1999-12-01(水) [長年日記]
■ インストール
Windows環境はボーナスが出たらNLXのベアボーンキットあたりでも買って来てそっちに移すつもりなので、今NTで使っているメインマシン (Pentium-II/350MHz)はもうしばらく今の環境で使わないといけない。そこでLinux予行練習用にVineを入れて使っていた古いPentium/166MHzマシンをKondaraに入れ換えて感触をつかんでおこうという寸法だ。この、どうでもいいマシンでちょっと練習してみようなんて姿勢がちょっとコンダラっぽくないような気もするけど、まぁいいか(笑)。
というわけで、Vineの/etcや$HOME配下をftpでNTマシンに退避しておいて、いよいよKondara MNU/Linuxのインストール開始。どきどき。
マニュアルにはCD-ROMから入れるといいでしょう……なんて書いてあるから、BIOSをCD-ROM bootにして再起動させたら、Failとか言われてVineが立ち上がってしまった。をいをい、雑誌のおまけのVineさえCD-ROMからbootできたぞい。しかたがないので付属のフロッピーからboot……させようと思ったらさっきの設定がCD-ROM→C→Aになっていたので、またVineが……(バカ)。
気を取り直してもう一度。こんどはちゃんとGUIインストーラーanakondaが立ち上がって、コンダラのひとさし指(中指ではない)立てペンギンが表示される。かっくい〜。インストールの方法は、とりあえずよくわからんのでお任せにする。ただし、あえてKDE Workstationをチョイス。GNOMEより多少は歴史があるだけ安定していそうな気がしたし。
■ ネットワーク
network設定。DHCPにすると、ホスト名すら入れられなくなる。なんか気に食わん。ので、DHCPを無効にした状態でhost名を入力してから、DHCPを有効にする。これでだませればいいのだけど(だませた模様)。うちはISDNルーターを入れているので、このあたりは楽。PPPで苦労する必要がないというのはいいよね。
■ XFree86
Xの設定では、VideoカードはちゃんとMilleniumと認識してくれたが、TOTOKUの液晶モニタなどリストにあるわけもなく、手動設定を行った。1024x768の32bit。
あとはお任せでインストールが成功して、reboot。あっけない……と思ったら、Xが起動してないじゃん……ちゃんと設定したはずなのに、startx
しないとダメ。さぁて、どこで間違ったのかなー。しかし、ちゃんと「Norika」って出てるし。知らない人が見たらなんて思うだろうねぇ。
■ w3m
www.kondara.orgにアクセスしようと思ってw3m
を立ち上げたら、どうもキーアサインが違う。あぅ、これlynxキーアサインじゃん……使いづれーったら。おれ、ぜったいw3mの標準キーアサインの方がいいと思うんだけど。これは入れ直さないといけないなぁ。とほほ。
1999-12-03(金) [長年日記]
■ Enlightment
昨日はインストールして立ち上がることを確認しただけだったので、今日は色々と設定してみようと思う。と思っても平日の夜なんてたいして時間がないので、また立ち上げていろいろといじってみるだけ。そもそもEnlightmentを使うのが初めてなので(とゆーか、Xのウィンドウマネージャを使うこと自体がほとんど初めて)、ロクにわけがわからいままでちょぼちょぼいじる。なんとなく、派手すぎて合わないような気がする。気がするだけ。だけど、第一印象は大事だ。
■ マウス
そうそう、忘れてはいけない。左利きなので、マウスの左右ボタンを入れ換える必要があるのだ。これもVineで予行練習済み。~/.Xmodmap
というファイルを作って「pointer = 3 2 1
」と1行書くだけ。KDEを入れればGUIで設定できるみたいだけど、ま、いいっす。マウスカーソルの矢印が左を向いているのも気に入らない。右利きの人には自然かも知れないが、左利きには不自然この上ないのだ。 Windowsでは左右を入れ換えたビットマップを用意して使っていたので、Xでもぜひそうしたいのだが、やりかたがわからない。これは宿題。
■ KDE
kondara.orgにはすでに初期トラブルに関する情報やFAQが掲載されているので、ひととおり目を通す。こういう迅速さがkondaraのいいところだよね。まず、KDE Workstationを選んでインストールしても、 KDE自体は入ってないということがわかる。ようするに元になったredhat Linux 6.0ではああいう選択肢を選ぶとKDEやGNOMEがちゃんと入るのだが、日本語化が完全でないKondaraではあえて入れない方針にしたというわけね、と想像。
さて、Kondara 1.0にはまだGnome野郎Aチームの成果が入っていないのと、最初にKDE Workstationを選択したこともあるので、KDEをひととおり入れてみることにする。まずはCD-ROMをmountしてみなくちゃね。Vineではこれをやったことがなかったので、このあたりから初挑戦になる。……けど、このあたりは学習済みなのでたいして問題なし。rootになってから、
