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ただのにっき


2017-10-01(日) [長年日記]

赤坂インターシティの森がいい感じ

[写真]

アメリカ大使館の向かいに建築中だった赤坂インターシティ(の麓)にようやく入れるようになったので、移動の合間に少し迷い込んでみた。敷地の中を縫うようにわりと高低差のある遊歩道があって、のんびり歩けば敷地を横断するだけで数分かかる。

工事中、かなりの量の樹木が搬入されていて「これはなかなかの森になるのでは」と期待していたけど、さすがに植樹したてではそれほど繁茂しておらず、「森」は言いすぎだけど「林」という感じだ。それでもけっこう高い樹も入っていて、数年たったらいい感じになりそう。想像していたほど広葉樹の割合は多くないようだけど、紅葉の季節になったらどんな感じになるかな。楽しみだ。こんどいいカメラ持ってこよう。

ただ、先日夜に通ったら、幹にLEDの装飾を巻きつけるテスト(?)をしているところを見かけてしまったので、この先クリスマスが近づいたら青白のイルミネーションがビカビカ光る俗っぽいエリアになってしまうのではないかと心配している。足元がぼんやり照らされてる、今くらいの状態がベストだと思うので、それだけはやめてくれ。下品はいかんよ、下品は。


2017-10-07(土) [長年日記]

THE IDOLM@STER 765 MILLIONSTARS HOTCHPOTCH FESTIV@L!! Day1のLVへ行ってきた

「765ALLSTARSとMILLIONSTARSが合同で武道館2Daysライブ」という夢のようなイベントだが、現地チケットも(当然)夢のようなものになってしまい、わさますでも1組しか現地に行けてない。それどころかいつものバルト9の席も十分に取れなかったので、今日はおれだけTOHOシネマズ新宿だ。

でもいいんだ、このフェスは、当日に同じ時を共有するだけでも十分以上の価値がある。こんなすごいライブはもうしばらく見られないのでは。というくらい感激した。はー、数日たってこれを書いてる時点でもまだ夢みたい。

THE IDOLM@STER 765 MILLIONSTARS HOTCHPOTCH FESTIV@L!! LIVE Blu-ray GOTTANI-BOX (完全生産限定)
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しょっぱなの「神SUMMER!!」からしてもうすごいし、「アニマル☆ステイション」のかぶりものが3人とも超かわいかったんだけど(特に響 with ハム蔵)、個人的には「スタ→トスタ→」でやられた。亜美・真美が歌う曲が「双子として」ライブで歌われることは決してないが、百合子と杏奈というミリオンの仲良しふたり組がそれをかなえてくれた気がして、この時点で「このライブはとんでもないものになる」と確信しつつ、はやくも感極まってしまった。

そして「I Want」。ジュリアのギターを伴奏にするなんて、想像もしてなかった! 春香自身による「I Want」自体もすごい久しぶりなのに加えてこのサプライズ。7曲目にしてこのライブの白眉だよ。死ぬ。死んだ。あーもう、すごすぎる。

この調子だとまた全曲コメントしそうになるのでグッと飛ばして響 & 紬の「shiny smile」。ぬーにしっかり付いていって、きっちりこなす新人ばなれした南ちゃんすばらしい。ついでにあんなに美人で歌も抜群に上手いのに、全先輩を押しのけてダントツのポンコツぶりもまた良い(笑)。

仁後ちゃんいるし、やるだろうとは思っていた「キラメキラリ」が、ぽぽちゃんとのデュオ。あの弾けるようなダンスのぽぽちゃんは仁後ちゃんの後継にまさにぴったり……と親のような気持ちで眺めていたらギターソロの愛美乱入で卒倒するかと思った。いやそうだよ、ここでやらずにどこでやるという演出だけど、まったく予想してなかった。そもそも今日2曲目、そればかりかかなり難易度の高い演奏で、もう「仰天」としか言いようがない。心のなかで「バンドリありがとう、ありがとう」とつぶやいていました*1

「Raise the FLAG」を765ASで。オリメンが2人もいる今日のメンツで、あえて先輩たちだけに歌わせてその表現力の差をまざまざと見せつける、ある意味残酷なセトリなんだけど、そのあとの「ザ・ライブ革命でSHOW!」でがっちり若さを見せつける演出の妙にうなる。

