2000-04-11(火)
■ インストール
Kondara Project日誌に、菊谷師匠が面白いことを書いている。いいね、これ。おれは以前から、「インストール」という行為がinstallationだけでなくて、configurationまで含んでいることに不満があった。同じマシンに同じOSを同じ設定でインストールしたいと思っても、毎回同じconfigurationを繰り返さなければいけないのは無駄以外の何物でもない。まぁ、そんな機会はそんなにあるものじゃないけど、本来別であるべきものがいっしょくたになっているのに気持ちの悪さを感じていたのだ。
このアイデアは、Web上で機種依存フロッピーイメージを作るconfigurationのフェーズと、それをマシンに突っ込んでから行われるinstallationのフェーズがきっちり分かれるのが気持ちいい。ただ、現代のインストールに欠かせないもうひとつのフェーズであるprobeがないのは問題だ。自分のマシンについてすべて知り尽くしている人ばかりではないのだから、ハードウェア環境をprobeしてくれるインストールの第1フェーズは、現代のインストーラーには必須だ。そこで、なんらかの形でマシンの環境をprobeするプログラムをまず配布して、それをWeb経由でアップロードする仕組みを作れば完璧であろう。Windows版もあれば最高かな。って、誰が作るんじゃ、そんなもん(笑)。
というわけで、Kondara Project日誌はときどき変なことが書いてあるので見逃せないのである:-)
■ Project Gemini
さて、約1年前から企画を進めていた、PalmPilotのクリアケースを作るProject Geminiが、やっと日の目を見ることになった。一両日中に量産品1100個(!)が手元に届く予定。最初はかただか3ヶ月程度で完成するはずだったのに、とうとうこんなにたってしまった。当時はアメリカにライバルが1社いるだけだったのに、今じゃ何社も作ってる。でもそれはPalmIII用ばかりなので、初代の四角い筐体用のケースはうちのだけ。2年間、大事に使ってきた大好きな四角いPalmを着せ替えられるのは嬉しいよ。今は長いこと待ってくれていた人たちのために先行予約中だけど、1週間後あたりから一般注文を受けるつもり。商売にする気は最初からなかったけど、赤字にならないくらいに売れるといいなぁ。なんたって、メンバー全員がボーナス全部つぎ込むくらいの初期投資がかかってるんだから(汗)。
■ KBiff
さて、昨日探していたIMAP対応のbiffだが、なんとKDEの方にあった。その名もKBiff。各種プロトコルに対応しているようなので、当面これを使ってみることにする。KDE用なので、KDEのパネルに入るようになっているけど、パネルに入れずに使うこともできるので、デスクトップに置いてフレームを消し、フォーカスなどを得ないように設定すれば、パネルに置くのと同じように扱える。最初、監視するメールボックスをINBOX
にしたら読めなくて、inbox
にしたら動いた。うーん、変なの。例によって結果オーライだけど。
2002-04-11(木) 7916歩
■ tDiary: 記述フォーマットの話
tDiary.Netで新規に加わった日記は自動的にアンテナに加わるので、必然的にしばらくは目を通すことになる。なわけで見つけたごくたま昨日(二号)日記では、tDiaryのレビューが行われている模様。
以下はtDiaryの弁護は作者がするしかないから書いたまでで、反論というほどのものではない。alternativeな日記システムは腐るほどあるので、別にtDiaryは正しいから使えとかいう気は毛ほどもない。せいぜい「ポリシーの表明」とでも言うべきレベルの話。
■ tDiaryの記述形式に関しては以前も書いたような気がするけど、基本的におれのスタンスが段落文体を求めているからこうなっているのだと思う。段落文体ってぇのはテキスト庵が考案した造語ではないかと思うんだけど(tDiaryを作りはじめた時にこの言葉は知らなかった)、見栄えのことを抜きに読めばだいたい同意できるのでこの言葉を使うことにしよう。
ようするに、改行したらそれは段落の変更であると。だからtDiaryでは、改行によって区切られた1行は、両端に自動的に<p>〜</p>が付くのだ。日本語としてごくあたりまえの形式であり、それをねじ曲げて意図的な強制改行がしたければ少しは苦労してね(文中に<br>を入れてね)、ということだな。
