるのは初期インストールまでで、その後のアップデートまではサポートしてくれない。HerokuにはGitHub連携機能があって、指定したGitHubリポジトリの更新をフックして自動的にデプロイしてくれるんだけど、これ自分のリポジトリじゃないとダメなので、tDiaryの公式リポジトリを監視しておくわけにはいかない。
というわけで、うまいことやるためにちょっとひと工夫することにした。少し内部に踏み込んで説明するとこんな感じ:
- 公式リポジトリのforkを自分のリポジトリに作る
- そのリポジトリでGitHub連携を有効にする
- 任意のタイミングで公式リポジトリの差分を自分のリポジトリへのPull Request (PR)にする
- そのPRをマージするとGitHub連携が動いてシステムが更新される
3と4が実際のアップデート手順になるんだけど、やってみるとけっこう面倒な上に間違えそうなので、この部分をtDiaryのプラグインにして、設定画面でポチっとやるだけで済むようにした。
ではその手順。まずはtDiaryの公式リポジトリへアクセスして、右上にある「Fork」ボタンをクリック。これで自分のアカウントにコピーができる。
続いて、この「自分のID/tdiary-core」という名前のリポジトリをHerokuに監視してもらう。Herokuにアクセスして、Herokuボタンで作ったtDiaryアプリの設定へ。「Deploy」タブをクリックすると「Heroku Git」「GitHub」「Dropbox」が並んでいるので、中央の「GitHub」をクリック:
一番下に「Connect to GitHub」ボタンが出るのでクリックすると、GitHubのIDとリポジトリを選択する場面になるので、自分のIDと「tdiary-core」を選んで認証する。と、Automatic deploysとManual deployという項目が現れる:
Automatic deploysの方の設定を先にしておく。ドロップボックスからmasterブランチを選択してから「Enable Automatic Deploys」ボタンを押せば設定完了。
これだけでは何も起こらないので、続いてまずは手動でアップデートする。Manual deployの横にあるブランチの選択を「master」にしてから「Deploy Branch」ボタンをクリック。あとはデプロイが進んでいくのを眺めていればよい。
これでtDiaryが最新版になったので、tDiaryの設定に移り、プラグイン選択へ。新たに「system_update.rb」が増えているはずなので、これを有効にすると「基本」の中に「システム更新」が増えている。これをクリック:
GitHub access tokenとGitHub user nameの2つを入力する。access tokenはGitHub SettingsのApplicationsで生成できる。「Personal access tokens」から「Genrate new token」で40文字の英数字列ができるのでそれをコピーすればOK。
ようやく各種設定が終わったぞ、ぜえぜえ。あとは「システムを更新」のチェックボックスを入れてから「OK」を押すと、さきほど書いた手順が裏で走って、forkした自分のリポジトリが公式リポジトリに同期する。……とはいえさっき最新にしたばかりなので、いまは何も起こらない。tDiaryの最新版がリリースされたタイミングで実行してみて欲しい。
テストで何度かやってみたけどさ、なんつーか、ボタン押すだけでシステムが最新になるの、まるでWindows Updateならぬ「tDiary Update」て感じで、自分で作って自分で感動してしまったよ(笑)。すごいのはHerokuとGitHubなんだけど。
バックアップ
最後はバックアップ。Herokuで動作しているtDiaryは、残しておくべきデータをすべてMongoDBに入れているので、これをダンプすればバックアップになる。
Herokuのアプリ管理画面からResourceに入り、MongoLabをクリックするとDB管理ページになる:
「Backup」という文字が見えるのでクリックすると、バックアップの方法を選べる説明が出てくる(が、これは有料。でもone-timeは安いのでこれ使うのもいいと思う)。自力でバックアップを取りたいひとは「Tools」をクリックするとコマンドラインからMongoDBのバックアップ/リストアをする方法が読めるのでそれを使いましょう。ちなみにtDiary.Netではデイリーで過去3日分のバックアップをとってる。
というわけで、日記を運用するにはこれで十分かな。Enjoy!
