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ただのにっき


2000-04-01(土) [長年日記]

エイプリール・フールである。何年か前から、Web上でジョークを披露するのがはやってるけど、どうも嘘にもジョークにもなってない稚拙なのが多くて、げんなりする。おまけに文頭に「これはジョークです」なんてわざわざ書いてあるサイトまであったりして。身構えさせてどーすんねん。今日くらい堂々と嘘つけって。ちなみにおれは、日頃から大嘘つきで通っているので、今日くらい嘘をつかずに過ごすつもりだけど(←これが一番の嘘だったりして)。

今のところ及第点はコンダラのプレスリリースくらいかなー。これだって、お客人を自称する菊谷師匠が好き好んで代表になるはずはないだろうし(をい?)、そもそもmphを作り、バイリンガル化を達成した今になってDebianに移行する意味はほとんどないから、眉に唾して読むのが基本だ。おまけに最後にちゃんとオチもある。……が、これでも騙される人がいるんだよなぁ。信じられん。最近の日本人は純朴すぎるぜ。高等教育を受けていながらオウムみたいな似非宗教に騙される人が大勢いるのは、この国の教育が科学的懐疑心をないがしろにしている点に問題があるんだろうな。などと、esBooksで買ったカール・セーガンの本などを読みつつ思うのであった(今ごろ読んでんのか)。

S.P.C.の仲間うちでいまだに語り草になっているよくできた嘘がある。かつてナタデココが流行したとき「終戦後、フィリピンに残った元日本兵が、納豆菌を使ってココナッツを発酵させたて作ったのがナタデココ」というネタを、細かいディテールを交えつつ話したのだ。オチは「ナタデココの語源は"納豆deココ(ナッツ)"が訛ったもの」ってところにあって、たいていここで嘘だとわかるんだけど、最後まで信じたままだった女の子がいて、彼女の家族からその職場にまで広がってしまってたいへん迷惑をかけてしまった……もちろん迷惑をかけたなんて思っちゃいないが(笑)。

おれが師と仰ぐ大嘘つきである小説家の半村良先生によれば、嘘というのは大部分を真実で構成して、ほんのちょっとだけ嘘を入れるのがよろしい。さらに、嘘の部分が少なければ少ないほどその嘘は輝くのだ。まさにその通りで、フィリピンに元日本兵が住んでいたり(これはないかも)、納豆菌がアジアに広く分布していたり、ナタデココが発酵食品だったりといった真実で物語の大部分を構成しつつ、発明者が日本人という小さな嘘をこっそり入れたという点で、この嘘はなかなかの出来なのだ。こういう胸のすくような(?)嘘、しばらく見かけないよねぇ。


2000-04-02(日) [長年日記]

SGmail 3.18

今日はこま犬ライブラリの更新をしていたのであまりLinuxで遊んでない。SGmailが3.18になったので入れ替えた。ウィンドウ位置と大きさを覚えてくれるようになって、かなり嬉しい。KDEで使ってると、デフォルトサイズがちょっと大きすぎたので助かったわ。

SGmailがらみでTipsをひとつ。SGmailの「URLを開く」操作は、実行するコマンドを.sgmailrcで指定できるようになっているが、実はNetscape専用のパラメタを渡すようになっているようで、他のブラウザが指定できない。ここでw3mを起動するようにしたい。まず、以下の2行からなるrunw3mコマンドを作る。実行権限を与えるのを忘れないように:

#!/bin/bash
echo $* | sed 's/.*(\(.*\))/\1/' | xargs rxvt -e w3m

あとは.sgmailrchtml:のところに、"runw3m"を指定すればいい♪


2000-04-03(月) [長年日記]

サブマシンGET

勤務先に、社外のいくつかのanonymous ftp serverをmirrorしてるサーバーがあるんだけど、久々に覗いてみたら何者かがKondaraをmirrorしてるじゃないの。なんてこった、油断したぜ。これで、どっかに空いたマシンがあったら、会社にもKondara導入だぜ。

