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ただのにっき


2012-02-29(水) [長年日記]

ScanSnapでWebMoneyのプリペイド番号をラクラク入力!

長年日記を振り返ってみると、いちおうこの日記をつけ始めてから閏年の2/29にはちゃんと毎回日記を書いているようなので今年も何か書いておくかと思ったのだが、けっこうな雪が降ったことを除けばたいしたことのない1日なのだった。いやまぁ、なかなかたいした雪だったけどさ、明日の出社が恨めしいくらいには。

そうそう、先日予告したとおり、モゲマスの課金ユーザになったのだった。

最初、ソフトバンクのキャリア払いにしようとしたんだけど、「My SoftBank認証」をしようとすると「現在のお客さまのご契約では、My SoftBank認証設定をご利用いただけません。」と言われてしまうので投げていたのだが*1、せっかくなので「初WebMoney」でもしてみようと思い、コンビニで2,000円分のWebMoneyを買ってきたのだった*2。ちなみにネットではたいていの支払いはクレジットカードで済ませるようにしているんだけど、モバゲーは退会しても個人情報を削除してくれないそうなので、カード番号を預けるなんてまっぴらごめんである*3

で、てっきりカード状のものがもらえるのだと思ったら、ローソンのLoppiから買ったWebMoneyはただのA4の紙だった。そこに英数字16桁からなるプリペイド番号が印刷されていて、支払いのタイミングで入力しろとのこと。いやいや、16桁とか苦痛すぎるって! と思ったが*4、ふと思い立ってScanSnapに突っ込んでOCRをかけたらちゃんと間違いなく認識してくれたのでそのままコピペして難を逃れることができた*5。ScanSnapマジ素晴らしいな!! なお、WebMoneyの入力欄は4桁x4個にわかれているけど、16桁まとめてコピペしても大丈夫というどうでもいい豆知識まで得られたのであった。

ところで2000円分のモバコインはどうなったかというと、6回分の有料ガチャが5回分(つまり1500円)でできるセットがあったので試しに回してみたら、まぁ、血圧が上がるほどのレアカードは出なかったので、その後の追加投資に踏み切らせるようなことにはならなかったのであった。残った500円は来月分に残しておこう。

その後はじまった新しいSレアコンプガチャに知人がいっせいに資金を投入しているのを、人の射幸心を煽るのはけっこう簡単なんだなーと覚めた目でみながら、たった1回ガチャを回して「はいこれで今月分はおしまい」と平然としていられる自分の自制心の方がむしろ異常なんじゃないかと思えてきたりしてね。ソーシャルゲームこわいです。

Tags: idolm@ster

*1 契約時にそういう制限を入れたような記憶もあるし、ショップに行けば解除してもらえるという情報もあるので、まぁなんだ、あとは「ショップに出向く面倒くささ」を倒せばいいだけだと思う。

*2 WebMoneyウォレットはWebサイトの出来が悪くてトラブル多発と聞いていたので今回はパスした。

*3 カード番号くらいは消してくれると思うけどね。

*4 考えてみればクレジットカードだって16桁(数字のみだが)なのでそんなたいした話ではない。

*5 モバコインの購入はPC上のブラウザからもできる。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

sora_h [WebMoney ウォレット、使ってますけどパスワードの他に暗証番号を登録しろ(必須)と言われて、パスワードに含まれ..]

ただただし [未対応のクレカが弾かれることが多いらしいよ。]

sora_h [おお。クレカか。そうか。コンビニで買ったプリペイドをチャージしてる (銀行振込で払おうにもペイジー非対応の銀行だから..]


2012-02-28(火) [長年日記]

結局、「無料の電子書籍」ばかり読んでいる(2)

続き

Aozoragenのデバッグを兼ねて(←例によって目的と手段が入れ替わっている)最前線あたりの小説をパラパラと読んでいるのだが、やっぱラノベは合わないなーなどと言いつつ、『エレGY』はけっこう面白かった:

エレGY (星海社文庫)
泉 和良
講談社
¥796

ちょっと痛めのラブストーリー。登場人物はエキセントリックだけど、萌えやら魔法やらが出てこなところがいい。最初に絆創膏を貼るシーンが好き。著者名でググったら、ハヤカワJAからも出てるじゃないか。ぜんぜん知らんかったよ。

セドナ、鎮まりてあれかし (ハヤカワ文庫JA)
泉 和良
早川書房
¥93

たまに異ジャンルにでかけると発見があっていいね。

それにしても、PDF化して読んでるとときどき文字が欠けている部分があったりして、元をたどってみるとけっこうやんちゃな文字コードを使っているのが判明、一般的な文字に置換するようにスクリプトを改造したりして、グリフにこだわる作家の要求に合わせて電子書籍を作るのはほんとうに大変だと思った。

Tags: ebook

2012-02-26(日) [長年日記]

時の地図 上 (ハヤカワ文庫 NV ハ 30-1)(フェリクス J.パルマ)

「SFなのかなー」と思って手にとったのだけど、少なくとも終盤まではそうではなかった。この本はネタを割らずに感想を書くのは不可能だし、新刊というわけでもないので気にせずネタバレを書くけど。正直、「これはないなー」という読後感。ちなみに向井さんは絶賛していたので、そっちを信用した方が良いでしょう(笑)。

というわけで以下ネタバレ。

時間モノSFが過去を描くとしたらペストが猛威を振るう中世ヨーロッパか、切り裂きジャックが暗躍するロンドンかというくらいで、本書の舞台も19世紀末のロンドン。主人公は「タイムマシン」を発表したばかりのH.G.ウェルズとなれば、おのずとガチな時間SFを期待するが、実はそうではない。いや、表面上はそういう体裁をとっているけど、少なくとも第一部と第二部はタイムトラベルを装ったペテンの話で、これはこれでけっこうよくできているので楽しいのだ。ここまでは良い。そりゃそうだ、「ハヤカワNV」なんだから。とうぜん第三部にもそういう筋を期待するし、さまざまな伏線がどんなトリックで回収されるのか楽しみにしていると、今度は本物のタイムトラベルが登場してしまい、なんとも都合のいい結末がついてしまう。がっかり。

特に第三部のタイムパラドックスは手垢がついたというか、今どきそれはないんじゃないのという感じだし、それを成立させるためなのか語り手がしょっちゅうメタな話題を挿入してくるものだから、読んでてイライラしてくる(これはもう冒頭からしばらくそんな感じで、途中で投げ出したくなるくらいにウザい)。やっぱベストセラーとは相性が悪いのかねー?

時の地図 上 (ハヤカワ文庫 NV ハ 30-1)
フェリクス J.パルマ
早川書房
¥1

時の地図 下 (ハヤカワ文庫 NV ハ 30-2)
フェリクス J.パルマ
早川書房
¥1

Tags: book
本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

向井 [SFになっちゃうのは残念なんですが、最後にSFになっちゃうというのがネタバレなため感想に書けない、というのが問題です..]

ただただし [やっぱり、最後は残念ですよね!]

kitaj [「最後」だけが気になる!]


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