# mount /mnt/cdrom
これで完了。あとはKondaraにあるドキュメントを参考にしてrpmを使ってKDEを入れるだけ。そのあといくつか設定を済ますと、問題なくKDEが使えるようになる。おお、Vineで入れた標準のKDEと違って、メニューのアイコンがペンギンになってるぅ。やるなぁ。しばらく、デスクトップの設定を変更するなどして遊ぶ。元は WindowsっぽいGUIだったけど、せっかくWindowsとお別れするのだから、少なくともWidgetくらいはWindows互換じゃなくしよう。あとは好みの黄色系配色にして決め。スクリーンセーバーはとーぜんMatrixでしょ(笑)。
■ runlevel
それから、最初からXが立ち上がっておくようにしないといけない。これもKondaraのサイトに変更の仕方が書いてあった。そもそもXの起動方法はstartx
じゃなくてxinit
だったらしい(笑)。まぁ、ちゃんと動いてたけどね。で、loginの時からXを動かしておくには、/etc/inittab
というファイルの、以下の行を
id:3:initdefault:
以下のようにするだけでいい。
id:5:initdefault:
いわゆるrunlevelってヤツですね。ここで使うわけだ。あとはメインのブラウザとして使うw3m
の設定。キーアサインをw3m
標準に戻すために、/usr/doc/w3m-991028/doc-jp/keymap.default
を~/w3m/keymap
としてコピーして完了。……と思ったら、このファイルのバグらしく、前のリンクに戻るC-uのアサインがされてなかった。これは自分で直して、ついでにw3m
の最新版のソースでも直っていないことを確認してから、w3m
のページにある連絡帳に報告を入れておく。
■ rxvt
これ以外の不満は、メニューにあるX端末エミュレータがkterm
になっていることか。これはどうやったら変更できるのかよくわからない。どうも、これはあらかじめ用意してあるデフォルトメニューで、rootでしか変更できないみたいな感じがする。いろいろ探してみると、下のバーに出ている端末エミュレータのアイコンで起動されるのはこのファイルらしい:
/usr/kde/share/apps/kappfinder/apps/Utilities/kterm.kdelnk
このファイルをrootになって編集することで、kterm
をrxvt
に変えることができるようになった。正式なやり方じゃないと思うけど、今日はここまで。
1999-12-04(土) [長年日記]
■ w3m
きょうはあんまり遊んでる時間がない。新しいおもちゃが来ると仕事が忙しくなるんだから、世の中マーフィーの法則で満ちているなぁ。今日はとりあえず、ときどきポータルに使っているMy Yahooにw3mで入るのが目標。My Yahooはcookieを使っているんだけど、Kondaraに入っているw3m
はcookieに対応しているはず。そこでhttp://my.yahoo.co.jp/に入ってみたが、IDとパスワードを入れると「クッキーとフレームに対応していないブラウザでは使えない。これらの機能を使えるのはNetscapeとIEだけだ」とか抜かしやがる。ここに両対応のブラウザがあるっつーの。なめやがってぇ。
そこでw3m
の設定にUser Agentの項があったのを思い出す。そうか、こういう場面で使うものなんだな? 記憶をたよりに「Mozilla/4.7 [ja]」とか入れてみて再トライ。が、今度はクッキーの設定に失敗したとか言われてしまう。くそー、何か違うのかなぁ。なんか、言われなきブラウザ差別を受けて気分が悪い。ポータル変えてやる。ニュースが早くて便利だったのに、残念だね:-P >Yahoo
1999-12-06(月) [長年日記]
■ マニュアル
昨日は某MLの忘年会やらでいじれなかったけど、行き帰りの電車の中で初めてじっくりとKondaraのマニュアルを読んだ。短期間でよくここまで書いたもんだなぁ。autofs
は便利そうだからあとで入れてみようとか、最初から読んでおけばよかったなぁという話はさておき、前の席に座った女の人が食い入るようにマニュアルの表紙を見ているのが気になった。声をかけてみればよかっただろうか……。
■ エディタ
さて今日は、Windows上で書いていたこの日記をLinux上で書くことにする。Cannaで長い文章を書くのは初めてだけど、合うだろうか。Windowsでは、というか、DOSの頃からVJE一本やりだったので、いずれLinux用のVJEを買ってみようとは思っているけど、「漢(おとこ)のFEP」SKKにするという手もあるので悩むところだ。エディタはKondaraを使っている以上Jedにするのが筋だけど、KDEのデスクトップ上に拡張子.txtでファイルを作ったらクリックするだけで勝手にkedit
が立ち上がったので洒落でこれを使ってみることにする。
jed
で一番の不満は、ウィンドウの端でテキストを折り返して表示してくれないこと。いや、設定でできるようになるのかも知れないけど、デフォルトでそうあるべきでしょう。このご時世に1行エディタの集合としてインプリメントする神経はちょっとおかしいと思うのだ。このkedit
も、jed
も、一見折り返しがされるように見えるけど、実は適当な文字数で改行を入れているだけ(kedit
においては日本語は折り返しもしてくれない)。それじゃ編集したらとたんにダメじゃんねぇ。つーか、vi
では昔からちゃんと折り返して表示してたじゃん。そっか。vi
にすればいいのか(笑)。それもありか。あとで日本語化vi
を探してみよう。
実はvi
