2001-03-20(火)
■ Ruby 1.6.3
あら、Ruby 1.6.3が出てしまいました。今までみたいにプレビューリリースしないのねん。こないだcgi.rb
のパッチを出したおかげで、ついにChengeLogに名前が残ってしまったあるよ。わーい。
さて、Jiraiに入るのを待ってらんないので、1.6.2用のSPECファイルのバージョン部分だけ直してリビルドしてみる。せっかくなのでsrc.rpm
も作っておこう。
% diff -u ruby-1.6.2.spec ruby.spec --- ruby-1.6.2.spec Mon Jan 29 07:17:56 2001 +++ ruby.spec Tue Mar 20 00:24:31 2001 @@ -1,7 +1,7 @@ Summary: object-oriented script language Name: ruby -Version: 1.6.2 -Release: 5k +Version: 1.6.3 +Release: 1sho License: GPL Group: Development/Languages Source: ftp://ftp.netlab.co.jp/pub/lang/ruby/%{name}-%{version}.tar.gz @@ -113,6 +113,9 @@ %files tcltk -f ../ruby.list2 %ChangeLog +* Tue Mar 20 2001 TADA Tadashi <sho@spc.gr.jp> +- update to 1.6.3 + * Mon Dec 25 2000 Tsutomu Yasuda <tom@digitalfactory.co.jp> - update to 1.6.2 % rpm -ba --target=i586 ruby.spec
■ できたRPMファイルは特に問題なさそうなので入れてみる。構成は変わってない(はずだ)し、たぶん大丈夫でしょう(笑)。
■ ディスク障害?
夜になってメールを読んでいたら、妙に反応が遅い。syslog
がやたらとCPUを食っている。なにかと思って/var/log/messages
を見たらこんな状況……
Mar 20 19:09:57 spc15 kernel: hdb: drive not ready for command Mar 20 19:09:57 spc15 kernel: hdb: status error: status=0x00 { } Mar 20 19:09:57 spc15 kernel: hda: DMA disabled Mar 20 19:09:57 spc15 kernel: hdb: DMA disabled Mar 20 19:09:57 spc15 kernel: hdb: drive not ready for command Mar 20 19:09:57 spc15 kernel: ide0: reset: success Mar 20 19:09:57 spc15 kernel: hdb: status error: status=0x00 { } (以下延々と続く)
■ ちなみにhdb
は/home
の入っている20GBのディスクである。もちろんバックアップなんてない。青くなった。とりあえずlogoffして、電源を落とそうと思うがそれもままならない。仕方がないのでリセットするが、BIOSがディスクの認識に失敗している。マジでヤバい。
電源を落として、しばらくほっといてから、祈る気持ちで再投入。おお、今度は認識している。とりあえずLILO
でlinux 1
と入力してシングルユーザモードへ。実は生まれて初めてのシングルユーザ(笑)。問題のディスクを覗いてみるが、特に問題はなさそう。なんだったんだ……?
いや、実は前兆(?)はあったのだ。昨日かみさんがプリンタとMOを買ってきたのを見たせいで、ひさびさにアップグレードしたい病が再発していたのだ。で、夕べチャットで「次は1GHzくらいで、M/Bも変えるぜ……」みたいな話をしていたのである。そう、ヤツは聞いていたのだ。「新しいマシンを買うことを決めると、古いマシンが不調になる」。典型的なマーフィーの法則。まったく、どこで見てるかわかんねーから油断がならんな、ヤツは。
いずれにせよ、アップグレードは急務だな。こんどはReiserFSにしよっと(って、ディスクが壊れたら関係ないけど)。それより、最近のM/BやCPUって、問題なくLinuxが動くのかしらん? 最近その手の情報って追っかけてないから、ぜんぜんわかんないや。いちおうP-III 1GHzくらいでi815Eあたりを狙っているんだけど、問題なく動くならAthlonもいいよなぁ、とか。こういう情報って、Googleで検索してもニュースサイトの目次がたくさんひっかかるだけで、うまく見つけられない。最速狙ってるわけじゃないけど、そこそこ速いのが欲しいよな。どうせまた、3年も4年もそのままで使うんだし(笑)。
あ、そうか。まずはデジファクの動作確認リストを見るべきなんだな。P-III 1GHz機がリストにあるのがわかる。なるほど。大丈夫そうだ。Athlon情報はイマイチ得られず。ビデオカードのことしか書かれてないってことは、CPUやチップセットは関係ないのか、最近は。
2002-03-20(水) 9848歩
■ Kondara 2.1(2)
夕べ、mph-get get-allをしたまま寝たので、今朝には差分がすべて手元に。mph-get upgradeしなかったのは、こないだのポカミスでRPMのDBがぶっ壊れているからだ。なにせ、mph-getで入手した差分が500MBもあるのだ。どう考えても差分ではない。つまり、上書きしてしまったDBには古いバージョンのパッケージ情報が入っているので、それより新しいものはたとえRC2に含まれていても「新しい」と見なされてしまうということである。
あーあ、これからDBの内容と実際パッケージの矛盾を見比べながら、ちまちまと手動rpmするしかないのかー。うへー。
■ 定期券
昨日、ふと小田急の定期をみたら22日で切れることが判明。なんてこった。総務からなんの知らせも来てないぞ。
で、もしかして、と思って銀行で記帳してみたら、15日に振り込み済み。以前から定期券は総務がまとめ買いして配っていたのが、前回から旅費として振り込まれて自分で買うようになったんだけど、まさかアナウンスすらしなくなるとは思わなかった。自分でチェックしてないと買い忘れちゃうじゃんか。あぶねーあぶねー。
それにしても、こういう省力化(?)でバンバン仕事量を減らしてるくせに、人数はひとりも減ってない総務部。いいのか、そういうことで。開発は病人が続出するほど忙しいらしいけど?
