2000-04-01(土)
■ 嘘
エイプリール・フールである。何年か前から、Web上でジョークを披露するのがはやってるけど、どうも嘘にもジョークにもなってない稚拙なのが多くて、げんなりする。おまけに文頭に「これはジョークです」なんてわざわざ書いてあるサイトまであったりして。身構えさせてどーすんねん。今日くらい堂々と嘘つけって。ちなみにおれは、日頃から大嘘つきで通っているので、今日くらい嘘をつかずに過ごすつもりだけど(←これが一番の嘘だったりして)。
今のところ及第点はコンダラのプレスリリースくらいかなー。これだって、お客人を自称する菊谷師匠が好き好んで代表になるはずはないだろうし(をい?)、そもそもmphを作り、バイリンガル化を達成した今になってDebianに移行する意味はほとんどないから、眉に唾して読むのが基本だ。おまけに最後にちゃんとオチもある。……が、これでも騙される人がいるんだよなぁ。信じられん。最近の日本人は純朴すぎるぜ。高等教育を受けていながらオウムみたいな似非宗教に騙される人が大勢いるのは、この国の教育が科学的懐疑心をないがしろにしている点に問題があるんだろうな。などと、esBooksで買ったカール・セーガンの本などを読みつつ思うのであった(今ごろ読んでんのか)。
S.P.C.の仲間うちでいまだに語り草になっているよくできた嘘がある。かつてナタデココが流行したとき「終戦後、フィリピンに残った元日本兵が、納豆菌を使ってココナッツを発酵させたて作ったのがナタデココ」というネタを、細かいディテールを交えつつ話したのだ。オチは「ナタデココの語源は"納豆deココ(ナッツ)"が訛ったもの」ってところにあって、たいていここで嘘だとわかるんだけど、最後まで信じたままだった女の子がいて、彼女の家族からその職場にまで広がってしまってたいへん迷惑をかけてしまった……もちろん迷惑をかけたなんて思っちゃいないが(笑)。
おれが師と仰ぐ大嘘つきである小説家の半村良先生によれば、嘘というのは大部分を真実で構成して、ほんのちょっとだけ嘘を入れるのがよろしい。さらに、嘘の部分が少なければ少ないほどその嘘は輝くのだ。まさにその通りで、フィリピンに元日本兵が住んでいたり(これはないかも)、納豆菌がアジアに広く分布していたり、ナタデココが発酵食品だったりといった真実で物語の大部分を構成しつつ、発明者が日本人という小さな嘘をこっそり入れたという点で、この嘘はなかなかの出来なのだ。こういう胸のすくような(?)嘘、しばらく見かけないよねぇ。
2001-04-01(日) 風邪
■ 熱のせいか、眼の玉がゴロゴロする。目の前にニューマシンのパーツがあるのに組めないっつーのはつらいよー。しくしく。ほとんど何もできず。よって、恒例のエイプリールフール騒ぎもまったく見られなかったのであった。もちろん、嘘をつく気力もなし。ばたっ。
2002-04-01(月) 7318歩
■ PCうぉっち
今年ツボに入った記事はコンピュータ関連書籍新刊一覧だけだったというあたりに、嫌悪。いや、自分に(笑)。「非A」は読んでないんだけどさ。
もう一か所、傑作なのがあったんだけど、本当かもしれないから黙っておこう。
日常的に嘘つきまくりなので、今日ぐらい正直一辺倒で行こうと思うのであった(←これがそもそも嘘であろう)。って一昨年の今日も同じこと書いてるし……進歩ねぇなぁ。
■ tDiary: テーマギャラリー
テーマを一覧できるページを作らないといけないと思っていたので、ようやく手をつけた。一覧を作るだけなら簡単なんだが、スナップショットがないと、テーマギャラリーにはならない。全体を大きく見せるのは実際にそのテーマを適用したサンプル日記を使えばいい。問題はサムネイルだ。これが自動生成できないと面倒で続かないだろう。
手順としては、Mozillaでサンプルページを表示して、それをキャプチャ、適当な大きさに縮小してサーバにコピーというのを考えた。自動でキャプチャ部分が問題で、xwdがいけるとか、importがいいとか色々意見をもらったんだが、どちらにしても対象ウィンドウを指定する部分がどうしても自動にできない。というわけで、一回だけマウスクリックが必要だけど、いちおうできたのがこのスクリプト。引数にテーマ名の一覧を与える。
#!/bin/sh mozilla -width 800 -height 600 'http://theme.tdiary.net/sample.rhtml' & echo choice mozilla window WID=`xwininfo | grep 'Window id:' | cut -d ' ' -f4` for theme in $*; do echo $theme mozilla "http://theme.tdiary.net/sample.rhtml?theme=$theme.css" sleep 3 import -window $WID $theme.big.jpg convert -size 160x120 $theme.big.jpg $theme.jpg rm $theme.big.jpg done
できあがったJPEGをサーバにアップロードすれば完了。新しい順に10個ずつ表示するeRubyなページを作ると、テーマ・ギャラリーのできあがり。もちっとスマートにできるといいんだけどな。
2003-04-01(火)
■ 今日はなにも信じない
出社してから目にした記事の半分くらいは嘘が混じっていたような気がする。気が抜けん。
自分も何かネタをやろうとか思ったんだけど、忙しくて仕込みもできないし、余裕がないせいかいまいちキレが悪い。こんなのとか。
そろそろ飽きてきてモチベーションが維持できなくなったこともあり、 やる気まんまんのkitajに メイン開発者の座を譲り、私ただただしはtDiaryの開発を退くことにしました。 今後も開発には携わりますが、プラグインやスタイルのようなサブコンポーネントの 開発に限ります。今日からのtDiaryは、バカエロ路線まっしぐらです!
