2016-07-04(月) [長年日記]
■ アイマスのローソンイベントに当選してしまった
先月の上旬から約一ヶ月、例年やってるローソンとのコラボキャンペーンが行われていて「また今年も不味いコーラを飲み続けるのか……」と思っていたら今年は「世界のKitchenから」シリーズが含まれていたので毎日それを一本飲んでいた*1。
だいたい一ヶ月で20本なので(レシートを余らせてる人から譲り受けたりしつつ)、A賞のイベント参加券に応募。まぁ、当たるわけがないので、年に一度、恒例のシャレみたいなもんです。
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ええーーーーーーーーーっ。当たらない予定だったのに(笑)。もちろん、当たったからには行くわけだけど。9月のOSS Gateはキャンセルだなぁ(←ひどい)。
*1 ないときは生茶になるんだけど、ペットボトル入りの緑茶の中で生茶はダントツで不味いと思う。
2016-07-05(火) [長年日記]
■ 三浦海岸でまた合宿
昨日からまた三浦海岸のマホロバ・マインズ三浦に止まって、職場の集中検討会。日記に書いたり書かなかったりしてるけど、すでに3、4回目くらいになるのでもう常連客みたいなもんだ(そうか?)。
都内は暑いんだけど、このへんは海風があってそうでもないし、そもそも一日会議で建物から出ないから快適なんだよなー。やっぱこれからの季節、通勤こそが一番つらいのである。
2016-07-08(金) [長年日記]
■ デレステイベント「Love∞Destiny」
序盤に少し稼いだけど、全体的に期限付きスタドリを淡々と消化するていどで難なく2枚取り。例によってPROで回してたけど、PERFECT COMBOが5回。これまでは2回くらいしかできなかったので、間違いなく腕は上がってるんだけど、さすがにPROだと飽きてくる。かといってMASTERではとても回せない。つらいなー。
「Love∞Destiny」は癖のあるリズムに乗れるようになるまで時間がかかったけど、そのあとは楽しかったね。こういう曲は好き。
THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS STARLIGHT MASTER 06 Love∞Destiny
日本コロムビア
¥1,221
あと、謎の空ミッションが出る不具合、最後まで直らなかったな(笑)。
2016-07-09(土) [長年日記]
■ Material-UIを試している
環境を刷新中のフロントエンド開発、Webpackが使えるようになり、Flumptフレームワークでイベントの取り回しが楽になったので、最後にUIということでMaterial-UIを使ってみている。ためしに宅配トラッカーで実装中。まだ本番には入れてないけど、同じことができるようになったかな:
これまで使っていたMaterial Design Liteを置き換えるだけだと思っていたら、Tableの実装がだいぶ違っていて……というかかなり未熟で、デザインの自由度がだいぶ落ちる。これは使えないなぁということでListで再実装したらむしろ以前よりいい感じになった(気がする)。
実装の難しさのわりに利用頻度が低いテーブルは、けっこう手を抜かれることが多くて、実はMatetial Design Liteでもセルの中に他のコンポーネントを入れるとデザインが崩れたりと苦労したので、できればテーブルは使わない方が身のためなのかもなぁ。
Promiseを多用した非同期UIの実装がまだ自分のなかでパターンが決まってない感じなので、もうちょっと練ってから本番に入れよう。
2016-07-10(日) [長年日記]
■ 山田太郎のおかげで選挙が楽しみになった
今回は落選しちゃったけどね……*1。
根が真面目なもので、選挙権を得てからは引っ越しのタイミングが悪くて逃したときを除けば一度もかかさず投票している。けど、今回の参院選ほど選挙が楽しくて、結果が気になったことはなかった。
