2005-03-20(日) [長年日記]
■ 映画: ローレライ
日本特撮映画最後の良心、樋口監督作品ということで、見てきた。今年もまた邦画ばかりになる予感……。まぁ、悪くはないけど、手放してほめられるほどでもない、★3つってとこですか。
潜水艦モノってぇのは、動と静のコントラストが肝だと思うんだけど、脚本のせいか、1秒2秒を争う場面で「静」の演出がやたらと顔を出してしまい、緊張感をそぎまくってくれるのが痛かった。ああいうのはテンポよく飛ばして、あとで振り返ればいいのに。
特撮は、さすが樋口監督、かっこいいアングルにはこだわるよなぁ……と思ったが、CGはもう「ひと計算」欲しかったかも。やっぱCG臭さが抜けきってない。あれが日本映画の限界なのか。
B29も全面(?)CGだと思うんだけど、のノーズアートが妙に目立ってて変だなと思ったら、クレジットに押井守の名前を見つけて納得。そういえば、軍人の描写とかが、押井アニメっぽかった。影響受けまくりって感じ。
庵野秀明の名前もあったよ。絵コンテ協力だったかな。