2015-02-10(火) [長年日記]
■ オリンパスのOPCがぜんぜんオープンじゃなくてがっくり
数日前に「アプリで楽しむ一眼画質、オープンプラットフォームカメラ「OLYMPUS AIR A01」を発売」というオリンパスのニュースリリースを読んで、マイクロフォーサーズのユーザとしては待ちに待った製品の登場だ! と色めきたった。思えば昨年のRubyKaigi 2014でSONYのデジカメにはAPIがあってネットワーク越しに操作できるという話を聞いて、かなり羨ましかったからだ。同じことがオリンパスのカメラでできるなら願ったりだ。しかも手持ちの交換レンズが使えるわけだし!
で、さっそくOPCプロジェクトのサイトからSDKをダウンロードして、マニュアルを読んで愕然としてしまった。iOSとAndroid用のバイナリとリファレンスしか入ってないの。FAQにも書いてあったけど、PCから制御するためのSDKは提供しておりませんだって。えー!?
これみよがしに「オープンプラットフォーム」なんて書いてあるから、当然RESTfulな Web APIがあるもんだと思ってたよ。先行するSONYのAPIが、いちいちそんなこと書いてなくてもちゃんとJSON-RPCなリファレンスマニュアルを公開しているのと比べて、なにこの腰の引け具合。おまけにSDKをダウンロードするだけなのにメールアドレスまで聞いてくるし(SONYは【もちろん】聞いてこない)。
リバースエンジニアリングを禁止してるから、事実上スマホからブラックボックスなAPI経由で操作するしかないわけで、こんなレベルで堂々と「Hack」とか書かないで欲しいわ。あー、心底がっかりした。いっそカメラもSONYに乗り換えちゃおうかしら。
2015-02-14(土) [長年日記]
■ 湘南T-SITEに行ってきた
かみさんの希望で、最近よく話題になってる湘南T-SITEへ行ってきた。うちからだと車で1時間くらい。蔦屋書店を中心とした商業施設で、モールというよりセレクトショップの集合体っぽい感じ? 代官山にあるヤツの藤沢版か。
着いたのが午後なかばで、話題になってるから混んでるかなと身構えていたけど待たずにすぐ入れた。Panasonicの工場跡地みたいで、隣接する新しい住宅街がみんな太陽電池を屋根に載せたパナホーム製で笑ってしまった。雰囲気が画一的で、アメリカの郊外住宅地みたい(ただし家の間隔はギチギチで庭はない)。
まずはなにか食べようということで、カフェに入った。店はずいぶんオシャレなつくりだけど、ティータイムセットのセットドリンクの種類は少ないし、コーヒーについてきたミルクがスジャータだったりして、顧客体験としては安っぽい感じになってる。パンケーキと、かみさんが頼んだ鯖のサンドイッチは美味かったけど。
肝心の本屋は、テーマに沿った本とその関連商品を並べて売るというスタイル。やたらと食べ物に関するコーナーが広くて、日本人どんだけ食にこだわってんだと思った。それこそ以前楽天で間違い購入が続出したという石垣島のラー油とその本を並べて売ればいいのにと思ったけどみあたらなかった。
そんな感じなのでラインナップはライフスタイル系に偏っていて、逆にフィクションがほとんどない。かみさんと「そういえばマンガがない」と会話した直後にすれ違った親子が「パパ、マンガないの?」って話してて悲しくなったり*1。並んでいるのは写真多めで単価の高いビジュアルブックばかりという印象。マンガもラノベもない本屋なんてなぁ。まぁ、スタバとAppleが入ってることからして、そういうのを良しとする層がターゲットなのは明らかだけど。
あっ、菜の花がある!! これは+1。小田原に勤務してたときはしょっちゅう土産にしていたひいきの菓子屋だけど、最近はずいぶんごぶさただ。(たぶん)ここでしか買えない「焼きモンブラン」を買って帰った。うまい。
あたりまえだけど、あらゆる店舗で「Tカード持ってるか」と聞かれる(笑)。残念だがもう解約したもんね。こんなライフスタイルを晒すような施設でTカード使いまくったら何を吸いだされるかわかったもんじゃないよなー、怖い怖い。
というわけで、本は一冊も買わずに出てきたのだった(パンと洗剤を買った←なに)。