政治なんて、いつだって議席が多い党が有利で、どんなに議論を重ねたところで最終的には多数決でコトが決まる。だから選挙では議席数のバランスをどうするかという大局的な判断をするくらしかできないと考えていたし、じっさい大きな案件ほどそういう力関係が重要だ。だから投票行為が面白かったためしはないし、自分でもよくシラけずに毎回投票所に足を運んでるものだと感心していたり。
そんな中、山田太郎の活躍を知る。事実上無所属で、これまでの自分の価値感からすれば国会ではなんの力も持たないはずの瑣末議員。それが国会での質問を通じてTPPからコミケを救い、国連から非実在青少年を守ったという。知恵と論理とコミュニケーションを駆使して成果を上げるその手法はまさにハック。「山田太郎は国会をハックしてる!!」と驚いた。こんな戦い方があるのか。
もちろん、彼が表現の自由を主要なイシューにしているからおれのアンテナにひっかかったわけで、他にも類似の手法を使って戦っている議員はこれまでもいたに違いない。自分の不見識は百も承知だ。だが、生存権の次に、場合によってはそれよりも優先して守られるべき民主主義の基本の基本である「表現の自由」のために奮闘してくれる山田太郎を、一人の表現者として応援しないわけにはいかないではないか。
たかがコミケ、たかが非実在青少年というなかれ。権力が自由を奪いにくるとき、最初に狙うのは一番弱い者の自由だ。それが成功すれば、さらにその次に弱い者が狙われる。いまは好き勝手にコードを書いてるおれたちプログラマが次の標的になるかも知れないのだ。他人事じゃない。
今回の結果は、一番弱いと思われていた連中が「自分たちは弱くないぞ」とアピールできたのが最大の成果だと思う。山田太郎の議席は守れなかったが、表現の自由を大切に考えている国民が大勢いることは示せた。
山田太郎が3年後の参院選に再挑戦するかどうかはまだわからない*2。だが、これまでの任期中に彼が国会内外に作ってきたコネクションは生きている。表現の自由を守る「てこ」として、それをうまく使う方法を考えていきたい。
それにしても悔しいなぁ。これ書いててちょっと涙が出てきた。なんといっても、国政選挙の結果に泣きたくなるほど悔しいと感じてる自分にびっくりだよ。
2016-07-17(日) [長年日記]
■ サングラスを作った
先日かみさんがZoffがリサ・ラーソンとのコラボを始めたから興味があるというので、見に行って、そのまま流れで二人ともサングラスを作ることになった。いや、おれが作ったのはリサ・ラーソンじゃなくてZoff SMARTシリーズのだけど。
バイクも車も運転するからサングラスが欲しいと思ったことは何度もあるけど、昔はサングラス自体がけっこう高価なうえに、それに度を入れるとなると目ん玉が飛び出るような値段になってしまい、若者にはちょっと現実的な買い物ではなかった*1。
そんな固定観念があって、すっかりサングラスを作るなんて思い浮かびもしなかったけど、考えてみればいまは廉価なメガネ屋のある時代なのだった。グレードの高い圧縮レンズを使っても、1万円ちょっと出せば度入りのサングラスを簡単に作れるんだねー。いやー、もっと早く気づけばよかったよ。
というわけで、昨日出来上がったのをとりに行った……が遅かったので車の運転には使えず。で、今日やっと運転に使えた。レンズの色は薄目にしたのでそんなに暗くもならず、ちょうどいい感じ。逆に悪い目つきが隠れて、温和な顔つきに見えるかも(笑)。
運転およびサッカー観戦用なので遠方しか見えないけど*2、近くを見たいときはメガネを替えなければいけないのが面倒だが、ま、なんとかなるっしょ。
とりあえずは明日の浜降祭で活躍する予定。天気は曇りっぽいけど。
2016-07-18(月) [長年日記]
■ 今年も浜降祭へ
今年も海の日は浜降祭へ。昨年は電車・バスだったが今年はふたたび車で。圏央道が茅ヶ崎まで延びたから、東名→圏央道→新湘南とずいぶん楽になった。……のでだいぶ早く着いてしまったのだが、おかげで到着した寒川神社の神輿が海に入るところに遭遇。寒川は帰りには入らずに先に入るのか。
今年は潮の関係かわりと遠浅で、おまけに昨年あんなことがあったからたぶん今年は締め付けが厳しいだろうなとは思っていたが、じっさいテトラポットのあたりまで行く神輿はさすがになくて、その手前の浅めのところで「どっこいどっこい」やっていた。
