2000-09-07(木) [長年日記]
■ 夏休み
昨日まで夏休みだったのだ。前半は温泉旅行に行ったのだが、宿がひどくて、帰りに別の温泉に寄って口直しをしてしまうほどだった。日本の宿泊施設は、サービスの意味を取り違えているところが多すぎる。「客にプライバシーを提供する」と「サービスをしない」は同値じゃないぞ。ぷんぷん。こないだバリで最高のサービスを受けちゃったから、日本の宿がホント、貧相に見える。とりあえず、木ノ根沢温泉「龍洞」は高い上に最悪、とだけ書いておこう。吹雪で道路を寸断されて山を降りられなくなったようなとき以外は、決して泊まってはいけない。
■ Net::IMAP
あとはBMWを車検に持っていこうとしたら、環七が灼熱地獄だったとか(不定形生物バチルスになるかと思った)。近くのドイツ系肉屋(ソーセージが旨い)に行ったら定休日だったとか。RubyのIMAPクライアント・ライブラリが出たのに例によってCourier-IMAPじゃ動かなくて、しかも自分でハックできずに悔しい思いをしたとか。あぁ、なんかロクなことがなかったような……。しくしく。でも、ちゃんと独立したIMAPクラスが出たのはすっごく嬉しいっす。自分で作ろうかと考えていた時期がありながら、例によって何もやっていなかっただけに、感激もひとしお(笑)。
2000-09-08(金) [長年日記]
■ Kondara 2000
Kondara MNU/Linux 2000、アンバンドル版アップデートパッケージ到着。おまけのストラップは、新作のカオリちゃん(仮名)だけでなく、すでに持ってるtoor君まで付いてきた。同じものが何本もあってもアレなので、かみさんに「いる?」と聞いたら「濃い人に思われるかなぁ」だと。まぁ、そうかも知れんが、ドーレ君(コンサドーレ札幌のマスコット)を付けてる人に言われたくはない。かみさんと言えば、昨日の夕刊フジに載ってしまって、我が家ではちょっとした騒動であった。どこに載ってるかは秘密だが、写真はひどい。実物はもう少しマシ(笑)。こないだは道新スポーツに載ってたし、最近スポーツ新聞づいてるね、あの人は。
閑話休題。箱は1.0、1.1に比べて厚みがだいぶ増している。この1年足らずの間に同じOSの箱が3つだもんなぁ、さすがに邪魔かも……。アップデートパッケージなんてCD-ROMだけでいいのに(笑)。今回から箱を使ったお遊びはなくなった模様。メジャー化の代償か。シールの下とかになんかあるかも(ないない)。中身は1.1とほぼ同じ構成。箱が上げ底ってますな。バンドル版では他の製品のCDなんかも入るからだろうか。CDは4枚。Intel、Alphaの各バイナリと、Zoo、ソースである。
アップデート作業は今夜にでもやろう。ちょうどかみさんが飲み会でいないし。
ああっ。なんだこの企画はっ。いまさらそれはないだろー。少なくともお父さんの名前は、おれの中ではtoor君に固定しちゃってるぞ。とくれば、お母さんと娘の名前は、それぞれ「ハニー」と「カオリちゃん」しかねーだろ(激をい)。別の名前になっちゃったら、混乱するなぁ。しょうがない、この案で応募するか(笑)。DVDプレーヤー欲しいし。IXY DIGITALでもいい。でもCLIEはいらん。というわけで、みんなで組織票だっ。
■ Ruby 1.4.6
RubyのNet::IMAPが動かないのは、Rubyのバージョンが古いせいかなぁ……と思って1.4.6にあげてみようと思った。職場のKondara 1.1でトライ。もっとも、1.4.6のバイナリRPMはまだない。唯一Jiraiにnosrc.rpmが入っていたので、これを持ってきた。とりあえず、何も考えずに展開し、rpm -bb --target=i586 ruby.spec
でビルド。が、できあがったruby-1.4.6-1k.rpm
が、filesystemの2.0.7以上を要求してしまって入れられない。ううむ。これは、Jiraiが最新のFHSに追従するために行った変更のせいだな。SPECファイルを見てみると、「Requires: filesystem >= 2.0.7」ちうのがある。これをコメントにしちまえば入るはず(笑)。
いくらおれでもそこまで乱暴ではないので、他の部分も見てみる。Kondara 1.1とJiraiの、対応するFHSの違いは、ドキュメント類が/usr
から/usr/share
に移動したことだ。SPECファイルからshare
を探してみると、doc
とman
が移動していることがわかる。てことは、これを古いFHS向けに変更した上で、「Requires: filesystem〜」をコメントにしちゃえばいいんだろう。これでリビルド。無事インストールまでできた♪ さらにっ。Net::IMAPも動いたよぉ(感涙)。ああ、よかった。前田さん、お手数かけさせちゃってすみません。
2000-09-09(土) [長年日記]
■ Kondara 2000
家に帰ったらガメラが渋谷を破壊していて、あわてふためく。なんだよ、TVでやるなんて聞いてないよ(泣)。しかたなく途中からビデオに撮りつつ、かぶりつきで鑑賞。……しつつ、Kondara 2000のインストール。こういうものは、よそ見をしながらしてはいけないと相場が決まっているものだが、CD-ROMからbootさせて、アップグレードを選んだら、あとはほとんどお任せで完了してしまった。あっけない。
インストール前に、20GBのディスクの方に/home
をコピー(cp -a
)しておいたので、fstab
を変更してそっちを/home
にmountするようにする。これでなんぼメールを溜めても怖くない。……と思って、何も考えずにfetchmail
を動かしてISPからメールを持ってきた。Netscapeを動かして、メールを読もうとするが、IMAPサーバーに接続できない。あれれ?