そういえば、新しい場所なので車載ナビは頼りにならないと思い、スマホでGoogle Mapsに案内させて往復したけど、新しい道が(藤沢周辺だけでなく)かなりあって、びっくりした。そういえばもう10年も前の地図なんだよな、これ。このありさまだと、ナビを頼りに運転するとかなり損することになる。ナビを買い換えるか、地図を新しくするか。もう、スマホ前提のカーオーディオでいいんだけどなー。ラジオとBluetoothだけついてて、あとはいい感じのスマホホルダ(+充電用USB端子)があるような製品、ないかね。
*1 マンガコーナーがないだけで、テーマに沿った単品ではポツポツある。が、このマンガ大国の標準からすれば極端に少ない。
2015-02-15(日) [長年日記]
■ 「THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!打ち上げパーティー」へ行ってきた
ドームだ! ドームだ!! 西武ドームだ!!!!11
はー。もうこれだけで、あとは何も書かなくてもいいや……という気分ではある。ついにこの日が来ちゃったな。7/18、19はなんとしても現地に行きたい。えりりんがドームであのセリフをいうところを想像するだけでこみ上げてくる。
そのえりりんが「ドームは終着点じゃない」とPたちの不安を払拭する発言をちゃんとしたのは良かったけど、それでも東京ドームにしなかったのはいい落とし所だなーと思う。もちろん東京ドームを埋める力がないという客観的な事実はあるにしても*1、本当に東京ドームでやったら終了感が漂うのは間違いないし。
とはいえ、夏の西武ドームはコンディション最悪らしい。10周年ともなるとPたちの高齢化も進んでいるのに、あいかわらずハードよのぅ。発表直後から例によって所沢の宿泊施設が次々と満室になっていくのと同時に「Ingress始めようかな」とかいい始める人が何人もいて笑ってしまった。まぁね、体力つけないとね。
THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ! (完全生産限定版) [Blu-ray]
アニプレックス
¥9,091
あとは覚えてる範囲での箇条書きメモ。
- (当然)現地チケットなんて取れやしないので、今回は横浜ブルク13でのライブビューイング……じゃなくてシアタービューイング(ライブじゃないので)
- (会場アナウンス)「アイドルマスターと福山の入場は開始しております」って、福山さん呼び捨てかよ、ブルク13(笑)。←福山雅治の方はライブビューイング
- 入り口で式次第が書かれた紙が配られる。おお、パーティっぽい。いい紙使ってるし*2
- 席は前から3列目の端っこで映像がかなり歪む。とほほ。これならもっと混まない劇場にすればよかったかも
- 765勢
- あくまでパーティと書いてあるし、ライブはそんなにないよね、とか考えてたらしょっぱなからTIM。みんな私服で新鮮
- バースデーだった宏美さんとあずみん、ゴリさんから担当アイドルの色紙を贈られるも、真の方に食いつくあずみん
- キングのVTRがあいかわらずひどくてすばらしい件と、それをみて謝る宏美さん
- 振り返りのVTRでガチ泣き続出の765勢と、わりとあっけらかんとしたミリオン勢。思い入れの違いの対称性がみられて面白かった(もちろん観てるこっちは泣く側)
- 765+ミリオン揃ってのマスピと虹色! これは感慨深い
- ミリオン勢
- もちょが髪をアップにしていて大人っぽくみえるな、と思ったのもつかの間、冒頭の挨拶で自己紹介を忘れる
- 天ちゃんがあいかわらず天使。じゃんけんで勝ってぴょんぴょん飛び跳ねるところが超絶かわいい。歌のあいだも始終笑顔で楽しそうなのが良い良い
- もう泣かないと誓った木戸ちゃん、先輩を超える宣言したゆい㌧。すばら
- 当日朝に神の子誕生のニュースが駆け巡っていたのだが*3
- どうも現地の出演者は誰も知らなかったようだ。終了まぎわにディレ1から発表があって、そのときのミンゴス・えりりんの表情の激変ぷりがなんとも良かった
- 7月まで5ヶ月かー。「しばらくは育児に専念」って書いてるけど、出そうな気がビンビンする……
- 普通に考えればDay1は「これまでの10年」、Day2は「これからの10年」だし、わざわざ「MAIN WORLD」って書いてあるってことは「SUB WORLD」もあるだろう
- 「Day1の"SUB WORLD"にDS組が3人揃って登場」はきっとある。ソロ曲もやって欲しい
- JupiterはSideM勢としてDay2に登場するよね。バク宙!