はすごく好きなエディタだったりする。あのユーザインタフェースは実に美しいよね。Emacs
系のエディタは、カーソルの移動ごときにC-p
とかC-n
を割り当てるあたりでちょっとセンスが合わない。ものを動かすのに、わざわざ英単語を思い浮かべるヤツがおるかいな。そうだよなぁ。vi
をガシガシ使って書くのもカッコいいよねー(かなり惹かれるアイデアらしい)。
■ ftp
ちなみにWindowsからのファイル転送にはftp
を使う。Windows上で動作するftpd
を使ったけど、これからは逆にLinux上でftpd
を動かさなければ。そういえばWindowsからtelnet
で入ろうとしたら入れなくて焦った。これは/etc/inetd.conf
でtelnetd
がコメントアウトされているから。rootになってコメントをはずしておく。ついでにftpd
も。
samba
とapache
も入れないとなぁ。うーむ、こんな調子で「2000年はLinuxで迎える」という目標は達成できるのだろうか? サーバーアプリケーションだけじゃなくて、クライアント用のソフト、たとえばMail、News関連とか、Web更新用にテキストやイメージをいろいろいじれるツールもチョイスしなければならないし(イメージはGIMPで決まりなんだろうけど)。あと、PalmのHotSync、Lego MindStormsのコントロールとできればRioへのMP3転送も(これは無理かな)。あ、もちろんMP3の生成もLinux上でできるようにしなければならぬ。ううむ、道は遠い……。
■ Canna
この「……」とか「(笑)」を辞書に覚えさせないとかったるいんだけど、これが運のいいことにうっかり押した「Home」キーでCannaの(?)メニューが出てきてできるようになった。これが正しい操作方法かどうか知らないけど、結果オーライってことでよかろう(笑)。今日はここまで。
■ KDE
……と思ってlogoff
しようとしたら、KDEがセッションを閉じている途中でお亡くなりになる。画面が固まったままいっさい入力を受け付けてくれないので、こうなるとどうしていいのかわからない。だがこういう時はリセットボタンだ〜というのはおばかなWindowsユーザである。ファイルシステムが壊れてしまう。UNIXでは他のマシンからtelnet
して対処できる。ちょうどLANにつながってたLet's Note miniからtelnet
で入り、たぶんこれだと思ってkdm
をkill
してみたらいけた。さっきtelnetd
を生かしておいてよかったぜぃ。他にも方法があると思うけど、とりあえずこれでよろしい。
1999-12-07(火) [長年日記]
■ automount
今日はautomount
に挑戦。まず、CD-ROMからautofs-3.1.3-9.i586.rpm
をインストール。これは順調。これでいきなりできるのかなー、と思ったけど、rpmを入れるために手動でmount
しちゃってるんだから、意味ないね……ってことで、rebootしてみる。なんか入れたらrebootなんて、Windowsみたい(笑)。もちろんそんな必要はないのだが、試してみたいのが人の常ってことで。が、/mnt/cdrom
の中身が自動的に見えるようにはなっていない。ps
で何かいるかどうかを見てみるけど、autofs
もautomount
も見当たらない。やっぱ、デーモンとしてちゃんと動くように設定してやる必要があるわけね。でもそのやり方を知らないんだよ、初心者は。
で、泥縄ながら、Webで適当に検索して方法を探す。いわゆるLinuxのHOWTO文書がいっぱいひっかかるけど、デーモンの起動のさせ方なんて当然であるかのように書いてない。automount
の動作原理のようなものはわかったけど。個人のメモのようなものを見つけて、それを参考にする。なるほど、わかった。
- デーモンの起動は
/etc/rc.d/init.d/autofs
を使ってできる。 - 起動時にデーモンが起動しているようにするには、
linuxconf
を使って対話式に設定することができるらしい。
■ で、このあたりを変更して再度rebootしてみたら、おお、/mnt/cdrom
にアクセスするだけで中身が見られるぞ。これでいい。うむ。でも、参考にした文書には/misc/cd
でアクセスできるみたいなことが書いてあって、これもちょっと悩むんだよなぁ。どうなってるんだろう、これ。まいっか? いやいや、60秒たってもぜんぜんumount
されてる気配がないやんけ。あんましいいとは思えんぞ、これ。ううむ。要調査。
■ ftp
それから、このマシンにftp
ができないことに気がついた。/etc/inet.conf
のコメントはtelnetd
と一緒に外したんだけど。不思議に思ってin.ftpd
を探してみたら、なんと、入ってない(笑)。そーか、Workstationでインストールをすると、入らないのね。ftpd
が必要なのはServerだけというポリシーなわけか? そうとは思えないんだけどな、ふん。CD-ROMをあさると有名なwu-ftpd
があったのでそれをインストールして、無事ftp
が使えるようになった。めでたし。そういえばsamba
も入れないと不便なんだけど。これはあとまわしでいいや。
■ メール
さて、そろそろメール環境を考えないといけない。KDEを使う以上、お手軽なのはkmail