そして「Beat the World!!」はね、戸田ちゃんが宏美さんが出てくる夢を3回も見たとTwitterで発言していたせいで、まったく隠せてなかったよね(笑)。まぁこの2人がいてやらなかったら暴動ものだ。それほどにこの曲にかける戸田ちゃんの不安と意気込みは、途中で感極まって泣きそうな顔になっていたけどきっちり最後まで歌い切って、真の背中をあずけられる頼りになる後輩の誕生を見られた。真Pの一人として嬉しいよ。

あとね、今回は衣装がすごくいい。同じデザインベースで、765が青系、ミリオンが白系。パンツやスカートの丈はまちまちで、ブーツも黒と白。明確に違うけど同じチーム感はばっちり。それぞれのチームのブローチが襟にあしらわれていたり、ブーツの紐がキャラカラーだったり細かい気配りもいい感じ。いつも765ASの衣装はキャラカラーの主張が強すぎて「お遊戯会」みたいになりがちで好きじゃないんだけど、それがないだけでも嬉しい。なおキングだけなぜか(?)胸元が大きくあいていてぜんぜん別デザインになってたのは笑った。いつもなら「あずささんはもっと清楚だから」とか言いそうなところだけど、今回は変えたんだな。さすが大勢の中でもちゃんと目立つ心得があってすごい(笑)。

最後になるけど、今回びっくりするほどダンスが上手くなっていたぜっきーに触れたい。いまだに1stライブのときのことをいじられるけど、もうそんな片鱗はいっさいないばかりか、誰よりもキレのあるダンスを魅せてくれる。何年も継続的に見ていて、突然「化ける」人をみるとほんと嬉しくなる。明日は誰が化けるだろう。

全体的には「古参に優しい」セトリだったという印象だけど、こうして眺めてみると曲もメンバも新旧バランスよく、凝りに凝ったものだとわかる。


[写真]モツ鍋

最後のMCでもちょがモツ鍋が好きと発言したので、現地&バルト組と合流しての打ち上げは、必然的にモツ鍋となりました(笑)。

明日はバルト9、わさます勢8人で! 事実上このライブは「足掛け2日間にわたる合計8時間のライブ」なので「続きはまた明日」という気分である。

*1 愛美は最近バンドリの武道館ライブなどを経て、かなりの数の曲を短期間で入れる訓練を積んでいて、それが今回の演奏につながっていると思う。かつてディレ1は声優たちに「アイマスの仕事を優先するな」と告げていたそうだけど、結果としてよその仕事がちゃんとアイマスに返ってくるって知ってたんだろうなぁ、ディレ1は。


2017-10-08(日) [長年日記]

THE IDOLM@STER 765 MILLIONSTARS HOTCHPOTCH FESTIV@L!! Day2のLVへ行ってきた

[スクリーンショット]パンフと会場限定CD

今日はバルト9で。昨日のLVをみて「あー、現地に行きたかったぁぁぁぁ!」と悔しくてしょうがないけど、武道館の座席は有限の資源だからしょうがない。でも悔しい。

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今日は冒頭からきましたね! 若林神の隣にはメガネをかけたべーせん!! 似合う! かわいい!! で曲は「いっぱいいっぱい」と思いきやまさかの「MEGARE!」……ってダジャレかーい(笑)。いや、実は「MEGARE!」はアイマス曲の中でも十指に入るほど好きなのでぜんぜんおっけーなんだけど。紗代子は自身の劣等感からメガネを外してステージにあがっているけれど、それが律子の隣ならメガネをかけたまま立てるって演出がいいじゃありませんか。はー、ありがとう、ありがとう……。

「リフレインキス」でこっこだけ半拍ほどずれているのに気づいて「あ、イヤモニのトラブルだ」とわかったけど、次第にずれがなくなって、終盤の諏訪ちゃんとのユニゾンはきっちり揃っていたから「直ったのかな?」と安心したが、その後のMCで先輩なら諦めずに歌い切ると思ったこと、客席のサイリウムの動きをみてリズムを取ったことをが語られてびっくり! なんだよそれ、マンガかよ!! ドラマだなぁ。会場のおれら、知らず知らずにいい仕事してるじゃん。こりゃ泣くわ。うえーん。