- 勢いあまって終電で西武ドームまで下見にいく水沢P。弊社Pがすみません……
2015-02-17(火) [長年日記]
■ THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS ANIMATION PROJECT 01 Star!!【初回限定盤CD+Blu-ray】(CINDERELLA PROJECT)
ああ、また日記がアイマスで埋まっていってるぞ……まぁいいけど。というか10周年なんだから去年より盛り上がるのは必至だしなー。
というわけで、TVアニメが絶好調のシンデレラガールズ、そのOPが出たので喜び勇んで買った。イベント応募券がついてるからといって用もないのにBD付きのを買うんだからもういろいろヤバい感じがある(どうせ当たらんのにな……)。
アニメの方は6話終了現在、ストーリーはちょっとした谷間で陰鬱な状況だが、何話も前から仕込まれた数々の伏線や暗喩が説得力を持っているから単なる「都合上の鬱展開」になってない。物語としてちゃんとした正当な起伏があって、そのたびに心が揺さぶられるのなんの。高雄監督、実にいい仕事をしてくれる。
それにしても「Star!!」はいい曲だ。「READY!!」から始まって「M@STERPIECE」で〆たアニマスが先日の打上げで名実ともにクロージングするのに合わせてのスタートとあって、曲の雰囲気は「READY!!」に合わせていかにも「アイマス」という風情になってるが、「シンデレラ」というキーワードに合わせた「あこがれ」や「魔法」を混ぜ込んだ歌詞がほんとうに素晴らしくて涙腺にビンビンくる。
で、このあとおそらく毎月シンデレラ・プロジェクトのCDと、アニメのBDが1枚ずつ出るわけだ。まずはLOVE LAICA。6話で発表されたデレマス初のデュオ曲。楽しみすぎる!
THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS ANIMATION PROJECT 02 Memories
日本コロムビア
¥1,114
2015-02-20(金) [長年日記]
■ シンデレラガールズのアニメがもう最高すぎてですね
火曜に届いたシンデレラガールズのOP「Star!!」をじっくり聴いてると、TVサイズでは他力本願なアイドルの卵から「得体のしれない魔法使い」扱いされているプロデューサーが、2番の歌詞では「ともに歩むパートナー」に変化していて、ああ、アイマスらしさは曲調だけじゃなくて歌詞にもちゃんと現れているんだなぁと感動している。かなり気に入ったのでヘビロテ中。「M@STERPIECE」からちょうど1年たって、また5つ星クラスの曲が増えて嬉しいねぇ。
THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS ANIMATION PROJECT 01 Star!!【初回限定盤CD+Blu-ray】
日本コロムビア
¥1,540
で、その「Star!!」の発売直後の今夜放送された7話がまさにその切り替わりを描いていてひっくり返った。えー、まさかこれにタイミング合わせてOPの発売を持ってきた? その逆? おっそろしい仕掛けだなぁ。というか、そういう意味では7話分も使ってイントロをやったようなもので、2クールのアニメとはいえ贅沢な構成だよ。
緻密なシナリオもさることながら、多感な少女たちの内面をわざとらしさを感じさせずに描く絶妙な演出や、多用されるメタファと数話をまたいで回収される伏線がすばらしい。以前アニマスを超えてくるんじゃないかと書いたけど、その片鱗がすでに伺える。高雄監督、とんでもねぇな。
