2017-06-02(金) [長年日記]
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映像研には手を出すな!(1) (ビッグコミックス)(大童澄瞳)
昼ごろに誰かがRTしたとおぼしき紹介ツイートをみかけて第1話試し読みを読んだら止まらなくなってしまい、そのままAmazonでKindle版を買って、弁当食べるのも忘れて一気に読んでしまった。これは楽しい! 1巻はもう1月に出てるけど、おれのアンテナにはひっかからなかったなぁ。あぁ~、はやく2巻が読みたい。
「女子高生に(オタクっぽい)何かを作らせる話」って最近よく見かける気がするけど、これも3人の女子高生がアニメを作る話である。以下、ちょいネタバレありなので、とっとと買って読んだほうがよろしい。
ある理由で学校にすでにあるアニメ研を避けて、たった3人で新しい同好会を作ってアニメを作る。人物を描けるアニメーションにこだわりのある子と、背景が描ける設定マニアの子がいる。この2人だけでアニメが作れる……ならファンタジーだが*1、ここに「金と納期を気にかける」プロデューサー役が加わっているおかげで、がぜんリアルな話になる。これがいい。本田技研工業の話に、本田宗一郎だけでなくちゃんと藤沢武夫も登場するようなまっとう感がある。
なので、いきなり大作構想をぶちあげて頓挫したりすることなく、まずは実力を把握するためのパラパラ漫画を作るし、実績作りにストーリーなしの5分アニメを制作する。完成品が大衆にアピールするから、次のステップがちゃんと見える(ので1巻最終話の生徒会役員のセリフがぐっとくる)。
あと、作品の設定を相談しているうちに、現実世界から作品世界へ、登場人物たちがシームレスに移動する描写がすごくいい。頭の中のイメージを、ちゃんと「共有」してるんだなぁとわかる。これも主人公の設定マニアが、イメージボードで作品世界を共有する習慣をもっていることにつながっていて唐突感がないのがいい。
現実世界もだいぶおかしな土地が舞台で、ときおりフキダシにパースがかかってたりするのも含め、この作品世界を挟み込む描写がファンタジー要素を強調しつつ、じっさいはものすごくリアリティのあるストーリー展開をしているというアンバランスさがじつに楽しい。ほんとに続きが楽しみ!!
映像研には手を出すな!(1) (ビッグコミックス)
小学館
¥605
*1 もちろん新海誠のような実例によって現実はとっくにファンタジーを飛び越えているので、2人で作ってもぜんぜん問題はない。強いてツッコむなら財閥のお嬢様と団地住まいの庶民が同じ学校で学ぶ状況が一番ファンタジーというくらい。
2017-06-04(日) [長年日記]
■ 横浜F 2-0 川崎@日産スタジアム
試合終了と同時に川崎側のスタンドから盛大なブーイングが巻き起こった。川崎サポーターは基本的に選手に対してブーイングをしないので、これが審判に対するものなのは明らかだ。温厚な川崎サポが怒るくらいには今日のジャッジはひどかったということだろう。判定は覆らないし、それも含めてサッカーなのだからつべこべいってもしょうがないが、懸命に戦った選手たちが気の毒だ。なんでいつまでたってもJリーグの審判は質が上がらないんですかね。待遇が悪いのかしらん?*1
……とはいえ、審判がまっとうだったら勝てたかというと、それは話が別である。復帰した家長はあまり活躍できていないし、一方で主力選手がまだ何人も欠けている状況。失点してそうそうにハイネルと登里を投入するまではぜんぜんパッとしなかったし、そのあとはようやく枠内にシュートが飛ぶようになったものの、余裕がなくてほとんどGKの真正面。内容的にもちょっと厳しかったね。後半は横浜もだいぶ良かったし。
帰りながらトボトボ歩いていたら、後ろの父子が「今日のJリーグタイム見たくないなぁ」とボヤいていて吹いた。わからんぞー、Jリーグタイムでは勝ってるかも知れんじゃないか。