あと、段落間に空行ができるのは、tDiaryの仕様でもなんでもない。そのテーマの作者が、pエレメントのマージンをそのようにしているだけ。テーマ次第で段落間の間隙はゼロにもできるし、もっと大きくもできる。見栄えについて語るなら、記述フォーマットと表現形態はtDiaryではいちおう分離しているということを理解いただきたい。
■ 入力支援については、そう言う感想もあるかもね、という程度かなぁ。tDiaryが基本的に生HTMLを採用したのは、これ以上他のマークアップを覚えるのはイヤだったからで(笑)。hnfだろうがnDiary形式だろうが、新しく何かを覚えなきゃ使えないことに代わりはない。HTMLは一貫したルールがあるから覚えやすいマークアップだと思うし。
ほとんど何も知らなくてもそこそこの日記が書けるというのは、tDiaryを含めたこれらの記述フォーマットの特徴だが、ちょっと変わったことをしようと思ったら(手間の多少はあるにしろ)、どれもマークアップを覚えなければいけないのは同じである。その程度の話を「入力支援」とまで呼ぶのはどうかと思う。おれが「入力支援」と言われて思い浮かべるのは、WYSIWIGかタグ挿入式の専用エディタとか、そんなたぐい。
すでにHTMLを知っている者にとって新しいマークアップを覚える手間がないのはtDiaryの美点のひとつでもある。一方、すでに他の日記フォーマットに親しんだ人がtDiaryを使う時に抵抗を感じるのは当然だ。逆におれなんて、nDiaryのマークアップだって複雑すぎて覚える自信がない(笑)。tDiaryにだってタグ打ちを簡易にするプラグインはいくつもあるし、けっきょくは慣れの問題だと思うよ、うん。tDiaryの方がパズル化する傾向があるのは認めるけど。
もちろんtDiaryには、他のフォーマットへの変換がしにくいという欠点もある。まぁ、正しくマークアップしてあればあとでHTMLパーザに食わすことが可能なので、たいした欠点でもあるまい。
■ SFマガジン
やっと5月号を読了。今月いちばんショックだったのは神林長平があの長髪を切ってしまったことかも(笑)。来月号でやっと半村良の追悼らしい。掲載予定作品は「赤い酒場を訪れたまえ」だ。おぉ。なにせ、読み返そうと思っても、発掘できずにいたからなぁ。
ところでS-Fマガジン考課表が面白そう。4月号を見る限りでは傾向がほぼ好みと一致してるし。「エデンに還れ」がいちばん人気がないのはとうぜんだよなぁ。ちーっともSFしてないし。今月号はきっと、ミサイルの話が一番人気に違いないと思うがどうよ。
■ tDiary: 書影プラグイン対応テーマ
書影プラグインを使っていて、画像が下の方にはみでてしまっている人をよく見かける。これはテーマの作りに問題があって、floatにしたimg.leftやimg.rightをどこでclearするかという指定がないのが原因。試行錯誤の結果、こんな感じにするときれいにレイアウトされそう。div.sectionだけでなく、div.commentでも忘れずにclearするのがポイント。
img.left { border-width: 0px; float: left; margin-bottom: 0.5em; } img.right { border-width: 0px; float: right; margin-bottom: 0.5em; } div.section, div.comment { clear: both; }
2003-04-11(金)
■ mobileimap 0.3
順調に版を重ねて0.3に。いくつかパッチも取り込んでもらえたので、ずいぶん使いやすくなった……けど、やっぱfeelH"のWebアクセスは(以下略)。
■ KoBit: BracketName廃止
日本語のWikiName(?)に関して、yuco.net/diaryの(1)・(2)を読んで、神保町日記へ。関連リンクとしてDON's diary、ishinao's WikiLine。