いやまぁ、神輿が沈むのを見るのは忍びないので、これくらいに抑えてくれていいとは思うけど。とはいえ沖に出たい若い衆と、浅瀬で留めておきたい大人衆の激しいぶつかり合いなんかもあったりして、お祭りだねぇ。
曇りだと思って油断してたらだんだん晴れてきて、最終的にはほぼ快晴。もう梅雨明けしたんじゃないかというくらいに暑くなって、想定外に日焼けしてしまった。いい歳してこれはヤバいのでは……。
2016-07-21(木) [長年日記]
■ Google Chrome 52で[BS]キーで戻れなくなった(ので拡張で復活させた)
52からそうなるという予告が出ていたので知っていたし、そもそもおれ、Back Spaceでページバックなんてしてないよ、と信じこんでいたので、Google Chromeのアップデートが出たら即適用したのだが。
なんと驚くべきことに、すぐに自分がBSキーでのページバックを多用していたことに気づくのだった(笑)。具体的にはページ遷移のある(SPAではない)Webゲームで、すばやくアイテムを消費するために同じページを行ったり来たりするんだけど、このとき無意識にBSキーを使っていた。いやー、無意識って怖いわ。
でも安心。そういう人のため(?)にちゃんと元の機能を復活させる拡張がある。Back To Back。これで良し。
追記
その後、Slackで編集中にBSキーを押したらページが前に戻ってしまった(笑)。
あー、たぶんinputやtextareaにフォーカスがあるときにはページバックを無効にしてるけど、contentEditable属性は見落としてるんだなー、これ。いずれ直りそうな気がするけど、少なくとも必要なのはゲームだけなので、ゲーム用のアカウントだけで有効にしておこう。
2016-07-22(金) [長年日記]
■ ポケモンGO、ついに始まる
業務上の必要があって(謎)、ポケモンGOの動向にはしばらく前から注目していたこともあり、10時のAndroid版国内配信スタートは即座にキャッチ、社内に周知しつつすぐにインストールした。そこからしばらくは、オフィス内のほぼ全員が屋内をウロチョロするなどちょっとした騒ぎに(これも仕事のうち[本当])。
事前の予想としてはまず配信サーバが死ぬでしょう、というのがあったけど、iTunes Storeはすぐ死んだものの、Google Playは持ちこたえたもよう(一時的に不調だったという情報も見かけたけど確認できず)。
専用のアカウントを作った方がいいとか、普段使ってるハンドルは避けた方がいいなんて情報もあるけど、こっちは顔ばれもしてるし別にいいよ……というか普段ゲームで使ってる名前が全部先約ありで使えなかったので、いつもどおりの「tdtds」で始めるしかなかったという。さすがにこれが重複することはまずない。
なにせ根っから面倒くさいのは嫌いなので、最初のポケモンをピカチュウにする方法なんかも(知ってはいたけど)トライすることなく普通にヒトカゲにしたし、まぁ、そんなに熱心にやる感じじゃないかなーとは思う。
ちなみにポケモン世代ではないからゲームは遊んだことがない。ただ、ネットワーク管理者時代にホスト名にポケモンを使っていたから、最初の151匹の名前には馴染みがある。そいういう意味ではけっこう親近感は抱いてる方だと思う。
会社の外を(スマホで)眺めると、見渡すかぎりポケストップが続いていて、IngressのIntelMapで見たことはあったが改めて「これが東京か……」という感想。多すぎるのもどうなんだという気もするが。
昼休みにサーバが死ぬかと思ったけどそうでもなくて、でも仕事が終わる18時前後からこの画面のままログインできなくなり、やっぱり帰宅しながら遊び始める人が多いんだなー。20時ごろになるまで復旧しなかった。やっぱ日本は待たされた上に人口密度が高いからたいへんだ。
さすがに都心から離れた我が家の近所はスカスカで、これだとそうとう歩きまわらないといけなくて大変そうだ。しばらくの間、主戦場は通勤路かな。うちはかみさんがゲームしない人だし、このための遠征とかはしなさそう。
ま、おれはとりあえずデレステのイベントが優先なのだが。ニナチャーンとユッキの二枚取りを目指さねば。
2016-07-23(土) [長年日記]