でもまー、鬼木監督はすげーよ。ACLはきっちり勝ち続けてるし、新人でここまで実績積んでくるとは想像してなかったわ。選手交代もタイミングが的確で成果が出るし(前監督はこれが不得意だった)、風間サッカーを継承してるとはいえ、ここまでちゃんと選手を使いこなしてるのは素晴らしいのでは。
*1 ちなみに今日の審判団はJFAの審判交流プログラムでやってきたポーランドの人たちなので、Jリーグの審判ではないからよけいに話がややこしい。ポーランドの審判がみなあんな感じとは思えんし。
2017-06-08(木) [長年日記]
■ デレステイベントLIVE Parade「With Love」
LIVE Paradeのようなコンボが重要になるイベントまでにはAndroid 7.0の音ズレ問題をなんとかしてくるだろうと思っていたらなんの対策もされなかったので(なんでやー!!)、今回はできる範囲でがんばらないとあかん。終盤のExエリアは捨てて、ptと動員数を稼ぐだけだなぁ。まぁコンボを稼ぐために同じ得意な曲ばかり連続してプレイするのは苦痛だし、これはこれでありだけど。
新曲「With Love」はまたちょっと懐かしい感じの曲調で、最近、昭和回帰がすぎるんじゃないのと心配になる。譜面はここのところ難しめだったのを反省してか、がんばればフルコンできそうなレベルで嬉しい(だがもちろんいまの環境でフルコンなど夢のまた夢である)。
というわけで、昨日のうちに100万人動員してきらりを3枚GET。これにて終了。さーて、明日からは5thLIVE TOUR大阪公演だ。
THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS STARLIGHT MASTER 19 With Love
日本コロムビア
¥1,100
2017-06-09(金) [長年日記]
■ シンデレラガールズ5thライブツアー大阪公演Day1 LV
「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 5thLIVE TOUR Serendipity Parade!!!」の3つめの開催地、大阪公演はDay1のみバルト9にて参加。大阪公演だけ金曜・土曜の開催なので*1、会社をちょっと早めにでて、小走りに新宿へ。
例によってわさますのメンバ4人で並んで観たんだけど、隣に座った法子Pが、開演が迫るにつれてみるみる緊張していく。担当のデビューライブだもんなー、わかるわ。応援の意味も込めて、直前にバルト9の売店レジ横に置いてあったドーナツを衝動買いして軽く腹ごしらえ。同じく今日デビューの歌鈴担当Pたちが道明寺近くの宿を取ったら客が全員歌鈴Pだったみたいな逸話もあって、やっぱりツアーは面白い。
前説でちひろに「もうかりまっかー?」と聞かれて、すかさず「お前がいうな」「もうかってるのはそっちだろ」という愛のある(?)ツッコミが飛んでいて笑った。まぁ、サイゲが儲かってるおかげで楽しいライブが観られるわけで、これぞwin-winだけどな。自分は担当が出ていないので、今日はわりとゆったり鑑賞気分である。
THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 5thLIVE TOUR Serendipity Parade!!!@OSAKA [Blu-ray]
日本コロムビア
¥6,680
今日ははっしーがいるから順当にいけばセンターははっしーだよね→でもそろそろニュージェネをセンターにしない冒険をしてきてもいいんじゃないの→じゃあ誰かな→やっぱるるきゃんじゃね→あー年功じょれ……→それ以上いけない……みたいな会話があったんだけど(笑)、センターは順当にはっしーでした。実のところ、はっしーは進んで目立とうとするタイプじゃないので、真ん中に置いてあげるくらいがちょうどいいのである。今日はヘアスタイルの「卯月度」がさらにアップして、さすが安心感は抜群だし「はにかみdays」もだんだん我が物にしてきた感がある。