「マリオネットの心」はなかなか面白かった。両チームの中心ユニットの奔放な末っ子、美希と翼のデュオ。最初、あっきーはあまり声量も迫力もなく「ブランク長いし、Machicoとの差は大きいかな」となかばあきらめていたけど、Machicoの遠慮なしの全力にあてられたのか次第にエンジンがかかってきて、中盤以降はガチのぶつかり合い。最初はなめてかかってた美希が後輩にあおられて本気になった……みたいな展開で熱かったね! キャラクタ性を背景に、勝手にいろいろ想像できる、アイマスならではのライブの楽しみ方。

「arcadia」。ミンゴス、天、こっこという実力派ユニットに放り込まれた新人こーりーという固唾を呑んで見守ってしまうような展開だったが、彼女はライブの冒頭からずーっと「楽しくてしょうがない」という笑顔でまったく固くなる様子もなかったから、心配することは何もなかった。まさに歌織らしいのびのびとした歌声で、先輩たちにまったく臆することなく実力を発揮。こんどの新人たちはほんとすごいし、新人を楽しませて初舞台から実力を発揮させてしまうチームワークがまた素晴らしい。

「Eternal Harmony」のユニットに、ついにオリメンのミンゴスが入った! この曲は大好きだから、これはほんとに嬉しかった。人数多すぎてやや大味になってしまった感はあったが。

うーん、今日のセトリはどの曲にも触れたくなってしまうな。「メリー」のユニット、イントロで曲がわかって、手元のペンライトを灯してはじめて意図がわかるのは面白かった*1。予告されていた大人組のユニットで「おとなのはじまり」というのは予想していた人も多くてそのとおりだったけど、こういうクスクス笑ってしまう系の遊びが随所にあるのもお祭りらしくて良い。

「ジャングル☆パーティー」最高に楽しかった。若林神が神と呼ばれるゆえんがわかるというか、彼女のダンスは芝居の動きなので、ただの踊りにとどまらないからこういうステージでは抜群に映えるんだよなぁ。今日のキャストの中で、いちばん動きが大きくて目立ってたんじゃないかな、最年長なのに。やっぱり神はすごい。

そして「アライブファクター」。昨日「ハルカナミライ」をやったので、今日これがかかるのは確定だったが、いやー、すごかった。すごかったし、「マリオネットの心」との対比でも面白かった。こっちは逆に、冒頭からミンゴスがフルパワーの本気で煽りまくる。先輩だから余裕をかますとか、そういう手加減はいっさいなし。ころあずも決して手を抜いていたわけじゃないけど、対象的に大人しく感じられてしまう導入だったのが、ミンゴスに「もっと、もっと!」と煽られ続けてどんどんテンションがあがっていくのが目に見えてわかる。結果的にとんでもない「バトル」になって、聴いてるこっちは大満足だ。というか、歌い終えたときのミンゴスの満足そうな顔ったらなかったよ。歴史に残るセッションだった。


全体的に「そうそう、こういうライブが見たかったんだよ~」という感想で、数日後にこれを書いてる時点の飢餓状態がひどい。こんな企画、そう頻繁にはできなさそうだし、次に見られるのはいつになるのやら。

今回は765プロに閉じた企画だから自然だったけど、別に765+シンデレラとか、765+315とか、315+876(!)とか、「フェス」という体裁ならプロダクションをまたいでもなんの問題もないわけで、どんどんやって欲しいよなぁ。全コンテンツ合同となるとかえって薄まってしまうから、2コンテンツくらいがちょうどいい気がするよ。

「今日は鍋の指定なかったねー」といいつつ普通の居酒屋で打ち上げ。もやし炒めがあるときは無条件で注文するのです。やよいが出てたのは昨日だけど。

[写真]もやし炒め

*1 律子・雪歩・ひなたで緑・白・赤のクリスマスカラーになる。


2017-10-09(月) [長年日記]