なお、今後は新型Wikiエンジンの開発に 注力するつもりです。
……ダメだな。つーか、この程度でも本気にする人が絶対に出てくるから、対応するのが面倒だ。
毎日毎日、重くてたまらんので、tDiary.Netは閉鎖!!
なんてのも考えたけど、これもマジになりそうで怖い(笑)。
■ 今日はなにも信じない(2)
午前中、会議室にこもっている間に、全社ML宛てに社長の名前を騙ったかなり過激なアジ文を投げたヤツがいたらしく、リアルタイムで楽しめなかったのを悔やむ。なるほどなー、こういう手があったか。足跡を消すのもうまいので、けっこうなスキルの持ち主と見た。
ちなみに書かれていることはすべて本当なので、四月馬鹿じゃなくて新年度に合せたものと思われる。内容的には深刻なので、ちゃんとした対応が取られることを望むが、さて。
■ KoBit
sf.netにプロジェクトを開いたのはだいぶ前なので、隠していたわけじゃないよ(とかいう)。
tDiary用のWiki parserを書いたついでに書き始めたんだけど、いまはHikiもあるし、あまり積極的に進める気はない。つーか、作り込むほどHikiに似てくるしさ。現時点でHikiに対するアドバンテージがあるとすれば以下の2点だけだ。
- テーマの再現率が高い。というかほぼ完璧。
- tDiaryのWikiスタイルと文法コンパチ率100%。テーブルも書ける。
逆にできないことは書ききれないほどあるので(なにしろまだ編集メニューしかない)、ま、Hikiを改良した方がいいぞ、と。
時間があったらCVSの中身をぜんぶ消して、四月馬鹿向けの変なプログラムでも仕込んでおいたんだがなぁ(笑)。
2004-04-01(木)
■ 新年度
通勤電車に乗り慣れてない人たちがちょっとした混乱を巻き起こしてくれたりして、しばらく疲れる日々が続きそうな新年度。今日の巡回は騙されないように気をつけながらしなくては! なお、今年も騙す方には回れそうにない。
■ 4月1日ネタリスト
面白かったものだけ。
- 一番笑ったのは、ひらたさんのtDiaryへの移転完了か。ありえねー(笑)
- 僕は実は人間でした。仕込みじゃなかったら、それはそれで怖い
- mozillaのソースコードが流出。いちばんスマートなネタだと思った
- ハリポタで夢がかなう。このままマンガ雑誌の裏表紙に出稿して欲しい
- やっほ?BB。「ログ廃棄保証サービス」って、dead man switchってヤツだよね。真面目にこれはアリじゃないの
- ひろゆきがSeesaaの社長に就任。ネタより写真がおかしい
- はてなブログ。あちこち微妙に変わっていて芸が細かい
■ 新しい仕事
突然、全社ネットワーク管理チームの親分という仕事が正式に降ってきてしまった。今までは黒幕だったのだが、誰かが相談もなしに表舞台に押し出したようだ。エイプリルフールかと思ったよ、マジで。こんなんばっかしやな、この会社。
まぁ、スキル的にはマッチしてるんだが、問題は、これを片手間でやれと言われていることだな……無茶やろ、それ。三足のわらじだぞ。
◆ reno [明日になれば、きっと夢から覚めて…るわけもなさそうですな。]
2005-04-01(金)
■ tDiary: 2.1系開発指針
懸案だった2.0系のリリースもできたので、開発版にドラスティックな改変を入れられる気分になりつつある。そこで2.1系の開発指針案:
- フルUTF-8化
- ruby 1.6切捨て
- Atom feed / Atom APIサポート
- Ajaxサポート
- アフィリエイト系プラグインの充実
- 乗り換えサポートの充実(MTスタイル、はてなスタイル……)
- WYSIWYG編集機能
- 1セクション/ページ表示サポート
- 静的HTMLファイル生成サポート
- プラグインのプログラム言語独立化
※誰もツッコんでくれないので泣きながら追記: 最初の3、4つ以外はぜんぶ嘘ですからっ!!