ツアー7ヶ所中2ヶ所を終えると、セトリの予想がけっこうつくようになってくる。Jewelriesシリーズのコーナーは「満開スマイル」に代わって「エチュード」になるから、Cu曲は「アタポン」がいいなぁ、とか。今日はロックの日だし「One Life」は外せないのでは……とか言ってたらやらなかった。なんでや! もっとも今日みたいにソロ持ち組の多い公演では「どのソロをかけないか」はP目線で考えれば相当シビアな調整になるのはわかる。曲数増えたら増えただけ悩みも増える。
過去4公演の流れから、メインパートは4曲でひと区切りだと思っていたので「Flip Flop」のあと着席しようとしたら暗転しっぱなしで、なにごとかと思っていたらまさかの「世直しギルティ」が始まってびっくりした。いやー、まさかつい先日までやってたイベントの新曲をかけてくるとは。誰だ「セトリが読める」とか言ってたのは(おれだ)。雫抜き、2人だけのセクシーギルティだけど、えりぴょん・あじゅじゅは最近2人でラジオやってるだけあって息ぴったり。お色気ビームもちゃんと出て、これはいいサプライズだった。
で、MCを挟んだとはいえ、その直後の「NUDIE★」。見よう見まねのセクシーを演じたセクギルに、本物のセクシーはこういうもんだと見せつける流れ、最高ですわ。るるはあいかわらず歌は下手だし、ダンスもぎくしゃくしてるんだけど、にもかかわらずこの曲で表現すべき「何か」はすべて入れてくる。不思議でならない。シンデレラ最大の謎だと思う。
あとは、そうそう、「青の一番星」がすごく良かったな。同じ曲を何回か本番でやると、ようやく顔を出してくる実力というものがある。他の曲でもだいぶ目立ってきていたし、ルゥが力量を発揮し始めているのがわかって嬉しみ。
「華蕾」からの流れについてはわざわざ記すまでもなく最高。なんの前ぶりもなく暗がりからちょこたんが入ってきたときは「らんこうめだ!」と喜ぶより前に「ひぇっ」てなったし(笑)、その後の「しょうこうめ」につながるセトリは担当Pじゃなくてご褒美だった。ライブのプロデュースがディレ1からJUNGOに代わって最大の加点ポイントが終盤に盛り上がる曲を固めてくるこういう構成だよなー。
個人的MVPは、大阪凱旋公演となったそらそらかな。回数をこなしてきた「ちぇりめり」は、精いっぱい背伸びをしてラブソングを歌う智絵里と、それを全身全霊を込めて演じるそらそら、そして全力で応援する客席のPたちの一体感は素晴らしかった。加えて真顔芸とキレ芸、笑いに貪欲な一門の中でも人一倍こだわりのあるそらそらの面目躍如。いやー、楽しかった。
打ち上げは(もちろん)お好み焼き。今日は終演が遅めで他のメンツには明日の予定もあるので軽く飲み食いして2000円/人くらい。お安い。実は入ったのは「京風お好み焼き」だったんだけど。
*1 日曜にはプロレスの興行が入ってるそうで、このセットをその日のうちに撤収してプロレス会場に変えるなんて狂気の沙汰だなぁ。
2017-06-11(日) [長年日記]
■ 映画化された「あなたの人生の物語」を観てきた
(例によって「メッセージ」という邦題がアレなのでこんなタイトルだが、邦題の話は本文のあとに書く)
最初に盛大なネタバレを書いてしまうが、ばかうけに似ているとして急遽プロモーションに使われた宇宙船だが、実際はぜんぜん似てなかった。むしろ巨大な甘食にそっくりなので甘食業界にはがんばっていただきたい。
あなたの人生の物語 (ハヤカワ文庫SF)
早川書房
¥1,056
さて、テッド・チャンの傑作「あなたの人生の物語」が映画化されると聞いたときは(SFファンのごたぶんに漏れず)ばっかじゃねーの!?と思ったわけだよ。だってさ、「あなたの人生の物語」といえば、異星人との地味~なファーストコンタクト物で、宇宙船もなければドンパチもない。だいたい〈ヘプタポッドA〉で光明のみえてきた交流が〈ヘプタポッドB〉の登場でひっくり返り、フェルマーの原理をきっかけにヘプタポッドたちの特異性が明らかになるあたりが醍醐味だけど、そんなの映像化したって面白いわけないじゃん?