■ tDiary: 本日のスナップショット
DTD問題は強い反対もないようなので、DOCTYPEにURLを含める形(仕様準拠モード)にしたものをスナップショットとして公開。<!DOCTYPE〜>の部分はプラグイン化してしまったので、差し替え可能だ。念のためプラグイン集の方には、従来のURL抜き(下位互換モード)のDOCTYPEを挿入するdoctype-html401tr.rbと、StrictなDOCTYPEを挿入するdoctype-html401strict.rbを入れておいた。互換モードじゃないと困る人や、Strictラブな人は、pluginディレクトリにコピーするだけ。
勢い余ってdoctype-xhtml10.rbも書いちゃおうかと思ったけど、add_heaer_procも大幅に書き換えないといけないのでやめた(笑)。そういうのが好きな人に任せよう。
テストベンチも仕様準拠モードに対応。
■ tDiary: yasqueeze.rb
面白い。保存先のファイル構成がsqueeze.rbと違うので互換性に難ありとは言え、squeeze.rbの代わりにこっちを添付にしちゃいたいくらい。いろんなモードで動かせるのがカッチョイイですな。update_procはリンク元が増えるときには呼ばれないけど、もともとsqueeze.rbはリンク元情報は出力しないので(ゆえにバックアップとしては不足)、これで十分と言えるわけだ。
コールバック系プラグインの仮引数として&procを使った方がいいというのは、たぶんおっしゃる通り。そういう方法が思いつかなかったのは、たんに普段から&付き引数を使う習慣がなかったからです(^^; いまさらなので、変えるとしても1.5系からだなぁ。
あと、〜_proc_beforeや〜_proc_afterのようなものを増やす予定は今のところないです。コールバック系プラグインは好むと好まざるとにかかわらず呼び出されてしまうので、ただでさえ重いtDiaryでは増やす方向には慎重になりたい。
■ tDiary: CSS Editor for tDiary
こちらも周辺ツール紹介。対話式にテーマが書けてしまうという。おもろいです。DOCTYPEがらみのリクエストは、これを作るためにあったわけですな。
ただ、これによってできたCSSは、どうすれば手に入るのでしょう……?
■ SourceForge.jp
これって、日本だけってことなんだろうか。SourceFouge.netの方は、Accept-Languageを見てメニューを(一部)日本語にしたり、ドキュメントの日本語化プロジェクトがあったりとか、このまま行けば日本人でも十分使いやすくなるという感じがあったんだが。日本人だけで閉じちゃったら逆効果だと思うんだが……。
この記事の書き方が悪いだけということを祈る。
■ 飛び石連休
飛び石は沈めて四連休にする会社と、祝祭日のある週は土曜出勤にする会社。
もし、どっちも忙しさは同じくらいで休日出勤も少なくなくて、年間の出勤日数に違いがないとしたら。社員のモチベーションはどちらが高くなるか、比べるまでもないだろうな。人を使う立場になったら、こういうことを考えないとね。いまだに、社員は締め付けるほどよく働くと考えている経営者のいかに多いことか。
■ ロボット〜♪
ROBODEX2002が近づいてきて、ロボット関連の発表が続々。たまらんわ。
昨日のSONY SDR-4Xの続報とムービー。相変わらず歩き方に色気はないが、路面を見回す動作は動物っぽくってなかなかいい感じだ。SONYだけど及第点をあげよう(えらそう)。でもねぇ。やっぱ、ヒューマノイドは、ともに手を取り合って歩ける大きさが欲しいよ。
一方、人間とほぼ同サイズのISAMUの後継機HRP-2は、のちに出淵デザインになるとか。それはヤバい。これも買っちゃうかも知れない(これも……?)。
どちらの新型も、「転んだらどうするのか」というヒューマノイドロボット最大の問題点に対して果敢にチャレンジしているのがいいね。これがないと、ぜったいに人と一緒に生活できないからな。
HONDAから何か新しい発表がないかなぁ。
2003-03-20(木)
■ TrackBackとRefererとツッコミと(6)
この程度で満足してはいけません:-) なにせ今回のプラグインはほんの50行程度。
ゆうべこのへんをいじっていて、プラグインファイルloadのタイミングをちょっと早めるとパッチもプラグインに内蔵できることがわかった。TrackBackのためだけにそれをするのはどうかと思ったが、考えてみたらかなり応用範囲が広いみたいなので、そのままcommit。いろいろとヤバいプラグインが書けそうですぜ、ひひひ。つーか、TrackBackよりこっちの可能性の方がオモロイ……。
TrackBackのうんと近視眼的な活用方法として、自分の過去記事への言及をする新しい記事を書いたときに使うのはどうかと思いついた。未解決の記事に対する解決編、とか。日記だとそういうことってけっこうあるし。ツッコミとはちょっとニュアンス違うしな。
■ 「スーダラ節」vs「地上の星」
[(c)SHO] 昼休みに植木等を聴くつーのはどうよ >おれ [houkou] あははは [わかぬ] ふふ [(c)SHO] 無責任気分増大ちゅう [ishii] 地上の星とか聞くと、午後やる気出るかな? [(c)SHO] ダメじゃないかな [(c)SHO] 社運とかかかってないし(笑) [ishii] ですよねぇ・・ [houkou] 社運かかっててもどうか(笑)
「スーダラの星」ってとこで、どうかひとつ。
■ 印刷用CSS
naokoさんトコにツッコんだこれなんだけど。別に新たなCSSを作る必要はないのだ。
印刷用の微調整を、「@media print { 〜 }」って感じでいま使っているCSSの末尾に挿入すればいい。例えばWalWiki(たぶんYukiWikiも)では、
@media print { .tools, .footer { display: none; }; }
って感じにするだけで、ナビゲーション用のリンク類とクレジットが消える。さらに
@media print { .header { font-size: large; text-align: center; } h2, h3 { font-size: medium; } a { text-decoration: none; } }
なんて感じにすると印刷してもくどくないので、会議に出しても浮かないよ。実はruby-lang.orgには、tDiary化した時から似た仕掛けがこっそり入っている。各記事を印刷すると、けっこういい感じになるのである。
■ 米、イラクに侵略開始
とりあえず、1日の最後に、実際にあったことを記しておこう。
2004-03-20(土)
■ tDiary
自宅サーバに、やっと最新版のtDiaryをテストできる環境を作る。とばっちりを受けてこま犬ライブラリも常にHEADになっちゃったけど、まぁいいや。BlogKitの開発環境にしちまおう(ぉぃ)。
これで1.5.7に向けてバリバリ開発できる!(といいなぁ)
■ tDiary: TrackBack
