2014-09-19(金) [長年日記]
■ 「RubyKaigi 2014」に参加してきた(2日目)
初日につづいて2日目。開発環境を昨日リリースされたruby 2.2.0-preview1にアップデートしてから出発。今日は最初にMatzのキーノートなのでちゃんと朝から。というか、船堀までたどりつかない列車があるとか、罠にもほどがあるぞ都営新宿線。
ここしばらくRubyの新機能に関するプレゼンをしてこなかったMatzが、ついに「3.0」の話を始めたということで、まぁ興奮しますわな。で、いくつかネタをあげた上でピックアップしたのが静的型。ネット上では見かけない日はないというくらいに定番の「静的 vs 動的」、個人的にはもううんざりで、それって結局は「人間ががんばって型情報を書く」vs「人間ががんばってテストを書く」というどっちも人間ががんばるモデルなのが気に食わない*1。せっかくコンピュータ使ってんだから機械にがんばらせろよ、と思うわけです。Matzの提案はまさにその方向なので、大賛成だ。まぁRubyの場合、最終的にがんばるのは機械じゃなくてRuby開発者なんだけど*2
今日は興味のあるセッションをつまみ食いしつつ、ロビーでおしゃべりしたり。あと、この会期中にtDiaryのプラグイン用ストレージを形にするという決心を持ってコードを書いたり。個人的にRubyKaigi中は半分くらいはコード書きの時間にしたいという野望がある。
以下メモ:
- 従来のコミッターたちが苦手な領域で最近活躍いちじるしい@hsbtのセッション、FOSSへのコントリビューションHOWTOみたいな感じで、癖のあるRubyに限らず有用なプレゼンだったと思う
- 「Sweaters as a Service」というタイトルを見て、ニット男子のはしくれとして聴かないわけにはいくまいと意気込んで臨んだら、フロッピードライブ付きの古いブラザーの編み機をネットにつなげる話だった。いや、たぶんこれは野望への第一歩なんだろうけど、最終的に手動になるのは笑った
- LT。@ongaeshiのofrubyはすごかったね。これ、4年前のLLTigerでおれが話した「家庭からPCがなくなるとプログラマが生まれなくなるかもよ」という警告に対するアンサーのひとつでもある。まぁ、よりによってそのプラットフォームがApple製品というのはちょっとジョークのようだけど
- LTは他にも面白い話がいっぱいあったはずなんだけど、@YaSuYuKiの最後のスライドがもちょだったせいで全部飛んじゃったので訴訟
写真の alt タグ今気付いた…(*゜0゜)
くくく