■ iPod shuffle帰還
おれの臭いがついてないよ! と思ったら、やっぱり新品でした。ま、そりゃそうだ。
◆ yomoyomo [いやー、ワタシも「たださん、野心的になったんやねー」と素直に思ってました(笑)]
◆ ただただし [あんたら、人がよすぎるよ……]
◆ FWDer [つうかこういうのって作者がそういったらなんでもありではないのでしょうか。かりに「うそー?」と思っててもつっこめないよ..]
◆ 岩月 [実は読んだ人たちが欲している機能だったので、むしろ素で喜んでしまった、ということなのかも(^^;)。]
◆ TrackBack [http://smbd.jp/diary/20050408.html#p02 徒然日記 TypeKeyの認証を利用し..]
◆ TrackBack [http://kotonoha.main.jp/2005/05/09charactercode.html 絵文録こと..]
2006-04-01(土)
■ エイプリルフール
今年一番面白かったのは僕らの夢が遂に実現、アシモがジェット噴射で空を飛ぶかな……って、コレ去年のやん!(←これはだまされたことになるのか?) まとめサイトを見ているとこういう混乱があるのだな。ちなみに探索用レーダーは、鹿島宇宙通信研究センターの小さい方のアンテナなので、レーダーにはなりません。
ぱるまは、マジすぎて笑っていいのかどうかわからん。あとで真面目に読む。
2007-04-01(日)
■ 桜
(なぜか)二俣川で花見散歩。もう散り始めてんなー。今年はもう、落ち着いて桜が見られるのはこれが最後かも。
■ トートバッグってけっこうイイな
ちょっと前にMake: 2号のおまけトートバッグをもらったので(かみさんが)、プライベートな外出に持ち歩いてるんだけど、けっこう具合がいい。読みかけの文庫とLet's noteだけつっこんで動き回るのにちょうどいい感じ。柔らかいキャンバス地が体にフィットするのも良いようだ。
あー、Make:本誌は時間がなくてまだ読んでいないので、yomoyomoさんの書評を参照のこと。
今までトートは女性向けという先入感があって、ちょっと敬遠していたんだけど、最近は男もふつーに使ってるし、おれも常用しよう。さすがに、若い人たちみたいにスーツに合せるのは、遠慮するけど。
もっとも、いい年して出版社のノベルティを使い続けるのもどうかと思い、ちょっと探してみたけどいい感じのが見つからない。妙に縱に長かったり、素材が硬くてフィット感が悪かったり。Make:トートのロゴ抜きのがあれば一番なんだけど(笑)。
「United Athle」ってタグがあるな。これを探せばいいのか(あとで調べる)。
調べた。安いTシャツとか売ってて、ノベルティ向けにオリジナルプリントをやってくれるショップがけっこうあるのか。こことか。オフィシャル?の半額くらいで売ってる。これいいな。RubyKaigiのノベルティにどう……(バキ)。
なんて話をかみさんにしたら、「Porterのトートでも買えば」と言われた。まぁ、そりゃそうだな。値段30倍違うけど(笑)。
2008-04-01(火)
■ 【スクープ】高校野球を蝕む電■の陰謀!!(2008年4月1日掲載)
2007年8月某日。近畿圏のとある高校の校長室。
連盟の方から来た人(以下「連盟」)「……というわけで、ご協力をお願いできませんか」
監督「そう仰られても……うちの選手にそんなハレンチな真似はさせられません」
連盟「ご存知のように、高校野球の人気は下降の一途です。熱心なファンは球場に足を運んでくれるが、それ以外の国民は、大会中であることすら知らないことも珍しくない」
監督「我々はファンを増やすために野球をやっているわけではありませんよ。スポーツを通して健全な青少年の育成をですな……」
連盟「こんな場で建前論はやめましょう。野球ファンの減少は、野球をする環境の悪化に直結します。プロ野球中継の視聴率はここ数年、低下の一途です。生徒さんたちの就職先がなくなるかも知れないという危機感を持っていただきたい」
監督「たしかに選手集めは年々難しくなっていますが」
連盟「高校野球のファン層はすでに固定化されています。ファンを増やすためには、ターゲットの幅を広げる必要があります。そこで、近年注目されているオタク層の取り込みを狙います。特に女性のオタクは忠誠心に篤い。いちどファンになると何年も夢中になってくれます」
校長「そううまくいくものでしょうか?」