ほそのくんの「BracketNameを許さない」という割り切りはけっこうアリかも知れないな、と思ったので、KoBitに実装してみた(すでに他のWikiEngineにもそういう実装があるかも知れない)。代わって、alias機能を追加。「WikiName」というページに「ウィキネーム」というラベルでリンクしたい場合は以下のようにする。
[[ウィキネーム|WikiName]]
「|」の右側がURLだった場合の動作は従来通りWikiNameでなかった場合はURL相当と見なして、そのままリンクにする。
おかげで、過去に作ったBracketName依存ページは壊滅状態である。ま、ぼちぼち直していくとしよう。TheKoBitにページを起こしている人がいるけど、KoBitはまだ実験プロジェクトだから、このように突然の仕様変更があるのであんまり大事なことを書いてはいけない;-)
さて、どうよ? 日本語を書く限り、書く側のユーザビリティが大幅に低下したのは間違いない。が、割り切れるレベルという気もする。異常に長いURLの変なページができなくなったのは良いと思う。英語で長いWikiNameを作ると違和感があるけど、日本語で長いBracketName作るのは簡単だったもんな。安直すぎるページ名を抑制するという効果はある。
外から見たときのURLの簡潔さ、直感的なことはもちろん向上。さらに、ページ名に日本語が含まれないということがわかっていればそのままファイル名にして保存できるから、実装者に最大のメリットが!(笑)
■ はてなの人気に迫る
yuco.net/diary経由。最近、露出が増えたね、近藤さん。
特に共感したのはここ。
メディア的なサービスよりも、もっと身近な関係を豊かにするサービスを実現したい。「人は一人では生きられない」と思うので、その大きな命題を解決するほうが現実的だと思っています。
にしても、tDiaryの「D」をちゃんと大文字にしてくれるかどうかは、メディア度(って何?)に反比例している気がする今日この頃。
4/14追記: いつの間にか「d」→「D」に直ってた(笑)。
◆ s.sawada [私は逆に、PukiWikiでWikiName(および ?付加)を機能させなくする改造を考えてました。[[ ]]と自動..]
◆ ただただし [たぶん、同一Wiki内に閉じた世界ではその方がわかりやすいかも知れないとは思います]
◆ やまぐち [ビジネスモデル、書いてありますね。なるほどー。]
◆ mita [小生もs.sawadaさんに同意します。極悪さんのwikiから流れて、PukiWikiのAutoLinkを重宝してい..]
◆ あさい [実はVikiWikiの作者です(^^;)。先に見つけちゃダメです! WikiNameのaliasの話が出ていたので立..]
◆ SHIMADA [こんにちは。Alias というならやないさんのese-nikkiで実装されている http://h-yanai.hp..]
2004-04-11(日)
■ スーパーバード茨城ネットワーク管制センター
ここは去年、山口で最初に行った宇宙通信山口衛星管制局の茨城版である。とは言っても、こっちの方がはるかに建物が立派。しかし、門から見えるのはその立派な建物だけで、おそらくその裏手にあるパラボラ群はわずかに顔を覗かせているだけ。
正面突破が無理なのはわかっているので、周辺をぐるぐるまわってみて、よさそうな山道を見つける。施設が乗っている台地の、パラボラ側から登る道だ。道なき斜面を這い上がると、広い敷地の向こう側にパラボラの群れが。金網ごしに望遠で撮影。もはや、完璧に不審人物である。別に、金網を乗り越えないかぎり悪いことじゃないんだけどさ。
しかし、「まずは宿の近くで軽く一本抜いて、その後一気に北上だ」というプランは、ここで崩れる。まさか山歩きをすることになるとは思わなかった。ひと汗かいたぜ。
その後、正面にまわって念のため守衛さんに見学を申し出る。予想通りダメだが、平日に、事前に書面で申し込めば見学できるそうだ。おじさん、それは「見学」じゃなくて「取材」……。
時間がないので、そそくさと出る。すぐそばに「ビーフロード」という道があったんだが、「ビーフ」はどうよ、「ビーフ」は?
■ NTTドコモ揚枝方衛星通信所
昨日なりたさんに「オドロキもの」と予告され、いろいろと想像をめぐらせていた。たとえば、北茨城はちょっと寒いから「満開の桜とパラボラ」が待ってるってのはどうよ、とか。しかし、まさかこんな……増えてる!?