ps
してみると、なんとsendmail
が動いている。調べてみたら、入れてもいないsendmail
とuw-imap
が入ってるじゃないか。冗談じゃないよー。1.1の時にもやられたぞ、これ。即座にrpm -e
、qmail
とcourier-imap
を再起動。これで復活。しかしっ。さっきfetchしてきた24通のメールは行方不明である。いったいどこに……? /var/spool/mail
かと思ったけど違うみたいだし。ううむ。もしここを読んでいて、21時から23時の間くらいにメールをくれた人は出し直して下さい(笑)。
■ 他にもいくつか問題があるので列挙。ぼちぼち解決していこう。
- いままで壁紙に使っていた画像(dash.png)がなくなっている。加えるのはいいけど、入れ替えるのはやめて欲しいぞ >デジファク 仕方がないので、PapaRacing.pngに変更。まぁ、1.1のディスクから抜き出せばいいんだが。
- Screen Lockでxscreensaverが動かない。原因不明。ロックができないと困るなぁ。
- sawmillのタイトルバー、1.2は文字が出なかったけど、2000は出る。でも日本語が化けている。これはフォントの指定でなんとかなるのだろうか。要調査。
- vimでBackspaceのキーアサインがおかしい。DELキー相当の動きになっている。これも要調査。でも常用してるのはJVimの方だから、実害はないけど。
- フォントが変わったような気がする……。こっちの方が見やすいからいいか?
■ 総じて、1.0→1.1より問題が多いような気がするなぁ。個々の問題は小さいんだけどね……。あと、GNOMEのMenu Panelを使って、パネルを大幅に整理した。画面上には小さなMenu Panelのみ。なんたってうちは1024x768の液晶で画面が狭いから、節約せねばならんのだよ。なんか、Windows 95みたいなデスクトップになってしまったが、これもよかろう。
■ Sushi!?
あと、重大な問題が。なんと、コードネームがAyakaじゃない。起動時のメッセージは一瞬しか見えないので、telnetしてみたら……
Kondara MNU/Linux 2000 (Sushi) Kernel 2.2.16-5k on an i686 login:
■ Sushi……寿司!? これって、アメリカでも売るから!? モビルスーツの名前ってネタはどこにいったんだ?(笑) まったくもー、やってくれるぜ。また日記の名前変えなきゃいけないじゃん……。というわけで、今日から「Sushi日記」になりました。とほほー。
2000-09-11(月) [長年日記]
■ Ruby 1.4.6
Sushiで作り直したRuby 1.4.6、いちおうここに置いといた(2000-09-14追記: 正式なパッケージが出たのでリンクはずしました)。Kondara 1.2(Ayaka)、2000(Sushi)用のRPMバイナリである。依存関係はばっさり削除してしまったので(といってもfilesystemだけ)、何が起きても知らないよん。しかし、これで自分で管理するKondara BoxがShizuka、Ayaka、Sushiと3台とも違うバージョンになっちゃって、混乱の極みだなぁ。どないしょ。少なくともShizukaをAyakaにアップデートすべきだな。もしくは雑誌にSushiが付くって噂もあるから、それを買ってきてもいいし。
■ xscreensaver
xscreensaverが動かない原因は、Sushi付属のものが古かった(?)せいらしい。新真・コンダラ掲示板に同じ質問があったので、調べるまでもなく解決。Ayakaのは1k6なのに、Sushiの方が1k5だったせいのようだ。Sushiの方が古いってことがあるんだなぁ。
2000-09-12(火) [長年日記]
■ 昨日は一日、人の作ったCのソース(Windows用)をSolarisに移植。つーか、コンパイル通すだけで一苦労だったんだけど。よくわからないことが出てくると(なにせ、Solaris上での開発は初めてである。ってそんなヤツに仕事させるな)、チャットに常駐してる連中に聞いて解決したりして。ホント、チャットは外部記憶装置としてすぐれてるよなぁ。その上、手柄は全部おれのもんだし(笑)。こんなことさせるくらいなら、開発に戻してくださいよ、部長。
で、今日、ちょっとRubyスクリプトを書こうとしたら、昨日の影響がもう出ていて、
require 'pchat'
と書くべきところを
#require <pchat>
だと……。#include
のつもりらしい。うーん、影響受けやすいなぁ。そもそも、#include
とrequire
は、ぜんぜん意味が違うではないか。
2000-09-13(水) [長年日記]
■ 愛国心?