連盟「すでに高校野球が注目を集める下地はできているのです。いかにもな感じのマンガが人気を博していますしね。あとは現実が一押しするだけなんですよ」
校長「だからと言って、なぜウチの高校が」
連盟「おたくのバッテリーがそういう関係にあることは調べがついています。いくら我々でも、まったくのノンケにそういう真似をさせろと言っているわけではありません」
監督「しかし、それでは差別を助長しかねない!」
連盟「この国では、十分な話題性を得られれば差別はおきません。マイナーにとどまろうとするから差別を受けるのです。むしろ人気が出て、翌年のドラフトでは引っ張りだこになりますよ」
校長「マスコミが暴走したらどうなります? 彼らは容赦がない」
連盟「高校野球に盛り上がって欲しいのはマスコミも同じです。我々は同じ目的を共有しているのですよ。ハンカチ王子を見てごらんなさい。ああいう、常識的に考えればちょっとキモいキャラも、マスコミの手にかかれば最高の人気者です。大丈夫、我々にお任せください、悪いようにはしません」
校長「しかし……」
連盟「そういえば校長先生、先生は来年、定年退職だそうですね」
校長「そうですが……それがなにか?」
連盟「教師生活最後の年に、甲子園で優勝、なんてことになったら嬉しいでしょうなぁ。監督、校長先生を甲子園にお連れできますか?」
監督「そりゃぁ、できればそうしたいが。いくらウチが強豪校とはいえ、こればかりは確約できるものでは……」
連盟「(ぼそ)21世紀枠……」
監督「えっ?」
連盟「いえ、なんでもありません。どうも長居をしすぎたようです。そろそろおいとましますよ。すぐにお答えいただかなくてもけっこう。了承していただけるなら、まずは次の秋季大会で試してみましょう。では失礼します」
2009-04-01(水)
■ 液晶モニタを買った
自宅でPCに向かっていたら急にモニタを買い換えたくなったので、24インチワイド液晶で検索したらなんと2万円台で買えてしまうことがわかり、その場でポチった。いつのまにこんなに安くなってたんだ……。まぁ、この機種だけだが。いまさらBenQだからと言って避ける理由もないし(だいいち今使ってるのなんてDinnerだ)、衝動買いには手ごろすぎる値段だよなぁ。
2、3日で届く予定。やっとHD生活の仲間入りだよ。
BenQ 24インチ LCDワイドモニタ 1920x1080/D-sub/DVI/グロッシーブラック E2400HD
ベンキュージャパン
(no price)
◆ small [数年前なら、ウソみたいな価格だよね]
2012-04-01(日)
■ BOOKSCANのチューニングラボがすごく進化して実用レベルになっていた
BOOKSCANのプレミアム会員にスキャン済みのデータを各種ブックリーダー向けに最適化してくれる「チューニングラボ」というサービスがあって、Kindle向けのは以前試して余白をカットするのはたぶんムリという感想を書いたんだけど、いつのまにかずいぶんチューンが進んでムリだと思っていた余白カットができるようになっていた。こりゃすごい。BOOKSCANはマジで開発力高いなー。
さっそく試しにやってみた。上がBOOKSCANの進歩したKindle向けチューニング、下がいつもの自作スクリプトKindlizerによるもの:
ちなみにPDFのサイズはどちらもほぼ同じ14MBほど。BOOKSCANの余白カットはまだ少し改善の余地があるせいで字がやや小さめ、また画質もあまりよくないが、ノンブルもきれいに落ちているしこれなら実用上はほぼ問題のないレベル。いやぁ、たいしたもんだねぇ。本当にノンブルを完全自動で切り落とせるのかどうか疑念もあるが、急いでいるときや自分でKindlizeしたくないなら十分に選択肢になる。
さらに最近はチューニング済のPDFをDropboxやKindle Personal Documentsに送りつけてくれたりするので、BOOKSCANのサービスの利便性はめっちゃ高い。これでAmazonの送り先をBOOKSCANにしておくと、紙の本にはいっさい触れることなく勝手にKindleにデータが届くという、まるで本当の電子書籍を買っているような世界が実現できてしまうのだから*1。
問題は、そろそろ自宅の本棚が空に近づきつつあるということで、そうなるとスキャンする本もないのに毎月1万円近いプレミアム会員費を払うのはありえないということだ。本棚の維持とチューニングラボ周辺のサービスだけ切り出して、月500円とか1000円とかで提供するメニューも作ってくんないかなー。