ご安心ください。そんなもの、いっさい出てきません! それどころか、ルッキンググラスも出てこないし、コンタクト地点も12個に減ってるし、ヘプタポッドたちの固有名も変わってる上に指の本数も違う、それどころかゲーリーの名前までイアンに変わってる!!
代わりに加わっているのが、(真っ黒い甘食そっくりな)巨大宇宙船、多少のドンパチと国際紛争。あとルイーズの娘の名前。つまり、原作からは大規模な改変がされている。
ああ、ダメなハリウッド映画になっちまったかと落胆めされるな。これらのどれもが「正解」なのだ。驚いたことに、原作のエッセンスをまったく損なうことなく、すばらしくまっとうなSF映画に仕上がっている。とにかく脚本が上手い。そして(SFマニアにだけわかれば良かった)原作の不明瞭な点が、みごとな演出できれいに整理されていて、映像化に細心の注意が払われているのがわかる。
以後、多少のネタバレは気にせずに書く:
なんといっても〈ヘプタポッドB〉の表現がすばらしい。小説を読んでいてもせいぜい複雑な漢字ライクな記号しか想像できなかったんだけど、映画ではたくさんのヒゲがついたサークルで、それが(タコ型宇宙人である)ヘプタポッドの足先から噴出されるイカスミで描かれる*1。描き始めと描き終わりがなく順序性もないという〈ヘプタポッドB〉の条件を満たしているばかりか、カオティックになるはずの「スミ」の広がりを事前に予測して噴出させるというスタイルによって、過去と未来のすべてを内包する〈ヘプタポッドB〉の特異性までをも表現している。これはもう、ものすごい発明だし、これをみられただけでも満足だ。
ヘプタポッドたちの居住環境を白いモヤで満たされた空間にしたのも「なるほどそうきたか」と感心した。〈ヘプタポッドB〉という空中に投影する言語が生まれた環境として合理的で、彼らがちゃんと徐々に進化してきた生物だと納得できる。原作だとあの言語の原始的な状態が想定できなかったから、ヘプタポッドたちが実在の生物だという実感がわかなかったし、これは映画化で大きく補完された表現だ。
叙述トリックを成立させつつ、観客に適度な追加情報を与える映像演出も上手い。冒頭で赤ん坊を抱っこするルイーズの薬指に光る指輪をアップにしたり、決して父親の姿を映さなかったり。さらにはオチで未来の出来事をきっかけに「事件」が解決に向かって走り始めるあたりの改変はドラマチックで実に映画的。「中国」の使い方*2も含めてここはお見事としか言いようがない。
というわけで、満足。原作も映画も、ぜんぜん違うけど、どっちも同じくらい傑作だ。
ところで宇宙船は北海道にも降りたということになっているんだけど、帰りながらかみさんと話した「彼らの行く末」が「食卓にあがって美味しくいただかれた」で一致した。たぶん日本人なら食べてみたくなるはず(笑)。
さて、映画に関する最近のニュースといえばマーキュリー計画を描いた「Hidden Figures」の邦題「ドリーム 私たちのアポロ計画」が批判を受けて「ドリーム」に変更されたというアレだ。あからさまに誤ったタイトルをつけたとはいえ、文句を言えば変更できるという前例を作ったことは大きい。これからもふざけた邦題にはガンガン文句言っていこうぜぇ。
で、今回の「メッセージ」も、含意もへったくれもないクソみたいな邦題でがっかりなんだけど、映画の原題からして「ARRIVAL」なのでどっちもどっちである。小説の原題は「Story of Your Life」で邦題も直訳だけど、読み終えてから意味が明確になるというあたりに知性を感じるし、映画としても充分通用するいいタイトルだと思うんだけどなぁ。
ようするに、一見して映画の内容がわかるストレートなタイトルを付けてもいいけど、見終わると別の意味が浮かび上がるような、知性あふれるタイトルにして欲しいのよ。「Gravity」や「Inside Out」みたいにさ*3。