とりあえず、TrackBack送信時のセクション指定を実装。というかパッチ取り込み&改造。もう寝よう。
rubyのsocketが/etc/nsswitch.confの指定に引きずられるという、2000年あたりに発覚した現象が、なぜかうちの環境ではいまだに発生していてハマる。/etc/hostsを優先してくれないと、テストがでけへん……(←あまりテストしていないことへの言い訳)。
2005-03-20(日)
■ 映画: ローレライ
日本特撮映画最後の良心、樋口監督作品ということで、見てきた。今年もまた邦画ばかりになる予感……。まぁ、悪くはないけど、手放してほめられるほどでもない、★3つってとこですか。
潜水艦モノってぇのは、動と静のコントラストが肝だと思うんだけど、脚本のせいか、1秒2秒を争う場面で「静」の演出がやたらと顔を出してしまい、緊張感をそぎまくってくれるのが痛かった。ああいうのはテンポよく飛ばして、あとで振り返ればいいのに。
特撮は、さすが樋口監督、かっこいいアングルにはこだわるよなぁ……と思ったが、CGはもう「ひと計算」欲しかったかも。やっぱCG臭さが抜けきってない。あれが日本映画の限界なのか。
B29も全面(?)CGだと思うんだけど、のノーズアートが妙に目立ってて変だなと思ったら、クレジットに押井守の名前を見つけて納得。そういえば、軍人の描写とかが、押井アニメっぽかった。影響受けまくりって感じ。
◆ michieru [庵野秀明の名前もあったよ。絵コンテ協力だったかな。]
2006-03-20(月)
■ Gmailは勝手にReply-Toが付く
メールで指摘されて初めて気づいたんだが、Gmailから出すメールにはすべからくReply-Toが付くんだそうだ。有名な話らしいが、ぜんぜん知らなかった〜。この状態でMLに返信すると、元メールのReply-Toを尊重する設定になっているMLの場合、そのメールへの返信がML宛てでなく、おれ宛になってしまう。これは困る。
で、設定しない方法があると教わったんだが、現在、この設定は弾かれるようになっているようだ。Compose画面ではReply-Toを任意に設定できないので、ということはGmailでReply-Toをつけない設定はできない? うげー。
とりあえず要望は出しておいたが、当面MLに返信するときはBecky!使わないとダメかなー。とほほ。
■ アフォーダンス―新しい認知の理論 (岩波科学ライブラリー 12)(佐々木 正人)
アフォーダンスについてちょっと真面目に知っておこうと思って買っておいた本書を読んだ。薄い。が、中身は濃い。つーか、ユーザビリティやデザインの本だと思ってたのに、実は脳の本でしたよ、わはは。もっとプラグマティックな内容を求めていたので肩透かしを食らったけど、面白かった。
ホーキンスのアレと、同じようなことを書いているような気もするし(こっちの方が古い本だが)、正反対のことを言っているような気もするし、ぜんぜん違う話をしているような気もする。消化するまで、しばらく時間がかかりそう。なので、エピローグにあった、気に入った言葉だけ引用しておこう:
デザイナーは、道具の要素となる「形」の専門家ではなく、(中略)人々の「知覚と行為」にどのような変化が起こるのかについてしっかりと観察するフィールド・ワーカーである必要がある。
「フィールド・ワーカー」。いいね。って、ここだけ引用すると脳の本には見えないな。脳の本ですよ。
◆ ただただし [えー、ギブソンの本も買ってあるんだから、くじけるようなこと言わないでよ〜(笑)]
◆ Hiroshi [Gmailを英語のUIにすると大丈夫とかいうことはないでしょうか。 > Reply-To: 日本語のUIに変更してど..]
◆ やまぐち [私も12年前ぐらいに、卒論に関連する話で読みました。懐しい… 実際に書いた卒論は、全然別な内容になってしまいましたが..]
◆ yonemako [わたしも英語UIで使ってます。今実験したけどReply-Toはつかないみたいです。]
◆ TrackBack [http://sho.tdiary.net/20060321.html#p01 ただのにっき Gmailは勝手にRe..]
◆ ゆきち [> ユーザビリティやデザインの本だと思ってたのに、 これは、ノーマンがひろめた誤解です。そもそも、アフォーダンスは身..]
2007-03-20(火)
■ ピーナツバター作戦 (Seishinsha SF Series)(ロバート・F. ヤング)
少数の海外翻訳SFマニアのために薄くて高い本を出版するという、そう遠くない将来に主流になるであろう戦略を先取りした青心社のシリーズを1冊買ってみた。こんな本ばっかりになったら、おらは破産だよ。今のうちにブックオフで古い文庫本を買い漁っておくべきか。
それはさておき、愛に満ちた短編SFを書かせたら右に出るものはいないという評価のヤングだが、現代の視点では「童貞君の妄想爆発ストーリー」にしか見えない。愛じゃねーだろー、これは……。もっとも、知識不足のせいで(妄想の中でも)一線を越えられないタイプの若々しい童貞君なので、多少救いがあるが。いやまぁ、そういうところがちょっとレトロで面白いけど。
ただ、最後の「われらが栄光の星」だけは、じつにいい純愛小説になっていて、SF小道具の設定やストーリー展開も含め、かなり楽しめた。これは収穫。
■ タイム・シップ〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)(スティーヴン バクスター)
以前ma2さんが傑作と書いていて、「そう言えば読んでなかった」と思って買ってみた。H・G・ウェルズの『タイム・マシン』の公式な続編として書かれた長編。面白かったよ、うん。
ただ、『タイム・マシン』とはずいぶん位置づけが異なると思った。『タイムマシン』は、解説の冒頭にもあるようにすべての時間旅行SFの祖になったほどの影響力を持った作品で、いわばセンス・オブ・ワンダーの塊だ。
一方『タイム・シップ』はエンターテイメントに徹していて楽しく読めるんだけど、目新しさはほとんどない。時間理論はありがちな多世界解釈だし、さまざまなエピソードも時間SFとしてはかつて読んだことのある感が強い。終盤のはじけっぷりはさすがバクスターだったけど、全般的には「よくできたまとめサイト」みたいなイメージ。
こういう小説が成立するということは、もはや時間SFに新しいネタはないってことなのかもね。
余談1: 「たいむしっぷ」で変換したら「タイム湿布」になってしまった。すごくくだらないショートショートっぽい。
余談2: <観察者>の描写をさらっと読んだら、スプー(しょうこお姉さんバージョン)が思い浮かんでしまい、最後までそのイメージで固定されてしまった。
2008-03-20(木)
■ Safari 3.1 for Windowsを試してみた
朝起きて、立ち上げておいたPCの画面に何か出ているので見てみたら、「Appale Software Updates」だった。はて、iTunesでも更新されたかな、と思って確認したら、Safari 3.1だった。それって「更新」じゃないし! 「ご新規」だし!