事前学習では、ここには10m級のパラボラが2基あるはずだった。それがなぜか3基ある。こりゃぁ驚くよ。なんだよコレ(笑)。敷地のあいているところに無理やり建てたように見えなくもないんだけど、どういうことなんだろうね。
それにしても、通常パラボラはランドマークになるほど目立つので遠くからわかるんだけど、ここはなぜか窪地にあるので、とつぜん眼前に現れるのが面白い。ディッシュにロゴとか入ってない、シンプルというか、殺風景なアンテナである。
余談だが、この写真をメールで送信するとき、この場所からはエラーが出て送れなかった。きっとドコモが妨害電波を出しているに違いありませんよ(嘘)。
■ NTT十王衛星通信地球局
今日の本命、KDDIに行こうとしていたのに、カーナビがとんでもない山道、それも絶対に目的地にはつながっていない道を通れと主張するものだから、延々と探しまわる羽目に。すぐそこに見えてるのに、道がわからん。カーナビに頼りすぎるのも問題だ。で、うろうろしていたら間違えて、こっちへ先に来てしまったのであった。怪我の功名。
県道を走っていると、いきなり現れるが、上のドコモと違っていちおう目の前は開けた地形。数m〜10mクラスが3基、仲良く縦に並んでいる。
■ KDDI茨城衛星通信所
桜! 満開の桜とパラボラ!! 素敵すぎて声も出ませんよ。感動。
結局、NTTのすぐそば。ガイドどおり、工業高校の前の道を探り当てればすぐだったのだ。この季節は地元の人たちに花見の場を提供しているようで、駐車場が拡張されて、芝生の上ではパラボラには目もくれず(桜にも目をくれず)飲んだくれている人々。
それにしても、KDDI山口もそうだったけど、ホント、KDDIはすばらしい。パラボラ館ほどではないまでも、ここにもちゃんと見学施設があるし、そこかしこに置かれた遺物や案内も豊富だ。その上、満開の桜。もう、文句のつけようがありません。
時間があればもっと長くいたいところだが、2基の32mをしっかり目に焼き付けて、ふたたび南下。
■ 常陸太田航空衛星センター
近づけねー。
運動公園から登ったところにあるんだけど、門には施設名すら書かれていない、実に怪しげな雰囲気。監視カメラも、心なしか目つきが鋭い気がする。公園を周回しながら、撮影ポイントを探すが、なかなか難しい。このアングルが2基同時に見える唯一の角度だった。まぁ、良しとしよう。よほどのパラボラ好きでもない限り、来る価値はない。
■ 帰宅
結局、土浦で車を返したのは16:00。あー、疲れた……。
2005-04-11(月)
■ ximapd(8)
UNSEENやFETCHが実装されたり、レポジトリが移動されたりして、週末にモリモリ変更されているのを指をくわえてみていたわけだが(職場にしか実験環境がない)、やっと試せるぜ。
FETCHが実装されるとBecky!で読めるかな〜と思ったが、相変わらず一覧が出ない。エラーはEXPUNGEでしか出てないんだが。何がいけないんだろう。つーか、未読が2000件とか出てる時点でなんか変(笑)。またメールボックス作り直してみるか?