映画「Hidden Figures」を観てきた

マーキュリー計画を扱った作品に「アポロ計画」の副題をつけてしまった大失策を仮になかったことにしても、「ドリーム」なんてタイトルはワースト邦題オブ・ザ・イヤー間違いなしなんだけど*1、とはいえ邦題が作品の出来を決めるわけではないし、せっかく宇宙計画を扱った映画を観ないわけにはいかない。まぁ、アポロとマーキュリーの区別もつかないような人たちをターゲットにした作品だと思わせてしまった配給会社の罪は重いが。

映画の出来としては「まぁまぁ」かなぁ。史実を元にしたフィクションだと断っているが、あまりにタイミングよくいろいろと起きるし、予備知識なしで観てもかなり脚色が入っているのはわかる。おかげで印象としては「TVドラマみたい」。ザッピングされないように頻繁にイベントを起こす。黒人カルチャーが色濃い場面だけで黒人音楽をかける。主人公たちは悪役ともかならず仲直りする。わかりやすい。あれれ、配給会社のターゲッティング、それほど間違ってなかったのでは(笑)。

調べてみると史実とは相当異なっているらしく(WikiPedia調べ)、そもそもあの時代のNASAにはあそこまでの人種差別はなかったという点においてはかなり脱力。ジョン・グレンがかっこよすぎだなぁと思いながら見てたけど、アメリカ人がライト・スタッフを毀損するような描写をするわけがないし、そういう点でいかにもアメリカ人の心をくすぐりそうな作りなのかも(と想像)。

宇宙モノとしてはなかなかよく描けていたと思うし(風洞実験室のカプセルとか実際に作ったんだよなぁ?)、こんなに軌道屋が活躍する映画はそうないのでは。数式バリバリの黒板とかも臨場感は高かった。もっとも、打ち上げや着水の映像は当時のままのものを使っていたりして、その落差にはちょっとシラケた。ああいうシーンはもう、現在の映像化技術でばりばり作り直しちゃう方が好きだね。

ドリーム [Blu-ray]
タラジ・P・ヘンソン
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
¥1,350

Tags: movie

*1 かみさんから「ドリームを観に行こう」と言われて「お、そうだな」とすぐにスマホで検索しようとしたそのときにはもう邦題を思い出せなくなっていたくらいに薄い印象しかない。


2017-10-13(金) [長年日記]

Xperia Z5 CompactにようやくBlueBorne対策アップデートが降ってきた

[スクリーンショット]バージョン 32.4.A.1.54

数日前に公開された、Xperia Z5 Compactの最新OSがOTAで今朝降ってきたので、即座に入れた。BlueBorne脆弱性が公表されてから、実にひと月半である。なんでもっと早くできねーかなー。Android最大の欠点が、いまだに解消されてないの、ほんと困るわ。

[スクリーンショット]BlueBorne Scanner 「You Are Safe!」 BlueBorne Scannerも無事「You Are Safe!」と出すようになった……が、これは単にパッチレベルの日付が9月1日以降かどうかを見ているだけということが判明しているので、本当に脆弱性が直っているかどうかは実はわからんのである。SONYが件のパッチだけ適用していなくても判別できない。わざわざそんなことをする理由はないと思うけど。

実のところ、同じパッチがあたっている同僚のZ5cにリモートスキャンをかけてみると、いまだに「High Risk」と言われたりするのである。もっともAndroidのアプリレベルからこの脆弱性をつくパケットなんて出せないだろ、という指摘もあって、このスキャナの機能自体に疑問符がついているのだが。

なので、ユーザとしてはシステム情報のパッチレベルを信じるしかないのであった。まぁ、信じて今日からBluetooth解禁にするよ。

[スクリーンショット]Androidセキュリティパッチレベル2017年9月1日 今回の更新にはおそらくバッテリ消費の対策なんかも入っているようだが、まだ実感はない。それよりスクリーンショット用のフォルダでサイズゼロのtmpファイルを生成し続ける謎のプロセスが走ってるんだけど、なんだよこれ! 消しても消しても生成されるぞ(消さなければ増えないようなので当面は放置して様子をみてる)。


2017-10-14(土) [長年日記]

川崎 3-2 仙台@等々力陸上競技場

[写真]バックスタンド2F席から

家長をレッドカードで失った10人で、2点ビハインドから終了まぎわのたった5分で3点返して逆転勝利。なんだこれ……。

見ているこっちは正直もうダメだと思ってただけに、なんでこんなことになったのかよくわかんないんだけど(笑)、逆に勝てると確信していた仙台側はショックだろうなぁ。いやはや、何が起きるかわからんね。

ケンゴの400試合出場記念の日にこんな劇的な結果が重なったらもう、祝杯をあげるしかないでしょう!