……と思ったらなんと。その直後にPentiumII/266MHzマシンが余ったので誰か使わないかというお知らせが(笑)。できすぎだ〜、と思いつつ、即GET。メモリが32MBしかないので増設待ちだけど、なんかが導いてるとしか思えんよなー、こりゃ。この調子でひそかにKondaraマシンを増やそう(笑)。

そのKondaraだけど、1.1アップグレードの発送はけっこう待つことになりそうだというメールが届いた。まぁ、そうだろうなぁ。どうせ忙しくてインストールしてる時間が取れるかどうかわからないので急がないけど、ストラップも待たなきゃならないのは残念:-P こういう作業の大変さはProject Geminiのおかげでよ〜くわかってるので、デジファクさんがんばって、としか言いようがない。そういえば、Geminiの方はいい意味で大きな進展があったので、待ってる人はお楽しみに(って、ここを読んでてかつGeminiを予約してる人なんていないか)。


2000-04-04(火) [長年日記]

Kondara 1.1

昨日、あんなことを書いたのに、届いてしまった、Kondara 1.1。宅配便の宛名、手書きだよ。大変だなー(笑)。週末までインストールできそうにないけど、とりあえずパッケージを開ける。中身はこんな感じ。この他に、優待販売の申込書とかカタログ類が多数。1.0のときより、ずいぶんと「商品」らしくなった。驚いたのがマニュアルで、ざっと倍の厚さに。内容はすでにWeb上にあるものと同じだけど、通勤中に読める本はやっぱありがたい。それから、CD-ROMは4枚組になって、Kondara-Zooが増えている。これも嬉しいねぇ。

1.0の時楽しませてもらった箱の蓋もこれこれに(笑)。それからお楽しみの携帯ストラップ。ふふふ。ちょっと塗りが甘いが、けっこうよくできている。ピカチュウには引退していただきます:-) あとは、マウスパッドとステッカーがおまけに。マウスパッドは、小さいのが残念。マウスが脱輪してしまう……。

BookView

あとはお詫びと訂正。新真・コンダラ掲示板でとほほるさんに、BookViewはちゃんとRPMになってKondaraに入っていると指摘されてしまった。うう、"bookview"じゃなくて"BookView"を探してしまって見落としたみたい。とほほ。ごめんなさい。というわけで、ndtpdとBookViewは、Kondara環境から普通に入れられます。はい。うちもいずれRPMに入れ替えまする。つーか、その前に1.1にアップグレードだぁん。早くやりてー。でも時間がねー。


2000-04-08(土) [長年日記]

Kondara 1.1

今日はいろいろやりたいことがあったのに、同僚の身内に不幸があったとばっちりで自宅で仕事。とほほ。でも、どうしてもKondaraのアップグレードがしたかったので、サブマシンのWindows 98にメール環境を構築して、横目で仕事をしながら強行することにした。過去の経験からすると、こうやって気が散る環境で何かすると必ず問題が出るんだよね(笑)。いや、笑い事ではない。

1.0の時、CD-ROMからbootできなかったので、あまり深く考えずにフロッピーからbootさせる。キーボードやマウスを選択したあと、「アップグレード」を選択。パッケージの選択をするとか言うスイッチがあったので選んでみたら、全パッケージの選択画面が出てきて面倒そうだったので、元に戻ってぽん、ぽん、ぽん、と先に進めば、あとは勝手にインストールが始まる。……んだけど、なんかずいぶんたくさんのパッケージが入っているような……emacs……imap……sendmail……? げげ、これ、全部入れてるじゃねーか。マジかいな。ぜんぜんアップグレードじゃないぞ。ひぇぇ、ディスク足りるかなぁ。そもそも、qmailやcourier-imapみたいな、「Kondara非標準」のパッケージとバッティングしたらどうなるんだか。やっばいなぁ。