2017-06-14(水) [長年日記]
■ Windows 10にCreaters Updateがきた
今月に入ったあたりから、ぼちぼち降ってきてると聞いていたが、今月のWindows Updateをあてた直後にプライバシー設定の確認をされて*1、すぐにCreaters Updateも降ってきた。例によって安定志向なので、こうやって強制的にさせられない限りはあまりアップデートしたくない派である。
更新そのものは昼休み程度の時間があれば自動で終わるので楽ちんだ。ざっとみた感じ、普通に使っている分にはほとんど変化がないかぁ。ごていねいに[A]の隣のキーをCaps Lockに戻してくれたほかは。前回のアップデートではGoogle IMEを再インストールしないと使えなくしてくれたのを思えばずいぶん進歩したものだ(←イヤミ)。
あとロックスクリーンでCortanaが自己主張するようになったけど「冗談を言って」と要請されてもなぁ(笑)。ま、それくらい安定してるということで、とくに不満はないよ。暇なときに3DになったPaintで遊んでみよう。
*1 Windowsの更新後にプライバシー設定がリセットされてしまう問題に対処したのだろう。
2017-06-17(土) [長年日記]
■ 川崎 1-0 広島@等々力陸上競技場
主審が発表になると「えっ、西村!?」「マジか……」みたいな絶望的な雰囲気が流れる川崎サイドだったが(笑)、全般的にフェアでまともなジャッジだったよ。人は進歩するものだ(えらそう)。
ようやく週末の試合も19時KOになって涼しいのはいいけど、日が長いから席についてから試合開始までが暑い。夏場には涼しいメインスタンドで観たくなるなぁ。
エウシーニョが復帰してメインの外国人がようやく3人揃ったが、不在のときに入っていた控え選手たちがいい感じにフィットしてきた時期でもあり、起用には悩ましいだろうなぁと思う。とくに今日は(順位的には下から数えた方がはやい)広島が5バック(!)で、突破力が欲しいところだけど、いまの川崎にはそういう強引な感じの選手があんまりいないもんなぁ。
それでも前半はぱっとしなかった阿部が後半にズドンと決めて、そのままなんとか終了。後半は攻められるシーンが多くて、アヴァンテ歌う余裕がないくらいの危うい勝利。とはいえ新潟戦以来、ホームでは勝てるようになってきたかなー。
2017-06-24(土) [長年日記]
■ シンデレラガールズ5thライブツアー静岡公演Day1 LV
朝、ベッドの中でまどろんでいたら「今日のセンター、なつねぇなのでは!?」という天啓が降りてきてバッチリ目が覚めました。天啓のくせに外れたけど。
「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 5thLIVE TOUR Serendipity Parade!!!」の4つめの開催地にしてツアー折り返し地点、静岡公演はDay1のみバルト9にて参加。ドラマがあるのはDay2だとわかっているけど、なかなか予定が合わなくてDay1ばかりになってしまう。まぁ今日も見どころ満載でグダグダ言ってる暇はないのだが。
会場の客入れが手間取っているのか、開演時間になっても始まらない。会場の映像は入ってきているので、LVで見ているわさますメンバから現地メンバへ「サイリウム振ってみてよ」「わかんねーよ」「あ、見つけた!」なんてお遊びをする時間があった。文明楽しい。
B07C75KTG3
で、予想に反してセンターはるーりぃだったわけだが、もちろんこれはこれで嬉しい。るーりぃも長身が災いしてなかなか真ん中には立たせてもらえないわけでな*1。ここまで3都市、「ニュージェネないし(中の人が)年長者がセンター」というルールを匂わせておいて、パターンにはまりそうになるときっちり外してくる。運営との騙し合い……というと言葉は悪いが、ちょっとした緊張感があって楽しい。そんなわけで、今回はしょっぱなから読みを外してくれたのが……