Thunderbirdでの動作はだいぶ良好で、UNSEEN実装のおかげでMLの未読が出るようになった! 便利! でもなぜか、こっちもINBOXの一覧が出なくなっちゃった!(こっちはINBOXだけ) なんでや……orz。
■ テーマ: orange_flower
昼休みの成果。まだ微調整は必要だが、「まぁ、まるでblogのようだわ!」って感じに仕上がったのではないか(笑)。あとは字を小さくすれば(以下略)。
なんでまた、こう立て続けにテーマをこしらえているかというと、最近なんだかテーマギャラリーが寂しいよな、と思ったから。200個もあって「寂しい」もないもんだが、新作がすっかり登録されなくなっているのはたしかである。みんな、自分では使わなくなった用済みテーマでもいいから、がんがん登録してくれりゃぁいいのに。
そういえば、こないだColorMixersを紹介したらリンクしてきた人が何人かいたけど、けっこう知られていないのか。これは一昨年、JavaScriptで5KB以内のプログラムを競う大会(?)に参加したColorMatch 5Kが進化したColorMatch Remixのさらなる進化形なんである。しかし、この小ネタだけのためにドメインまで取ってMTでサイト構築するこたぁあるめぇ……と思わなくもないが。
※追記: orange_flowerとしてCVSにcommit。
2006-04-11(火)
■ 有明NOW
いや、国際展示場駅だけど。ビッグサイト以外の目的でこの土地に来たのは初めてかも知れん。
■ check*padがアップデートされたというので
モバイル版エラーページとやらがついたそうなので、「よっしゃ、おれのW31SAで簡単ログインできない原因を調べてもらおうじゃねぇの」と思ってアクセスしてみたら、ふつーにログインできた。報告する前に直ってましたよ。
いやー、これでやっと、使いづらいことこの上ない、携帯のタスクリストとおさらばだ。ありがたい。
2008-04-11(金)
■ 空の中(有川 浩)
「図書館戦争」のアニメも始まったことだし(まだ見てないけど)、このまま積読箱に入ってる有川作品を全部読んじゃおうかな! ……と思ったら『別冊図書館戦争』とか出てるし。商売熱心だな、メディアワークス。読むほうが追いつかん。
で、陸海空自衛隊シリーズである『塩の街』や『海の底』と同じようにこの作品も「軍人と少女の恋愛モノ」かと思っていたらさにあらず(以下、もう3年半も前の作品なのでネタばれとか気にせずに書く)、こんどは女性自衛官ですよ! しかもF15Jパイロット! 萌える!(←間違ってる。いや間違ってないのか)
でも「女性自衛官と少年の恋」じゃないんだよな。有川作品って、そういうところは保守的だ。そういうところも含めて好きだけど。そんなわけで、恋愛小説的な面はかなり希薄。もちろん、そこかしこでグニャグニャできる。とくにエンディングはニヤニヤ。
一方でSF的側面は他の2作品に比べて高いかも知れない。上空2万メートルに生息する謎の知的生物とのファーストコンタクト。ただ、相手は日本語を解するのでコンタクトシーンには重きを置かず、それよりはその後の展開がなんというか、真剣なのにユーモラスで、『イリーガル・エイリアン』っぽい。バカバカしくて楽しめた。
このシリーズはいちおう「怪獣モノ」でもあるということで、『MM9』や平成ガメラみたいな怪獣シミュレーション的面白さも狙ってるんだろう。ただ、あくまで物語を進めるためのご都合主義的な流れの中で展開するだけので、あんまりそういう狙いは成功していない。ストーリー展開には目くじら立てずに、軽い気持ちで読むのが吉。
別冊 図書館戦争〈1〉
アスキーメディアワークス
¥1,280
https://www.amazon.co.jp/dp/9784840230926
イリーガル・エイリアン (ハヤカワ文庫SF)
早川書房
¥1,716
https://www.amazon.co.jp/dp/B000UABXL0
2011-04-11(月)
■ ソメイヨシノの写真は難しい
昨日は大江戸Ruby会議の前に自宅近くの相模女子大へ、大江戸Ruby会議が終わってから懇親会までの暇つぶしに清澄公園に寄ったりして、ちょうど見頃の桜を撮って歩いたんだけど、帰宅してPCに転送して「ううむ」とうなってしまった。