そうこうするうち、パッケージのインストールが完了し……そのまま固まってしまった。むぅ、なんてこった。おそるおそるrebootしてみるが、LILOが「LI」まで表示してハングする。どないしょ。いちおう$HOME/etctar.gzにして別のマシンに退避してあるが。試しに、と思ってCD-ROMからbootさせてみると、今回はちゃんとbootした。同じ手順でアップグレードを選択すると、今度はずいぶん少ない数のパッケージを入れている。さっきのはなんだったのか……一度パッケージ選択画面に行っちゃったのが間違いだったのか? いずれにせよ、こんどはちゃんとbootフロッピー作成まで進んで、インストールが完了した。

どうなるか、ドキドキしながらreboot。今度はちゃんと起動する。wdmのログイン画面の背景は今回はアメリカンバイクだ。悪役ペンギンが乗ってるヤツだな。いちおう立ち上がったけど、自分のアカウントで入るとfetchmailが起動して怖いことになるような気がしたので、いったんrootで入る。おおっ、標準がGNOME+sawmillになってるやん。けっこうすっきりしてていいかも……なんて眺めてる場合ではない。$HOME/.bash_profileに書いておいたfetchmailの実行をコメントにして、再度自分のアカウントで入り直す。

こっちもデフォルトでGNOME+sawmillになっている。ふむん、試しにこのまま使ってみるか。キーバインドさえうまくやれば、KDEより好みにカスタマイズできるかも。さて、いろいろチェックしてみると、やはりsendmailUW-IMAPが入ってしまっている。とにかくこいつらをrpm -e。VJEもKondara版wdmの仕組みに合わせて選べるようにする必要があるけど、これはとりあえず手動で動かせばいいか。

さて、いくつか問題があるぞぉ。まずCourier-IMAP、認証ではねられる。謎。これは、Courier-IMAPのパッケージをいったん削除してから入れ直したら直った。結果オーライとしよう(笑)。次に、fetchmailqmailへの配送ができないと言われた。が、これはsendmailとポート番号を取り合ってたのが原因で、sendmailを殺したあとは使えるようになったもよう。よかった。qmailの入れ直しは面倒だもんなー(笑)。なぜかndtpdが動かなくなっていたけど、これも(KondaraのCD-ROMから)最新版を入れ直したら直った。

Netscape Messengerのフォントがまずい(?)のか、未読メールがBOLDになっていない。Marumojiなんてのが指定されているけど、これを変えればいいのか? いや、ここを変えても無駄なのでは……。これはわからん。バグ宙太に報告すべき問題かも。あとはVJEをなんとかしないとな。wdm関係の質問はusers-MLに流れてたから、明日にでも挑戦してみよう。

他にも、なぜかときおり勝手にどこかにパケットが飛ぶのでISDNルータがダイヤルアップしてしまう問題とか、コードネームがNorikaからShizukaになってるとか! とくにShizukaは問題だ。この日記のタイトルに関わるからな。だいたいShizukaって誰だ。まさか工藤静か? キムタクと付き合ってるような女はダメだろ、ちょっと。キムタクはダメだよ、キムタクは。アホだし。おれ的にはManamiがよかったのになぁ。とりあえず今日は寝るか。……あ、仕事ほったらかし……(をい)。


2000-04-09(日) [長年日記]

VJE-Delta

 まずはVJEの環境を再現せねばならぬ。これがまた、タイミングのいいことに[Kondara-users.ja:01248]にそのものスバリの質問が。なんとKondara-Zooにはvje-support-3.0なるパッケージが含まれているとの回答。ラッキー♪ Kondara-ZooのCD-ROMを突っ込んだが、/i586の中にない。あ、SRPMSにあった。rpm -ivhで展開して、SPECSにできたvje-support.specに対してrpm -bb。出来上がったRPMをrootになってインストール、といういつもの手順で完了。再loginしてると、ちゃんとIMのリストにVJEが増えている。これでよし。ついでにJapanese+Englishを選択してみる。

Kondara 1.1

 いろいろといじってたら、遅くなってしまったので、今日やったことは箇条書きにする:

  •  GNOME+sawmillの環境をいろいろいじる。テーマはJava好きなのでMetal。壁紙はKondaraのDashが一番かっこいいやね。他にもいろいろいじって、まぁまぁ使いやすくなる。KDEやWindowsと同じ操作性にするのは無理だな。
  •  KDEと違って、(非GNOMEアプリの)セッションの保存を勝手にやってくれないみたいなので悩む。スタートアップで指定しておけば、ウィンドウ位置やデスクトップまで含めて復元してくれるということになかなか気づかなかった。とりあえずできたので良し。
  •  gVimってのが入っていたので、それで日記を書いてみる。HTMLのタグに応じて色がついているけど、ちょっとくどすぎ。でもIMの状態がウィンドウ最下部に出るのがいいな。
  •  GNOMEのパネルに時計を入れたくて、時計のアプレットを選択するも、実行されず。どうもインストールされてないのにメニューだけあるような。CDからgnome-appletを入れてみる。AfterStep時計というのがかっこいいのでこれにする。

2000-04-10(月) [長年日記]

Sotware Design

2週間遅れでSoftwareDesignを読んでいたら、班長がKondara 1.1の国際化に関する解説を書いていた。来月以降も続くらしい。Vineの発売元の雑誌でKondaraの連載が読めるなんて(笑)。この記事で、GNOMEのセッション管理がX11の新しい機能(?)を使ったものだということを初めて知る。じゃあ、同じ仕組みを使えばGNOMEなソフトじゃなくてもセッション管理してもらえるんだな。この点に関して言えば、やっとXもWindows並になったつーことね:-)

fetchmail

今までコンソールに出していたfetchmailのsyslogが、出なくなっていることに気がついた。Courier-IMAPのメッセージはいままでどおり出てるのに。なんでだろう。/etc/syslog.confの内容は変わってないし……。うーん、謎が多いなあ。しょうがない、時間作ってIMAP用のbiffでも書くか。

昨日のgnome-appletが入ってなかった拳から見ても、最初のインストールが失敗した時に全パッケージが入ったわけではないようだ。あのとき、何が起きていたのかさっぱりわからんので、バグレポートも書けぬわ(笑)。いずれにせよ、いずれよけいなパッケージを整理しないと。そいえば、いろんなインストール本や記事を読むと、全部入れちゃうって人が多いんだよねぇ。DOS時代からディスクをケチケチケチケチ使ってきた身としては、使いもしないパッケージでディスクが埋まっているのは耐え難いんだけど。もちろん、初心者には何を入れればいいのかすらわからないんだろうけどね。いずれにせよ、このマシンは今どきディスクが4GBしかないので(笑)、まだ半分残っているからといって油断してはいけないのだー。

Let's Note mini

モバイル用途にはPanasonicのLet's Note miniを使っているのだが、選択理由はもちろんトラックボールである。Pentium 120MHzに32MBメモリというのは今となってはお粗末すぎるスペックだが、買い換えようにも今のPanasonicにはトラックボールのモデルがない。愚かにもVAIOに始まる薄型銀パソの流行に乗ってしまい、何も特徴のないPCを作り続けているPanasonicに、全国の「ボールLet's」ファンが立ち上がり、署名運動を開始した、というのはけっこう前の日経新聞に載ったのを読んで、さっそく書き込んでおいた。ここの署名が、やっとPanasonicに受領されたらしい([720]参照)。まだ復活が決まったわけではないけれど、ここの書き込みを読んで涙を流さなかったら技術者じゃねーぞ。ボールファンの熱い思いを読めっ。

BookView

その他にやったこと。野良ビルドしたBookViewを消して、ちゃんとパッケージから入れ直した。Kondara 1.1のディスクにちゃんと入ってました。とほほ。

電源

そういえば、1.1から(?)シャットダウンするとPCの電源が切れるようになったような。ひょっとすると1.0からできたのかも知れないけどうちではいつも手で電源を落としていた。今は勝手に切れてくれるので、ディスプレイの電源を落とし忘れることがしばしば(笑)。ま、液晶だからつけといてもたいした問題ではないんだけどね。


