2013-04-01(月) [長年日記]
■ ようやくHDDを換装した
あんなことがあったのに、なまじ使えているもんだからなかなかアクションする気がおきなくて(だいたいPC用のパーツを買う習慣がすでに消滅している)、ようやくHDDを買った。もうどこのメーカーがいいとか性能がどうのとかよくわかんないし気にもしないので「Amazonで2~3TBで検索して一番人気の高いヤツ」というテキトー極まりない選択方式に委ねた。
というわけでWestern Digitalの2TB。開腹してケーブル挿して、旧ドライブをまるっとコピーしてドライブ名とマウント先を変更したらそのまま何ごともなかったかのように継続して使えている。Windowsではシステムディスクとデータディスクは分離しておくと楽だねやっぱり。Amazonのレビューにあるとおり、すごく静かで不安になるくらい。
Backblaze以外のバックアップはどうしようかなー。
■ エイプリルフールに千川ちひろのカードが回覧されるわさますプロ
あいかわらずこの日は凝ったエイプリルフール専用のサイトを公開するところが多いのだけど、ここ数年はさすがにもう飽きたというか、タイムラインに流れてくるのをちょこちょこつまみ食いする程度。とはいえ日付が変わったと同時にモゲマスで再生されたセーラー服姿の千川ちひろには盛大にうけたわけだけど(もちろんしっかり揺れる←何)。
わさますプロでは新しく入手したアイドルを社員間で回覧してアルバム埋めや親愛度上げを共有する習慣があるのだけど、さっそくというか、すぐにちひろをあしらった偽カード画像が作られて、プロダクション内で回覧され始めたのだった。まったく、いつものことながらノリがいい(笑)。そもそも存在しないアイドルをどうやって回覧するのかという仕掛けも含め、これは楽しかった。
2013-04-03(水) [長年日記]
■ 【ナビスコ】川崎 2-1 磐田@等々力陸上競技場
等々力開幕には行けなかったので、改装中のメインスタンドを見るのは今日が初めて。なるほど、みんなが「学校の校舎」と言うわけがよくわかる。
さて、スタメンはなんとなくナビスコ布陣というか、ジェシがようやく入っていたりしていい感じ。実際、前半はしじゅう攻め込んでいて、相当に良かった(そしてトイレに行っている間に先制点を見逃すという……)。リーグ戦もこれでいいんじゃ?
うってかわって後半、2点目をとったあとはイマイチで、いつ追いつかれるかとヒヤヒヤする展開。1点取られただけで良かったよ。アヴァンテを歌うのは久しぶりだなぁと思って調べてみたら、去年の11月以来だったようだ。ようやく今季初勝利かー。
2013-04-06(土) [長年日記]
■ 今年も春の嵐がやってきた
ほんの数日前に去年の大嵐の日記を読んだと思ったら、今年も同じ時期に爆弾低気圧が日本を縦断するという予報が出ていて、朝から歯医者に行ったり(←予約していただけなので嵐関係ない)、週末の買い出しを早めにしたりしていた。
で、伊勢丹に行ったら東北物産展をやっていたのでうっかり米沢牛のコロッケを買うなど。これで今回の台風コロッケ調達完了……って台風コロッケはもっとチープなもののような気がするけどまぁいい。それから勢いで萩の月10個入りを確保するなど。嵐にかこつけてなんかいろいろ買ってしまった。
去年は平日だったけど今年は週末なので影響を受ける人は少なさそう……と思いきや、けい何とかさん主催の9時間ぶっ通しでラブライブ!を語りつくす会とか、もちろんJリーグもあったりして、周囲には出歩いてる人が少なくなかったのでけっこう冷や冷やしていた。夕方から雨が強くなってきて、スカパーで見ていた湘南-川崎戦も雨で向こうが見えないくらい(正直行かなくてよかったw)。でも風はそうでもなかったな*1。
*1 翌朝は雨が上がってすごい風になった
2013-04-10(水) [長年日記]
■ 【ナビスコ】川崎 0-0 清水@等々力陸上競技場