まぁ、Xactiで撮ってたときよりは、そりゃぁずいぶんマシになったとは言え、露出がバラバラでなんとも言えぬ。ちょっと雲が出ていて空も白っぽかったせいもあるが、やはり白に近いソメイヨシノをそういう状況で撮るには腕が足らないようだ。明るめで撮らないとくすんでしまうから、常に感度高めにして撮っていたせいもあって、かなり白飛びしちゃってるし。これがもっと色がついてる山桜なんかだと、だいぶ違うんだろうけどなー。明るいところで液晶で出来を確認するのも難しいしなぁ。
写真むずかしいです(こればっか)。
2012-04-11(水)
■ PocketWiFiを「GL01P」に機種変更
先日悩んでいたEMOBILEの新しいLTE対応PocketWiFi「GL01P」だが、けっきょく申し込んでしまった。で、 昨日届いていたんだけど帰宅が遅くて何もできず、でも今日の出張で使いたいと思って出社前になんとかセットアップ。といってもあらかじめ設定されているパスワードを使って機器間の認証をさせるだけなので簡単極まりない。Let'snoteとKindle、Desireをさくっとつなげた。このあたりのセットアップは新機種が出るたびに楽になっていくなぁ。いいことだ。もっとも、WPS機能がついているくせにKindleのWPSでは認証できなかった(Kindleの方が悪い疑惑)。
それにしても新旧PocketWiFiを並べるとGL01Pのデカいことデカいこと。大きさはほぼDesireと同じだ。EMOBILEの人は「電池の持ちが倍になりました」つってたけど、これだけデカくなったらあたりまえだ(笑)。まぁ、長時間使えるのはいいことだ。
で、自宅はLTE圏外だったが、さすがに新横浜の職場では使えた。静岡駅周辺でもOK。で、さっそくやったのがWindows Updateだったりして。いやー、速いは正義だねぇ。
2013-04-11(木)
■ 「(白石俊平と)カッコいいやつら」に行ってきたよ
html5jの白石さんが、なんか面白そうなことを始めるというので行ってきた。というか、テーマが電子書籍で、対談相手がGene Mapperの藤井太洋さんと達人出版会の高橋さんというのはどうみても俺得じゃないの。
前説で白石さんからこの会の趣旨として「自分が50歳になったときにどうしてるかわからないので、いまチャレンジしている人に話を聞いてみたい」といった説明があって、「わかるわー」という感じである。まぁ自分の場合はもうそんなこと言っていられる年齢じゃないのだけど、ようするに10年後くらい先の未来は見えないよねという話だろう。だから鈴木みそじゃなくて藤井太洋だし、楽天Koboじゃなくて達人出版会なんだな*1。
会場のリクルートメディアテクノロジーラボは銀座の地下にある隠れ家的スペースで(WiFiあり)、「勉強会」というよりもカフェのイベントという感じ。無料なのに酒と軽食まで出て、スポンサーすごい。というか、そんなスポンサーまで集めて自分が話を聞きたい人と対談する企画を立ち上げちゃう白石さんの実行力がすごい。「自分が」ってところがミソだよな、そうでなきゃ面白くなるはずがないわけで(そしてじっさい面白い)。
さらにこのイベントのために専用のHTML5アプリがあって、画面上の「カッコいいね」ボタンを押すと正面スクリーンにその人のアイコンがピピッと流れる*2。壇上でこれを見ていた藤井さんが(おれのアイコンが流れるのを見て)「ただただしさんがいらしてるんですか?」→高橋さん「あちらに」→おれ「えっ、えっ」みたいな流れがあって焦った。いやTwitterで何度かやりとりはあったけど、個人的に認識されてるとは思ってなかったので。おかげでちゃんと挨拶&名刺交換できたのは今日の収穫。