ほんとにもー、自社製品に自信満々なのはいいけどさー。押し付けがましいというか、こういうところがAppleのイヤなところなんだけど。マーケティングもローカライズしろよっつーか。
とはいえ、「レンダリングがめちゃめちゃ速い」とか、「JavaScriptの実行速度が最高クラス」という噂も聞こえてくるので、入れてみた。自分のサイトのデザインチェックするのにも使えるし。JavaScriptの実装が優れているなら、Ajax系サイト専用ブラウザとして使っているFirefoxの代わりにしてもいい。……と思ったが、
- Gmail: 長いメールをスクロールして読んだあとで次のスレッドに移動すると、ページのトップに移動してくれない。これではメールがさくさく読めない。
- RTM: Ctrl+Shift+左右カーソルキーでリスト間の移動ができない(タブ切り替えになっちゃう)。うーん、キーボードショートカットが上書きされちゃうと厳しいな。
ということで、常用するのは難しそうだ。
だいたい、ダイアログボックスの「OK」「キャンセル」の配置が逆のアプリなんて怖くて使えねーよ! Windows文化に合せる気ゼロかいな*1。
*1 ちなみにiTunesはちゃんと「OK」が左になっているので、できないわけではなさそうだ。
■ Windows Vista SP1を入れた
Safariなんかで遊んでる場合じゃないのだ。
昨日、待望のWindows Vista SP1が公開されたので、さっそく入れてみるのだ。「これでVistaはやっと実用になった」なんて評価があるくらいのシロモノなので、いろんな不都合が解消されているのは間違いない。テスト期間も十分長かったし、トラブる可能性も低いだろう。
普通にスタートメニューから「Windows Update」を選ぶと、すでにSP1が登場している。まだ自動ではダウンロードもしてくれないので、選択してインストール。ダウンロードに20分くらい、その後アップデート作業に入って(その間なにもできず)40分くらいか。ほぼ1時間かけて完了した。途中で変な確認操作がいらなかったのは良いね。
で、ログインして真っ先に、一番気になっていたバグが直ってないことに気づいてがっくり。ちなみに、マウスポインタがログインしなおすたびにデフォルトに戻ってしまうというバグである。Microsoftにはマウスポインタを変更してるヤツはおらんのかいっ。コンパネからマウスを選び、ポイントタブを開いてOKするだけで直るんだけどさ。まぁ、めったなことではログオフしないので頻繁に出会うバグではないが、一番イラつくタイプのバグである。
あとはそんなに変化があったようには感じない。ただ、ファイル操作がだいぶ早くなったのは確か。以前はファイルの移動やコピーで、とっくに処理が終わっているはずなのに処理中を示すメッセージボックスがなかなか消えなかったんだけど、今はサクっと消えてくれる。全体的にキビキビ動く感じになったかな。まぁ、いいCPU奢ってるんだから、これが普通だと思うが。
2009-03-20(金)
■ pocketerでミニ名刺を作った
いつの頃からかオフ会で名刺交換をすることが当たり前の風潮になり、かといって自分は会社バレしてないので個人名刺を作るのも面倒で*1……ということで、2年くらい前から見かけるようになったミニ名刺を作ってみた。フリスクサイズの小さな紙で、裏全面に写真を使えるちょっとオシャレな名刺である。
今回使ったサービスはpocketerで、まぁ、はっきりいって先駆者であるmooのminicardsの日本版コピーである。mooとの違いは、
- (サイトが)日本語なので操作に戸惑わない
- 納期が早い(1週間と書いてあるけど実質3日で届いた)
- ちょっと高い
- livedoorPICSやフォト蔵が使える
来週末にオフ会があるので、そこに間に合わせたかったから今回は短納期を重視した。あとフォト蔵使ってるし。
使える写真の比率が1:2.5なので、あらかじめ手元で選んでおいた写真をそのサイズにトリミングしてフォト蔵にアップロード。専用のフォルダを作ってまとめておく。サイト上でもトリミングできるけど、写真が何十枚もあるなら使い慣れたツールでやっておいた方がいい。
あとはサイトの指示に従って表面のデザインを決め(といっても6行ほどのテキストを入力して、必要ならお仕着せのアイコンかQRコードを入れるだけ)、枚数を指定して発注するだけ。戸惑うことはほとんどない。16日の深夜に発注して今朝届いたので、3営業日で入手できたことになる。
で、誰かにもらったmooのminicardsと比べてみようと思ったけど、これが見つからない(笑)。小さいからすぐ行方不明になるんだよなぁ。って名刺の意味ねー。id:noplansにもらったのを発掘したけど、どうみてもpocketer製だったので比較する意味がないorz
記憶にあるmooと比べると、写真はきれいだがややボケ気味。あとmooはもっと光沢のある紙だった覚えがあるけどpocketerはマット仕上げ。これらは好みの問題か。まぁ、小さいものだし頻繁に見るものでもないから、よろしいんじゃないでしょうか。
*1 たまに自作してみたりしたけど長続きしない。
◆ ヨウスケ [なんだかよさげな名刺ですね! 一枚くださいw]
2010-03-20(土)
■ 横浜F 4-0 川崎@日産スタジアム
開幕戦が車載オフだったり雪の日に遅くまで仕事だったりしたせいで、晴れて今日がおれの開幕戦だぜ。……なのにこの結果! ひどい!!
こんなに大差で負けたのって、記憶にないんだけど。大量失点はあるけど、4点差ってなくない?