今日はソロ観戦。ケンゴや大久保がスタメンどころかベンチからも外れたあからさまな「ナビスコ用チーム」で、そんな余裕こいてる場合じゃないだろうと思うんだが。ご子息が出てないだけマシなのかなぁ……。結果は案の定のドローで相変わらず勝ち点3が遠い。公平を期すために書いておくと、攻め込んでる時間も多くてそんなに悪い展開ではなかった。決めきれなかっただけで。まぁ、清水もそんなに良くなかったので、見ている側としてはあんまり面白い試合でもなく。
それにしても、キーパーと一対一になってるのに焦って真正面にしかシュートできないとか(それも再三)、走っている味方が通り過ぎた場所にパスを出すとか(これも再三)、とてもプロのテクニックとは思えんものをやたらと見せられると、単純に練習が足りてないんじゃないの、と感じてしまうのだよなぁ。勝てないならせめて、華麗なプロの技を見せてほしいわ。
2013-04-11(木) [長年日記]
■ 「(白石俊平と)カッコいいやつら」に行ってきたよ
html5jの白石さんが、なんか面白そうなことを始めるというので行ってきた。というか、テーマが電子書籍で、対談相手がGene Mapperの藤井太洋さんと達人出版会の高橋さんというのはどうみても俺得じゃないの。
前説で白石さんからこの会の趣旨として「自分が50歳になったときにどうしてるかわからないので、いまチャレンジしている人に話を聞いてみたい」といった説明があって、「わかるわー」という感じである。まぁ自分の場合はもうそんなこと言っていられる年齢じゃないのだけど、ようするに10年後くらい先の未来は見えないよねという話だろう。だから鈴木みそじゃなくて藤井太洋だし、楽天Koboじゃなくて達人出版会なんだな*1。
会場のリクルートメディアテクノロジーラボは銀座の地下にある隠れ家的スペースで(WiFiあり)、「勉強会」というよりもカフェのイベントという感じ。無料なのに酒と軽食まで出て、スポンサーすごい。というか、そんなスポンサーまで集めて自分が話を聞きたい人と対談する企画を立ち上げちゃう白石さんの実行力がすごい。「自分が」ってところがミソだよな、そうでなきゃ面白くなるはずがないわけで(そしてじっさい面白い)。
さらにこのイベントのために専用のHTML5アプリがあって、画面上の「カッコいいね」ボタンを押すと正面スクリーンにその人のアイコンがピピッと流れる*2。壇上でこれを見ていた藤井さんが(おれのアイコンが流れるのを見て)「ただただしさんがいらしてるんですか?」→高橋さん「あちらに」→おれ「えっ、えっ」みたいな流れがあって焦った。いやTwitterで何度かやりとりはあったけど、個人的に認識されてるとは思ってなかったので。おかげでちゃんと挨拶&名刺交換できたのは今日の収穫。
というわけで十分おもしろかったものの、『「おもしろすぎる」を目指す』という目標に到達していたかというともう一息というのが正直なところ。こういう話はハイコンテクストなほど面白くなるはずなのに、そこまでたどり着けていなかった。対談中も「なかなかオフレコ発言が引き出せない」と言っていたけど、聴衆がコンテクストを共有してない前提で始めてるんだから当然だと思う。500人1000人のイベントならいざしらず、たった80人のイベントなんだから、思い切りハイコンテクストにしちゃえばいいのに。今回で言えば「Gene Mapper」を読んでいることは当然(ゆえにネタバレもOKで)、達人出版会がどういうビジネスをしているのか知っていて、その他にも電子書籍に日常的に親しんでいることくらいは参加者に求めていいんじゃないかなぁ。でないと次回以降も「おもしろすぎる」手前で終わっちゃうのでは。
(で、あえて対談の内容には言及しないのであった。ああいうのは現地で聞くから意味があるので)
2013-04-16(火) [長年日記]
■ 鳥類学者 無謀にも恐竜を語る (生物ミステリー)(川上 和人)
タイトルからして面白そうなので読みたいなと思っていたら本が好き!で献本募集があったので申し込んだらあたってしまった。過去、正確に4回に1回の間隔であたっていたのに、なんと今回は3回目である。うちゅうのほうそくがみだれる……!!