を使うことだ。他のアプリとの連携を考えると、何かと便利になる可能性はある。でも、実はちょっと考えがあって、IMAPを導入したいのである。LANを構築してある自宅内にはいろんな環境があって、それらのマシンから単一のメールボックスを覗けるようにしたいからだ。しかもOSはすべてがLinuxなわけではない。かみさんのマシンやモバイル用のLet's Note miniはまだしばらくWindowsで使い続けるだろう。
となると選択肢は、telnet
で入って使えるCUIなメーラーを選ぶか、逆にメーラーを選ばずに使えるIMAP4サーバを動かすか、だ(実際はIMAPを使う時点でかなりメーラーを選んでしまうことになるのだが)。まぁ、どう控え目に見ても、IMAPの方がカッコイイじゃんねぇ(笑)。つーわけで、壮大(どこがだ)ながらその夢を見ることにしよう。KondaraのCD-ROMにはちゃんとimap4
のパッケージが入ってるし、導入自体はまぁ、簡単にできるだろう。きっと設定で苦労すると思うけどね。ISPからメールをとって来てIMAP
サーバから見える形に保存する方法なんてぜんぜんわからないし。
IMAP4対応のメーラーも選んでおかないといけない。筆頭は大好きなRubyで書かれたSGmail。最近Ruby/GTKに移植されたようだし、きっといい感じになってるだろう。それから忘れちゃいけない、Netscape Messenger。それからMuttもIMAP対応なんだっけ? Windows環境だとWinbiffなんかが有名ですな。以前使ってたからライセンス持ってるぞ(笑)。ま、おいおい選んで行きましょう。IMAP使うと、メーラーの乗り換えコストがかからないというのも良い点だし。
なにはともあれまず調査。
1999-12-08(水) [長年日記]
■ sudo
……とかいいながら、今日はsudo
を入れた。Vineの時に入れてみたら便利だったので。CD-ROMからsudo-1.5.9p1.intl-1.i586.rpm
を入れて、/etc/sudoers
を編集。rootにさえも書き込み属性が付いていないので注意。ファイルの中身はこんな感じ。別に外部から侵入される可能性のあるマシンじゃないから中身を公開してもよかんべぇ。
# Host alias specification Host_Alias TREETOP=spc01 # User alias specification # Cmnd alias specification Cmnd_Alias MOUNT=/bin/mount,/bin/umount Cmnd_Alias SHUTDOWN=/usr/bin/shutdown # User privilege specification root ALL=(ALL) ALL sho TREETOP=ALL
雑誌か何かで読んで真似したものなので、はっきりいってどういう意味なのか完全にはわかってないのであった(笑)。
■ カット・アンド・ペースト
それにしてもなんだ、rxvt
からkedit
にカット・アンド・ペーストできるんだねぇ。こういうことって、KDE専用のアプリ間でしかできないんだと(根拠もなく)思いこんでたわ。ちなみに、rxvt
ではマウスの左ドラッグで文字列を選択すると、その領域がクリップボードに入るらしい。そして、中ボタンで好きなアプリにペーストができる。へー、ふ〜ん。おかげでけっこう便利になったよ。でもなんで逆はダメなの?
1999-12-13(月) [長年日記]
■ automount
忙しくてKondaraをいじってる暇がない。今日はまず、いろいろと誤解していた部分があったのを訂正。/mnt/cdrom
がautomount
されていたように見えていたのは嘘で、/etc/fstab
の/dev/cdrom
のところを何かのはずみでautoにしてしまっていたのが原因(元はnoauto)。つまり、automount
なんて働いてなかったの(爆)。noautoに戻してrebootしたら、ちゃんと/misc/cd
でアクセスできるようになった。自動的にumountされることも、mount
コマンドで確認可能だ。
■ shutdown
次。shutdown
にはrootにしか実行できない/sbin/shutdown
と、一般ユーザにも実行できる/usr/bin/shutdown
がある。おれが今まで使ってたのは/usr/bin
にある方で、これはそのユーザのパスワードを聞いてくるようになっている。Xにも対応していて、X上で実行するとパスワードを求めてくるウィンドウまで開く。てことは、sudo
入れる必要はなかったんかいっ。でも、なぜか他の端末からtelnet
して/usr/bin/shutdown
を実行すると、正しいパスワードを入れても実行してくれない。新たな謎だけど、sudo
の使い道ができたのでいいとするか(笑)。
■ IMAP
さて、今日はIMAPサーバとfetchmail
でも入れて寝るか。設定はあと。むぅ、fetchmail
とfetchmailconf
がある……入れておくか。……と思ったら両方ともすでに入ってるし。つーわけでIMAPだけ。rpm
でimap-4.5-4.i586.rpm
を入れて、inetd.conf
のimap
のコメントを外し、inetd
にHUPを送る。
$ telnet localhost imap2 Trying 127.0.0.1... Connected to localhost.localdomain. Escape character is '^]'. * OK localhost.localdomain IMAP4rev1 v12.250 server ready