一見、DFが崩れたのが原因なように見えるけど、実際は中盤がまったくボールをキープできず、パスも通らなかったせいで、攻撃が組み立てられなかったからだと思う。パスの出どころ(ケンゴ)と、出しさき(ジュニーニョ)がいないだけで、こんなにも攻撃の幅がなくなるとはなぁ。個人技で上回るマリノスの選手が2人がかりでプレスに来てるのに、誰もサポートに駆け寄らないんだもん、ボールを奪われてもしょうがない。これは菊地がいないせいもあるか。
あとはやっぱり采配ミスか。開幕戦を見ていたかみさんから、稲本がちゃんとフィットしていると聞いていたので、楽しみにしてきたんだけど、マリノスがちゃんと稲本対策をしてきたせいで、まったく力が発揮できない。それに普段はスタメンじゃないDF薗田にミスが目立ち、失点続き。どっちも序盤で明らかになった問題なのに、後半に入ってもぜんぜん対処しなかったように見える。終盤投入された楠神がいい動きをしていたおかげで、最後の10分だけはなんとか格好がついたけど、それだけだったなぁ。
まぁ、頼りにしていた主力選手が何人も欠けてしまっている状況で、どうにもならないのはわかるしなー。プロジェクト運営をしたことのある身であれば高畠監督の苦境もわかるだけに、なんとも言えないのだけど……。
2011-03-20(日)
■ 「萩の月」と東北の思い出
震災つながりで東北に想いを馳せることが増えているのだが、東北のおいしいものと言えば、なんといっても萩の月。三食ぜんぶ萩の月でも文句がないくらいに大好きなお菓子なので、あっちの方に行く予定がある人にはかならず土産を頼むところなのだが、そういえばもう何年も食べてない。日持ちがしないから、土産にするにもハードルの高いお菓子なのだよな。
萩の月を現地で、しかも思う存分食べた記憶をたぐって、カブで東北ツーリングをした時のことを思い出し、まだ残っている当時の日記を読み返してみたり。買ったばかりのスーパーカブ90DXで、往復8日で2,400km、青森まで行って帰ってくるだけの強行軍。カブの足だと移動するだけで精一杯の距離なので、観光もなにもあったもんじゃない、ただ走っているだけの旅だったけれど、実に楽しかった。あれでカブの奥深さに目覚めたんだよなー。もう20年以上前の話だよ。文体が妙に若々しくて実に気恥ずかしい。
5月の連休(独身で、しかも工場と同じシフトでの勤務だったので10連休とか普通にとれたのどかな時代)だったのに、東北各地のでキャンプはめちゃめちゃ寒くて、あれよりもひと月半以上はやい今の季節、燃料もままならない避難所ではさぞかしつらいだろうと思う。寒いとぐっすり眠れないんだよねぇ。
……と、震災の話に戻ってきたので、萩の月がどうなっているのか心配になり、三全のサイトを見てみたところ、地震の直後こそ休業していたようだが、今は徐々に復旧しているようだ。すばらしい。支援のために何か買おうと思ったが、残念ながらオンラインショップはいまだ休業中。肝心の萩の月は買えないけれど、ずんだシリーズもどれも美味しそうだ。復活したらきっと買うので、がんばって欲しいな。
2012-03-20(火)
■ ライトウェイトスポーツ的なスマートフォンが欲しい
こないだEMOBILEからLTEサービスへの乗り換えキャンペーンの電話があって(メールじゃなくて電話がくるのがなんかすごい)、GL01Pが2年縛りなら端末無料でかつ月額料金も下がるというので悪い話ではないんだけど、Desire (X06HT)もそろそろ2年になるから合わせて考えるといろいろ悩ましい。
iPhoneを捨てたのが中途半端な時期だったせいでホワイトプランの残りはまだ1年あるからメインキャリアはこのままSBMでいくとすれば、貧弱な回線をカバーするためにセカンドキャリアが必須になってしまう。となるともう、EMOBILEを継続せざるを得なくて上の提案をそのまま受け入れるのが吉だろう。ちなみにWiMAXは屋内や地方が苦手でおれの利用シーンには合いそうにないので除外。
そのセンでいくと次期端末は今出ているSBMの端末から選ぶことになるのだけど、どれもぱっとしないんだよなぁ。STAR 7 009Zなんて小さくて色もきれいでいいんだけど、スペック的に満足できると思えない。というか、CPUはせめてDual Core、メモリは潤沢で、ディスプレイサイズが4インチ未満、OSはICS化が見込めるという端末がない。HTC端末は気に入っているのでOneシリーズを扱ってくれるといいんだけど、あれも小さいのは性能面で劣るしな。贅沢言ってるのが承知してるが、デカいのも遅いのもイヤなんだよ! なんでスマートフォンには車やバイクでいうライトウェイトスポーツみたいなカテゴリがないのよ。高級外車とファミリーカーの二者択一とか勘弁してくれ。
もっとも、もう2つのキャリアを維持するのも面倒だし、ランニングコストもばかにならないので、違約金を払ってでも他のキャリアに集約するというのもありだ。もちろんディザリング前提で。となるとdocomoだけど、NEXT seriesのXi対応端末はやっぱりどれもバカみたいにデカいので手に取る気にもなれないのであった。うーん、どこもいっしょか(そりゃそうだ)。
あ、そうそう。先回りして言っておくと、「iPhoneに戻れば?」というのはもちろんナシです >主に@ogijunと@mrkn
◆ YaSuYuKi [条件にぴったり当てはまる端末だと、SonyのXperia U(おそらく4~6月に発表)が該当しますが、今度は、Son..]
◆ ただただし [たしかにXperia Uはいい感じですよね! SONYにトドメを刺してもいいなら、Xperiaをターゲットにしてもい..]
◆ yoosee [Xpediaは最近よくできてるし新機能にも積極的なので見なおしてますが、しかしソニエリからSonyになったタイミング..]
◆ ただただし [まだXperiaにするなんて言ってない!(笑) もっともdocomoに乗り換えるとしたらSBMの縛りが切れる来年まで..]
◆ たけむら [画面が小さければ、というより解像度が低ければ、CPUが遅くてもかえって操作感はよくなることもあるという印象を持ってい..]
◆ ただただし [描画がネックの場合はそういう面もあるでしょうね、メモリのスピードも効いてくるでしょうし。一方、明らかにCPUがネック..]
2013-03-20(水)
■ ナビスコ: 横浜F 1-0 川崎
ナビスコ初戦はアウェイ。実は三ツ沢に行くのは初めてだったり。見やすくていいスタジアムですな。屋根ないけど。狭いのでアウェイ席はぎゅうぎゅう……と言いたいところだけど、ニッサンスタジアムでやるときもマリノスはアウェイ席をすごく狭くするので混雑具合はたいして変わらないのであった。三ツ沢公園は、桜がもう五分咲きくらいで、今年はそうとう早い。この週末にはうちの近所も見頃かも。
……と本題と関係ないことばっかり書いているのはまた負けたからだけど。今シーズン勝ちなしですよ、うちのチーム。この試合はケンゴが代表に呼ばれてしまい、しかもその穴を埋める役が監督ご子息なんだから何も言えることはゴザイマセン。一部時間帯はすごく攻め込んでて、そんなに悪くなかったんだけど、そろそろ結果にこわだって欲しいものだ。あとパトリックが先発、90分間出っぱなしだったのは良いニュースだけど、いい働きをしたかというと……? すごく紳士的なヤツだというのはよくわかったが、新体制発表会で上映されたビデオとはちょっと別人だったぞ。
2014-03-20(木)
■ OWASP AppSec APAC 2014に参加 (4日目)
昨日に引き続きカンファレンスDayにして最終日。けっこう大物日本人の講演が入ってるんだけど、裏でやってる外人さんの講演も面白そうなので悩ましい。たぶん日本人の話は別のイベントでも聴けると思うので、なかなか聴けない人の話を優先で。
Beginning Mobile Security (Jerry Hoff)
わりと概略っぽい発表だったのでそれほど目新しいことはなく。ただ、モバイルアプリのリスクの多くはいまだサーバサイドにあるのだから(OWASP的な観点で)Web技術のセキュリティは引き続き重要だよ、という指摘は重要。技術者はついつい目新しい方に引っ張られてしまうし。あと、やたらとPhoneGapをdisっていた(たぶんブラウザの保護のない領域で安易にHTML+JavaScriptを使っているという視点だと思う)。質問タイムに「LINEがhttpsを使っていないのをどう思うか?」という質問が出て(本当?)、「たいしたコストアップになるわけじゃないし、やらない理由はないね」とさらっと答えていたけど、そうかぁ?