昨日のプロジェクトXは、またまた燃える話だったのぅ。去年、初めて落下したエンジンを探すって聞いたときは、ぜったい無理って思ったもんな。それが本物のプロ集団にかかるとちゃんと見つかるんだから、すごい話だ。
それはそうと、H-IIが失敗したときはがっくりきた。学生時代、チャレンジャーが爆発したときに、あまりのショックで後期試験を台無しにしたという経歴を持っているおれだが(バカ)、H-IIの場合はちょっとショックの方向性が違っていて、「我が国自慢のLE-7が壊れるなんて……」ってなものだ。「我が国……」ってとこがミソで、日頃から愛国心なんて「けっ」と思ってるくせに、こういうところではけっこうな愛国心を発揮してしまうのであった。たぶん、明日からのオリンピックでも日本人選手をひいきしてしまうのだろう。日の丸も君が代も大っ嫌いなのにね。でも、女子マラソンはシモンだな。かわいいし(笑)。人妻だけど。
■ Linux Magazine
ちょっと遅くなったけど、今月のLinux雑誌購入。今月はLinux Magazineにした。日経Linuxは読みたい記事がなかったのと、Linux MagにはKondara 2000が付いていたので。これは会社のShizukaに入れよう。あと、特集の/etc攻略記事はすごくいい。おれのような駆け出しのrootには、こういうまとまった記事はありがたい。Web上の資料は、どうしてもこま切れになってしまうから、こういう視点からまとめられたものは雑誌ならではと言えるだろう。
2000-09-14(木) [長年日記]
■ Kondara 2000
Linux Magazineに付いてきたKondara 2000 FTP版を、職場のKondara 1.1(Shizuka)マシンに入れる。これで1.1系とはおさらばになる。けっきょく1.1→1.2というパスはトライしなかったなぁ。
CD-ROMからブートして、アップグレードを選んで、ぽん、ぽん、ぽん。お手軽だ。なんのトラブルもない。なんかあった方が「OS入れ換えてるぜ〜」って感じがしていいんだが(嘘ですごめんなさい)。リブート後、まずはrootで入って、sendmailとimapをrpm -e
。これだけは不満。なんでこうなるのか、よくわからん。さて、せっかく同じ社内にftp.kondara.orgのミラーがあるのだから、このマシンはきっちりmphをかまそう。まず、念のため新しいmphを、手動でGETしてくる。mph-0.9.8-0.4k
。
あれ!? Rubyの1.4.6のパッケージがあるなぁ。タイムスタンプは、おれが自分で怪しげなパッケージを作っていた日だし(笑)。いやん、もう。それより、いつの間にか1.2.1なんてディレクトリができてるじゃないか。なんだそれー。アナウンスないよなぁ。これは2000相当なのかな? ちょっとあとで調べてみよう。
さて、mphをアップグレードして、/etc/mph.conf
を編集。既存のftpサーバーはばっさり消して、社内のftpサーバーだけを指定。なんか、見るたびにフォーマットが変わってるな、このファイル。errataだけを対象にして、mph-get update
、mph-get upgrade
。約50MBのファイルが入った。ああ、なんてお手軽でステキな。Netscape 4.75のパッケージも更新されていて、これで漢字のタイトルも出るようになったみたい(追記: 嘘でした。sdrの設定が「English+Japanese」だと化ける。「Japanese」なら化けない)。調子に乗って(xscreensaverの件もあるので)、stableも対象にしてもう一回やってみると、また数十MBほど更新対象になった。中にはxscreensaverもあるので、何も考えずに先に進むと、な、なんと。gnome関係のファイルがことごとく古くなっちまった〜〜っ。いや〜ん。
sawmillのタイトルバーがからっぽになったり(これは1.2の初期症状?)、いろいろと困ったことになっているので、ふたたびCD-ROMから関係しそうなパッケージを片っ端から入れ直して、なんとか復旧。はぁ、色気を出して仕事を増やす、典型的な事例だぜぃ(とほほ)。けっきょく、xscreensaverみたいな例外はあるものの、基本的に2000は1.2より新しい、ということか。じゃあ、あとは1.2.1の正体がわかればOKだにゃ。……って、中身はまだからっぽじゃん。
2000-09-18(月) [長年日記]
■ オリンピックモード
週末はバイクの整備をしようと思ってたのにずーっと雨でまいった。これではツーリングに行けないではないか。しょうがないので、自宅のISDN 64Kbpsでmph-get upgrade
をしてしまったり。まぁ、数十MBのダウンロードといっても、一度だけだから(いいわけ)。これで家のマシンも最新(?)状況に追従できるぜい(最新はJiraiじゃないの、というツッコミはなし)。
あとはもうオリンピックモード突入で、PCなんかいじってる場合じゃないでしょ(笑)。サッカーの予選からずーっとTV漬けだよ。開会式の入場行進は最高でしたな。派手さでイタリアに勝ったってだけで、あの変なマントは評価してよいと思う(笑)。つーか、また日の丸を基調にした恥ずかしい衣装が出てきたらどうしようと思ってたので、夫婦で「無難(?)に着物にすればいいのに」なんて話しながら見ていたのだ。良くも悪くもあそこまで思い切ったデザインをした人(とそれを選んだ人)は偉い。あのマントには批判が殺到したらしいけど、中途半端で無難なだけのデザインにしなかった英断くらい評価してやれよ、と思う。Web上でも批判的な意見が多いなぁ。じゃあお前ら、(日本らしい)日の丸スーツの方が良かったと言うのか?(笑) まったく、こういう注目度の高いプロジェクトの担当者は、何やっても報われなくて気の毒だ。
あとは田村・野村のアベック金メダルに興奮して、「やっぱ柔道は軽量級に限るよな〜」と思う。スピードが違うもんね。野村の決め技が「隅落とし」だというのをどこかで読んで、「帯をぎゅっとね」で見た覚えがあると思い、最初から読み返し始めたら最終巻まで止まらなくなる(どこがTV漬けだ)。結局、記憶にあったのは「隅返し」(麻理ちゃんの裏技)で、隅落としがどんな技だか不明のままなのであった。……って、今になってWebで調べたら「空気投げ」の別名って解説が……それって三船久蔵の神業じゃ……。マジ?