■ 川崎 1-0 FC東京@等々力陸上競技場
年に一回、多摩川クラシコのときは贅沢しましょうということでメインSS席。前から2ブロック目なのでピッチ近し。おっと、今日は「多摩川クラジゴ」なので(逆から読んで)ゴジラとのタイアップなのだった。シン・ゴジラ、観るかねぇ。庵野・樋口のタッグは興味あるが……。
今季は実力差がだいぶあるので楽勝じゃないかという予想を覆して、なかなか点の入らない展開でやきもきしたが、最終的には悠さまの1点で勝利。悠さま5試合連続特典だって、調子いいなー。0失点に抑えて1点のリードで勝つというのは、大量得点にはない気持ちよさがあるね。
試合後は知人グループで近くのサイゼリヤで呑み。けっこう飲み食いしたはずなのに1人あたり1000円台に収まってしまい、サイゼリヤ呑みの恐ろしさを実感する。
言うまでもなく今日はポケモンGOをお供にでかけてみたわけだが、最寄りの駅前にはスマホを覗きこんでる人が大勢いて*1、一日で街の風景を変えてしまったポケモンのすごさを目の当たりにする。
もっとも、慣れれば画面を見つめている必要はほとんどなくて、音と振動のお知らせを受けてからポケットから取り出して、ちょちょいとすればたいていのことはこなせる。
歩け歩けと言われるわりに、電車に乗っていてもポケモンもは捕まえられるし、各駅停車に乗っていれば駅で止まるたびにいろいろできるので、必然的に乗車中もポケモンを立ち上げっぱなしになる。これ、電車で移動する日本の都会人の可処分時間を奪い合ってきたスマホアプリベンダーにとっては恐怖以外のなにものでもないなぁ。これで死ぬメーカー、山ほど出るぞ、これから。
ところで、武蔵中原にある石材店にあるヘタクソなピカチュウの石像もちゃんとポケストップになっていて笑った。任天堂的にいいのか、これ(笑)。
もちろんスタジアム周辺もポケストップは多くて、しかもゲーム前後は常にルアーが刺さった状態。試合に集中せずにポケモンを狩ってる人もいそう。試合終了後はルアーを刺す人もいなくなってすぐに閑散としていたけど。
そんなこんなで一日、レアっぽいのは少ないまでも重複なしでだいたい30種くらい捕まえられたし、個人的にはすぐに飽きそうだなぁ。日本人は飽きっぽいし、同じ感覚の人は少なくないだろう。もちろんNianticも馬鹿じゃないので、飽きさせない新機能やイベントは頻繁に打ってくるとは思うけど。
*1 都会ではないのでポケストップが集まるのは駅前くらいしかない。マクドもあるし。
2016-07-24(日) [長年日記]
■ かずひこ帰国呑み2016 (←呑んでない)
毎年恒例、この時期に帰国するかずひこを東京のおっさんたちで出迎えるイベントが発生。今年は家族そろって状況してくるというので、小学生たちに配慮してarton邸におじゃましてのホームパーティとしたのだった。
……ので、書けることはあまりないかな。みなさんお元気でなによりでした。
artonさんちの猫たちに会えるのが楽しみだったんだけど、子どもたちを警戒してなかなか出てきてくれず、ちょっと触る程度しかできなかったのが残念。
2016-07-28(木) [長年日記]
■ デレステイベントの「きみにいっぱい」、ボーダーがかなり下がる
THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER Passion jewelries! 003
日本コロムビア
¥1,834
行動範囲でドードーばっかり出現するから、そのたびに送られてる博士ももううんざりしてるだろうと思ったけど、あれはポッポといっしょに成型肉になってマクドナルドでナゲットとして売られてるのだと聞いて、激しく納得しました。子供にはお駄賃で飴玉一個渡すだけなんだから、博士、いい商売してるじゃん。……というわけでみなさんこんにちは。
ポケモンGOのせいで可処分時間を奪い合う余暇はのきなみ削られてるだろうし、もちろんデレステもその範疇だから、今回のイベントはかなりボーダーが下がるだろう、上位を狙うならいまだ……と思っていたのに(ポケモン関係なく)なんだか慌ただしい一週間でゲームをしている時間が取れなかったのだった。