となったことで、動作していることは確認できた。けど、さすがにIMAPのプロトコルは覚えてないのでこれ以上は確認できない。POP3はそらで喋れるんだけどなぁ。次なる問題は、メールボックスにメールを突っ込む方法がよくわかってない点だな。これじゃぁ、いくらIMAP対応のメーラーを入れても何も試せないよなぁ。そこでfetchmail
が登場なんだと思うんだけど、そもそも実験用のメールアカウントがない……。近々、どっかのフリーアカウントを作って遊んでみよう。
1999-12-14(火) [長年日記]
■ TrueTypeフォント
そういえば、TrueTypeフォントが使えていないことに気がついた(今ごろ)。これもkondara.orgに既知の問題として掲載されていたので、以下のようにして設定した:
# /usr/sbin/chkfontpath --add /usr/X11R6/lib/X11/fonts/DynaLab-Kondara
xfontsel
でちゃんとDynaLibのフォントが表示されることを確認。よかった、これでやっと人並になったぜ。でもNetscapeでこれを使う方法がわかんないぜ(笑)。
■ IMAP
さて、あんまし時間がないけどIMAPの続き。ちょうど今読んでるUNIXマガジンに、IMAPのプロトコルの解説が載っていたのでどんなものかはよくわかった。まぁ、深く考えずに、NetscapeのMessengerをIMAPを使うように設定してみた。特にエラーも出ずに動いているようなので、たぶんいいんだろう。問題は、メールボックスに新着メールを届ける方法がわからないってことなんだよなぁ。
そうだ、もっとも原始的なmail
コマンドってもんがあったじゃん。……と思って、
$ mail sho
てな感じでメールを書いてみたら、sendmail
がないと言われてしまった。そうか。ローカルマシン内でも、メールの配送にはsendmail
がいるのか。うぅ、なんかsendmailってよくわかんないから入れたくなかったんだよなぁ。でも、たしかESRも『伽藍とバザール』の中でfetchmail
もメールの配送はMTAに任せてしまったみたいなことを書いていた覚えがあるので、最終的には必要になるんだろう。しょうがないのでrpm
でsendmail-*
を3つとも入れる。本体と、cfと doc。
これでローカルでメールが送れるようになったはず。mail
コマンドでメールを送ってみたら、今度はエラーが出ない。「やった」と思ったけど、なぜかISDNルータの自動接続がONに。うーむ、怪しい。実験のたびに10円払ってたらたまらんぞ。
ともあれ、ちゃんと送れたことを確認するために、Messengerを使って確認してみる。IMAPの設定をしてみると、おお、ちゃんとinbox
にメールが見えるよ。フォルダを作ってメールを移動させてみると、ちゃんとできる。同じメールボックスをWindows上でMessengerを立ち上げて読むことができるのも確認した。でも、両マシン間の見え方がなんか同期してないような気がする。設定が悪いのか。
さて、問題はこれらのファイルがどこにできているのかわからない点なんだけど(笑)、作ったフォルダ名と同じファイルを検索してみると、な、なんと。$HOME
直下にファイルがゴロゴロしてるやんけ〜。ダメだこりゃ。設定を見直してみないと。とりあえず今日は寝る。
1999-12-15(水) [長年日記]
■ IMAP
Webを漁っていたら、IMAP FAQを見つけた。ラッキー。それによると、メールボックス以外のファイルも見えてしまうのはUW IMAPの仕様なので、設定ファイルに回避策を指定するものらしい。/etc/c-client.conf
に以下のように書き、
I accept the risk for IMAP toolkit 4.1. set black-box-directory /var/spool/folders
続いて以下のようにすればいいらしい。
# mkdir /var/spool/folders/$USER # ln -s /var/spool/mail/$USER /var/spool/folders/$USER/INBOX
なるほど、これで$HOMEにファイルができることはなくなった模様。昨日と同様にmail
コマンドでメールを送ってみても、ちゃんと動作している。こんどは$HOME
直下にファイルがごろごろすることもない。はぁ、これで少しはメドがたったかな。あとはfetchmail
でプロバイダからメールを取って来れるようにしないといけないんだけど、これは実験用のアカウントを作らないとだめだな。また今度にしよう。
1999-12-18(土) [長年日記]
■ Windowsお引越し
しばらくKondaraで遊ぶのはお休みで、現在のメインマシンから新しいゲーム用マシンに環境を引っ越す作業開始。メインマシンが空いたら、こんどはそっちにKondaraをお引越し。めんどくせー。