*1 おまけに手元にはDRMのかかっていないPDFファイルが残るのだから、文化的な意味でもそこらの電子貸本屋よりはるかに価値が高い。もっとも表紙/裏表紙の情報が落ちてしまうので、そこまで踏み切れないんだけど。
2013-04-01(月)
■ ようやくHDDを換装した
あんなことがあったのに、なまじ使えているもんだからなかなかアクションする気がおきなくて(だいたいPC用のパーツを買う習慣がすでに消滅している)、ようやくHDDを買った。もうどこのメーカーがいいとか性能がどうのとかよくわかんないし気にもしないので「Amazonで2~3TBで検索して一番人気の高いヤツ」というテキトー極まりない選択方式に委ねた。
というわけでWestern Digitalの2TB。開腹してケーブル挿して、旧ドライブをまるっとコピーしてドライブ名とマウント先を変更したらそのまま何ごともなかったかのように継続して使えている。Windowsではシステムディスクとデータディスクは分離しておくと楽だねやっぱり。Amazonのレビューにあるとおり、すごく静かで不安になるくらい。
Backblaze以外のバックアップはどうしようかなー。
■ エイプリルフールに千川ちひろのカードが回覧されるわさますプロ
あいかわらずこの日は凝ったエイプリルフール専用のサイトを公開するところが多いのだけど、ここ数年はさすがにもう飽きたというか、タイムラインに流れてくるのをちょこちょこつまみ食いする程度。とはいえ日付が変わったと同時にモゲマスで再生されたセーラー服姿の千川ちひろには盛大にうけたわけだけど(もちろんしっかり揺れる←何)。
わさますプロでは新しく入手したアイドルを社員間で回覧してアルバム埋めや親愛度上げを共有する習慣があるのだけど、さっそくというか、すぐにちひろをあしらった偽カード画像が作られて、プロダクション内で回覧され始めたのだった。まったく、いつものことながらノリがいい(笑)。そもそも存在しないアイドルをどうやって回覧するのかという仕掛けも含め、これは楽しかった。
2014-04-01(火)
■ 父の葬儀
告別式は9時開始。田舎の叔父夫婦と弟が葬儀場に泊まりこんでいるので、弟を解放するために5時に起きて一人で式場へ。朝飯にコンビニおにぎりを買ってきたら、叔父夫婦は初めて食べるという。米農家の二人は、しきりに米の旨さに感心していた。まぁなー、コンビニおにぎりは主戦場だからなー。
さて、お袋と弟がギリになるまで会場に現れないというヤキモキ状態だったが、告別式も時間通りに開始。通夜よりは少人数になったが、それでも「家族葬」という名前の印象からはやや多め。今日は姪っ子たちも寝ないで焼香できた。いまは初七日法要も続けてやってしまうそうで(7日間の時間を圧縮してしまうとは恐ろしいまでの合理化だ)、連続して読経がなされ、焼香も2回させられる。ここまで合理化するのに、儀式じたいはなくならないんだよな。不思議だ。
ちなみに本当に身内しかいないときは信仰の違いを理由に線香一本あげないのだが、セレモニーの場ではいちおう焼香くらいはする。以前、バリの寺院を見学したときに肌の露出を避けるためにサロンを腰に巻いたのと同様、観光客として異教徒の神聖な場を乱さない振る舞いをしているだけだけど。数珠まで身につける気はないが。
読経が終わると棺桶に蓋をする。ここで親父の姿とはおさらば。思い出の品をいくつかと花を詰め込んで、お決まりの「石で釘を打つ」儀式もしっかりやって、男衆(といっても年寄りばかり)の力を借りて霊柩車へ。子供のころによく見かけた金ピカの霊柩車はもはや過去の遺物で、今はメルセデスの黒塗りステーションワゴン。棺桶をしっかり固定する金具が妙に凝っていてカッコ良かった。
霊柩車乗るのはお袋と坊さんで、残りは自家用車に分乗して火葬場へ。遺族が位牌や遺影を胸に抱えて火葬場に向かう……というお決まりのシーンはなくて、なぜかというとおれも弟も運転手だからなんだけど。火葬場は車で5分足らず、棺桶を釜に入れて、読経、焼香。そのまま待合室に入って、また思い出話に花が咲く。
1時間少々待てば焼き上がりである。まだ熱々の遺骨にまずは肉親だけが呼ばれて骨の確認。たぶん他人が見たらヤバいものが混じってたりしないかどうか事前にチェックさせるのが目的だと思うが、確認たって別人のを見せられても見分けがつくわけもないので何の意味があるのやら。その後全員再集合して、2人ひと組で箸を使って骨壷へ骨を運び入れる。頭蓋骨を最後に入れるというルールは祖父・祖母のときの記憶にある通りだったけど、そういえば「これが喉仏です」という説明がなかったな。あれは地域差があるんだろうか。あまり意味があるとも思えないので個人的にはどうでもいいが、どうしても故人の喉仏を見たい人もいるんじゃないでしょうか。