それでもまぁ、今回はスタドリ一本も使わずにこの順位なんだから、そうとう楽勝だったなー。楽に二枚取りできるのはいいけど、アイマスのプレイヤー数が減るのは複雑な気分だ。プラチナスターズも発売になったのに、みんな屋外を徘徊しちゃってたら売れないじゃんねぇ。
なお、うちのポケモンGOはこんな感じです。
2016-07-30(土) [長年日記]
■ OSS Gateワークショップ#4にメンターとして参加してきた
「OSS開発未経験者の手助けをして経験者にする」OSS Gateワークショップ、前回は東京Ruby会議と重なっていたので、前々回から4ヶ月ぶりに参加。今回は会場を恵比寿のクラウドワークスにお借りしての実施。広くておしゃれー。しかも恵比寿は見たこともないポケモンがいっぱいいるし。ドードーしかいない虎ノ門は田舎だと実感。
今回は1人のメンターが2人のビギナーを担当して、加えて数人のサポート・メンター(仮称)が会場を巡回して手の足りなさそうな組を手助けするという新体制。毎回ちょっとずつ新しいトライをしております。おれはサポート・メンターを担当。以前ビギナーだった人がメンターとして参加してくれていたりして、継続性も実感できてきた。もちろん初めての人も。
ビギナーは前回Ruby会議で宣伝したせいか、Rubyプログラマが多かったけど、他にもPerlをはじめバリエーションのある布陣。終わったあとメンターたちと話したけど、自分が知ってる言語やプロダクトだとついつい正解を教えてあげたくなってしまうけど、知らない言語だと一緒に考えるようになるのでそのほうがいいなんて意見もあって、たしかにそれはそうだよなー。おれもRuby使ってる人にはよけいな口出ししちゃいがち。
そんなこんなで、プルリクまで辿りつけた人もいれば、もう一息という人もいたけど、アンケートによればビギナーの満足度は100%近かったので、有意義な回になったと思われる。
次回は9月24日でまだ申し込めるけど、ざっとみた感じメンターが不足しそうなので、OSS開発経験者で初心者の手助けがしてみたいという人はぜひ申し込んでいただきたく。経験豊富というよりも、まだ初心者の気持ちがわかるくらいの経験の人がいいメンターになると思います。
2016-07-31(日) [長年日記]
■ 「シン・ゴジラ」: ついに初代を超えるゴジラ映画が作られた!
いきなりだが、約10年前の日記を引用する:
妻: (バレンタイン用に)日本初上陸のチョコを買ったよ 俺: 「上陸」って言うと、怪獣っぽいよな 妻: 東京湾から? 俺: 「最近は埋立地が増えて上陸しづらいなぁ」とかぼやきつつ 妻: いやいや、その前に海ほたるを破壊 俺: 東京湾横断トンネルを踏み抜いたりして 妻: 観たい! そのシーン観たい! 俺: だろー?
冒頭のシーンで、おれの動悸が急速に高まった理由をご理解いただけるかと思う。あれでいきなり胸をわしづかみにされたね。ちなみにかみさんはこの会話を覚えてなかったらしい(笑)。
というわけで、話題の「シン・ゴジラ」をさっそく観てきた(@109シネマズ・グランベリーモールIMAXシアター)。なにしろ金曜の公開から、いい評判しか聞かない。そりゃ、庵野・樋口タッグに潤沢な予算(←重要*1)を与えればいい映画が出てくる確率は高い。それにしたってネガティブな感想がいっさいないとは何ごとか。
(以下、軽いネタバレを含む。まぁグダグダ言わずに観に行け)
前のハリウッド版GODZILLAを観たときに「津波の出てくる映画はデリカシーがない」と書いたけど、こっちも冒頭から船がバンバン流されるシーンで「おいおい、これはヤバいんじゃないの」とヒヤヒヤした。その後も東京が放射能に汚染され「μSv」のような聞き慣れた単語が次々と飛び交う。そもそもゴジラへの政府の初動は3.11のそれをなぞっているのだ。
海から襲いかかり、放射能の恐怖をまきちらす。あの大災害をゴジラを通して再現する。まさか5年でこんな映画が日本で撮られるなんて。だが、ただのディザスター映画ではないのだ。観終えたあと、むしろ明日への希望、未来への決心が胸に残る。
初代を撮るのに第五福竜丸が必要だったように、新しいゴジラには3.11が必要だったのだ。それも単に現実へのフックとしてではない、日本の今を描き、未来へのメッセージを込めるために。
