1999-12-18(土) [長年日記]
■ Windowsお引越し
しばらくKondaraで遊ぶのはお休みで、現在のメインマシンから新しいゲーム用マシンに環境を引っ越す作業開始。メインマシンが空いたら、こんどはそっちにKondaraをお引越し。めんどくせー。
で、今日はアキバに行って、小型デスクトップのベアボーンキットを買ってきた。CPUはS.P.C.のメンバーが持て余していたPentium-II/266を借用、メモリはどーせLinuxじゃ256MBもいらないだろうということで、メインマシンから128MBを引っこ抜く。Voodoo2(3Dビデオカード)とMX300(サンドカード)もLinuxでは使わないので移植してしまう。HDDはIBMの20GBを買ってきた。20GBで17K円なんて、なめとんのか。Half Life Opposite Forceがどこの店でも売り切れで買えなかったのが悲しい。このまま手に入らなかったら年末年始のお楽しみがパーだ(泣)。悔しいので、Laser5でVJE for Linux/FreeBSDを買ってきた。組み立て・セッティングは順調で、CPU・メモリ・HDDだけを入れた環境にWindows98 SEはあっさり導入できた。明日以降カード類を移植して、ファイルを全部コピーしたら、Windws NTとはおさらばだ。
ところで、世の中で言われているほどWindowsはひどいOSだと思っているわけではない。特にNTは、自宅で使っている限りは死の青画面なんて見たことはない(職場でももう2年以上お目にかかっていないかな)。そういう意味では、すでに2回ハングアップしているKDEの方がよっぽど不安定だ。たぶんWindows批判をする人はよっぽど運が悪かったか、ロクに使いもしないで先入観と噂だけから判断してるんだろう。WindowsはGUIアプリの操作性も統一感があって、はじめてのソフトでも使い方を悩むことも少ないし(例外はMicrosoft Office[笑])。Xはアプリごとに独自の世界を持っているようで、使いこなしのハードルが高いね。あと、作者がGUI慣れしてないのか、マウスが使えることを無邪気に喜んでるだけというか、キーボードでの操作をあまり考えていないことも多いように感じる。例えば同じNetscapeにしてみても、Windowsではキーボードだけでほとんどの操作ができるのに、Linux版ではそうじゃないとか。キーボードから手を放さずにPCを使いたい人には、Xはまだまだなストレスのたまる環境だ(KDEやGNOMEがそれをなんとかしようとしているのだろうけど)。もちろん、そういうことにストレスを感じる場合はなんでもコンソールからできる環境が作れるのがUNIXの魅力なので(逆か)、それはそれでOKなんだけどね。おれもそっちの方が好きだし。
じゃあなんでわざわざLinuxに乗り換えるんねん、と言えば、まぁ、責任範囲を自分の方に引き寄せておきたいと感じたから、かな。何かトラブルにあったときに、責任がOSベンダーにあるのか、自分(もしくは自分がコントロールできる範囲内)にあるのかは大きな違いだ。普通はベンダーに責任がある方がいいはずなんだけど、世界最大のソフトウェアベンダー様の場合に限ればそうじゃないからねぇ。やろうと思えば自分でなんとかできる、というのはけっこう大きい。あとはあの会社の金もうけのやり方がだいっ嫌いっ(笑)。
ともあれ、こんなことにならないように(笑)、きっちり使えるLinux環境を作ろうではないの。引越しにはあと数日かかりそうだけど。