[写真]YEBIS MEISTERと刺し身で祝勝会


(負けて審判に文句を言うのはアレなので)勝ったから書くけど、今日の主審、池内明彦がもう本当に最悪で。こっちは1人欠けて10人だったけど、向こうは池内を入れて12人いたと言ってもいいくらい(実際池内は「ホームに不利な判定をする審判」として有名)。おまけに不用意なカードを出しすぎで、荒れた試合をコントロールするカードではなく、試合を不安定にする原因にしかなっていなかった。事実上、試合の掌握を放棄していたと言っていい。

Jリーグには大勢の審判がいるので、質にばらつきがあるのはある程度は仕方がない。全員が優秀なんてことはあり得ないだろう。だからこそ、きちんと評価して、トップリーグの優勝や降格にからむ試合には優秀な審判をアサインすべきだ。選手の方は活躍できなければ下部リーグのチームに放出されたりするのに、なんで審判は実績が伴わなくてもトップリーグでジャッジし続けられるのか。これはJリーグ/JFAの責任だろ? ダメな審判にあたったチームは、その試合だけじゃなくて続く試合にも影響を受けるんだぞ。たのむからちゃんと仕事してくれよ。

Tags: frontale

2017-10-18(水) [長年日記]

人類史上初めて巨大ロボットに搭乗して戦った人たち

週末にまとめて日記を書いてるから記憶がかなり怪しくなってる……。

水道橋重工のクラタスがアメリカのMEGABOTSからの挑戦を受けて戦うことになってからはや何年? 今年それが実現して、その番組が公開されるのが今日の11時と聞いて、まぁ昼休みに入ってから見てもリプレイくらいは観れるだろ、と思ったらぜんぜんそんなことなくて、ようやく30分くらいしてからYouTubeでビデオが公開されたのだった。

クラタスは2012年のMake Fairでみたときから格闘戦向けにだいぶ改造されて、色もいかにもな赤(3倍速そうw)。あいかわらずカッコイイ。MEGABOTSのロボットもいかにもアメリカンな感じの無骨さがあって、お国柄が出ていて面白い。

バトルのもようはビデオでずいぶん上手いこと編集されていて、カメラアングルがうますぎるところや、派手な見せ場が適度に挟み込まれているところからして、ある程度のシナリオがあるプロレスライクなショー仕立てだなとわかる*1。とはいえ格闘戦になったらシナリオなんて吹っ飛んで、迫真の肉弾戦になっているのではなかろうか。

ロボットどうしのバトルはもちろん楽しかったのだけど、個人的に一番感動したのはクラタスのパイロット、倉田氏へのインタビューだ。一戦目のあと「(手が震えるほど)怖かった」と言うのを聞いて「そうなんだ! やっぱり怖いのか!! そりゃそうだよなー」って思ったし、二戦目の「すっげー楽しかった」は「そうか、怖いけど楽しいんだ(笑)」って思ったよ。冷静に振り返っちゃうMEGABOTSに比べて、倉田氏の談話はエモーショナルでとても良い。

なにしろ人類史上初めて巨大ロボットに搭乗し、実際に殴り合いを経験した人の言葉だ。そりゃぁ重みがある。今後、ロボットものの作品を書いたり撮ったりする人は、これをベースに再出発しなきゃいけないんだぜ。バイキング1号以降、SFに火星土着の生物を簡単には登場させられなくなってしまったように、巨大ロボットの歴史もここでいったん不連続になるのだ。人類初ってのはそういうことだ。ぞくぞくするねぇ。

他にも、格闘では5本指なんて飾りにもならないことがよくわかったし、「紙の装甲」ってこういうことか! という発見(?)もあって、このビデオは何度見ても面白い。こういうのがハイレゾで配信される時代に生きてて本当によかった。