■ ATOK X
オリンピック以外の話題もなんか書いておこう。ASCII Linuxメールのアンケートで、ATOK Xを買いたいもしくは買ったという人が5割もいてぶっとぶ。まぁLinuxの世界では、特定ジャンルでシェアの大半を占めそうなソフトってのは珍しくないけど(Emacs、GIMP、GNOME。sendmailやbindも……)、商用ソフトが5割を占めるってのは尋常じゃないような。最近のATOKはWindows版を少しいじった程度だけど、なんか頭はいいけど口うるさい女みたいで(差別発言)、好きになれない。ジャストシステムは嫌いじゃないけど。VJE-Deltaはいいよー。出しゃばらず、ほどほどの賢さ。理想的なIMでしょう。やっぱ、ソフトウェアは賢すぎず、少し人間がフォローしてあげるくらいがよろしい。Palmのgraffiti入力なんて、まさにそういう人間と機械のバランスのいい協調関係が現れているソフトウェアで、実にいいやね。
2000-09-19(火) [長年日記]
■ オリンピックモード
「隅落とし」の説明、帯ぎゅにもあった。空気投げの解説のところ。もっとも表記は「角落とし」だったけど。でも野村の技はどう見ても空気投げじゃないような……。
しかし毎朝、オリンピック自主休暇にしたくなる誘惑と激しく戦ってるなぁ。そうだ、おれだって戦ってるんだぜ(をい)。でも今は、会社からWebで結果を見られるようになってるから、昔よりはずいぶんよくなったよな。野球やソフトボールの結果なんて、ほとんどリアルタイムでわかったし(仕事しろよ)。柔道女子の青木は負けちゃうし(あーぁ)。
でも競泳の萩原は見たいよな。ちょっとファン。競泳女子ってかわいいコが多いよなぁ、と思ってたんだけど、あれって色白でちょっとぽっちゃりしてるせいだな。室内プールでしか泳いでないから、日焼けで真っ黒なんてスイマーは絶滅ってことか。でも、TVじゃかわいいけど、近くでみたら肩幅広くてビビるんだろうなー。
■ Ruby 1.6.0
Ruby 1.6.0がようやくリリース。たぶん安定するまでまだまだ長い時間がかかるのだろうけど。さっそくソースを持ってきて野良ビルド。
$ ./configure --prefix=/home/sho/ruby ; make $ make test $ make install $ /home/sho/ruby/bin/ruby -v ruby 1.6.0 (2000-09-19) [i686-linux]
■ さすがLinux上で開発されてるだけあって、するりと入りますな。あれ、でもKondara上でのbuildには問題があったはずだが……まぁいいか。遊ぶのは明日からにしよう(だから仕事しろって)。
■ ああっ、そんなことをしていたら、萩原が8位に〜。しくしく。おれが見てなかったせいだ(違うと思う)。
2000-09-20(水) [長年日記]
■ オリンピックモード
瀧本のそで釣り込み腰、カッコイイねー。千駄ヶ谷の鳶島みたい。表情は橘だけど。ってまた帯ぎゅネタかい。しかしあれだ、たいして期待されてない人があっさり金メダル取っちゃって、メダル確実なんて言われてる人(昨日だと柔道の青木や競泳の萩原)が崩れちゃうのが、オリンピックの伝統と化してるな。これをして日本人選手のメンタリティの弱さを指摘するのは簡単だけど、オリンピックの重圧なんておれたちパンピーには想像もできないほど重いだろうし、安易に批判的にはなれない。つーか、萩原のインタビューなんて気の毒で直視できませんでしたよ。そんなに謝らなくてもいいのにのぅ。
■ Ruby 1.6.0
さて、昨日あっさり通ったかに見えたRuby 1.6.0のMakeだが、dbmモジュールができていなかった……。RubyのMakeは、拡張モジュールのMakeが通らなくてもエラーにならないのか。以前src.rpmからビルドしたRuby 1.4.6付属のパッチを読むと、Rubyはcdefs.h
が/usr/include
にあることを期待しているのにKondaraは/usr/include/sys
にあるとか、ndbm.h
も/usr/include
じゃなくて/usr/include/gdbm
にあったりとか、そういう非互換があるらしい。1.6.0ではcdefs.h
に関しては対応されたみたいだけど、ndbm.h
は未対応。手パッチを当てればいいんだけど、もっと楽な方に流れよう。/usr/include
に、/usr/include/gdbm/ndbm.h
のシンボリックリンクを作る(笑)。これで何も変えずにMakeが通るぜぃ。
それから、FreeBSD 2.2.7上でconfigureが通らない。一見通ってるように見えるんだけど、できたMakefileがからっぽという。謎だ。時間見つけて追っかけよう。
■ 辞書検索CGI
わたなべさんの日記にあった、NDTPを使った辞書検索CGIをちょっと改造して使ってます。これはいいです。今まで、Ruby-EBを使った自作のCGIを使ってたんだけど、やっぱNDTPを使う方がコストが低いのか、複数辞書をくし刺しで検索させてもぜんぜん早い。Ruby 1.4.6だとcgi-lib.rb
にパッチをあてないといけないけど、1.6.0ならそのまま通るので、本格的にこっちに乗り換えた。さらに楽ちん辞書引き環境だわぁ。
■ Visor
Visorもカラー化かぁ。でも、興味があるのは新しいモノクロ版「Visor Platinum」の方だな。速いCPUに8MBメモリ、そして乾電池。理想的。これは買ってもいいかも。おれはPDAを内蔵充電池にするのは絶対反対派なのだ。だって、海外旅行なんかで、充電のためだけにACアダプタを持ち歩くなんてまるっきりアホじゃん。単三や単四の乾電池なら、世界中どこでも手に入るし、予備を持ち歩くのも苦痛はない。というわけで、PalmVもIIIcも、CLIE(これは別の意味で大却下だが)も、新しいVisor Prismも、まったくout of 眼中。VisorならBlueToothが使えるようになるのも早いだろうし、やっぱ次に買うならモノクロ・乾電池仕様の英語版Visorやねぇ。