で、今日はアキバに行って、小型デスクトップのベアボーンキットを買ってきた。CPUはS.P.C.のメンバーが持て余していたPentium-II/266を借用、メモリはどーせLinuxじゃ256MBもいらないだろうということで、メインマシンから128MBを引っこ抜く。Voodoo2(3Dビデオカード)とMX300(サンドカード)もLinuxでは使わないので移植してしまう。HDDはIBMの20GBを買ってきた。20GBで17K円なんて、なめとんのか。Half Life Opposite Forceがどこの店でも売り切れで買えなかったのが悲しい。このまま手に入らなかったら年末年始のお楽しみがパーだ(泣)。悔しいので、Laser5でVJE for Linux/FreeBSDを買ってきた。組み立て・セッティングは順調で、CPU・メモリ・HDDだけを入れた環境にWindows98 SEはあっさり導入できた。明日以降カード類を移植して、ファイルを全部コピーしたら、Windws NTとはおさらばだ。
ところで、世の中で言われているほどWindowsはひどいOSだと思っているわけではない。特にNTは、自宅で使っている限りは死の青画面なんて見たことはない(職場でももう2年以上お目にかかっていないかな)。そういう意味では、すでに2回ハングアップしているKDEの方がよっぽど不安定だ。たぶんWindows批判をする人はよっぽど運が悪かったか、ロクに使いもしないで先入観と噂だけから判断してるんだろう。WindowsはGUIアプリの操作性も統一感があって、はじめてのソフトでも使い方を悩むことも少ないし(例外はMicrosoft Office[笑])。Xはアプリごとに独自の世界を持っているようで、使いこなしのハードルが高いね。あと、作者がGUI慣れしてないのか、マウスが使えることを無邪気に喜んでるだけというか、キーボードでの操作をあまり考えていないことも多いように感じる。例えば同じNetscapeにしてみても、Windowsではキーボードだけでほとんどの操作ができるのに、Linux版ではそうじゃないとか。キーボードから手を放さずにPCを使いたい人には、Xはまだまだなストレスのたまる環境だ(KDEやGNOMEがそれをなんとかしようとしているのだろうけど)。もちろん、そういうことにストレスを感じる場合はなんでもコンソールからできる環境が作れるのがUNIXの魅力なので(逆か)、それはそれでOKなんだけどね。おれもそっちの方が好きだし。
じゃあなんでわざわざLinuxに乗り換えるんねん、と言えば、まぁ、責任範囲を自分の方に引き寄せておきたいと感じたから、かな。何かトラブルにあったときに、責任がOSベンダーにあるのか、自分(もしくは自分がコントロールできる範囲内)にあるのかは大きな違いだ。普通はベンダーに責任がある方がいいはずなんだけど、世界最大のソフトウェアベンダー様の場合に限ればそうじゃないからねぇ。やろうと思えば自分でなんとかできる、というのはけっこう大きい。あとはあの会社の金もうけのやり方がだいっ嫌いっ(笑)。
ともあれ、こんなことにならないように(笑)、きっちり使えるLinux環境を作ろうではないの。引越しにはあと数日かかりそうだけど。
1999-12-23(木) [長年日記]
■ Windowsお引越し
2本あるPCIスロットのうち1本がぜんぜん使い物にならないとか、カードがDIMMやCPUに干渉するなどでえらい目にあったが、今日でWindowsの引越しはほぼ完了。ここのケースは絶対に買ってはいけない。ともあれ、明日からKondaraの引越しにかかれるぜ。ぜぃぜぃ。
■ vim
新真・コンダラ掲示板の方でこの日記を公開したら、とほほるさんにKondaraのviはもともと日本語サクサクだと言われてしまった。ぐはぁ(吐血)、ただのvi
って日本語通らないのが当たり前だと思い込んでいたから、試そうとも思わなかったぜ。やられた。さすがKondara。でも、vim
っていうvi
クローンがあって、いろいろと楽しそうなので、こいつを使ってみることにしようと思う。Win32版もあるので、この日記はそれで書いてみている。くくく、これでいっぱしのvi
使いを目指すぜ、おれは。
■ OpFor
Opposite Forceがどこにも売ってない。こりゃ年内の入手はダメかも。となると、年末年始はコンダラ引きかぁ。って、それはそれでいいんだけど、お正月くらいゲームで過ごしたい気もする……。しくしく。
1999-12-25(土) [長年日記]
■ 再インストール
やっとNT→Win98への引越しが終ったので、もちっとましなマシンへKondaraをインストールすることにする。PentiumII/350MHzに、4GBディスクが2台、メモリは128MB。これだけあればかなり快適でしょう。今回は、カスタムインストールにチャレンジと行こう。どうせKDEやGNOMEを選んでもたいして変わらないようだし、だったら自分に必要なパッケージだけ入れた方がいい。例えばプリンタは持っていないので、印刷関係、とくにTeXの関係は邪魔なだけだし。とりあえず2台目の4GBはのちのちのために取っておくとして、最初の4GBに入れるようにパーティションを設定する。最初、swapパーティションが空きがなくて作れないというメッセージが出てかなり悩む。2台のディスクがあるとき、両方のディスク(hdaとhdb)が選択された状態になっているので、両方に指定したパーティションを作成しようとするらしい。2台目の方にはまだ解放していないNTFSパーティションがあるので、作れるわけがないのだが。デフォルトで両方選択されてるなんて、ちょっとおかしいのではないか? >anakonda ……とまぁ、それはさておき、swapに125MB、/bootに15MB、残りを/(root)に割り当てる。