Open Mic
竹迫さんのを聴くかどうか悩んでこっち。松並さんのSecurity Analysis of Specification / design in SONY’s wayは、分析・設計フェーズでのセキュリティ担保をどうするかという話でなかなか興味深かった。つまるところ形式手法的なやり方で設計に穴がないことを証明しようというアプローチで、昨日の山口さんの「守るべきはデータ」という視点をきちっと入れられそうで良い。良いのだけど、いかんせんやり方がExcelワークすぎるので複雑なシステムでは(主に予算が)破綻しそうな気がするのと、アジャイルなプロジェクトと相性が悪そう。本当に形式言語サイドからのアプローチがあったら面白いとは思った。
で、これが時間オーバーしてもまったく終わる気配がなく、主催者もいっさいストップをかけなかったので(ちゃんと仕事してたタイムキーパーが気の毒だった)、昼食とってたら午後のひと枠が聴けなかった。こういうのは困る。
Application Security at DevOps Speed and Portfolio Scale (Dave Wichers)
で、午後ふた枠目は逆にアジャイルにすり寄ろうという提案で、DevOpsの仕事に乗っかって、セキュリティ関連のテストもCIで動かせという話。セキュリティ万全なはずの銀行サイトよりも普通のWebサービスの方が好成績だったりする現状から、Web企業のやり方がよさそうと気づいた……のかな? セキュリティチェックを自動化するためのセンサーの開発などやることはいっぱいあるけど価値はあるよ、と。
Security in an Interconnected and Complex World of Software (Michael Coates)
……で最後の基調講演では「モジラではCIでセキュリティチェックやってるよ」みたいな話題がさらっと出てきて笑ってしまった。まぁ、実際にセキュリティの観点からきちんとテストが書かれているとは限らないけど、Web Drivenな企業なら普通にやってることかも知れない。
OWASPグッズを買うと寄付になるということだったので、マグを。会社で使ってるAmazonのマグが保温性ゼロになってしまったので代わりに使おう。
2015-03-20(金)
■ https://www.amazon.co.jp/dp/B00UTYXQD0
「FLIP-FLAP」はとよ田みのる作品の中でもピカイチの傑作だと思うのだけど、個人出版でKindle化という情報を得たのでさっそく購入。DRMのかかった電子書籍は基本的に買わない方針だけど、まぁこれは「応援」の意味合いの方が大きいので良しとする。
あのピカピカの表紙は使えないだろうと思ったら新たにイラストを起こしてるわ、冒頭がカラーページになってるわ、おまけもちゃんと収録されてて(というかむしろ増えてて)、これはお得ですねぃ。すでに紙で持ってる人も買うべき。ちょうど卒業式シーズンだし!
◆ yoosee [む、個人出版なんですね。]
2017-03-20(月)
■ 大江戸Ruby会議06へ行ってきた
The RubyKaigiが全国行脚を始めてしまったので、わりと気軽に参加できるのは大江戸か東京Ruby会議くらいになってしまった。まぁ地方民と同じ条件になったということである。
今回の大江戸Ruby会議は、中学生でRubyコミュニティにデビューした@sora_hがとうとう成人したというので、それをお祝いするという趣旨。なので会場も御茶ノ水のsola city Conference Centerである。「R」と「L」の違いはあえて無視ということなのだろう。
@sora_hとはRuby会議2010の会場でtDiaty 3.0.0のリリースをお祝いしてくれたのが最初だったねぇ、そういえば。あれからもう7年近くになるのか。その間、tDiaryのバージョンはまだ2しかあがってないが。
トークの白眉は@rosylillyかなー。@sora_hの過去を暴くといった風のプレゼンながら、その実体は「意欲のある若者をどう育てるか」という教育論。最終的に出てきた「密度を上げて時間で殴る」という結論は、じつはかなりオーソドックスなものだと思うけど、あの若さでそこに至るのはすごい。
それより「初期衝動」を植え付けるのが難しいという指摘の方が重要だと思うのだけど、個人的な経験では、あれは稀に偶然にしか植え付けられない。なので、初期衝動をすでに持ってる人を見つけ出す方がいいと考えていて、今回の@ken_c_loのトークにも出てきたP4Dとか、あとrails girlsとか。そういう「餌」をまいておいて、動機のある人を誘い込んでから育てるのが有効だし、非常に楽しい。
ここから宣伝→ そんなわけで「OSS開発に対する初期衝動を持ってる人たち」を集めて背中を押してあげるOSS Gate東京ワークショップが今週土曜に開催予定。まだ空席があります。メンター役も募集中。 ←宣伝ここまで
あと面白かったトーク……@ujmの高濃度雑談はすごい芸だった。真似できねぇ。あとは前田さんのTextbringerは、tDiaryのソースコードでもテストしてくれてるらしいので(笑)、いっぺん使ってみないとなーと思っていたし、とりあえずRTMのタスクにした(が、「Emacsライク」という最大の精神的障壁を越えられる自信がないVimユーザ)。
2019-03-20(水)
■ 映画「移動都市/モータル・エンジン」を観てきた
公開直後からTwitterやFacebookで「モータル・エンジン」ってキーワードが目に付き始めて、なにかと思ったら「移動都市」の映画が公開されたんだって(原題どおりだが記憶になかった)。原作を読んだのはもう10数年前だが、かなり気に入っている作品だ。
さーて、困った(笑)。言うまでもなく、好きな小説がよい出来の映画になることはほとんどない。これもそのクチだと思うじゃん? とはいえ、あの"都市"が動く様は観てみたいよなぁ……という誘惑に負けて、観てきた。
いやー、良かったよ。上映館が少ないからどうかと思ったけど、少なくとも"ロンドン"が荒廃したヨーロッパの大地を走り回って他の都市を捕食するシーンだけでも見る価値はある。またロンドンの造形が実にいい。現代のロンドンのモチーフをモザイク状に組み合わせて「でっかくて強い都市」をちゃんと作り上げている。住人の描写なんかも凝っていてすばらしい。まぁ、他に大きな都市は登場しないので、都市どうしの食い合いは楽しめないんだけどね……さすがに大規模都市を複数登場させるだけの予算はなかったか……。