■ ブラジル戦
今日のブラジル戦はどうしようかなぁ。昨日から神経痛のような頭痛に悩まされているので、早く帰りたいんだが。そうすれば家で見られる。ただ新横浜にいると、国際競技場の大スクリーンでバカ騒ぎをするサポーターどもに埋もれて見るという選択肢も残されている……って、書いててヤになったのでやっぱ帰るか(笑)。
2000-09-21(木) [長年日記]
■ オリンピックモード
決勝トーナメント進出おめでとーっ。でもブラジルには負けちゃったから、複雑な心境。スロバキアには足を向けて寝られません。いつもの力を出せていれば勝てたかも知れないよねえ。やっぱ、相手がブラジルってだけで固くなってるというか、浮き足立ってたよな。パスがカットされすぎ。まるで量子のごとくピッチ上のどこにでも偏在しているブラジル選手はやはりさすがだが、トロいパスを不用意なところに蹴り出してばかりいた日本側もちょっと。昨日ばかりは中田の早いけど強引なパスが欲しかったかも(笑)。あとは動きが良かったのは三浦、稲本、高原くらいか。つーか、なんでいつまでも柳沢を使い続けるんだーっ >トルシエ いくら才能があっても、結果が出なければ切るのがトルシエ流じゃないんかい。城と心中しちゃった岡ちゃんを彷彿としてしまうよ。
昨日は試合を観るために体調が悪くて早めに会社を出たんだけど、すでに街には代表ユニを来た連中がチョロチョロしていた。横浜国際には大画面TVを観るためだけに2万人も集まったそうで。やっぱ行かなくてよかった(笑)。代表サポの応援ってうるさいからのぅ……。かといって、自宅で一人だと、これもまた怖くて観てらんなかったんだが。
昨日はあとは……ソフトボール。綱渡り続きながら、強い。柔道・吉田。痛そうであった。肘が反対向きに曲がってたし(泣)。今回が最後のオリンピックだけに、残念だったろうなぁ。内股バンバン決めて欲しかったぜ。
■ AquaX
Kondara-users.jaメーリングリストを眺めていたら、ムラムラとデスクトップのテーマを変えたくなってしまったので、流行(?)に乗ってMacOS X系の偽Aquaを入れてみた。Webで検索して、GTK用のAquaX-1.2.x.tar.gz
と、sawmill用のAquaX-0.28.tar.gz
をGET。GTK用のテーマは、コントロールセンターから対話式にインストールできて楽でいい。sawmill用は、~/.sawmill/themes/
に展開して、AquaX/theme.jl
中4ヶ所ほどあるフォント指定行を、行頭に「;;」を入れてコメントにする(日本語フォントを指定してもいいはずだけど、こっちのが楽)。
自宅はこれでよかったんだけど、仕事用のマシンはビデオカード(Permedia 2)のせいか、GTK用のテーマで描画が崩れる。これ、他のテーマでもときおり起きるんだよねー。なんとかならんかな。仕方がないので、雰囲気の似たBlueThemeってのを使うことにした(似てねーか)。なわけで、現状はこんな感じ。自宅のスクリーンショットは取るのを忘れた。パネルが画面下にあるのがMacっぽさを削いでるが、GNOMEのパネルは他のウィンドウと排他になってくれなくて、タイトルバーがパネルの下に隠れるとやっかいなので画面下にあった方がいい。さらに、Kondara 2000にしてから試しに使っていたメニューパネルは画面上部に置くことしか考えずに作られてるようなので、普通のパネルを細くして使うことにした。
■ GIMP
スクリーンショットを取るために、このマシンで初めてGIMPを動かしたんだけど、インストーラーが走ってちょっとびっくり。自宅マシンはKondara 1.0から使ってるから、こんなのなかったし。そういえば、昨日自宅でWebの更新作業をしていたら、GIMPのフィルタに「Web/イメージマップ」なんてのがあるのを見つけて嬉しい驚き。実は、クリッカブルマップだけはLinux上で作れず、いまだにWindows上のMapThis!を使っていたのだ。このイメージマップ・フィルタ、どう見てもこのMapThis!をパクって参考にして作っているらしくて、操作性はほとんど同じ。フィルタで実装する意味があったのかどうかわからんが、これでめでたく全作業をLinux上に移行できたぜ。
ただ、読み込めるHTMLがMapThis!ほど柔軟じゃないようで、ちょっとでも手でいじるとエラーを出すようになってしまう。つーことは、このフィルタが出力したマップ情報をいじらずに、いままでのページに統合しなくちゃならない。これは、SSIの#includeを使えばいいだろう。フィルタの出力先をmap
というファイル名にして、従来のHTMLファイルをindex.shtml
に変更し、マップを挿入したい場所に<!--#include file="map"-->
を記述する。
プロバイダはSSIを使えることがわかっているので、自宅で検証するためにApacheの設定を変えればいいだけだな。/etc/httpd/conf/httpd.conf
を開いて、<Directory />を探し、以下のように修正:
<Directory /> Options FollowSymLinks Includes Indexes AllowOverride None </Directory>
■ Indexesはちょっと必要があったので入れただけ。必要なのはIncludes。それから以下の2行を探してコメントをはずす。
#AddType text/html .shtml #AddHandler server-parsed .shtml
■ あとは/etc/rc.d/init.d/httpd reload
を実行して完了。ほほほほほ、また一歩野望に近づいたわ。
2000-09-22(金) [長年日記]
■ オリンピックモード