とりあえずなんとかパーティションの設定は完了し、パッケージの選択にかかる……が、多すぎて何がなんだかさっぱりわかんねーっ(笑)。いちおうひととおり目を通して必要そうなパッケージを選択した。例えばbash
はデフォルトで1.14が入るようになっているけど、bash 2.03もちゃんとあることがわかったので入れてみたりとか。会社ではCygwin付属のbash 2.xを使っているので何かと不便に感じていたのだ。それからvim
とか、使ってみたいともくろんでいたいくつかのソフトも選択。その他の設定は前回とほぼ同じ。ただし、Xの設定はあえてデフォルトのままでやりすごす。変に手動設定をするとまたrunlevelをいじらないといけなくなりそうだったので。
パッケージ選択をすべて完了して、あとはインストールが始まるだけ……という状況でハングアップしたかと思うくらい長い時間待たされる。どうやらディスクのフォーマットをしている模様。だったらそう言えって。かなり不安になったぜぃ。で、あとは順調にインストールが終って、リブート。こんどはxdm(っていうの?)が立ち上がったぞ〜……って、おい、なんだこの画面は。Kondaraのカッコイイ壁紙に、ペンギンイラスト入りのログインウィンドウ……。そうか、本物はこうなるのか。前回は何か失敗していたから、水色の背景にマシン名とユーザ名/パスワードを入れるだけのさっぱりした画面しか出てなかったのねー。いやー、カッコイイし、ここからHaltやRebootもできて便利じゃないの、これ。
さて、さっそくこの日記を読みながら、前のマシンからftp
で環境ファイルを取り寄せて置き換える。ちゃんと記録を取っておくと便利であるな。ちょこちょこいじってみるけど、フォントとかがなんとなく違うような気がする。今回はDynalabのフォントが最初から入っているからかなぁ。bash2
は/bin/bash2
として入っていたので、chsh
してみる。なんか、長いコマンドラインを編集すると動作が怪しい。でもbash
でも同じような問題が……。こんなの前からあったっけ? 変だなぁ。あと、ビデオカードがMilleniumからi740に変わったんだけど、なんか描画が非常に遅いような。最初、VGAで立ち上がってしまったのでXconfigure
でXF86Config
を再生成させたせいだろうか。中身を見てみると、svgaというDriverの他にaccelというのもある。もしかするとこっちを使うようにさせないといけないのかな。でも、やり方がわかんねーつの。これは明日以降に調べよう。
さて、最初から日本語バリバリなはずのvi
でこの日記を開いてみたら、化け化け。なんだ、やっぱダメじゃん、と思ってあらかじめ入れておいたvim
で開いたら、同じく化けた……。まさかSJIS編集できないなんてー。Win32版のvim
はちゃんと編集できるのに。もしかするとvim
も5.xはまだ日本語化が甘いのかも知れん。Windowsで使ってるのは3.xだったもんな。困ったね、こりゃ。仕方がないのでとりあえずnkf
でEUCに変換かけて、今日の日記はvimで書いております。ちなみにvi
は、EUCに変換しても折り返しがはいるような長い日本語の文章は化けてしまうようです。やっぱvimですな。って、SJISがいじれないと困るぅ。
■ つーわけで、まだまだ謎も多いが、なんとかなりそうな気配なので、今日はここまで。大掃除を始めちゃったり、2ヵ月ぶりにバイクで出かけたりしてたもんだから、あんまり進めなかったぜ。ちぃ。
1999-12-26(日) [長年日記]
■ bash
bash
がおかしかったのは、プロンプトを変な風にいじって遊んでいたためらしい。rxvtのタイトルバーにカレントディレクトリを表示させるようにエスケープシーケンスを使ったんだが、bash
はそれも含めてプロンプトだと思ってしまうので、1行の長さを勘違いするというわけ。タイトルバー表示をあきらめたらちゃんと出るようになった。1行の長さの勘違いと言えば、Cannaも1行の長さを勘違いしてくれる。vim
を100桁くらいのウィンドウで使っていると、Cannaの変換位置が80桁あたりで左端に移動してしまうのだ。Cannaのせいなのか、kinput2とかいうヤツのせいなのかわかんないけど、不便なのはたしか。はやくVJEを入れよう。
■ samba
sambaを入れた。これは以前、Vineで予行練習しておいたので、そんなに難しいことはない。つーか、今はSWATがあるから楽ですな。ちなみに(sambaのパッケージを入れておけば)、inetd.confのswatの行のコメントをはずして、あとはブラウザでlocalhost:901にアクセスすればいいだけだ。あとは、linuxconfでsmbサービスをアクティブにしておくのを忘れないように。……が、どうも別のWindowsマシンからマシンが見えない。IP的には見えているのでsambaの設定が悪いんだと思うけど、Vineの時と違わないんだよなぁ。逆にLinux側からWindowsマシンの共有は見える。ただ、Vineの時に便利に使っていたsmbash
(だっけ?)が見つからない。代わりにsmbmount
とsmbumount
というのがあったのでこれを使うことにする。rootじゃないと使えないのがちょっとアレ。そっこーでsudo
行き(笑)。Windows側から見えないのは、明日になったら直ってるかも知れないので、今日はこのまま寝ちゃおう(そういう問題か?)。
■ Canna