2000-04-11(火) [長年日記]

インストール

Kondara Project日誌に、菊谷師匠が面白いことを書いている。いいね、これ。おれは以前から、「インストール」という行為がinstallationだけでなくて、configurationまで含んでいることに不満があった。同じマシンに同じOSを同じ設定でインストールしたいと思っても、毎回同じconfigurationを繰り返さなければいけないのは無駄以外の何物でもない。まぁ、そんな機会はそんなにあるものじゃないけど、本来別であるべきものがいっしょくたになっているのに気持ちの悪さを感じていたのだ。

このアイデアは、Web上で機種依存フロッピーイメージを作るconfigurationのフェーズと、それをマシンに突っ込んでから行われるinstallationのフェーズがきっちり分かれるのが気持ちいい。ただ、現代のインストールに欠かせないもうひとつのフェーズであるprobeがないのは問題だ。自分のマシンについてすべて知り尽くしている人ばかりではないのだから、ハードウェア環境をprobeしてくれるインストールの第1フェーズは、現代のインストーラーには必須だ。そこで、なんらかの形でマシンの環境をprobeするプログラムをまず配布して、それをWeb経由でアップロードする仕組みを作れば完璧であろう。Windows版もあれば最高かな。って、誰が作るんじゃ、そんなもん(笑)。

というわけで、Kondara Project日誌はときどき変なことが書いてあるので見逃せないのである:-)

Project Gemini

さて、約1年前から企画を進めていた、PalmPilotのクリアケースを作るProject Geminiが、やっと日の目を見ることになった。一両日中に量産品1100個(!)が手元に届く予定。最初はかただか3ヶ月程度で完成するはずだったのに、とうとうこんなにたってしまった。当時はアメリカにライバルが1社いるだけだったのに、今じゃ何社も作ってる。でもそれはPalmIII用ばかりなので、初代の四角い筐体用のケースはうちのだけ。2年間、大事に使ってきた大好きな四角いPalmを着せ替えられるのは嬉しいよ。今は長いこと待ってくれていた人たちのために先行予約中だけど、1週間後あたりから一般注文を受けるつもり。商売にする気は最初からなかったけど、赤字にならないくらいに売れるといいなぁ。なんたって、メンバー全員がボーナス全部つぎ込むくらいの初期投資がかかってるんだから(汗)。

KBiff

さて、昨日探していたIMAP対応のbiffだが、なんとKDEの方にあった。その名もKBiff。各種プロトコルに対応しているようなので、当面これを使ってみることにする。KDE用なので、KDEのパネルに入るようになっているけど、パネルに入れずに使うこともできるので、デスクトップに置いてフレームを消し、フォーカスなどを得ないように設定すれば、パネルに置くのと同じように扱える。最初、監視するメールボックスをINBOXにしたら読めなくて、inboxにしたら動いた。うーん、変なの。例によって結果オーライだけど。


2000-04-13(木) [長年日記]

GNOME

成り行きでGNOME環境に移行してしまったが、いろいろセッティングを出していくとなかなか細かいところが行き届いていて使いやすい。特にパネルは、Windowsの真似にとどまらず、独自性が打ち出されていていい感じ。好きなところになんでも区別なく置けるっていうのがいい。Drawerが便利ですな。これがあればメニューはいらない。どーせよく使うツールは決まってるんだから(笑)。

で、標準的な配置は無視して、画面の左にLauncher類、画面の下にDesk GuideとTasklist、After Step Clockを配置した。ところが、どうもDrawerを使うと画面の反対端の近辺にゴミが出る。マウスカーソルをゴミの上に重ねるとDrawerの中にあるアイコンのTooltipsが出るので、ゴーストみたいなものだろう。GNOMEのせいか、はたまたVideoドライバのせいか? ちょっと出現条件を探ってみたけどイマイチわからん。とりあえずパネルを自動的に引っ込むようにしたら出なくなったのでよしとする。どうせ液晶モニタで画面がせまいから、普段使わないものは隠しておくし。