そういえば火葬場へのルートは行きと帰りで変えるものだそうで、葬儀場の人が葬儀場の出入口が分かれているからそれで良いかと聞くので、だったらそれでいいですよ、と。というかなんであんな変な構造になってるのかと不思議だったんだよ、そういう理由か。儀式の形骸化もここに極まれり。
坊さんとは火葬場で別れ、親族だけでもどった葬儀場でまた食事。こんどは懐石のコース、温泉旅館の夕飯クラスの分量で腹いっぱいになる。あいさつは弟に押し付けたら娘を使ってうまいことやりやがった。こういうシーンで子供は武器だなぁ。参加者も無事にひととおり終わったという開放感からか、明るい雰囲気である。おっと、これが葬式だということをほぼ忘れていたよ。
という感じでぶじ解散。実家に戻って少し待っていると、葬儀場の人が祭壇を設置しにやってくる。東向きの以前おれが使っていたいい部屋を使うことにしたんだが、6畳の部屋の壁面いっぱいが祭壇と花とお供えでいっぱいになってしまう。こりゃたまらんな。まぁ、花は枯れるし、お供えも徐々に減らしていくんだろうが、四十九日までは基本このままだ。我が家だったら置き場所ないよこれ。難儀なものだ。
さっそく噂を聞きつけた近所の人が焼香にきたりする合間を縫って、香典の整理などをする。葬儀費用(戒名・布施を除く)の半分くらいが香典でまかなえる計算。ま、こんなもんですかね。他にも残りの儀式ワークや、役所ワークの準備もあるが、今日はもうくたびれたので続きは後日。弟は叔父夫婦を送っていったので、お袋とうちの夫婦で天ぷら屋に行って夕飯を取ってからまっすぐ帰宅→バタンキュー。おれは施主として、かみさんも久しぶりの嫁ワークをしてヘトヘトだ。お疲れさまでした。
2016-04-01(金)
■ シンデレラガールズのエイプリルフールがすごかった
昨今はたいして面白くもない嘘ニュースやジョーク企画を義務的にやってる企業ばかりになって、正直この日はネットは見ないで過ごしたいほど。業界的に面白かったのもせいぜいLinux Kernelへleftpadシステムコールを追加しようという提案くらいか。
そんなわけで、そもそもそんな日が来ることも忘れて、寝る前にふとデレステを開いたら、まさかのこれですよ(笑)。いやー、完全に不意打ちだったというのを差し引いてもこれはいい。ちひろの場合、765プロの小鳥さんみたいに堂々と歌うのはちょっと違うよなーと思っていたので*1、夢のなかの出来事にしちゃったのも上手いし、「お願い! シンデレラ」の歌詞に合わせて「夢は夢のままで……」とか言わせてみたりして(これがあとで効いてくるとは「夢」にも思わず)、とにかくサービスとして秀逸。
モバマスの方でも何かやってると聞こえてきたものの、なんか「長すぎる」なんてよくわからない評判も見かけたのでこれは翌朝以降にみようと思って就寝。ま、どうせいつものダイスdeシンデレラみたいなミニゲームでしょ。
……で、翌日になったらなんか「公式がノベマスをやった」とか大騒ぎなわけですよ。「シンデレラパーティ~ドリームステアウェイ~」ってデレパかい(笑)。やたら長いらしいので昼休みに時間作ってみてみたらまぁ、本当に30分以上取られた。取られたけど、たしかにすごい。ちゃんとBAD ENDもあるノベルゲーム。いろんな作品へのオマージュを感じ取れる作りのせいか、人それぞれ「Fateに似てる」だの「これは龍騎」だのと言い合っていて、Twitterではたいそう盛り上がってるのだ。
ただ、バトルロワイヤル的なシナリオはそんなに重要じゃないのかなと思った。これは最後に美穂が幸せな虚構と厳しい現実のどちらを選ぶかという選択の物語なので、どっちかというと映画「マトリックス」の変奏曲だ。赤か青、どっちのピルを選ぶかという。虚構に暮らすキャラクターたちが、虚構に生きるか現実に生きるかを選択するという設定が、ちょうど両者の汽水域での楽しみを提供しているアイマスというコンテンツをメタにあらわしていて実に面白い。
なによりすごいと思ったのが、サイドストーリーを最後までみると、ちひろが「プロデューサー」に語りかけてくるのだ。この「世界」のちひろにはプロデューサーという存在はいなかったはず。だとすると語りかけている相手はそもそも「どの」プロデューサーなのか。美穂が選びとった「現実」に生まれるであろう、ゲーム世界のプロデューサーなのか? それともさらにそのメタ的存在であるゲームプレイヤーである我々プロデューサーのことなのか?