Romantic Now!! 「挨拶のあとはセンターのソロ」というパターンを外してきたばかりか、ソロ曲をみりあ&薫の2人、(ロリコンには)ご褒美中のご褒美という貴重なデュオだ。いやー、これは歴史に残るアクトでは。背中合わせのフォーメーションとか*2「かわいい」以外の言葉が見つからない。
き・ま・ぐ・れ Cafe au lait! よ・う・や・くのソロ披露。あっさむのMCが戸惑いと喜びがないまぜな感じで「わかる……」って思いながら見てた。これまでと演出はほとんど変わらないけど、本当のソロってだけで見てる側の心持ちがだいぶちがって嬉しみが高かった。
ニャンと☆スペクタクル。黒猫みくにゃん! 最初のYPTで登場したときからひゃっほぅ!って感じだったよ*3。ヘアスタイルも「前川さん」寄りで、これは最近のデレステイベントの流れからしてNothing but Youを意識してるんじゃないかなぁ。担当Pとして心から感謝。MCのときに津田ちゃんがしっぽをいじってて、気づいたなつねぇが振り返ると反対側のもよちーたちが替わっていじるという流れがかわいすぎた。
順番が入れ替わるけど、追い風Running。初参加になる中島由貴のパフォーマンスは事前にESDとかのMVで見ていて「ガチのアイドルがついに……!!」という期待をもっていたんだけど、ほんとうに素晴いパフォーマンスでしたなぁ。ルックスも含めての乙倉ちゃんらしさがみごと。なにより、指の先まできっちり踊れる、ミリオンのみっくクラスのアイドルがシンデレラにも来たぜ。こんなに才能のある子が普段はせいぜい3桁程度しか入らない会場で歌ってるとか、もったいないのでもっと売れるといいなー。
そんなガチなアイドルを迎えてもなお「アイドルらしさ」で他を寄せ付けないのが津田ちゃんの「空と風と恋のワルツ」。津田ちゃんのパフォーマンスはみるたびに「かわいさ」の純度が上がっていて恐ろしいくらいだ。アイマスのライブは単なるアイドルのステージではなく、役者の表現の場なのだとつくづく思う。
今回のオリメン抜き曲はHeart Voice。アニメで流れたこの曲がすんごく好きだし、これにかなう組み合わせはないと思うけど、実力派を揃えた今回も、これはこれで。
実力派といえばまきのんだけど、今日一番びっくりしたのが、秘密のトワレ。毎公演、1、2人は突然化ける人がいて、それが今回はことみんだったと思う。これまでのライブではどことなく硬さが残っていて、志希にゃんらしいゆるさと妖しさを表現しきれてなかったと思うんだけど、今日のアクトは余裕があって声もよく出ていて、すばらしかった。完全に「役を掴んだ」感じ。これがあるからライブ通いはやめられん。
「心もよう」の3人がまたそれぞれに良かったねぇ。ともともの歌唱力、こんなにすごかったとは思いもしなかった。さすがプリキュアに抜擢されるだけのことはある。初参加の嘉山未紗もとても落ち着いていて、難しい曲なのに雰囲気がとてもよかった。あと、しまゆきの座ってる場所がおっかなくて目が話せませんでした(笑)。
ああ、また全曲触れたくなってしまうので後半ははしょろう。
予習用プレイリストにエチュード〜パステルピンク〜絶対特権が順番通り入っていたのでこのパートは読み勝った感。Love∞Destiny、まきのん色っぽさ全開ですげーの一言。ハイファイ☆デイズがまたご褒美タイム(主になつねぇのご褒美)。メインパートのラスト「純情Midnight伝説」含め、後半はほとんどUO曲ばっかりだったけど、盛り上がる曲で締める構成ほんといいわ。
ひとつだけ不満があるとすれば「青空エール」を演らなかったこと。たまちゃんのデビュー曲、ここでかけなくてどうするって感じなんだけどなぁ。SSAでかかるのかしらん?