学生のころ、全身が真っ白い羽毛で覆われたティラノサウルスの化石が発掘されるというシーンから始まる小説を書いたことがあって*1、鳥類が恐竜の末裔であるということはそのころ(四半世紀くらい前?)からすでに一般にも認定されていたと思う。ので、現生鳥類から恐竜のことをあれこれ想像するのはごく当然のなりゆきなはずだけど、そういう話はいままであんまり読んだことがなかった。
とはいえ、このことがほぼ確定的になったのはなんと2011年のことだと説明されて驚いたりして、やっぱりこの世界は油断がならない。というか、こんなに知らないことが多かったんだなぁと唖然とするくらいに話題は多岐にわたっていて、ページをめくるたびに新しい発見と驚きがあってじつに面白い。クジャクのアレはじつは尾羽根じゃないとか、ダチョウなどの飛ばない鳥のことを「平胸類」って呼ぶなんてぜんぜん知らんかったよ*2。
こうしてみると、自分が恐竜について知ってる(つもりだった)ことに比べて、普段から慣れ親しんでいる(つもりだった)鳥類のことはなんにも知らなかったんだなとわかる。恐竜を餌にして鳥類について知ってもらいたいという、鳥類学者である著者の策略にまんまとはまった感じ。そう、本書は「鳥類学者が恐竜について語って」いるように見せかけて、実は「恐竜を通して鳥類について語って」いる本である。
あと、とにかく軽口が多くて、軽口を除いたら一割くらい薄くなるんじゃないかというくらいなんだけど、これがぎりぎりでオヤジギャグになる手前くらいには面白い。あえて適切じゃない例え話とか。恐竜のサイズをガンタンクで例えてみたり(わかんねーよw)、重心の話題でハーレーとビューエルを比較してみたり(バイク乗りじゃなきゃわかんないだろ)。
というわけで、恐竜についての新しい視点を得られるだけでなく、鳥類についてもいろいろ知ることができて、おまけに気の利いたジョークも読めて、一冊で2.5冊分は楽しんだ感じだ。お得!
2013-04-17(水) [長年日記]
■ jQueryのDeffered/Promiseを会得した(いまごろ)
なんか最近、やたらと非同期処理の文脈で「promise」というキーワードを見ることが増えて、なんか流行ってんのかなーくらいにしか思ってなかったんだけど、実はjQuery.ajaxを使っているときに恩恵を受けていたことを(いくつか実装してみて)ようやく理解したのであった。Deffered/Promiseが実装されたのは、もう2.0もなろうというjQueryが1.5のころの話である。鈍すぎる……。
というのも、あんまり理解せずにコピペしていたからなんだよな。かつてはこんな感じに書いていたjQuery.ajaxの呼び出しが:
jQuery.ajax({ type: 'POST', url: '/', ..., success: function(){...}, error: function(){...} });
何かのソースを読んでいたらこんな風に書けることを知って:
jQuery.ajax({ type: 'POST', url: '/', ...}) .done(function(){...}) .fail(function(){...});
「へー、最近はメソッドチェインで書くんだ」とか思ってそのまま真似していたんだよ。しかも「なんでsuccessやerrorから名前を変えたんだ」とか見当違いの不満をぶつけつつ。ここでちゃんと意味を理解していれば、コールバックの密林に分け入って無駄に複雑なパズルを解くはめにならずに済んだのに!
で、↓のあたりを読んで、ようやくjQuery.ajaxがPromiseを返しているということを理解したのだった。
そうとわかれば、jQuery.ajax(またはそこからつながったdoneやfail)の返り値を利用して、他の処理を同期的に書くことができる。おかげでいろいろ諦めていた制約がすっきり解決できた(主にmassrで)。
まったくなー。コピペだめ! ぜったい!