いやぁ、井上の柔道はカッコイイねー。重量級であそこまでキレのある技が出るなんて、すごいですよ。だいたい、姿勢がいい。あれはスピードだけじゃなくてパワーもあるから、相手に頭を下げさせられることがないからだろうな。ああいう姿勢からじゃないと、正しい柔道技は出ん。これからも楽しみな柔道家だ。本物の柔道を外人どもに見せつけてやってくれぃ。しかし、金メダルが柔道からしか出てないってのも寂しい話だ。競輪も惨敗だったみたいだし。希望の星はソフトボールかな。ホントは今日の競泳にも期待したいんだけど……萩原ぁ……しくしく。
■ GIMP
GIMPでロゴなど作ってみることにした。Norika、Shizuka、Ayaka、Sushiと、都合3回もタイトルを変えているので、レイヤーを使って歴代のタイトルの上に重ねてみる。知らない機能がいっぱいあって、面白いなあ、GIMPは。ちょっと操作性に直感に反するところがあったりする点を除けば、機能的には(おれみたいなシロートには)十分だ。というわけで各月のページも含めてロゴを出すようにしてみた。ただし、PNG形式にしたらのきなみ100KB近いサイズになっちゃったので、これはなんとかせねばなるまい。やっぱJPEG化かなぁ。オリジナルはXCF形式で残してあるから、非可逆でも問題ないし。
ついでに表紙を少しいじった。使っているソフトの一覧から、この日記の関連する記事に飛ぶようにしたので、同じソフトの話題を追えるようになったはず。本当はきちんとまとめようと思ってたんだけど、そんなことやってる暇はねぇっ。ので、これでお茶を濁そう。ちゃんと読めばわかるようになってるから、これでいいのだ(笑)。
2000-09-23(土) [長年日記]
■ オリンピックモード
PK戦になったとき、中田が外して負けるだろうな、と思った。本当にその通りになるとは。今大会の戦犯は中田とトルシエだ(柳沢は得点できたので許す)。特に、調子の悪い中田を使い続け、延長戦で選手交代をしなかったトルシエの罪は重い。今までトルシエの采配を信用してただけに、これだけは納得いかん。まるで八百長試合のようだ。DFはいい動きしてたんだけどなぁ。MVPは中澤でしょう。高原もよかった。稲本も。三浦も。あー、もう、選手はみんな(除く中田)よかったのになー。すげー悔しい。
競泳女子は、最後に有終の美を飾れてよかったっすね。個人的に応援していた萩原は残念だったけど、最後に中尾を祝福した笑顔が見られたのが救いか。柔道はもう何も言うことなし。篠原のことを抜きにしても、レベルの低すぎる審判には呆れるばかりだ。オリンピックがこんなことでいいのか。
■ GIMP
さて、ロゴマークはやっぱりJPEGにしました。やっぱフルカラーだとPNGはデカいなぁ。そういえばかねてからLinuxの(というかXの)GUIアプリケーションはキーボードで使いづらいと言っていたけど、GIMPはそうでもない。前から使っていたのに書き忘れていたけど、GTK+のメニューはマウスでポイントした状態で何かキーを押すと、そのキーがショートカットとして登録されるようになっている。もちろんアプリ側でのサポートが必要で、これをちゃんとサポートしているアプリは多くないんだけど、さすがGIMPはGTK+の生みの親だけあって、きちんと使える。そんなわけで、最近はGIMPはバリバリとキーボードで使っているのであった。思いついたその場でカスタマイズができるこのインターフェイスはなかなかイイと思う(存在自体を知らないとまったく使えないのが難点だが)。ちなみにキーアサインはPaint Shop Pro互換(笑)。
2000-09-24(日) [長年日記]
■ オリンピックモード
女子マラソン観戦のために6時起床。嘘ですごめんなさい。起きたの9時でした。夕べ遅くまでRuBBSの改造をしていたので……。で、テレビをつけたら高橋とシモンの一騎討ち。この2人になったかー、悪いが予定通りルックス優先でシモンを応援させてもらうぜ、と思ったとたんに、高橋がサングラスを投げ捨ててスパート。うっ。か、かっこいい。かっこよすぎ。こんなもん見せられたら、応援しないわけにいかないじゃないか。シモンの末脚のすごさは知っていたので、300mくらい離しても安心できず、最後までハラハラしどうしだったが、同じハラハラでもサッカーと違ってちゃんと勝ったのでよかったよかった。でも、シモンの悲しそうな顔をみて、やっぱ応援してあげればよかったかなぁ、と思った。かわいいよなぁ、シモン。人妻だけど。
■ BMW
そのあと、日本の天気も回復してきたので、車検に預けてあったBMWを引き取りに笹塚へ。ちゃんと整備されたビッグツインは楽しいなぁ。隣に並んだDUCATI 996SPS(toor君が乗ってるヤツ)をシグナルダッシュでちぎったり(向こうにその気がなかっただけ)、短時間ながらも楽しんで帰る。来週はコイツでツーリングだし。いひひ。
■ オリンピック漬け
帰ったらまたテレビで「ドキッチ萌え〜」とか言いながらテニス観戦。朝はシモンに萌えてたくせに。てなわけでオリンピック漬けの日曜であった。
2000-09-25(月) [長年日記]
■ オリンピックモード
巨人優勝と同じ日にオリンピックで日本メダルラッシュ、優勝報道は完全にかすんでしまう、というシナリオを考えていたんだが、近い状況にはなったかな。ラッシュじゃないけど、高橋の金は文字どおり値千金だし。まったく、セ・リーグ優勝は決まったようなもんだったんだから、セコいこと言わないでオリンピックに人出せばいいのにさ。古田が出てれば取られずに済んだ点は少なくなかったような気がするぞ。
それにしても、何でも暗く考え込んでしまう有森と、能天気なくらい明るい高橋という、正反対の性格の2人をメダリストに育てあげた小出監督こそが天才なのかも知れんなぁ、と昨日から何度も見せられてる高橋・小出のインタビューを見ながら思う。オリンピックで、育てた側の人がこれほどクローズアップされたことが少ないのは残念なことだ。この金はスタッフがそれぞれの持ち場で世界一を目指した結果だ、という高橋の言葉は至言だ。教え子がこう賢いと、教えががいがあったでしょうな、監督。もっとも昨夜はただの酔っ払いオヤジにしか見えなかったけど。つーか、孫を自慢するお爺さんのようであった(笑)。