Tags: robot

*1 これについてはぜんぜんOKだと思っていて、おそらくシナリオなしでリアルタイム中継だとダレて面白くないし、なにより危険でしょう。


2017-10-19(木) [長年日記]

IPAの「脆弱性届出制度に関する説明会」へ行ってきた

先日「脆弱性届出制度に関する説明会の実施、参加者募集について:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構」という案内を見かけたので申し込み、今日行ってきた。雨の中。

この説明会、申し込み時にIPAにセキュリティ報告をしたときに発行される連絡用の番号を入力する必要があるので、本当に経験者しか入れないという狭き門(?)である。公開Webサイトの脆弱性とかを一回でも報告したことがあればいいので、そんな大変な話ではないものの、参加者は(案の定)わりとそうそうたる顔ぶれで、IPAの人たちもなんだかやりにくそうである。

説明の内容は5月に更新された情報セキュリティ早期警戒パートナーシップガイドラインを受けての、報告者に関する部分の差分についてで、報告窓口をきちんと設けているベンダーには直接報告するようにしてくれとか、報告の内容が詳細になったとか、脆弱性の重要度によって処理の優先順位を変えるよ、みたいな話。

すでに報告者たちの多くは報奨金を出すベンダーには直接報告してるだろうし、IPAを通さなくていいよって話は現状追認にすぎない。優先順位についてはむしろ「今まではそうじゃなかったんかーい!」って思ったよ。バカ正直に届け出順で処理してたんか……。

報告内容の詳細化も、バグレポートとしてはごくあたりまえの内容なので別にいいんじゃないのと思ったけど、面倒になるのは確実なので、参加者のみなさんにはすこぶる評判が悪かった。まぁ気持ちはわかるが、やりとりの手間はむしろ減るのでは。それより、報告時に(任意とはいえ)「CVSSスコアを計算してくれ」なんて言ってたが、バグレポートでは報告者による優先度や重要度の情報を真に受けてはいけないというセオリーを無視してそういうのを求めるのはよくない(笑)。

ただ、影響の小さい脆弱性の場合、Webサイト運営者へ報告後は、応答がなくてもクローズするよって方針は納得いかんなぁ。まぁなにをもって「影響の小さい」というかによるかとは思うけど。21世紀なんだから、むしろ一定期間後は自動で公開するくらいの方がいいと思うがね。

そういえば、「プロトコル等の仕様に関する脆弱性は受理しない」って書いてあったので、KRACKs*1みたいなのを自分が見つけちゃったら報告先がなくて途方に暮れるじゃんか……と心配になって質問してみたが、受理はしなくても各所への連絡はしてくれるそうで、よかったよかった。そんなだいそれた脆弱性を発見する予定はないけど。

Tags: security ipa

*1 最近公開されたWiFiの暗号化に関するプロトコル仕様レベルでの脆弱性。


2017-10-21(土) [長年日記]

石岡測地観測局の一般公開へ行ってきた

約1年前につくばの32mが退役したものの、後継の石岡観測局は日常的に公開されているものではないため、一般公開日を逃すわけにはいかない(と言いつつ昨年の公開日には行かなかったんだけど)。とはいえ週のはじめからずーっと秋雨前線が活発で、接近中の超大型台風まであるということで、ちょっとバイクで行くのはなーと逡巡していたら*1、つくばの時にも付きあってくれた@nteeが乗せてくれるというので、新松戸で拾ってもらって車で石岡へ。土地勘があるとはいえ、道中一度も地図を見ずに目的地までスパッとたどり着けるのすごくないですか……(方向音痴の感想です)。

観測局は畜産センターの中にあるので、センターの駐車場に車を止めて、アンテナまではシャトルバスで移動。車内で出発を待っていたら@naritamasahiroが乗ってきて、まぁ、なんというかいつもどおりである。敷地内のいちばん高いところにあるので、けっこうな勾配を登っていくと、1、2分ほどでアンテナが視界に現れる。

[写真]アンテナ正面から

台座を六角錐のカバーで覆い、駆動系も極力隠したモダンなデザイン。ケーブル類もきれいに束ねてあって、すっきりスマートですなぁ。

[写真]背面から

それでいて背面は覆わずにトラスむき出しなのは、ちょっとアンバランスでかえって好感度たかいです。13mは小さすぎてちょっと好みからは外れるけど。覆わなくても精度に影響はないという判断なんだろう。まぁ小さいしね(しつこい)。