それから、fetchmailのsyslogが出なくなっちゃった拳だけど、別にsyslogに記録をしたいわけじゃなくて、コンソールに表示したいってだけなんだから、ログファイルの出力先として/dev/consoleを指定すればいいだけだってことに気がついた。ので、fetchmailの起動時に-L /dev/consoleを指定。なんでもかんでもファイル扱いできちゃうUNIXの良さを実感♪ というわけで、xconsoleの常駐を復活させた。KBiffもいちおう使い続けるけど。

で、今のデスクトップはこんな感じになりました。


2000-04-19(水) [長年日記]

Project Gemini

この1週間、Linuxで遊んでる暇なんてぜんぜんなかっただよ。というわけで、Project Gemini、リニューアル・オープン。一般予約もやってるぜ。日記もそっちで書いてるぜ。って日記じゃねーよ、歴史だよ。まったく、1年以上もよくやったよなぁ、こんなこと。PalmPilotユーザはぜひ買ってね。でないとボーナスが全部飛んでっちゃうの(泣)。

Kondara 1.1

あ、嘘だ。ちゃんと(少しだけ)遊んだんだった。まず、勤務先で余ったPantiumII-233MHzなFM-Vに、Kondara 1.1を突っ込んだ。ビデオがPREMEDIA2だったので、自宅のi740よりずっとXがきれい。i740は16bppじゃないと使い物にならないけど(というかその前に液晶モニタが16bppで1024x768までなんだけど)、PREMEDIA2だと1152x864で24bppだもんな。時間を見て、こっちをメイン環境にしていくもくろみ。

あと、Kondara(のGNOME?)についてるNetscapeのアイコンが48x48フルサイズでなんかカッコわるいので、絵の部分を32x32に縮小して周辺を透明化して、他のGNOMEなアイコンとバランスをとってみたり(←暇あるじゃん)。Ruby 1.4.4も出てるなぁ。いまKondaraのサイトみたらruby-1.4.4-1.i586.rpmがあるし。でもタイムスタンプが3/30で怪しい。CSVから作ったのか?


2000-04-23(日) [長年日記]

技術者の死

とうとう課長にされてしまった。これは一人の技術者の死かも知れぬ。技術者から管理者への道を「ステップアップ(昇進)」としかとらえない日本の企業では、管理者になることは技術者から足を洗うことを示しているからだ。しかし技術的な面から見れば、技術者はいつまでだってステップアップすることができるわけで、管理者への「昇進」は実質的には「転職」と同じ意味だ。優秀な技術者(←べつにおれのことを言ってるわけではない(^^;)は技術者のままでいさせた方が、不得意な管理者をやらせるよりもずっと会社のためになる……ってことを知っている経営者には会ったことがねぇ。どいつもこいつもバカばっかしだ。

Software Design誌なんかにシリコンバレーやバークレーのTI業界の話が出ていて、50歳になっても現役プログラマーとしてばりばりコードを書いている技術者の話なんてのを読むと、かの国では技術者が優遇されとるのぅ、と思う。まぁ、あっちだってそういう話ばかりじゃないんだろうけど。技術者が冷遇されているこの日本で、家庭を守るために泣く泣く技術者から管理者に転職している人は多いと思う(給料はあがるからね)。独身だったらとっとと辞めるわい、こんな会社(笑)。

……というわけで、家族のためにしかたなく課長業もやることにしたわけだが(転職するにもマネージャー経験があるほうが有利だしさ[笑])、今までどおり、オープンソフトウェアの世界には細々と発表していくつもりだし(今まで以上にペースは落ちるかも知れないが)、コンピュータで遊ぶことに変わりはねぇ。魂まで売り渡してたまるかっつーの。てゆーか、マネージャー経験のある技術者として生きていける会社に移籍希望(笑)。