そんなアイマスらしい、虚構と現実がメタメタに入り混じった複雑な状況に思いを馳せてしまうなか、PCの片隅で延々と自動クリックをされていた茜ちゃんメーカー*2はこんな感じに宇宙を茜で埋め尽くしていたのだった:
けっきょく今年のエイプリルフールもアイマスにしてやられたという話。
2017-04-01(土)
■ 胃カメラのんだ
先月あたりから飲み込むのにつっかえたり、やたらとゲップが出たりと、どうも胃の調子が悪いっぽいのだけどよくわからない(夕方になると背中が痛くなるのが関係あるかどうかもわからない)。症状的には「逆流性食道炎」っぽいかなぁとは思うが、酸っぱいものがこみ上げてる感じもないし。
というわけで、ひさしぶりに胃カメラをのんできた。前回は2015年だったようなので、1.5年ぶりくらいか。会社の健康診断でバリウム飲むのをやめているので、胃カメラのむのは定例行事にしないとね。
結果としては「ほぼ異常なし」だったのだけど、軽い慢性炎症があるとのことなので、胃酸過多を抑える薬を処方してもらった。治るといいがなぁ。というかすでに症状は軽くなっているんだけど(発症から検査の間隔が長い場合によくある話である)。
2018-04-01(日)
■ 今年も相模女子大学で花見
昨日の等々力がもうかなり散っていたからあまり期待できないのは知りつつ、今年も例年どおり近所の相模女子大学へ桜を見に行った。案の定、相当散ってしまってはいたものの、ソメイヨシノばかりではないのでまだ満開の樹もいくらかあって、そこそこいい感じではあったかなぁ。
百年桜は今年も元気に花をつけていた。満開だったらもっと華やかなんだが。
たしか去年は行けなかった覚えがあるので、もしかしたら去年からやってるのかもしれないけど、桜まつりと称してイベント的なものをやるようになっており、それがまた、なんというか品がない。校庭では大きなスピーカーがJ-POPをがなりたててるわ、写真を撮ろうにもアングルを工夫しないとかならず軽食の屋台が写り込む。
百年桜の真ん前にも大きなテントが鎮座していて、おまえら花見をさせたいのかさせたくないのかどっちだよ!と文句のひとつも言いたくなります(が、もちろんタダで見せていただいているので言わない)。でもこんな感じのがエスカレートするようだと、他の場所を探すか……って気持ちにはなる。
酒を飲んでドンチャン騒ぎをするための花見場所なんて腐るほどあるんだから、静かにまったり花を楽しめる希少性の方を大切にして欲しいねぇ。大学なんだしさ。
2019-04-01(月)
■ エイプリルフール@アイマス
今年はMicrosoftやAdobeがエイプリルフール企画をやめたり、新元号「令和」の発表があったりと、なにかと賑やかな4月1日だったが、そもそもエイプリルフールはアイマス以外はもう何年も乗っかってないし、元号なんて消えてなくなれと思ってる*1のであまり関係ない。
とはいえそのアイマスのエイプリルフール企画はどれも楽しくて、例年並みかそれ以上に凝っていたのでそれだけで十分すぎるほどお腹いっぱいだったのだけど。
デレステ
マインスイーパーの合間に童話ベースのショートドラマを挟むシナリオ……で、なんともりくぼが主人公! ラストではこの日のために収録された「∀nster」の専用ソロバージョンをバックに、これまた凝ったMVが再生されて、もりくぼPは、この特別扱いのために悪魔に魂を売り渡したのでは……。もうね、これだけで泣く(というか泣いた):
今年はもう、なにもいいことないんじゃないかと心配になるけど、たしかソロCDは来月発売だよなぁ。夢のようだ。というかシナリオも夢オチだったし、本当に夢なのでは……?
