2014-02-04(火) [長年日記]
■ GitHubの「その場Pull Request」をようやく体験、これはいいものだ
「その場Pull Request」なんて用語はないわけだが。正式になんていうのか知らない、よそのリポジトリにあるテキストファイルを、ブラウザ上で編集して、それがその場でPull Requestになるやつ。人に聞かれて「あれはいいですよね、便利」とか言ってたくせに実は自分でやったことなかったという(笑)。
ことの発端はJALのマイレージクラブが不正侵入された事件を受けて、そういえば数字だけのパスワード(と呼ぶのもおこがましいが)を使ってるサイトって他にないかなーとKeePassで探していたら(けっこうある)、長いこと使ってないアカウントがゴロゴロ出てきて、その中にRuby Bug Tracking Systemのがあって、記入してあったURLが今は使えなくなっていたので正しいURLを探して公式サイトからたどったら、そこのリンクも間違ってたことなのだ(長い)。
@hsbtが苦労してruby-lang.orgをGitHub管理に移行していたのは知っていたので、リポジトリを探し出し、該当ファイルをたどったら、おもむろに「Edit」ボタンを押す:
ポップアップにあるように、これをEditすると自分のところにforkされていじれるようになる(正確には編集後、保存して初めてforkされるようだ)。なのでその場でおもむろにURLを修正:
そしてコミットログとともに保存。するとシームレスにPull Request作成画面になるので、(コミットログが適切ならば)そのままアップストリームにPRが出せちゃった。こりゃ便利だなぁ、知ってたけど! 英語さえ障害にならなければ、コマンドラインに不慣れな人との共同作業もしやすいし、これは本当にいいデザインだ。
このPRはすぐにmakimotoさんがmergeしてくれた。(この日記を書いてる時点ではまだpublishされてないけど)めでたしめでたし。
で、数字だけのパスワードを確認するというもともとやってた作業のことをすっかり忘れてしまったのであった。途中で脱線するとすぐこうなる……。