2013-04-19(金) [長年日記]
■ GiGiさんオススメの「にゃんこ大戦争」をやってみたら本当に面白かった
おれがいわゆるソーシャルゲームにおかしな偏見を持っていないのは、もともとゲームはあまりやらないタチだったからかえってイーブンな見方ができるというのもあるが、どちらかというと以前からGiGiさんの書いたものを読んでいたせいじゃないかと思う。ソシャゲの話に限らず、GiGiさんの意見は熱いくせに客観的でじつに好みだ。
そんなGiGiさんのインタビュー(これがまたカッコイイのよ)で「にゃんこ大戦争」(Google Play*1)がおもいっきりプッシュされていたのでやってみたら実際すごく面白かった。すでにダウンロード400万件という情報もあるし、存在すら知らなかったのは単におれがそういうクラスタに入ってないってことなんだよなぁ。ちなみに(さすがに)パズドラは知ってるし、すでにプレイした──そしてしばらく時間を吸い取られていた──けど、じきに育成が面倒になって放置しているクチである。だってキャラがかわいくないんだもん。
「にゃんこ」も別にかわいくはないんだけど(「キモかわいい」はかわいいうちに入らないよ派)、最初の1、2県*2進めてみて「あれ、これってけっこうガチなストラテジーゲーム?」と気づいたら、がぜん面白くなってしまった。資金や兵器工場などの軍事的なリソースをどう配分するかという戦略モノだよね、これ。補給線の問題なんかも出てくるし。戦略戦争が題材なんだから当然なんだけど、ゆるキャラに騙されるところだったぜ。
というわけでしばらくは遊んでみるつもり。とはいえ、モゲマスにグリマス、さらに最近はバハムートにまで復帰してしまったので、そろそろ本数を絞らないとまずい*3。
2013-04-20(土) [長年日記]
■ tDiary、12歳
これを書いているのは21日だけど忘れていたわけじゃなくて力尽きて寝てしまったからなのよ……。
これで干支を一回り。目標の25年までおよそ半分の道のりまでやってきました。ってまだ半分未満か!
次のイベントは29日に予定されている3.2.2のリリースで、これはruby 1.8系をサポートする最後のリリースになります。この夏でruby 1.8自体のサポートが切れるので、ruby 2.0に移行するならいまのうちですよ(第一tDiary.Netがまだ1.8なのであんまり人のこと言えないけど)。
2013-04-21(日) [長年日記]
■ 進化したハサミ、PLUSの「fitcut CURVE」(左手用!)を買ってみた
先月、地味にスゴイ!ハサミに訪れた3000年目の進化という記事が話題になって「これは欲しい、ぜったい買う!!」と思ったもののすっかり忘れていたんだけど(よくある)、今日ふらっと寄ったLOFTに並んでいたので即買いしてしまった(→製品サイト)。だって左手用があったんだよ!!!!11
写真(右)はこれまで20年以上使ってきてさすがに切れ味の落ちてきた同じくPLUSの左手用ステンレスハサミ。他のメーカーにも「子供用」と銘打った左手用ハサミは多いんだけど、大人用の製品でずっと左手用をラインナップしてくれるPLUSはほんとすばらしい文具メーカー。そして話題の新作ハサミでもそれが変わらない。たとえそれが一番チープなスタンダードにしかラインナップされてないとしても、恨んだりしませんよ、ええ。できれば最高グレードのチタンが欲しいけど……いやいや、恨んでなんていませんって!
で、肝心の切れ味だけど、たしかに指にかかる力ははじめから終わりまでぜんぜん変わらない。とくに最後のひと息のところで気負うことなく「カチッ」と刃が合うところがなかなかの快感。3000年来の進化とはよくいった。これはいいものだ。チタンだったらもっと良かったけど(しつこい)。
B0079WLH4U
買ったのはこれ↑。本当はこれ↓の左手用が欲しい。欲しいです、安西先生。
B0079WLNGW
2013-04-24(水) [長年日記]
■ 映画「HK 変態仮面」を観てきた!