おそらく、東北でこれを観てショックを受ける人はまだ大勢いると思う。批判もされるだろう。作り手はそんなことは百も承知で、それでもあえて自重することなく、3.11後の日本へのメッセージを込めたのだ。表現者としての覚悟を感じたし、その勇気を讃えたい。
骨まで溶けて消えてしまった初代ゴジラに対し、今回のゴジラは東京のど真ん中にオブジェとして残り続ける。人類への警告どまりだった初代より、さらに一歩先まで踏み込んだ「シン・ゴジラ」は、ついに初代を越えて「真ゴジラ」になった。これまで数々の怪獣映画が挑んで果たせなかった「初代越え」を、幼少期から日本の特撮、アニメ、マンガを浴びて育った二人の監督がついになしとげた。
とにもかくにも、すごいものを観た。これは歴史に残る傑作だ。世界よ、これが「ゴジラ」だ。
あとはネタバレを気にせず、好きなトピックを思いつくままに追記していく:
しょっぱなから真っ昼間の東京をゴジラに歩かせたのがまずすごい。そもそも暗いとごまかしが効くし、怖さや不気味さを引き立たせるためにも怪獣は夜に歩かせたくなるものだけど、あれだけ堂々と日中に登場させても違和感のない絵作りができるようになったんだよねぇ。平成ガメラもかなり日中の絵が多かったけど、ここまでパキっとした映像にはなってなかった。技術の進歩すごい。もちろん夜の放射熱線もすばらしかったわけだが。
それにしても、マッドサイエンティストが一人でこっそり作った薬品で殺せた初代ゴジラを、現代でリアルに殺そうと思うと日本中の化学プラントと世界中のスパコンが必要になるんだから、21世紀に怪獣映画作るのも大変だよなぁ。
最高だったのは、絵的に面白すぎて思わず笑ってしまった在来線無人爆弾な! 自分では「くすり」と笑った程度だと思ってたけど、終わったあとかみさんから「笑ってたでしょ」と言われた。たぶん爆笑してた。「トップをねらえ!」に例えれば、ホーミングレーザーのバカバカしさと木星爆弾の悲壮さを兼ね備えた超兵器。このままゴジラに薬液を延々と飲ませ続ける退屈なラストになるかと思わせておいてあれだよ、天才か。しかも、たぶん世界でも東京か新宿でしかできないんだよなぁ、あれ。舞台も含めて最高と。
あと、こんなに真面目で堅い作品なのに、それでもちょいちょい遊びを入れる余裕があるのにも舌を巻いた。在来線無人爆弾ももちろん遊びの部類なんだけど、他にもエヴァのBGMが多用されてるし、そもそも最後の作戦名は「ヤシマ作戦」のパロだもんなー。エンドロールに安野モヨコの名前がちらっと見えたので、どっかでまた何か登場してたんだろう。
庵野は人間の演技つけられないんじゃないのという予想もあって、それはわりと正しかったような気もするが(笑)、たとえば最初はことなかれ主義だった総理が覚悟を決めたあとは表情が一変するとか、無表情な尾頭ヒロミが最後に一回だけ微笑むとか、けっこう悪くない演出もあった。
そうそう、こんなに絶賛しておいてなんだけど、実はゴジラの造形は大嫌いなんだ。ぼってり安定志向の三角錐に、長すぎる尻尾。不格好だし、どんなに凶暴ないかつい顔にしてもぜんぜん怖くない*2。平成ガメラがすごかったのは、どう考えてもギャグにしかならない「亀の怪獣」を、あそこまでかっこよくしてしまった点にあるわけで。そういう意味では今回のゴジラの造形も「ふーん」どまりではある。むしろキモチワルさ加減では第二~第三形態がすばらしかったよね。あれはキモくて実にいいし、そもそも「(成長ではなく)進化途上のゴジラ」というアイデアがすごい。第二形態のモーションも野村萬斎だったらと想像すると楽しい(けどたぶん違う)。
◆ tSU_RooT [ソースを読むと確かにinputやtextareaでは無効になってますね、PRを出すのがよさそうです。 https:..]
◆ ただただし [おー、OSSだったんですねー。 しかし、いまSlackのソースをみたらtextareaを使っていたし、もちろんそれ..]
◆ tamo [if(element.isContentEditable)の対策もちゃんとあるので、タイミングとかも関係して再現しに..]
◆ ただただし [そうですね、少なくともcontentEditableの問題はissueで指摘されていて修正済だし、状況が再現できるま..]