■ LOOX
お、LOOXですか。ぼちぼち出始めましたな、Crusoe搭載ノート。SONYのC1は無駄な目玉さえなければアンチSONYのおれでもちょっと欲しくなるマシンだった。このLOOXはH"内蔵ってことで、かなりそそられる。まぁ、Linuxから使えるならという条件付きだけど。いずれにせよ、Crusoeを積むからには……って感じで各社1kgを切ってきてるのが嬉しいですな。腕力がないから1kg切ってもらわんとかなわんので。あとはPanasonicがボール付きで1kgを切るCrusoe搭載Let's Note miniを復刻! ……なんてことになったら即買いなんだけど。どうですか、出しませんか、松下さん。金ならあります。つーかそのために貯金してあるんですけど(泣)。
■ ドキッチ
自宅に帰って、留守録しておいたテニス女子シングルスの準決勝を観よう……と思ったら、なんかビデオの電源が入ってる。良く見るとサッカーのアメリカ戦のテープがなくなっている。かみさんが中身を確認して持っていったんだ。で、電源切り忘れたので留守録失敗した、と(泣)。もう、一生許さん。いや、待て待て。負けちゃったけど3位決定戦があるはずだ。明日、NHKで中継が……ない。むかーっ。NHKも一生許さん。もう、脱力して何もする気がなくなっちゃったよ(おおげさ)。仕方がないので、ドキッチ関連サイトを見てまわる。ちゃんと(?)お約束のパンチラ写真館もあって、笑うに笑えません。あとは、ほとんどの写真がショットの瞬間で、変な顔をしているのが残念。なんでタコ口になるんだ、ドキッチ。素はかわいいのに。
2000-09-26(火) [長年日記]
■ オリンピックモード
ソフトボール、負けちゃったね。すげぇおしかったけど、やはりアメリカに二連勝するのは難しいのか。でも銀でもすごいよなぁ。
テニス女子シングルスの3位決定戦はやっぱり放送してくれなかった模様。いちおう留守録してみたんだが。「全部やる」ってのは嘘か >NHK ちなみにドキッチは負け。おれのオリンピックは終わったな。つーか、なんかテレビの調子が悪くて、ぜんぜん映らなくなってしまった。新品だぞ、おい。SONY以下かい >SANYO
■ SGmail
さて、さっきメールを整理していて、ふと自分が出したメールを見てみた。自分が出すメールにはBccを指定して、自分のローカルアドレスと職場のアドレスの双方にforwardするように設定してある。このBccが、なななんと、ヘッダ中にしっかり書いてあるじゃないの(笑)。MUAがSentフォルダに保存したファイルではない。ちゃんとMTAを経由したメールなのだから、こんなもんが付いていたらいかんはず。てことは、こりゃ送信に使ったSGmailのバグくさい。最新版(3.21)のソースをBccでgrepしてみるが、特に意識した構造になっていない。つまり、Bccを指定するとそのままヘッダに混ぜて送っちゃうってことだぁね。作者の鴫原さんは最近レスポンスが悪いようなので(忙しいのかな)、自分で直す。どこでスキップさせるか悩んだが、一番水際、送信直前に呼ばれるcore/smtp.rb
で飛ばすことにした。メールヘッダをいじったついでに、Dateをつけてくれないqmailを補完するつもりで自前のDateをつけるようにも改造。これで途中で通過したよそ様のMTAがDateを補ってくれるのを期待するという甘ったれた環境からおさらばだ(笑)。結果を確認して、sgmail-listにパッチを投げて完了。一日一善。じゃなくて一日一ハック。
2000-09-27(水) [長年日記]
■ テレビ
テレビが壊れちゃったので、有無を言わさず我が家のオリンピックは終了。このままテレビなし生活になじんじゃってもいいけど、プロジェクトXが観られなくなるのは悲しいので直そう。と思ってヨドバシに電話したら、もう生産終了で(先月買ったばかりだぞ)、メーカーの在庫を見つけたけど10月3日まで届かないだと。しかも、これだけ生活必需品になっているのに「代車」はなし。修理や整備中に代わりを出すのが当たり前の文化を持っているのは自動車だけっつーのはどうにも納得できんよ。PCなんかは中に入ってるデータが重要だから、修理中だからって代替機持ってこられても困るので、自前でバックアップ体制を確保したりするけど、電源とアンテナつなげばいいだけのテレビなら、なんか回してくれたっていいじゃんねぇ。そういえば、冷蔵庫が壊れたりしたらどうするんだろう。あと、真夏のエアコン故障とか。どれも「代車」なんてなさそうだなぁ。家電メーカーは自動車メーカーを見習うべし。
2000-09-28(木) [長年日記]
■ オプチカルマウス
職場のAyakaマシンについてきたマウスがあまりにひどいので、いつものLogitechの3ボタンに変えようとヨドバシに寄ったら、うっかりLogitechのオプチカルマウスを買ってしまった。しかも色は、3倍速い赤。これを自宅で使って、余った3ボタンを会社に持っていこう。実はLinuxマシンにホイールマウスをつけるのは初めてだ。必要じゃないから興味なかったし。なぜかっつーと、左手でマウスを持つと、右手で簡単にキーボードのカーソルキーやPageUp/PageDownキーを操作できるからだ。つまり、わざわざマウスでスクロール操作をさせる必要がない。まったく、右利きの人も大変ですわね、おほほほほ。
つーわけで、コイツも単なる3ボタンマウスとして使うので、今までのと差し替えただけで交換完了。Microsoftのオプチカルは底面と尻が光るだけだけど、コイツはボディの下半分がクリア素材なので、使っていると指が怪しく光る。いい感じだ、実に下品で(笑)。たしかに動きはなめらかになったような気がする。マウスパッドはいらなくなった。うーむ、全マシンこれで揃えたくなりそうで恐ろしい。