今夜はかみさんがいないので、ふたりで行く可能性の低そうな映画でも観ようとしたら、必然的(?)にこのチョイスになったという。
レディスデイなので女性客の方が多かったけど、みんな始終ゲハゲハ笑っていて、平和な国でよかったなぁと思った。上映が終わって場内が明るくなってからも笑い声が絶えない作品なんて初めてだ。たぶんみんな「最高にくだらない2時間を過ごして満足」という気分だったんだろう。というか、こういう映画を作れるって時点で平和だよなぁ。いいことだ。
とにかくこれだけは書いておきたいのだが、脇役だけど安田顕の演技がすごくて、彼の独白シーンだけでも映画二本分の価値がある。もう正真正銘の変態。これを観られただけでも満足。
もちろん(原作から想像のつくとおり)全編笑いっぱなし、下品さ満開のコメディなのだけど、あえてチープな絵作りや演出とは対照的な、一点豪華主義とも言える変態仮面の「テクスチャ」へのこだわりとか、いろいろ狙ってやってるのが感じられて面白かった。クールジャパン。
2013-04-25(木) [長年日記]
■ 9784798128566
こんど仕事のプロジェクトでC#を使うことになってしまい(というか自分で決めたんだけど)、なんか教科書的な本を読まないとなーと思っていたらこの本が出たのだ。言語学習のために「×日でマスター」系の本は避けるのが基本だと考えていたんだけど、著者があのartonさんである。一筋縄なわけがない。
で、ちょうど大江戸Ruby会議03のときに会えたので聞いてみたら「3日目にしてラムダ式が出てくる」点を力説された。意訳すると、ありきたりのオブジェクト指向言語チュートリアルではないということだ。いまどきの言語がマルチパラダイムなのは当然なので、入門書だってそれに対応しているべきだから、この方針は正しい。ということで買ってみた。
「10日で」といってもそのためにフルに時間を使えるわけではなく、仕事の合間に写経しながら1回で「1日分」を進められるのは最初の3日くらい。あとは飛び飛びに写経した。
2日目まで、さんざんクラスを使って非常に冗長な記述を繰り返し、「あーもう、面倒くさい!」となったところで、救世主のようにラムダ式が登場、コード量をググっと圧縮してみせるあたりが実にニクい(笑)。あと、(9日目とはいえ)ちゃんとTDDも盛り込まれているのでテスト厨にも安心。
それにしても、C#はJavaに似たやや冗長な言語だけど、十分に発達したVisualStudioのインテリセンスのおかげでタイプ量は非常に少ない。というか最近のIDEってこんなに進歩してたんかー。普段はvimでも補完使って楽してるけど、これはちょっと異次元だなぁ。感動した。コーディング規約も強制されるし、業務で使うには最適だなこれ。
ユニットテスト機能もIDEだけでなく文法でもサポートされている(命名規約で縛るのではなく)。artonさんはコミュニティにも委員会にも邪魔されず好き勝手に拡張されている言語なので進化が速くて面白いと言っていたけど、たしかにそんな気がする。言語組込みの問い合わせ言語「LINQ」なんてまさにそうで、同じ言語内言語である正規表現よりも密に組み込まれていて、境目が見えないくらいだ。保守的な方針の言語でこれをやるのは難しいだろう。
というわけでだいぶ面白かった。あとはこれを業務で使うわけだけど……まぁ、入門書一冊読んでおしまいというわけにはいかないわな。もう一冊、リファレンス的な本も欲しいな(公式文書で十分かもしれないが)。
9784798128566
2013-04-26(金) [長年日記]
■ GitLabを5.0→5.1にあげた (ちょいハマり)
2ヶ月ほど前に導入したGitLabだが、あれからはやくも職場の重要インフラになってしまったので、ちゃんと面倒をみなくてはいけなくなってしまった。怖いですね。で、先日5.1が出たのでアップデート。
といっても手順はちゃんとドキュメントになっているのでそのとおりにするだけだ。こういうところで手を抜かないのは立派だなぁ。利用しているWebサーバがUnicornからPumaになったということで(ほらまた知らないプロダクトの登場だよ……)、Apacheのリバースプロキシが見に来るポートについてちょっと書き換えた程度:
# config/puma.rb bind 'tcp://0.0.0.0:3000'
実行してみると、ちゃんと動いているように見えて実はリポジトリ内のファイルの中身が表示されない。エラーメッセージを頼りに探すとすでにIssueがあってClose済み。だけどよく読むとGitのバージョンが古いのが原因っぽい*1。こっちは例によってDebian 6.0 (Squeeze)、できればstableからいじりたくないんだけどなぁ……とも言っていられないので、(個人的な)禁忌としていたsqueeze-backportsを利用することに(apt preferences によるリポジトリの使い分けがわかりやすかった)。