ちなみにライブ中話題に出た食べ物といえば「(さわやかの)ハンバーグ」「お茶」「みかん」くらいで、どれも打ち上げにはそぐわない感じだったので、LV組の4人でいつもの焼肉島津に入った。
そしたら会計のあとに渡されたコレでさわやかフラグをみごとに(?)回収したのだった。
2017-06-25(日) [長年日記]
■ パレスホテル東京でアフタヌーンティー
恒例の誕生日アフタヌーンティー、今年はパレスホテル東京のラウンジバーにて。誕生日は2日後だけど。
構成的にはオーソドックスなハイティーだけど、よくみるとスコーンがないとか、ブリティッシュ的なこだわりのあまりない「うちが出せる最高に美味しいスイーツを揃えました」みたいな感じで良かった。マカロンってなんであんなに流行ったんだろうと思う程度には好みじゃなかったんだけど、今日のは小さくてパサついてなかったので美味かった。錫の皿も変わった雰囲気で良い。
分量も多すぎず少なすぎず、でもお茶はお代わり自由だったので十分に満腹。あ、でもお茶はポットになみなみと来るので、あまり種類は試せなかったな。トラディショナルな紅茶はアッサム、セイロン、ダージリンの3種類しかなかったけど。
上の写真の手前、マロンシャンティイ、いわゆるモンブランの内外が逆転したような作りのケーキ(つまり内側が栗、外側がクリーム)で、スポンジ地がないから純度高めですごく好みだった。ググってみたらここの名物っぽい。また食べたい。あとはパテ・ド・カンパーニュのミニバーガーも美味かった。
2017-06-26(月) [長年日記]
■ デレステイベント「Yes! Party Time!!」
CDオリジナルとはまったく違う顔ぶれでこの曲のイベントをするというのもなかなか面白かったですな。順位はだいたいいつもどおりで、桃華3枚取り。
THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS VIEWING REVOLUTION Yes! Party Time!!
日本コロムビア
¥1,100
個人的にはイベントのまっただ中にアプリのアップデートがあって、とうとうAndroid 7.0での音ズレ問題が解決! いやー、長かった。ようやくおれのデレステにフルコンボが戻ってきたよ(フルコンできるとは言ってない)。
もっともこのバージョン、強制適用がペンディングになってしまったので、まだ問題が残っているのかも知れない。ちなみに自分が気づいている問題としては、スクショを撮るときにタイミングが悪いとOSのナビゲーションボタンエリアが出っぱなしになるのがある(というか自動で引っ込まない)。上のスクショはなんとかタイミングをはかって運良く上手に撮れたもの。
2017-06-27(火) [長年日記]
■ tDiary: Google Photosプラグインを使ってみた
来る肉の日に向けてtDiaryをいじっている。まずはこの日記で使っているtDiaryをHEADにして、先日@machuが作ってくれたGoogle Photosプラグインを導入。Picasa Webがほぼ死んでしまい、日記に載せる写真だけFlickrにあげてしのいでいたけど*1、Picker APIを使えばGoogle Photosの写真が使えるとのことだったので実装してくれたのだ。
ただ、導入がひどくめんどうでなぁ。machuが詳細な手順書を書いてくれたものの、手順が多すぎる。大勢に提供しているWebサービスとしてなら一回やればいいけど、個々人が設置するWebアプリでいちいちこんな複雑な設定、してらんないよねぇ。このあたり、もっと簡便にならないものだろうか、Googleさん。
ともあれ、自宅のPCで自動アップローダがクラウドにあげた写真から選ぶだけになったので、使うだけならずいぶん楽になった。あと、編集画面にあるFlickrプラグインのボタンが邪魔なの、なんとかしなくてはなぁ。
*1 Flickrは写真加工機能がずいぶん前に「Upgrade」を理由に停止したまま、いつまで待っても再提供される気配がなくて、事業継続性がまったくなさそうに見えるのがほんと怖い。
2017-06-28(水) [長年日記]
■ ミリシタ、アプリの提供が始まるも、サービスインはまだ
午後になってからGoogle Playで、次いでiOSにもミリシタのアプリの配信が始まり「いよいよか!?」と色めき立つアイマス界隈だが、それっぽい時間(15時とか17時とか)になってもサービスインしてくれず、とうとう公式が「おまえら落ち着け」という声明を出す始末*1。まったくだよ(←おまえのことだ)。
それはそれで「来月早々とかかねー?」とおしゃべりに興じているわけで、新しいゲームにはわくわくするのはしょうがない。はやく始まらないかなー。
*1 https://twitter.com/imasml_theater/status/879974673462681601
2017-06-29(木) [長年日記]
■ tDiary 5.0.5をリリース
今月もぶじにリリースできました!