この作品、そういうド派手な舞台装置も見どころだが、本筋は克服不可能なほどのハードルがあるボーイミーツガールなストーリーだ。映画のキービジュアルは顔を隠したヘスターだけで、もう一方の主役であるトムの姿がないのがめっちゃ不安だった。実際はまぁまぁ2人の関係の変化が描かれていて*1、及第点かなぁ。ヘスターの顔の傷もかなり大胆につけられていたし。
それよりもシュライクとヘスターの関係、とくにシュライクの描写がめっちゃ良くて感激。ヘスターとトムがシュライクに追い詰められる2回のシーンは、どちらも本当に手に汗を握ったし、息ができないほどだった。これもすばらしい。
ひとつ難点をあげるとすれば、飛行船。飛行船というより「謎の技術で飛ぶ飛翔物体」って感じで、さすがにこれはデザインを優先しすぎて物理的には飛べないだろうというシロモノ。引火しやすいってことは水素が入ってるんだろうけど、とてもペイロードを浮かせられるとは思えないちっぽけな気室と、燃料がどこに入るのかもわからない謎のジェットエンジンを搭載。これが現代の戦闘機なみに縦横無尽に飛び回るんだから、かなり白けた。原作では飛行船と都市の戦い方についてけっこう詳細な描写があったはずなので、ここを妥協して見栄えを優先してしまったのは残念だ。
とはいえトータルでは見どころ満載の楽しいエンタメ映画になっているので、観て損はないと思う。
*1 あざといキスシーンで終わらないのはとてもよい。
■ 映画「スパイダーマン:スパイダーバース」を観てきた
アメコミ原作の映画はあまり観ない方ながらこのアニメはなんだかめっちゃ評判がいいので気になっていたんだけど、機能美Pのレビューを読んでやっとそのわけがわかったので観てきた。機能美Pのオススメならハズレなわけがない(笑)。
面白かった! これはすごいアニメだ。
まずはっきりしておくが、プロットは凡庸だ。家族との確執、気になる女の子との出会い、良き大人による導き……よくある少年の成長譚。なのでそこはわりとどうでもいい*1。
この作品で見るべきなのはとにかくその映像だ。実験映画と言ってもいいくらいに冒険満載の映像、その魅力に尽きる。詳しくは上のリンクと映画『スパイダーマン:スパイダーバース』のアニメーター若杉遼にインタビューを読めばいい。ディスニー&ピクサーによる計算機パワーでぶん殴る系とはちと違う、むしろ日本のアニメファンが信仰する「手描き」の魅力がたっぷり詰まってる*2。
スパイディたちの造形も魅力のひとつだと思う。日本で人気のペニーが単にかわいいだけでなくあえて90年代あたりのジャパニメーションをベースに描かれているのは日本に対するリスペクトの現れだろう。もうひとりの女性スパイディであるグウェンも良い。個人的に、彼女の頭に魅力のひとつである剃り込みが入ってしまうまでの流れが丁寧でとても好き。
吹き替えで観たんだけど、声優陣の起用も良かったねぇ。ド安定の大ベテランから、実力派の中堅、気鋭の若手でバランス良く揃えた鉄壁の布陣。そうそう、これでいいんだよなぁ。色気を出してお笑い芸人や不慣れなタレントとかを入れないでくれて本当に良かった。
ともあれ「ソニーピクチャーやるじゃん!」と見直した一作になった。このスタジオの作品には注目していきたい。
2020-03-20(金)
■ 寒川神社~茅ヶ崎海岸
新型コロナウィルスの影響で週末のライブ*1が飛んでしまってしょんぼりしていたら、かみさんがどこかに出かけようと誘ってくれた。行き先の希望を出すのはもっぱらかみさんだが。
で、春分の日の今日は寒川神社で特別な御札を出すそうで、まずはそちらへ。ちなみにどこがどう特別なのかは最後まで不明のままだった。まぁレアなのでしょう。空は雲ひとつなくて気温も高く、ぜっこうのお出かけ日和だが、コロナ騒ぎで出かける人も少ないんじゃないかという予測もあって、混み具合がぜんぜん読めなかったが、駐車場で少し待つ程度でそれほどでもなかった。
その後、茅ヶ崎まで南下して、快飛(かっとび)へ。しらすが売りだそうだが、残念ながら今日は荒天につき生しらすの提供はなし。風強いもんねぇ。ちょうど昼どきだったが2組ほど待っただけで入れた。これも普段の混み具合がわからないので空いてるかどうか不明。
食後は海岸に出てみたが、とにかく風が強くてまいった。もちろん波も高いのでサーファーはたくさん海に入っていたし、砂浜にもそれなりに人がいたけど、これも普段を知らないので(以下略)。もっとも、浜降祭でおなじみの海岸はさらに風が強くて海も荒れまくっているので、ほとんど人もサーファーもいなかった。
*1 シャニマスのスプリングフェスティバル2020。
2021-03-20(土)
■ 寒川神社~茅ヶ崎
春分の日なので例年のコースで。今日は暖かったですね。シャツにパーカーをはおる程度でも屋外で行動できた。神社の混雑はそこそこで、待たずに無料駐車場に入れられるくらい。
快飛では地魚丼を。不漁で生しらすがなく、釜揚げしらすになっていたのが残念。いや釜揚げしらすも好きだし、そもそもそれ以外の魚が旨いのでなんの問題もない。
■ THE IDOLM@STER SHINY COLORS 2ndLIVE STEP INTO THE SUNSET SKY Day1を配信で視聴した
茅ヶ崎海岸を散策後、帰宅したらもう開演時間だ。あわててネットにつなぐ。イベント(?)をはしごできるのは配信ライブのいいところだけど、事前の気分の盛り上がりには欠けるよなぁ。
シャニマスはじつはとっくの昔に脱落していて、タイミング的にはノクチルはいっさいプロデュースできてない感じ。シナリオとイラストのクオリティには高い評価がある一方で、ゲームシステムは時間(or金)ばかりかかって面白みがないというのが(シャニマスにどっぷりはまっているPたちも含めた)平均的な評価だと思う。アイマスが忙しくてアイマスをやってる暇がないという現状で、時間のかかるコンテンツは最初に切らざるを得ない。そんなシャニマスのアイドルたちにも、ポプマスではちょっと会えてるからいいんだけどさ。
そんなわけで、アイマスとしては久しぶりの有観客ライブであるにもかかわらず*1、現地チケット争奪戦にはまったく参加しなかった。会場が幕張の展示ホールだというのもあるけど。あそこはフルフラットで見通しが悪すぎるからな。