% sudo aptitude -t squeeze-backports install git % git --version git version 1.7.10.4
これで一件落着かと思いきや、こんどはクライアントにTortoiseGitを使っているユーザからpushできなくなったという報告が。WebのログをみてみるとPOSTしたとたんにコケているんだけど、ログにはそれ以上出ていない。
しょうがない、原因不明で動いてなかったsshを使えるようにして、httpを使うのをやめてもらおう。そして探してみるとけっこうすぐに見つかったりするわけです(→Installing GitLab 5.0)。ようするに~git/.ssh/authorized_keysを削除してやりなおせ、と。で、じっさいその通りにやったら動いて、TortoiseGitからもpushできるようになった。めでたしめでたし。
追記
その後、GitLabで書いたWikiページが消えてるという報告を受けて調べたら、5.0β→5.0の間に保存方法がDBからgitに変更になっていたのを知らずに5.1へのマイグレーションをしたせいだった。βからそんな大きな変更入れるなよ(笑)。
*1 gitのバージョンにかなり強く依存している作りなので、このあたりは今後もネックになりそう。
2013-04-27(土) [長年日記]
■ FC東京 2-0 川崎@味の素スタジアム
今年はスタジアム観戦へのモチベーションがだいぶ低下している我が家だが、多摩川クラシコは行かないとね……というわけで敵地・味の素スタジアムへ。いやもう、寒いのなんのって、あと数日で5月だというのに何この寒さ。おかげで他のことが記憶に残ってないよ!(なわけがない)
点差以上に実力差があった試合だったな。FC東京の選手はスペースに走りこんで前を向いてパスを受ける。いっぽう川崎の選手は突っ立ってパスを待ち、後ろ向きに受ける。一部リーグにふさわしいプレイがどっちかは言うまでもない。ケンゴを始めとしてキープレイヤーが何人か欠けてることだけが理由じゃないよなぁ、これは。なーんか意識が低いんだよね。
ところで今回はアウェイ席でもコレオをやったんだけど、当然モニタに出してくれるようなことはないので、どんな柄だったのかわからなかったんだけど、ゴースタに掲載されていた。おー、すげー。
2013-04-29(月) [長年日記]
■ 富士山五合目へ
もうすぐ5月だというのになかなか気温が上がらなかったけれど、ようやく暖かくなってきたので特に行き先を決めずに出発。せっかくなので相模原ICから圏央道で海老名に抜けるルートを通ったが、早朝、しかもバイクなら普通にR16で横浜町田IC使った方が早いわな(知ってた)。R16が混んでる時間帯に車でという状況ならいいけど。
御殿場で降りて富士山スカイラインへ。まだ寒いかなと思ってたけどそれほどでもないので、えいや、と五合目を目指す。とうぜんながら、上の方にはまだ路肩に雪が。でも風がなくて太陽が出ているのでけっこう暖かい。といってもインナー代わりにフリース着てるんだけど。
そのまま富士山を一周しようかと思ってたけど、御殿場の交通量が妙に多くていやな予感がしたので、そのまま裾野に下って岐路へ。秦野で病人を見舞ってから昼ごろ帰宅。
毎回同じようなルートばかり走っていると思われているかもしれないが、日本列島は南北に長いとはいえ場所が変わっても実はそんなに風景は変わらない(植生に大きな変化がない)。南北の差異よりも高低の差異の方が大きかったりするし。一方、季節の変化は非常に大きいので、同じ場所を季節を変えて走ると飽きることがない。なんといっても美しいのは秋の紅葉だが、新緑の季節もそれに勝るとも劣らない楽しみだ。……とはいえ、富士山周辺はまだそんなに芽吹いていなかったんだけど。やっぱり今年は特別に寒いよなぁ。もう1、2週間もすると、山が緑色に染まってくるだろうか。
■ tDiary 3.2.2リリース
↑の早朝ツーリング中、富士山で写真撮ってたら携帯が鳴って、tDiaryが肉の日リリースされたことを知ったのだった。はやっ。
というわけで、tDiary 3.2.2をリリース。今回のリリース担当は@machu。これでトラックナンバーが3になった。どんなもんでも、3人くらいで回せるようになってると気が楽になるね。
予告していたとおり、今回のリリースがruby 1.8系をサポートする最後のtDiaryになる。今後、1.8で動かすために入れてあったコードはどんどん削除されていくでしょう。ていうかこれを書いている23:00現在、はやくも@hsbtが作業にとりかかっているもよう。気がはえーな(笑)。なんか、Google ChromeがWebkitに決別したときみたい。
かくいうおれも、第一tDiary.Netのrubyをはやく2.0にあげないと……
◆ 深尾洋行 [楽しく読ませて頂きました。 文献として最良のランク。 ユーモアも満点。 分かりやすさに関しては、点のつけようが無いく..]