[写真]鏡面に触れられる

雨で足元が滑るからもしかすると中止かもね……と心配していた見学はぶじ開催されて、台座のところまで上がれた(本日一番乗り)。すでに1年以上稼働しているので、さすがに表面はちょっと汚いけど、鏡面に触らせてくれる。

その後、クイズラリーをやってアンテナカードをゲットして、雨の中でしばらく待っていたらぶんぶん動かしてくれた。のでビデオ撮影:

実際はこの倍くらいの時間、あっちこっちへ首を振っていた。つくばの32mは大きくて重いだけに停止するたびにギッシギッシ鳴いてしばらく安定しなかったんだけど、13mに小型化した最新のパラボラアンテナはまったくそんなそぶりもなく、つくばよりもスピードを出しているのにスーっと動いてピタっと止まる高性能ぶりを見せつけてくれたのだった。たいしたものです。好みからすると小さすぎるけど(ほんとしつこい)。

なお、今日は畜産センターの公開日でもあるので(というかアンテナの方が便乗企画である)、そっちも冷やかしてみたものの、ウリのステーキはすでに大行列だったので、とっとと退散して、常磐道のSAで(特産品の)ローズポークを食べたのであった。

[写真]ローズポークのとんかつ

Tags: parabola

*1 天下のR1200GSなので雨の中を走ること自体はなんの問題もない。問題はバイクを降りたあと、雨装備のまま目的地で行動しづらいという点。

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

ブチャ猫 [娘の方は 超方向音痴です(笑]

ただただし [ブチャ猫さんに似たのは?]

ブチャ猫 [息子でしょうね。 わたしは 何処へでも一人で行けます。 函館に初めて行って 地図を見ながら歩きですが 娘の家に辿..]

ただただし [いやー、自分も地図を見ればどこへでも行けるんだけど、「地図を見ながら移動できる」と「(事前に確認した記憶だけを頼りに..]


2017-10-25(水) [長年日記]

伊藤園のジンジャーエール、けっこういいかも

[写真]伊藤園JIN JIN Ginger

「高知県産生姜汁を100%使用」「香料不使用で仕上げた」と煽りまくりで予告されていた伊藤園のJIN JIN Gingerを見かけたので、さっそく買って飲んでみた*1

キャップをひねり、ぷしゅ!といってただよう香りがもう、ツンとくるほどの生姜の香り。香料不使用でこれか、すげーな。一口飲んだら喉がヒリつくほど辛いし、体温まであがった気がするほどの刺激。

人工甘味料じゃないし、これはかなり「あたり」では。とか言いつつごくごく飲んでいたら汗まででてきた(笑)。原料に「香辛料抽出物」ってあるから、これのせいかなぁ。でもまぁ、いずれにしてもだいぶ本物っぽさがあって、これは好きだな。ひいきにしよう。

追記

飲んでいたらやたらとトイレが近くなってまいったが、調べてみたら生姜には利尿効果があるそうで、つまり本物の生姜の威力が出ているってことだなぁ。ありがたいんだか、ありがたくないんだか(笑)。ウィルキンソンですらこんな目にあったことないよ。

Tags: gingerale

*1 近所のローソンにて。ファミマ、7-11では発見できず。


2017-10-26(木) [長年日記]

Dropbox API v2に(いまさら)対応

Dropbox APIのv1が停止されるのが9月28日だったのをすっかり忘れていて、自作のツール類が次々と死んでゆくのをなすすべもなく眺めていたのだけど、気を取り直して実害の大きいのから順次v2へ移行して、今日やっとぜんぶ終わった。はー、やれやれ。

もっぱらRubyで書いてたものばかりだが、利用していたdropbox-api gemdropbox-sdk gem*1v2に対応してくれなくてまいった。dropbox-sdkなんて、Dropbox公式なのにひどい話だ。

ちなみに現在、Dropboxが公式でRubyのクライアントライブラリは作っておらず、推奨はdropbox_api gemということになっている*2。ので、移行先も必然的にこれになる。作りはだいぶプリミティブで移行は面倒だったけど、認証まわりは楽になったな。最終的にトークン一個保存しておけば良くなったので。