そんな会場の不利をなんとかカバーすべく、今回のライブはセンターステージから4本の花道がのびる。シンデレラの8th名古屋と同じレイアウトだな。中央の回転ケーキも同じ。これはいいアイデアだと思う。加えて1人乗りのトロッコが数基。
1st以降の楽曲すら買ってないので、知らない曲も多かったんだけど、シャニマスでイチオシの「シャイノグラフィ」が早いうちに聴けたのはよかった。いい曲だよねぇ。サビの上昇感が最高。
全体曲コーナーが終わった後はユニット別に2曲ずつという構成で、このへんがくっきり分かれるシャニマスは、分かりやすいのはいいけど面白みにはちょっと欠ける……とか言ってたら、放クラの最後のMCの最中に大きな地震がきた。ついこないだ(10年ごしの)余震があったけど、それの関連だ。
幸い大きな事故にはなかったものの、音声が乱れたりしている中、状況が安定するまでアドリブでMCを続ける放クラの面々(今日ははるすけがいないので4名)に、声のない声援を送る。そういえば、ミリオンの2ndも幕張で歴史的な音声トラブルがあったよなぁ。
そんなこんなで一時中断が決定され、本来のセトリから何が端折られたのかもわからないままライブは進むのだった。明日へ続く。
*1 実際はSideMのプロミが先に観客を入れたのかな、SideMもまったく追えてないのでわかってないけど。
2022-03-20(日)
■ 話題のキャットフード「AIM30」を買ってみた
猫の腎臓疾患を直すタンパク質「AIM」の研究が資金難で頓挫しているという話をうけ、全国の猫飼いから億単位の寄付が集まり、製品化を目指して研究者が独立……という流れになったのは去年の話。といっても、猫用とはいえ製薬に必要な時間はかなり長いはずで、うちの猫たちが生きてるうちに恩恵を受けられるかどうかは怪しいよな、と思っていた。
なので、まさかのキャットフードで製品化と聞いたときはさすがに眉に唾したね。
実際はAIMを投薬するものではなく、猫の体内にあるAIMを活性化する物質を含む餌というのを知って、なるほどそれならと買ってみた。ようするに、すでに重い疾患を抱えている猫を治すんじゃなくて、予防効果を狙ったものってことね。
ちなみにAmazonではべらぼうな値段がついていて躊躇してたけど、今日ホームセンターで見たら良心的な価格がついていて、いつも与えているRoyal Cananとほぼ同等だったので、それならためらう理由はないわな。食いついてくれるといいんだけど(まだ与えてない)。
サンライズ AIM30 11歳以上の室内避妊・去勢後猫用 腎臓の健康ケア 600g
マルカン
¥1,091
「AIM30」の「30」は猫の寿命が30年になる(かも)という話を受けてのネーミングだよなぁ。あと数年と思っていたうちの猫たちとの生活が、あと15年以上になるなんて、夢みたいな話だ。
2023-03-20(月)
■ 「THE IDOLM@STER SHINY COLORS 5thLIVE If I_wings.」のDay1を配信視聴した
Day1はフロンターレの試合とかぶっていたので、Day2からリアルタイムで観ようと思っていたんだけど、ちゃんと順番に観た方がいいよ的なnoticeを食らったのでアーカイブ配信が始まるまで待って視聴。
5thLIVEの発表とともに「If I_wings.」というタイトルを聞いて、「あー、シャニ運営は傲慢で下品だし、このプレースホルダにはかなりネガティブなワードを入れてくるだろうな。例えば……"LOST"とか」などと想像したんだけど、まぁビンゴだわな。
ほとんどのアイマスは分け隔てなく愛することにしているものの、最近のシャニマスはだいぶ「合わない」感が出てきてしまって「not for me」のラベルを貼っている。ログインボーナスだけは受け取ってるけど。
原則として、いまのシャニの方向性はマーケティング的には正解だと思っている。ラノベやそのコミカライズ作品がやたらと巻数を重ねてディテールを積み上げることを良しとしている風潮をみればわかるように、オタク向けエンターテインメントの流れは「公式から多量の情報を与えて、受け手はそれを享受するだけ」のが広く売れる状況にある。
シャニマスも開始当初は古き良きアイマスを踏襲するだけで同じアイマスの中でカニバる未来しか見えなかったけど、じわじわと方向転換をして、濃密なコミュシナリオで徹底的にアイドルのディテールを掘り下げる「現代的」なコンテンツになった。明らかに若い層(といってもアイマス標準からみての若さなのでそこそこの年齢層だけど)に刺さるようになった。良いことだ。
といっても、おれは余白を想像で補うのが好きなタチなので*1、そういう方向はno thank youなんだよな。
そういうわけで、Day1の「もし263プロが解散してアイドルたちが引退することになったら」という「IF」には付き合い切れない。そもそもアイマスにおいて、アイドルの命運を握っているのは我々プロデューサーだ。アイドルの引退は、Pの失策によってもたらされるものであって、運営によって一方的に押し付けられるものではない。それを「やって良い」と考えるあたりが、シャニ運営の傲慢さであり、下品さだと思うんだよね。
そういう予兆は以前からあって、たとえば2ndLIVEであった地震にまつわるMCをなかったことにしたり、3rdLIVEでステージセット上に取り残されたゆっきーのことにいっさい触れなかったり。そういう隠蔽体質は、Pと世界を「共有」するのではなく一方的に「提供」しようという姿勢の表れだと思う。
先に述べたように、こういう作り方はとても現代的だし、若い客を呼び込むためには正しい選択だと思うので、このまま進めばいい。単に、おれにとっては合わないな、というだけの話なので。そういうわけで、このDay1には見るべきところは皆無だったな。金を無駄にしてしまった。
*1 アイマスの中でデレが一番好きなのは、190人のアイドルを全員いちいち掘り下げる余裕はないから、想像の余地が大きいからだ。
◆ こ〜りん [そもそも休みになりません > 私 (泣 日曜も月1あればいいほうだし。 まあ、今の身分じゅしょうがないけど。]
◆ RedBug [CSSEditorは現在作成中ってことで、 設定したスタイルを書き出した CSS ファイルへのリンクは HTML の..]
◆ アビー [僕も飛び石は沈めました。連休はひさしぶりだ〜]
◆ くわ [次の定例会では、会社に対する不満等を持ちよる事になっているので、「社員のモチベーションはどちらが高くなるか、比べるま..]