2000-04-24(月) [長年日記]

Ruby 1.4.4

いや、Kondaraのsnapshotに1.4.4のパッケージがあるのはわかってたんだけど、別に1.4.3でも不自由はなかったのでさぼってました、すみません(って誰に謝っとる)。でもRuBBSが1.4.4で動かんとゆー投稿があったので、チェックせねばならなくなってしまったのじゃ。で、ruby-1.4.4-2.i586.rpmをKondaraから持ってきて、rpm -ivh ruby-1.4.4-2.i586.rpmってやったらどえらいたくさんエラーが出ちゃって、「あらー、そういえば1.4.4からRUBYLIBが変わったからなぁ」なんて思いつつ、夕べは寝てしまった。

で、今朝、出勤の電車の中で「アップグレードなのに-iなんて付けてどーすんねん……」ってことに気づいたのであった。ちゃんちゃん(バカ)。そんなわけで、rpm -Uvh ruby-1.4.4-2.i586.rpmでおっけーって思ったら、いつのまにか入れられたmod_rubyが依存してたので、mod_ruby-0.1.4-4k1.i586.rpmも持ってきて突っ込んだらうまくいった。ついでにRuBBSもちゃんと動いた。めでたしめでたし。

mph

そういえば、mphも使ってみたいなーって思うんだけど、使い方がイマイチよくわからなくて。適当に設定して、mph-get updateのあと、mph-get install rubyってやってみたら、どうみても余計なものまで一緒に入れるぜって言われるので(basesystemがRubyに依存してるとは思えぬ)、ちょっと怖くて使えないのであった。実験システムが欲しいなぁ。会社にあるけど、昼間は遊んでらんないし。しくり。


2000-04-25(火) [長年日記]

忙しいので、ちょこっと遊べるものに流れてしまう……。RuBBSにパッチくれたり質問してきたりしてる人、すまぬ。時間できたら見るから……(汗)。

RubyEB

で(?)、RAAを眺めていたら、RubyEBなんてのがあって腰を抜かす。い、いつのまに……。もちろん、以前マイペディアのところで出てきた、電子ブックを扱うライブラリ「EB」を、Rubyからいじるための拡張モジュールである。ruby-listでも活躍されているにゃすさんの作。ふふふ。なんだ、これがあれば無敵じゃん(謎)。ありがたく使わせていただくっす。

今日のところは拡張モジュールのビルドまでやろう。ruby-eb10.tar.gzを持ってきて、適当なディレクトリに展開。Rubyの拡張モジュールにはたいていextconf.rbというスクリプトが付いていて、これを実行するとMakefileを作ってくれる。で、できたMakefileでおもむろにmake。……eb/eb.hがないと言われる。むむ。これは本体であるEBのヘッダであろう。うちには実行ファイルのRPMだけを入れてるしな。開発セットも入れねばならん。

コンダラのスナップショットを見たらアップデートされていたので、eb-2.3.7-1k2.i586.rpmeb-devel-2.3.7-1k2.i586.rpmをゲット、インストールする。今日は最初から-Uvhで入れたぞ(笑)。そして、もっぺんmakeする。eb.soができたら、make installしてもいいけど、ファイルは1つだし、Rubyも1.4.4からsite_rubyの場所が変わったみたいだし、ってことで、手動で/usr/lib/ruby/site_ruby/1.4/i586-linux/に移動する。

さて、付属のtest.rbをちょっといじって動作確認をしてみよう。13行目にb.bind("/cdrom")ってのがあるので、/cdromの部分を適当なEBが入っているディレクトリに変えてみる。うちは和英辞典EDICTが入っている/usr/local/share/eb/edictを指定。test.rbを実行すると、「じしょ」という言葉と「ちしき」という言葉の英訳がずらずらと表示される。やったぁ。

そういえば、mypaedia-fpw、1.0.1になってますな。あまりうちの環境には関係なさそうな感じだけど……とりあえずゲットしておこう(笑)。


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