■ VMware
さて、今日はいよいよ懸案だった(そう、懸案だったのだ、心の中では)VMwareを入れる。ちょっと前にメモリを256MBに増やしてある。うちの散財王small様から余ったDIMMを安く譲り受けたので。PC133メモリに置き換えちゃったからPC100のメモリが余ってるんですよ、この人。恐ろしい。実は会社のネットワークにまた縛りが増えて、とうとう発信メールを保存して監視することになってしまったのだ。これについてはいろいろと思うところがあるのだが、それはまたこんどにするとして、これを受けて自宅に最強に強まったメール環境が必要となったわけだ。で、おれ的に最強のメーラーはWindowsのBecky!なので、じゃあVMware上でBecky!動かしましょう、となった。
最新の2.02をdownloadして(嬉しいことにRPMパッケージがある)、とりあえずトライアル用のライセンスをGETする。そういえば日本代理店もあるけど無駄に高いので個人で買うもんじゃないと思う。直接買えば(Hobbyユースなら)$99ぽっきりだもんな。というわけで、ちゃんと英語読みましょう(←自分に言い聞かせている)。メールで届いたライセンスファイルは~/.vmware/lisence-2.0
として保存、RPMをインストールして、/usr/doc/vmware/INSTALL
あたりを読んでセットアップを進める。Kernelに依存したモジュールを作るので、カーネルヘッダを読んでなにやらコンパイルをしたりしてくれるが、Kondaraの場合はほとんどEnterのみでいいだろう。
セッティングが終わったら、vmware
を起動。WizardでCD-ROMやらフロッピーやらの環境を聞かれるので、ポン、ポン、ポン、と答えるのみ。そういえば、ゲストOSに何を入れようか悩んだんだが、NT4.0はNT3.51からのアップグレードで面倒だし(3.51のCDはどこに行ったのだ……)、かみさんが持ってきたMeの評価版は怪しげなのでパスするとして、ライセンスの余っているWindows98を入れることに。そうだよ、なんか余るんだよ、Windowsってヤツは。まったく、金返せ >ゲイツ
というわけで、仮想マシンの設定が終わったら、WindowsのCDを入れて、「Power On」。BIOSが起動してCD-ROMからブートする。このへんは、以前Windows版の1.0にFreeBSDを入れたことがあるので見慣れている。あとは普通にインストールを進めるんだけど、さすがに遅い!! 始めたのが23時ごろなので、結局2時ごろまでかかってしまった。あちこちで注意されているように、インストール完了後のリブートで立ち上がらなくなるので、起動直前にF8キーを押し、Safe Mode with Command Prompt(だったかな?)で立ち上げ、CONFIG.SYS
中EMM386の行の「RAM」を「NOEMS」に書き換えるか、その行自体をREMってしまう。
さすがに夜遅いので、VMware Toolを入れておしまいにしよう。VMware Toolのインストールは実に面白い。VMwareウィンドウのメニューからこれを選ぶと、ゲストOS(Win98)に仮想的なフロッピーディスクが差し込まれて、Aドライブから見えるようになる。仮想ドライブに仮想ディスクが入ってるとは、まさしくマイクロコスモスを手に入れたマッドサイエンティストな気分になれてヨイぞ。これをセットアップすれば、SVGAドライバが使えるようになる。うちみたいな1024x768程度の環境では800x600がちょうどいい。なぜか256色までしか選べないんだけど。ホストが16K色だからか? まぁいいや、メール読むだけだしな。あとはVJE-DeltaとBecky!を入れれば完了でしゃう。うひひひひひ。
2000-09-29(金) [長年日記]
■ 国勢調査
国勢調査の用紙を配る人と何度かすれ違い。最近、かみさんも家にあまりいないし。今日帰ってきたら、ポストに入れてあった。最終手段だと思うが、それでいいなら最初からそうしてくれりゃぁいいのに。これでまた、回収の時にすれ違うような気がする。まったく、無駄なことに金使いやがって〜。こんなの、メールで送ってくるとか、Webやiモードでプチッと選択するだけで答えられるようにするのが本当のIT化つーもんだろ。わかってんのかね、森君。
■ VMware
さて、昨日入れたVMware上のWindows 98に、Becky!を入れる。今日出たばかりのVer.2beta31である。そろそろ正式版になってもいいと思うんだが。すでに何ヶ月も前から不具合は出てないぞ。オープンソースならこれくらいならとっくにbetaが取れてるような気がする(笑)。やっぱシェアウェアだとそこんところに気を使うんだろうか。オープンにしてくれりゃぁ、Wine使ってリコンパイルなんて技もあるだろうによぅ。ぶつぶつ。
それはさておき、インストールや起動は遅いけど、普通にアプリ使ってる分にはかなり軽くて、マウスの動きがぬるぬるしていることを除けばまったくストレスがない。こりゃいいですなぁ。Becky!のセッティングは滞りなく完了。Sambaで公開しているホストOSの$HOME
が何の問題もなく見えているので、設定の保存はそこにするようにした。これならバックアップとかも万全(←何にもしてないくせに何を言うか)。Becky!のIMAPインプリメントには、接続時に全メールボックスをサーチして未読メールを数え上げてくれる便利な機能がある。いままで主に使ってきたNetscape Messengerはそういう機能がないのでNetscape自身に振り分けをさせないといけなかったけど、Becky!だと別のソフトに振り分けをさせても何の問題もない。つまりprocmailになんでもかんでもお任せできるようになったってこと。喜ばしい。でも、今日はそんな暇はないので、また今度だ。明日はツーリングなので♪