対応するのが最後になった、毎日のニュースをKindleに届けてくれるkindlizer-backendは、かつてHerokuで動かしていたこともあってClockworkを使ったサービスだったけど、これを機にcron taskに変更することにして、news2kindleというgemに再構成した*3。これで自前のサーバで運用するサービスが一個減って、面倒がひとつ消えたわ。

*1 書いた時期によってどっちを使っているかが違うという。

*2 dropbox「-」apiだったりdropbox「_」apiだったりまぎらわしい。またもRubyGemsの名前空間問題に踊らされている。

*3 GitHub上で名前はいくつかかぶっているけど、どれももうメンテされてないようなので気にしない。最悪のネーミングを変えられて嬉しい(笑)。


2017-10-27(金) [長年日記]

デレステイベント「Halloween♥Code」

36345位 23797pt

つい先日CDになったばかりの新曲でまさかのイベントで*1、かなりびっくりした。おまけにまた担当が登板だよ、多すぎるだろ。さすがに報酬SRじゃなかったけど。

Masterはほどよい難易度でよかった。最近ちょっと難しかったし。ただ、裏で同じ時期にミリシタのイベント、それもライブの回数がものをいうタイプのが走っているので、両立するためにこっちはしょっぱなからスタミナ2倍使い、イベント曲もミッションこなしたあとは4倍消化で済ますしかなかったのが残念。もっぱらミリシタのイベント設計の悪さのせいだけど。

蓋を開けてみればいつものポジションだったので、もうちょっと手抜きしてもいいんだけどな。

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS MASTER SEASONS AUTUMN!
相葉夕美(木村珠莉),多田李衣菜(青木瑠璃子),中野有香(下地紫野)
日本コロムビア
¥1,293

*1 最近のデレステはゲームが先で、ずいぶんあとになってからようやくCDになるパターンがほとんど。たとえば今年2月のイベント曲だった「情熱ファンファンファーレ」のCDが来月に出る始末。


2017-10-31(火) [長年日記]

ミリシタイベント・プラチナスターツアー「Fairy Taleじゃいられない」

[スクリーンショット]66617pt 18794位

ミリシタオリジナルの完全新曲、新形式のイベント「プラチナスターツアー」……と盛り上がる要素しかないはずだったが、この「新形式」が曲者で、かなーり評判が悪かった。

イベントアイテムをためるのに既存曲のライブをこなすのだが、これが単純に「回数」だけに比例するから、もっとも得点効率のいい方法が「(最低難易度の)2Mixを延々とやる」。音ゲーなんだから、いい点をとるためにはできるだけ難易度の高い曲に挑戦するようになってるべきなのに、そういう要素がほとんどないんだからもう、退屈で退屈で、つらさしかない。長年音ゲーを作ってきたバンナムがこんなイベント設計してちゃダメだろうよ。情けない。

で、どうしたものかと悩んだが、通勤中に片手で吊革つかんで、てきとーにソロ2Mixをこなす……という戦略にした。イベントアイテムはためるだけためて、余裕のあるときにイベント曲をMMixのx4とかx5で一気に高得点を獲得。という感じで回していたら、序盤からずーっと1万位台をキープできて、終わってみたら2万位以内でブロンズ入り。おお、初めて上位ランキングに入ったぜ。

でもつらいからもうやりたくない……。次回までに改善してくれよ、頼むから。

B075JGCQCY

イベント終了と同時にGREE版のミリオン終了のアナウンスが出て、けっこうな騒ぎになった。なんでもGREEの株価が暴落したとか。

正直、アクティブユーザはだいぶ減っていたし、イベントストーリーが面白いだけで、ゲームシステムにはちっとも新しさがなくて、こりゃ時間の問題だと思っていたから、しょうがないかなぁとは思う。ミリシタに注力してくれるなら個人的にはなにも不満はない。

「ミリオンライブ」というコンテンツが消えることはないと信じてるけど……でもなー、ミリシタのイベントもこのありさまだし、ゲームの行方はどうなることやら。老舗のバンナム(ミリオン)が、新興のCygames(シンデレラ)に明らかに差をつけられてるのを見るのはつらいなぁ。


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