というわけで十分おもしろかったものの、『「おもしろすぎる」を目指す』という目標に到達していたかというともう一息というのが正直なところ。こういう話はハイコンテクストなほど面白くなるはずなのに、そこまでたどり着けていなかった。対談中も「なかなかオフレコ発言が引き出せない」と言っていたけど、聴衆がコンテクストを共有してない前提で始めてるんだから当然だと思う。500人1000人のイベントならいざしらず、たった80人のイベントなんだから、思い切りハイコンテクストにしちゃえばいいのに。今回で言えば「Gene Mapper」を読んでいることは当然(ゆえにネタバレもOKで)、達人出版会がどういうビジネスをしているのか知っていて、その他にも電子書籍に日常的に親しんでいることくらいは参加者に求めていいんじゃないかなぁ。でないと次回以降も「おもしろすぎる」手前で終わっちゃうのでは。
(で、あえて対談の内容には言及しないのであった。ああいうのは現地で聞くから意味があるので)
2015-04-11(土)
■ アニメ「シンデレラガールズ」の1stシーズン最終回が素晴らしすぎて3ヶ月も待てない
アニメ「アイドルマスター シンデレラガールズ」、2クール前半の最終話が放送されて、リアルタイムで観ていたのだけど、そのあとバンダイチャンネルで48時間無料配信という太っ腹もあって、暇さえあれば見返してる*1。初見より、2度3度と観たときの方がぐっとくる。SHIROBAKOといいシンデレラガールズといい、今季は本当にすごい作品に出会えて、満足だ。2ndシーズンは3ヶ月後ということだけど、早くも待ちきれない。
とはいえ、原画どころか第二原画にまで監督自身の名前がクレジットされていることから、after SHIROBAKOな世界に生きるわれわれには現場で何が起きているのかをうかがい知れてしまうわけで(その後の情報でそもそも地方局への納品が間に合ってなかったなんて話もあってバンチャの措置はこのためか)、せめてこの3ヶ月で英気を養って欲しいとも思う……とはいえ円盤向け修正なんかでそれどころじゃないんだろうけど。
じっさい作画はときおり「?」なことがあったけど、シナリオがしっかりしてたのは本当に救いだ。最悪絵はあとで直せるけど、シナリオは直せないもんなぁ*2。今季は、作画はがんばってるのにシナリオがグダグダで、話数が進むにつれて怨嗟の声しか聞こえなくなっていった某大型タイトルを横目でみつつだっただけに、よけいにシナリオの重要性が身に染みる。あらゆるシーンに意味があり、その前には納得のいく伏線がさりげなく張られているという緻密さ。「お約束」に頼らず、それでいて説明過多にならないさじ加減。散りばめられた暗喩の数々……。
1話冒頭シーンみたいなわかりやすいのを始め、OP「Star!!」で蘭子が美波とアーニャの間にいる謎の解決(なんと11話ごしの伏線回収)、そもそも制作発表直後に公開されたキービジュアルの「素足」まで自然なかたちでみせてくれた。そうそう、春から夏にかけての話なのにお約束の水着回すらない。入浴シーンは1カットだけあったけど肩までしっかり湯に浸かってるし。監督が女性だからかどうかはわからないけど、「おまえらこういうのが好きなんだろ」みたいな安易な萌えの押し売りがなく、それでいてフェティシズムへの理解は随所にたっぷりあって(笑)、シナリオだけでなく演出も含め、正しく大人向け作品だった。
素足といえば、ラスト近くで凛が背伸びをするシーン。アニメ的にはあそこで透明なガラスのハイヒールをオーバーレイさせるような安直なファンタジー描写をやりがちだけど、この作品ではハッとした顔のプロデューサーのカットで済ます。もちろん彼には、あそこにシンデレラになった凛の姿が見えているのだけど*3、あえて映像にしない。もちろんここに至る過程でプロデューサーと凛の関係性をじっくりじっくり描いてきたからこその表現だ。こういう抑制の効いた演出のおかげで、深夜アニメにありがちな安っぽさがぜんぜんなかった。でもこれだってアニメでしかできない表現なのだ。
とりあえず円盤買って気を紛らすか……って、それすら2ヶ月後か!! 世間は厳しい……。
2017-04-11(火)
■ シンデレラガールズの総選挙始まる
毎年春に実施されるシンデレラガールズの総選挙が始まったので、事前に考えていたとおり、今年は全部、未央に投票することに。