こまごまとした修正が多いけど、プラグインが依存している外部サービスに追従するとか、ちゃんと生きてるプロジェクトをメンテしてる感があります(笑)。この日記をスマホでみると写真の縦横比がおかしくなってたのとかも直ってるはず。
■ ミリシタ、サービス開始!
昨日の時点でもう少し先だろうとのんきに構えていたら、翌日12時からスタートしてしまって慌てた慌てた(笑)。ギリギリでデレステのイベント開始には重ならないようにした感じだけど、事前情報からしてかなり盛りだくさんのゲームになるのはわかっていたから、探索するだけでもたいへんだろうし、こりゃ忙しい週末になりそうだなぁ。
なにはともあれ始めてみなくては……で、冒頭のシーンがこれですよ。シアターの建物がゲッサン版だ! テントじゃないんだ!(笑)
事前登録100万人(人とは言ってない)達成の公約どおり、SSR確定チケットが来たので*1さっそく引いたら、(狙いどおり)新人の歌織が来た! 幸先いいな。
あとはあまり時間もなくてざっくり触った程度。UIのアイテムの配置や画面遷移がデレステそっくりで、これはあえて共通化したんだろうなぁ。もっとも、2年の歳月はさまざまな環境変化があり、なかでもスマホの大画面化はさらに進行したため、とにかく字が小さい。老眼のくせにわざわざXperiaの小型端末を選んでるおれも悪いが、これは厳しいなぁ。逆にいえばデレステのデザインチームはほんとうにいい仕事をしているとも言えるんだけど。
*1 任意のタイミングで使えると思ってたけど、初期提供の6人だけが対象だった。とほほ。
2017-06-30(金) [長年日記]
■ デレステのシンデレラフェスで溜まったジュエルを大放出
ミリシタ開始にともなって(?)ガチャの設定が両ゲームで合わせられて、300回の上限を設けるとともに排出率がSSRが1.5%から3%へ。さらに記念(?)として確率倍増のシンデレラフェス開催、限定SSRはみくにゃん! ……えっ、みくにゃん!? SSR化多すぎない!?
だが大丈夫、この日のためにいっさい使わずに溜め込んだジュエルがちょうど50,000個あるのだ。200回しか回せないけど……*1。
そんなわけで、日付の変わるちょっと前からガシガシ回し始める。10回、50回、100回、出ない。150回、200回……出ないじゃねーかおい! あー、くそ、出ねぇよ……とがっくりしてたら「日付がかわりました」とのメッセージとともにログインボーナスが。なんと記念(記念ってなんだ)に2,500ジュエル贈呈だって! まだあと10回回せるぞ!!
で、その最後の最後の10連で、限定SSRみくが出たのだった。劇的すぎる……。なお、この間に出た全SSRはこんな感じ(↓)で、割合は5.7%だから、おおむね表記どおりの確率でした。フェアですね(白目)。
*1 ここで「あと100回分足せば天井なんだから課金すればいいや」と考えるのは運営の思う壺である。賭け事はしない主義なのでそういうことはしない。スカウトチケットや衣装はきっちり買うので、無課金というわけではないけど。
◆ kitaj [オレも見た! 原作とかなり違うけど本当にいい改変だと思った。 こういう映画ばかりなら大歓迎なんだが。]
◆ yomoyomo [> で、今回の「メッセージ」も、含意もへったくれもないクソみたいな邦題でがっかりなんだけど、映画の原題からして「AR..]
◆ ただただし [> yomoyomo なるほど、そういう解釈ができるという点は同意します。 ただ、〈ヘプタポッドB〉を会得し..]
◆ ただただし [↑と書いたものの、一本の映画にここまでの理解を可能にする表現を求めるのは無茶かも知れません。こういうのは読み返しも前..]