ともあれ、次回からいよいよアイドルとプロデューサーが手に手をとって階段を昇る「本当のアイマス」が始まるってことだ。特番で一回飛ばしだから2週間あくことになるけど、待ちきれん……。
2015-02-21(土) [長年日記]
■ みおふぉんにしたら留守電が使えなかったのを忘れていた
IIJmio:音声オプション提供開始のお知らせ(IIJmio高速モバイル/Dサービス)というリリースを見て、そういえばdocomoを解約したんだから留守番電話サービスも使えなくなってるじゃん、といまさら気づいたのだ。というくらい音声電話への依存度が低い。
で、有料の留守電サービスに入るとかいう以前に、そもそも電話機の伝言メモ機能をONにしていないことに気づいたので(ひどい)、さっきONにした。これで電話に出られない時にはボイスメールを残してもらえるようになったはず。圏外にでもいないかぎりこれで用は足りるはずだから、もうこれでいいか。
2015-02-25(水) [長年日記]
■ アイマス声優の個人名義CDを買ってみたのよ(2)
はっしーの2ndシングルが出たので買ってしまった。あれ、声優さん追っかけるのは大変なのわかってるのでもうしないつってたのに……。
ENERGY☆SMILE(彩香盤)(DVD付)
ランティス
¥1,819
(実際はmoraの方で電子データを購入)
自分の名義で歌う若手アイマス声優の中でも、はっしーはなんか別格というか、そのキャラクター性も含めて一歩抜きん出てる感じがある。上手いというだけじゃなくて。アニメの方で卯月の好感度が爆上げ中というのもあいまって、追いかけずにいられないんだわ。しゃべるとへごいくせにね……。
タイトル曲の「ENERGY☆SMILE」はいかにもはっしーらしい超元気曲でいいけど「にゃんダフルらぶ」の「らしくない」ところが逆に新鮮ですごくいい。1stも含めてハズレ曲がないのがすごいなぁ。はっしーのプロデューサー、敏腕じゃね?
2015-02-28(土) [長年日記]
■ GSを40,000km点検に出してきた
6月で10年になるのに、やっと4万kmである。おかしいなぁ、10万kmくらい乗ってる見込みだったんだが、なんでこんなことに……(←主に猫のせいで早起きできなくなったためである。あと花粉症)。
というわけで、ようやく4万kmを超えたので点検に出すことに……と思ってモトラッド湘南へ行ったら、最近は法定点検やってれば十分だから「万km点検」はやらない方向なんだって。へー。10年も乗ってるといろいろ変わるもんだな。
実はしばらく前からクラッチのあたりから異音がしていて、それも信号待ちでミッションをNに入れてクラッチレバーを離すと出る。タイミングによって発生したりしなかったりするのがたちが悪い。これを直したいなぁと思って相談してみたら:
「30万円コースですね」
「やめます(即答)」
実際は即答じゃなくていろいろ聞いてから決めたんだけど。クラッチとシャフトとの間に少し遊びがあって、それが合いの状態によって音が出ることがあるのだそう。ばらしてシャフトまで交換しないとダメだし、それでも収まるとは限らない、ただ故障ではないということなので、スルーすることにした。
ということで4万km点検はなしになったのだけど、ちょうどオイル交換の時期だったし、燃料ポンプにリコールが出ていたので、ちょっと預かってもらうことにした。でもあと3、4ヶ月もすると車検なんだよなぁ。花粉の合間をぬって乗らなければ。
◆ ブチャ猫 [あたしとドッコイドッコイですね>10年で4万キロ]
◆ shugo [callbackは何でもいいとありますが、 http://sho.tdiary.net/20180614.html ..]
◆ ただただし [おっしゃるとおり、この記事はTwitterの仕様変更に追従できていませんね。どこか公式の場所に移してアップデートしな..]