https://www.amazon.co.jp/dp/B07SF7PM7D
ミリシタ
アイドルヒーローズのシリーズは(頭がおかしいという意味で)一番ミリオンらしくて大好きなテーマなんだけど、その懐かしいグリマスの「ビクトリー」シナリオをミニゲーム化。このシナリオは、曲の「インヴィンシブル・ジャスティス」も好きだし、海美と琴葉、その前の百合子と紗代子のSRカードイラストもいいんだよなぁ。
ほぼ放置ゲーのバトルもので、デストルドーの怪人や幹部を倒すとアイテムがもらえる。で、全部クリアするとその「インヴィンシブル・ジャスティス」が追加され(スペシャルアピールでは海美と琴葉の対決シーン付き!)、百合子と紗代子のカードもドロップ。ぎゃー、好きなの全部揃っちゃった!
おまけに明日からのプラチナスターシアターではアイドルヒーローズの新作シナリオが来るってぇんだから、この世の春みたいな展開だ。ミリシタ運営、本当にいい仕事してるよなー。
THE IDOLM@STER MILLION THE@TER GENERATION 01 Brand New Theater! (特典なし)
ランティス
¥900
シャニマス
シャニマスは条件分岐タイプのアドベンチャーゲームで、システムは凝ってはいないもののストレイライトを除く全アイドル登場のフルボイス付きというリッチな構成。分岐先がバッドエンドだと雑なメッセージが1枚でて終わるあたりがそれっぽい。セリフの中に歴代アイマスのパロディが入っているのが注目ポイント。いちおう全ルート攻略したけど、イルミネの話がシュールでよかった。
この他、モバマスではサイコミ連載陣による新作読み切りコミックとか、なかなか贅沢な(それでいて時間はとらない親切設計)コンテンツが追加されていて、いちおう日常的に触れている全アイマスの企画を完走できた。今日は移動が多めで助かった。
*1 あいにく元号は顧客が使っているので意識せざるを得ないのだが。
2020-04-01(水)
■ リモートワーク4日目 + エイプリルフール
今日は朝から大雨で寒いから猫たちのアクティビティも低くて平和……というわけでもなかった。
もともとかみさんは在宅で仕事をしている上に、仕事相手がどんどんリモート化していくものだから、にわかリモートワーカーのおれとビデオ会議の時間がかぶったりする(おれは寝室で寝転がってビデオ会議をするので場所はかぶらない)。で、えてして同時にトラブったりるものだから「パソコンに詳しい夫」が登場したりしていろいろたいへんである。考えてみれば同僚じゃない人が職場にいるんだもんな、変な話だよ。
今日はエイプリルフールだけどけっこう忙しくてネットをふらふらしている余裕もなかったので、今年はどんな感じだったのかはよくわからない。コロナ騒ぎについてまわる自粛ムードのもと、不謹慎なネタはおそらく鳴りを潜めていたとは思うけど。
アイマス界隈ではいつものように、嘘というよりはおもしろネタ寄りな特別編成で、しかもどのゲームもなんだかやたらと時間のかかるものばかりだったから、まったく巡回できなかった。ひととおり見返せたのはモバマスのシンデレラパーティで、これは2016年のネタの再録+追加エピソード(の予告っぽい仕立て)。やっぱこのシナリオは傑作だよなぁ。
ミリシタは超ビーチバレーのミニゲームだけど、全26チームをぜんぶやるのはさすがにムリ……。とはいえ必殺技がいちいち面白かった。
デレステは三好紗南とミニゲームをするというネタで、ゲームはまったくやらなかったものの、今日から施行されるゲーム禁止条例でおなじみの香川県出身アイドルでこれをやるというところがシビれる。
シャニマスも例によって凝ったアドベンチャーゲームなんだけど、これも時間がなくてほとんど触れず。ただ、フェスでかかる曲が果穂、甜花それぞれのソロ曲(!)になるという趣向はよかった。これあとで配信してくんないかな。たぶんどっかでCDに収録されるとは思うけど。
◆ woods [私も「非A」は読んでないです。「成恵の世界」はコミックス持ってますけど(^^;]
◆ ただただし [それもどうかと思う(笑)]
◆ smbd [まじにうけとる人がいないとおもしろくないじゃん?(とかいう しかし人気サイト(?)の方が安くなるのか(笑]
◆ 天仙娘々 [成恵の世界、つい最近大人買いしてしまいましたが、それがなにか?(笑]
◆ ただただし [さらにバナー広告を組み合わせれば、人気サイトほど収益がよくなるという寸法さっ(笑)]
◆ Yui. [するとプロのツッコミ屋が雇われてツッコミ量を稼ぐわけですね.^^;]