おまえは未央のPじゃねーだろ、というツッコミはあると思うが、やっぱいったんはニュージェネの3人にはシンデレラガールになって欲しいなぁと思うのだ。みくにゃんが2位を取り、昨年はもりくぼに声がついたので、担当に関してはとりあえず満足したからってのもあるけど、ニュージェネはやっぱさ、デレマスの象徴じゃん? ゲームでもアニメでも「遅れてきた最後の一人」だった未央が、凛と卯月に続いてシンデレラガールになるのを想像したら「うん、それって良いわ」ってなるんだよなー。
今年は(というか今年「から」になると思うが)、デレステの方でも総選挙が始まって、こっちは音ゲーだけあって「楽曲総選挙」。なるほどそうきたか。
モバマスの方で1位になった個人とユニットによる新規録音というご褒美つきで、これはなかなか良い企画では。なんとゲーム未実装の曲も対象になるということで、そうきたらもう、未実装曲に投票するだろ。
とはいえ、モバマスの方で誰が上位になるかさっぱりわからんので、その人に合わせた曲を選ぶことができない。時期をずらしてくれればよかったんだけど、それもまたギャンブル要素ってことで面白みはある。
で、「楓さんにウサミンの曲」みたいなネタに走ってもいいけど、ここは真面目に「誰が歌ってもかわいくなる」という条件で、ソロ曲は「cherry*merry*cherry」にした。同様な理由で、ユニット曲は「Heart Voice」に。好きなので。
オリジナルを歌ってるアイドルに先んじて誰か他の人が歌ってしまったら悲しいのではという指摘もあろうが、最近のデレステ運営はそのへんはちゃんと空気を読むので、同時にオリジナルも実装してくれるんじゃないかなぁと考えている。コミュも実装されるとしたらいろいろ難しいかもだけど。
2018-04-11(水)
■ 川崎 1-2 C大阪@等々力陸上競技場
セレッソにはなぜかまったく勝てなくなってしまっていてウケる(←可笑しくない)。そういうチームってあるんだよなぁ。なんでかねぇ。
シーズンチケットがあるので平日だろうとなんだろうとホームの試合は自動的に行くことになる。ようやくいい季節になってきて、厚着しなくてもナイトゲームを楽しめるようになってきた(花粉をのぞけば)。
ここのところ勝ちに恵まれなくなっていて、いまのポジションからこのまま優勝を狙うのはちょっと厳しい感じではある。とはいえ試合内容は悪くないし、がっかりするような感じではないのだが。そりゃ試合に負けたらがっかりはするんだけど(笑)。
2021-04-11(日)
■ FC東京 2-4 川崎@味の素スタジアム
ひさびさにアウェイ。コロナ時代になってからは、アウェイ観戦に行くにしても「アウェイ制限がされていない時期に」「移動距離が少ない近場のスタジアムへ」「競争率の高いチケットを確保して」という条件が課されるのでなかなかチャンスがない。今回なんとか確保した席も、2F席の最上部で、まぁ選手たちは豆粒みたいである。アイマスのライブみたい。
序盤に家長がババンと2点とってくれて、いまの東京相手に負けるこたぁないでしょ、と高をくくっていたものの、その後は取ったり取られたりでけっこうヒヤヒヤはしたなぁ。まぁ勝ったからいいだけど。
残念なのは、最近整備されたらしい味の素スタジアムのスタグルを堪能する時間的余裕がなかったことである。けっきょく中でC&Cカレーを食べた。「ハットトリック」なんてメニューだったけど(コロッケ、唐揚げ、ソーセージが載っている)、家長は2点どまりだった。
Before...
◆ sawada [自動的にリンクタグを生成する件:もしMacユーザーなら、 http://www.remus.dti.ne.jp/~a..]
◆ Nana [[書く]ぢゃなくてコピペするだけじゃないの?(笑)>娘々ちゃん 私はコピペするだけでヨシってのだったらすごい欲しいけ..]
◆ なかだ [そういえば、tDiaryって「ツッコミダイアリー」の略でいいのかな]
◆ こ〜りん [ツッコミ内では自動的にリンクになることからもわかるとおり、URLを書いたら自動的に リンク張ってくれる機能はわざと入..]
◆ かずひこ [えっ? tDiary = ただだいありー だと思っていましたが...]
◆ mutecat [自分もかずひこさんと同様に思って日記に書いたのですが『「ツッコミ」の「t」です』とたださんよりツッコミいただきました..]