VJEを後回しにしているので、せめてcannaのローマ字テーブルをVJE風にしよう。「windou」って入れても「ウィンドウ」にならないんだもん、cannaって。これは$HOME
の.canna
を見ればどこをいじればいいかは一目瞭然。romanaka-able
のところを"vje.cbp"
にすればいい。これで快適。ちなみにvje.cbpってファイルがあるかどうかは正統派のfind
を使って探すか、locate
を使う。ただし、locate
を使うときには、データベースをroot権限で更新しておかないといけない。このへんは雑誌で得た知識。
■ フォント
TrueTypeフォントの設定はやっぱりできていなかったので、前回(12/14参照)の方法で設定完了。ただし、相変わらず効果的に利用する方法はわからない。Xのフォントまわりは難しいよなぁ。雑誌で読んだけど、理解したいと思わなかったしな(笑)。
■ IMAP
imapの再設定。前回(12/15)、IMAP越しにフォルダを作っても$HOME
にファイルができなくなったと書いたけど、あれは嘘だった。Netscape Messengerのサーバ詳細設定で、IMAPサーバディレクトリに別のディレクトリを指定していたからだった。これを/var/spool/folders/$USER
に設定することで、この問題にようやく決着したことになる(んだと思う)。あとはfetchmailの設定をして、プロバイダからPOP3でメールを持って来るようにすればいいのね。Linux Japan(2000/2)にちょうどそのへんの話が出てたから読みながらやってみよう、明日にでも(なんでもかんでも明日まわしだな)。
1999-12-30(木) [長年日記]
■ OpFor
日記とか言ってるくせにぜんぜん毎日書いてないな。我が家は奥さんが正月好きなので、きっちり準備をするのである。だから年末は忙しいのだ。今日は窓拭きと風呂掃除と、こぶ巻きを作った(こぶ巻きは手伝っただけだけど)。あと、アキバに出かけていたS.P.C.のメンバーから、頼んでおいたOpposing Foeceが手に入ったという知らせが届いたので、明日もらい受けに行かなければならない。そしたら正月はゲーム三昧なのでコンダラ引いてる暇はぜんぜんな〜いのである(笑)。ま、のんびりいこう。
■ XFree86
さて、ウィンドウの描画があまりに遅いという問題をいろいろとWebで調べてみたんだけど、わかったのはXFree86 3.3.4から、i740はちゃんとサポートされているということと、'accel'はXFree86じゃなくて何とかちゅー商用Xサーバで使われる設定であるという2点だけ。i740が遅いなんて話はどこにも書いてない。ひさびさに初心者心理をしみじみと感じるなぁ。いろんなメーリングリストなんかで初心者がちょっと調べればわかるような質問をしているのを見て「ちゃんと調べてから聞けよ、タコ」と思うことはしばしばあるが、どこを調べたらいいのかわかんないこともあるんだよね。まぁ、いつまでたってもタコってヤツもいるんだけどさ。
ともあれ、しょうがないので新真・コンダラ掲示版で聞いてみた。そしたらすぐに反応があって、xfree86.orgの3.3.5の説明に、i740に関する話がいろいろ書いてあるから読むといいというアドバイスをもらった。xfree86.orgつったら本家じゃん。本家を調べないなんて、アホかおれは(つーか、英語のページも探せ、こら)。わかったことは、32bppではハードウェアアクセラレーションが効かないということ(現在の状態はまさにこれだ)。それから、24bppでは描画がすごく遅いという制限も書いてあった。ので、まぁ16bppまで落せばいいわけですな。でもこのカード、8MBのメモリ積んでるんだけど。さらにうちのモニタは液晶で1024x768なので、16bppにすると6MBほどのメモリが遊ぶことになるわけやね。もったね〜〜!! でも液晶だからもともとフルカラー出ないんだけどねー(笑)。
■ sendmail
さて。boot時に出るメッセージを見ていると、sendmailの起動時にやたらと時間がかかっている。しかもISDNルータが外に接続しに行っているようなので、どうも何かを探しにいって見付からなく、タイムアウトを待っているような状態くさい。これを解消しないと起動が遅くてたまらんし、bootのたびに10円かかってしまうので不経済だ。これをなんとかしたいんだけど、噂どおり/etc/sendmail.cf
は暗号のようだ。CF
とかいうのを使えばいいんだっけ? トライしてみっか。その前になにが問題なのか、原因を突き止めたいところだな。
で、しばらくシステムを探索してみたけど、エラーが出ている様子はない。CFのパッケージがすでに入っていたので中を探検してみると、sendmail
は起動時やメールの送信時に必ずネームサーバを引きに行くらしい。うちの環境にはDNSなんてないから、それで外に行っちゃうんだな。つーことはBINDも入れないといけないわけ? それからWebでいろいろ探してみると、sendmailはインストールしただけでは使いものにならなくて、やっぱりsendmail.cf
を作らないといけないらしいということがわかった。リンクをたどってうろうろしていたら、とほほるさんのページに迷い込んだりして、世の中狭いもんだ。しゃーない、腹を据えてCFとBINDにちゃれんじ。……あれ? DHCPクライアントがネームサーバなんかになれるのか!?(以下次号。ってをい)